「自由」と「自律」

明日からのサマーキャンプに備えて、年長以外の園児には申し訳ないですが、今日はプールなしで、教室内でゲーム大会をしました。熱中症予防の最大の対応は何だと思いますか。「水分補給!」と思ったあなた。もちろん正解ですが、一番の効果は「慣れる」ことです。「暑熱順化」と言います。人間の体が暑さに慣れて順応した状態を指します。

 

人体の体温調節の主たる機能は発汗作用、つまり汗をかくことです。冬から春にかけては機会が減るので適切に働きません。これが、体の不調や熱中症を起こしやすくする原因の一つです。7月からスタートした屋上プールで、子どもたちの「暑熱順化」は、進んだと思われますが、今日は大事を取りました。

 

年長園児は、サマーキャンプという非日常の生活にワクワクドキドキです。ついつい、自由奔放な行動を取ってしまうかもしれません。初日の川遊びは、楽しみがいっぱいですが、リスクもいっぱいです。最初にライフジャケットで浮く練習をしてから、先生たちも一緒に川に入って、危険個所を確認しながら遊びます。毎年恒例の「岩からジャンプ!」も、すぐ下で先生が待ち構えています。

 

8人の年長園児の集団生活となるサマーキャンプには「自律」が大切になります。その上で、いつもはできない「自由」を満喫する遊びを体験させたいと思っています。サマーキャンプで「自由」を楽しむには「自律」があってこそですね。

 

たった2日間ですが、サマーキャンプを終えた子どもたちは、大きな成長を遂げます。「自律」も「自立」も両方獲得します。「友情」「協力」・・・仲間同士で学ぶことも多いですね。そんな子どもたちを成長を見届けながら、明日からの2日間を過ごします。

 

次回のブログは、サマーキャンプが終わった、日曜日に更新します。子どもたちの素晴らしいエピソードも珍道中もどうぞお楽しみに!