2021年

10月

24日

匂いの秘密

食欲の秋の季節です。栗の焦げる匂いや、サンマの焼ける匂い・・・もうたまらないですね。先日、保育園の先生がサンマの骨がのどに詰まってしまい、内視鏡で除去という大事件がありましたが、秋は、おいしい食べ物の香りで食欲が増してきますね。

 

しかし、私たち人間は、紙にせよスマホなどの電子情報にせよ、視覚情報優位の社会で暮らしています。鬼滅の刃の炭治郎のように「この人の匂いからは、強い憎しみが感じられる」と言えるような人は、現実的にはそうはいませんね。

 

しかし、生物界全体を見渡すと、視覚情報よりも嗅覚情報が優位の世界が広がっています。「ファーブル昆虫記」の中の有名なエピソードに、蛾のフェロモンの話があります。オスの蛾はメスの蛾の発するフェロモンをずっと離れた場所からでも察知することができます。メスの蛾を虫かごに入れておくと、次の日、たくさんのオスが虫かごの周りに群がるそうです。

 

嗅覚の仕組みは、近年の分子生物学の研究によって急速に解明されています。匂いは鼻から吸い込まれると、穴の奧の天井部分にある「嗅覚上皮細胞」という場所にたどり着きます。細胞表面には「匂いレセプター」というミクロなアンテナが多数立ち並んでいて、匂い信号が神経を伝わって脳に達し、匂いが感知されます。この「匂いレセプター」が400種近くも用意されています。

 

人間は、こんな感じですが、鼻がきく動物の代表であるイヌはヒトの2倍、ネズミは3倍のレセプターが存在しているのが分かったそうです。

 

でも、もっと驚く嗅覚の持つ動物がいます。それは「ゾウ」で、ヒトの5倍、2000種類のレセプターを持っているのだそうです。あの長い鼻で、広い草原で仲間を識別し、敵に注意を払い、食べ物のありかを探るために嗅覚が特に進化したと考えられています。

 

食欲の秋・・・人間である私たちも、嗅覚を大事にしたいですね。

2021年

10月

23日

電動バイク走行会

今日は、初めてのイベント「電動バイク走行会」を行いました。キッズ用の電動バイクのメーカー「ヨツバモト」のバイク走行会です。

 

4歳男の子が、この電動バイクのレースにも出場する経験者です。彼のパパママを通じて、今回のイベントを開催することができました。男の子が、マイバイク・マイヘルメットで登場すると「○○君・・・カッコイイ!」と一躍ヒーローです。

 

今日は、ヨツバモトのキッズバイクを7台用意していただき、屋上に作った特設コースで、20名の子どもたちが楽しみました。卒園児の小学生も7名集合です。

 

バイクに乗った経験は、みな初めてで、4歳男の子の走りがお手本です。「速い!」だけでなく、コーナーを曲がる時に、体重を移動して、ちょうど斜めになる感じで、スピードを落とさずに前に進みます。さすがの走りです。

 

ざっと、3時間の時間をとったので、参加者は、何十周も練習ができたので、小学生は、なかなか上手に走れるようになりました。あまりにも、気持ちが良さそうなので、園長も一番大きなキッズバイクに乗って風を切ります。「園長先生は子どもですか?」と、小学校5年の卒園児にヤジられながらも、楽しかったですね。(笑)

 

電動バイクなので、騒音もなく、子どもたちは、段々とスピードを上げていきます。転倒しても、すぐに起き上がる子どもたち・・・あっという間に時間が過ぎていきました。

 

車同様に、バイクの世界も近い未来には、買い物など近場を走るタイプは、電気に変わっていくと、今日の電動バイクの指導者が話してくれました。ただし、長距離のツーリングの分野では、エンジン音や馬力、長い距離を走ることを考えると、ガソリン車の時代がまだまだ続くようです。

 

私の息子も中型バイクに乗って、会社に通勤していますが、風を切るスピード感がたまらないようです。

 

今日の電動バイク走行会に参加した園児たちは、なかなかできない貴重な体験となりました。バイクのヨツバモトのねらい通りに、早速、電動バイクをやってみたいという園児がいました。後は、お金のことを含めて、親の決断です。(笑)

 

あぁ~楽しかった!

2021年

10月

22日

そこらへんの草

今週は、来年4月に新一年生になる年長園児の「就学前健診」が各小学校で行われました。年長園児にとっては、いよいよ小学生になるんだ!という気持ちが強くなってきます。保育園でも、しっかりと動機付けをしていきます。

 

さて、「そこらへんの草」というフレーズは、埼玉県民の多くが知っています。映画「翔んで埼玉」に出演した二階堂ふみさんのセリフ「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」のインパクトが強かったですね。

 

そして、テレビでも取り上げられることが多いので、わりと有名になっていますが、クレヨンしんちゃんの春日部市のスーパーマーケット「みどりスーパー」では、「そこらへんの草天丼」が実際に販売されています。値段も310円だったかな?とてもリーズナブルなので、本当に、そこらへんの雑草を使っていると勘違いする人もいるようですが、アシタバや春菊など、季節の地元産の野菜を使用しているそうです。

 

本題は、ここからです。このみどりスーパーを舞台に、春日部市立桜川小学校と市内3校の特別支援学級が、県産の野菜を使った料理を考案して、買い物客らの投票で、グランプリを決める活動を行ったそうです。

 

桜川小学校は「ほうれん草&ブロッコリーホットケーキ」を考案します。みどりスーパーのい店内には、各小学校の代表メニューが掲示されているそうです。

 

今回のミソは、特別支援学級の児童たちが考えたということです。もちろん、先生たちの得票数を巡る戦いもあって、大いに盛り上がったそうです。特別支援学級を担当する養護教員は、子どもたち一人一人の発達に合わせて、細かい対応をしていますが、子どもたちの目で「先生が盛り上がっている」ということが、大切なことですね。

 

春日部の「みどりスーパー」・・・行ってみたくなりましたね。

2021年

10月

21日

「規格外」の野菜

今日は、屋上ファームで「とうもろこし」の収穫をしました。夏野菜の代表ですが、少し種まきをずらして、虫の被害を抑えるのが狙いだったのですが、大成功です。ざっと20本以上のとうもろこしを子どもたちが手にして、大喜びです。小さい園児は、皮がなかなかむけませんが、お兄さんお姉さん園児が手伝います。

 

6歳女の子が「ギャー!」と大騒ぎです。1本だけ見事な蛾の幼虫が潜んでいました。無農薬でおいしい証拠です。さっそく、午後のおやつで茹でとうもろこしを食べました。「うまい!あまい!」の連発で、子どもたちのおかわりラッシュで、あっという間になくなってしまいました。私も食べましたが、甘さがハンパなかったです。(笑)

 

さて、そんな保育園のとうもろこしですが、形はみな不揃いです。スーパーマーケットで売っているような、形が整ったのは2本ぐらいしかありません。いわゆる、「規格外」の野菜です。

 

最近は、大きさや形が流通規格に合わずに、廃棄されてしまうことが多い「規格外」の野菜をあえて活用する取組みが広がっています。

 

東京丸の内にある「パレスホテル東京」では、パプリカ・レンコン・アスパラガスなどの食材を前に「大きさはバラバラですが、新鮮で味がいい。美味しいケーキになりますよ」と、9月から、初めてロスフード食材を使ったケーキを発売したそうです。

 

総料理長は「選ばれるホテルであるためには、環境に配慮した持続可能な社会への貢献は不可欠。あえて、ロスフード食材を前面に打ち出した商品を開発した」といいます。

 

銀座にある「ジョルジオアルマーニリストランチ」は、10月までの期間限定で、ロスフード食材を主役にしたコースメニューを1万円で出しています。大きさが不ぞろいのトマトのカプレーゼや、皮に傷が付いたメロンのデザートなど。コロナ禍で出荷先が減ったキンメダイなども使うそうです。

 

規格外でも通常とあまり変わらない価格で仕入れて、生産者を支援しているそうです。こうして、高級ホテルや高級レストランが取組むことで、消費者の意識も変わってきますね。

 

「味が同じなら、形は気にしない」という消費者は増えています。生産者にとっては「畑でとれた野菜の1~2割は大きさなどの理由で廃棄していた。収入にもなり、ありがたい」といいます。食材宅配「らでぃっしゅぼーや」は、10月から企画に満たない鮮魚などを月1回届けるサービスも始めたそうです。

 

どうですか・・・保育園の畑の野菜は、規格外だらけですが、とっても美味しいです。「まがったきゅうり」に、愛を注いでみませんか。

2021年

10月

20日

孤独担当大臣

今日の屋上遊びでは、自転車の練習に励む園児が目立ってきました。ストライダーでスピードが出せて、補助付き自転車もしっかりとこげる3歳女の子が自転車にチャレンジです。たいがいの子がつまづくのは、自転車になったとたんに、足が止まってしまいます。恐怖心がどっとわいてきてしまうからです。あせらずに、やっていくことにします。

 

さて、「孤独担当大臣」を置いている国はどこかわかりますか。日本ではありません。それは、イギリスです。

 

世界的な問題となっている「孤独」は、個人の気持ちの問題だけでなく、健康や寿命にかかわっていることが、今年の研究で明らかになっています。イギリスは、2018年に孤独担当大臣を創設しました。

 

イギリスでは、政府が手をつける前から、慈善団体や企業が孤独問題に取り組んでいました。例えば、スーパーマーケットに掲示された高齢者の夢の中から、自分が手伝えそうなものを実行するプロジェクトがあります。

 

「逮捕されてみたい」という104歳の女性のもとに警官がパトカーで駆け付け、「104年も良き市民であった罪」で手錠をかけます。これが、日本だったら大騒動ですね。イギリスでは、何をやってるんだ!と文句を言う人がいない大人の国のようです。お金をかけず、アイデアを出す。高齢者の夢を叶えることの重要性を人々が認識しているのです。

 

カフェで見知らぬ人同士がおしゃべりするための専用テーブル、高齢者と話し相手のボランティアを結ぶ電話サービスなどが、当たり前にあるそうです。

 

こうした活動の背景には、イギリスに根付いた文化があります。ベビーカーを電車から降ろそうとすればサッと手伝い。信号を渡り切れない高齢者に寄り添って歩く人がいます。

 

日本人だって、電車とホームのすき間に人が挟まってしまったら、「みんなで電車を押して」人助けをするような、思いやりの文化があります。しかし、日本には、人に頼ってはいけない、迷惑をかけてはいけないという美学があります。

 

これからのことを考えると、「孤独だから助けて」と声に出せる世の中のほうが優しいですね。よく「俺は孤独がいいんだ。孤独を楽しんでいるんだ」という人がいますね。でも、ずっと一人ぼっちは辛いですね。

2021年

10月

19日

ほんとうのピノッキオ

今日の寺子屋では、年長・年中園児に、子どもたちが大好きな怖い話をしました。「よんでは いけない ほん」という話です。子どもたちは、恐怖心を隠すために、無理に声を出したりするのですが、いつの時代でも、「怖いけど好き」が当てはまります。(笑)

 

さて、ピノキオというと、どんなイメージを浮かべますか。ディズニーに出てくるようないたずらっ子の笑えるストーリーが一般的ですね。

 

しかし、原作は、19世紀後半、イタリア人作家カルロ・コッローディが発表した児童文学から生まれました。ジェベット爺さんが丸太から作った人形の男の子の物語です。

 

原作のピノッキオは、欲望のままに行動しては、手痛い失敗を繰り返します。人形劇一座の親方に燃やされそうになったり、ネコやキツネにだまされて無残な姿で木に吊るされたり、ディズニー映画のピノキオと比べると、その世界はより深い示唆と、残酷さに満ちています。

 

原作では、人間の内面や矛盾、葛藤について、ピノッキオの過酷な運命に合わせて描かれています。しかし、自分勝手だったピノッキオが人を愛し、人のために自らを犠牲にすることを学んでいくストーリーは、ますます個人主義的になっていく現代社会で、私たちが考えなくてはならない問題を示しています。

 

原作を読んでみたくなりましたね。また、原作に基づいた映画「ほんとうのピノッキオ」が11月に上映されるそうです。興味深いですね。

2021年

10月

18日

アート思考

今日の連絡ノートには、運動会のコメントがびっしりとありました。我が子の成長はもちろんのこと、他の園児のがんばり・涙・笑顔・・・「○○君が、サーキットレースで負けた時の悔し涙・・・自分の子ではないのに、もらい泣きしてしまいました」といった話が、いっぱいありました。職員は、練習からのストーリーが頭に入っていますので、本番での結果だけでなく、それまでの出来事を思って、さらに胸が熱くなります。

 

運動会が終わり、6歳女の子は、「毎日きつい練習が続いたので、今日の屋上遊びは、ホッとした気持ちで楽しかった」と言います。寺子屋園児は、久しぶりの屋上遊びに、思い思いに好きなことをやっています。そして、ファームでは、インゲン豆の収穫と、さつまいも掘りをしました。インゲン豆は、タライ2杯分も取れました。なぜか、子どもたちは、保育園のインゲン豆ならバクバク食べます。生でかぶりついた子がいたので、さすがに「ちょっと待った!」です。(笑)

 

さて、「絵画」「美術」の作品に対して、私たち大人は「この作品の作者は○○で、印象派を代表する作品です」なんていう、事前説明による先入観で、「これはすばらしい!」なんて、評価してしまうことが多いですね。

 

「私たちは『自分だけのものの見方・考え方』を喪失していることにすら、気づいていない」となっていませんか。

 

私の場合は、特に芸術分野において、その通りかも知れません。保育園には、子どもを美術展によく連れていく保護者がいます。大人の先入観抜きに、我が子に「この絵はどう思う?」と問いかけます。子どもは、見た通り、自分が思った通りの感想や考えを言うのです。

 

これこそが、子どもに、アート思考を身につけさせる、大切なアプローチですね。

 

絵画でも美術作品でも、それを見て心が満たされるたった1つの方法があるそうです。

 

「『自分が愛すること』を見つけ出し、それを追い求め続けること。『常識』や『正解』にとらわれず、『自分の内側にある興味』をもとに、『自分のものの見方』で世界をとらえ、『自分なりの探求』をし続けること」と、ある芸術家はいいます。

 

どうやら、子どもの頃に「アート思考」を身につけさせたいですね。「自分だけの答え」を見つけるのは、絵画や美術作品がうってつけなのかもしれません。

2021年

10月

17日

令和3年運動会 つづき

親子競技は、「タイヤでゴー」です。タイヤの上にスーパーマンのように子どもを乗せて、ロープで引っ張る競技です。凄い勢いで走り抜けるパパに、小学校6年生の姉が3歳の妹を引っ張ります。3歳男の子がタイヤから落ちても気がつかないパパ(笑)・・・そして、張り切り過ぎてダイナミックに転んでしまったママ・・・会場は笑いに包まれました。

 

パワーホールのテーマソングで、運動会の格闘技「サーキットレース」の寺子屋園児が入場です。ケンパ⇒野菜かごジャンプ⇒三輪車⇒タイヤ転がし⇒リングくぐり・・・そして、ゴールへ向かってダッシュです。秋まつりの売上で新調した三輪車が光ります。

勝負は、30メートル走で敗れた園児たちが、サーキットレースではリベンジを果たす展開となりました。まさに、格闘技です。

 

卒園児が14名も集まりました。今年は、1年生から6年生まで勢ぞろいです。つな引きは、さすが小学生ですね。力強い熱戦となりました。対抗リレーでは、アンカーで走った5年生女子・・・負けて悔し泣きです。ホワイトきゃんばす名物、悔し涙の伝統は小学生になっても継続しているようです。

 

朝の会で、毎日練習したダンス「スマイル」。これは、園児全員でグラウンドいっぱいに笑顔が広がりました。ダンスだけでなく、歌もうたいながら踊る3歳双子女子は、すぐに歌詞を覚えてしまう能力を持っているようです。癒されますね。

 

そして、寺子屋園児が裸足になり、帽子を取り、戦に向かいます。そう、「組体操」です。これも、何度も何度も練習して、「○○!フラフラすんじゃないよ!」「砂を触らない!」「我慢して!下の子は耐えるんだぞ!」と先生たちにゲキを飛ばされて取り組んだ競技です。本番に、力を発揮する子どもたちでした。最後の「花火」は、大空に向けて素敵な大輪を咲かせてくれました。

 

いよいよ、運動会最後の競技「紅白対抗リレー」です。子どもたちが、抜かれたら抜き返すの連続で、同時でアンカーにバトンがつながれます。そして、感動のゴール・・・またもや全力を出し切っての同時ゴールでした。運動会の神様が、最高の演出をしてくれたようです。

 

保育園ホワイトきゃんばすが毎年、運動会を行う西文ひろばのグラウンドでは、今月は、他に2つの保育園が運動会を行う予定でした。しかし、コロナ対応で中止となりました。ホワイトきゃんばすでは、保護者の皆様の応援で、今年も、すばらしい運動会を行うことができました。本当に感謝の思いでいっぱいです。

 

そして、子どもたちの活躍は、100点満点です。1か月半の練習を経て、本番では堂々と笑顔で頑張ることができたのは、子どもたちの大きな成長につながると確信しています。今年の運動会にかかわっていただいたすべての皆様・・・ありがとうございました。

2021年

10月

16日

令和3年運動会

保育園の行事の前は、週間天気予報を日々チェックする毎日でもあります。曇りの中に傘マークがあるから心配⇒曇りになった⇒曇りの中に晴れマーク。これで大丈夫だ。⇒また曇りだ。といった感じで、この1週間はお天気マニアです。(笑)

 

そして、いよいよ運動会の朝です。天気は、予報通り曇りです。しかし、グラウンドでの準備を始めると、雨がぽつぽつと降ってきました。小雨ですが嫌な予感です。そこで、また天気予報です。西文ひろば上空エリアのスポット天気では、10時には雨が上がる予報です。「よし!信じてしっかりと準備しよう!」

 

すると、運動会が始まる9時30分の少し前には、雨が上がり、お日様も雲の間から見えてきました。結果、運動会が終わった12時30分には、また雨が降り出すという、劇的なお天気の中で、運動会の時間だけ、お天気の神様が、子どもたちを守ってくれたのです。

 

天気の話が長くなりましたが、今年の運動会は、園児全員出席。そして、卒園児の小学生も14名が参加しました。「おはようございます!」と元気な子どもたちと、応援団として、おじいちゃんおばあちゃん、兄弟姉妹と多くの人たちが見守ってくれました。

 

運動会の練習の時に行っていた、準備運動のストレッチとグラウンドのランニングをします。子どもたちには、リラックスした笑顔が見えます。そして、いよいよ「選手入場!」です。6歳が2歳の手を引いて入場門から元気に行進です。魔女の宅急便のテーマで、ほのぼのと子どもたちが行進します。保護者席に手を振る余裕もありました。

 

年長園児のリーダー2人の「選手宣誓」は、力強い声で完璧です。そして、体操を担当する年長園児2名が、元気に「いっとうしょうたいそう」をリードします。

 

いよいよ競技スタートです。0・1・2歳児の「みんな元気にヨーイドン」では、泣いてしまってママと一緒に走る園児に「頑張れ!」と声援が飛びます。寺子屋園児にも負けないくらいのスピードで、ゴールを走り抜ける2歳児もカッコ良かったですね。

 

癒された後は、寺子屋園児による「30メートル走」ガチンコ勝負です。毎日の練習では、「勝った負けた!」の報告を子どもたちは、パパママに欠かさずおこなっていたようで、「勝ち負け」がはっきりする競技です。子どもたちは、練習の走りにギアが入ったかのようなスピードです。毎年、最後のリーダー対決は、グラウンド全体に緊張が走ります。この二人は、練習の時から勝った負けたで、火花バチバチです。結果は、共に全力を出し切って、同時ゴールでした。仲良く手をつないで同時ゴールは大嫌いな園長ですが、2人ともに100%の力を出しきって、観客席からは、大きな拍手と「引き分けで良かった!」の安堵の声がします。(笑)

 

つな引きは、初めて取り組む種目です。昨年度の卒園児保護者から寄贈された「綱」を使わせてもらいました。子どもたちのつなを引くコツは、まだまだですが、来年度は、さらに白熱した戦いを期待します。

 

ホワイトきゃんばす恒例の異年齢競技は、今年は「運んでポン」です。異年齢の園児二人が、タイヤを引っ張って上に乗せたボールを運ぶ競技です。これも、小さい園児をいたわる子もいれば、置いてきぼりも・・・笑いありの楽しい競技となりました。

 

そして、親子競技が始まります。つづきは、明日・・・

2021年

10月

15日

子どもの食物アレルギー

明日の運動会に対しての期待度が、今年の保護者の間ではかなり高くなっています。練習の報告をする園児が多いので、今日の連絡ノートには、「明日の運動会が楽しみです・・勝っても負けてもたくさん応援します・・」のコメントがいっぱいです。うれしいですね。今日は、夕方にグランド整備を行って準備万全です。(笑)

 

さて、子どもの食物アレルギーについては、多くの親にとって難しい問題です。保育園でも、離乳食が始まった0歳児には、「おうちで食べたことがある物リスト」を保護者に作っていただき、細心の注意を払って対応します。

 

2歳までの子どもにとっては、食物アレルギーの34.5%が鶏卵というデータです。やはり卵ですね。

 

厚生労働省では、「離乳食の目安としては5、6か月ごろから卵黄を試してみる」とうたっているのに対して、日本小児アレルギー学会では、「6か月ごろから微量の加熱全卵を食べ始めます」としています。今までの常識は、卵黄⇒全卵の順でしたが、どうやら科学的根拠はないようです。

 

そして、さらに重要なこととして、アレルギーをとことん除去して食べさせないでおくのではなく、卵や粉ミルクを早期に摂取すると予防になるという研究結果も発表されました。あくまでも例ですが、生後6ヵ月から加熱全卵を食べさせたアトピー性皮膚炎のある乳児は、食べさせなかった乳児に比べて1歳時の卵アレルギーの発症率が8割減ったというのです。(16年国立成育医療研究センター発表)

 

しかし、食物アレルギーから死に至ることもあるので、牛乳をおう吐しただけで医師に診せず、親の判断で飲ませなかったり、不十分な問診だけで医師が「除去」を指導することもあるそうです。鶏卵・小麦・牛乳は、子どもの成長にとって、大事な栄養源ですので、「除去」することは、成長に悪影響を及ぼすといわれています。

 

アレルギーの原因食物の確定診断には、疑いのある食べ物を食べ、アレルギー反応が出るかを調べる「食物経口負荷試験」が必要と、専門家はいいます。もちろん、専門の医師による管理が必要です。

 

食物アレルギーで悩む親は多いですが、今までは「除去」だったのが、今の常識は、専門の医師の管理下で「少量食べて反応を見る」に変わってきているようです。命にかかわることですので、とても難しい問題ですが、子どもの「食べられないものがある」を少しでもなくしていければうれしいですね。

2021年

10月

14日

見守り保育と一斉保育

今日は、西文ひろばグランドでの、最後の運動会の練習となりました。いよいよ明後日は、運動会本番です。9月から練習をスタートさせましたので、約1か月半もの長い間、寺子屋園児たちは、時には泣きながらも練習を頑張ったのです。

 

夕方、国旗の設置作業をしていると、「毎日練習を見ているよ!」という70代の男性が声をかけてきました。「子どもたちが元気でいいね。こっちも元気になるよ。それから、あんたの指導法も徹底しているので、いいよ」と褒めていただきました。園長と主任が、毎日大きな声でゲキを飛ばしながらの練習でした。

 

ホワイトきゃんばすでは、今回のような運動会の練習やクリスマス発表会の練習については、「一斉保育」となります。先生主導の保育で、子どもたちには指示を出すことが多くなります。

 

一方、屋上遊びや、夕方の自由時間は、「見守り保育」となります。子どもたちが、自分でやりたいことに集中できるように、フォロー役にまわります。ここでは、「○○しなさい」という指示は出しません。

 

来年度の入園希望の見学保護者がここ数日多く来園します。質問の中に「見守り保育なのか一斉保育なのか?」がありました。このブログでも、話をしたことがありますが、見守り保育と一斉保育は、二者択一ではなく、バランスの問題です。どちらがいいとか悪いとかの話ではありません。

 

保育園ホワイトきゃんばすでは、年間の活動では、見守り保育が7で、一斉保育が3といったバランスです。

 

幼稚園や大型保育園では、一人の担任が多くの園児を担当するので、「さぁ~今から○○しましょう」という一斉保育型の保育が中心となります。見守り保育では、全体を見きれないからです。

 

子どもの性格もあります。自分のやりたいことがどんどん見つけられる子は、一斉保育は自由を奪われます。逆に、指示がないと動けない園児は、一斉保育で背中を押してもらったほうが、活動的になれます。

 

ホワイトきゃんばすの考え方は明確です。見守り保育が多いのは、「自分で考えて自分で答えを出せる子ども」に育てるためです。大人になって、世の中で通用する人になってもらうためです。一斉保育では、「非認知能力」を養うためです。自分がやりたくないことも、時には我慢することも必要ですね。あきらめない心・協力する心が、運動会の練習の中では生まれてきます。

 

こんな説明をすると、見学の保護者は、「これでスッキリしました」と納得いただいたようです。

 

子どもの教育はとても難しいですね。「あなたがやりたいようにやりなさい!」のセリフは、大人には通用しますが、子どもには、ある程度、きっかけになる道筋を親が見つけてあげることも必要かもしれませんね。習い事の例ですと、親が「スイミングをさせよう」と決めたことで、子どもが楽しく取り組むのなら、後は見守っていけますね。

 

難しいですが、我が子のマニュアルを作るのは、親であるあなた自身です。

2021年

10月

13日

射的競技を観戦

今日は朝から雨です。教室内で、入場・ダンス・組体操の練習をしてから、久しぶりにダンボールを好きに使って、工作タイムです。ショッピングセンター内ですので、いくらでもダンボールが手に入ります。大きなおうちを中心に、子どもたちの創作意欲が爆発しました。

 

さて、オリンピック・パラリンピックの射撃競技の会場になったのは、埼玉県にある陸上自衛隊朝霞訓練場です。パラリンピックも無観客となりましたが、学校連携観戦は認められました。隣接する埼玉県新座市立栄小学校が、学校連携観戦に参加することができました。埼玉県内では、唯一観戦が行われた小学校です。

 

ほとんどの学校が、当初学校関連観戦を予定していましたが、コロナ対策で、辞退に追い込まれます。栄小学校は、5年間積み重ねたオリ・パラ教育を形にしたいと考え、保護者にアンケートをとり、希望制で行ったそうです。参加させたいという保護者が多く、児童全体の8割が参加したそうです。

 

オリ・パラ教育では、茶道を通じて「おもてなし」の心を学んだり、光の照射で得点を競う日本独自のビームライフル競技を体験したそうです。感染対策を十分に行い、無言観戦ながらも、射撃競技を楽しんだようです。

 

パラリンピックの表彰台は、段差がありませんが、その表彰台を設置する様子を見守りました。「オリ・パラ教育で学んだことを実際に見て、感じたことを何らかの形にしていきたい」と校長は語ります。振り返り学習に取り組むそうです。

 

私の育ったところは、埼玉県新座(にいざ)市です。小学生の時に、この栄小学校で、25メートル平泳ぎの大会に選手として出場しました。母校の願いを背負って戦ったのですが、8人中6位と、何とも中途半端な順位に終わってしまいました。(笑)

 

こんなおやじの私でも、小学校での事をよく覚えています。パラリンピックを観戦した栄小学校の子どもたちの経験が、大人になって活かされるとうれしいですね。

2021年

10月

12日

どぶ板式

今日は、何とか天気が曇りで耐えてくれて、運動会の全体練習ができました。6歳の年長女の子は、「今日はちびちゃんたちと一緒に練習ができて、楽しかった」と語っていました。入場行進では、6歳が2歳の手を引いて・・・という場面もあるのですが、ほのぼのしてきます。

 

さて、「どぶ板式」という言葉を聞いたことがありますか。主に、政治用語として使われます。選挙などで、地域の家を一軒一軒回って歩くには、それぞれのおうちのどぶ板をまたがなければならない・・・という意味です。

 

2013年にスティ―ブン・スピルバーグ監督の映画「リンカーン」のファーストシーンは有名です。

 

「南軍兵を千人も殺したんですよ。でも月給は白人兵より3ドル少ない」と、南北戦争の最中、黒人兵士アイラ・クラークは、仲間の兵士をたたえて黒人の地位向上を訴えます。カメラが徐々に引いていき、会話の相手が画面に招き入れられます。その人こそ、「エイブラハム・リンカーン」です。アメリカ合衆国史上もっとも偉大といわれる大統領です。

 

有名な「人民の、人民による、人民のための政治」というリンカーンの言葉は、当時の録音技術が未発達で、肉声は残されていません。リンカーンは、演説の名手ではなく、人々の話に耳を傾ける、相づちを打つ存在だったようです。映画リンカーンの冒頭シーンで、「千人も人を殺した」なんて言葉を聞けば、普通は黙っていられないところでしょうが、リンカーンは、聞き役に徹するのです。

 

リンカーンの功績は、党派の異なる議員をどぶ板式で粘り強く説得して奴隷制を撤廃し、南北戦争を終結に導いたのです。どぶ板式と聞くと、泥くさい日本的なやり方と私たちは思ってしまいますが、実は、リンカーンこそどぶ板式だったのです。

 

アメリカの南北戦争や奴隷制のことは、私が小学生の頃に見た「ルーツ」というドラマで知ることになります。小学生だった私も、「なんて奴隷制はひどいもんだ」と思ったものです。奴隷制を廃止したリンカーンは、ひたすら人々の話に耳を傾ける人だったのです。

 

保育園では、同時に数人の子どもたちがおかまいなしに、「園長先生○○なんだ」と話しかけてきます。そんな時に、どんなに些細なことでも、一人一人の子どもたちの話に耳を傾けることが大切だと、あらためて感じますね。

 

どうですか・・・みなさんも「どぶ板式」やってみませんか。

2021年

10月

11日

校則に対する考え

いよいよ今週末の「運動会」に向けて追い込み練習となります。今日は、30度近い夏日の中、寺子屋園児が汗をかきながら、熱く頑張っています。明日からは、0~2歳児を含めた全体練習が始まります。天気予報は雨ですが、ここは、今週出来ることを一生懸命やって、本番で子どもたちの頑張りを引き出します。

 

さて、日本の中学や高校の「校則」については、「ブラック校則(拘束)」とここ数年、揶揄されるようになり、改善された学校も多いと思っています。

 

しかし、令和3年の高校生の資料です。「校則は自分たちの意見(意向)を反映しているか」と尋ねると、日本は「反映していない」と答える高校生が、32.1%もあり、他国と比較しても高い数値となっています。ちなみに、中国は14.5%と意外に低く、アメリカは18.3%、韓国では26.1%という数字です。

 

日本では、ブラック校則が問題視されるようになると、表向きには生徒の意見を募っている学校もあるようですが、教師に面と向かってモノ申すのは、なかなか勇気がいります。

兵庫県の川西市では、利害関係のない第三者(オンブズマン)が生徒の意見を聴取しているようで、これなどは、なかなかの妙案ですね。

 

こんな仕組みがない学校なら、内容の是非を生徒会での投票にかけてもいいですね。大切なことは、生徒に「良くないところは、自分たちの手で変えられる」という認識を持たせることです。これは、生徒たちがやがて大人になり、社会に出てから必要な力となります。

 

学校の先生は、「何言ってんだ!これは校則だから守りなさい」ではなくて、「じゃぁ~君たちで考える校則を作ってみなさい」とするほうが、実社会を生き抜くための訓練となりますね。どうですか・・・「校則を変えてみなさい」は、良い教材になりませんか。

2021年

10月

10日

原動力は「好奇心」

先日、ノーベル物理学賞に真鍋淑郎(じゅくろう)さんが選ばれました。日本人の受賞は2年ぶり28人目の快挙と、マスメディアは大きく報道しました。

 

真鍋さんは、昭和30年代、今から半世紀前にCO²と温暖化の問題を数値予測をしたのです。地球温暖化問題が世界レベルで危機感として受け止められるようになったのは、ここ数年です。真鍋さんの研究は、まさに先見の明というか、記者会見で真鍋さんが話をしていた「好奇心」を貫いた結果です。

 

このノーベル賞受賞を「やった!日本人は凄い!」と手放しで喜びたいところですが、真鍋さんは米国籍です。東京大学大学院の後は、1958年に渡米します。当時、コンピューターで気象の計算をできるように、いち早く取り組んだのですが、アメリカでは、最新のコンピューターを使い放題できる環境だったそうです。

 

そして、記者会見では、ジョークのように話をしてしていましたが、「日本では、まわりの人たちと合わせることをしなければならない。同調性を求められるので、自分にはそれができる能力がない」と言って、記者会見の場を笑いに変えました。

 

しかし、よく考えると笑っている場合ではありません。昭和30年代は、日本が高度成長期の真っ只中でしたので、「みんな一緒に、日本の戦後復興のために頑張ろう!」という時代です。もともと日本人の文化は、まわりと合わせる、一人だけ目立たない、出る杭な打たれる…的なところが大きいですので、真鍋さんのように「好奇心」を貫こうとすると、まわりが見えなくなり、自己中心と言われてしまいます。

 

令和の時代・・・私たち大人は、「子どもたちの『好奇心』を大切にしよう!」と当たり前に言いますし、少しずつですが「みんなちがってみんないい」と言う人が増えてきました。今の時代に真鍋さんが研究をスタートさせていたら、ずっと、日本での生活を送っていたのかもしれませんね。真鍋さんの他にも、過去にノーベル賞を受賞した日本人の中には、アメリカ国籍の受賞者が何人もいます。

 

若者が「好奇心」に向かってまい進することを後押しできるような国に、日本もなっていかないといけないですね。

2021年

10月

09日

浦島太郎のカメは?

今日は、小学校2年男子が仕切るバッタ採集に、子どもたちがチームを組んで参加します。トノサマバッタが採れました。ゴキブリサイズの大きなコオロギも5匹ゲットです。バッタが苦手な園児は、ダンゴムシの採集です。私が子どもの頃と同じことをしています。昭和な遊びですね。(笑)

 

さて、問題です。浦島太郎が助けたカメは、何という種類のカメでしょうか?

 

クサガメ・イシガメ・ミドリガメではありません。かめきちことゲヅメリクガメでもありません。ウミガメですね。さぁ~どのウミガメか。答えは「アカウミガメ」です。

 

水族館などで見るポピュラーなウミガメは、「アオウミガメ」と「アカウミガメ」です。アオウミガメは、小笠原諸島や沖縄で産卵しますが、アカウミガメは、唯一日本の本土で産卵するウミガメです。和歌山県の日南海岸や、静岡県遠州灘海岸、最北は宮城県で産卵するそうです。

 

浦島太郎の童話が読まれれたことを考えると、アカウミガメ説が有力ですね。アカウミガメは、見た目が赤みがかっています。アオウミガメは草食系で、海藻などを食べますが、アカウミガメは、肉食系で、エビやカニを食べるそうです。

 

ウミガメは、サケと同じように、生まれた浜に戻り産卵します。上陸するのは、産卵の時だけですので、オスは一生陸には上がりません。ずっと海の中での生活となるのです。

 

よって、浦島太郎を竜宮城に連れて行ったウミガメは、メスということになります。保育園でも、6年前のクリスマス発表会で、劇「浦島太郎」を上演しました。その時は、アカウミガメなんて、考えもしなかったですね。浦島太郎を演じた主役は、もう小学6年生になります。

 

皆さんも、水族館などで「アカウミガメ」を見たら、浦島太郎のカメ!と心の中で叫んでください。

2021年

10月

08日

秋のヒマワリ

昨夜の地震は、大きかったですね。さいたま市では、3・11東日本大震災以来の10年ぶりの震度5を超える揺れでした。携帯のアラームが一斉に鳴る音は、耳には良くないですね。

 

夜の10時41分でしたので、保育園の子どもたちは、ほとんどが寝ていたようですが、大きな揺れに起きてしまい、「ママ~怖~い」としがみつく子どももあったとか。でも、ママだって怖いですね。昨日の地震で、あらためて、災害時における園児の「避難場所」や「保護者への引き渡し」についてのマニュアルを来週には、配布することにします。

 

さて、今日は、秋のヒマワリの話です。私の子どもがまだ小さかった頃、埼玉県内の場所は忘れてしまいましたが、10月に「ヒマワリとコスモス」が一緒に咲く一面の花畑を見に行きました。それは、今でも忘れないくらいの素晴らしい景色でした。

 

ヒマワリは、サンフラワーと言われるように、夏のイメージが強いのですが、最近では、秋の切り花としてよく出回るようになっています。今年は、10月に入って、ひまわりの入荷量は昨年の2倍だそうです。

 

10月は、ハロウイーンのオレンジで街が彩られますが、オレンジ色の花びらのヒマワリが、秋は主流となり、カボチャのオレンジと色が調和しますね。こうして、秋のヒマワリの切り花が出回るようになったのは、ここ2、3年だそうです。

 

そもそも、アメリカでは、種から油を搾れるヒマワリは、収穫のイメージが強く、秋の花だと認識されているようです。

 

秋咲きのヒマワリは、真夏ほど暑くないために、背丈は1メートル~1メートル30センチと低く、花が長持ちするのが特徴だそうです。ハロウイーンの装飾は、何と言ってもオレンジ色のかぼちゃです。ジャックオランタンに仕立てて、とても華やかになりますね。そこに、オレンジ色のヒマワリが添えられたら、素敵ですね。

 

どうですか・・・秋のお花屋さんで、ヒマワリを見つけてみませんか。そして、ハロウイーンにヒマワリの装飾を・・・粋なライフスタイルになるかも知れませんね。(笑)

2021年

10月

07日

「こども食堂」の役割

今日は、寺子屋園児全員が出席して運動会の練習です。30メートル走・つな引き・サーキットレース・組体操・紅白対抗リレーと5つの競技を練習しました。運動会当日と同じ組み合わせでしたので、「勝った」「負けた」で熱い戦いとなりました。負けていても、最後まであきらめないで取り組む園児が、一番かっこいいですね。

 

さて、今日は「こども食堂」の話です。こども食堂は、2012年に一市民の活動からスタートしました。ホワイトきゃんばすが開園した年と同じですので、まだ最近の話ですね。それが、今では、全国で5000ヶ所あるそうです。

 

子ども食堂は、貧困問題に対応すべく、満足に食事が食べられない子を対象にした施設と思われがちですが、現在では、約8割が「誰でもOK」だそうです。不登校を経験した高校生が、同じ悩みを持つ後輩を見守っていたり、お母さんはママ友と話をして元気になる・・・というイメージですね。

 

「食べられない子、おいで!」と言っても、当事者はなかなか行きづらいので、多世代に門戸を開き、地域の居場所となり、そこで困りごとを抱える子どもに目を配る。それが、今のこども食堂のスタンダードのようです。

 

こども食堂は、今では地域のセーフティーネットの役割を果たしています。つまり、「今後の社会に必要な解決策も詰まっている」のです。

 

例えば、多様性や共働を学ぼうと、私たち大人は「みんなちがってみんないい」と簡単に口にして、「やっていこう!」と子どもたちに言ったりします。しかし、本来、人間という生き物は、趣味が同じ人間の集まりに、くつろぎの時間を感じるのであって、自分と違う人間を認めるのは「面倒くさい」ものです。「移民を積極的に受け入れて共存共栄の社会をつくっていこう」という総論には賛成しても、実際に移民が増えてくると「反対!」と立場が変わったり、分断が生まれたりします。

 

しかし、子どもの頃から自分と違う人のいる空間に身を置くことが、多様性を学ぶことには大事なことだと言えます。こども食堂は、まさに「地域交流の場」であり、様々な困難に立ち向かおうとしている人たちの、勇気の場所でもあります。

 

貧困で食べられない子への食事提供がスタートだった「こども食堂」は、今では、もっと大きな役割を果たしているのです。

2021年

10月

06日

エスカレーター安全利用条例

今日も、すべての園児が参加する全体練習を行いました。6歳女の子は、いつもは寺子屋だけなので、ちびっこたちと練習ができて楽しかったといいます。入場行進では、6歳が2歳の園児と手をつないで入場するシーンもあって、ほんわかな気持ちになりますね。

 

さて、10月1日に埼玉県では、「エスカレーター安全利用条例」が制定されました。エスカレーターを利用する者は、立ち止まった状態で利用しなければならない。という内容です。関東では、エスカレータの右側を歩く人のために開けておくというのが、暗黙のルールでした。私も電車通勤時代は、急ぎ足で歩く一人でした。しかし、エスカレーター歩行中の事故を防ぐために、この条例が制定されたのです。ただし、この条例を守らなくても罰則はありません。

 

このような条例は、各自治体で増えています。2020年4月には香川県で「ネット・ゲーム依存症対策条例」が制定されました。「18歳未満を対象に、ゲームのプレイは1日60分(休日90分)まで、スマホ使用は中学生以下21時まで、それ以外は22時までを目安とする」

 

2020年7月には神奈川県大和市で「歩きスマホ防止条例」が発令。「公共の場所で、スマホなどの画面を注視しながら歩行する『歩きスマホ』を禁止。画面を見るときは立ち止まって行う」この条例は、その後1年間で、東京都足立区、荒川区・大阪府池田市でも成立しました。

 

日本人は、罰則がなくても、従順ですので、条例を守る人が多いのかもしれません。コロナ禍でマスクをするもしないも個人の自由という国が多い中で、限りなく100%の使用率の日本人のまじめなところですね。

 

これらの条例は、「議員のアピール」という側面もあるようです。「よい条例」かどうかを私たちが考えるきっかけにはなるかもしれませんね。

 

最後に、おもしろ条例をいくつか紹介します。

 

和歌山県みなべ町の「梅干しおにぎり条例」は、みなべ町は、梅干しのおにぎりを推奨し、梅製品の普及促進に必要な措置を取る。町民はこれに協力し、健康推進に努める。という内容です。

 

兵庫県多可町の「一日ひと褒め条例」はユニークです。一日に一度は人を褒めたり感謝を伝えたりすることで、互いを尊重し、明るい社会を築く。

 

さらにユニークな条例は、京都市の「清酒乾杯条例」です。清酒による乾杯の習慣を広め、日本文化への理解促進に寄与することを目的として市は必要な措置を講ずる。

 

自治体としては、このようなユニークな条例を発令することで、アピールにつなげたいところですね。

 

条例によって、不利益を被る人がいないか。いたとしても、それを乗り越えてでも制定する価値があるのか。罰則なしなら、私たちは、「よい条例」を見極めることが必要ですね。

 

エスカレーター安全利用条例は、個人的には、いいと思います。

2021年

10月

05日

「人儲け」していますか?

