言葉の美しさ

今日のように、朝の天気予報で、「今年一番の暑さになる予定です」と言われると、覚悟ができるのですが、とにかく毎日暑いですね。そして、夕立が半端ない状況です。ここ数年の当たり前の出来事かもしれないですが、子どもたちは、今日も元気にプール遊びです。ファームで収穫した、トマトとキュウリを食べながら、子どもたちは、ミネラル吸収で、熱中症対策です。

 

さて、すでに真夏の天気で、梅雨らしくありませんが、まだ明けてはいません。雨が降ると、子どもたちは外遊びができないし、保育園ではプールに入れなくなってしまいます。でも、日本には、雨を表す美しい言葉が多くあります。

 

緑雨(りょくう)・・・青々とした新緑に降り注ぐ雨

紅雨(こうう)・・・春に咲いた花に降る雨

白雨(はくう)・・・夏の明るい空から降ってくる雨

黒雨(こくう)・・・空が真っ黒になるような大雨

 

そして、春雨・夕立・時雨などは、季語にもなっていますね。季節の移ろいを、日本の言葉の美しさと共に味わうことができますね。

 

ある小学校の先生の話です。雨の日に、教室で勉強をしていると「先生、雨がポツンポツンになってきた」「えーポトンポトンだよ」「でもさっきはザーザーだったよね」と、子どもたちから雨の音がたくさん出てきたのです。「せっかくだから、みんなで雨の音を聞こう!」という展開になり、かっぱと傘と雨靴を履いて、校庭に行くことになりました。

 

「先生、見て見て!雨粒が鉄棒にぶらさがっている!」

「雨粒も逆立ちを頑張っているんじゃないかな」

「なんだか光っていてきれいだね」

「水たまりに傘が映っている」

「水たまりに入ると面白いよ」

などなど、子どもたちの発見は止まりません。

 

どうですか・・・素敵な授業ですね。机上の学習をたまには、放り投げて、外に飛び出して、言葉遊びをするのもいいですね。子どもたちの心に残る授業になることでしょう。