今日は、運動会の全体練習をしました。寺子屋園児以外の0・1・2歳児園児も練習に参加します。入場行進・かけっこ・異年齢競技・ダンスなどを行いましたが、ビックリするぐらい優秀です。運動会本番では、パパやママがいるので、泣いてしまう子もでてくるでしょうが、本番まで、あと3回全体練習をして、子どもたちのやる気を引き出します。

 

練習後に寺子屋園児は、ピクニックランチを行いました。ママが作ったお弁当を屋上で食べる・・・だけの行事ですが、子どもたちは、笑顔いっぱいでピクニックランチを楽しみます。5歳女の子が「ママのお弁当は、本当に美味しかった」と言います。うれしいですね。

 

さて、「金儲け」という言葉は、誰もが使いますが、「人儲け」ってわかりますか。

 

淡路島にある青少年交流の家に異動したある教員は、今までは、いかにも学校の先生という人ばかりに囲まれていたのに、ここでは、地域のつながりが広がり、大いに刺激を受け、人としての成長を感じていると言います。

 

「むしむしキャンプ」で昆虫採集を仕切る人。「映画を創ってみよう」と動画撮影や編集のスペシャリスト。チラシ作りを得意とするデザイナー。など、様々な専門家と出会ったそうです。そう、「人儲け」ができたと言うのです。

 

どうですか・・・みなさんの人生の中で「人儲け」をした経験はどれくらいありますか。私の場合は、学校時代と民間企業で働いていた時は、その仲間や組織の中で「人儲け」できたと実感していますが、PTA活動にかかわってからは、学校の先生や地域の人たちや、凄いパパママたちとの出会いが増えて、結果、今の「保育園」の仕事につながったことを考えると、一番「人儲け」が大きかったのかもしれません。そして、現在は、多くの保護者とのつながりができました。これも、大きな「人儲け」ですね。

 

「金儲け」で得たお金は、すぐになくなってしまいますが、「人儲け」で得たものは、自分の人生に積み重ねることができます。大きな財産ですね。

2021年

10月

04日

子どもたちの「状況理解能力」を育てる

今日の運動会の練習では、初めて、裸足で「組体操」の練習をしました。小石が足裏にあたって、「痛い!」のですが、子どもたちは、泣きごと一つ言わずに頑張りました。1回目の練習にしては、完成度が高かったですね。日頃、教室内での練習の成果です。いよいよ、明日は、1・2歳児の園児も含めて全体練習をします。全体練習は、運動会本番までに4回行います。

 

さて、子どもたちの行動に対して、影響を与える基本的な方法を2つあげるとすれば「消去」と「強化」です。「消去」は子どもたちの望ましくない行動を減少させることで、すぐに思いつくのが「叱る、罰を与える」です。「強化」は子どもの望ましい行動を促進させることで、「褒める、報酬を与える」といった方法が一般的です。

 

今日は、「消去」について考えます。つまり、望ましくない行動を減少させる「罰」について、みなさんはどう使っていますか。

 

「罰」は、行動抑制を促すためには、有効かもしれませんが、短期間しか効果がないばかりか、子どもの自己肯定感も損なわれる可能性がありますね。

 

では、「罰」を与えなくてもいい方法があります。子どもたちに「こんなことをやったら、こんなに大変なことが起こる」ということを分からせれば、マイナス行動は抑制されます。今なら「コロナ禍でマスクをしないで、人ごみの中に入っていったら、どんなことが起こっちゃうと思う?」と、子どもたちに問います。

 

「このまま続けていたら、どうなってしまうと思う」「こんなことをやったらどんなことが起こるんだろう」など、自分の行動がどんな結果につながるかが分かれば問題行動にもブレーキがかかります。

 

この働きかけを続けることで、子どもの何を育てていると思いますか。少し堅い言い方ですが、子どもの「状況理解能力」を育むことにつながっているのです。

 

子どもたちの行動を変える方法は、もちろんたくさんありますが、1つは、様々な設定や状況を問い続けることで、状況理解能力を育てることです。これを鍛えておけば、困難な状況になった時に、パニックになってしまうのではなく、状況を理解して次の手を打つことができるようになるのです。

 

どうですか・・・わが子への「問い」も、状況理解能力を育てることを意識してみてください。

2021年

10月

03日

こつこつ努力の人 ・筒香嘉智

緊急事態宣言が解除されて、この週末は多くの観光スポットで、人出が戻ってきたようですね。今まで散々苦しんでいた宿泊施設やお土産さんに、少しでも光が見えてきて、利用者も楽しい時間を過ごす・・・今は、素直に、私たちの生活が少しずつ元気になっていくことを喜びたいですね。

 

さて、今日は筒香嘉智(つつごうよしとも)選手の話です。昨年から大リーグに挑戦していたものの、成績不振でレイズ・ドジャースと2度も自由契約となります。日本球界復帰もささやかれました。それは、筒香選手はDeNAで2016年に44本塁打、110打点で2冠王となり、侍ジャパンでも4番を務めまる実力者だからです。

 

しかし、筒香選手は大リーグでプレーすることがプロ入り前からの夢だったそうです。もともと器用ではなく、高卒プロ5年目で、ようやくレギュラーに定着します。天才型でなく、こつこつ積み重ねるタイプが筒香選手なのです。

 

大リーグでも、パイレーツに移籍後に、打率もホームランも打点も驚異的な数字を残しています。筒香選手が劇的に変化した理由は、結果を出そうとフォームを崩していたことと、日本の投手と米国の投手では打者がタイミングを取る際の『間』がまったく違うので対応に時間がかかったが、打席を重ねることで対応できるようになったというのが、専門家の見方です。

 

私の大学の後輩が、横浜DeNAベイスターズの大ファンで、広島まで応援に駆けつけたときに、たまたま同じホテルで、当時の中畑監督とサウナで一緒になったそうです。野球談議の中で、まだレギュラーに定着していなかった筒香選手について、「筒香は、凄い打者になるぞ!あいつの打撃センスは抜群だよ」と熱く語ったそうです。

 

今年の大リーグは、世界のスーパースター大谷選手の話題で持ちきりですが、筒香選手に少しだけ目を向けてみませんか。「努力は裏切らない」というベタなセリフがぴったりです。

2021年

10月

02日

成人年齢 来春から18歳

今日の午後のおやつは、保育園のファームで収穫したさつまいもで作った、スイートポテトです。チョコペンを使いマーブルチョコをトッピングして、動物顔のスイートポテトの完成です。普段は、食が細い5歳女の子が、3個も食べました。おいしかったですね。

 

さて、民法上の成人年齢がいよいよ来年4月から18歳に引き下げられます。民法上なので、お酒やたばこは20歳からです。これによって、18・19歳でも親の同意がなく携帯電話を契約したり、ローンを組んだりできるようになります。

 

未成年者には、親の同意を得ずに契約した場合、民法上の規定で、契約を取り消すことができる「未成年者取消権」があるのですが、18・19歳は、来春から該当しなくなります。つまり、消費者トラブルに遭うリスクが高まるのです。

 

ある男子学生は、先輩に紹介された人から「1万円を1年間で何百万円にできる」投資ノウハウ情報が収められたUSBメモリーを50万円で購入するよう勧誘されました。「お金がない」と言うと、巧みにローン会社からの借金を提案されて、50万円を借りて代金を支払ったのです。しかし、情報を基に取引をしても儲からず、借金だけが残ったのです。

 

私のような年代なら、「こんなうまい話があるわけがない。詐欺だよ」と見破ることができますが、18歳には、「よし!大儲けしよう!」となってしまうかもしれません。

 

18歳になれば、親の同意なしでローンが組めるようになるので、このような被害が増える恐れがありますね。

 

消費者庁はサイト内に設けた特設ページ「18歳から大人」で、成人年齢引き下げに伴う変更点などをまとめた教材を公開したり、高校や特別支援学校で出前講座を開き、啓発活動をしているそうですが、親や祖父母も含めて、注意をしなければなりませんね。

 

4月から高校3年になって、誕生日になれば18歳です。私の年代は、18歳を機に自動車免許をわれ先に取得したものですが、今の若者は、消費者被害に遭うリスクが高まることを意識しないといけません。

 

4月が近づくにつれて、テレビなどのマスコミも、成人年齢の引き下げについての報道が多くなることが予想されますが、正しい知識を持って、対応したいものです。

2021年

10月

01日

アフリカ人の大学学長

今日から10月ですね。今年もあと3ヵ月・・・という声もあるでしょうが、10月の運動会と12月のクリスマス発表会は、ホワイトきゃんばすにとっては、子どもたちの成長につながり、保護者にも喜んでいただける大きな行事です。

 

まずは、運動会の練習が着々と進んでいます。今日は教室内で、1・2歳児を含めてダンスの練習を行い、その後は、寺子屋園児の組体操です。一斉保育ですが、子どもたちは、先生にやらされているのではなく、「運動会がんばるぞ!」の気持ちで動いています。

 

さて、東京2020オリンピック・パラリンピックを機に、「1つの国に文化が複数共存し、混ざり合うことで何が生まれてくるか、お互いをどう認め合うかが、これからの真のグローバル社会で生きる上では、非常に重要である」と強く言われるようになりました。

 

しかし、私たちの普段の生活の中では、そうそう、異文化が交流するシーンが増えているわけではありませんので、これをどうやって共有するか、難しいですね。

 

2018年4月、日本で初めてアフリカ人の大学の学長が誕生しました。そこは、学生の約27%が留学生という、京都精華大学です。「マンガ学部」が日本で唯一あることでも知られた大学です。そして、学長の名は「ウスビ・サコ」さん55歳です。母国語のバンバラ語の他、フランス語、中国語、英語、日本語を自在に操ります。

 

サコさんは、西アフリカのマリ共和国の首都バマコに生まれます。小学生時代は「フランス式」の生活や考え方を学び、中学校時代は、自宅を離れ水道も電気もない生活で、朝起きると井戸から水を汲み、5キロの田舎道を歩いて学校へ通ったそうです。

 

高校では、勉強を頑張り、「バカロレア」に合格します。そして、中国に留学し6年間過ごしたことが、サコさんの目を世界に開かせるのです。北京の大学には、あらゆる国の学生が800人もいたそうです。多様性を認めないとやっていけませんね。

 

中国で学士を得たサコさんは、友人とともに日本を旅行します。それまでは「工業製品のような合理的で人工的なイメージ」を抱いていた日本に、人懐こくて明るい人がいることを知ります。戦争によって、一度は焦土になった日本が、どうやって成長を遂げたのかにも興味がわきます。そして、日本への留学を決めるのです。京都大学に在籍し、その後京都精華大学の専任講師となるのです。

 

サコさんの研究室は、面白い試みをする集団として注目を集めていきます。研究室で夜通し話すこともよくあり、学生の論文作成をサポートします。

 

学長になって、「私とは何者か?」と題したスライドを学生を前に映し出します。

「日本がいま排他的になっているのは、一人ひとりが自信を失っているからではないか。自信を持つには、自分が何者かを知ることが大事です。答えの見えない世の中を生きるあなたたちは、自分の変化を恐れず、他者との交流を通じて、自分の『ヴォイス』を持つことを目指してください」と語ります。

 

様々な世界の文化の違いを共有することは、正直どれだけできるか・・・自信がありませんが、自分の『ヴォイス』を持つことならできるような気がします。

2021年

9月

30日

「野球の神様」ベーブ・ルース

夏のプールが終わり、9月からは、寺子屋園児は運動会の練習を連日のように続けてきました。1か月が経過して、着実に成長した姿を見ることができます。かけっこが速くなったということもありますが、精神力が鍛えられています。「集合!」の掛け声で、整列したり準備体操をしたりすることが、自由遊びの中では経験しないことです。10月16日の本番まで、今度は、1・2歳児の園児との合同練習もあります。しっかりと、「非認知能力」を高めてもらいます。

 

さて、スポーツの世界では、記録を持っていた選手が、その記録が追い抜かれる時に、最後の注目をあびるものです。大リーグのエンジェルスの大谷翔平選手の活躍で、20世紀初頭に活躍した「野球の神様」と言われた、ベーブ・ルースに光があてられました。

 

私は、小学生の時に、王貞治選手がベーブ・ルースの714本の本塁打記録を抜いた時に、初めて、身長188センチ100キロのブルドッグのような風貌(失礼!)のベーブ・ルースを知りました。その時の私の記憶は、ベーブ・ルースは「ホームラン打者」です。

 

そして、令和になって、ベーブ・ルースは、投打の二刀流でも名を残していたことを知るのです。今日は、そのベーブ・ルースの記録に注目してみます。

 

19歳でメジャーデビューしたルースは、バッターよりも先に投手として名を上げました。1916年に23勝12敗防御率1.75、1917年には24勝の数字を残します。実は、打者として毎日試合に出たかったルースは、本当は投げたくなかったそうです。ルースの孫にあたるスティ―ブンスさんは、ルースの二刀流は、チーム事情によるものだったと伝え聞いています。

 

ヤンキースに移籍後の1920年に、打者として専念できるようになり、54本塁打でメジャー記録を更新するのです。ヤンキース入団時は、身長188センチに対して、体重は80キロで、スリムな体型だったそうです。足も速くて、ホームスチールを10回も決めたそうです。この身体能力の高さは、大谷選手との共通点ですね。

 

ベーブ・ルースの逸話は、外野を指してから放った予告ホームランや、入院する少年に約束した一発など数多く残っています。「ホームランでなくて、ちっぽけな単打でいいなら打率6割ぐらい打っていた」なんてコメントもしていますが、人なつっこい性格で国民を魅了したのです。

 

私たちは、現代の二刀流である大谷選手を応援するのですが、今日は、ベーブ・ルースへのリスペクトを忘れないでおきましょう。

2021年

9月

29日

テレワークで人事評価困った

いよいよ、公立校で初の「イエナプラン校」が、来年2022年度に誕生することが正式に発表されました。広島県福山市立常石小学校です。この小学校は、瀬戸内海の沿岸部にあります。すでに、2020年度から1年~3年生は同じ教室で授業をおこなっているそうで、いよいよ4年~6年の異年齢クラスが発足するのです。

 

イエナプランを簡単に言えば、オランダで広がっている教育システムで、異年齢の子どもたちがグループを作って、学び合う授業スタイルです。当然、先生が黒板に立っての一方通行的な授業ではありません。

 

イエナプランの教育システムについては、広島県や愛知県が積極的に導入を進めています。私たちが、大人になって社会に出れば、同じ学年や年齢で構成される組織はなく、すべて異年齢の環境ですので、子どもの頃からタテの関係の中で学び合うことは、とても理にかなっているのです。異年齢のプラス効果については、一晩でも語ることができますが、今日はこれくらいにします。(笑)

 

さて、テレワークが普及する中、企業の人事評価のあり方が課題になっています。ある人事コンサルティングが調査した結果、テレワーク時の部下の人事評価を「オフィス出社時と比べて難しい」とした管理職は61%にもなったそうです。その理由は、「勤務態度が見えない」「成果につながる行動を細かく把握しづらい」「勤務時間を正確に把握できない」などです。

 

さらに、テレワークの実態に合わせて、人事評価制度を見直したり、改定したりする必要性を尋ねた設問では「そう思う」「ややそう思う」が合わせて83%と大半を占めたそうです。しかし、コロナに伴い制度を実際に改定した企業は14%にとどまっています。

 

人事評価制度を見直した企業の多くは、数値目標を取り入れます。事務職の数値目標は難しいですね。例えば、業務効率化のために請求書をメールで送る割合といった数値目標を社員と相談しながら設定します。当初は、労働強化につながるのではないかと懸念もあったようですが、『目標が明確になった』と好意的な意見が多いそうです。

 

ある社員は、自分がやるべきことが具体的に示されるようになったことで、残業時間の削減にもつながったといいます。

 

一般的な会社の人事考課基準は、新入社員など経験の浅い社員は、「情意考課」といって、「挨拶ができる・遅刻欠勤がない・協調性がある」などの評価項目がありますが、管理職になれば、「売上数値が達成できたかできないかなどの『成績考課』」と「折衝力があるかなどの『能力考課』」だけになり、情意考課などありません。

 

テレワークの評価は、管理職的な「目標達成ができたかできないか…能力があるのかないのか」の評価にシフトしていくのかもしれません。

 

あなたの会社は、どうですか。

2021年

9月

28日

組織に欠かせぬ「縁の下の力持ち」

運動会に向けて、連日の練習が続いていますが、今日の寺子屋では、紅白対抗リレーの勝利へのポイントとなる「バトンリレー」の練習をしました。幼児相手に、バトンリレーをきちんと教えるのは難しいので、今までの運動会でも「バトンを落とさないこと」に注力していました。

 

しかし、少しでも上手にバトンをつなぎたいと考えて、今日は、「バトンを受け取る時に、立ったままではなくて、ゆっくり走り始めながらバトンを受け取る」をやってみました。赤組アンカーの男の子は、すぐにマスターしましたが、年長園児にとっては、なかなか難しい内容です。今日は、赤組アンカーの6歳男の子がコーチとなって、年中・年少園児に身振り手振りで教えてくれます。とても助かりました。明日の練習で、少しでも上達できればうれしいですね。

 

さて、私の中学の同期の一人は、勤務する企業では、新入社員から50代になった今でも、ずっと「総務部」で勤務しています。性格もまじめで、他の人なら嫌がるような仕事でもコツコツとこなすタイプです。彼の仕事ぶりについて、詳しいことは分かりませんが、きっと、会社にとって「縁の下の力持ち」的な存在です。

 

「普通」の人間の在り方を描き、多くのサラリーマンたちの支持を得てきた長期連載マンガに「総務部総務課山口六平太」という作品があります。1986年から2016年まで30年間も変わらないスタイルを貫いています。

 

主人公の山口六平太は、社内のさまざまな問題に、機転を利かせながら対処していきます。部長同士の部屋割りに対する苦情や、対立関係にあった同期の葬式に出席しないと言い張る社長など、人間関係のトラブルに対して、問題の裏に隠れている根本的な要因を探り、相手を尊重しながら、恥をかかせないように収めてしまうのです。

 

私のサラリーマン時代は、業績を上げ、改革を行い、新しいアイデアを出して推進していくことにまい進していて、それを支える「縁の下の力持ち」の存在に気がつきませんでした。ベテランになって、ようやく多くの関係部署に支えられていることに気がついた次第です。遅すぎです。(笑)

 

実際の仕事では、山口六平太のような折り合いをつけることが一番多いのではないでしょうか。社内調整の方が大変ですね。

 

どうですか・・・組織で働いているあなた。組織にとって「縁の下の力持ち」の役割をしてくれている人は誰ですか。そして、そんな人たちに自分が支えられていることに、感謝しないといけませんね。

2021年

9月

27日

学校にあるユーモア

今日は、屋上ファームでさつまいも掘りを行いました。5月に子どもたちが苗を植えたさつまいもです。わりと土の深いところに、さつまいもが埋まっているので、子どもたちにとっては、簡単に取れそうで取れないところが、さらに楽しさを倍増させたようです。

 

イモ堀りにはまった子どもたちは、最後まで、大きな鍬で土を掘り上げる園長のそばで、たくさんのさつまいもを収穫してくれました。さつまいもは、じゃがいもと違って、水洗いで、土を落としてから保管します。タライに水を入れて、ゴロゴロと洗うのですが、この作業が子どもたちにとっては、楽しくて仕方ありません。水がはねて、洋服もびしょ濡れになってしまう園児もいるのですが、収穫から水洗いまで、子どもたちの笑顔がいっぱいでした。

 

1週間くらい置いて、甘くなったところで、子どもたちのお土産になります。野菜カート2杯の豊作です。まだ、全部は収穫していないので、秋に向けて、さつまいも三昧となります。(笑)

 

さて、今日は、学校にあふれるユーモアを楽しんでもらいます。ユーモアに大切なのは、嫌な気持ちにならない笑いです。ユーモアの質が大事です。(笑)

 

国語の問題です。「相談くらいしろよ、親友だろ。( )くさいじゃないか」の( )の答えが「汗」。

 

保健体育の問題です。「中学生のかかりやすい病気を4つ書きなさい」にあった解答が「仮病」。

 

廊下でPTAの広報誌に載せる写真を撮影したけど、光の関係でうまく撮れません。そこで、校長が一言・・・「廊下(老化)現象だから仕方ありません」

 

野外学習で生徒の素朴な質問です。「送電線の下にいると髪が薄くなるというのは本当ですか?」に、ベテラン教員が言った言葉。「俺に聞かないでくれる。気にしてるんだから」

 

少しは、くすっとしていただきましたか。保育園の子どもたち相手に、おやじギャクを言うと、大人相手よりはうけがいいのですが、これからは、さらにユーモアの質を高めていきたいと思います。(笑)

2021年

9月

26日

いかに親以外の人間と交わっていくか

昨日保育園が終わって、月末に保護者にフィードバックする「子どもたちの成長記」を書いていました。保育園を出ると、ショッピングセンターの駐車場にはほとんど車がありません。おそらく、「鬼滅の刃」の映画をテレビで観るために帰宅していたのではないか・・・と想像します。

 

保育園では、鬼滅の刃の情報をあまり持っていない園長は、子どもたちに質問攻めです。「かなおには本当の名前があるの?」「きぶつじは、どうしてかげんの鬼たちを殺してしまうの?」「いのすけは本当にイノシシに育てられたの?」「ぜんいつの父と母はどこにいるの?」・・・まだまだ質問が続いたのですが、私のまわりには、小学生から3歳までの鬼滅の刃に詳しい園児が集まり、細かい解説をしてくれます。そして、子どもたちの情報を断片的につなぎ合わせ、予習をして、映画を観ました。テレビではなくて、映画館のスクリーンで観たら、泣いていたことでしょう。

 

さて、映画化もされた漫画「テルマエ・ロマエ」の作者、ヤマザキマリさんは、「ムスコ物語」という本を出しました。彼女が20代の頃、長く同棲したイタリア人の詩人との間に生まれた息子デルスさんについてのエッセイです。

 

この本のテーマをあげるならば、「いかに親以外の人間と交わりながら生きていくか」という内容になっています。

 

ヤマザキさんは、母が暮らす北海道で生活すると、夫の仕事に伴い、シリア、ポルトガルへ。息子のデルスさんは、「世界転校」を繰り返していくのです。ヤマザキさんは「私はどこへ行こうと家で漫画を描いていればいいわけですが、息子は引越しの度に学校が変わり、社会と接点を持たなければいけなくなる。一番シビアで容赦ない立場に立たされていたわけです」と言います。

 

親は、どうしても、子どもが困難な状況にならないように願ってしまいますが、普通なら、親が先に死にます。子どもは自立して生きていかねばなりません。「困難な状況」「自分の思い通りにならないこと」という言い方は抽象的ですので、1つ、具体的に考えると、「いかに親以外の人間と交わっていくか」ということです。当然、相手は親ではないので、自分の思い通りにならないことをたくさん経験するわけです。

 

どうですか・・・わが子について、「親以外の人間関係がどれだけあるか?その関係を見守っていく」ことを意識してみませんか。

2021年

9月

25日

カメが飛行機を止めた!?

今日登園した小学生が、「スゲー大きなカマキリだ!」と、飼育ケースの中のオオカマキリに目が釘付けになります。ということで、今日は小学生と年長園児が中心になって、バッタやコオロギの捕獲作戦です。もちろん、カマキリのエサにするとは言いません。

 

虫探しに集中すると、色々な虫を見つけることができました。カメムシも発見です。「本当にカメムシはくさいの?」の実験です。カメムシを手に持ってみると、見事にくさい臭いを出してくれました。子どもたちも顔をしかめます。(笑)

 

さて、昨日は、ほっこりするニュースがありました。成田空港午前11時35分頃の事件です。離陸待ちをしていた航空機から「滑走路上にカメがいる」と管制塔に連絡があったのです。

 

スタッフが発見して、その場で捕獲しましたが、その影響で、滑走路は12分間閉鎖され、5機の出発が遅れたそうです。たわいのない普通の人ならスルーしてしまうニュースですが、「カメ」となると黙ってはいられません。

 

ざっと、保育園の屋上には30匹以上のカメがいます。カメ池には、ニホンイシガメと人を見ると寄ってくるビックサイズのクサガメたち・・・そして、ミドリガメのおうちに、クサガメのおうちがあります。そして、カメたちはよく脱走します。屋上で散歩しているカメを何度も子どもたちは発見しています。

 

成田空港の滑走路を散歩していたカメは、ミドリガメこと、ミシシッピアカミミガメです。どのテレビ局の報道も、「カメ」としか報道しませんでしたね。さすがに、この事件から、外来種のミドリガメの繁殖拡大の危惧を報道するテレビ局はなく、カメの捕獲後に、待機させられていた「空飛ぶウミガメ」の愛称で知られる、全日空の「FLYING  HONU(フライング ホヌ)」が、ハワイに向けて飛び立ったと、「カメが『ウミガメ』機止めた」の話題性を取りました。(笑)

 

ハワイではウミガメは幸運を呼ぶ使いとされています。ウミガメをモチーフにしたグッズも多いですね。この事件は、コロナ禍で暗い世の中から明るい未来の兆しかもしれませんね。いや、そう思うことにしましょう。(笑)

2021年

9月

24日

やり直しのできる社会

来週は、5月に苗を植えた「さつまいも」の収穫を行います。そんなことで、昨日は、イモ掘りの準備で、さつまいも畑の葉を落としていたのですが、そこに現れたのが、「オオカマキリ」です。なかなか立派だったので、これを子どもたちと観察しようと、大きめの飼育ケースで、しばらく飼うことにしました。

 

朝、4歳男の子が一番で登園するなり、「園長先生・・・・大変だ!カマキリ先生がいるよ!」と大騒ぎです。NKHで放映されている「カマキリ先生」を見ていたようです。バッタとコオロギも一緒に入れています。子どもたちは「どうして?」と言ってきますが、カマキリのエサになるとは言えません。仲良く暮らしているんだよ。と、大人のウソをつきました。(笑)

 

さて、先日、走行中の小田急線の車内で、無差別に乗客が切りつけられる事件が起きました。犯人は36歳の男性で、「自分の人生はクソみたい。幸せそうな女性を見ると殺したくなる」と語っていました。

 

犯人は、大学を中退して不安定な職を転々としていたそうです。こうした状況がメンタルを屈折させた可能性があると、専門家は指摘します。

 

日本では、大学の中退者の割合は1割ほどで、10人に1人が中退となると多いですね。ここに、世界に誇れない内閣府のデータがあります。大学中退者が「将来に夢がない」と答えた人が、日本が断トツで73%です。以下、多い順で、韓国43%・ドイツ39%・スウェ―デン33%・アメリカ25%・イギリス21%・フランス18%となっています。

 

もちろん、経済的理由で大学生活を継続できなかった若者も含まれますが、目的を持たず、ただ漠然と大学進学の道を選択した若者が多いことが想定されます。日本では、標準コースを外れた者への風当たりが、まだ強いです。そんな世間の目にさらされて、「自分の人生はクソみたい」と思ってしまうのかもしれません。

 

高校や大学、専門学校は何歳からでも入り直せるし、専門的な技術などを習得するための訓練校だってたくさんあります。ふさぎ込んでしまった若者は、まわりが見えません。孤立させないように、私たち大人は、そっと、別の道へのヒントを教えることも必要ですね。

 

「何回だって失敗したっていいんだぞ!失敗するから、色々なことを学べることができるんだ!」なんて、励ましの言葉を私たちは、ついつい使ってしまいますが、日本が、さらに成熟した国になっていくには「やり直しのできる社会」を作っていかないといけません。口だけでなく、具体的に。

2021年

9月

23日

車酔い

秋分の日、朝から暑い!お墓参りに行く人も、熱中症に注意!という感じですね。さて、今日は車酔いの話です。みなさんは、車酔いをしたことがありますか。私は、ほぼ大丈夫ですが、車の中では本は読めません。電車なら大丈夫なのに不思議です。

 

車酔いになりやすい人は、年齢で見ると小学校高学年ぐらいから酔う人が増えてきて、中学・高校でピークに達するそうです。男女別で見ると、圧倒的に女性の方が多いそうで、55%の女性が車酔いの経験があるというデータもあります。男性は33%です。

 

車酔いの症状はすべて自律神経の異常な興奮によって引き起こされるため、自律神経が不安定になる思春期は酔いやすい傾向にあり、大人になっても酔う人は、精神的ストレスで自律神経が乱れている可能性もあるそうです。

 

具体的に説明しますと、目から入る情報とバランスをつかさどる耳の三半規管が感知する加速度の情報にずれが生じます。この情報を脳の海馬(かいば)が、過去の情報と照らし合わせ、不快と判断すると、自律神経が異常に興奮し車酔いになります。顔面蒼白・冷や汗・唾液分泌・血圧変動・むかつき・嘔吐などが、車酔いの症状です。

 

そうだったのか!ですね。車の中で本を読むと、視線は本に固定される一方で、三半規管は「今は車が動いている」という情報を脳に伝えます。目からの情報と耳からの情報にずれが生じ、脳が「このずれは不快だ!」と判断すると自律神経が興奮して車酔いになるというわけです。

 

よく、運転手は酔わないと言いますね。これは、自分が運転しているときは自分の思ったとおりに風景が動き、回転や加速の予測ができるので、情報のずれが生じないというわけです。

 

では、どうすれば車酔いを防ぐことができるか・・・窓を開けて風をあびるとか、色々ありますが、市販の酔い止め薬を積極的に活用することもありというのが医者の見解だそうです。私も初めて車酔いのメカニズムがわかりました。(笑)

2021年

9月

22日

専門分野を深く学ぶ

昨夜は、十五夜でしたね。さいたま市では、雲の切れ目から、はっきりと満月を見ることができました。久しぶりに、空をしばらく眺めていました。こうして、満月をじっくりと見るのは、サマーキャンプで天体観測をした時以来です。いけませんね。天気が良くて雲がない夜には、じっと夜空を観察する余裕が欲しいものです。ほんの1分でもいいですね。

 

保育園の子どもたちは、「まん丸のお月様見た!」と言う園児もあれば、「お団子食べたんだよ」と、食べることが一番の園児もいます。(笑)

 

さて、中学・高校時代に「自分は○○がしたい。○○になりたい」と明確なビジョンを描ける若者は少ないでしょうが、漠然と、総合高校・大学に行くのではなく、やりたいことがある生徒にとっては、専門高校のメリットを生かす道があります。

 

令和初の都立高校「赤羽北桜高校」が、この4月に開校し、1期生となる1年生142人が入学しました。この高校は、総合高校ではなく、専門分野の3科を併せ持っています。

 

幼児教育・保育系や栄養・健康系の上級学校への進学を目指す「保育・栄養科」に、卒業と同時に調理師の資格の取れる「調理科」、介護福祉士国家試験の受験資格を得ることができる「介護福祉科」の3科が専門分野となります。

 

料理の世界で生きていくのであれば、高校卒業と同時に調理師資格を取り、自分が進みたい分野の店舗などで修業を積むことが、夢への第一歩ですね。

 

介護福祉士の資格は、2016年から国家試験を合格しないと与えられません。受験条件は、3年以上の介護現場での実務経験が必要で、大学卒であっても、すぐに試験を受けて資格がとれるものではないのです。

 

例え、将来の仕事に直接的につながらなかったとしても、浅く広くではなく、専門分野をより深掘りして学ぶ経験は、必ず人生の支えになりますね。

 

赤羽北桜高校が目指しているのは、3年間の専門的な学びを通して、困難な課題にも自ら向き合い、他者と協働して課題解決を図り、周りの人も幸せにすることができる生徒の育成です。

 

今日は、高校生の話をしましたが、大人の私たちだって、何歳になっても新たな専門分野を深く学ぶことだって可能です。自分次第ですね。有名な話ですが、ケンタッキー・フライド・チキンの創業者、カーネルサンダースさんは、65歳でKFCを立ち上げたのです。人生いろいろですが、学ぶことは続けたいですね。

2021年

9月

21日

薬効学ぶ植物園

今日の寺子屋では、屋上ファームに大根の種をまきました。普通の大根では面白くないので、毎年、子どもたちが「大きなカブ」と言っている「聖護院大根」です。収穫の頃には、「○○ちゃんの顔よりも大きい・・・」という会話を毎年しています。

 

しかし、大根の種はとても小さいので、子どもたちは、小さな手で大切に握りしめていました。マルチシートの穴に4粒ずつまきます。保育園の子どもたちは、種の形も自然と覚えるようになってきます。じゃがいもの種イモは、そのまんまイモですし、インゲン豆もえんどう豆も大きくて分かりやすい種です。大根の種は、なかなか本物の大根からはイメージがわかないようで、「どうして、こんな小さな鼻くそみたいな種が、大きな大根になるんだよ~!?」なんて、口の悪い男の子が言ってました。(笑)

 

植物や野菜は、本当に不思議なものですね。保育園の子どもたちは、屋上の自然の中で、経験しながら学んでいます。「クローバーは、四つ葉のクローバーを探すだけでなくて、リクガメのかめきちの大好物でもある」「カラスノエンドウは、えんどう豆みたいに美味しくないけど、食べられる」「桑の実はマルベリーと言って、すごくおいしい」などなど・・・

 

私が魅力を感じるのは、一日花と薬草です。一日花とは、およそ1日だけ咲き続ける花です。1日経ったら枯れてしまうはかなさに、何とも魅力を感じます。有名な花では「ハイビスカス」があります。屋上に咲く「アサガオ」も一日花です。子どもたちが、色水作りに、アサガオの花をむしり取ってしまいますが、どうせ一日の運命なら、子どもたちの色水になるのも幸せかもしれませんね。

 

そして、薬草には、先人たちの知恵や経験がたくさん込められていますね。病状に対してどんな漢方薬を出すか、先人たちは思考をめぐらせ、その漢方薬にはどんな生薬がはいっているか・・・そんな植物を観察することは、大人でも夢中になりそうです。

 

東京都八王子市にある東京薬科大学のキャンパスには、約2000種類の植物の薬効を学べる植物園があるそうです。一般にも開放されています。ただの、野草・雑草に、「頭痛・身体痛・打撲傷に用いる」などという文章が添えられているそうです。

 

私も、薬になる植物をそれなりに観察・勉強して、子どもたちに教えていこうと思っています。楽しそうですね。

2021年

9月

20日

祝 敬老の日

昨日は、晴天の午前中から秋まつりの準備をしていたのですが、15時にスタートしても太陽が夏のように輝いていました。家に帰ると、長女に「松崎しげるかい!?」と言われてしまいます。どうやら、かなり日焼けをしていたようです。そして、なぜか、喉が渇いて仕方ありません。麦茶にカルピス、炭酸水と、ざっと2リットルは飲みました。

 

この現象は、若い証拠なのか・・・はたまた年をとったからなのか・・・そんなことを考えいました。はい。今日は「敬老の日」です。

 

日本は、世界の中でも長寿大国と言われていますが、数字的にはどれくらいなのか。65歳以上の人口は3620万人で、総人口に占める割合は、0.3%上昇して29.1%だそうです。町を歩く人のざっと10人に3人は、65歳以上です。

 

高齢者比率29.1%の日本は、世界で断トツの1位です。2位がイタリアで23.6%、3位がポルトガルの23.1%だそうです。

 

しばらく、数字を続けますと・・・高齢者の就業者数の割合は、毎年増加しており、今年は過去最高の25.1%だそうです。65歳以上の4人に1人が、仕事をしているという計算です。

 

最近では、保険のCMなので、「人生100年時代に備えて・・・」というフレーズをよく聞きますね。長生きすることは素敵なことですが、「元気に、健康で」でないといけませんね。

 

「敬老の日・・・孫に囲まれながら幸せな人生を送りたい」といきたいところですが、バリバリに仕事をしてきた人に限って、定年後、趣味もなく何もすることがないと、あっという間に老け込んで、病気になってしまいます。

 

適度に、仕事をすることが、健康にはいいと言われていますね。仕事をすれば、体を動かして、人とのかかわりが発生します。私が新入社員として勤めた頃は、定年は60歳でしたが、今では65歳までが標準です。70歳定年という時代もすぐにやってくることでしょう。

 

まだ、65歳になっていないあなた。私もそうですが、時々、65歳以降に仕事を続けるとしたら、どんな仕事がいいのか。自分の強みや弱みを冷静に見つめて、考えてみませんか。

2021年

9月

19日

令和3年度 秋まつり

一日順延して、快晴のもとで、秋まつりを行いました。台風一過の青空とお日様で「暑い!」です。昨年から、暑さ回避で、夏まつりから秋まつりに変更したのですが、今日は、まるで夏まつりです。

 

昨年は「カレーライス」「フランクフルト」の店を行いましたが、今年は、コロナ対応で飲食なしで、5つのゲームを楽しみました。5人の先生がそれぞれのゲームを担当しました。ゲームは1回50円で、必ず景品やお菓子が付きます。「ダーツ」「たけとんぼ」「金魚すくい」「わなげ」「フリスビー」の5つの店には、寺子屋1番、2番の園児とその保護者にお手伝いをお願いしました。

 

子どもたちも頑張りましたが、保護者の皆様には、本当に活躍していただきました。販売などのサービス業に勤務しているパパやママは、「さすが!」のおもてなしと、段取りのすばらしさが光ります。子どもは「うちのママはスゲー~」と思ったことでしょう。

 

まずは、子どもみこしの「わっしょい!わっしょい!」で、秋まつりがスタートしました。今年度の保育園のテーマは、スマイル(笑顔)です。にこちゃんマークの子どもみこしには、子どもたちの笑顔の写真が並んでいます。

 

屋上を1周まわって、サークルの真ん中にみこしを置いて、子どもたちが踊ります。朝の会で練習を続けた、今回の新曲「スマイル音頭」でスタートです。今回は、3曲続けて踊りまくります。子どもたちの大好きな「ひょっこりひょうたん島」に、パパママも子どもの頃に踊った「UFO」です。この曲がかかると、自然と体が動いてしまうママもいました。(笑)

 

そして、5つのゲームがスタートです。「わなげ」は、色水を入れた様々な大きさのペットボトルが並びます。「フリスビー」は、アンパンマンの口の中に、紙皿で作ったアンパンマンのキャラクターフリスビーを投げます。「たけとんぼ」は、廃材で竹とんぼを作り、お土産は光るブレスレットです。「ダーツ」は、子どもたちが作ったダーツを色々な大きさの穴に入れます。一番小さな穴に、小学生が3人入れました。さすがです。「金魚すくい」は、予想通り一番人気となりました。アヒルやクマさん、ボールなどが浮かび、色別のカプセルをゲットすると、光る指輪がもらえます。保護者の協力でスムーズにできました。

 

最後に、もう一度子どもみこしを担いで、スマイル音頭を踊って、無事に秋まつりが終わりました。今回は、園児全員が出席です。小学生も11人集まってくれました。見送りで、子どもたちは、景品がいっぱいで大喜びですが、ママやパパたちも、笑顔がいっぱいです。

 

いつものように、ライブハウスなみの音響設備を演出していただいたパパや、孫のために参加いただいたおじいちゃん、おばあちゃん・・・そして、盛り上げていただいた保護者の皆様に感謝します。ありがとうございました。

2021年

9月

18日

運動実施率

台風の影響で、暴風雨の予報が早くからなされていたので、本日予定していた「秋まつり」は、明日に延期しました。予報通り、朝から雨が降っていたのですが、ちょうど、15時から16時半の秋まつりを行う時間に、雨がやんでいます。「あれっ!」という感じですが、地面は水たまりができていて、とうていできなかったですね。明日、雨の心配のない状況で、楽しく行いたいと思っています。

 

そんなんで、今日の子どもたちは、屋上のエレベーターホールで、祭りのゲームをいくつか練習しました。「わなげ」「フリスビー」「ダーツ」です。小さい園児は、1メートルの短い距離でも、輪投げを成功させるのが難しく、明日は、ゆるゆるルールでやることにします。お楽しみは、すべてのゲームに景品が付くことです。「オレ!何回もやるから・・・」なんて、子どもたちは張りきっていました。(笑)

 

さて、今日はスポーツの話です。東京2020オリンピック・パラリンピックが行われ、アスリートたちから多くの感動をもらいました。また、私たちがスポーツに取り組むことは、心身にプラスの効果をもたらします。体力向上はもちろん、ストレス解消やリラックス効果。チームスポーツからは、社会性、協調性が高まることも期待できますね。

 

しかし、日本人の運動実施率は、統計が取れた国の中では、世界最下位です。20~30代の運動実施率は、男性でおよそ20%で、女性では15%ほどしかありません。この運動は、競技スポーツだけではなくて、趣味で行うジョギング、ウオーキングやスイミングなども含まれます。

 

労働時間が長い日本人は、スポーツを行う時間がないのかもしれないのか・・・はたまた、「ブラック部活」という言葉があるように、試練を伴う部活経験が、社会人になってからのスポーツ離れを促しているのか・・・どちらにしろ、悲しい数字です。

 

アメリカの男性とノルウェーの女性が、ともに70%で一番高く、これは、スポーツをして体を動かすことは、ライフスタイルとして当たり前になっているという数字ですね。

 

どう考えても、適度に運動・スポーツを行うことは、さまざまなプラス効果があり、生涯にわたり継続していきたいことです。

 

あなたは、継続的に体を動かしていることはありますか。

2021年

9月

17日

「スジ屋」大忙し

保育園の園児の中には、電車が大好きという子がたくさんいます。「こんなことまで知ってるんだ・・・」と驚くことが多いですが、今は小学2年生になった男の子が、南海電鉄の特急「ラピート」を言い当てた時には、ビックリしました。「関東の人間なのになんで!?」です。

 

また、登園日には必ず「時刻表」を持参する卒園児もいます。本屋さんで売っている一番大きくて分厚いタイプです。時刻表が読めるのは、その子と園長しかなく、他の園児にはまったく面白さが分かりません。彼は、一人で時刻表をたどっているのです。

 

今日は、そんな鉄道の話です。「スジ屋」と呼ばれる仕事は、何かわかりますか。鉄道ダイヤの原案である「ダイヤグラム」を作る人のことを言います。

 

ダイヤグラムは、鉄道ダイヤの元になる図表のことです。紙の左端にある縦軸には、路線の駅名が順に記載されています。上軸と下軸のある横線には、1分刻みで目盛りがあります。

 

始発駅が一番上に配置され、ここを原点として距離は下向きに、時間は右向きに進むので、下り列車は、右肩下がりで「1本の線(スジ)」で表現されます。反対に、上り列車は右肩上がりの折れ線を描くのです。なんとなく、わかりましたか。

 

このダイヤグラムを見れば、「鈍行列車がどの駅で、何時に特急に抜かれるのか」とか「上り列車と下り列車が通過し合うのは、どの場所で何時くらいか」などが、ひと目で分かるのです。

 

JRは、毎年3月に、年に一度の大がかりなダイヤ改正を行っていますが、「スジ屋」の皆さんは、このダイヤ改正後、すぐに、1年後の改正のための作業を始めるそうです。原案作りでは、相互乗り入れの状況や人口動態などを念頭に、現行のダイヤグラムに鉛筆や蛍光ペンで新たな筋を書き入れるのです。

 

もちろん、コンピューターも使用するそうですが、「複雑に絡みあったダイヤを全自動ででは組めない。紙に筋を引く作業は今後もなくならない」とのことだそうです。

 

今年は、コロナの影響で、終電の繰り上げや東京オリンピック用の臨時列車の運行中止があり、鉄道会社にとっては、幾度もダイヤを組み替える異例の年となったようです。

 

JR東日本には、約30人のスジ屋がいるそうですが、コロナ禍では、お客様の利用状況は見通せません。それでも「一本の線の後ろに、何千ものお客様がいる。それを忘れず、良いダイヤを作っていきたい」とスジ屋の一人は話をします。

 

どうですか・・・ダイヤグラムを見たくなりましたか。けっこう、はまりますよ。

2021年

9月

16日

UFOの正体を解明せよ!

運動会の練習をしていると、西文ひろば横の道路を歩く人が、立ち止まって子どもたちの頑張りを見守ってくれます。今日も、紅白対抗リレーは、抜いたり抜かれたりの熱いレース展開となりました。「○○ガンバレ!追い抜くんだ!」の声援に、通行人が3組見入っていました。

 

保育園の子どもたちのことなど全く知らないただの通行人の足を止めるほど、子どもたちの熱気が伝わったのです。凄いですね。

 

さて、今日は「UFO」の話です。秋まつりでも、子どもたちは「UFO」を踊りますが、本物のUFOについて、6月25日、アメリカ当局は、「未確認航空現象の初期評価」と題した9ページの報告書を発表しました。

 

UFOの正体について「中国やロシアなどの外国由来」「鳥や気球、ドローンなどの空中浮遊物」「氷の結晶などの自然現象」などの可能性を指摘しました。それすら当てはまらないケースは「分析するには科学の進歩が必要だ」との見解を示しました。

 

報告書では、地球外生命体がUFOを送り込んだ可能性には触れなかったものの、明確な否定もしませんでした。米メディアは「エイリアンを信じる人たちの熱意をさらにかきたてた」と強調しました。

 

もともと、米軍内でのUFOの目撃情報を基に「先端航空宇宙脅威特定計画」と呼ばれるUFO調査を米当局は秘密裏に行っていました。UFOに関する情報公開を求める世論の高まりを受け、国防総省は計画の存在を認め、20年になって保有するUFOの動画を公開し、本格的な調査に乗り出したのです。

 

このとてつもなく広い宇宙に、地球以外の人間よりも文明が進んだ生命体があることは、間違いないだろう・・・と私たちは、思っていても、UFOを真剣に語ることはなかなかできませんね。ましてや、国家が正式に調査を進めるアメリカと違って、日本では、国会の議論に挙がることなど、まずないでしょう。

 

サマーキャンプで天体観測を指導していただいた、小川げんきプラザの石井さんのように、可能性はあっても、UFOが地球に到着する可能性など確率的に不可能という意見もあります。

 

私は、やっぱり、子どものように「宇宙人」「UFO」の存在を信じて、ワクワクしたいと考えるおやじなのです。国家が絡む報告書となると、色々な策略があるので、真実は出てこないかな?

2021年

9月

15日

日本300名山 ひと筆書き

今日から、保育園にあるハロウィーンの衣装を自由に着れるようにしました。まるで、今からハロウィーンパレードが始まるような賑やかな教室内です。しばらくは、子どもたちのハロウィーンコーディネートが続きそうです。

 

さて、「ひと筆書き」というと、何を思い浮かべますか。やはり鉄道ですね。私が小学6年生の時の担任が、鉄道好きで、東京近郊区間で、小学校の最寄り駅の国鉄武蔵野線「新座駅」から隣りの「北朝霞駅」までの1駅を同じ駅を通らないで、ひと筆書きで大回りして乗車するツアーを行ったのです。新座駅に朝の6時集合で、解散は北朝霞駅23時というまるまる1日「電車の乗りっ放し」のツアーです。

 

参加した子どもたちは、それはそれは、たくさんの電車に乗れて、大はしゃぎです。料金は、「東京近郊区間内ルール」で、一駅分で、当時の子供運賃で30円か40円だったような気がします。埼玉・東京・神奈川・茨城・千葉をすごいルートでまわります。パソコンがない時代ですので、担任の先生が一人で机上で考えたルートでした。

 

今の時代なら、早朝から深夜までの活動に、学校や教育委員会の許可は下りないでしょうし(たぶん、この時も担任は勝手にやっていたようですが・・)、古き良き時代の思い出です。

 

今日の話は、ひと筆書きでも、日本の300名山を南から北まで、山と山をつないで縦断した男の話です。アドベンチャーレーサーの田中陽希さんです。

 

2018年1月1日に鹿児島県の屋久島をスタートし、3年7カ月が経過した2021年8月2日に、北海道の利尻山山頂へゴールしました。正確には、日本300名山+200名山でありながら300名山に入っていない「荒沢岳」の合計301名山を人力で走破したのです。

 

人力というのは、陸上は徒歩とスキー、川はバックラフト、海はシーカヤックで越えたからです。非常階段の使用が許可されなかった関門トンネルや、いくつかの宿泊施設でエレベーターを使ったほかは、待機期間も含めて、飛行機や車はもちろん、電車や自転車、エスカレーターさえも使っていないそうです。

 

田中さんは「歩く力、こぐ力は人間としてのナチュラルな動作だと思う。私が足を踏み入れる山や海も、何か特別な力を使ったのではなく、生まれてから年月を重ねて自然と今の姿になった。一人の人間が本来持っている力だけでそこに身を投じるのがフェアだと考えたんです」と話します。もう、全くもって脱帽です。

 

人間は、男女に限らず、多かれ少なかれ「冒険心」を持っていると思うのですが、田中さんのようなスケールの大きい人の考えが気になるところですね。

 

「自分が本気でやりたいと思ったことに身を投じるべきだなと、改めて感じました。たとえ周りからみれば何のためかわからないことでも、自分にとって大切なことで意味がある挑戦だと思えば、胸を張ってステップを上がっていける。そのことを改めて教えられた時間でした」

 

こんな風に、言ってみたいものですね。田中さんにとっては、この偉業もただの通過点だそうです。

2021年

9月

14日

10分で届くスーパー!?

今日の寺子屋では、ハロウィーンツリーを作りました。毎年恒例のクリスマスツリーならぬ「ハロウィーンツリー」です。ジャック・オ・ランタンなどのハロウィーン装飾にプラスして、ホワイトきゃんばすでは、子どもたちの笑顔の写真が飾られます。

 

ハロウィーンからクリスマスに切り替えるまでの3か月半・・・保育園の入口が、とても賑やかになります。子どもたちで、バランスを考えて、ツリーに飾っていくのですが、自分の写真を集めることに集中してしまった4歳男の子・・・「園長先生。○○の写真が4つもあったよ」と、ニコニコしながら報告します。「それを飾るのが今日のお仕事だよ・・・」と話をしましたが、この手の作業は、得手不得手がわかりやすいですね。

 

さて、コロナ禍がさらに需要を加速させているのが、ネットスーパーです。ホワイトきゃんばすがあるショッピングセンターでは、3年前のリニュアルで、ネット部門を強化し、それ以来、右肩上がりで売上が伸びているそうです。

 

そして、驚くべきネットスーパーがオープンしました。注文から10分以内に商品を届けるという仕組みです。東急東横線学芸大学駅近くにある「OniGO(オニゴー)」という店です。「鬼ごっこ」のように楽しく「鬼速」で届けるという意味が込められているそうです。

 

店といっても、お客が入れるわけではありません。商品棚や冷蔵庫・冷凍庫が並ぶ物流センターです。お客は、専用アプリを使って商品を注文します。決済もスマホで行い、商品代の他に宅配料金300円がかかります。

 

「即配」のカバー範囲は、店から半径1~2キロで、10分以内に自転車で配達できるエリアを設定したそうです。学芸大学駅の1号店の販売対象は約5万世帯だそうです。こんな狭いエリアに、これだけの世帯数があるのは、首都圏の特徴ですね。

 

このビジネスモデルを「ダークストア」といいます。お客を見せに入れないことから「表に見えない店」という意味があるようです。コロナ禍の中国や欧米急速に広まっているそうです。

 

日本では、住宅が密集し、比較的世帯年収が高い首都圏で、1年後には100店舗展開を「OniGO(オニゴー)」は、目指しているそうです。

 

仕事や家事、介護など多忙な生活を送る人や、スーパーから重い荷物を持って帰るのを負担に感じる高齢者たちにとって、ニーズは高いですね。もちろん、スーパー・コンビニとあらゆるネットスーパーがありますが、配達時間が2~3時間の幅で設定されているところが多いので、10分即配は、魅力です。

 

もちろん、買い物の楽しみは、衝動買いも含め「自分の目で商品を見ながらブラブラする」ことですね。ストレスも発散されます。まだ、私は、本来の買い物の楽しみ方を選択します。(笑)

2021年

9月

13日

言葉は「力」にも「刃」にもなる

土曜日、菓子問屋に小学生を連れて、秋まつりの追加の景品を買いに行ったのですが、そこで、プラスチックのおもちゃの刀を小学生が見つけてしまいました。週末は、あの「鬼滅の刃」が、テレビで放映されるので、子どもたちの遊びに、赤と黄の2本を購入しました。

 

しかし、想定内でしたが、ものの1日で、黄色の刀は折れてしまい、テープで補強します。そして、今日は、月曜日ですので多くの園児が、交代で遊びます。4歳男の子が、刀を壁に切りつけて、見事に赤い刀の先端が割れてしまいました。

 

こうなると、ガムテープで刀のすべてをグルグル巻きにし、すでに刀の原型をとどめていませんが、それでも、子どもたちの「水の呼吸・・・三の型・・・」が続きます。(笑)

 

さて、今日は「言葉」について考えます。

 

先日の東京2020オリンピック・パラリンピックで、熱戦を終えた選手たちは口々に「感謝」の言葉を述べていましたね。コロナ禍という不安な状況、ハードな練習やモチベーションの維持など、様々な思いが交錯したことでしょう。その言葉には、重みがあって感動を覚えました。

 

一方、SNSでの誹謗中傷に苦しめられた選手も少なくなかったと聞きます。書き込みは瞬時に拡散します。SNSは、便利な反面、デジタル入力の特性や匿名性の高さから、吟味しないまま発せられる言葉や不確かな情報もあります。

 

アスリートたちが残した言葉は、私たちにとっては「力」となりましたが、SNSの無責任な言葉は、「刃」にもなり得ますね。

 

子どもたちは、学校で「国語」の時間のみならず、あらゆる時間で、「言葉」を学んでいます。しかし、子どもたちの世界でもスマホやタブレットは生活必需品になりつつあります。教育現場では、1人に1台のタブレットの時代にすでに入っています。

 

言葉の持つ「力と刃」について、もっと具体的に指導する必要が出てきました。アクティブラーニングの議題にもぴったりですね。

 

もちろん・・・東京2020オリンピック・パラリンピックでは、「お疲れ様」「ありがとう」の言葉が飛び交い、海外の選手たちからもたくさんの「ARIGATO」がSNSに投稿されました。「言葉」は、「力」でありたいですね。

2021年

9月

12日

バランスが整っていない方が面白い

私がサラリーマンをしていた10年前には、「ワーク・ライフ・バランス」という言葉がすでに使われていたような気がします。人生の大きなテーマの一つが、仕事とプライベートのバランスをとること・・・なんていわれます。

 

しかし、サラリーマン時代も現在の保育園の仕事でも、いまだに「ワーク・ライフ・バランス」がきちんと整ったことはありません。言い方を変えれば、「仕事とプライベートは5対5で生きていこう!」なんて決めてしまった人生など、つまらないものです。

 

バランスを整えることができるようになった時は、人生の引退なのかもしれませんね。休みなしで仕事に取り組んでいる時は、「ちょっと休まないと、心も体もボロボロになるぞ」と休みを取り、少し遊び過ぎているなぁ~と思えば、一生懸命仕事に取り組む・・・そんな感じでいいのかなぁ~なんて思っています。

 

保育園の見学に来る保護者へは、見守り保育と一斉保育のバランスの話をよくします。「ふだんの屋上遊びや教室内で子どもたちが遊んでいるときは、ほぼ『見守り保育』になっています。今からみんなで○○をやろう・・・と遊びを誘導することはありません。しかし、運動会やクリスマス発表会での練習は、100%『一斉保育』です。トータルでは、7が見守り保育で、3が一斉保育ですね」と話をしますが、その割合はいい加減です。(笑)

 

「リターンとリスクのバランスを考えながら保育をしている」ともよく言いますが、屋上遊びで、子どもたちが自転車でスピードの出し過ぎで転んでけがをしたら、「○○禁止」のルールができて、リスク重視のバランスが高まるのです。

 

子育てについても「アメとムチ」のバランスの例えは、よく使われますね。子どもの性格、タイプによって、アメとムチのバランスは変わります。同じ子どもでも、小学生時代と中学、高校時代では違ってきますね。

 

どうですか・・私たちは、様々なバランスを取りながら生きているわけですが、少し考え方を変えて、「最適なバランスを見つけよう!」ではなくて、「バランスが整っていない方が、面白いんじゃないの!」と思ったほうがいいのかもしれませんね。

2021年

9月

11日

生きづらさ

今日は、9・11ですね。「アメリカ同時多発テロ」から20年が経ちました。子どもたちに、「20年前の今日は、凄いことが起こったんだ。テロ組織という、悪い犯人が飛行機をハイジャックして、その飛行機を操縦して、ニューヨークのビルにそのまま、突っ込んだんだ。そのビルで働いていた人たちなど、多くの人が死んでしまった」と話をするものの、私の話を頭の中で映像化するのが難しかったようで、「???」です。

 

さて、今日も保育園には、卒園児の小学生が登園します。先週の土曜日は休園だったので、2週間ぶりとなり、いつも以上に保育園での一日を楽しんでいました。小学生同士での「同窓会」的なノリに、後輩の園児と自転車やローラースケートで遊んだり、1歳児2歳児を我が子のようにかわいがる姿も・・・卒園児にとっては、保育園が大切な居場所でですが、多くの子どもたちは、学校が唯一の場所というのが現実です。

 

悩みや相談を担任や他の先生に、気軽に話ができて、先生もそれを受け止めてくれるなら問題ありませんが、頼れる人がいない子どもたちも少なくありません。

 

子どもたちのカウンセリングを受ける団体の代表は、こう言います。

 

「ほとんどの相談内容は『生きづらさ』です。多くの子どもは学校で仲間外れにされないように、良い子で頑張る自分を演じているようです。いじめではないため学校の先生も気付きにくいと思います。また、親の過度な期待や気遣いも生きづらさの理由に挙がっています。子どもに何か不都合なことをしてしまうと、すぐに謝るというのは良くありません。ストレス耐性を下げてしまうからです。理不尽に慣れる練習も必要です。理不尽に慣れていない子どもは、友人関係などでトラブルになると、問題と向き合うことから目を背けてしまいがちです」

 

保育園の保護者の中には「うちの子は、できるだけ自分の思い通りにならないことをたくさん経験してもらいたい」と考える親は、ごくわずかで、ほとんどの保護者は、なるべくトラブルに巻き込まれないように、平和に過ごしてもらいたい・・・と考えます。

 

しかし、理不尽に慣れておかないと、世の中の不条理と戦うことはできないばかりか、嫌なことが起きると、逃げ出してしまう人になってしまいます。保育園での生活に中には、多くの理不尽があります。保護者には、これが、我が子の成長につながっていると思っていただければ、うれしいですね。

2021年

9月

10日

やまゆり園事件

昨日の寺子屋では、秋まつりに行う5つのゲームの一つ「輪投げゲーム」の輪を子どもたちが色を塗って完成させました。「ダーツゲーム」のダーツも子どもたちの手作りです。今から、子どもたちのワクワクドキドキが高まっていきます。当日は、雨が降らないように願うだけです。

 

さて、今日は、少し重い内容につき合ってもらいます。「やまゆり園事件」を覚えていますか。2016年7月26日未明、神奈川県立の知的障碍者施設「津久井やまゆり園」で、入所者19名が刃物で刺され死亡、職員2人を含む26人が重軽傷を負った痛ましい事件です。

 

あれから5年が経過し、2020年3月に死刑が確定した犯人の植松聖。彼は、一貫して「意思疎通のできない障害者はいらない」と公言し、社会のためにやったと主張します。16回開かれた公判では、刑事責任能力の有無のみが争われ、障がい者への差別意識を持つに至った経緯はほとんど解明されていません。

 

裁判とは、そのようなものでしょうが、このままでは、この事件は特異な人間の特異な犯行として忘れられていく恐れがあるとして、地元紙である神奈川新聞の取材班は、裁判の傍聴や植松聖との接戦を続けます。彼に賛同するネットへの書き込みや、彼への手紙が多くあったことを問題視し、この事件を社会の問題として切り込んでいったのです。

 

そして、「異常者」は、私たちの社会が作り出したのではないか・・・つまり、学校教育にも問題があるのでは・・・と分析します。

 

「子どもたちを障がいの有無や学力によって『分ける』ことはむしろ、差別や排除のまなざしを植え付けることになる。事件の加害者のような人が出てくる土壌を、学校教育がいまもなおつくりだしてはいないか」

 

「勉強や運動ができる、あいさつができる、並ぶ時に列を乱さない、おとなしく座って授業を受けることができる・・・。学校教育がめざすべきとされる『子ども像』は、教師から見た『教えやすい、好ましい子ども』にすぎないのではないか」

 

先日、2020東京パラリンピックが終わり、多くの障がいを持った、パラアスリートたちから私たちは、夢や勇気をもらいました。「意思疎通の出来ない障害者はいらない」という植松聖の言葉には、強い不快感を覚えます。

 

この神奈川新聞社が取り上げた、「異常者は社会が作り上げたもの」という問題提起について、私たちは、ずっと考え続けないといけないと思っています。

2021年

9月

09日

「しいたけ. 」さんの人生相談

今日は朝から雨が降っています。グランドで運動会の練習はできませんが、教室でしっかりと組体操の練習をしました。一人で行う演目をすべて練習できました。初めて組体操にチャレンジする年少園児も、のみ込みが早いですね。期待できそうです。

 

さて、テレビに、新聞に雑誌に、「人生相談」のコーナーがたくさんあります。「他人の悩み」ですが、時々、自分と重なる内容もありますね。私の愛読誌「AERA」に「午後3時のしいたけ. 相談室」というコーナーがあります。しいたけ. さんは、占い師でもあり作家でもあるのですが、回答が独特で「う~ん・・・その通りだ」と思うことがたくさんあります。今日は、その独特のフレーズをいくつか楽しんでもらいます。

 

「悩みって親友 大切にあつかわなきゃ」

今まで、悩みなんかない方がいいと思っていましたが、人が生きている以上、悩みは一生ついて回ります。まさに、一緒に暮らしてきた親友みたいに考えると、楽になるかもしれませんね。

 

「実力で壁に突き当たったときは人柄を伸ばすとき。人柄で行き詰ったときは実力を伸ばすとき」

両輪で回っています。完璧になればなるほど嫌みになって、人が離れてしまう場合もありますね。

 

「誰かとパートナーになることの面白さは、自分がどう変われるか」

変化によって自分が改めて評価されることは、パートナーに報いることにもつながる。

 

「『これはできません』が言えない関係では。どちらかがこわれてしまう」

つらいときに支えすぎてしまうと、別れがやってくる。相手にとっては「借り」ができてしまうから。

 

「落ち込むポイントは『二つまで』のルールを」

あれもこれもダメと責めていたら、ここまで頑張ってきてくれた自分に対して失礼になってしまいませんか?

 

「相手の好き嫌いに気づくことから」

卵焼きはその焼き方が好きなんだね・・・こういうのは嫌いなんだね。相手の好き嫌いに気づくことから、コミュニケーションは始まります。結論を急がずに。

 

どうですか・・・なんだか、スッキリしませんか。悩みは親友だなんて思いつきませんでした。

2021年

9月

08日

メカジキ デニム

運動会の練習も3日目となりました。今年初めてのプログラム「綱引き」では、年少園児が、綱を引っ張るというよりも触っているだけです。年長・年中の頑張り次第です。(笑)

 

さて、「メカジキ デニム」をご存知ですか。そう、あのとがった剣のようなあごを持つ、魚のメカジキです。できあがった姿は、何の変哲もないように見える一本のジーンズですが、デニム愛好家の間で注目を集めています。このデニムには、ストーリーがあります。よく言われる「モノ」ではなくて「コト」です。

 

宮城県気仙沼にある「オイカワデニム」は、気仙沼湾が一望できる高台に工場を構えます。1981年創業で、数々の有名ブランドのOEMを請け負ってきました。転機は、2011年3月。東日本大震災による津波で甚大な被害を受け、高台にある会社は避難所として百人以上の地域住民を受け入れたそうです。

 

「その中に地元の漁師さんが大勢いて、彼らといろんな話をしました。メカジキの吻(ふん)が大量に廃棄されていることを知ったのもその時です」と社長の及川さんは言います。「吻」とは、ウンチではなく、メカジキのとがったあごです。廃棄する総量は、気仙沼港だけで年間40トンだそうです。

 

これをデニムにしようと、翌月、工場再開と同時に前代未聞のプロジェクトが始動しました。吻を粉砕し、主成分のリン酸カルシウムを線維化して綿に織り込みます。製品化に向けて試行錯誤を繰り返し、2014年11月に、ついに販売開始となったそうです。

 

生地の強度があるだけでなく、保湿効果があることもわかったそうです。全体の40%が、メカジキ由来の繊維の「メカジキ デニム」の完成です。震災から10年が経過し、ファンの輪はヨーロッパを中心に世界中に広がっているそうです。

 

お値段は・・・1本税込み25300円です。ストーリー(コト)があるから、この値段でも売れるのですね。

2021年

9月

07日

異なる視点を「考える」

先週から、保護者との個人面談を始めています。毎日の送り迎えの会話の中では、なかなかできないような深い話や悩みなどを共有します。ホワイトきゃんばすが大切にする「自分で考えて自分で答えを出す」という園児へのアプローチについては、異年齢保育で年上園児や卒園児の小学生にも影響を受けながら、着実に我が子に身についているとの話を聞くと、嬉しくなりますね。

 

自分で考えることをしないと、こんなことが起きてしまいます。

 

2015年、被爆70年事業として、長崎市の教育委員会は「世界こども平和会議」を行いました。そこで、「原爆投下は正しかった」と主張する海外の参加者に、地元長崎の中学生は反論ができなかったそうです。

 

「原爆は人間が作った最大の過ちであり、これによって多くの命が奪われた。戦争は、二度と起こしてはいけないこと。決して、同じ過ちを繰り返してはいけない」

 

おそらく、長崎の中学生だけでなく、日本の多くの若者は、このように、原爆や戦争について教わってきました。しかし、アメリカでは、「原爆を投下したことで、長期化した戦争を終わらすことができた。もし、原爆投下がなかったら、だらだらと戦争が続き、さらに多くの命が、日本人もアメリカ人も失われていたのだ」と、教えられていたかもしれません。

 

そこで、長崎市では、自分の言葉で平和を語り、行動できる子どもの育成を目指すようになります。

 

例えば、中3向けの授業では、①あなたは科学者で、知らぬ間に大量殺人兵器の開発に関わっていた ②政府に「兵器が完成すれば戦争は早く終わる。辞めれば将来はない」と説得された ③あなたは開発を続けるか、辞めるか・・・と問いかけます。

 

生徒は、自分の考えに基づいて立場を選択し、理由を話し合います。もちろん、問いには正解はありません。大切なのは、正解を求めるのではなく、自分で考えることです。

 

討論の過程で意見を変える生徒や、自分の考えがより強固になる生徒もいるそうです。つまり、自分の考えを主張するものの、相手の異なる視点での考えを受けて対話をしていく中で、より考えを深めていくのです。相手の考えに納得すれば、意見を変えることも大切ですね。

 

「自分で考える」という、子どもたちへのアプローチ・・・大切にしていきます。

2021年

9月

06日

運動会の練習が始まりました

昨夜の東京パラリンピック2020の閉会式で、「君が代」を合唱したのが「こどもの城合唱団」でした。実は、私のいとこの娘(高校1年)が、この30人のメンバーの一人で歌っていました。世代や性別、国籍や障害の有無に関わらない多様なメンバーで構成されています。

 

「こどもの城合唱団」は、2015年に閉館した、国立児童総合センター「こどもの城」で生まれた合唱団です。閉館後も活動を続け、現在は3~78歳の約250人が在籍し、全国で公演活動をしているそうです。「こどもの城」に子どもを連れて行ったことがある人は多いと思います。

 

裏話ですが、「猛特訓」をしたそうです。世界が注目するパラリンピック閉会式の舞台ですから、失敗は許されません。でも、本人は「素人だから、やっぱり下手だなぁ~」とか「あいつら何者だ」とSNSで叩かれることを心配していたようで、いまどきの高校生ですね。

 

しかし、ひいき目抜きに、素晴らしい歌声でしたね。そして、この経験は、一生の宝物になることでしょう。私は思わず、テレビ画面に向かって「よく頑張った!」と言っていました。(笑)

 

さて、今日から運動会の練習が始まりました。3・4・5歳児の寺子屋園児は、10月16日の運動会ですが、今から練習を始めます。今日のところは、運動会を行う「西文ひろばグランド」で久しぶりの土の感覚に慣れることを目的にしていたのですが、初日から、子どもたちのやる気モードが高かったのです。

 

まずは、30メートル走をします。年少園児にとっては、初めての距離です。でも、全員が最後まで止まることなく走り抜けました。走り方については、これからの練習で修正をしていきます。今日のところは上出来です。

 

そんな感じでしたので、初日から紅白対抗リレーまでやってしまいました。想定通り、珍プレー続出です。トラック1周を走るので、ざっと100メートル以上の距離を子どもたちは、チームのために走るのですが、トラックの内側をショートカットで走る園児・・・相手チームの選手にバトンを渡してしまう園児・・・バトンをもらって、そのまま立ち止まってしまう園児・・・まだまだ、勝つためには、相手を追い抜かさなければならないという意識は少なく、笑いありの紅白対抗リレーとなりました。

 

お迎えの時には、「今日ね・・・リレーで勝ったよ!」とママに興奮しながら報告する4歳男の子・・・ついでに「今日は運動会だったんだよ」と間違えた報告をしていました。(笑)

 

練習から、勝った負けたで大騒ぎ・・・泣く園児も続出しますが、子どもたちの「非認知能力」がアップするのです。「負けてたまるか!」の気持ち・勝つことによる自己肯定感のアップ・チームのために頑張る・仲間を応援する・最後まで諦めない・次はこの作戦でやってみよう・・・決して、机上の勉強では身につかないこれらの力が「非認知能力」です。

 

はい。でも、明日からは「楽しんで」の部分を少し多くしないと・・・(笑)

2021年

9月

05日

俺は最強だ!

昨日の我が家の晩御飯・・・「魚を食べるぞ!」と、あの有名な鮮魚店「○○魚類」へ魚を求めに買い物に行きます。対面で「これさばいて!」と言いながら、リーズナブルな値段で購入できました。晩御飯のメニューは、金目鯛の煮付け(お店で食べたら2980円くらいかな?でも1300円)・生たこの刺身・生ガキにポン酢をかけて(1枚200円)・シジミの味噌汁に、日本酒は、埼玉が誇る「神亀酒造」の純米酒です。

 

私ではなく、かみさんの料理です。本当に美味しくいただきました。「おいしいものを腹いっぱい食べる」というのは、人生の幸せの一つですが、「うまい!うまい!」と言いながら、パラリンピック車いすテニスの国枝選手の金メダルを観戦していました。

 

2020東京パラリンピックは、いよいよ、今日でおしまいですね。印象に残った言葉は、女子自転車ロードで優勝した50歳の杉浦選手が、日本の金メダル最年長記録を作ったことに、「最年少記録は二度と作れないけど、最年長記録はまた作れますね」です。

 

そして、その3日後に、別種目も制してさっそく記録を更新するところは、「カッコイイ!」としか言いようがありません。

 

そして、もう一人、パラリンピックの象徴、絶対王者として、金メダルを期待された国枝選手の試合後に流した涙には本当に感動しました。2016年リオパラリンピックでは惨敗し、「すべてを見直す時期」とします。スイングを修正し、ラケットを変え、車いすも改良しました。

 

「負けるたびに何かを変えようと取り組んでいる。時には悪い意味で変わる時もあるが、回り道、寄り道しながら自分自身の正解を求めている」と国枝選手は言います。まさに、この言葉は、人生そのものですね。

 

国枝選手の目的は、金メダル獲得だけではありませんでした。「車いすテニスの素晴らしさ・楽しさを人々に伝えること」です。東京パラリンピックで、見事にその思いは結実したのです。コートの広さもネットの高さも同じで、2バンドまでOKのルールの中で、私たちは、車いすテニスの凄みを感じることができました。私も、神亀の純米酒を片手に、金目鯛を食べながら、素晴らしい時間を過ごすことができました。

 

そうだ・・・国枝選手のラケットには「俺は最強だ」の文字があります。試合前のロッカールームでは、3回この言葉を叫びます。そして、以前、当時の世界ランニング1位のフェデラー選手が、日本の記者に「なぜ日本から世界的な選手が出てこないのか」と聞かれた時に「何を言っているんだ君は!?日本には国枝慎吾がいるじゃないか!」と言ったのです。本当にその通りですね。

2021年

9月

04日

共生の現場

今日は、親子遠足を行いました・・・というブログになる予定でしたが、今年度の親子遠足はコロナ禍でのリスクを考慮して、中止としました。「今日は朝から雨が降っているので、どちらにしろ中止だったなぁ~」と、思って気持ちを切りかえます。秋まつりは、飲食をやめて、ゲームコーナーを5つ用意して、子どもたちに楽しんでもらおうと思っています。

 

さて、東京パラリンピックもいよいよ明日が閉会式ですね。8月25日に渋谷区の国立代々木競技場でパラリンピックの学校連携観戦プログラムの車いすラグビー観戦に訪れた中学生たちは、観客席から身を乗り出して応援します。

 

感染リスクから、学校観戦には否定的な意見も多かったですが、生徒たちは観戦後「すごい迫力だった」と口をそろえ、障がいを乗り越えて戦う選手たちの姿に胸を打たれます。

 

このように、直接試合を観戦しなくても、テレビを通じて、私たちは、東京パラリンピックで多くの感動をもらっています。

 

スターバックスコーヒー「nonowa(ノノワ)国立店」は、店員24人のうち18人が聴覚障碍者です。店員の一人は、手の人差し指を折り曲げ、手話でお客様に「こんにちは」とあいさつしています。マスクではなく、透明な「マウスシールド」をつけていて、口元や表情がよく見えます。「ありがとうございます」と、声は聞こえなくても、そう言っていることが分かり、気持ちもしっかりと伝わってきます。

 

東京パラリンピックを機に、こうした共生の機運を一層高めていくことが、子どもたちへ「違いを理解すること」につながるのかもしれませんね。

2021年

9月

03日

江戸しぐさ

先週の体操教室で、鉄棒の逆上がりに成功した園児2名・・・ビデオの撮影をしていなかったので、今日撮影することにしました。ところが、ビデオを前にすると、余計なところに力が入って、2人ともに最初の撮影では失敗です。2回目にリラックスした気持ちで成功し、ビデオでも撮れました。

 

ビデオに撮影するのは、園児に「成功した!」という喜びをパパママと共に感じてもらうことで、自己肯定感を高めることです。園児の性格は、十人十色で、内向的な性格の園児は、こうして、自己肯定感を高めることにつながるのです。

 

さて「江戸しぐさ」をご存知ですか。江戸幕府が開かれて400年にあたる2000年になった頃に、学校でも教材としても盛んに用いられました。

 

どんなしぐさが「江戸しぐさ」なのか、少し例を挙げると・・・

①「傘かしげ」・・・雨の日に互いの傘を外側に向け、ぬれないようにすれ違うこと

②「肩引き」・・・肩を引いて、人とすれ違うとき左肩を路肩に寄せて歩くこと

③「時泥棒」・・・断りなく相手を訪問し、または、約束の時間に遅れるなどで、相手の時間を奪うのは重い罪にあたる

④「うかつあやまり」・・・たとえば相手に自分の足を踏まれた時に「すみません、こちらがうかつでした」と自分が謝ることで、その場の雰囲気をよく保つこと

⑤こぶし腰浮かせ・・・乗合船などで後から来る人のために、こぶし1つ分腰を浮かせて席を作ること

⑥喫煙しぐさ・・・野暮な「喫煙禁止」などと張り紙がなくとも、非喫煙者が同席する場では喫煙をしない

 

どうですか・・・まだまだありますが、ほんの一例です。江戸の町民たちが日常生活の中で培った粋な振る舞いとして、広く紹介されています。絆や共生社会といったテーマに発展させた授業も学校ではよく行われていました。

 

「道徳」の題材としては、よく取り上げられた、この「江戸しぐさ」ですが、最近ではあまり聞かなくなりました。

 

実は、研究の結果、江戸時代にそうした社会的ルールがあった証拠がなく、歴史的な事実として確認できないからだそうです。「江戸しぐさは作り物でインチキだった!」という説も出ています。

 

教育の世界では、たまにこうした「修正」が行われることがありますね。従来の定説が覆されることがあります。

 

「江戸しぐさ」・・・私などは、こんな粋なことをさりげなくできる人になりたいなぁ~なんて、軽く思ってしまうのですが・・・みなさん「江戸しぐさ」どう思いますか。

2021年

9月

02日

さらに崖っぷちの銚子電鉄

連日の雨で、運動会の練習がなかなか始められませんが、子どもたちは、ゲーム大会で盛り上がります。カラーボールでの玉入れに熱くなるのです。

 

「秋まつり」を9月18日に予定しています。今回は、コロナ対策もあって「カレーライス」「フランクフルト」といった飲食のショップをやめて、ゲーム屋さんを5店舗にして盛り上がります。

 

問屋に行って、景品グッズや駄菓子、金魚すくいの用具に、光るブレスレットなどを調達したのですが、定番「うまい棒」も、店舗ではあまり販売していない○○味をチョイスします。問屋をブラブラするだけで、ワクワクしますね。子どもの頃の思い出が蘇ります。

 

さて、うまい棒ならぬ「まずい棒」を販売して話題を集めたのが、「銚子電鉄」です。味がまずいのではなく、経営がまずい・・・という意味です。

 

銚子電鉄は、千葉県銚子市、関東で最も東側を走ります。全長わずか6.4キロのローカル線です。大正12年に開業すると、1970年代までは年150万人以上が利用していました。ところが、平成に入ると、100万人を切り、「崖っぷち」経営が続いたのです。

 

それを救ったのが、「副業」で売り出していた「ぬれ煎餅」でした。2006年、運転資金がショートしそうになった時、公式サイトで「ぬれ煎餅を買ってください!!電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです」と異例の訴えをすると、多くの人の胸を打ち大ヒット。その後も次々と商品を開発し、万年赤字の鉄道事業を物販部門の売上で補填してきたのです。

 

ところが、新型コロナによる外出自粛などで、乗客の7割を占める観光客が激減し、昨年4月には、1日の運賃収入がたった4480円の日もあったそうです。「空気を運んでいる」とまでいわれたのです。

 

ついに、今年の6月30日開かれた銚子電鉄の株主総会では、株主からこんな発言があったそうです。「私は、鉄道の存続は無理と思います。副業を本業にして、従業員の雇用を守るべき」・・・つまり、鉄道を廃線にして、煎餅屋になれといわれたのです。

 

銚子電鉄は、多くの鉄道番組で取り上げられ、社長の竹本さんは、もと銚子電鉄を担当する税理士だったのですが、2012年に経営の立て直しを期待され、社長に就任します。竹本社長は、銚子駅の隣駅にある本社の売店で、ぬれ煎餅の販売もすれば、切符にハサミも入れます。

 

目指すは「日本一のエンタメ鉄道」とし、新商品開発に運転体験、車両の床の一部をガラス張りにしたシースルー電車を走らせるなど、次なる一手を温めています。

 

「鉄道と副業は表裏一体。片方をやめれば、もう片方はダメになる。鉄道をなくすわけにはいきません」と、株主総会できっぱりと言います。私も、数年前、おやじ仲間と「銚子電鉄」の旅を楽しみましたが、銚子電鉄が売るぬれ煎餅だから、土産に買うのであって、ただの煎餅屋になってしまったら、全く興味がなくなりますね。

 

「何もやらないのが一番のリスク。98年間、地域の皆様に支えられてきたので、少しでも恩返しをして『ありがとう銚子電鉄』と言ってもらえるようにしたい」と竹本社長はいいます。

 

地方のローカル線が、廃線に追い込まれる多くのパターンは、地域住民が鉄道を使わなくなり、マイカー生活中心となることです。銚子電鉄は、観光客を呼べる話題は十分にあり、ネットでぬれ煎餅などの商品を4億円も売っています。あとは、「地域住民の理解」をもらいながら、地域で支える仕組みができれば、必ず光が見えてきます。

 

がんばれ!「銚子電鉄」です。

2021年

9月

01日

「北方領土問題」を中学生が語る

今日から寺子屋園児は、運動会の練習を始める予定でしたが、雨でグランド状態が良くなく、屋上遊びで楽しみました。しばらく、天気が悪い状況が、関東地方では続くようですが、今日は、まるでミストシャワーで、子どもたちにとっては、気持ちが良かったようです。夏のプールの間、カチンカチンになって草が生えてきた「お砂場」を年長園児が、クワやシャベルでやわらかくしてくれました。これで遊べます。

 

さて、和歌山県有田市立保田中学校の1年生の社会科の授業です。「北方領土返還、実現のための解決策を考えよう」と、社会の先生が、生徒にグループ討論を呼びかけました。

 

今の中学生に、どれだけ北方領土への関心があるのでしょうか。北方領土は、1855年、日露通好条約で日本領とされたのですが、第二次世界大戦末期の1945年8月8日、当時のソ連は日ソ中立条約を無視して日本に宣戦布告。日本が降伏した8月15日以降も攻撃をやめず、9月4日までに4島を占領しました。

 

北海道根室市の納沙布(のさっぷ)岬から、最も近い歯舞群島・貝殻島の距離は、たったの3.7キロです。私も、学生時代に納沙布岬から、すぐそこにある貝殻島を眺めると、島のまわりに、ソ連の巡視船があり、だ捕されないかと緊張した覚えがあります。

 

保田中学の生徒たちは、事前に北方領土に関する学習を行っていたようですが、返還時の日本側のメリットとして「北方領土の近海で自由に漁業ができる」「元島民が島に戻れる」などを挙げ、ロシア側は「北方領土返還で、国際社会での印象が良くなる」という意見が出ます。

 

具体的解決策として、「粘り強く話し合う」「日本人とロシア人が共生する」「返還後に米軍基地を置かない」などの発表があったようです。

 

北方領土だけではありません。島根県沖の「竹島」は韓国に、沖縄石垣島に近い「尖閣諸島」は中国に不法占拠されている事実がありますね。

 

こうして、中学生が領土問題を学ぶ中で、「自分の住む地域も外国に支配されるかもしれない」「国際社会には、わずかの土地を巡って争いが起きる厳しい現実があり、日本も渦中にある」ことを認識することも大切なことです。

 

中学の授業のあり方も、まさに「考える授業」に変化しているようです。

2021年

8月

31日

痩せ願望

今日の寺子屋では、11月に収穫するジャガイモを植えました。9月末に、さつまいもを収穫して、冬本番の前に、じゃがいもを収穫します。これを新年の「芋煮会」で楽しむ予定です。

 

夏野菜が終わってから、今年は、秋採りの野菜にチャレンジしています。7月に山ほど採れた「インゲン豆」が、そろそろ恋しくなってきました。それから、普通なら春の野菜「えんどう豆」、そして、トウモロコシも順調に育っています。どれも、9月末に収穫します。ホームセンターには、旬ではないかもしれませんが、品種改良で季節をずらした野菜の種が売っています。

 

秋の屋上で、インゲン豆とえんどう豆を茹でてマヨネーズで食べ、トウモロコシは、皮のまま焼いて食べたいなぁ~なんて、欲張ったイメージを膨らませます。(笑)

 

さて、令和2年の「学校保健統計」によると、近視の子どもの増加に加え、コロナ禍の巣ごもり生活からか、肥満児率の上昇も指摘されていますが、その対極にある「痩せ過ぎ」の児童・生徒も増えています。

 

もともと、12~13歳の女子は、思春期における無理な「痩せ願望」などの理由により、毎年その比率が高くなっています。12歳女子では、4.4%、23人に1人が、痩せ過ぎという結果だそうです。

 

そして、令和2年の結果は、男子も女子に接近し、思春期の「痩せ過ぎ」の性差が小さくなっています。

 

大人の私たちから見れば、この時期に、朝食を抜いたり、ダイエットに取り組んで痩せるなんて!この時期は、たくさん食べて、しっかりと体をつくらないと!と思ってしまいますね。

 

保育園の子どもたちには、ファームで収穫した野菜をしっかりと食べて、多少ふっくらしてもいいから、大きくなって欲しいですね。食べることは楽しいことですから・・・

2021年

8月

30日

高校生の学習計画

屋上のプールは先週終了しましたので、今日は通常の屋上遊びです。子どもたちは、久しぶりに自転車やストライダーに乗ったり、虫アミを持って昆虫を追いかけたり、ファームに米ぬかをまいてジャガイモを植える準備をしたりと、大活躍です。

 

しかし、今日は真夏の暑さです。少しでも、気分的に涼を取ろうと、朝顔の花を摘んで「色水」にしました。ピンクに青に紫と、ビニール袋に朝顔の花と水を入れて、モミモミします。なぜか、子どもたちは、色水作りが大好きですね。

 

さて、メジャーリーグでも二刀流として大活躍する大谷翔平選手が、高校時代に作成した「目標達成シート」をご存知ですか。ビックリするくらい具体的です。

 

大きく9個のマスに、具体的な行動目標を記入していきます。ど真ん中に「ドラフト1位に8球団」を掲げ、それを達成するための大分類を8つ挙げています。

 

①体づくり②コントロール③キレ④スピード160キロ⑤変化球⑥運⑦人間性⑧メンタルの8つです。この8つの大項目に対して、具体的に8つの対応が記されています。

 

精神的な項目を取り上げてみます。「メンタル」では、一喜一憂しない・ピンチに強い・なみをつくらない・勝利への執念・仲間を思いやる心などが具体的内容です。

 

「人間性」では、愛される人間・信頼される人間・継続力・礼儀・感謝

「運」では、あいさつ・道具を大切に使う・プラス思考・本を読む・審判さんへの態度

 

大谷選手は、高校時代に「運」を味方につけることも大切なことと考えていたようです。私も含め、多くの大人たちが、高校時代にどれだけ目標設定ができていたか・・・もう、アッパレ!です。

 

実は、高校生を対象に、東進ハイスクールなどを展開するナガセが、「全国統一高校生テスト」を受験した高校生8万5312人に、「学習計画を立てるか?」を質問しました。

 

その結果、学年別に若干の数字の変動はあるものの、ざっと7割の生徒が「計画を立てる」と答えました。しかし、それが達成できたと答えた生徒は、2割にとどまります。

 

どうですか・・・私の率直な感想は、「2割も達成できたんだ。凄いなぁ~」です。

 

一方で、計画を立てないと答えた生徒は、「計画を立てたいが方法がわからない」「計画を立てた後にモチベーションを保つ自信がない」という内容が多かったそうです。

 

私の知る限り、何かを成し遂げた人が、全く無計画で成功したという話は聞いたことがありません。自分で漠然でもかまいません。目標や計画を立てることを私たち大人は、高校生に動機付けをしたいものですね。

 

ただし、計画通りにいく人生は、ほとんどないし、途中で計画変更もありという人生の大きなルールというか、必然をセットで教えないといけません。

 

「目標や計画はとても大切。でも、人生その通りにいかないことを楽しんだらいかが?計画を立てないと、そんな楽しみ方はできないよ・・・」と、私から若者へのメッセージにするとします。(笑)

2021年

8月

29日

世間は「敵」じゃない

日本で開催されているということもあり、おそらく多くの人が、東京パラリンピック2020の競技を見る機会が増えたことと思います。私も、初めて「こんな競技があるんだ」「障がいの基準は、こう決められているんだ」ということが多くて、今まで、パラリンピックへの関心が低かったことを実感します。

 

そして、アスリートたちのストーリーに、どうしても関心が高まります。

 

オリンピック同様に、連日のメダルラッシュとなっていますが、女子走り幅跳び(義足)の中西麻耶選手36歳は、今回4度目のパラリンピック挑戦です。

 

塗装会社で働いていた21歳の時、落ちてきた鉄骨の下敷きになり、右膝から下を失いました。リハビリの過程で進められた陸上を始め、2年後の北京大会に初出場し、200メートルで4位に入賞します。しかし「ここままじゃダメ」と、本気で戦う世界選手に刺激を受け、翌年に単身渡米し、ロス五輪男子三段跳び金メダリスト、アル・ジョイナーさんに師事し走り幅跳びを始めます。

 

しかし、米国の暮らしは苦しく、ホテル代がなくて遠征先の公園のベンチで野宿したこともあったそうです。2012年のロンドン大会前にセミヌードカレンダーを発売したのは資金集めが目的でした。しかし、この時、別の思いもあったのです。「障がい者でも引け目を感じなくてもいいし、義足も知ってほしい」と。

 

私も記憶にありますが、体はモノクロで、義足だけをカラーにして浮き立たせた作品は、話題を呼んだのですが「障がいを売り物にしている」と批判を浴びます。中西選手は、精神的に追い込まれ、大会後に一度は引退します。

 

しかし、ジョイナーさんの「誰かの人生に影響を与えられる人は一握りだ。君はそうなれる」の言葉に、翌13年に復帰を決意します。その後、健常者の大会に積極的に出場したり、SNSで練習の様子や暮らしぶりを発信し、CMや雑誌にも登場。ファンやスポンサーが自然と増えていったのです。

 

世間が「敵」だった時もありましたが、「今までは、自分一人で戦場に向かう感覚だったが、今はみんなで舞台に立っている」と中西選手は言います。

 

東京2020では6位とメダルには届かなかった中西選手ですが、こんな人生のストーリーを重ね合わすと、心から拍手を送りたいですね。

2021年

8月

28日

不安への対応

さいたま市の小学校は、26日木曜日が始業式で、早くも昨日から授業も給食も始まりました。今日は、卒園児の小学生が4人登園しましたが、2人がリモート授業を選択しました。さいたま市は、緊急事態宣言が発令されている9月12日までは、通常登校と自宅でのリモート授業を選択できるようになっています。

 

5年生女子は、「学校って、勉強する場所だけじゃないんだよ・・・夏休みが終わって、友だちとすごす時間も大切だよ・・・リモートなんてダメだよ」なんて言います。意見としては、全くの正解です。コロナ禍でなければ、多くの保護者もそう思うことでしょう。

 

リモートを選択した保護者は、平日は家にいる環境であることや、まだ両親ともにワクチン接種が完了していないこともあり、学校に行けない我が子のモヤモヤを感じながらも、リスク回避を選択したと言います。

 

リモート授業の動画は、オンタイムで、黒板と担任だけが映る設定だそうです。児童の画像が出ないのは、個人情報への配慮からです。もちろん、授業を受けている子どもたちも、黒板の先生と一緒にカメラに映りたくて近づくようですが、「はいはい・・席に戻って!」と言われるとか・・・

 

朝の会で、リモート児童の出席もとられます。「○○さん」と担任が名前を呼ぶと、リモート越しに「ハイ」という声も、教室の児童には聞こえるそうです。リモート授業については、大学や専門学校、学習塾ではあたりまえに行われているので、小学校の学校現場では、今は混乱しているかもしれませんんが、仕組みとしては確立されるのでしょう。

 

「登校する」ことも「リモートにする」ことも、どちらが正解で、どちらが間違いという事はありません。まさに、正解のない選択です。しかし、保護者がどちらを選択したとしても、不安は残ります。

 

こんな時は、心の持ちようが難しいですね。「物事が漠然とした不安やモヤモヤの段階の時は、放っておいて、その物事がハッキリした恐怖になったら対処を真剣に考えればいい」と考えると、漠然とした不安から少しは解消されるかもしれません。今のコロナ禍に当てはめると、「感染したらどうしよう?」という不安に対しては、ワクチン接種や感染対策を粛々とやって、余計なことは考えない。ただし、身内に感染者が発生してしまった時に、具体的にどうするか動く・・・です。

 

人間は、残念ながら好奇心よりも不安感の方が強い生き物といわれています。でも、夏休みの宿題と一緒で、「あと○日で夏休みが終わる」とならないと、火がつかないスロースターターが多いですね。(笑)

 

「具体的な対策をとらないとやばい!」となったら初めて動き始めればいいや・・・「その時はその時だよ。なんとかなる」くらいの気持ちが大切かもしれません。

 

これは、仕事でもプライベートでも両方当てはまりますね。まるで、大事な人生修行といえるかもしれません。

2021年

8月

27日

人の命をもっとも多く奪う生き物

今日の体操教室・・・達成感を実感することの一つが、「鉄棒で、逆上がりができるようになる」があります。今まで逆上がりをクリアした園児は、年長園児3名だけです。そこに、年中園児の男の子が「待った!」をかけました。見事に、逆上がりを成功させたのです。

 

こうなると、年上の年長園児で、まだ逆上がりができない園児に火がつきます。見事に、今までよりは150%の力で取り組んでいます。これが、園児同士の影響力です。異年齢だと「年下には負けたくない」という気持ちと「先輩のようになりたい」という気持ちが働くのです。

 

さて、保育園では登園時に、まるで試合後のボクサーのように、目が腫れあがって登園する園児をたまに見かけます。「どうしたの?」と聞くと、寝ている時に、蚊に刺されてしまったとのことです。

 

ここで問題です。人の命をもっとも多く奪う生き物は何ですか?こんな質問をすると、子どもたちは、「サメ・クマ・ライオン」など、どう猛な生き物をあげますが、答えは、何と「蚊」です。世界保健機関などの統計を基にしたデータによると、「蚊」が人間を最も多く殺しているそうです。

 

例えば、2014年に流行したデング熱は、蚊が媒介する病気です。刺されたらかゆいというだけでは、すまされないようです。蚊は、気温15度を超えると吸血活動を開始し、25~30度で最も活発になります。これまでは、夏前後に気をつければよかったのが、近年は、地球温暖化の影響もあって、3月中旬には15度になり、5月には25度をこえることもあるので、蚊の活動期間が長期化しているそうです。

 

日本でよく目にする蚊は、「ブ~ん♪」と鳴く「ヒトスジシマカ」と「アカイエカ」ですが、前者は4~9月末で、後者は秋頃から増えて、11月まで活動します。こう考えると、蚊のことを心配しないでいいのは冬だけですね。

 

8月が終わり、9月に入ると、多少の残暑があっても、気持ちは「秋」です。しかし、「蚊」対策という観点では、まだまだ油断ならないということになります。「蚊」をなめないようにしないといけません。

2021年

8月

26日

沖縄自然探検

8月末というタイミングで、ようやく保育園では、カブトムシやクワガタの観察が始まりました。昨年は、ケヅメリクガメもウーパールーパーや魚やカメの水槽も、カタツムリも飼っていなかったので、園長がカブトムシを早々に夜の雑木林で採集して、子どもたちが観察していました。

 

「そういえば・・・今年は、まだ夜の雑木林に行ってないぞ」と思い、ようやく、保育園の仕事が終わって採集に出かけています。カブトムシはメスだけでオスが採れませんが、子どもたちは喜んで触っています。

 

5歳男の子が、昆虫図鑑を見ながら観察をします。カブトムシ(メス)とノコギリクワガタ(オス)は、すぐにわかりますが、クワガタのメスが難しいですね。小さい子は「クワガタの赤ちゃん」と言っていますが、メスのクワガタは、なかなか区別がつきません。図鑑には、外国のクワガタも含めて、何十種類と載っているので、「これだ!」が、なかなか見つかりません。

 

保育園の子どもたちは、飼育ケースのクワガタは何ていう名前だろう?という目的意識があって図鑑を見ているので、集中して見ていますが、子どもにとって、ただ図鑑を見ているだけでは、すぐに飽きてしまいます。

 

私が中学時代に国語の先生によく読まされた、岩波ジュニア新書に、盛口満さんの「沖縄自然探検」という本があります。これが、子どもたちの興味をグッと引き付ける内容になっています。

 

主人公のゲッチョ先生こと著者は、少年少女をフィールドに連れ出します。地面に1メートル四方の枠を描いて、そこに落ちている貝を拾ってみることにします。なんと、小さな巻貝が7種類、500個近くも見つかりました。みんな、陸生の貝、つまりカタツムリの仲間です。

 

これだけの貝がいれば、その貝を食糧にして繁栄できる生物がいるはず。なんだろう。答えはホタルです。えっホタルって、清流にいるんじゃないの?そう、陸上に生活するホタルもいるのです。しばらく探すと、ホタルの幼虫が見つかりました。わりとグロテスクです。

 

さらに探すと幼虫の死体に菌が取り付いて棒状に広がった冬虫夏草を発見。そのそばには地下にトンネルを掘って巣を張る原始的なキモグラがいる・・・という具合に、ゲッチョ先生は実に巧みなネイチャーガイドとして、隠れている自然の扉を開いて見せてくれるのです。

 

沖縄本島以外に、世界最大の蛾「ヨナグニサン」の産地、与那国島や西表(イリオモテ)島などの八重山諸島にも触れています。西表島は、「イリオモテヤマネコ」や飛べない鳥の「ヤンバルクイナ」で有名ですね。学生の頃に、西表島を8時間かけて縦断した私は、ヤマビルに血を吸われ、姫ハブを踏みそうになりました。もし、また行くことがあれば、西表島のジャングルの中で「ヤエヤマセマルハコガメ」という、ジャングルに生息するリクガメを見つけたいですね。イリオモテヤマネコやヤンバルクイナよりは、見つける確率は高いそうです。

 

また、ゲッチョ先生こと著者の盛口さんのイラストがめっぽう上手で、写真以上に引き込まれてしまうのです。

 

こんな本を子どもたちに、さりげなく与えたいですね。探検家へのきっかけになるかもしれませんよ。(笑)

2021年

8月

25日

子どもたちが感じる「東京パラリンピック」

今日の連絡ノートの6歳女の子の発言です。「ママ・・・自分の体のことどう思う?」という子どもの質問に対して、「そうだね。ママは少し太っているからダイエットしないといけないね」と答えるママ。当然「そうだよ。もっと痩せないと!」という反応があるかと思いきや、「いや、上には上があるからねぇ~」と、何とも不可解なフォローコメントがあったそうです。思わず、笑ってしまいました。(笑)

 

さて、本日登園した小学生の卒園児・・・昨日の東京パラリンピックの開会式では、「日本選手が登場するまで起きている」と言ったものの、直前で寝てしまったようです。しかし、開会式を見ていた多くの子どもたちは、オリンピックの開会式とは違う光景を目の当たりにして、逆に目が釘付けになったのではないでしょうか。

 

「どうして、車椅子に乗っているの?」「どうして手がないの?」「どうして、杖を持っているの?」「どうしてサングラスをかけているの?」「どうして、大人なのに背が低いの?」・・・そうです。子どもなりに、「なんか違うぞ・・・」と感じたのです。

 

実は、今から57年前の1964東京オリンピックの時には、すでにパラリンピックも行われていました。現代とは時代背景が違うので、私たち日本人がどのように受け止めていたのかも気になります。まだ「多様性を認める社会」ではなかったことは、間違いないですね。

 

子どもたちの開会式の感想とは違って、私たち大人の意見は、当然まちまちです。オリンピックの時には、「コロナ禍では中止すべきだ!」という意見が出ましたが、パラリンピックでは、中止の声はあまり聞こえてきませんでした。

 

「中止を」と声を上げることで、「この人は、障がい者差別をしているのでは」と見られることを恐れる気持ちが働いたのだ。という意見もあれば、その気持ち自体が、障がい者

を特別視する気持ちにつながっているという意見もあります。

 

違った視点では、「オリンピックとパラリンピックは、同じ期間で行われるべきだ」という意見が出てきました。さまざまな競技が「体重別」「男女別」などのカテゴリーに分かれて行われているのに、健常者と障がい者だけは、大会自体が分かれてしまうのは「その必然性は何だろう?」という意見です。スケートボードや自転車という用具を使うスポーツはオリンピックで、車椅子になるとパラリンピックになるのは不思議だという意見もあります。

 

これらは、今後のパラリンピックが抱える課題ですが、今日は、子どもたちの視点で考えます。

 

東京で開催されたからこそ、開会式をしっかりと見る子どもたちが多かったと思います。そして、各国の選手入場で見た、「違う」という感覚も初めてだったかもしれません。今日から競技がスタートして、パラアスリートの活躍を目の当たりにして、子どもたちがどう感じるのか・・・私たち大人は、見守っていきたいですね。子どもから質問されても、模範的な回答は不要です。「多様性を受け入れようね」なんて言っても、小さい子どもは理解できません。親として、大人として、素直な意見を子どもに伝えればいいのです。あとは、子どもたちが考えればいいのです。

2021年

8月

24日

しごとコンビニ

今日は屋上プールができました。白い発泡スチロールの箱が置いてあると、その中に氷とスイカが入っていることを知っている子どもたちは、「えんちょうせんせい。いつスイカ食べるの?早く氷で遊びたい!」と催促します。

 

そして、今日も子どもたちはスイカを食べました。今年は、種から育てた小玉スイカが中心でしたが、ざっと20個は収穫しました。甘くて美味しいものから、少し早くて甘みが足りないものに、熟しすぎたものまで、色々ありましたが、プールの合間で食べるスイカは、子どもたちには、すべて「おいしい!」となったようです。今年は、カラスに食べられることもなかったですね。屋上プールも、今シーズンはあと2回ですので、大いに楽しみます。

 

さて、「しごとコンビニ」というシステムをご存知ですか。

 

北海道、旭川空港から車で15分ほどの所にある東川町。ハーブの一種、ローズマリーの畑で、二人の男性が黙々と雑草を抜いています。二人は「しごとコンビニ」でこの仕事を見つけました。1人は、飲食店で働いていましたが、コロナ禍で失業し仕事が見つかるまでと考え登録、もう一人は知人に誘われて登録し、この日が初めての仕事だったそうです。

 

「しごとコンビニ」は、空いた時間にできる範囲で仕事をしたい・・・といった人に登録してもらい、地元の仕事を紹介するという仕組みです。地域住民の能力アップにつなげつつ、地方創生にも役立つ仕組みです。

 

「しごとコンビニ」の発祥は、岡山県奈義町で2017年に始まりました。働きたい人に登録してもらい、事務局が依頼を受けた仕事を、登録者に請け負ってもらいます。「子どもがいるので短い時間しか働けない」「簡単な作業しかできない」といった要望に応えるため、業務内容を分けたり、勤務時間を区切ったりと、仕事を分解してから登録者に発注するのが特徴です。

 

コンビニで商品を選ぶように、できる仕事を選んでもらうイメージですね。

 

北海道の東川町では、マスク作成の仕事を「裁断」「縫製」「検品」と3つの工程に分けて発注。縫製ができなくても、裁断や検品ならできるといった人にも募集をかけたことで、より多くの人に働いてもらうことができたといいます。

 

登録者のスキルアップにも力を入れています。定期的に面談を実施し、パソコン講座や研修も実施しているそうです。身につけた能力を仕事につなげているようです。

 

東川町の登録者数は7月末で242人で、女性が7割。年齢別では、40歳代が26%と最も多いそうです。子どもが小学生になって、短い時間に無理なく働く・・・というイメージですね。

 

地方の問題の一つは、「自分の時間に合わせた仕事がない」です。この「しごとコンビニ」は、そんな地方の問題を解決する有効的な取り組みと言えますね。

2021年

8月

23日

希少自然素材

今日は、朝から雷雨となり、タイミング悪く登園した園児は、びしょ濡れになってしまいました。雨は上がりましたが、プールはお休みして、通常の屋上遊びです。そして、今日もまた、自転車に乗れた園児が一人。何と2歳の男の子です。2歳10か月という、ホワイトきゃんばす歴代2位の大記録です。

 

保育園にある一番小さな12インチサイズでも、足がギリギリ届く感じで、それでも、走り始めると、ずっと止まらないでペダルをこぎます。自転車免許証を手にした時の笑顔は最高でした。彼の頑張りの陰には、ママの頑張りもありました。広い公園で、しっかりと親子での練習の日々があったのです。どうですか・・・2歳10カ月で自転車ですよ。凄いですね。

 

さて、7月のサマーキャンプで、年長園児は「和紙作り体験」をしました。和紙は、「こうぞ」という木が原料です。細長く、棒状の木ですが、これを沸騰した湯に入れるなどして、ほぐします。地域によって、木の皮をつけたままであったり、皮をはいで使う場合もあります。

 

水に溶けた「こうぞ」のつなぎとして使われるのが、「トロロアオイ」という植物です。埼玉県小川町は、「細川紙(ほそかわし)」で有名ですが、全国各地の和紙産地から、この「トロロアオイ」の需要は絶えません。和紙作りに使うのは、「トロロアオイ」の根の部分です。

 

「トロロアオイ」は、オクラに似た葉の形をしています。根を十分に生育させるには、炎天下の夏の間の芽かきなどの作業が欠かせません。和紙に使用するので、除草剤が使えず、手作業での草むしりが必要になります。栽培自体も難しい農作物にもかかわらず、労働量に見合う収入が得られないこともあり、後継者が途絶え、現在の生産農家は、日本全国で、たった7軒だそうです。

 

絵画などの芸術作品は、時間の経過とともに劣化します。その補修には、高質な和紙が使われ、「こうぞ」や「トロロアオイ」といった自然素材が必要になるのですが、供給がままならないのです。「麻糸」「真綿」「夜光貝」などの自然素材も、今後、供給量が激減することが危惧されています。

 

文化庁は、来年度から「文化財の匠(たくみ)プロジェクト」の取り組みを始めるそうです。原材料確保の問題だけでなく、職人の育成にも力を入れます。

 

現在、日本の伝統文化を守るための優れた技術を持つ「選定保存技術」の保持者は53人いるそうです。しかし、平均年齢は73歳です。

 

サマーキャンプで訪れた「和紙の里」には、「紙すきの文化を守りたい」という20歳代の若者と話ができました。彼は、生まれ育ったこの土地に恩返しがしたいといいます。日本の伝統文化を守り、継承していくには、若い力が必要であることは言うまでもありません。どうすれば、若者が「自分が引き継ぐ!」と言ってくれるのか・・・これは、人ごとではありませんね。

2021年

8月

22日

五輪が残したレガシー(遺産)

昨日のブログで「たら・れば」を考えると・・・の続きで、2019年のNHK大河ドラマは、「いだてん」でした。オリンピックに初めて日本選手が参加したのが、1912年のストックホルム大会です。私もその一人でしたが、多くの人が、大河ドラマでマラソンの金栗四三選手と短距離の三島弥彦選手を知りました。

 

金栗選手が使用した足袋のシューズや、三島選手が着用したユニホームが、今でもレガシーとして見ることができるそうです。現代人の目には、ひどく質素に映る用具です。今から100年以上前に、これらを携えて遠い北欧に赴き、初めて世界の壁にぶち当たるのです。ドラマの中で、三島選手が「短距離で日本人がメダルを獲得するには100年かかる」と言っていましたが、100年後も100メートル走でのメダリストは誕生していませんね。

 

1964年の東京オリンピックが残したものは、高度経済社会への加速化で、日本が経済大国として世界の列国と肩を並べるきっかけになりました。

 

そして、東京オリンピック2020が残したものは・・・選手や各国首脳は多くの賛辞を寄せました。選手は「オリンピックを開催していただき、ありがとう」と。政治家は「困難なタイミングでよくぞ開催につなげた日本は凄い」と。

 

気になるのは、利害関係のない普通の人々です。マスメディアでは、「オリンピックに無関心」のような報道もありましたが、SNSでは、様々な国の人々が日本への感謝を書いていました。

 

「困難な時期に開催してくれてありがとう」「五輪は暗い時代の光だった」「コロナのことを忘れてリラックスできた」「この時期に開催国だったのは、東京には不運だけど、世界にとっては幸運だった」

 

この五輪によって、日本に感謝と信頼を抱いた人が世界各地にいることも、ひとつのレガシーかもしれませんね。東京オリンピック2020が、「世界に何をもたらしたか」という視点で、パラリンピックが終わってから、じっくりと考えてみたいですね。

2021年

8月

21日

東京五輪 学校が費やした時間

今日は土曜日なので、卒園児の小学生が登園します。9月に予定していた、林間学校が延期になったようです。何とか、世の中が落ち着いて、必ず、林間学校が実行できるように願いたいですね。

 

さて、昨年からずっと、学校現場は、多くの困難に時間を費やしてきました。先日閉幕した東京五輪でも、「もし・・・コロナがなくて普通通りに行われていたら・・・」

 

東京五輪に「たら・れば」を言ったところで、空しいだけかもしれませんが、世界の国々から多くの人たちが、東京や日本を訪れて、さらに世界に向けて、日本の文化や素晴らしい取組みを発信できていたのに・・・

 

私の大学時代の仲間の一人は、ソフトボール・野球など、多くの競技のチケットを購入していました。大げさですが、残りの人生を考えて、大切な時間を体験するつもりでした。それが、無観客試合となったことで、ただの紙切れになってしまったのです。(もちろん払い戻しはありますが・・・)オリンピックに反対の立場を取っていたマスメディアが、オリンピックが始まると、手のひらを返したように、選手たちの活躍を賞賛します。そこには、視聴率やスポンサーという利害関係が発生するので、やむないところですが、彼は火の玉のごとく怒りまくっています。その気持ちが、よくわかります。

 

学校現場も、同じようなことが起こっていました。何年も前から「オリンピック・パラリンピック教育」が行われていました。子どもたちにとっても一生に一度経験できるかどうかの貴重な機会、各学校が応援する国も決まっていて、普段なじみのない国旗を飾ったり、総合的な学習の時間を使って調べたり・・・用意は万端のはずだったのです。

 

学校の連携観戦が、のきなみ中止となったことは、知られていますが、もっと多くのことに、子どもたちは関わっていたのです。

 

今は、空しい気持ちが大きいかもしれませんが、知らない国のことを学んだことは、ずっと残りますね。いつか、その国を訪れたとしたら・・・ただの観光とは違った素敵な経験ができるはずです。

 

子どもたちが取組んだことを、私たち大人はしっかりと見守っていきたいですね。努力は、必ず報われないと・・・

2021年

8月

20日

相談できない国「日本」

寺子屋園児が毎週金曜日に行っている体操教室。コーチの一人の女性コーチが、本日でお別れとなりました。今日、鉄棒の逆上がりを成功させた年長男子・・・これで、3人目の成功です。女性コーチへのプレゼントといった感じです。

 

退職の理由は、「お嫁さんになるから」です。体操コーチという仕事柄、妊娠・出産のことを考えてのことでしょうが、今の時代、結婚退職というパターンは、むしろ珍しいのかもしれませんね。まぁ、人生いろいろですし、自分の人生は自分で決めるものですので、末永くお幸せでいてください。○○先生、長い間ありがとうございました。

 

さて、現在のコロナ禍では、若者にとってもつらい日々が続いていますが、コロナだけでなく、困り事や悩みは誰かに相談することが大事ですね。ところが、日本の若者の場合、「誰にも相談しない」という回答が多いというデータがあります。

 

平成30年の内閣府のデータによると、「悩みがあっても誰にも相談しない」が13~15歳で15%近くまであり、年齢とともに上がっていきます。25~29歳では、25%以上という数字になっています。

 

同じアジアの韓国でも、15%以下になっており、アメリカやスウェーデンなどは、年齢が上がっても数字は変わらず、10%以下です。

 

日本が、他国と比較して明らかに異常値なのは、恥の文化が強く、「人に迷惑を掛けるな」と言い聞かされて育ってきて、年齢が上がると「いい大人が人を頼るな」と一蹴されるようなところがあるからかもしれません。

 

私も、若い頃、仕事では痛い目にあいました。少しのミスを、自己責任と感じて、先輩や上司に報告しないで、自分で解決しようとしたのです。まだ、社会人になったばかりの私には、仕事のスキルも乏しく、結果、まわりの部署を巻き込む、大チョンボになってしまったのです。仕事は組織で対応することの重要性を学んだ次第です。

 

ところが、個人的な問題となると、自分の胸にしまい込んだままの若者が多いのです。「相談する」と答えた人も、「誰に相談するか?」を問うてみると、他国と比較して親や教師は少なく、代りに「友人」という回答が多いのです。

 

「親や先生に話しても説教をされるだけ・・・状況はかえって悪化する」と思っているのかもしれませんね。

 

ただし、「先生や親に相談できるようにするには・・・」と解決策を考えても、なかなか上手くいきませんね。「なんで、お母さんに相談してくれないの!?」と、子どもを責め立てれば逆効果です。我が子が、学校以外の居場所を作るるように意識し、そこにいる第三者の大人とのかかわりを大事にすることもありです。

 

はい。保育園の先生たちもそんな立場です。卒園児の小学生の相談役になっています。

2021年

8月

19日

博士が高校教員へ

昨日は、プールの途中で大雨中断となってしまいましたが、今日は、お日様の下でプール遊びを楽しみました。新調した大プールは、長さが4メートル近くあり、子どもたちも「長~い・大き~い」と大喜びです。寺子屋園児が横一列に並んで、バタアシの練習をしました。力任せに足をバタバタさせるので、凄まじい水しぶきです。残りのプール期間、しっかりと水泳の基本を教えようと思います。

 

さて、多くの大学は、大学院生を増やし、専門分野での研究員を強化する傾向にあると聞いています。しかし、大学側では、助教授などのポストが増えているわけではありません。こうなると、若手研究員が就職難に陥っているそうです。

 

静岡県立浜松西高校2年の「物理基礎」の時間です。鳥井教諭は、「地球上の70億人が一斉にジャンプしたら地球はどうなる?」と生徒に問いかけました。

 

「地球に穴が開く」「大地震が起きる」など、生徒たちからは様々な意見が上がったそうですが、鳥井教諭は、1万5000人が参加したイギリスの実験動画を見せ、「ごく小さな地震が起きる」と答えを告げます。この日の授業のテーマは「位置エネルギー」です。

 

鳥井教諭は、東京大学の研究員でした。しかし、就職先が見つからず、やむなく転身を決意。静岡県教育委員会が行う博士号取得者向けの教員採用試験に2014年に合格しました。アニメーションや板書を駆使し「わかる授業」を追求します。生徒は、「授業で物理が楽しくなった。大学でも勉強したい」と話します。

 

また、東北大学の研究員から秋田県立秋田高校の教員になった遠藤教諭は、休眠状態だった生物部を再開させ、高校生向けに研究費用を助成する団体を探し出し、実験器具の購入費などを工面します。生徒たちが取組んだ研究が、東京で開かれたコンテストで最優秀賞に輝くなど、生徒たちの研究熱を引き出します。

 

遠藤教諭は「研究の世界だけでなく、世の中の様々な分野で、自分で考え、実行していける能力が重視される。生徒には、研究を通じて、その力を身につけていってほしい」と語ります。

 

どうですか・・・昨今、民間企業出身者の教員が増えていますが、博士先生も高校などの教育現場で活躍しているようです。「多様な人材」学校には必要ですね。

2021年

8月

18日

日本一過酷な山岳レース

今日登園した卒園児、小学校3年女子と1年男子の姉弟・・・いつものように、成績表を見せてもらいます。園長のセリフは、「○○頑張ったなぁ~」しかないのですが、担任でも親でもない大人から、何かしら言葉をもらえるのは、うれしいようです。いつのまにか、ホワイトきゃんばすでは、卒園児が登園する時の習慣になっています。

 

7月10日にナイトツアーを行って、雷雨の中ホタルを見たのですが、この姉と弟は、翌週に、北本自然観察公園を訪れて、再度ホタル見学をしたそうです。天気も良く、それはそれは、イルミネーションのようで、水面(みなも)に蛍の光が輝いていたそうです。来年は、そんなナイトツアーにしたいですね。

 

さて、日本一過酷な山岳レースをご存知ですか。「トランスジャパンアルプスレース(TJAR)」というレースです。富山湾に流れ出る早月口河口をスタートし、日本アルプスを越えて、静岡県の大浜海岸まで・・・舗装路217㌔・登山道198㌔の総距離415㌔を制限時間8日間(192時間)で駆け抜けるレースです。まさに、日本を縦断するレースです。

 

マラソンやトレイルランニングのレースと違って、コース案内も救援所もありません。コンビニなどの買い物は自由ですが、宿泊は簡易テントなどを使った野営のみです。安全対策もトラブル対応も全て自己完結が求められるレースです。

 

選手にもよりますが、3時間程度の睡眠で行動し続ける人もいるようで、ゴールする頃には、足裏の皮はふやけてボロボロになり、マメは潰れ、歩くこともままならない。ときに幻覚を見ることさえあるそうです。

 

参加者は30人の枠に100人以上が申し込みます。応募には、十分な登山経験のほかにフルマラソン3時間20分以内といった厳しい条件があるそうです。2年に1度のペースで行われ、今年で10回目になります。完走者は延べ124人、最高齢は58歳です。女性は今までに4人が完走しています。女性の優勝者もあるそうです。

 

「TJARは自分の限界を突き詰められる場です。自分のすべてをさらけ出さなければ完走できないけど、自分がこれだけできるんだという可能性もはっきりと感じられる。それこそがこのレースの最大の魅力です」と参加者は言います。

 

どうですか・・・ロマンがありますね。今年は、8月8日にスタートの予定でしたが、天候不良で中止になり、アスリートたちの無念が伝わってきます。来年こそは、その姿を見てみたいものですね。はい。挑戦する気持ちはまったくありませんが。(笑)

2021年

8月

17日

電車ゃ輸送で食品ロス減

お盆休み明けの保育園・・・保護者の連絡ノートのコメントを読むと、「明日は保育園?と、保育園に行きたくてたまらない我が子でした」と「昨夜は、明日は保育園に行きたくないと、ずっと言ってました」と二つに分かれます。しかし、保育園に入れば、行きたくないグループの園児も、いつも通り日常の姿に戻りました。

 

今日の寺子屋は、「夏休みの思い出」ということで、ビデオに向かって、一人一人お話をしてもらいました。

 

「おばあちゃんのおうちに行ってきた」「○○ちゃんのおうちに遊びに行った」「ママに○○を買ってもらってうれしかった」「友だちと横浜へ泊りに行って、いろいろな事をして本当に楽しかった」「おうちでパパとママといっぱい遊んだ」「○○を食べておいしかった」などなど、たくさんの話を聞けました。

 

年長園児は、ビデオに向かって話すのは慣れていますが、年中園児もしっかりと話せました。驚いたのは、年少園児もほぼ全員、ビデオに向かって語ることができたのです。寺子屋園児になって、5カ月目・・・先輩たちの姿を見ながら、しっかりと成長をしています。うれしいですね。

 

さて、今日は埼玉県内を走る「東武東上線」で行われている素敵な話です。東武鉄道とフードシェアリング事業を行う「コークッキング」などが、東松山市などの農産物直売所で売れ残った野菜を東武東上線で運び、池袋駅で廉価販売をする取り組みを始めました。

 

目的は食品ロス低減です。東松山市、大東文化大、JA埼玉中央も協力し、毎週月、水、金曜日に、東松山市や嵐山町など5市町の直売所で夕方まで売れ残った野菜を、コークッキングが買い取り、森林公園駅から池袋駅まで電車で輸送。午後6時半ごろから、池袋駅南口改札前で学生らが詰め合わせた野菜を1袋500円で販売しているそうです。

 

3月と6~7月に事業の実用化に向けた実証実験を行い、約1か月半で、野菜は連日完売し、約4トンの食品ロスを削減したそうです。そして、8月2日から本格運用が始まりました。

 

コークッキングの川越社長は「食品ロス削減だけでなく、食べ物を無駄にしない意識改革にもつなげていきたい」と話します。

 

普通に考えても、この事業で、大きな利益が出るとは考えにくいですね。まさに、この事業の意義を、駅のコンコースを歩く人を含めた消費者、関係者、そして、この取り組みを取り上げるマスメディアを通じて、世の中に広まっていけばうれしいですね。

2021年

8月

16日

宇宙のしくみ⑥ 国際宇宙ステーション

宇宙のしくみについては、興味あることが、まだまだ山ほどありますが、とりあえず、今日が最終回です。よくテレビで、「国際宇宙ステーション(ISS)から、宇宙飛行士の○○さんと中継がつながっています・・・」というシーンを見ることがありますね。

 

この国際宇宙ステーション(ISS)は、アメリカ・ロシア・ヨーロッパ・カナダ・日本が共同で建設した実験施設です。1998年から建設が開始され、2000年11月から宇宙飛行士が滞在しています。ISSは約400㎞上空を、1周に約90分かけて地球のまわりを回っています。質量は約420トン、サイズはサッカーコートと同じくらいです。どうですか、少しはピーンときましたか?

 

ISSには4つの実験室と、宇宙飛行士が食事をしたりシャワーを浴びたりするための居住スペースがあり、最大6人まで生活することができます。ISSでは各国が、地球や天体観測に加えて、宇宙空間という特殊な環境を利用した実験・研究などを行っています。

 

日本は、「きぼう」と呼ぶ実験棟をもち、薬品の開発研究や宇宙環境が人や生物に与える影響を調べる研究などを行っています。

 

さて、ISSに長期滞在したらヒトの体はどうなるか?想像できますか。ISSは、体重がゼロになる無重力の環境です。地上に暮らしているとき体重60キロの人は、歩いたり走ったりするときに、常に60キロの重さを全身の筋肉や骨を使って運ばなければなりません。血液などの体液も重力で下半身の方に引っ張られるため、心臓や血管は重力に負けずに全身に血液を送り出します。

 

私たちは、日常生活の中で、無意識のうちに血液をくまなく循環させ、運動をして、筋肉や骨の量が減らないようにしているのです。ところが、ISSでは体重がゼロになるので、筋肉や骨をわずかな力で動かすことができます。よって、筋肉はすぐに衰えて、骨ももろくなります。

 

そんな環境ですので、宇宙飛行士は、ISSの中で、運動器具を使って毎日トレーニングをしています。それでも、半年ほどISSに滞在した後に地上に戻ると、誰かに体を支えてもらわないと立ったり歩いたりできずに、1か月以上にわたってリハビリを行います。

 

どうですか・・・宇宙飛行士は、かなり過酷な環境で活動をしているのがわかりますね。

 

さて、地球のまわりには、どれくらいの人工衛星が回っているかわかりますか。約5800機が地球の軌道上を回っています。テレビの衛星放送は、約3万6000キロ上空にある「通信衛星」を中継基地にして、家庭に電波を送り届けています。

 

「気象衛星」も約3万6000キロ上空にあり、地球を一望できるところから広い地域の雲の動きや地上の温度などを観測するので、正確な天気予報が可能になったのです。

 

カーナビやスマホの道案内は、GPSなどの「測位衛星」が使われ、森林の様子や地上、海上の気温などを観測する「地球観測衛星」、宇宙から天体を観測する「科学衛星」、他国の様子を探る「スパイ衛星」など、様々な目的のものがあります。

 

宇宙のしくみを考えると、私たちが知らない事ばかりで、夢がどんどん広がっていきますね。サマーキャンプの夜に天体観測をした子どもたちにとっては、このワクワクドキドキ体験をきっかけにして、果てしない宇宙に興味を持ってくれるとうれしいですね。

 

お盆期間は、日本各地で大雨による被害が続きました。広大な宇宙の太陽系の中にあるのが地球です。地球環境についても、子どもたちと一緒に考えていかないといけませんね。

2021年

8月

15日

宇宙のしくみ⑤ お月様

サマーキャンプで天体観測をした夜は、ちょうど満月でした。天体望遠鏡で見た土星は、満月の左側にあるとのことでしたが、満月は、はっきりと肉眼で見えます。○○光年といった、はるか遠い場所に月があるのではなく、約38万キロの場所で、新幹線のぞみ号なら、53日で到着します。(普通に考えれば遠いですが・・・)

 

天体望遠鏡では、さらにはっきりと満月を見ることができました。小川げんきプラザの石井さんが「うさぎがいるから探してごらん」なんて言うものだから、子どもたちの妄想が膨らみます。「うさぎが、お餅をついて、おいしそうに食べている」と・・・(笑)

 

子どもたちが、うさぎに見えたのは、月に衝突した微惑星によってできたクレーターが表面にたくさんあるので、そう見えるです。そして、月面は真空です。音も聞こえないし、風も吹きません。地球のように空気があって、雲が雨を降らせることはなく、大気は宇宙空間へ逃げてしまったのでありません。

 

そのせいで、太陽光のあたるところは、温度が100℃以上になり、日かげでは-170℃ぐらいまでになります。温度差270℃なんて、地球では想像できませんね。

 

太陽のまわりを回る惑星が「地球」ですが、その地球のまわりを回る衛星が「月」です。月と地球は、お互いに引力によって引き合っています。潮の満ち引きは、月の引力によって起こります。月が誕生した約45億年前は、地球と月の距離は約2万4000キロでしたが、月は地球から年間3.8センチずつ遠ざかっているそうです。

 

1969年にアポロ11号で、人類が初めて月面に立ちました。その後1972年のアポロ17号以降、人が月に降り立つことはありません。宇宙開発が進んだ現代において、どうして50年も人は月に行かないのか?不思議に思いませんか。私もそう思っていました。

 

その理由は、2つあるようです。1つ目は、「金がかかる」ことです。アメリカのアポロ計画には、約50万人がかかわり、現在のお金に換算すると、60~90兆円に費用です。もちろん、現代の技術なら費用は抑えられるかもしれませんが、2つ目の理由として、「行く必要がない」からです。つまり、それだけの費用をかけても、見返りがな

いのです。かつては、アメリカとソ連が、宇宙開発を競っていた時代で、月に行くこと自体に価値があったのです。

 

今後は、国レベルではなく、民間レベルで「月旅行」という需要にシフトするかもしれませんね。そして、月に「宇宙ステーション」を作り、近い未来には、月移住という計画が進むようなら考えられるかもしれません。

 

でも、100℃から-170℃の環境です。かぐや姫も現実には住むことはできませんね。私は、「お月見」で、眺めるているだけで十分ですが・・・(笑)

2021年

8月

14日

宇宙のしくみ④ コペルニクス

今から500年ほど前までは、地球が宇宙の中心で、他の天体がそのまわりを回る「天動説」の考えが主流でした。地球のまわりを太陽が回っているという考えです。

 

ポーランドの天文学者「ニコラウス・コペルニクス」は、その宇宙観に疑問を持ち、太陽を中心に、地球や惑星がそのまわりを回る「地動説」を唱えた人物です。

 

コペルニクスは3つの大学で神学、医学、天文学などを学び、聖職者・医者の職につきます。フロムボルグという町では、教会の仕事のほか、財務の監督、侵略者に対する戦闘指揮など、行政官の仕事までこなしつつ、夜間は、聖堂の塔にのぼり、天体観測を行っていたそうです。まさに、マルチな天文学者ですね。

 

コペルニクスは、天体観測から、天動説では説明のつかない惑星の動きに気がついて、地動説の構想をまとめはしたものの、発表は控えていました。「どうだ!これが私の考えだ。凄いだろ・・・」といった性格ではなく、才能はあるけど、控えめな人だったのかもしれませんね。

 

しかし、口コミでコペルニクスの地動説は評判となり、周囲の強い勧めから発表を決意します。1543年、コペルニクスが70歳の時に地動説の論文をまとめまた『天球の回転』を発行したのです。そのできあがった本を手にして、コペルニクスは息を引き取ったともいわれています。

 

コペルニクスは、2000年近く信じられていた価値観を一変させました。後に、ドイツの哲学者カントは、このように、価値観を180度変えてしまうようなことを「コペルニクス的転回」と名付けています。

 

私が中学時代の「倫理・社会」の先生が、やたら、この「コペルニクス的転回」という言葉を使ったので、私も、よく使ったものです。ただし、些細な発見でも「コペルニクス的転回」と言っていたので、困ったものです。(笑)

 

宇宙のしくみの大きな転機となった「地動説」を唱えた人物「ニコラウス・コペルニクス」と「コペルニクス的転回」という言葉・・・覚えておきましょう。

2021年

8月

13日

宇宙のしくみ③ 太陽

お盆は、全国で大雨となってしまいました。さいたま市も朝からシトシトと雨が降り、久しぶりに冷房をかけないで過ごしています。

 

さて、今日は「太陽」についての話です。太陽系の惑星である地球は、太陽がなければ、私たち人間や生き物たちは生きていけませんね。

 

そもそも、太陽は、約46億年前に生まれたと言われてます。その時に、太陽にならなかった、余った物質が地球などの惑星になったようです。地球から1億4960万㎞も離れているのに、どうして、その光が地球に影響するのか・・・太陽は、ずっと燃え続けています。わかり易く言えば、太陽の中心部で核融合反応が起こり続けているのです。

 

このエネルギーの量が、半端ありません。1秒間に1京トン(1兆トンの1万倍)の石油を燃やした時に得られるエネルギーに相当します。よって、正確には、太陽は燃えているのではなく、エネルギーを熱と光として外へ放出しているのです。中心音度は1500万℃になっているとのことですが、ピンときませんね。

 

地球の平均気温は約15℃です。この温度は、太陽の熱によるもので、ちょうど人類が暮らせる暑さになっています。太陽が生まれた46億年前に比べて、現在は、約30%明るくなっていて、この後も1億年に1%ずつ明るくなると言われています。

 

ある研究によると、1.5億年後に太陽が1.5%明るくなると、地球の表面温度は67℃となり、海の生物や微生物しか生きられない状態になるそうです。もちろん、この頃には、人類の文明も想像できないくらい進んでいるでしょうから、宇宙船に乗って、宇宙への移住も当たり前になっているのかもしれませんね。

 

さて、46億年も燃え続けた太陽にも、寿命があるようです。もちろん、私たちや子どもたちや孫たちの世代には影響はありません。およそ55億年後、太陽の中心部の水素は使い果たされると考えられています。水素がなくなると、中心部での核融合は終わります。

 

この時、地球はどうなるのか・・・色々な説が考えられるようですが、55億年先のことなので、夢やロマンをはるかに逸脱していますね。

 

ともあれ、「太陽」のおかげで、私たちは生きていて、日本に住んでいるおかげで、四季を感じることができるのです。

2021年

8月

12日

宇宙のしくみ② 地球から星までの距離

サマーキャンプでは、子どもたちはプラネタリウムを体験したのですが、ここでも、小川げんきプラザの石井さんが解説をしてくれました。子どもたちは、ほとんど初めてのプラネタリウムだったのですが、大人の私は、過去に何十回も見ていたにもかかわらず、初めての「そうだ!」の発見がありました。

 

お恥ずかしいことに、よく考えれば当たり前のことです。夜空に見える星座は、地球からは同じような距離に輝いていると漠然と思っていた私・・・実は、夜空の星座は、見かけ上の形にすぎなくて、地球からの距離は、バラバラなのです。

 

誰もがよく見る「オリオン座」なら、3つ並ぶ真ん中の星が、地球から1977光年と一番遠くて、四角形の右上の星が252光年と一番近くにあります。1光年は、この世で一番速い「光」が1年間で進む距離です。

 

光の速さは、とてつもない数値です。約30万キロで、1秒間に地球を7周半まわる早さです。オリオン座では、最も遠い星と近い星の差が、1725光年もあるので、地球からは、並んだ7つの星が、実は、見せかけで、はるか離れた場所にあるというわけです。

 

夢がなくなってしまいますが、わし座のアルタイル(七夕のひこ星)は、地球から17光年の位置にあります。こと座のベガ(七夕のおりひめ星)は、25光年離れています。つまり、彦星と織姫の距離は8光年も離れているのです。1年に1度7月7日にだけ会うことが許された二人ですが、その距離は、光の速さでさえ8年もかかるのです。七夕物語は、理論的には、あり得ないのです。

 

夜空で、肉眼で目に見える最も遠い恒星(太陽のように自分で光を出している星)は、2200光年ほどの距離とされています。つまり、夜空の星は、今から2200年前に発した光を私たちが見ているという計算です。紀元前の光を見ていることになりますね。

 

天文学を専攻していた、小川げんきプラザの石井さんは、UFOも宇宙人も科学的には信じません。つまり、はるかかなたの宇宙に、地球と同じような生命体が住んでいたとしても、それが、地球よりも進んだ文明を持っていたとしても、そんな、とてつもない遠い場所から、地球にやって来ることなど不可能だろう・・・と。テレビで見る「UFO」も「宇宙人」も、仮に宇宙船に乗ってやってきたとしても、何百年、何千年前に、自分の星を飛び立ち、地球に偶然到着したなんて・・・可能性としては、ゼロに近いと石井さんは言います。

 

専門知識がある人は、意外に冷静に考えることができるのかもしれません。素人の私は、地球よりもはるかに進んだ文明を持つ星から、「UFO」でワープ(時間空間を超えて)して、「宇宙人」が地球にやってきたんだ。と夢とロマンを追いかけるのです。(笑)

2021年

8月

11日

宇宙のしくみ① 土星を見たぞ!

この夏のサマーキャンプは、天気に恵まれ、夜は天体観測をすることができました。宿泊した小川げんきプラザで、保育園ホワイトきゃんばすを担当していただいた、石井さんは、大学では天文学が専門だったそうです。そんな、石井さんの解説で、子どもたちは、天体観測を楽しみました。そして、天体望遠鏡からは、「土星」を見ることができたのです。

 

私たちが住む地球は、太陽系の中にあり、太陽のまわりをまわっています。太陽から近い順で並べると、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星となり、太陽から火星までは比較的密集していますが、それ以降は、どんどん離れていきます。

 

太陽から地球までは1億4960万キロです。何だかピンときませんね。時速300キロの新幹線のぞみ号で、太陽を目指すと60年かかる計算です。人間の平均寿命よりは短いですが、やっぱり果てしない距離ですね。

 

天体観測で見た「土星」は、さらに離れたところにあります。地球からは、12億7980万キロも離れています。肉眼では見えないわけです。新幹線に乗ったら、487年もかかってしまいます。

 

天体望遠鏡から見える「土星」に、子どもたちは大興奮でした。「わっ!があるよ」と、初めて見る土星に、どよめきます。この大きなリングは、一枚の板のように見えますが、無数の細かいリングの集まりで、リングはおもに氷の粒ででいています。

 

土星のリングは、小惑星や彗星などの衝突でできたという考えが有力だそうで、土星の近くを飛んでいた天体が、土星の引力で引き付けられ、土星に衝突して砕け散り、この大量のかけらが土星の赤道面に集まって環(わ)になったようです。

 

地球は、24時間かけて一回転しますが、土星は10時間と速いので、まん丸に近い地球と違い、遠心力で10%ほど南北につぶれた形です。

 

まぁ~子どもたちには、うんちくではなく、本や写真では見たことがある「わのある土星」が、天体望遠鏡越しに見えていることに、わくわくドキドキです。宇宙というとてつもない謎に、興味を持った子どもたちでした。

 

このお盆休みは、「宇宙のしくみ」を専門的ではなくて、誰でもわかるように紹介します。お楽しみに。

2021年

8月

10日

音楽家になれる可能性

今日は、お盆休み前の保育園です。屋上プールには、いつも子どもたちと遊んでくれる5歳&3歳の兄妹のパパがボランティアで活躍してくれました。大型水鉄砲持参です。この気合に、子どもたちも大盛り上がりです。ファームのスイカを食べて、氷遊びもして、しっかりとプール遊びを満喫しました。

 

さて、先日お笑いコンビのネタで、小学校の担任が、「将来の夢は?何になりたい?」という子どもたちの作文を読み上げます。「僕は、宇宙飛行士になりたいです。なぜなら・・・」を読むと、「○○君が宇宙飛行士になるには、もっと勉強して、体も丈夫じゃなくちゃいけないし、それより、なれる確率は、0.0001%よりも低いので、無理です」と言って、その作文を丸めてごみ箱に捨てます。次々と、子どもたちの夢を、論理的に確率的に分析して、ダメだしするネタです。

 

「子どもの夢を何だと思っているんだ!」と怒る人もいるでしょうが、親としては、子どもの夢を冷静に判断し、的確なアドバイスをすることも必要です。

 

私は、「駅ピアノ・空港ピアノ・街角ピアノ」の番組が大好きで、わずか15分の番組ですが、ピアノの音色だけでなく、ピアノを弾く人たちの人生観に共感します。自分ができないので、憧れの気持ちも大きいのかもしれません。先日、おやじ仲間の旅先で、中央本線「小淵沢駅」に駅ピアノがあり、それをおもむろに20代ぐらいの男性が、弾き始めました。「これ・・・テレビのまんまだ!」と感動した次第です。

 

ここで、身もふたもない現実の話です。「将来、音楽家になりたいから音楽系の学校に行く」と子どもが言い張った時に・・・もちろん、我が子の才能や熱意によって、親の判断は違ってきますが、数字ではこうなります。

 

令和2年春の音楽家の大学の卒業生は3516人だそうで、そのうち、音楽家就職者は226人だったそうです。音大卒業者で、音楽家になれるのは6.4%・・・つまり16人に1人です。音楽の先生は、ここには含まれません。

 

どうですか・・・私の感覚では、意外に高いような気がします。これが、30歳まで追跡して、音楽の仕事で食べていける人は?になると、1%ぐらいになってしまうのかもしれません。

 

こう考えると、「音楽家になりたい」の夢は、親としては、バックアップできるかもしれません。お金の問題は別として・・・(笑)

 

もちろん、保育園の子どもたちには、どんなことでも「がんばれば、きっとなれる!」と言っています。数字的根拠は、中学生くらいからかな?

2021年

8月

09日

他者への「尊敬」と自身の「誇り」

昨日は、2回目のコロナウイルスワクチン接種を行いました。私のまわりのほとんどの人が、2回目接種の後に発熱しています。現在、接種後14時間が経過しましたが、平熱をキープしています。このまま、穏やかに過ごしたいと思っています。(笑)

 

さて、東京オリンピックが閉幕しました。昨夜の閉会式も最初から最後まで、しっかりと見届けました。世界の人たちが、様々なメッセージを自分なりに受け止めているのでしょうが、子どもたちが登場すると、なぜか気持ちが晴れやかになりますね。明日の世界を担う子どもたちへ・・・そして、東京オリンピックのアスリートたちの姿を見て、「自分もオリンピックで活躍したい」という子どもたちの夢につながるとうれしですね。

 

日本は、過去最高の金メダルとメダル合計数を記録したのですが、今回は、メダルの数だけでなく、大会中に選手たちが発した言葉にも多くの感銘を受けました。

 

一方、SNSの言葉は、容赦なく選手たちへの誹謗中傷につながっていきました。選手個人が、自由にSNSをアップする昨今、アスリートたちのメンタルをもズタズタにします。

 

そんな中で、柔道の大野選手の言葉が心に響きます。柔道は個人では金メダルラッシュで、混合団体では、圧勝の金メダルを期待されていた日本が、フランスに惨敗します。しかも、主将の大野選手の登場する前に、勝負が決してしまったのです。

 

大野選手は、まず勝者のフランスを「尊敬します」と讃え、さらに日本チームを「誇りに思います」と、無念と悔しさをぐっとこらえて、静かに語りました。

 

コロナ禍の東京五輪では、選手たちのメッセージの多くが、「オリンピックを開催していただいたことに感謝します」と語ります。そして、テレビで観戦する私たちは、そんなアスリートたちに「ありがとう」と素直に思う東京オリンピックだったと思います。

 

「尊敬」「誇り」「感謝」そして「ありがとう」・・・なんだか、私たち人間が、他の人たちと一緒に生きていくうえで、一番大切なことを教えてもらったような気がします。

 

世界に「ARIGATO」が、広がっていくことを祈りたいですね。

2021年

8月

08日

自尊心を満たす

昨夜の侍ジャパンの金メダルは、テレビで観戦する私たちも、ずっと緊張する展開でした。5戦全勝で金メダルを獲得したのに、すべての試合が接戦となり、楽な試合は一度もありませんでした。プロの選手たちが、金メダルしか許されないというプレッシャーの中で、チームワークで勝利する姿は、感動しかありません。稲葉監督の選手たちを信頼する姿勢も胸を打ちます。

 

13年ぶりの開催となったソフトボールと野球の両方で金メダルを獲得できたことで、子どもたちの夢に火がつくとうれしいですね。

 

さて、人間の習性をこんな言葉で表わした人がいます。「すべての人が他人に何かを求めている。誰もが相手に好意を求め、自分を受け入れて認めてほしいと思っている」

 

人間心理や習性の本質を提示しているといえますが、一人一人の性格は違っており、なかなか人間の習性を理解するのは難しいのでは・・・その疑問に「人間の習性はやっかいなものではなく、むしろ理にかなったものである。あなたはそれを知ると安心するに違いない」とも言います。

 

エンジンの修理をする職人が、そのエンジンのことをよく理解している場合とそうでない場合とでは、前者は自信にあふれ、後者は自信がなさそうな振る舞いとなり、この原理は何を扱うときにも当てはまると言います。

 

つまり、自尊心が満たされていない人は、他人に寛容な態度を取ることが難しく摩擦やトラブルを頻発させるのです。

 

私は、今まで、自尊心が高すぎると、相手を見下してしまって、人間関係がうまくいかないと思っていました。しかし、オリンピックのアスリートを見ていると、自尊心が満たされているからこそ、負けた相手へのリスペクトを素直に表現できるのだと確信しました。

 

「人間関係の極意とは、お互いの自尊心を満たすようなやり方で相手とかかわることだ。これこそが人とかかわって本当の成功と幸福を手に入れる唯一の方法である」と言います。

 

自尊心をしっかりと持つことが、コミュニケーションやリーダーシップには、大切であることをあらためて認識しました。

2021年

8月

07日

学校の自律性

関東地方には、台風が接近していますが、午前中は晴れ間もあって、屋上プールを楽しみました。スイカ割り&スイカ食べ放題です。食べ放題といっても、ファームで収穫した小玉スイカ2個分です。いつものことですが、赤い部分がなくなるまで、食べ尽くす園児がいます。「今日は屋上で楽しいことをやるよ~」と話すと、「スイカ割りでしょう」とすぐに当ててしまった6歳女の子・・・「だって、夏といえばスイカでしょ・・・」なんて言ってます。(笑)

 

さて、来年度から、特例で授業時間の配分が学校の裁量で決められるようになるそうです。ある教科の時間を減らし、その分を他の教科で上乗せができるようになります。捻出した時間で、教科の枠を超えた探究学習を行うこともできるのです。

 

教科課程のどこに重点を置くかは各学校によって違うので、一定水準の堅持を条件に、裁量権が学校に与えられるようになります。何事にも、中央集権的な日本の教育制度の中では、一歩前進ですね。

 

もともと、日本の学校の自律性は高くありません。教員人事の面で、それは際立っています。例えば、自校の教員の採用権を持つ学校は12%で、教員の初任給を決められる学校は5%しかありません。公立校は、教育委員会の管理の下で決められます。初任給は、22歳の新卒も30歳の中途採用も、スタートは一緒なのです。

 

これが、自律性が世界で一番高いオランダでは、教員の採用権も、初任給を決められる学校もほぼ100%です。オランダでは、教員の多くがパート雇用というのもあるようですが、行政と各学校のパワーバランスが大きく違いますね。

 

うちの学校や地域に関心がある人、○○分野に秀でた人など、求める教員象は学校によって異なるので、その学校に決定権を持たせるという、理にかなったやり方です。

 

日本のように、県などの自治体が任命し、同一給与で各学校に割り振る仕方だけでは、優秀な人材の採用も容易ではありません。これからは、授業内容だけでなく、多くの分野で各学校の裁量が認められるように変えていく必要があります。

 

スーパーマーケットで買い物をする場合だって、全国チェーン店では、セントラルバイヤー主導の商品構成で、どこの店も同じという印象が強いですね。やはり、お客様が「わくわくどきどき」するような買い物をしてもらうには、店ごとに裁量権を与えて、オリジナリティのある店舗作りが求められます。私も、そんな個性的な店で買い物をしたいですね。

2021年

8月

06日

頑張っている「聞こえない音」

今日の体操教室で、鉄棒の逆上がりに成功した6歳男の子は、「よっしゃー!」と大きな声を張り上げて、頑張った自分を鼓舞します。一方、同じように逆上がりに成功した6歳女の子は、声を上げることはありません。たぶん、心の中で「やった!」と思ったのでしょう。

 

オリンピックの競技では、金メダルを取った選手が喜びの声を上げて、負けた選手は、悔し涙の声を上げます。これらは、すべて「頑張っている音」です。学校でもたくさん聞こえてきます。「おはよう」「こんにちは」「さようなら」などのあいさつの声、授業では教科書を読む声、活発に発表する声、グループで話し合う声、音楽の歌声・・・まだまだたくさんありますが、これらは「聞こえる音」です。

 

一方、「頑張っている音」の中には、「聞こえない音」もあります。例えば・・・教室で一人一人が読書をしている読書タイム。授業中に一人一人が集中して考えている時もそうですね。時々、紙をめくったり鉛筆で文字を書いたりする音が、かすかに響きます。

 

どうですか・・・「頑張っている音」には、見なくてもわかる「聞こえる音」の他にも、一人一人が声を出さずに集中している時の「聞こえない音」だってあるのです。

 

オリンピックで、「聞こえない音」を探してみませんか。競技に入る前の集中する心の声は、選手たちにとっては、頑張っているけど「聞こえない音」ですね。

 

私たちは、耳にすることができる「聞こええる音」に、注目してしまいますが、「聞こえない音」を意識したことはあまりないですね。少し、視点を変えてみて「聞こえない音」に出合う楽しみを感じてみませんか。

2021年

8月

05日

「とん・こね・ジュ―」親子で料理

今日も暑いですね。屋上プールでは、昨日のスイカ割りに続いて、今日は、「氷遊び」をしました。クラッシュ氷を発泡スチロールの箱いっぱいに用意します。年長園児は、透明カップに氷を入れて、「かき氷屋さん」を演出していました。味は、ブルーハワイにイチゴ、メロン味があるようです。3歳女の子のパパママがボランティアで参加してもらい、今日も屋上プールは楽しい時間となりました。

 

さて、ホワイトきゃんばすでは、ファームの野菜を子どもたちがお土産に持って帰ることが多いので、ママと一緒に料理をする園児が多くいます。3月から始めた、食育の「わくわく教室」では、年長園児がおにぎりを作る体験をするので、おうちで、「おかかのおにぎり・・・私が作るわ!」というのが当たり前になってきました。

 

子どもが料理に興味を持ち始めたら、親子で一緒に料理を楽しむことは、親子のコミュニケーションアップと子どもの成長につながりますね。

 

5歳の女の子のママは「娘は卵を割るのが好き。時々手伝わせるようにしていたら、次第に力加減やコツをつかみ、一人で上手に割れるようになった。娘に料理の全てを任せるのはまだ難しいけれど、いつか一人で料理を作れるようになるかな」と言います。

 

親子料理教室の講師を務める東京ガス食情報センターの太田さんは「料理は五感を使った体験ができる。安全や衛生についても学べる。ぜひ親子で挑戦してほしい」と勧めます。

 

太田さんの話では、子どもは、切る・混ぜる・焼くといった作業をやりたがるそうです。「とん・こね・ジュ―」とは、とんとん切る、こねる、ジュージュー焼くの略で、食材を切る音や、手で混ぜる感触、焼いた匂いなど五感で感じる楽しさがあり、例えば、ハンバーグやギョウザ、オムレツ・・・ホットケーキやクッキーなどのお菓子作りもいいそうです。

 

リスクとリターンは裏腹ですので、子どもの安全をしっかりと見守りながら、成長というリターンを伸ばしたいですね。

 

保育園ママからよく、「子どもにさせたいけど、食材をバラバラにして、時間が倍かかり、イライラしてしまう」なんていう話を聞きます。理想と現実というところですね。そこで、子どもの要求に毎回答えるのは難しいとしても、余裕のある日だけでも、手伝わせて欲しいと太田さんは言います。

 

私も子どもの頃に、母から果物の皮をむく担当を任されて、リンゴや梨に柿と何個も皮むきを任されました。小学生の頃、男子の中では、果物の皮むきはピカイチとなっていました。(笑)

 

 

子どもの料理の手伝いは、調理だけでなく、箸を並べる、料理を運ぶ、盛りつける、といった作業もあります。うまくいかなくても、子どもに「ありがとう!」と伝えて、体験を重ねて欲しいですね。

2021年

8月

04日

将来働くこと「楽しみ」

今日のプールは、「スイカ割り」をしました。もちろん、ファームで収穫したスイカです。小玉スイカなので、3つ並べて「まっすぐ・・・右・・・左・・・そこだ!叩け!」といった感じで、目隠しをした子どもたちが、スイカ割りを楽しみました。

 

小さい園児は、目隠しなしですが、力が弱いので、ヒットしてもスイカは割れません。結局、スイカは、子どもたちに割られることなく無事でした。そして、子どもたちの楽しみは、スイカを食べることです。包丁で割って、おいしくいただきました。おかわりもできて、スイカの種は、ペッと吐き出してモグモグ・・・かなり贅沢な屋上プールとなったのです。

 

さて、民間企業で24年間勤務したおやじ園長は、保育園では、仕事の話や「働くことは楽しいんだよ~」と、よく子どもたちに話をしています。子どもたちには、大人になって役に立つ人間になってもらいたいので、「自分で考えて自分で答えを出せる」アプローチにこだわっています。

 

就職情報誌「アイデム」の調査によると、親の働く姿を見たことがある子どもは、そうでない子どもと比べて、将来働くことを楽しみにしている割合が高いことがわかったそうです。

 

コロナ禍で、リモートとはいえ、親の働く姿を見たことがある子どもが増えていることも、ここ1、2年の傾向です。将来働くことを楽しみに感じているかと子どもに尋ねたところ、「どちらかと言えば」も含めて「楽しみ」と回答したのは69.7%になったそうです。

 

親の働く姿を見たことがある子どもは、父親の姿では6.9ポイント、母親の姿では11.6ポイントも、それぞれ「見たことはない」子どもと比べて「楽しみ」の回答が上回っています。

 

調査担当者は、「コロナ禍で在宅勤務の導入が進み、親の働く姿を目にする機会が増えた。一番身近な大人である親の働く姿を見て、子どものキャリア観が育成される可能性が高い」と分析します。親の仕事を見て、「家族のためにお金を稼ぐことは大変なんだと思った」と答えた子は、76.4%と最も多かったそうです。

 

子どもにとって、「働くこと」は、お金を稼ぐこと・・・からスタートするのでしょうが、それだけではない、様々な考えや、「楽しく仕事をするにはどうする?」と、仕事にかかわる親子の会話をたくさんしてほしいですね。

2021年

8月

03日

五輪から学ぶ子どもたち

今日の寺子屋は、オリンピックについて、クイズ形式で子どもたちとおしゃべりです。年長・年中園児には「オリンピックって何?どんなことを思い浮かべる?」を聞いてみると、5歳年中の男の子が「火をつける・・・」と答えました。どうやら、聖火リレーと開会式での最終ランナー大坂なおみ選手をイメージしたようです。着眼点がいいですね。

 

競技については、パパママと一緒にテレビを見ているだけあって、野球・ソフトボール・サッカー・テニス・卓球・・・とポンポン出てきます。「相撲」という園児もいて、笑いをとっていました。(笑)

 

年少園児には、一人一人金メダルを首から掛けてあげると、大喜びの園児もいれば、照れてしまう子も・・・「運動会では、みんな頑張って金メダルがもらえるといいな~」と子どもたちには話をしています。

 

さて、茨城県鹿嶋市のカシマサッカースタジアムで行われたオリンピックのサッカー日本代表の試合を会場で観戦した市立三笠小学校の児童たちは「言葉で表せないくらい迫力があった」「日本での五輪は一生に一度かも。見られて良かった」と興奮した様子で話しをします。

 

鹿嶋市では、トップ選手を学校に招いてスポーツに親しみ、出場国のことを調べる学習に取り組んできたそうです。スタジアムでの観戦は、これまでの学習のまとめで、「全力を尽くす選手の姿勢に児童は感動しており、今後、困難なことにぶつかった場面で生きてくるのではないか」と、校長先生は振り返ります。

 

しかし、会場での観戦は、茨城・宮城・静岡・の学校にとどまり、ほとんどの会場は無観客となりました。それでも、東京都八王子市横山第一小学校では、夏休み中に、各教室の大型モニターなどで観戦し、「オリンピック登校日」として、五輪の歴史や基礎知識を学んだそうです。

 

夏休みの自由課題を「オリンピックのテレビ観戦で感じたこと」として、子どもたちに作文や絵画で表現してもらう学校もあるようです。

 

どうですか・・・単純に「メダル取ったぞ!」で、テレビを前に、おうちで子どもたちと声援を送ることだって、我が子には素敵な機会となります。この夏、全国の小学校での自由課題は、やっぱり、東京オリンピックを取り上げるのが多くなりそうですね。

2021年

8月

02日

話し方は落語家に学ぶ

今週も、保育園はプール遊びで盛り上がっています。主に小学生・年長、年中園児が泳ぎの練習をしたり、ジャンプ飛び込みを楽しんでいる、大きいプールに、今日は2歳児の園児が2名遊んでいます。水の中を平気でもぐっています。頼もしい限りです。

 

さて、教育界では落語への注目度が高まっています。教員志望の学生らに、落語家を講師にして、話し方を教える動きがあります。東京理科大学では、落語家の三遊亭楽生さんを講師に、「授業実践力育成講座」を開いています。

 

洋服姿で学生の前に立った楽生さんは、人前で話をする際には、話を構成する力と発信する力が問われるとしたうえで、構成力については、「ゴールを見て話すとよい」と助言します。スピーチなどの際は、最後に離したいことを決めておき、最初はあえて別の話題から入って、聞き手を飽きさせないようにするといった手法を紹介します。

 

また、発信力に関しては、無駄な言葉・発声を省くことや、「あれ」「これ」「それ」といった指示語を避け、「えー」などの意味のない発言は、「本人が話した気になるだけ」などと説明します。指示語は、聞き手が何を指しているのか分かりづらくなることから「減らすと話がクリアになる」と言います。

 

私も、仕事上、保護者や子どもたちの前で、挨拶やスピーチをする機会が多いのですが、以前、クリスマス発表でのMCの動画を見ると、最初に「あの」と言ってから話し始める癖があることがわかりました。無意識のうちに言っていたのです。

 

楽生さんは、話の構成力を磨くうえで、日刊紙の1面のコラムが参考になると言います。朝日新聞なら「天声人語」ですね。私も、朝刊で必ず目を通すのがコラム欄です。限られた文字数で、絶妙の文章がそこにあります。新聞社の「ものを書くエース」が、コラムを担当します。

 

私がサラリーマン時代に、出張帰りで神戸から最終の飛行機で羽田へ帰ることがよくありました。(特割で新幹線よりも安かったので・・・)夜景を眺めながら、ヘッドホンでよく落語を聞いていました。「どうしたら、こんなに人を引き込む話ができるのか?」と思いながら、話に引き込まれていました。話のプロに学ぶことは、本当に多いですね。

2021年

8月

01日

相手の喜びを自分の喜びに変える力

連日、オリンピックのテレビ映像に釘付けです。何度見ても興奮するシーンもあれば、選手の悔しさもまた絵になります。金メダルを獲得する選手は1人だけです。敗者の数がはるかに多いのです。ドラマですね。

 

オリンピック放送の合間に、保育園の7月のDVDがアップしました。屋上ファームの夏野菜収穫や、雷雨で凄いことになったナイトツアー、そしてプール開きと、子どもたちの笑顔に、あーだこーだ独りごとを言いながら笑っていました。

 

さて、今日は仕事を楽しむ、仕事で成長するモチベーションの話です。よく「誰かの喜ぶことがしたい」や、サービス業であれば「お客様の喜ぶ顔が見たい」といった話をよく聞きますね。仕事のモチベーションとして、崇高なものとされています。

 

しかし、「相手が喜ぶ」以外にモチベーションを見つけるには、かなりの創造力が求められます。

 

そうだ・・・オリンピックの選手からヒントを得ました。メダルを獲得した選手が満面の笑みで喜ぶのは、よく見られるシーンですが、チームメイトや指導者、関係者が、メダルを獲得した選手以上に喜ぶ姿をたくさん見ました。

 

これです!「相手のことを相手以上に喜ぶ才能」・・・これがあれば、けっこう仕事がうまくいくような気がします。「この人は、私の成功を心から喜んでくれている」と思われれば、コミュニケーションもバッチリですね。

 

どうですか・・・あなたには「相手の喜びを自分の喜びに変える才能」ありますか。今からでもおそくありません。相手の成功を喜ぶ気持ち・・・少し意識してみませんか。

2021年

7月

31日

ヘンリー五世

今日は三橋公園に、小学生を連れて行ったのですが、セミの抜け殻があらゆる木にありました。過去のナイトツアーで、夜の三橋公園で、セミの羽化を観察しました。約5年間地中で暮らしたセミの幼虫が、木を登り、柳の葉につかまって羽化します。最初は、真っ白なセミで、とても神秘的です。約2週間のはかない命なのです。

 

さて、今から9年前のロンドンオリンピックの開会式では、一人の紳士が馬車から降り立ち、おもむろにシェークスピアの一節を語ります。今日は、シェークスピアの「ヘンリー五世」の話です。

 

イングランド王ヘンリー五世が、フランスに攻め込んだ「アジンコートの戦い」を描いた戯曲です。圧倒的な数のフランス軍に対してイギリス兵は5分の1.当然、恐怖に包まれる兵士もいます。その無謀な戦いの最大の見せ場は、戦に赴く際に、国王が兵士を鼓舞する「語り」です。

 

「戦うものが少なければ少ないほど、名誉の分け前は多くなる。今日、クリスピアンの祝日は、未来永劫、語り継がれる。我々は兄弟の一団だ」この言葉に勢いを得たイギリス軍は勝利します。

 

そして、今、東京五輪2020で、日本選手の特に団体やペアでの活躍が目立っていますね。これには、選手個々のたゆまぬ努力の結果であることは言うまでもありませんが、戦いを前にして、リーダーである監督やコーチが、どんな言葉で、選手たちを鼓舞したか、大いに気になるところです。

 

人を動かす一番の原動力は、行動の意味や価値、いわゆる大儀を示し、一人一人の心に強く確かなものを描けるかどうか・・・にかかっています。

 

まだまだ、東京五輪2020の競技は続きますが、選手の活躍の陰にある、監督・コーチ・リーダー選手の言葉に注目してみませんか。きっと、私たちの日常においてのリーダーの資質や組織の在り方の参考になるかもしれません。

2021年

7月

30日

ほめてしかって子は育つ

保育園ママからは、子育ての悩みの相談を受けることがよくあります。ホワイトきゃんばすの職員は、全員子育て経験者ですので、自分の経験もありますが、実際は、保育園で預かった数百人の子どもたちやそのママたちの子育ての情報が活かされます。

 

今から30年以上前に、埼玉県与野市(今はさいたま市)にある鈴谷小学校のPTAが発行していた「子育てシリーズ」の内容を当時の教頭先生が、一冊の本にまとめました。これが「ほめてしかって子は育つ」です。目次はこうなっています。

 

「うちの子なんか、ほめるところなんか、なんにもないわ」

「くだらない本ばかり読んでないで、勉強でもしたらどうなの」

「お父さん、お母さん、ぼくをもっとかわいがって」

「わが子を非行少年にする十章」

 

なんだか、目次を見ただけでも、ドキッとして、言いたい内容が想像できますね。この本は、子どもをよりよく育てるために「正しくほめることと、正しくしかること」の重要性とそのタイミングやポイントを説いています。

 

もう30年以上前の内容ですが、子育ての悩みの根底には、今も昔も変わらないものがあります。そうです。子育てに完璧なんてありません。親の思い通りにいかない事の方が多いのだから、イライラするよりも、1つでもうまく言ったら「おぉ~できたぞ!」と喜べばいいのです。

 

保育園の保護者には、「子どもたちへは、自分の思い通りにいかないことをたくさん経験してもらいたい。その経験が成長につながる」と何度も言っていますが、親だって、自分の思い通りにいかない子育てを経験して、「もう、完璧なんて・・・やめた!」と肩の力を抜けばいいのです。

 

それから、一人で悩んでもダメですよ。まわりに相談すれば、きっと良い方法が出てきます。一人の知恵には限界があるので、まわりを巻き込む力も大事ですね。

2021年

7月

29日

選手村の食事

今日は、初めてプールボランティアに参加するママが活躍してくれました。ママのキャラクターがウエルカムなので、子どもたちは、どんどん水攻めを仕掛けます。それでも、ボランティアママは、笑顔で子どもたちの相手をしてくれました。うれしいですね。

 

さて、連日のメダルラッシュの日本選手団ですが、今回の東京五輪・パラリンピックは「食」も重要テーマとしていました。

 

海外からの観光客に、日本の食文化を幅広く発信することです。それができなくなった今、少なくとも選手村で各国のアスリートや関係者に日本の食をアピールできればうれしいですね。

 

1964年の東京五輪は、調理技術の向上、冷凍食品の普及など、日本の食生活に大きな影響を与えました。鉄板焼きやカップ酒といった新しい「食」も生まれました。しかし、今回は成熟した日本の食文化の発信が目標となります。

 

2020東京五輪の選手村の「メインダイニング」は、一日最大4万5000食を提供するそうです。4つのコーナーがあるそうで、「日本(和食)」「ハラル(イスラム教の戒律に沿う料理)」「ベジタリアン」「ピザ・パスタ」に、約700種類のメニューをそろえているそうです。

 

日本の食文化をアピールする「カジュアルダイニング」では、たこ焼きやおにぎり、公募で決まったユニークなそうめんやおでんなども提供されているそうです。大会組織委員会は「多様な食事で、日本の食文化に触れてもらいたい」と考えています。

 

選手たちの一番の目標は、競技でのメダル獲得ですが、選手村での食事を楽しむアスリートたちもたくさんいることでしょうね。

 

オリンピックでは、選手たちの活躍に私たちは釘付けとなりますが、東京五輪・パラリンピックが終わって、一段落してから、日本の食文化がどのような形で、海外へ伝わっていくのか、注目したいですね。

2021年

7月

28日

13年ぶりの金メダル

昨日は台風の影響でプールができなかったので、今日のプールは、いつも以上に水しぶきが上がります。大きいプールへ助走しての飛び込み大会に、2歳児の園児が2名参戦しました。小学生・年長年中園児に負けない凄い勇気です。

 

さて、昨日はテレビに釘付けだった人が多かったと思います。ソフトボール決勝「日本対アメリカ」の試合が午後8時に始まると、私もアルコール抜きで、正座して応援していました。北京五輪の上野投手は「上野の413球」と呼ばれる熱投で、豪速球をビシバシ投げ込んでいましたが、今回は、様々な変化球やチェンジアップなど熟練の投球でした。そして、東京五輪では、上野投手一人ではなく全員で勝ち取った金メダルという印象が強かったですね。

 

金メダルを獲得した日本の選手たちだけでなく、銀に終わったアメリカの選手たちにも「感動をありがとう!」と素直な気持ちになりました。この試合には、応援する人、様々な思いが詰まっていますね。

 

北京大会に続いて、2連覇を達成した日本ですが、13年ぶりというのは、北京大会を最後にソフトボールがオリンピック競技から外されてしまったのです。上野投手は目標を失います。アメリカのオスターマンとアボットの2大エースも現役引退や代表辞退など、ソフトボールから身を引いたのです。しかし、東京五輪で、ソフトボールがオリンピック競技に復活すると、二人のエースは、再びマウンドに戻るのです。

 

13年経っても、日本にはエースの上野投手とキャプテンの山田選手がいて、アメリカには、アボットとオスターマンがいるなんて、世代交代が進んでいないじゃないか・・・なんていう人は、大きな間違いです。若い選手が育っているだけでなく、13年の重みを知る選手も活躍したというのが、この試合の凄さなのです。

 

今回大活躍だった20歳の後藤投手は、トヨタ自動車の選手で、チームの大先輩アボット投手に、投球術を教えてもらっているのです。アボット投手は、金メダルを逃して悔しいでしょうが、後藤の活躍には、嬉しい気持ちになったことでしょう。

 

宇津木麗華監督がインタビューで何度も「感謝の気持ちでいっぱい!」とコメントします。言葉は悪いですが、この飾らない、泥くさい人のために、「力になりたい」と上野投手は、東京五輪を戦う意味を見いだしたと言われています。

 

まだまだ語ればきりがありませんが、しばらくは、13年ぶりの金メダルに浸っていたいですね。心から「おめでとう!ありがとう!」です。

2021年

7月

27日

ポストイット

連日のオリンピックハイライトをパパママと一緒に見ている園児もあって、朝スッキリと起きられない子どもも多くなってきました。でも、日本のアスリートが金メダルを獲得する場面を見ることも貴重な経験だと考えると、これも仕方ないですね。昨日は、日本卓球界初の金メダルを獲得した、水谷&伊藤コンビに、おめでとう!大アッパレ!です。

 

さて、今日は「ポスト・イット」の話です。ポスト・イットの発明者であるアメリカのスペンサー・シルバーさんが亡くなりました。享年80歳です。この年齢からもわかるように、ポスト・イットが発明されて実用化に至ったのは今から50年ほど前だそうです。日本で初めて発売されたのは昭和56年というので、まだ40年前です。意外と、その歴史は浅いですね。私も、ポスト・イットを幅広く活用させてもらっています。

 

シルバーさんは、最初、航空機の製造に使えるほど強力な接着剤の開発を目指していたところ、逆に接着力がとても弱い接着剤を作り出してしまったのです。これが本のしおりにつながり、世界中に広がる大ヒットとなったのです。

 

つまり、シルバーさんは、大失敗したのです。しかし、この話のように失敗や偶然から大発明が生まれることは多いですね。水谷&伊藤ペアは、失敗を恐れないで常に攻め続けた結果が金メダルでした。

 

最近の世の中は、過度に失敗を恐れる風潮になり、周囲の目を気にしたり、他人の評価に敏感になっているような気がします。子どもたちに対してもそうです。

 

ベタな言い方ですが、子どもたちは、失敗と成功と、また挫折の経験を繰り返すことで、現実社会での対応力や適応力を身に付けていくのです。

 

私たち大人は、もっと子どもたちに対して、失敗やトラブルを受け入れるおおらな心を持たないといけませんね。

2021年

7月

26日

自然体験多いほど「探究力」が強い子に

連休明けの保育園・・・ママが熱が出て休む園児もありましたが、みな元気に登園してきました。そして、昨日までサマーキャンプを行った年長園児6名も全員元気に登園しました。6人全員が、顔に何か書いてあるような・・・自信に満ちた顔です。

 

連絡ノートのママのコメントも熱かったです。2ページにわたって、びっしりと記された母の思いもありました。園児の性格も色々ですので、何も聞かなくても、サマーキャンプのワンシーン、ワンシーンを細かく話す子もあれば、口数少なめに「楽しかった!」と語る子もいます。親としては、根掘り葉掘り質問攻めにしたいところでしょうが、「子どもが絞り出すように、言葉が出てくるまでは、どうした?どうした?と聞かないで」とママたちにはお願いしています。

 

本日サマーキャンプのDVDが完成したので、親子でじっくりと観てもらいたいですね。子どもたちの頑張る姿に、パパママ全員が涙することでしょう。(本当です)

 

さて、青少年独立行政法人の青少年教育振興機構(長いですね・・・)が調査した結果、自然体験や文化芸術体験、家事の手伝いの体験が多い子どもは、「探究力」が身についているという調査結果をまとめました。

 

小中高校生約3万人を対象に、「新聞やテレビ、インターネットでその日のニュースを読んだり見たりする」「自分の思ったことははっきりと言う」「わからないことは、そのままにしないで調べる」など、16項目の合計点を出します。

 

その結果、「川や海で泳いだこと」などの自然体験、「文化芸術にかかわる作品を作ったり、演じたりする」などの文化芸術体験、「食器をそろえたり、片付けたりする」といった手伝い体験のいずれについても、体験が多い子どもが高得点となり探究心が高いという結果となりました。

 

今回のサマーキャンプで言えば、川遊びも、足の届かないところで泳ぐ・高い岩から飛び込む・生き物採集をする・焼きマシュマロをする。その他、夕日を満喫・天体望遠鏡で土星を見る・紙すき体験をする・・・こんな体験をすれば、子どもたちの探求心が強くなるに決まっていますね。

 

子どもたちに、自然体験や芸術体験や家事の手伝いをさせるかどうかは、親次第です。多くの体験をさせたいですね。その体験を通じて、子どもたちに考えさせることも大切です。

2021年

7月

25日

サマーキャンプ2日目

「6時起床!」子どもたちは、全員スッキリと目を覚ましました。いつもは、8時くらいまで家で寝ている女の子は、「私も6時に起きられるわ!」なんて言ってます。まだ先ですが、小学生に向けての生活習慣も身に付けないと。

 

朝から快晴に恵まれました。朝食前に、裏山にあたる「金勝山」の登山を頑張ります。小川げんきプラザは、この金勝山の中にあります。子どもたちは、睡眠十分ですので、元気に山道を歩きます。いい運動をして、お腹もペコペコ・・・朝ごはんです。

 

朝食が終わると、部屋をしっかりと掃除して、お世話になった職員に「ありがとうございました!」とご挨拶をして、退所します。

 

東秩父村にある「紙すきの里」で、子どもたちは紙すき体験です。花や草を使って、世界に一つだけの和紙のタペストリーを作ります。木の皮から和紙ができることなど、子どもたちにとっては、不思議で創作意欲が高まる体験となりました。

 

和紙文化を守る若者の話が聞けました。紙すきの説明をしてくれた方が若い男性だったのですが、細川紙がユネスコ無形文化遺産になっても、後継者不足が現状だそうで、自分が生まれ育ったこの場所で何ができるか。出した答えが、和紙つくりを継承することでした。

 

そして、昨日、川で見つけた石に、絵を描きます。ママの顔を描いた女の子・・・何よりも素晴らしいママへのプレゼントになることでしょう。

 

こうして、2日間のサマーキャンプが終了しました。天気にも恵まれて、計画していたこと以上のことを子どもたちは体験できました。明日からの子どもたちの行動が、また一つ成長につながっていくことをしっかりと見守っていきます。

 

そして、子どもたちを冒険の旅に送り出してくれた、保護者の皆様に感謝します。ありがとうございました。

2021年

7月

24日

サマーキャンプ初日

 

令和3年度のサマーキャンプは、珍しく快晴の天気でスタートしました。珍しくというのは、ここ数年、台風・大雨の中でのサマーキャンプが続いていたのです。昨年は、濁流だった嵐山渓谷・・・今年は最高の川遊びとなりました。

 

石の上から深い川へ「ジャンプ!」6人全員がクリアーしました。1人が成功させると、子どもたちの意地が背中を押します。全員ライフジャケットを着ているので、浮かぶのですが、足が届かないことが、子どもたちの恐怖心をあおります。園長が、すぐに手を引いて、浅いところまで移動し、「やった!よくできたね!」とエールを送りと、どんどん川遊びが過激になっていきます。

 

ボート遊びを楽しんだ後は、ライフジャケットだけで、ざっと20メートル川に流されます。子どもたちは、冒険気分を楽しみながら最高の川遊びをしました。ママのおにぎりを食べ、小枝を拾って、焼きマシュマロも楽しみました。

 

宿泊する小川げんきプラザに到着すると、オリエンテーションです。げんきプラザの職員の説明をしっかりと聞く子どもたち・・・「いよいよパパママと離れて泊まるんだ」という気持ちが現実となります。

 

ここからも楽しい時間は止まりません。プラネタリウムは、園児向けのプログラムを満喫します。ヤドカリくんが主人で、大人が見ても感動の内容でした。夕食、お風呂も子どもたちの楽しみの一つです。

 

そして、花火大会です。花火を初めて経験した男の子は、火が怖くてへっぴり腰です。でも、この経験も彼を強くします。

 

最後に、素晴らしい時間が待っていました。天体観測です。指導員は、大学時代に天体を専門にしていたそうで、とてもわかりやすい解説です。何を子どもたちが見たかというと、「土星」です。土星の輪がはっきりと見えました。これには、引率の先生が大騒ぎです。子どもたちも、土星のことは知っていたので、「輪がある~!」と興奮気味です。そして、満月をじっくりと観察しました。「ウサギの耳があった」と女の子が言うと、「お餅を食べていた!」と楽しい会話が続きました。

 

今日は、どんだけ楽しいことが詰まっていたのか・・・午後9時には、子どもたちは夢の中です。

2021年

7月

23日

東京2020オリンピック開会式

開会式前の試合では、日本チームが勝利を重ねていますね。私が注目するソフトボールでは、メキシコに延長戦タイブレークからのサヨナラ勝ちです。39歳の誕生日に連投した上野投手に早くも感動を覚えます。男子サッカーも初戦を勝利しました。競技が始まると、テレビでの応援となりますが、力が入りますね。

 

そして、本日いよいよ東京オリンピックの開会式が行われました。もちろん、異例の開会式で、「お祭りムード」にはなりません。しかし、じっと、見入ってしまいました。「まさか、ミュンヘンオリンピックの演出を使うとは・・・」とつぶやき、各国の入場行進では、「この国知らないなぁ~保育園の子どもたちと、地球儀を見ながら勉強できるなぁ~」と思い、最後の入場となった、日本選手団の選手たちに笑顔がたくさん見られて、やっぱりうれしくなりました。

 

橋本聖子会長がメッセージの途中で、目頭が熱くしたシーンも、今回のオリンピック開会にあたっての思いがどれだけ重かったか…素直に受け止めることにします。

 

国立競技場の上空に地球が浮かび上がった時には、「どうやってやったの?」と頭をグルグル回転させます。(笑)ドローンの演出にビックリです。

 

開会式には、多くの子どもたちや高校生ら若者が参加しました。未来を担う若者たちは、まさにオリンピックの象徴ですね。

 

そして、最後の聖火ランナーは、大坂なおみさんでしたね。たぶん、当てた人が多かったかもしれません。テニスのプレーヤーであるだけでなく、スポーツを通じて、ここ数年、多くの影響を世界に与えた女性です。

 

結局、最初から最後まで見てしまいました。「アスリートとして何ができるのかをずっと考えてきました。そして、世界の多くの人たちに元気になってもらいたい」という陸上の山縣選手のメッセージを受け止めて、世界のアスリートを応援したいですね。

2021年

7月

22日

未来を諦めない強い心

昨日は、オリンピック開会式前の初戦で、ソフトボール「日本VSオーストラリア」が福島で行われました。保育園が終わって、録画していた試合を家でじっくりと観戦しました。13年前の北京大会の決勝戦で、金メダルを決めたマウンドに立っていたのが上野投手で、東京オリンピックの最初の競技で、マウンドに立つのも上野投手です。日本の勝利もうれしかったですが、「こうして夢であった東京オリンピックに出場できることを感謝したい」という選手たちのメッセージが、胸に響きます。どうか、全力で挑んでもらいたいですね。

 

そして、いよいよ明日が東京オリンピック2020の開会式です。590人という過去最大の出場選手の中で、注目する選手はたくさんいますが、この人を挙げる人は多いでしょう。水泳の池江璃花子さんです。

 

池江選手は、3歳10カ月から始めた水泳で、なんと最高16種目の日本記録を持っていました。東京オリンピックも間違いないとされていた2019年2月、白血病と診断されました。血液のガンです。2019年12月に退院するまでに、体重は15キロも減ってしまったそうです。

 

それでも、トレーニングを積み、体重を少しずつ戻して徐々に大会に出場するようになり、ついに、東京オリンピックの代表になるのです。池江選手の水着をサポートするミズノの担当は「こうなってほしいなという想像をいつもはるかに超えてくる」といいます。彼女が、東京オリンピックに出場するなど、誰が予想できたでしょうか。

 

そんな池江選手も、白血病と診断された時は、思いきり泣き崩れました。その後「写真撮って!」と頼み、カメラに笑顔でピースサインをしたそうです。治らないかも知れない、一生水泳ができないかもしれないのに、です。その後、苦しい治療で食欲がなくなり、髪の毛も抜けてしまいます。でも、入院の最初にした「笑顔でピースサイン」こそ、『未来を諦めない強い心』そのものだったような気がします。

 

もちろん、普通の人は、そんな強い心は持てないでしょう。でも、そういう強い人間でいたいと思った人はたくさんいるはずです。

 

彼女が、出場不可能とされた東京オリンピックで、私たちの想像をはるかに超えて、「笑顔でピースサイン」を見せてくれるよう、応援したいですね。

2021年

7月

21日

ワクチン接種

6歳女の子と4歳男の子のパパママが、今日はプールボランティアで大活躍です。毎年お手伝いしていただいているので、子どもたちとのコミュニケーションも、激しい水かけ合戦も慣れたものです。子どもたちもパパママも大満足のプール遊びとなりました。 

 

さて、新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいます。実は、私も先日の日曜日に1回目の接種を終えました。教育関係者・保育園幼稚園などに勤務する人は、行政から接種券が届いた後に、少しだけ早く予約できることになったのです。私の場合は、本来なら今日から予約ができて、8月以降に接種というスケジュールでした。

 

保育園の子どもたちへ感染をさせないという観点から、なんの躊躇もなく接種しました。主任保育士も今週、優先接種します。しかし、初めてのワクチンに戸惑う人も多く、ワクチンに関するデマ情報も飛びかっているようです。

 

接種したらコロナの症状が重症化する・・・接種によって不妊症になる・・・などなど、冷静に考えれば、デマとわかるものの、人間の心理は、デマに左右されやすいですね。

 

私の経験では、接種後15分間待機をさせられます。その間、ワクチン接種による副反応やワクチンの効果についてのビデオを見ます。誰もが心配する副反応は、注射した場所の腫れや痛み、発熱や関節痛、筋肉痛、悪寒などがあるようです。ちなみに、私は注射した場所に軽い痛みが発生しました。翌日まで、鈍痛が続きましたがすぐに治りました。

 

副反応があるということは、ワクチンが効いている証拠です。私は「よしよし・・・ちゃんと効いているんだな・・・」と思った次第です。

 

特に重い副反応の一つであるアレルギー症状の「アナフィラキシー」が心配で接種をためらう人が少なくないと言います。厚労省によれば、ファイザーのワクチン接種後にアナフィラキシーと診断されたのは、約2324万回のうち238件(0.001%)の割合です。10万人に1人です。モデルナでは、約44万回でアナフィラキシーの報告はありません。

 

現在、ファイザーのワクチンは、12歳以上まで接種可能となりましたが、モデルナのワクチンも、対象を12歳以上に引き下げる方向で進んでいるようです。

 

ワクチン接種は、無論、強制するものでもされるものでもなく、打たないことで差別や偏見にさらされ不利益を被ることはあってはいけないことですが、多くの医師がこう考えます。

 

「ワクチンで防げる病気があり、そのワクチンを打てる環境にあるのにワクチンをうたないのは、いかがなものか。ワクチンの目的は一人でも多くの命を救うこと。大人も子どもも含め、接種率が高まることは、自分だけでなく、社会全体を守ることになります」

 

私も、その通りだと思っています。

2021年

7月

20日

こども食堂で学生が学ぶ「課題解決力」

今日の寺子屋では、サマーキャンプで年長園児が川遊びで活用する「ライフジャケット」を装着します。子どもたちの体の大きさに合わせて、気分も盛り上がったところで、エアー立ち泳ぎの練習をしました。なぜ?立ち泳ぎか・・・スイミングスクールでは、バタ足・クロールの順で教えますが、川遊びでは、万が一、足のつかないところに流されてしまった時に、この立ち泳ぎがポイントです。ライフジャケットで体は浮きますが、立ち泳ぎができるようになると、余裕が生まれます。

 

私が、園児のお腹を持ち上げて、足は下向きにキックをして、手を横にして、水面を押すイメージです。サマーキャンプでは、エアーではなく、実際に水の中で練習をしようと思っています。

 

さて、昨年12月時点で全国にあるこども食堂は、少なくとも4960ヶ所あります。そんな中で、高校生や大学生がボランティアで運営の中心を担うこども食堂は、増加傾向にあり、全国で30か所以上あるそうです。

 

奈良市のこども食堂「クーミン村食堂」では、奈良女子大のボランティアが、食事の提供を手伝うだけでなく、限られた予算、物資、人員の中で、工作や遊びを企画します。「みんなで考え、悩み、試行錯誤を繰り返す中で、問題点を解決する力が身についている」と3年生の小島さんは言います。コロナ禍で大学に行くことも制限される中、「ボランティア活動で様々な人とのかかわれる。誰かを助ける活動で、実は自分が助けられている」と話します。

 

貧困家庭の子どもたちを支援することが、こども食堂の大きな活動目的ですが、そこで活動する学生は、小学生の夏休みの宿題を手伝ったり、読み聞かせをしたりする活動を行っています。「子どもたちが安心して来てもらえる、みんなの居場所を目指したい」と学生たちは考えているようです。

 

「誰かを助ける活動で、実は自分も助けられている」というコメントが印象的ですね。

2021年

7月

19日

教育におけるリスク

今日もギラギラの太陽の下で、プール遊びを楽しむ子どもたちです。子どもたちにとっては、当たり前の屋上の環境も、本日見学に来たママにとっては、「こんな広いんですか!すごいですね~」の第一声です。

 

さて、各学校では、コロナ禍での教育活動という非日常が1年以上続き、今年度で2年目に突入しました。1年目は、「コロナウイルス感染防止」というリスクヘッジの中で、ほとんどの行事が中止となったり、規模を縮小せざるを得ない状況となりました。我慢の一年だったわけです。

 

しかし、学校には、感染症リスクだけでなく、今の季節では、熱中症リスクがあり、そもそも教育活動制限によるリスクが、大きくなってきました。想定すべきリスクは他にも幾つもあり、その一つを優先的に抑えようとすると、他のリスクの発生率を高めてしまうのです。つまり、「コロナだから○○を中止」として、感染症リスクを抑えようとすれば、教育活動制限のリスクが大きくなるのです。

 

そもそも教育活動はリスクを伴うものであり、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の故事成語に例えるならば、リスクを回避すれば、その分、得られるリターンも少なくなるわけです。

 

コロナ禍2年目に突入する中で、リスクを取りに行って、教育活動を以前のように、活発に行う学校もあれば、「意思決定」をしないで、ただ結果を待つだけの「決定しないリスク」を存在させてしまう学校もあります。

 

子どもたちは、学校でたくさんの「失敗」を経験します。「失敗するリスク」が、学校にはたくさんあるのですが、その経験が、大きなリターンとなって、成長へとつながるのです。挑戦しないと失敗もありませんね。

 

「危険とリスクの境目」「無謀と冒険の境目」「成功と失敗の境目」は、はっきりと線引きされるような明確なものではありません。それだけに、学校によって、教師によって、基準がまちまちであるのが現実です。

 

保育園ホワイトきゃんばすも、リスクとリターンという考えを明確に持っています。年間を通じて、様々なイベントがあるのは、「子どもたちの笑顔・成長」というリターンを獲得するために、リスクを取りに行っているのです。もちろん、リスクを最小限に抑えて挑戦するのです。

 

先日行った「ナイトツアー」や今週末の「サマーキャンプ」は、リスクを取ってでも、子どもたちの体験や成長というリターンを求めての活動です。リスクとリターンのバランスは、人によっても違いますが、子どもたちの成長は、リターンの積み重ねであることは間違いありません。

2021年

7月

18日

39歳のエース 上野由岐子

東京オリンピックのメディアでの扱いが、賛否を問うから、ようやく選手へのエールへとかわってきました。ほとんどが無観客の試合となりますが、アスリートたちを応援して、多くを感じたいですね。

 

私が期待する競技や選手はたくさんありますが、オリンピック開会式前の21日に1次リーグ初戦でオーストラリアと戦うソフトボールが、最初の注目競技です。

 

2008年北京大会で、日本は絶対王者アメリカを破り、初の金メダルを獲得しました。その時のエースが上野由岐子投手です。この時は、「打てるはずないだろ!」の超剛速球を投げていました。2日間で3試合を投げ抜き「上野の413球」と呼ばれました。

 

私は、当時小学生だった長男と次女を連れて、夜行列車を乗り継いでの北海道旅をしていました。旭山動物園のもぐもぐタイムを満喫し、札幌から、夜行列車「はまなす」に乗車する前に、駅の巨大モニターで観戦していました。金メダルの瞬間は、知らない者同士、声を上げて喜び合った記憶が今でも鮮明に覚えています。

 

その後、オリンピックから野球とソフトボールが外され、今回の東京オリンピックで復活するものの、オリンピック種目としては、今回が最後になります。そして、上野投手は、大会期間中に39歳となります。北京大会のような剛速球は投げられなくても、彼女の選手生活の集大成ともいえるこの大会で、どんな投球術を見せてくれるか・・・27日の決勝戦まで、しっかりと見届けたいですね。

 

東京オリンピックは、テレビでの観戦となりますが、自分なりの楽しみ方で、アスリートにエールを送りたいですね。

2021年

7月

17日

ウシガエル

埼玉県も梅雨明け宣言がされて、今日も暑い日となりました。土曜日ですので、小学生たちとプールを楽しみました。小学生が入ると、過激な水かけ合戦になります。でも、年長園児は負けずに応戦します。(笑)

 

さいたま市内の小学校は、来週20日が終業式です。昨年は、コロナの影響で変則的な夏休みとなりましたが、今年は例年通り、しっかりと宿題も出るようです。

 

さて、今日は「ウシガエル」の話です。「モ~モ~♬」と牛のように鳴き、カエルの中で一番身体が大きな種類です。屋上の池にも、3匹のウシガエルがいます。子どもたちも、屋上遊びの最中に「モ~モ~♬」をよく聞きます。先日は、池を脱走して、ファームのナス畑に潜伏していました。人が前を歩いても、まったく動じないふてぶてしさです。

 

この「ウシガエル」のもう一つの名前は「食用ガエル」です。日本に初めて持ち込まれたのは1918年(大正7年)頃だそうで、栄養難だった当時、農家の副業に食用ガエルの養殖が推奨されたのです。最初は、不気味なカエルに食べることに抵抗を持つ人が多かったようです。

 

しかし、養殖が盛んになると、輸出産業として成立し、終戦後の最盛期には、輸出冷凍水産物中第3位と莫大な外貨を生み出したのです。しかし、長続きしません。もともと日本人には定着しなかった蛙食文化に加えて、農薬由来の有害物質が日本産蛙肉に残留していることが発覚したのです。これによって、需要が減り、養殖業は急速に廃れていったそうです。

 

こうして、放棄されたウシガエルは、全国各地で野生化していったのです。屋上の池にも住んでいるくらいですから、環境適応能力、繁殖力は高く、動くものなら何でも食べます。池の金魚は、カメとウシガエルに食べ尽くされてしまいました。ホテイ草という水草を池に投げ入れると、水草にかぶりつきます。凄い食欲です。

 

もちろん、現代では、問題になった有害物質は世界的に使用禁止となり、唐揚げや塩焼きでおいしくいただけるようです。私は、食べたことはありませんが、鶏肉のようにおいしいそうです。「特定外来生物」の指定を受けて、悪者のようなイメージですが、ウシガエルには罪はありません。保育園では、子どもたちに愛されています。

2021年

10月

24日

匂いの秘密

食欲の秋の季節です。栗の焦げる匂いや、サンマの焼ける匂い・・・もうたまらないですね。先日、保育園の先生がサンマの骨がのどに詰まってしまい、内視鏡で除去という大事件がありましたが、秋は、おいしい食べ物の香りで食欲が増してきますね。

 

しかし、私たち人間は、紙にせよスマホなどの電子情報にせよ、視覚情報優位の社会で暮らしています。鬼滅の刃の炭治郎のように「この人の匂いからは、強い憎しみが感じられる」と言えるような人は、現実的にはそうはいませんね。

 

しかし、生物界全体を見渡すと、視覚情報よりも嗅覚情報が優位の世界が広がっています。「ファーブル昆虫記」の中の有名なエピソードに、蛾のフェロモンの話があります。オスの蛾はメスの蛾の発するフェロモンをずっと離れた場所からでも察知することができます。メスの蛾を虫かごに入れておくと、次の日、たくさんのオスが虫かごの周りに群がるそうです。

 

嗅覚の仕組みは、近年の分子生物学の研究によって急速に解明されています。匂いは鼻から吸い込まれると、穴の奧の天井部分にある「嗅覚上皮細胞」という場所にたどり着きます。細胞表面には「匂いレセプター」というミクロなアンテナが多数立ち並んでいて、匂い信号が神経を伝わって脳に達し、匂いが感知されます。この「匂いレセプター」が400種近くも用意されています。

 

人間は、こんな感じですが、鼻がきく動物の代表であるイヌはヒトの2倍、ネズミは3倍のレセプターが存在しているのが分かったそうです。

 

でも、もっと驚く嗅覚の持つ動物がいます。それは「ゾウ」で、ヒトの5倍、2000種類のレセプターを持っているのだそうです。あの長い鼻で、広い草原で仲間を識別し、敵に注意を払い、食べ物のありかを探るために嗅覚が特に進化したと考えられています。

 

食欲の秋・・・人間である私たちも、嗅覚を大事にしたいですね。

2021年

10月

23日

電動バイク走行会

今日は、初めてのイベント「電動バイク走行会」を行いました。キッズ用の電動バイクのメーカー「ヨツバモト」のバイク走行会です。

 

4歳男の子が、この電動バイクのレースにも出場する経験者です。彼のパパママを通じて、今回のイベントを開催することができました。男の子が、マイバイク・マイヘルメットで登場すると「○○君・・・カッコイイ!」と一躍ヒーローです。

 

今日は、ヨツバモトのキッズバイクを7台用意していただき、屋上に作った特設コースで、20名の子どもたちが楽しみました。卒園児の小学生も7名集合です。

 

バイクに乗った経験は、みな初めてで、4歳男の子の走りがお手本です。「速い!」だけでなく、コーナーを曲がる時に、体重を移動して、ちょうど斜めになる感じで、スピードを落とさずに前に進みます。さすがの走りです。

 

ざっと、3時間の時間をとったので、参加者は、何十周も練習ができたので、小学生は、なかなか上手に走れるようになりました。あまりにも、気持ちが良さそうなので、園長も一番大きなキッズバイクに乗って風を切ります。「園長先生は子どもですか?」と、小学校5年の卒園児にヤジられながらも、楽しかったですね。(笑)

 

電動バイクなので、騒音もなく、子どもたちは、段々とスピードを上げていきます。転倒しても、すぐに起き上がる子どもたち・・・あっという間に時間が過ぎていきました。

 

車同様に、バイクの世界も近い未来には、買い物など近場を走るタイプは、電気に変わっていくと、今日の電動バイクの指導者が話してくれました。ただし、長距離のツーリングの分野では、エンジン音や馬力、長い距離を走ることを考えると、ガソリン車の時代がまだまだ続くようです。

 

私の息子も中型バイクに乗って、会社に通勤していますが、風を切るスピード感がたまらないようです。

 

今日の電動バイク走行会に参加した園児たちは、なかなかできない貴重な体験となりました。バイクのヨツバモトのねらい通りに、早速、電動バイクをやってみたいという園児がいました。後は、お金のことを含めて、親の決断です。(笑)

 

あぁ~楽しかった!

2021年

10月

22日

そこらへんの草

今週は、来年4月に新一年生になる年長園児の「就学前健診」が各小学校で行われました。年長園児にとっては、いよいよ小学生になるんだ!という気持ちが強くなってきます。保育園でも、しっかりと動機付けをしていきます。

 

さて、「そこらへんの草」というフレーズは、埼玉県民の多くが知っています。映画「翔んで埼玉」に出演した二階堂ふみさんのセリフ「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」のインパクトが強かったですね。

 

そして、テレビでも取り上げられることが多いので、わりと有名になっていますが、クレヨンしんちゃんの春日部市のスーパーマーケット「みどりスーパー」では、「そこらへんの草天丼」が実際に販売されています。値段も310円だったかな?とてもリーズナブルなので、本当に、そこらへんの雑草を使っていると勘違いする人もいるようですが、アシタバや春菊など、季節の地元産の野菜を使用しているそうです。

 

本題は、ここからです。このみどりスーパーを舞台に、春日部市立桜川小学校と市内3校の特別支援学級が、県産の野菜を使った料理を考案して、買い物客らの投票で、グランプリを決める活動を行ったそうです。

 

桜川小学校は「ほうれん草&ブロッコリーホットケーキ」を考案します。みどりスーパーのい店内には、各小学校の代表メニューが掲示されているそうです。

 

今回のミソは、特別支援学級の児童たちが考えたということです。もちろん、先生たちの得票数を巡る戦いもあって、大いに盛り上がったそうです。特別支援学級を担当する養護教員は、子どもたち一人一人の発達に合わせて、細かい対応をしていますが、子どもたちの目で「先生が盛り上がっている」ということが、大切なことですね。

 

春日部の「みどりスーパー」・・・行ってみたくなりましたね。

2021年

10月

21日

「規格外」の野菜

今日は、屋上ファームで「とうもろこし」の収穫をしました。夏野菜の代表ですが、少し種まきをずらして、虫の被害を抑えるのが狙いだったのですが、大成功です。ざっと20本以上のとうもろこしを子どもたちが手にして、大喜びです。小さい園児は、皮がなかなかむけませんが、お兄さんお姉さん園児が手伝います。

 

6歳女の子が「ギャー!」と大騒ぎです。1本だけ見事な蛾の幼虫が潜んでいました。無農薬でおいしい証拠です。さっそく、午後のおやつで茹でとうもろこしを食べました。「うまい!あまい!」の連発で、子どもたちのおかわりラッシュで、あっという間になくなってしまいました。私も食べましたが、甘さがハンパなかったです。(笑)

 

さて、そんな保育園のとうもろこしですが、形はみな不揃いです。スーパーマーケットで売っているような、形が整ったのは2本ぐらいしかありません。いわゆる、「規格外」の野菜です。

 

最近は、大きさや形が流通規格に合わずに、廃棄されてしまうことが多い「規格外」の野菜をあえて活用する取組みが広がっています。

 

東京丸の内にある「パレスホテル東京」では、パプリカ・レンコン・アスパラガスなどの食材を前に「大きさはバラバラですが、新鮮で味がいい。美味しいケーキになりますよ」と、9月から、初めてロスフード食材を使ったケーキを発売したそうです。

 

総料理長は「選ばれるホテルであるためには、環境に配慮した持続可能な社会への貢献は不可欠。あえて、ロスフード食材を前面に打ち出した商品を開発した」といいます。

 

銀座にある「ジョルジオアルマーニリストランチ」は、10月までの期間限定で、ロスフード食材を主役にしたコースメニューを1万円で出しています。大きさが不ぞろいのトマトのカプレーゼや、皮に傷が付いたメロンのデザートなど。コロナ禍で出荷先が減ったキンメダイなども使うそうです。

 

規格外でも通常とあまり変わらない価格で仕入れて、生産者を支援しているそうです。こうして、高級ホテルや高級レストランが取組むことで、消費者の意識も変わってきますね。

 

「味が同じなら、形は気にしない」という消費者は増えています。生産者にとっては「畑でとれた野菜の1~2割は大きさなどの理由で廃棄していた。収入にもなり、ありがたい」といいます。食材宅配「らでぃっしゅぼーや」は、10月から企画に満たない鮮魚などを月1回届けるサービスも始めたそうです。

 

どうですか・・・保育園の畑の野菜は、規格外だらけですが、とっても美味しいです。「まがったきゅうり」に、愛を注いでみませんか。

2021年

10月

20日

孤独担当大臣

今日の屋上遊びでは、自転車の練習に励む園児が目立ってきました。ストライダーでスピードが出せて、補助付き自転車もしっかりとこげる3歳女の子が自転車にチャレンジです。たいがいの子がつまづくのは、自転車になったとたんに、足が止まってしまいます。恐怖心がどっとわいてきてしまうからです。あせらずに、やっていくことにします。

 

さて、「孤独担当大臣」を置いている国はどこかわかりますか。日本ではありません。それは、イギリスです。

 

世界的な問題となっている「孤独」は、個人の気持ちの問題だけでなく、健康や寿命にかかわっていることが、今年の研究で明らかになっています。イギリスは、2018年に孤独担当大臣を創設しました。

 

イギリスでは、政府が手をつける前から、慈善団体や企業が孤独問題に取り組んでいました。例えば、スーパーマーケットに掲示された高齢者の夢の中から、自分が手伝えそうなものを実行するプロジェクトがあります。

 

「逮捕されてみたい」という104歳の女性のもとに警官がパトカーで駆け付け、「104年も良き市民であった罪」で手錠をかけます。これが、日本だったら大騒動ですね。イギリスでは、何をやってるんだ!と文句を言う人がいない大人の国のようです。お金をかけず、アイデアを出す。高齢者の夢を叶えることの重要性を人々が認識しているのです。

 

カフェで見知らぬ人同士がおしゃべりするための専用テーブル、高齢者と話し相手のボランティアを結ぶ電話サービスなどが、当たり前にあるそうです。

 

こうした活動の背景には、イギリスに根付いた文化があります。ベビーカーを電車から降ろそうとすればサッと手伝い。信号を渡り切れない高齢者に寄り添って歩く人がいます。

 

日本人だって、電車とホームのすき間に人が挟まってしまったら、「みんなで電車を押して」人助けをするような、思いやりの文化があります。しかし、日本には、人に頼ってはいけない、迷惑をかけてはいけないという美学があります。

 

これからのことを考えると、「孤独だから助けて」と声に出せる世の中のほうが優しいですね。よく「俺は孤独がいいんだ。孤独を楽しんでいるんだ」という人がいますね。でも、ずっと一人ぼっちは辛いですね。

2021年

10月

19日

ほんとうのピノッキオ

今日の寺子屋では、年長・年中園児に、子どもたちが大好きな怖い話をしました。「よんでは いけない ほん」という話です。子どもたちは、恐怖心を隠すために、無理に声を出したりするのですが、いつの時代でも、「怖いけど好き」が当てはまります。(笑)

 

さて、ピノキオというと、どんなイメージを浮かべますか。ディズニーに出てくるようないたずらっ子の笑えるストーリーが一般的ですね。

 

しかし、原作は、19世紀後半、イタリア人作家カルロ・コッローディが発表した児童文学から生まれました。ジェベット爺さんが丸太から作った人形の男の子の物語です。

 

原作のピノッキオは、欲望のままに行動しては、手痛い失敗を繰り返します。人形劇一座の親方に燃やされそうになったり、ネコやキツネにだまされて無残な姿で木に吊るされたり、ディズニー映画のピノキオと比べると、その世界はより深い示唆と、残酷さに満ちています。

 

原作では、人間の内面や矛盾、葛藤について、ピノッキオの過酷な運命に合わせて描かれています。しかし、自分勝手だったピノッキオが人を愛し、人のために自らを犠牲にすることを学んでいくストーリーは、ますます個人主義的になっていく現代社会で、私たちが考えなくてはならない問題を示しています。

 

原作を読んでみたくなりましたね。また、原作に基づいた映画「ほんとうのピノッキオ」が11月に上映されるそうです。興味深いですね。

2021年

10月

18日

アート思考

今日の連絡ノートには、運動会のコメントがびっしりとありました。我が子の成長はもちろんのこと、他の園児のがんばり・涙・笑顔・・・「○○君が、サーキットレースで負けた時の悔し涙・・・自分の子ではないのに、もらい泣きしてしまいました」といった話が、いっぱいありました。職員は、練習からのストーリーが頭に入っていますので、本番での結果だけでなく、それまでの出来事を思って、さらに胸が熱くなります。

 

運動会が終わり、6歳女の子は、「毎日きつい練習が続いたので、今日の屋上遊びは、ホッとした気持ちで楽しかった」と言います。寺子屋園児は、久しぶりの屋上遊びに、思い思いに好きなことをやっています。そして、ファームでは、インゲン豆の収穫と、さつまいも掘りをしました。インゲン豆は、タライ2杯分も取れました。なぜか、子どもたちは、保育園のインゲン豆ならバクバク食べます。生でかぶりついた子がいたので、さすがに「ちょっと待った!」です。(笑)

 

さて、「絵画」「美術」の作品に対して、私たち大人は「この作品の作者は○○で、印象派を代表する作品です」なんていう、事前説明による先入観で、「これはすばらしい!」なんて、評価してしまうことが多いですね。

 

「私たちは『自分だけのものの見方・考え方』を喪失していることにすら、気づいていない」となっていませんか。

 

私の場合は、特に芸術分野において、その通りかも知れません。保育園には、子どもを美術展によく連れていく保護者がいます。大人の先入観抜きに、我が子に「この絵はどう思う?」と問いかけます。子どもは、見た通り、自分が思った通りの感想や考えを言うのです。

 

これこそが、子どもに、アート思考を身につけさせる、大切なアプローチですね。

 

絵画でも美術作品でも、それを見て心が満たされるたった1つの方法があるそうです。

 

「『自分が愛すること』を見つけ出し、それを追い求め続けること。『常識』や『正解』にとらわれず、『自分の内側にある興味』をもとに、『自分のものの見方』で世界をとらえ、『自分なりの探求』をし続けること」と、ある芸術家はいいます。

 

どうやら、子どもの頃に「アート思考」を身につけさせたいですね。「自分だけの答え」を見つけるのは、絵画や美術作品がうってつけなのかもしれません。

2021年

10月

17日

令和3年運動会 つづき

親子競技は、「タイヤでゴー」です。タイヤの上にスーパーマンのように子どもを乗せて、ロープで引っ張る競技です。凄い勢いで走り抜けるパパに、小学校6年生の姉が3歳の妹を引っ張ります。3歳男の子がタイヤから落ちても気がつかないパパ(笑)・・・そして、張り切り過ぎてダイナミックに転んでしまったママ・・・会場は笑いに包まれました。

 

パワーホールのテーマソングで、運動会の格闘技「サーキットレース」の寺子屋園児が入場です。ケンパ⇒野菜かごジャンプ⇒三輪車⇒タイヤ転がし⇒リングくぐり・・・そして、ゴールへ向かってダッシュです。秋まつりの売上で新調した三輪車が光ります。

勝負は、30メートル走で敗れた園児たちが、サーキットレースではリベンジを果たす展開となりました。まさに、格闘技です。

 

卒園児が14名も集まりました。今年は、1年生から6年生まで勢ぞろいです。つな引きは、さすが小学生ですね。力強い熱戦となりました。対抗リレーでは、アンカーで走った5年生女子・・・負けて悔し泣きです。ホワイトきゃんばす名物、悔し涙の伝統は小学生になっても継続しているようです。

 

朝の会で、毎日練習したダンス「スマイル」。これは、園児全員でグラウンドいっぱいに笑顔が広がりました。ダンスだけでなく、歌もうたいながら踊る3歳双子女子は、すぐに歌詞を覚えてしまう能力を持っているようです。癒されますね。

 

そして、寺子屋園児が裸足になり、帽子を取り、戦に向かいます。そう、「組体操」です。これも、何度も何度も練習して、「○○!フラフラすんじゃないよ!」「砂を触らない!」「我慢して!下の子は耐えるんだぞ!」と先生たちにゲキを飛ばされて取り組んだ競技です。本番に、力を発揮する子どもたちでした。最後の「花火」は、大空に向けて素敵な大輪を咲かせてくれました。

 

いよいよ、運動会最後の競技「紅白対抗リレー」です。子どもたちが、抜かれたら抜き返すの連続で、同時でアンカーにバトンがつながれます。そして、感動のゴール・・・またもや全力を出し切っての同時ゴールでした。運動会の神様が、最高の演出をしてくれたようです。

 

保育園ホワイトきゃんばすが毎年、運動会を行う西文ひろばのグラウンドでは、今月は、他に2つの保育園が運動会を行う予定でした。しかし、コロナ対応で中止となりました。ホワイトきゃんばすでは、保護者の皆様の応援で、今年も、すばらしい運動会を行うことができました。本当に感謝の思いでいっぱいです。

 

そして、子どもたちの活躍は、100点満点です。1か月半の練習を経て、本番では堂々と笑顔で頑張ることができたのは、子どもたちの大きな成長につながると確信しています。今年の運動会にかかわっていただいたすべての皆様・・・ありがとうございました。

2021年

10月

16日

令和3年運動会

保育園の行事の前は、週間天気予報を日々チェックする毎日でもあります。曇りの中に傘マークがあるから心配⇒曇りになった⇒曇りの中に晴れマーク。これで大丈夫だ。⇒また曇りだ。といった感じで、この1週間はお天気マニアです。(笑)

 

そして、いよいよ運動会の朝です。天気は、予報通り曇りです。しかし、グラウンドでの準備を始めると、雨がぽつぽつと降ってきました。小雨ですが嫌な予感です。そこで、また天気予報です。西文ひろば上空エリアのスポット天気では、10時には雨が上がる予報です。「よし!信じてしっかりと準備しよう!」

 

すると、運動会が始まる9時30分の少し前には、雨が上がり、お日様も雲の間から見えてきました。結果、運動会が終わった12時30分には、また雨が降り出すという、劇的なお天気の中で、運動会の時間だけ、お天気の神様が、子どもたちを守ってくれたのです。

 

天気の話が長くなりましたが、今年の運動会は、園児全員出席。そして、卒園児の小学生も14名が参加しました。「おはようございます!」と元気な子どもたちと、応援団として、おじいちゃんおばあちゃん、兄弟姉妹と多くの人たちが見守ってくれました。

 

運動会の練習の時に行っていた、準備運動のストレッチとグラウンドのランニングをします。子どもたちには、リラックスした笑顔が見えます。そして、いよいよ「選手入場!」です。6歳が2歳の手を引いて入場門から元気に行進です。魔女の宅急便のテーマで、ほのぼのと子どもたちが行進します。保護者席に手を振る余裕もありました。

 

年長園児のリーダー2人の「選手宣誓」は、力強い声で完璧です。そして、体操を担当する年長園児2名が、元気に「いっとうしょうたいそう」をリードします。

 

いよいよ競技スタートです。0・1・2歳児の「みんな元気にヨーイドン」では、泣いてしまってママと一緒に走る園児に「頑張れ!」と声援が飛びます。寺子屋園児にも負けないくらいのスピードで、ゴールを走り抜ける2歳児もカッコ良かったですね。

 

癒された後は、寺子屋園児による「30メートル走」ガチンコ勝負です。毎日の練習では、「勝った負けた!」の報告を子どもたちは、パパママに欠かさずおこなっていたようで、「勝ち負け」がはっきりする競技です。子どもたちは、練習の走りにギアが入ったかのようなスピードです。毎年、最後のリーダー対決は、グラウンド全体に緊張が走ります。この二人は、練習の時から勝った負けたで、火花バチバチです。結果は、共に全力を出し切って、同時ゴールでした。仲良く手をつないで同時ゴールは大嫌いな園長ですが、2人ともに100%の力を出しきって、観客席からは、大きな拍手と「引き分けで良かった!」の安堵の声がします。(笑)

 

つな引きは、初めて取り組む種目です。昨年度の卒園児保護者から寄贈された「綱」を使わせてもらいました。子どもたちのつなを引くコツは、まだまだですが、来年度は、さらに白熱した戦いを期待します。

 

ホワイトきゃんばす恒例の異年齢競技は、今年は「運んでポン」です。異年齢の園児二人が、タイヤを引っ張って上に乗せたボールを運ぶ競技です。これも、小さい園児をいたわる子もいれば、置いてきぼりも・・・笑いありの楽しい競技となりました。

 

そして、親子競技が始まります。つづきは、明日・・・

2021年

10月

15日

子どもの食物アレルギー

明日の運動会に対しての期待度が、今年の保護者の間ではかなり高くなっています。練習の報告をする園児が多いので、今日の連絡ノートには、「明日の運動会が楽しみです・・勝っても負けてもたくさん応援します・・」のコメントがいっぱいです。うれしいですね。今日は、夕方にグランド整備を行って準備万全です。(笑)

 

さて、子どもの食物アレルギーについては、多くの親にとって難しい問題です。保育園でも、離乳食が始まった0歳児には、「おうちで食べたことがある物リスト」を保護者に作っていただき、細心の注意を払って対応します。

 

2歳までの子どもにとっては、食物アレルギーの34.5%が鶏卵というデータです。やはり卵ですね。

 

厚生労働省では、「離乳食の目安としては5、6か月ごろから卵黄を試してみる」とうたっているのに対して、日本小児アレルギー学会では、「6か月ごろから微量の加熱全卵を食べ始めます」としています。今までの常識は、卵黄⇒全卵の順でしたが、どうやら科学的根拠はないようです。

 

そして、さらに重要なこととして、アレルギーをとことん除去して食べさせないでおくのではなく、卵や粉ミルクを早期に摂取すると予防になるという研究結果も発表されました。あくまでも例ですが、生後6ヵ月から加熱全卵を食べさせたアトピー性皮膚炎のある乳児は、食べさせなかった乳児に比べて1歳時の卵アレルギーの発症率が8割減ったというのです。(16年国立成育医療研究センター発表)

 

しかし、食物アレルギーから死に至ることもあるので、牛乳をおう吐しただけで医師に診せず、親の判断で飲ませなかったり、不十分な問診だけで医師が「除去」を指導することもあるそうです。鶏卵・小麦・牛乳は、子どもの成長にとって、大事な栄養源ですので、「除去」することは、成長に悪影響を及ぼすといわれています。

 

アレルギーの原因食物の確定診断には、疑いのある食べ物を食べ、アレルギー反応が出るかを調べる「食物経口負荷試験」が必要と、専門家はいいます。もちろん、専門の医師による管理が必要です。

 

食物アレルギーで悩む親は多いですが、今までは「除去」だったのが、今の常識は、専門の医師の管理下で「少量食べて反応を見る」に変わってきているようです。命にかかわることですので、とても難しい問題ですが、子どもの「食べられないものがある」を少しでもなくしていければうれしいですね。

2021年

10月

14日

見守り保育と一斉保育

今日は、西文ひろばグランドでの、最後の運動会の練習となりました。いよいよ明後日は、運動会本番です。9月から練習をスタートさせましたので、約1か月半もの長い間、寺子屋園児たちは、時には泣きながらも練習を頑張ったのです。

 

夕方、国旗の設置作業をしていると、「毎日練習を見ているよ!」という70代の男性が声をかけてきました。「子どもたちが元気でいいね。こっちも元気になるよ。それから、あんたの指導法も徹底しているので、いいよ」と褒めていただきました。園長と主任が、毎日大きな声でゲキを飛ばしながらの練習でした。

 

ホワイトきゃんばすでは、今回のような運動会の練習やクリスマス発表会の練習については、「一斉保育」となります。先生主導の保育で、子どもたちには指示を出すことが多くなります。

 

一方、屋上遊びや、夕方の自由時間は、「見守り保育」となります。子どもたちが、自分でやりたいことに集中できるように、フォロー役にまわります。ここでは、「○○しなさい」という指示は出しません。

 

来年度の入園希望の見学保護者がここ数日多く来園します。質問の中に「見守り保育なのか一斉保育なのか?」がありました。このブログでも、話をしたことがありますが、見守り保育と一斉保育は、二者択一ではなく、バランスの問題です。どちらがいいとか悪いとかの話ではありません。

 

保育園ホワイトきゃんばすでは、年間の活動では、見守り保育が7で、一斉保育が3といったバランスです。

 

幼稚園や大型保育園では、一人の担任が多くの園児を担当するので、「さぁ~今から○○しましょう」という一斉保育型の保育が中心となります。見守り保育では、全体を見きれないからです。

 

子どもの性格もあります。自分のやりたいことがどんどん見つけられる子は、一斉保育は自由を奪われます。逆に、指示がないと動けない園児は、一斉保育で背中を押してもらったほうが、活動的になれます。

 

ホワイトきゃんばすの考え方は明確です。見守り保育が多いのは、「自分で考えて自分で答えを出せる子ども」に育てるためです。大人になって、世の中で通用する人になってもらうためです。一斉保育では、「非認知能力」を養うためです。自分がやりたくないことも、時には我慢することも必要ですね。あきらめない心・協力する心が、運動会の練習の中では生まれてきます。

 

こんな説明をすると、見学の保護者は、「これでスッキリしました」と納得いただいたようです。

 

子どもの教育はとても難しいですね。「あなたがやりたいようにやりなさい!」のセリフは、大人には通用しますが、子どもには、ある程度、きっかけになる道筋を親が見つけてあげることも必要かもしれませんね。習い事の例ですと、親が「スイミングをさせよう」と決めたことで、子どもが楽しく取り組むのなら、後は見守っていけますね。

 

難しいですが、我が子のマニュアルを作るのは、親であるあなた自身です。

2021年

10月

13日

射的競技を観戦

今日は朝から雨です。教室内で、入場・ダンス・組体操の練習をしてから、久しぶりにダンボールを好きに使って、工作タイムです。ショッピングセンター内ですので、いくらでもダンボールが手に入ります。大きなおうちを中心に、子どもたちの創作意欲が爆発しました。

 

さて、オリンピック・パラリンピックの射撃競技の会場になったのは、埼玉県にある陸上自衛隊朝霞訓練場です。パラリンピックも無観客となりましたが、学校連携観戦は認められました。隣接する埼玉県新座市立栄小学校が、学校連携観戦に参加することができました。埼玉県内では、唯一観戦が行われた小学校です。

 

ほとんどの学校が、当初学校関連観戦を予定していましたが、コロナ対策で、辞退に追い込まれます。栄小学校は、5年間積み重ねたオリ・パラ教育を形にしたいと考え、保護者にアンケートをとり、希望制で行ったそうです。参加させたいという保護者が多く、児童全体の8割が参加したそうです。

 

オリ・パラ教育では、茶道を通じて「おもてなし」の心を学んだり、光の照射で得点を競う日本独自のビームライフル競技を体験したそうです。感染対策を十分に行い、無言観戦ながらも、射撃競技を楽しんだようです。

 

パラリンピックの表彰台は、段差がありませんが、その表彰台を設置する様子を見守りました。「オリ・パラ教育で学んだことを実際に見て、感じたことを何らかの形にしていきたい」と校長は語ります。振り返り学習に取り組むそうです。

 

私の育ったところは、埼玉県新座(にいざ)市です。小学生の時に、この栄小学校で、25メートル平泳ぎの大会に選手として出場しました。母校の願いを背負って戦ったのですが、8人中6位と、何とも中途半端な順位に終わってしまいました。(笑)

 

こんなおやじの私でも、小学校での事をよく覚えています。パラリンピックを観戦した栄小学校の子どもたちの経験が、大人になって活かされるとうれしいですね。

2021年

10月

12日

どぶ板式

今日は、何とか天気が曇りで耐えてくれて、運動会の全体練習ができました。6歳の年長女の子は、「今日はちびちゃんたちと一緒に練習ができて、楽しかった」と語っていました。入場行進では、6歳が2歳の手を引いて・・・という場面もあるのですが、ほのぼのしてきます。

 

さて、「どぶ板式」という言葉を聞いたことがありますか。主に、政治用語として使われます。選挙などで、地域の家を一軒一軒回って歩くには、それぞれのおうちのどぶ板をまたがなければならない・・・という意味です。

 

2013年にスティ―ブン・スピルバーグ監督の映画「リンカーン」のファーストシーンは有名です。

 

「南軍兵を千人も殺したんですよ。でも月給は白人兵より3ドル少ない」と、南北戦争の最中、黒人兵士アイラ・クラークは、仲間の兵士をたたえて黒人の地位向上を訴えます。カメラが徐々に引いていき、会話の相手が画面に招き入れられます。その人こそ、「エイブラハム・リンカーン」です。アメリカ合衆国史上もっとも偉大といわれる大統領です。

 

有名な「人民の、人民による、人民のための政治」というリンカーンの言葉は、当時の録音技術が未発達で、肉声は残されていません。リンカーンは、演説の名手ではなく、人々の話に耳を傾ける、相づちを打つ存在だったようです。映画リンカーンの冒頭シーンで、「千人も人を殺した」なんて言葉を聞けば、普通は黙っていられないところでしょうが、リンカーンは、聞き役に徹するのです。

 

リンカーンの功績は、党派の異なる議員をどぶ板式で粘り強く説得して奴隷制を撤廃し、南北戦争を終結に導いたのです。どぶ板式と聞くと、泥くさい日本的なやり方と私たちは思ってしまいますが、実は、リンカーンこそどぶ板式だったのです。

 

アメリカの南北戦争や奴隷制のことは、私が小学生の頃に見た「ルーツ」というドラマで知ることになります。小学生だった私も、「なんて奴隷制はひどいもんだ」と思ったものです。奴隷制を廃止したリンカーンは、ひたすら人々の話に耳を傾ける人だったのです。

 

保育園では、同時に数人の子どもたちがおかまいなしに、「園長先生○○なんだ」と話しかけてきます。そんな時に、どんなに些細なことでも、一人一人の子どもたちの話に耳を傾けることが大切だと、あらためて感じますね。

 

どうですか・・・みなさんも「どぶ板式」やってみませんか。

2021年

10月

11日

校則に対する考え

いよいよ今週末の「運動会」に向けて追い込み練習となります。今日は、30度近い夏日の中、寺子屋園児が汗をかきながら、熱く頑張っています。明日からは、0~2歳児を含めた全体練習が始まります。天気予報は雨ですが、ここは、今週出来ることを一生懸命やって、本番で子どもたちの頑張りを引き出します。

 

さて、日本の中学や高校の「校則」については、「ブラック校則(拘束)」とここ数年、揶揄されるようになり、改善された学校も多いと思っています。

 

しかし、令和3年の高校生の資料です。「校則は自分たちの意見(意向)を反映しているか」と尋ねると、日本は「反映していない」と答える高校生が、32.1%もあり、他国と比較しても高い数値となっています。ちなみに、中国は14.5%と意外に低く、アメリカは18.3%、韓国では26.1%という数字です。

 

日本では、ブラック校則が問題視されるようになると、表向きには生徒の意見を募っている学校もあるようですが、教師に面と向かってモノ申すのは、なかなか勇気がいります。

兵庫県の川西市では、利害関係のない第三者(オンブズマン)が生徒の意見を聴取しているようで、これなどは、なかなかの妙案ですね。

 

こんな仕組みがない学校なら、内容の是非を生徒会での投票にかけてもいいですね。大切なことは、生徒に「良くないところは、自分たちの手で変えられる」という認識を持たせることです。これは、生徒たちがやがて大人になり、社会に出てから必要な力となります。

 

学校の先生は、「何言ってんだ!これは校則だから守りなさい」ではなくて、「じゃぁ~君たちで考える校則を作ってみなさい」とするほうが、実社会を生き抜くための訓練となりますね。どうですか・・・「校則を変えてみなさい」は、良い教材になりませんか。

2021年

10月

10日

原動力は「好奇心」

先日、ノーベル物理学賞に真鍋淑郎(じゅくろう)さんが選ばれました。日本人の受賞は2年ぶり28人目の快挙と、マスメディアは大きく報道しました。

 

真鍋さんは、昭和30年代、今から半世紀前にCO²と温暖化の問題を数値予測をしたのです。地球温暖化問題が世界レベルで危機感として受け止められるようになったのは、ここ数年です。真鍋さんの研究は、まさに先見の明というか、記者会見で真鍋さんが話をしていた「好奇心」を貫いた結果です。

 

このノーベル賞受賞を「やった!日本人は凄い!」と手放しで喜びたいところですが、真鍋さんは米国籍です。東京大学大学院の後は、1958年に渡米します。当時、コンピューターで気象の計算をできるように、いち早く取り組んだのですが、アメリカでは、最新のコンピューターを使い放題できる環境だったそうです。

 

そして、記者会見では、ジョークのように話をしてしていましたが、「日本では、まわりの人たちと合わせることをしなければならない。同調性を求められるので、自分にはそれができる能力がない」と言って、記者会見の場を笑いに変えました。

 

しかし、よく考えると笑っている場合ではありません。昭和30年代は、日本が高度成長期の真っ只中でしたので、「みんな一緒に、日本の戦後復興のために頑張ろう!」という時代です。もともと日本人の文化は、まわりと合わせる、一人だけ目立たない、出る杭な打たれる…的なところが大きいですので、真鍋さんのように「好奇心」を貫こうとすると、まわりが見えなくなり、自己中心と言われてしまいます。

 

令和の時代・・・私たち大人は、「子どもたちの『好奇心』を大切にしよう!」と当たり前に言いますし、少しずつですが「みんなちがってみんないい」と言う人が増えてきました。今の時代に真鍋さんが研究をスタートさせていたら、ずっと、日本での生活を送っていたのかもしれませんね。真鍋さんの他にも、過去にノーベル賞を受賞した日本人の中には、アメリカ国籍の受賞者が何人もいます。

 

若者が「好奇心」に向かってまい進することを後押しできるような国に、日本もなっていかないといけないですね。

2021年

10月

09日

浦島太郎のカメは?

今日は、小学校2年男子が仕切るバッタ採集に、子どもたちがチームを組んで参加します。トノサマバッタが採れました。ゴキブリサイズの大きなコオロギも5匹ゲットです。バッタが苦手な園児は、ダンゴムシの採集です。私が子どもの頃と同じことをしています。昭和な遊びですね。(笑)

 

さて、問題です。浦島太郎が助けたカメは、何という種類のカメでしょうか?

 

クサガメ・イシガメ・ミドリガメではありません。かめきちことゲヅメリクガメでもありません。ウミガメですね。さぁ~どのウミガメか。答えは「アカウミガメ」です。

 

水族館などで見るポピュラーなウミガメは、「アオウミガメ」と「アカウミガメ」です。アオウミガメは、小笠原諸島や沖縄で産卵しますが、アカウミガメは、唯一日本の本土で産卵するウミガメです。和歌山県の日南海岸や、静岡県遠州灘海岸、最北は宮城県で産卵するそうです。

 

浦島太郎の童話が読まれれたことを考えると、アカウミガメ説が有力ですね。アカウミガメは、見た目が赤みがかっています。アオウミガメは草食系で、海藻などを食べますが、アカウミガメは、肉食系で、エビやカニを食べるそうです。

 

ウミガメは、サケと同じように、生まれた浜に戻り産卵します。上陸するのは、産卵の時だけですので、オスは一生陸には上がりません。ずっと海の中での生活となるのです。

 

よって、浦島太郎を竜宮城に連れて行ったウミガメは、メスということになります。保育園でも、6年前のクリスマス発表会で、劇「浦島太郎」を上演しました。その時は、アカウミガメなんて、考えもしなかったですね。浦島太郎を演じた主役は、もう小学6年生になります。

 

皆さんも、水族館などで「アカウミガメ」を見たら、浦島太郎のカメ!と心の中で叫んでください。

2021年

10月

08日

秋のヒマワリ

昨夜の地震は、大きかったですね。さいたま市では、3・11東日本大震災以来の10年ぶりの震度5を超える揺れでした。携帯のアラームが一斉に鳴る音は、耳には良くないですね。

 

夜の10時41分でしたので、保育園の子どもたちは、ほとんどが寝ていたようですが、大きな揺れに起きてしまい、「ママ~怖~い」としがみつく子どももあったとか。でも、ママだって怖いですね。昨日の地震で、あらためて、災害時における園児の「避難場所」や「保護者への引き渡し」についてのマニュアルを来週には、配布することにします。

 

さて、今日は、秋のヒマワリの話です。私の子どもがまだ小さかった頃、埼玉県内の場所は忘れてしまいましたが、10月に「ヒマワリとコスモス」が一緒に咲く一面の花畑を見に行きました。それは、今でも忘れないくらいの素晴らしい景色でした。

 

ヒマワリは、サンフラワーと言われるように、夏のイメージが強いのですが、最近では、秋の切り花としてよく出回るようになっています。今年は、10月に入って、ひまわりの入荷量は昨年の2倍だそうです。

 

10月は、ハロウイーンのオレンジで街が彩られますが、オレンジ色の花びらのヒマワリが、秋は主流となり、カボチャのオレンジと色が調和しますね。こうして、秋のヒマワリの切り花が出回るようになったのは、ここ2、3年だそうです。

 

そもそも、アメリカでは、種から油を搾れるヒマワリは、収穫のイメージが強く、秋の花だと認識されているようです。

 

秋咲きのヒマワリは、真夏ほど暑くないために、背丈は1メートル~1メートル30センチと低く、花が長持ちするのが特徴だそうです。ハロウイーンの装飾は、何と言ってもオレンジ色のかぼちゃです。ジャックオランタンに仕立てて、とても華やかになりますね。そこに、オレンジ色のヒマワリが添えられたら、素敵ですね。

 

どうですか・・・秋のお花屋さんで、ヒマワリを見つけてみませんか。そして、ハロウイーンにヒマワリの装飾を・・・粋なライフスタイルになるかも知れませんね。(笑)

2021年

10月

07日

「こども食堂」の役割

今日は、寺子屋園児全員が出席して運動会の練習です。30メートル走・つな引き・サーキットレース・組体操・紅白対抗リレーと5つの競技を練習しました。運動会当日と同じ組み合わせでしたので、「勝った」「負けた」で熱い戦いとなりました。負けていても、最後まであきらめないで取り組む園児が、一番かっこいいですね。

 

さて、今日は「こども食堂」の話です。こども食堂は、2012年に一市民の活動からスタートしました。ホワイトきゃんばすが開園した年と同じですので、まだ最近の話ですね。それが、今では、全国で5000ヶ所あるそうです。

 

子ども食堂は、貧困問題に対応すべく、満足に食事が食べられない子を対象にした施設と思われがちですが、現在では、約8割が「誰でもOK」だそうです。不登校を経験した高校生が、同じ悩みを持つ後輩を見守っていたり、お母さんはママ友と話をして元気になる・・・というイメージですね。

 

「食べられない子、おいで!」と言っても、当事者はなかなか行きづらいので、多世代に門戸を開き、地域の居場所となり、そこで困りごとを抱える子どもに目を配る。それが、今のこども食堂のスタンダードのようです。

 

こども食堂は、今では地域のセーフティーネットの役割を果たしています。つまり、「今後の社会に必要な解決策も詰まっている」のです。

 

例えば、多様性や共働を学ぼうと、私たち大人は「みんなちがってみんないい」と簡単に口にして、「やっていこう!」と子どもたちに言ったりします。しかし、本来、人間という生き物は、趣味が同じ人間の集まりに、くつろぎの時間を感じるのであって、自分と違う人間を認めるのは「面倒くさい」ものです。「移民を積極的に受け入れて共存共栄の社会をつくっていこう」という総論には賛成しても、実際に移民が増えてくると「反対!」と立場が変わったり、分断が生まれたりします。

 

しかし、子どもの頃から自分と違う人のいる空間に身を置くことが、多様性を学ぶことには大事なことだと言えます。こども食堂は、まさに「地域交流の場」であり、様々な困難に立ち向かおうとしている人たちの、勇気の場所でもあります。

 

貧困で食べられない子への食事提供がスタートだった「こども食堂」は、今では、もっと大きな役割を果たしているのです。

2021年

10月

06日

エスカレーター安全利用条例

今日も、すべての園児が参加する全体練習を行いました。6歳女の子は、いつもは寺子屋だけなので、ちびっこたちと練習ができて楽しかったといいます。入場行進では、6歳が2歳の園児と手をつないで入場するシーンもあって、ほんわかな気持ちになりますね。

 

さて、10月1日に埼玉県では、「エスカレーター安全利用条例」が制定されました。エスカレーターを利用する者は、立ち止まった状態で利用しなければならない。という内容です。関東では、エスカレータの右側を歩く人のために開けておくというのが、暗黙のルールでした。私も電車通勤時代は、急ぎ足で歩く一人でした。しかし、エスカレーター歩行中の事故を防ぐために、この条例が制定されたのです。ただし、この条例を守らなくても罰則はありません。

 

このような条例は、各自治体で増えています。2020年4月には香川県で「ネット・ゲーム依存症対策条例」が制定されました。「18歳未満を対象に、ゲームのプレイは1日60分(休日90分)まで、スマホ使用は中学生以下21時まで、それ以外は22時までを目安とする」

 

2020年7月には神奈川県大和市で「歩きスマホ防止条例」が発令。「公共の場所で、スマホなどの画面を注視しながら歩行する『歩きスマホ』を禁止。画面を見るときは立ち止まって行う」この条例は、その後1年間で、東京都足立区、荒川区・大阪府池田市でも成立しました。

 

日本人は、罰則がなくても、従順ですので、条例を守る人が多いのかもしれません。コロナ禍でマスクをするもしないも個人の自由という国が多い中で、限りなく100%の使用率の日本人のまじめなところですね。

 

これらの条例は、「議員のアピール」という側面もあるようです。「よい条例」かどうかを私たちが考えるきっかけにはなるかもしれませんね。

 

最後に、おもしろ条例をいくつか紹介します。

 

和歌山県みなべ町の「梅干しおにぎり条例」は、みなべ町は、梅干しのおにぎりを推奨し、梅製品の普及促進に必要な措置を取る。町民はこれに協力し、健康推進に努める。という内容です。

 

兵庫県多可町の「一日ひと褒め条例」はユニークです。一日に一度は人を褒めたり感謝を伝えたりすることで、互いを尊重し、明るい社会を築く。

 

さらにユニークな条例は、京都市の「清酒乾杯条例」です。清酒による乾杯の習慣を広め、日本文化への理解促進に寄与することを目的として市は必要な措置を講ずる。

 

自治体としては、このようなユニークな条例を発令することで、アピールにつなげたいところですね。

 

条例によって、不利益を被る人がいないか。いたとしても、それを乗り越えてでも制定する価値があるのか。罰則なしなら、私たちは、「よい条例」を見極めることが必要ですね。

 

エスカレーター安全利用条例は、個人的には、いいと思います。

2021年

10月

05日

「人儲け」していますか?

今日は、運動会の全体練習をしました。寺子屋園児以外の0・1・2歳児園児も練習に参加します。入場行進・かけっこ・異年齢競技・ダンスなどを行いましたが、ビックリするぐらい優秀です。運動会本番では、パパやママがいるので、泣いてしまう子もでてくるでしょうが、本番まで、あと3回全体練習をして、子どもたちのやる気を引き出します。

 

練習後に寺子屋園児は、ピクニックランチを行いました。ママが作ったお弁当を屋上で食べる・・・だけの行事ですが、子どもたちは、笑顔いっぱいでピクニックランチを楽しみます。5歳女の子が「ママのお弁当は、本当に美味しかった」と言います。うれしいですね。

 

さて、「金儲け」という言葉は、誰もが使いますが、「人儲け」ってわかりますか。

 

淡路島にある青少年交流の家に異動したある教員は、今までは、いかにも学校の先生という人ばかりに囲まれていたのに、ここでは、地域のつながりが広がり、大いに刺激を受け、人としての成長を感じていると言います。

 

「むしむしキャンプ」で昆虫採集を仕切る人。「映画を創ってみよう」と動画撮影や編集のスペシャリスト。チラシ作りを得意とするデザイナー。など、様々な専門家と出会ったそうです。そう、「人儲け」ができたと言うのです。

 

どうですか・・・みなさんの人生の中で「人儲け」をした経験はどれくらいありますか。私の場合は、学校時代と民間企業で働いていた時は、その仲間や組織の中で「人儲け」できたと実感していますが、PTA活動にかかわってからは、学校の先生や地域の人たちや、凄いパパママたちとの出会いが増えて、結果、今の「保育園」の仕事につながったことを考えると、一番「人儲け」が大きかったのかもしれません。そして、現在は、多くの保護者とのつながりができました。これも、大きな「人儲け」ですね。

 

「金儲け」で得たお金は、すぐになくなってしまいますが、「人儲け」で得たものは、自分の人生に積み重ねることができます。大きな財産ですね。

2021年

10月

04日

子どもたちの「状況理解能力」を育てる

今日の運動会の練習では、初めて、裸足で「組体操」の練習をしました。小石が足裏にあたって、「痛い!」のですが、子どもたちは、泣きごと一つ言わずに頑張りました。1回目の練習にしては、完成度が高かったですね。日頃、教室内での練習の成果です。いよいよ、明日は、1・2歳児の園児も含めて全体練習をします。全体練習は、運動会本番までに4回行います。

 

さて、子どもたちの行動に対して、影響を与える基本的な方法を2つあげるとすれば「消去」と「強化」です。「消去」は子どもたちの望ましくない行動を減少させることで、すぐに思いつくのが「叱る、罰を与える」です。「強化」は子どもの望ましい行動を促進させることで、「褒める、報酬を与える」といった方法が一般的です。

 

今日は、「消去」について考えます。つまり、望ましくない行動を減少させる「罰」について、みなさんはどう使っていますか。

 

「罰」は、行動抑制を促すためには、有効かもしれませんが、短期間しか効果がないばかりか、子どもの自己肯定感も損なわれる可能性がありますね。

 

では、「罰」を与えなくてもいい方法があります。子どもたちに「こんなことをやったら、こんなに大変なことが起こる」ということを分からせれば、マイナス行動は抑制されます。今なら「コロナ禍でマスクをしないで、人ごみの中に入っていったら、どんなことが起こっちゃうと思う?」と、子どもたちに問います。

 

「このまま続けていたら、どうなってしまうと思う」「こんなことをやったらどんなことが起こるんだろう」など、自分の行動がどんな結果につながるかが分かれば問題行動にもブレーキがかかります。

 

この働きかけを続けることで、子どもの何を育てていると思いますか。少し堅い言い方ですが、子どもの「状況理解能力」を育むことにつながっているのです。

 

子どもたちの行動を変える方法は、もちろんたくさんありますが、1つは、様々な設定や状況を問い続けることで、状況理解能力を育てることです。これを鍛えておけば、困難な状況になった時に、パニックになってしまうのではなく、状況を理解して次の手を打つことができるようになるのです。

 

どうですか・・・わが子への「問い」も、状況理解能力を育てることを意識してみてください。

2021年

10月

03日

こつこつ努力の人 ・筒香嘉智

緊急事態宣言が解除されて、この週末は多くの観光スポットで、人出が戻ってきたようですね。今まで散々苦しんでいた宿泊施設やお土産さんに、少しでも光が見えてきて、利用者も楽しい時間を過ごす・・・今は、素直に、私たちの生活が少しずつ元気になっていくことを喜びたいですね。

 

さて、今日は筒香嘉智(つつごうよしとも)選手の話です。昨年から大リーグに挑戦していたものの、成績不振でレイズ・ドジャースと2度も自由契約となります。日本球界復帰もささやかれました。それは、筒香選手はDeNAで2016年に44本塁打、110打点で2冠王となり、侍ジャパンでも4番を務めまる実力者だからです。

 

しかし、筒香選手は大リーグでプレーすることがプロ入り前からの夢だったそうです。もともと器用ではなく、高卒プロ5年目で、ようやくレギュラーに定着します。天才型でなく、こつこつ積み重ねるタイプが筒香選手なのです。

 

大リーグでも、パイレーツに移籍後に、打率もホームランも打点も驚異的な数字を残しています。筒香選手が劇的に変化した理由は、結果を出そうとフォームを崩していたことと、日本の投手と米国の投手では打者がタイミングを取る際の『間』がまったく違うので対応に時間がかかったが、打席を重ねることで対応できるようになったというのが、専門家の見方です。

 

私の大学の後輩が、横浜DeNAベイスターズの大ファンで、広島まで応援に駆けつけたときに、たまたま同じホテルで、当時の中畑監督とサウナで一緒になったそうです。野球談議の中で、まだレギュラーに定着していなかった筒香選手について、「筒香は、凄い打者になるぞ!あいつの打撃センスは抜群だよ」と熱く語ったそうです。

 

今年の大リーグは、世界のスーパースター大谷選手の話題で持ちきりですが、筒香選手に少しだけ目を向けてみませんか。「努力は裏切らない」というベタなセリフがぴったりです。

2021年

10月

02日

成人年齢 来春から18歳

今日の午後のおやつは、保育園のファームで収穫したさつまいもで作った、スイートポテトです。チョコペンを使いマーブルチョコをトッピングして、動物顔のスイートポテトの完成です。普段は、食が細い5歳女の子が、3個も食べました。おいしかったですね。

 

さて、民法上の成人年齢がいよいよ来年4月から18歳に引き下げられます。民法上なので、お酒やたばこは20歳からです。これによって、18・19歳でも親の同意がなく携帯電話を契約したり、ローンを組んだりできるようになります。

 

未成年者には、親の同意を得ずに契約した場合、民法上の規定で、契約を取り消すことができる「未成年者取消権」があるのですが、18・19歳は、来春から該当しなくなります。つまり、消費者トラブルに遭うリスクが高まるのです。

 

ある男子学生は、先輩に紹介された人から「1万円を1年間で何百万円にできる」投資ノウハウ情報が収められたUSBメモリーを50万円で購入するよう勧誘されました。「お金がない」と言うと、巧みにローン会社からの借金を提案されて、50万円を借りて代金を支払ったのです。しかし、情報を基に取引をしても儲からず、借金だけが残ったのです。

 

私のような年代なら、「こんなうまい話があるわけがない。詐欺だよ」と見破ることができますが、18歳には、「よし!大儲けしよう!」となってしまうかもしれません。

 

18歳になれば、親の同意なしでローンが組めるようになるので、このような被害が増える恐れがありますね。

 

消費者庁はサイト内に設けた特設ページ「18歳から大人」で、成人年齢引き下げに伴う変更点などをまとめた教材を公開したり、高校や特別支援学校で出前講座を開き、啓発活動をしているそうですが、親や祖父母も含めて、注意をしなければなりませんね。

 

4月から高校3年になって、誕生日になれば18歳です。私の年代は、18歳を機に自動車免許をわれ先に取得したものですが、今の若者は、消費者被害に遭うリスクが高まることを意識しないといけません。

 

4月が近づくにつれて、テレビなどのマスコミも、成人年齢の引き下げについての報道が多くなることが予想されますが、正しい知識を持って、対応したいものです。

2021年

10月

01日

アフリカ人の大学学長

今日から10月ですね。今年もあと3ヵ月・・・という声もあるでしょうが、10月の運動会と12月のクリスマス発表会は、ホワイトきゃんばすにとっては、子どもたちの成長につながり、保護者にも喜んでいただける大きな行事です。

 

まずは、運動会の練習が着々と進んでいます。今日は教室内で、1・2歳児を含めてダンスの練習を行い、その後は、寺子屋園児の組体操です。一斉保育ですが、子どもたちは、先生にやらされているのではなく、「運動会がんばるぞ!」の気持ちで動いています。

 

さて、東京2020オリンピック・パラリンピックを機に、「1つの国に文化が複数共存し、混ざり合うことで何が生まれてくるか、お互いをどう認め合うかが、これからの真のグローバル社会で生きる上では、非常に重要である」と強く言われるようになりました。

 

しかし、私たちの普段の生活の中では、そうそう、異文化が交流するシーンが増えているわけではありませんので、これをどうやって共有するか、難しいですね。

 

2018年4月、日本で初めてアフリカ人の大学の学長が誕生しました。そこは、学生の約27%が留学生という、京都精華大学です。「マンガ学部」が日本で唯一あることでも知られた大学です。そして、学長の名は「ウスビ・サコ」さん55歳です。母国語のバンバラ語の他、フランス語、中国語、英語、日本語を自在に操ります。

 

サコさんは、西アフリカのマリ共和国の首都バマコに生まれます。小学生時代は「フランス式」の生活や考え方を学び、中学校時代は、自宅を離れ水道も電気もない生活で、朝起きると井戸から水を汲み、5キロの田舎道を歩いて学校へ通ったそうです。

 

高校では、勉強を頑張り、「バカロレア」に合格します。そして、中国に留学し6年間過ごしたことが、サコさんの目を世界に開かせるのです。北京の大学には、あらゆる国の学生が800人もいたそうです。多様性を認めないとやっていけませんね。

 

中国で学士を得たサコさんは、友人とともに日本を旅行します。それまでは「工業製品のような合理的で人工的なイメージ」を抱いていた日本に、人懐こくて明るい人がいることを知ります。戦争によって、一度は焦土になった日本が、どうやって成長を遂げたのかにも興味がわきます。そして、日本への留学を決めるのです。京都大学に在籍し、その後京都精華大学の専任講師となるのです。

 

サコさんの研究室は、面白い試みをする集団として注目を集めていきます。研究室で夜通し話すこともよくあり、学生の論文作成をサポートします。

 

学長になって、「私とは何者か?」と題したスライドを学生を前に映し出します。

「日本がいま排他的になっているのは、一人ひとりが自信を失っているからではないか。自信を持つには、自分が何者かを知ることが大事です。答えの見えない世の中を生きるあなたたちは、自分の変化を恐れず、他者との交流を通じて、自分の『ヴォイス』を持つことを目指してください」と語ります。

 

様々な世界の文化の違いを共有することは、正直どれだけできるか・・・自信がありませんが、自分の『ヴォイス』を持つことならできるような気がします。

2021年

9月

30日

「野球の神様」ベーブ・ルース

夏のプールが終わり、9月からは、寺子屋園児は運動会の練習を連日のように続けてきました。1か月が経過して、着実に成長した姿を見ることができます。かけっこが速くなったということもありますが、精神力が鍛えられています。「集合!」の掛け声で、整列したり準備体操をしたりすることが、自由遊びの中では経験しないことです。10月16日の本番まで、今度は、1・2歳児の園児との合同練習もあります。しっかりと、「非認知能力」を高めてもらいます。

 

さて、スポーツの世界では、記録を持っていた選手が、その記録が追い抜かれる時に、最後の注目をあびるものです。大リーグのエンジェルスの大谷翔平選手の活躍で、20世紀初頭に活躍した「野球の神様」と言われた、ベーブ・ルースに光があてられました。

 

私は、小学生の時に、王貞治選手がベーブ・ルースの714本の本塁打記録を抜いた時に、初めて、身長188センチ100キロのブルドッグのような風貌(失礼!)のベーブ・ルースを知りました。その時の私の記憶は、ベーブ・ルースは「ホームラン打者」です。

 

そして、令和になって、ベーブ・ルースは、投打の二刀流でも名を残していたことを知るのです。今日は、そのベーブ・ルースの記録に注目してみます。

 

19歳でメジャーデビューしたルースは、バッターよりも先に投手として名を上げました。1916年に23勝12敗防御率1.75、1917年には24勝の数字を残します。実は、打者として毎日試合に出たかったルースは、本当は投げたくなかったそうです。ルースの孫にあたるスティ―ブンスさんは、ルースの二刀流は、チーム事情によるものだったと伝え聞いています。

 

ヤンキースに移籍後の1920年に、打者として専念できるようになり、54本塁打でメジャー記録を更新するのです。ヤンキース入団時は、身長188センチに対して、体重は80キロで、スリムな体型だったそうです。足も速くて、ホームスチールを10回も決めたそうです。この身体能力の高さは、大谷選手との共通点ですね。

 

ベーブ・ルースの逸話は、外野を指してから放った予告ホームランや、入院する少年に約束した一発など数多く残っています。「ホームランでなくて、ちっぽけな単打でいいなら打率6割ぐらい打っていた」なんてコメントもしていますが、人なつっこい性格で国民を魅了したのです。

 

私たちは、現代の二刀流である大谷選手を応援するのですが、今日は、ベーブ・ルースへのリスペクトを忘れないでおきましょう。

2021年

9月

29日

テレワークで人事評価困った

いよいよ、公立校で初の「イエナプラン校」が、来年2022年度に誕生することが正式に発表されました。広島県福山市立常石小学校です。この小学校は、瀬戸内海の沿岸部にあります。すでに、2020年度から1年~3年生は同じ教室で授業をおこなっているそうで、いよいよ4年~6年の異年齢クラスが発足するのです。

 

イエナプランを簡単に言えば、オランダで広がっている教育システムで、異年齢の子どもたちがグループを作って、学び合う授業スタイルです。当然、先生が黒板に立っての一方通行的な授業ではありません。

 

イエナプランの教育システムについては、広島県や愛知県が積極的に導入を進めています。私たちが、大人になって社会に出れば、同じ学年や年齢で構成される組織はなく、すべて異年齢の環境ですので、子どもの頃からタテの関係の中で学び合うことは、とても理にかなっているのです。異年齢のプラス効果については、一晩でも語ることができますが、今日はこれくらいにします。(笑)

 

さて、テレワークが普及する中、企業の人事評価のあり方が課題になっています。ある人事コンサルティングが調査した結果、テレワーク時の部下の人事評価を「オフィス出社時と比べて難しい」とした管理職は61%にもなったそうです。その理由は、「勤務態度が見えない」「成果につながる行動を細かく把握しづらい」「勤務時間を正確に把握できない」などです。

 

さらに、テレワークの実態に合わせて、人事評価制度を見直したり、改定したりする必要性を尋ねた設問では「そう思う」「ややそう思う」が合わせて83%と大半を占めたそうです。しかし、コロナに伴い制度を実際に改定した企業は14%にとどまっています。

 

人事評価制度を見直した企業の多くは、数値目標を取り入れます。事務職の数値目標は難しいですね。例えば、業務効率化のために請求書をメールで送る割合といった数値目標を社員と相談しながら設定します。当初は、労働強化につながるのではないかと懸念もあったようですが、『目標が明確になった』と好意的な意見が多いそうです。

 

ある社員は、自分がやるべきことが具体的に示されるようになったことで、残業時間の削減にもつながったといいます。

 

一般的な会社の人事考課基準は、新入社員など経験の浅い社員は、「情意考課」といって、「挨拶ができる・遅刻欠勤がない・協調性がある」などの評価項目がありますが、管理職になれば、「売上数値が達成できたかできないかなどの『成績考課』」と「折衝力があるかなどの『能力考課』」だけになり、情意考課などありません。

 

テレワークの評価は、管理職的な「目標達成ができたかできないか…能力があるのかないのか」の評価にシフトしていくのかもしれません。

 

あなたの会社は、どうですか。

2021年

9月

28日

組織に欠かせぬ「縁の下の力持ち」

運動会に向けて、連日の練習が続いていますが、今日の寺子屋では、紅白対抗リレーの勝利へのポイントとなる「バトンリレー」の練習をしました。幼児相手に、バトンリレーをきちんと教えるのは難しいので、今までの運動会でも「バトンを落とさないこと」に注力していました。

 

しかし、少しでも上手にバトンをつなぎたいと考えて、今日は、「バトンを受け取る時に、立ったままではなくて、ゆっくり走り始めながらバトンを受け取る」をやってみました。赤組アンカーの男の子は、すぐにマスターしましたが、年長園児にとっては、なかなか難しい内容です。今日は、赤組アンカーの6歳男の子がコーチとなって、年中・年少園児に身振り手振りで教えてくれます。とても助かりました。明日の練習で、少しでも上達できればうれしいですね。

 

さて、私の中学の同期の一人は、勤務する企業では、新入社員から50代になった今でも、ずっと「総務部」で勤務しています。性格もまじめで、他の人なら嫌がるような仕事でもコツコツとこなすタイプです。彼の仕事ぶりについて、詳しいことは分かりませんが、きっと、会社にとって「縁の下の力持ち」的な存在です。

 

「普通」の人間の在り方を描き、多くのサラリーマンたちの支持を得てきた長期連載マンガに「総務部総務課山口六平太」という作品があります。1986年から2016年まで30年間も変わらないスタイルを貫いています。

 

主人公の山口六平太は、社内のさまざまな問題に、機転を利かせながら対処していきます。部長同士の部屋割りに対する苦情や、対立関係にあった同期の葬式に出席しないと言い張る社長など、人間関係のトラブルに対して、問題の裏に隠れている根本的な要因を探り、相手を尊重しながら、恥をかかせないように収めてしまうのです。

 

私のサラリーマン時代は、業績を上げ、改革を行い、新しいアイデアを出して推進していくことにまい進していて、それを支える「縁の下の力持ち」の存在に気がつきませんでした。ベテランになって、ようやく多くの関係部署に支えられていることに気がついた次第です。遅すぎです。(笑)

 

実際の仕事では、山口六平太のような折り合いをつけることが一番多いのではないでしょうか。社内調整の方が大変ですね。

 

どうですか・・・組織で働いているあなた。組織にとって「縁の下の力持ち」の役割をしてくれている人は誰ですか。そして、そんな人たちに自分が支えられていることに、感謝しないといけませんね。

2021年

9月

27日

学校にあるユーモア

今日は、屋上ファームでさつまいも掘りを行いました。5月に子どもたちが苗を植えたさつまいもです。わりと土の深いところに、さつまいもが埋まっているので、子どもたちにとっては、簡単に取れそうで取れないところが、さらに楽しさを倍増させたようです。

 

イモ堀りにはまった子どもたちは、最後まで、大きな鍬で土を掘り上げる園長のそばで、たくさんのさつまいもを収穫してくれました。さつまいもは、じゃがいもと違って、水洗いで、土を落としてから保管します。タライに水を入れて、ゴロゴロと洗うのですが、この作業が子どもたちにとっては、楽しくて仕方ありません。水がはねて、洋服もびしょ濡れになってしまう園児もいるのですが、収穫から水洗いまで、子どもたちの笑顔がいっぱいでした。

 

1週間くらい置いて、甘くなったところで、子どもたちのお土産になります。野菜カート2杯の豊作です。まだ、全部は収穫していないので、秋に向けて、さつまいも三昧となります。(笑)

 

さて、今日は、学校にあふれるユーモアを楽しんでもらいます。ユーモアに大切なのは、嫌な気持ちにならない笑いです。ユーモアの質が大事です。(笑)

 

国語の問題です。「相談くらいしろよ、親友だろ。( )くさいじゃないか」の( )の答えが「汗」。

 

保健体育の問題です。「中学生のかかりやすい病気を4つ書きなさい」にあった解答が「仮病」。

 

廊下でPTAの広報誌に載せる写真を撮影したけど、光の関係でうまく撮れません。そこで、校長が一言・・・「廊下(老化)現象だから仕方ありません」

 

野外学習で生徒の素朴な質問です。「送電線の下にいると髪が薄くなるというのは本当ですか?」に、ベテラン教員が言った言葉。「俺に聞かないでくれる。気にしてるんだから」

 

少しは、くすっとしていただきましたか。保育園の子どもたち相手に、おやじギャクを言うと、大人相手よりはうけがいいのですが、これからは、さらにユーモアの質を高めていきたいと思います。(笑)

2021年

9月

26日

いかに親以外の人間と交わっていくか

昨日保育園が終わって、月末に保護者にフィードバックする「子どもたちの成長記」を書いていました。保育園を出ると、ショッピングセンターの駐車場にはほとんど車がありません。おそらく、「鬼滅の刃」の映画をテレビで観るために帰宅していたのではないか・・・と想像します。

 

保育園では、鬼滅の刃の情報をあまり持っていない園長は、子どもたちに質問攻めです。「かなおには本当の名前があるの?」「きぶつじは、どうしてかげんの鬼たちを殺してしまうの?」「いのすけは本当にイノシシに育てられたの?」「ぜんいつの父と母はどこにいるの?」・・・まだまだ質問が続いたのですが、私のまわりには、小学生から3歳までの鬼滅の刃に詳しい園児が集まり、細かい解説をしてくれます。そして、子どもたちの情報を断片的につなぎ合わせ、予習をして、映画を観ました。テレビではなくて、映画館のスクリーンで観たら、泣いていたことでしょう。

 

さて、映画化もされた漫画「テルマエ・ロマエ」の作者、ヤマザキマリさんは、「ムスコ物語」という本を出しました。彼女が20代の頃、長く同棲したイタリア人の詩人との間に生まれた息子デルスさんについてのエッセイです。

 

この本のテーマをあげるならば、「いかに親以外の人間と交わりながら生きていくか」という内容になっています。

 

ヤマザキさんは、母が暮らす北海道で生活すると、夫の仕事に伴い、シリア、ポルトガルへ。息子のデルスさんは、「世界転校」を繰り返していくのです。ヤマザキさんは「私はどこへ行こうと家で漫画を描いていればいいわけですが、息子は引越しの度に学校が変わり、社会と接点を持たなければいけなくなる。一番シビアで容赦ない立場に立たされていたわけです」と言います。

 

親は、どうしても、子どもが困難な状況にならないように願ってしまいますが、普通なら、親が先に死にます。子どもは自立して生きていかねばなりません。「困難な状況」「自分の思い通りにならないこと」という言い方は抽象的ですので、1つ、具体的に考えると、「いかに親以外の人間と交わっていくか」ということです。当然、相手は親ではないので、自分の思い通りにならないことをたくさん経験するわけです。

 

どうですか・・・わが子について、「親以外の人間関係がどれだけあるか?その関係を見守っていく」ことを意識してみませんか。

2021年

9月

25日

カメが飛行機を止めた!?

今日登園した小学生が、「スゲー大きなカマキリだ!」と、飼育ケースの中のオオカマキリに目が釘付けになります。ということで、今日は小学生と年長園児が中心になって、バッタやコオロギの捕獲作戦です。もちろん、カマキリのエサにするとは言いません。

 

虫探しに集中すると、色々な虫を見つけることができました。カメムシも発見です。「本当にカメムシはくさいの?」の実験です。カメムシを手に持ってみると、見事にくさい臭いを出してくれました。子どもたちも顔をしかめます。(笑)

 

さて、昨日は、ほっこりするニュースがありました。成田空港午前11時35分頃の事件です。離陸待ちをしていた航空機から「滑走路上にカメがいる」と管制塔に連絡があったのです。

 

スタッフが発見して、その場で捕獲しましたが、その影響で、滑走路は12分間閉鎖され、5機の出発が遅れたそうです。たわいのない普通の人ならスルーしてしまうニュースですが、「カメ」となると黙ってはいられません。

 

ざっと、保育園の屋上には30匹以上のカメがいます。カメ池には、ニホンイシガメと人を見ると寄ってくるビックサイズのクサガメたち・・・そして、ミドリガメのおうちに、クサガメのおうちがあります。そして、カメたちはよく脱走します。屋上で散歩しているカメを何度も子どもたちは発見しています。

 

成田空港の滑走路を散歩していたカメは、ミドリガメこと、ミシシッピアカミミガメです。どのテレビ局の報道も、「カメ」としか報道しませんでしたね。さすがに、この事件から、外来種のミドリガメの繁殖拡大の危惧を報道するテレビ局はなく、カメの捕獲後に、待機させられていた「空飛ぶウミガメ」の愛称で知られる、全日空の「FLYING  HONU(フライング ホヌ)」が、ハワイに向けて飛び立ったと、「カメが『ウミガメ』機止めた」の話題性を取りました。(笑)

 

ハワイではウミガメは幸運を呼ぶ使いとされています。ウミガメをモチーフにしたグッズも多いですね。この事件は、コロナ禍で暗い世の中から明るい未来の兆しかもしれませんね。いや、そう思うことにしましょう。(笑)

2021年

9月

24日

やり直しのできる社会

来週は、5月に苗を植えた「さつまいも」の収穫を行います。そんなことで、昨日は、イモ掘りの準備で、さつまいも畑の葉を落としていたのですが、そこに現れたのが、「オオカマキリ」です。なかなか立派だったので、これを子どもたちと観察しようと、大きめの飼育ケースで、しばらく飼うことにしました。

 

朝、4歳男の子が一番で登園するなり、「園長先生・・・・大変だ!カマキリ先生がいるよ!」と大騒ぎです。NKHで放映されている「カマキリ先生」を見ていたようです。バッタとコオロギも一緒に入れています。子どもたちは「どうして?」と言ってきますが、カマキリのエサになるとは言えません。仲良く暮らしているんだよ。と、大人のウソをつきました。(笑)

 

さて、先日、走行中の小田急線の車内で、無差別に乗客が切りつけられる事件が起きました。犯人は36歳の男性で、「自分の人生はクソみたい。幸せそうな女性を見ると殺したくなる」と語っていました。

 

犯人は、大学を中退して不安定な職を転々としていたそうです。こうした状況がメンタルを屈折させた可能性があると、専門家は指摘します。

 

日本では、大学の中退者の割合は1割ほどで、10人に1人が中退となると多いですね。ここに、世界に誇れない内閣府のデータがあります。大学中退者が「将来に夢がない」と答えた人が、日本が断トツで73%です。以下、多い順で、韓国43%・ドイツ39%・スウェ―デン33%・アメリカ25%・イギリス21%・フランス18%となっています。

 

もちろん、経済的理由で大学生活を継続できなかった若者も含まれますが、目的を持たず、ただ漠然と大学進学の道を選択した若者が多いことが想定されます。日本では、標準コースを外れた者への風当たりが、まだ強いです。そんな世間の目にさらされて、「自分の人生はクソみたい」と思ってしまうのかもしれません。

 

高校や大学、専門学校は何歳からでも入り直せるし、専門的な技術などを習得するための訓練校だってたくさんあります。ふさぎ込んでしまった若者は、まわりが見えません。孤立させないように、私たち大人は、そっと、別の道へのヒントを教えることも必要ですね。

 

「何回だって失敗したっていいんだぞ!失敗するから、色々なことを学べることができるんだ!」なんて、励ましの言葉を私たちは、ついつい使ってしまいますが、日本が、さらに成熟した国になっていくには「やり直しのできる社会」を作っていかないといけません。口だけでなく、具体的に。

2021年

9月

23日

車酔い

秋分の日、朝から暑い!お墓参りに行く人も、熱中症に注意!という感じですね。さて、今日は車酔いの話です。みなさんは、車酔いをしたことがありますか。私は、ほぼ大丈夫ですが、車の中では本は読めません。電車なら大丈夫なのに不思議です。

 

車酔いになりやすい人は、年齢で見ると小学校高学年ぐらいから酔う人が増えてきて、中学・高校でピークに達するそうです。男女別で見ると、圧倒的に女性の方が多いそうで、55%の女性が車酔いの経験があるというデータもあります。男性は33%です。

 

車酔いの症状はすべて自律神経の異常な興奮によって引き起こされるため、自律神経が不安定になる思春期は酔いやすい傾向にあり、大人になっても酔う人は、精神的ストレスで自律神経が乱れている可能性もあるそうです。

 

具体的に説明しますと、目から入る情報とバランスをつかさどる耳の三半規管が感知する加速度の情報にずれが生じます。この情報を脳の海馬(かいば)が、過去の情報と照らし合わせ、不快と判断すると、自律神経が異常に興奮し車酔いになります。顔面蒼白・冷や汗・唾液分泌・血圧変動・むかつき・嘔吐などが、車酔いの症状です。

 

そうだったのか!ですね。車の中で本を読むと、視線は本に固定される一方で、三半規管は「今は車が動いている」という情報を脳に伝えます。目からの情報と耳からの情報にずれが生じ、脳が「このずれは不快だ!」と判断すると自律神経が興奮して車酔いになるというわけです。

 

よく、運転手は酔わないと言いますね。これは、自分が運転しているときは自分の思ったとおりに風景が動き、回転や加速の予測ができるので、情報のずれが生じないというわけです。

 

では、どうすれば車酔いを防ぐことができるか・・・窓を開けて風をあびるとか、色々ありますが、市販の酔い止め薬を積極的に活用することもありというのが医者の見解だそうです。私も初めて車酔いのメカニズムがわかりました。(笑)

2021年

9月

22日

専門分野を深く学ぶ

昨夜は、十五夜でしたね。さいたま市では、雲の切れ目から、はっきりと満月を見ることができました。久しぶりに、空をしばらく眺めていました。こうして、満月をじっくりと見るのは、サマーキャンプで天体観測をした時以来です。いけませんね。天気が良くて雲がない夜には、じっと夜空を観察する余裕が欲しいものです。ほんの1分でもいいですね。

 

保育園の子どもたちは、「まん丸のお月様見た!」と言う園児もあれば、「お団子食べたんだよ」と、食べることが一番の園児もいます。(笑)

 

さて、中学・高校時代に「自分は○○がしたい。○○になりたい」と明確なビジョンを描ける若者は少ないでしょうが、漠然と、総合高校・大学に行くのではなく、やりたいことがある生徒にとっては、専門高校のメリットを生かす道があります。

 

令和初の都立高校「赤羽北桜高校」が、この4月に開校し、1期生となる1年生142人が入学しました。この高校は、総合高校ではなく、専門分野の3科を併せ持っています。

 

幼児教育・保育系や栄養・健康系の上級学校への進学を目指す「保育・栄養科」に、卒業と同時に調理師の資格の取れる「調理科」、介護福祉士国家試験の受験資格を得ることができる「介護福祉科」の3科が専門分野となります。

 

料理の世界で生きていくのであれば、高校卒業と同時に調理師資格を取り、自分が進みたい分野の店舗などで修業を積むことが、夢への第一歩ですね。

 

介護福祉士の資格は、2016年から国家試験を合格しないと与えられません。受験条件は、3年以上の介護現場での実務経験が必要で、大学卒であっても、すぐに試験を受けて資格がとれるものではないのです。

 

例え、将来の仕事に直接的につながらなかったとしても、浅く広くではなく、専門分野をより深掘りして学ぶ経験は、必ず人生の支えになりますね。

 

赤羽北桜高校が目指しているのは、3年間の専門的な学びを通して、困難な課題にも自ら向き合い、他者と協働して課題解決を図り、周りの人も幸せにすることができる生徒の育成です。

 

今日は、高校生の話をしましたが、大人の私たちだって、何歳になっても新たな専門分野を深く学ぶことだって可能です。自分次第ですね。有名な話ですが、ケンタッキー・フライド・チキンの創業者、カーネルサンダースさんは、65歳でKFCを立ち上げたのです。人生いろいろですが、学ぶことは続けたいですね。

2021年

9月

21日

薬効学ぶ植物園

今日の寺子屋では、屋上ファームに大根の種をまきました。普通の大根では面白くないので、毎年、子どもたちが「大きなカブ」と言っている「聖護院大根」です。収穫の頃には、「○○ちゃんの顔よりも大きい・・・」という会話を毎年しています。

 

しかし、大根の種はとても小さいので、子どもたちは、小さな手で大切に握りしめていました。マルチシートの穴に4粒ずつまきます。保育園の子どもたちは、種の形も自然と覚えるようになってきます。じゃがいもの種イモは、そのまんまイモですし、インゲン豆もえんどう豆も大きくて分かりやすい種です。大根の種は、なかなか本物の大根からはイメージがわかないようで、「どうして、こんな小さな鼻くそみたいな種が、大きな大根になるんだよ~!?」なんて、口の悪い男の子が言ってました。(笑)

 

植物や野菜は、本当に不思議なものですね。保育園の子どもたちは、屋上の自然の中で、経験しながら学んでいます。「クローバーは、四つ葉のクローバーを探すだけでなくて、リクガメのかめきちの大好物でもある」「カラスノエンドウは、えんどう豆みたいに美味しくないけど、食べられる」「桑の実はマルベリーと言って、すごくおいしい」などなど・・・

 

私が魅力を感じるのは、一日花と薬草です。一日花とは、およそ1日だけ咲き続ける花です。1日経ったら枯れてしまうはかなさに、何とも魅力を感じます。有名な花では「ハイビスカス」があります。屋上に咲く「アサガオ」も一日花です。子どもたちが、色水作りに、アサガオの花をむしり取ってしまいますが、どうせ一日の運命なら、子どもたちの色水になるのも幸せかもしれませんね。

 

そして、薬草には、先人たちの知恵や経験がたくさん込められていますね。病状に対してどんな漢方薬を出すか、先人たちは思考をめぐらせ、その漢方薬にはどんな生薬がはいっているか・・・そんな植物を観察することは、大人でも夢中になりそうです。

 

東京都八王子市にある東京薬科大学のキャンパスには、約2000種類の植物の薬効を学べる植物園があるそうです。一般にも開放されています。ただの、野草・雑草に、「頭痛・身体痛・打撲傷に用いる」などという文章が添えられているそうです。

 

私も、薬になる植物をそれなりに観察・勉強して、子どもたちに教えていこうと思っています。楽しそうですね。

2021年

9月

20日

祝 敬老の日

昨日は、晴天の午前中から秋まつりの準備をしていたのですが、15時にスタートしても太陽が夏のように輝いていました。家に帰ると、長女に「松崎しげるかい!?」と言われてしまいます。どうやら、かなり日焼けをしていたようです。そして、なぜか、喉が渇いて仕方ありません。麦茶にカルピス、炭酸水と、ざっと2リットルは飲みました。

 

この現象は、若い証拠なのか・・・はたまた年をとったからなのか・・・そんなことを考えいました。はい。今日は「敬老の日」です。

 

日本は、世界の中でも長寿大国と言われていますが、数字的にはどれくらいなのか。65歳以上の人口は3620万人で、総人口に占める割合は、0.3%上昇して29.1%だそうです。町を歩く人のざっと10人に3人は、65歳以上です。

 

高齢者比率29.1%の日本は、世界で断トツの1位です。2位がイタリアで23.6%、3位がポルトガルの23.1%だそうです。

 

しばらく、数字を続けますと・・・高齢者の就業者数の割合は、毎年増加しており、今年は過去最高の25.1%だそうです。65歳以上の4人に1人が、仕事をしているという計算です。

 

最近では、保険のCMなので、「人生100年時代に備えて・・・」というフレーズをよく聞きますね。長生きすることは素敵なことですが、「元気に、健康で」でないといけませんね。

 

「敬老の日・・・孫に囲まれながら幸せな人生を送りたい」といきたいところですが、バリバリに仕事をしてきた人に限って、定年後、趣味もなく何もすることがないと、あっという間に老け込んで、病気になってしまいます。

 

適度に、仕事をすることが、健康にはいいと言われていますね。仕事をすれば、体を動かして、人とのかかわりが発生します。私が新入社員として勤めた頃は、定年は60歳でしたが、今では65歳までが標準です。70歳定年という時代もすぐにやってくることでしょう。

 

まだ、65歳になっていないあなた。私もそうですが、時々、65歳以降に仕事を続けるとしたら、どんな仕事がいいのか。自分の強みや弱みを冷静に見つめて、考えてみませんか。

2021年

9月

19日

令和3年度 秋まつり

一日順延して、快晴のもとで、秋まつりを行いました。台風一過の青空とお日様で「暑い!」です。昨年から、暑さ回避で、夏まつりから秋まつりに変更したのですが、今日は、まるで夏まつりです。

 

昨年は「カレーライス」「フランクフルト」の店を行いましたが、今年は、コロナ対応で飲食なしで、5つのゲームを楽しみました。5人の先生がそれぞれのゲームを担当しました。ゲームは1回50円で、必ず景品やお菓子が付きます。「ダーツ」「たけとんぼ」「金魚すくい」「わなげ」「フリスビー」の5つの店には、寺子屋1番、2番の園児とその保護者にお手伝いをお願いしました。

 

子どもたちも頑張りましたが、保護者の皆様には、本当に活躍していただきました。販売などのサービス業に勤務しているパパやママは、「さすが!」のおもてなしと、段取りのすばらしさが光ります。子どもは「うちのママはスゲー~」と思ったことでしょう。

 

まずは、子どもみこしの「わっしょい!わっしょい!」で、秋まつりがスタートしました。今年度の保育園のテーマは、スマイル(笑顔)です。にこちゃんマークの子どもみこしには、子どもたちの笑顔の写真が並んでいます。

 

屋上を1周まわって、サークルの真ん中にみこしを置いて、子どもたちが踊ります。朝の会で練習を続けた、今回の新曲「スマイル音頭」でスタートです。今回は、3曲続けて踊りまくります。子どもたちの大好きな「ひょっこりひょうたん島」に、パパママも子どもの頃に踊った「UFO」です。この曲がかかると、自然と体が動いてしまうママもいました。(笑)

 

そして、5つのゲームがスタートです。「わなげ」は、色水を入れた様々な大きさのペットボトルが並びます。「フリスビー」は、アンパンマンの口の中に、紙皿で作ったアンパンマンのキャラクターフリスビーを投げます。「たけとんぼ」は、廃材で竹とんぼを作り、お土産は光るブレスレットです。「ダーツ」は、子どもたちが作ったダーツを色々な大きさの穴に入れます。一番小さな穴に、小学生が3人入れました。さすがです。「金魚すくい」は、予想通り一番人気となりました。アヒルやクマさん、ボールなどが浮かび、色別のカプセルをゲットすると、光る指輪がもらえます。保護者の協力でスムーズにできました。

 

最後に、もう一度子どもみこしを担いで、スマイル音頭を踊って、無事に秋まつりが終わりました。今回は、園児全員が出席です。小学生も11人集まってくれました。見送りで、子どもたちは、景品がいっぱいで大喜びですが、ママやパパたちも、笑顔がいっぱいです。

 

いつものように、ライブハウスなみの音響設備を演出していただいたパパや、孫のために参加いただいたおじいちゃん、おばあちゃん・・・そして、盛り上げていただいた保護者の皆様に感謝します。ありがとうございました。

2021年

9月

18日

運動実施率

台風の影響で、暴風雨の予報が早くからなされていたので、本日予定していた「秋まつり」は、明日に延期しました。予報通り、朝から雨が降っていたのですが、ちょうど、15時から16時半の秋まつりを行う時間に、雨がやんでいます。「あれっ!」という感じですが、地面は水たまりができていて、とうていできなかったですね。明日、雨の心配のない状況で、楽しく行いたいと思っています。

 

そんなんで、今日の子どもたちは、屋上のエレベーターホールで、祭りのゲームをいくつか練習しました。「わなげ」「フリスビー」「ダーツ」です。小さい園児は、1メートルの短い距離でも、輪投げを成功させるのが難しく、明日は、ゆるゆるルールでやることにします。お楽しみは、すべてのゲームに景品が付くことです。「オレ!何回もやるから・・・」なんて、子どもたちは張りきっていました。(笑)

 

さて、今日はスポーツの話です。東京2020オリンピック・パラリンピックが行われ、アスリートたちから多くの感動をもらいました。また、私たちがスポーツに取り組むことは、心身にプラスの効果をもたらします。体力向上はもちろん、ストレス解消やリラックス効果。チームスポーツからは、社会性、協調性が高まることも期待できますね。

 

しかし、日本人の運動実施率は、統計が取れた国の中では、世界最下位です。20~30代の運動実施率は、男性でおよそ20%で、女性では15%ほどしかありません。この運動は、競技スポーツだけではなくて、趣味で行うジョギング、ウオーキングやスイミングなども含まれます。

 

労働時間が長い日本人は、スポーツを行う時間がないのかもしれないのか・・・はたまた、「ブラック部活」という言葉があるように、試練を伴う部活経験が、社会人になってからのスポーツ離れを促しているのか・・・どちらにしろ、悲しい数字です。

 

アメリカの男性とノルウェーの女性が、ともに70%で一番高く、これは、スポーツをして体を動かすことは、ライフスタイルとして当たり前になっているという数字ですね。

 

どう考えても、適度に運動・スポーツを行うことは、さまざまなプラス効果があり、生涯にわたり継続していきたいことです。

 

あなたは、継続的に体を動かしていることはありますか。

2021年

9月

17日

「スジ屋」大忙し

保育園の園児の中には、電車が大好きという子がたくさんいます。「こんなことまで知ってるんだ・・・」と驚くことが多いですが、今は小学2年生になった男の子が、南海電鉄の特急「ラピート」を言い当てた時には、ビックリしました。「関東の人間なのになんで!?」です。

 

また、登園日には必ず「時刻表」を持参する卒園児もいます。本屋さんで売っている一番大きくて分厚いタイプです。時刻表が読めるのは、その子と園長しかなく、他の園児にはまったく面白さが分かりません。彼は、一人で時刻表をたどっているのです。

 

今日は、そんな鉄道の話です。「スジ屋」と呼ばれる仕事は、何かわかりますか。鉄道ダイヤの原案である「ダイヤグラム」を作る人のことを言います。

 

ダイヤグラムは、鉄道ダイヤの元になる図表のことです。紙の左端にある縦軸には、路線の駅名が順に記載されています。上軸と下軸のある横線には、1分刻みで目盛りがあります。

 

始発駅が一番上に配置され、ここを原点として距離は下向きに、時間は右向きに進むので、下り列車は、右肩下がりで「1本の線(スジ)」で表現されます。反対に、上り列車は右肩上がりの折れ線を描くのです。なんとなく、わかりましたか。

 

このダイヤグラムを見れば、「鈍行列車がどの駅で、何時に特急に抜かれるのか」とか「上り列車と下り列車が通過し合うのは、どの場所で何時くらいか」などが、ひと目で分かるのです。

 

JRは、毎年3月に、年に一度の大がかりなダイヤ改正を行っていますが、「スジ屋」の皆さんは、このダイヤ改正後、すぐに、1年後の改正のための作業を始めるそうです。原案作りでは、相互乗り入れの状況や人口動態などを念頭に、現行のダイヤグラムに鉛筆や蛍光ペンで新たな筋を書き入れるのです。

 

もちろん、コンピューターも使用するそうですが、「複雑に絡みあったダイヤを全自動ででは組めない。紙に筋を引く作業は今後もなくならない」とのことだそうです。

 

今年は、コロナの影響で、終電の繰り上げや東京オリンピック用の臨時列車の運行中止があり、鉄道会社にとっては、幾度もダイヤを組み替える異例の年となったようです。

 

JR東日本には、約30人のスジ屋がいるそうですが、コロナ禍では、お客様の利用状況は見通せません。それでも「一本の線の後ろに、何千ものお客様がいる。それを忘れず、良いダイヤを作っていきたい」とスジ屋の一人は話をします。

 

どうですか・・・ダイヤグラムを見たくなりましたか。けっこう、はまりますよ。

2021年

9月

16日

UFOの正体を解明せよ!

運動会の練習をしていると、西文ひろば横の道路を歩く人が、立ち止まって子どもたちの頑張りを見守ってくれます。今日も、紅白対抗リレーは、抜いたり抜かれたりの熱いレース展開となりました。「○○ガンバレ!追い抜くんだ!」の声援に、通行人が3組見入っていました。

 

保育園の子どもたちのことなど全く知らないただの通行人の足を止めるほど、子どもたちの熱気が伝わったのです。凄いですね。

 

さて、今日は「UFO」の話です。秋まつりでも、子どもたちは「UFO」を踊りますが、本物のUFOについて、6月25日、アメリカ当局は、「未確認航空現象の初期評価」と題した9ページの報告書を発表しました。

 

UFOの正体について「中国やロシアなどの外国由来」「鳥や気球、ドローンなどの空中浮遊物」「氷の結晶などの自然現象」などの可能性を指摘しました。それすら当てはまらないケースは「分析するには科学の進歩が必要だ」との見解を示しました。

 

報告書では、地球外生命体がUFOを送り込んだ可能性には触れなかったものの、明確な否定もしませんでした。米メディアは「エイリアンを信じる人たちの熱意をさらにかきたてた」と強調しました。

 

もともと、米軍内でのUFOの目撃情報を基に「先端航空宇宙脅威特定計画」と呼ばれるUFO調査を米当局は秘密裏に行っていました。UFOに関する情報公開を求める世論の高まりを受け、国防総省は計画の存在を認め、20年になって保有するUFOの動画を公開し、本格的な調査に乗り出したのです。

 

このとてつもなく広い宇宙に、地球以外の人間よりも文明が進んだ生命体があることは、間違いないだろう・・・と私たちは、思っていても、UFOを真剣に語ることはなかなかできませんね。ましてや、国家が正式に調査を進めるアメリカと違って、日本では、国会の議論に挙がることなど、まずないでしょう。

 

サマーキャンプで天体観測を指導していただいた、小川げんきプラザの石井さんのように、可能性はあっても、UFOが地球に到着する可能性など確率的に不可能という意見もあります。

 

私は、やっぱり、子どものように「宇宙人」「UFO」の存在を信じて、ワクワクしたいと考えるおやじなのです。国家が絡む報告書となると、色々な策略があるので、真実は出てこないかな?

2021年

9月

15日

日本300名山 ひと筆書き

今日から、保育園にあるハロウィーンの衣装を自由に着れるようにしました。まるで、今からハロウィーンパレードが始まるような賑やかな教室内です。しばらくは、子どもたちのハロウィーンコーディネートが続きそうです。

 

さて、「ひと筆書き」というと、何を思い浮かべますか。やはり鉄道ですね。私が小学6年生の時の担任が、鉄道好きで、東京近郊区間で、小学校の最寄り駅の国鉄武蔵野線「新座駅」から隣りの「北朝霞駅」までの1駅を同じ駅を通らないで、ひと筆書きで大回りして乗車するツアーを行ったのです。新座駅に朝の6時集合で、解散は北朝霞駅23時というまるまる1日「電車の乗りっ放し」のツアーです。

 

参加した子どもたちは、それはそれは、たくさんの電車に乗れて、大はしゃぎです。料金は、「東京近郊区間内ルール」で、一駅分で、当時の子供運賃で30円か40円だったような気がします。埼玉・東京・神奈川・茨城・千葉をすごいルートでまわります。パソコンがない時代ですので、担任の先生が一人で机上で考えたルートでした。

 

今の時代なら、早朝から深夜までの活動に、学校や教育委員会の許可は下りないでしょうし(たぶん、この時も担任は勝手にやっていたようですが・・)、古き良き時代の思い出です。

 

今日の話は、ひと筆書きでも、日本の300名山を南から北まで、山と山をつないで縦断した男の話です。アドベンチャーレーサーの田中陽希さんです。

 

2018年1月1日に鹿児島県の屋久島をスタートし、3年7カ月が経過した2021年8月2日に、北海道の利尻山山頂へゴールしました。正確には、日本300名山+200名山でありながら300名山に入っていない「荒沢岳」の合計301名山を人力で走破したのです。

 

人力というのは、陸上は徒歩とスキー、川はバックラフト、海はシーカヤックで越えたからです。非常階段の使用が許可されなかった関門トンネルや、いくつかの宿泊施設でエレベーターを使ったほかは、待機期間も含めて、飛行機や車はもちろん、電車や自転車、エスカレーターさえも使っていないそうです。

 

田中さんは「歩く力、こぐ力は人間としてのナチュラルな動作だと思う。私が足を踏み入れる山や海も、何か特別な力を使ったのではなく、生まれてから年月を重ねて自然と今の姿になった。一人の人間が本来持っている力だけでそこに身を投じるのがフェアだと考えたんです」と話します。もう、全くもって脱帽です。

 

人間は、男女に限らず、多かれ少なかれ「冒険心」を持っていると思うのですが、田中さんのようなスケールの大きい人の考えが気になるところですね。

 

「自分が本気でやりたいと思ったことに身を投じるべきだなと、改めて感じました。たとえ周りからみれば何のためかわからないことでも、自分にとって大切なことで意味がある挑戦だと思えば、胸を張ってステップを上がっていける。そのことを改めて教えられた時間でした」

 

こんな風に、言ってみたいものですね。田中さんにとっては、この偉業もただの通過点だそうです。

2021年

9月

14日

10分で届くスーパー!?

今日の寺子屋では、ハロウィーンツリーを作りました。毎年恒例のクリスマスツリーならぬ「ハロウィーンツリー」です。ジャック・オ・ランタンなどのハロウィーン装飾にプラスして、ホワイトきゃんばすでは、子どもたちの笑顔の写真が飾られます。

 

ハロウィーンからクリスマスに切り替えるまでの3か月半・・・保育園の入口が、とても賑やかになります。子どもたちで、バランスを考えて、ツリーに飾っていくのですが、自分の写真を集めることに集中してしまった4歳男の子・・・「園長先生。○○の写真が4つもあったよ」と、ニコニコしながら報告します。「それを飾るのが今日のお仕事だよ・・・」と話をしましたが、この手の作業は、得手不得手がわかりやすいですね。

 

さて、コロナ禍がさらに需要を加速させているのが、ネットスーパーです。ホワイトきゃんばすがあるショッピングセンターでは、3年前のリニュアルで、ネット部門を強化し、それ以来、右肩上がりで売上が伸びているそうです。

 

そして、驚くべきネットスーパーがオープンしました。注文から10分以内に商品を届けるという仕組みです。東急東横線学芸大学駅近くにある「OniGO(オニゴー)」という店です。「鬼ごっこ」のように楽しく「鬼速」で届けるという意味が込められているそうです。

 

店といっても、お客が入れるわけではありません。商品棚や冷蔵庫・冷凍庫が並ぶ物流センターです。お客は、専用アプリを使って商品を注文します。決済もスマホで行い、商品代の他に宅配料金300円がかかります。

 

「即配」のカバー範囲は、店から半径1~2キロで、10分以内に自転車で配達できるエリアを設定したそうです。学芸大学駅の1号店の販売対象は約5万世帯だそうです。こんな狭いエリアに、これだけの世帯数があるのは、首都圏の特徴ですね。

 

このビジネスモデルを「ダークストア」といいます。お客を見せに入れないことから「表に見えない店」という意味があるようです。コロナ禍の中国や欧米急速に広まっているそうです。

 

日本では、住宅が密集し、比較的世帯年収が高い首都圏で、1年後には100店舗展開を「OniGO(オニゴー)」は、目指しているそうです。

 

仕事や家事、介護など多忙な生活を送る人や、スーパーから重い荷物を持って帰るのを負担に感じる高齢者たちにとって、ニーズは高いですね。もちろん、スーパー・コンビニとあらゆるネットスーパーがありますが、配達時間が2~3時間の幅で設定されているところが多いので、10分即配は、魅力です。

 

もちろん、買い物の楽しみは、衝動買いも含め「自分の目で商品を見ながらブラブラする」ことですね。ストレスも発散されます。まだ、私は、本来の買い物の楽しみ方を選択します。(笑)

2021年

9月

13日

言葉は「力」にも「刃」にもなる

土曜日、菓子問屋に小学生を連れて、秋まつりの追加の景品を買いに行ったのですが、そこで、プラスチックのおもちゃの刀を小学生が見つけてしまいました。週末は、あの「鬼滅の刃」が、テレビで放映されるので、子どもたちの遊びに、赤と黄の2本を購入しました。

 

しかし、想定内でしたが、ものの1日で、黄色の刀は折れてしまい、テープで補強します。そして、今日は、月曜日ですので多くの園児が、交代で遊びます。4歳男の子が、刀を壁に切りつけて、見事に赤い刀の先端が割れてしまいました。

 

こうなると、ガムテープで刀のすべてをグルグル巻きにし、すでに刀の原型をとどめていませんが、それでも、子どもたちの「水の呼吸・・・三の型・・・」が続きます。(笑)

 

さて、今日は「言葉」について考えます。

 

先日の東京2020オリンピック・パラリンピックで、熱戦を終えた選手たちは口々に「感謝」の言葉を述べていましたね。コロナ禍という不安な状況、ハードな練習やモチベーションの維持など、様々な思いが交錯したことでしょう。その言葉には、重みがあって感動を覚えました。

 

一方、SNSでの誹謗中傷に苦しめられた選手も少なくなかったと聞きます。書き込みは瞬時に拡散します。SNSは、便利な反面、デジタル入力の特性や匿名性の高さから、吟味しないまま発せられる言葉や不確かな情報もあります。

 

アスリートたちが残した言葉は、私たちにとっては「力」となりましたが、SNSの無責任な言葉は、「刃」にもなり得ますね。

 

子どもたちは、学校で「国語」の時間のみならず、あらゆる時間で、「言葉」を学んでいます。しかし、子どもたちの世界でもスマホやタブレットは生活必需品になりつつあります。教育現場では、1人に1台のタブレットの時代にすでに入っています。

 

言葉の持つ「力と刃」について、もっと具体的に指導する必要が出てきました。アクティブラーニングの議題にもぴったりですね。

 

もちろん・・・東京2020オリンピック・パラリンピックでは、「お疲れ様」「ありがとう」の言葉が飛び交い、海外の選手たちからもたくさんの「ARIGATO」がSNSに投稿されました。「言葉」は、「力」でありたいですね。

2021年

9月

12日

バランスが整っていない方が面白い

私がサラリーマンをしていた10年前には、「ワーク・ライフ・バランス」という言葉がすでに使われていたような気がします。人生の大きなテーマの一つが、仕事とプライベートのバランスをとること・・・なんていわれます。

 

しかし、サラリーマン時代も現在の保育園の仕事でも、いまだに「ワーク・ライフ・バランス」がきちんと整ったことはありません。言い方を変えれば、「仕事とプライベートは5対5で生きていこう!」なんて決めてしまった人生など、つまらないものです。

 

バランスを整えることができるようになった時は、人生の引退なのかもしれませんね。休みなしで仕事に取り組んでいる時は、「ちょっと休まないと、心も体もボロボロになるぞ」と休みを取り、少し遊び過ぎているなぁ~と思えば、一生懸命仕事に取り組む・・・そんな感じでいいのかなぁ~なんて思っています。

 

保育園の見学に来る保護者へは、見守り保育と一斉保育のバランスの話をよくします。「ふだんの屋上遊びや教室内で子どもたちが遊んでいるときは、ほぼ『見守り保育』になっています。今からみんなで○○をやろう・・・と遊びを誘導することはありません。しかし、運動会やクリスマス発表会での練習は、100%『一斉保育』です。トータルでは、7が見守り保育で、3が一斉保育ですね」と話をしますが、その割合はいい加減です。(笑)

 

「リターンとリスクのバランスを考えながら保育をしている」ともよく言いますが、屋上遊びで、子どもたちが自転車でスピードの出し過ぎで転んでけがをしたら、「○○禁止」のルールができて、リスク重視のバランスが高まるのです。

 

子育てについても「アメとムチ」のバランスの例えは、よく使われますね。子どもの性格、タイプによって、アメとムチのバランスは変わります。同じ子どもでも、小学生時代と中学、高校時代では違ってきますね。

 

どうですか・・私たちは、様々なバランスを取りながら生きているわけですが、少し考え方を変えて、「最適なバランスを見つけよう!」ではなくて、「バランスが整っていない方が、面白いんじゃないの!」と思ったほうがいいのかもしれませんね。

2021年

9月

11日

生きづらさ

今日は、9・11ですね。「アメリカ同時多発テロ」から20年が経ちました。子どもたちに、「20年前の今日は、凄いことが起こったんだ。テロ組織という、悪い犯人が飛行機をハイジャックして、その飛行機を操縦して、ニューヨークのビルにそのまま、突っ込んだんだ。そのビルで働いていた人たちなど、多くの人が死んでしまった」と話をするものの、私の話を頭の中で映像化するのが難しかったようで、「???」です。

 

さて、今日も保育園には、卒園児の小学生が登園します。先週の土曜日は休園だったので、2週間ぶりとなり、いつも以上に保育園での一日を楽しんでいました。小学生同士での「同窓会」的なノリに、後輩の園児と自転車やローラースケートで遊んだり、1歳児2歳児を我が子のようにかわいがる姿も・・・卒園児にとっては、保育園が大切な居場所でですが、多くの子どもたちは、学校が唯一の場所というのが現実です。

 

悩みや相談を担任や他の先生に、気軽に話ができて、先生もそれを受け止めてくれるなら問題ありませんが、頼れる人がいない子どもたちも少なくありません。

 

子どもたちのカウンセリングを受ける団体の代表は、こう言います。

 

「ほとんどの相談内容は『生きづらさ』です。多くの子どもは学校で仲間外れにされないように、良い子で頑張る自分を演じているようです。いじめではないため学校の先生も気付きにくいと思います。また、親の過度な期待や気遣いも生きづらさの理由に挙がっています。子どもに何か不都合なことをしてしまうと、すぐに謝るというのは良くありません。ストレス耐性を下げてしまうからです。理不尽に慣れる練習も必要です。理不尽に慣れていない子どもは、友人関係などでトラブルになると、問題と向き合うことから目を背けてしまいがちです」

 

保育園の保護者の中には「うちの子は、できるだけ自分の思い通りにならないことをたくさん経験してもらいたい」と考える親は、ごくわずかで、ほとんどの保護者は、なるべくトラブルに巻き込まれないように、平和に過ごしてもらいたい・・・と考えます。

 

しかし、理不尽に慣れておかないと、世の中の不条理と戦うことはできないばかりか、嫌なことが起きると、逃げ出してしまう人になってしまいます。保育園での生活に中には、多くの理不尽があります。保護者には、これが、我が子の成長につながっていると思っていただければ、うれしいですね。

2021年

9月

10日

やまゆり園事件

昨日の寺子屋では、秋まつりに行う5つのゲームの一つ「輪投げゲーム」の輪を子どもたちが色を塗って完成させました。「ダーツゲーム」のダーツも子どもたちの手作りです。今から、子どもたちのワクワクドキドキが高まっていきます。当日は、雨が降らないように願うだけです。

 

さて、今日は、少し重い内容につき合ってもらいます。「やまゆり園事件」を覚えていますか。2016年7月26日未明、神奈川県立の知的障碍者施設「津久井やまゆり園」で、入所者19名が刃物で刺され死亡、職員2人を含む26人が重軽傷を負った痛ましい事件です。

 

あれから5年が経過し、2020年3月に死刑が確定した犯人の植松聖。彼は、一貫して「意思疎通のできない障害者はいらない」と公言し、社会のためにやったと主張します。16回開かれた公判では、刑事責任能力の有無のみが争われ、障がい者への差別意識を持つに至った経緯はほとんど解明されていません。

 

裁判とは、そのようなものでしょうが、このままでは、この事件は特異な人間の特異な犯行として忘れられていく恐れがあるとして、地元紙である神奈川新聞の取材班は、裁判の傍聴や植松聖との接戦を続けます。彼に賛同するネットへの書き込みや、彼への手紙が多くあったことを問題視し、この事件を社会の問題として切り込んでいったのです。

 

そして、「異常者」は、私たちの社会が作り出したのではないか・・・つまり、学校教育にも問題があるのでは・・・と分析します。

 

「子どもたちを障がいの有無や学力によって『分ける』ことはむしろ、差別や排除のまなざしを植え付けることになる。事件の加害者のような人が出てくる土壌を、学校教育がいまもなおつくりだしてはいないか」

 

「勉強や運動ができる、あいさつができる、並ぶ時に列を乱さない、おとなしく座って授業を受けることができる・・・。学校教育がめざすべきとされる『子ども像』は、教師から見た『教えやすい、好ましい子ども』にすぎないのではないか」

 

先日、2020東京パラリンピックが終わり、多くの障がいを持った、パラアスリートたちから私たちは、夢や勇気をもらいました。「意思疎通の出来ない障害者はいらない」という植松聖の言葉には、強い不快感を覚えます。

 

この神奈川新聞社が取り上げた、「異常者は社会が作り上げたもの」という問題提起について、私たちは、ずっと考え続けないといけないと思っています。

2021年

9月

09日

「しいたけ. 」さんの人生相談

今日は朝から雨が降っています。グランドで運動会の練習はできませんが、教室でしっかりと組体操の練習をしました。一人で行う演目をすべて練習できました。初めて組体操にチャレンジする年少園児も、のみ込みが早いですね。期待できそうです。

 

さて、テレビに、新聞に雑誌に、「人生相談」のコーナーがたくさんあります。「他人の悩み」ですが、時々、自分と重なる内容もありますね。私の愛読誌「AERA」に「午後3時のしいたけ. 相談室」というコーナーがあります。しいたけ. さんは、占い師でもあり作家でもあるのですが、回答が独特で「う~ん・・・その通りだ」と思うことがたくさんあります。今日は、その独特のフレーズをいくつか楽しんでもらいます。

 

「悩みって親友 大切にあつかわなきゃ」

今まで、悩みなんかない方がいいと思っていましたが、人が生きている以上、悩みは一生ついて回ります。まさに、一緒に暮らしてきた親友みたいに考えると、楽になるかもしれませんね。

 

「実力で壁に突き当たったときは人柄を伸ばすとき。人柄で行き詰ったときは実力を伸ばすとき」

両輪で回っています。完璧になればなるほど嫌みになって、人が離れてしまう場合もありますね。

 

「誰かとパートナーになることの面白さは、自分がどう変われるか」

変化によって自分が改めて評価されることは、パートナーに報いることにもつながる。

 

「『これはできません』が言えない関係では。どちらかがこわれてしまう」

つらいときに支えすぎてしまうと、別れがやってくる。相手にとっては「借り」ができてしまうから。

 

「落ち込むポイントは『二つまで』のルールを」

あれもこれもダメと責めていたら、ここまで頑張ってきてくれた自分に対して失礼になってしまいませんか?

 

「相手の好き嫌いに気づくことから」

卵焼きはその焼き方が好きなんだね・・・こういうのは嫌いなんだね。相手の好き嫌いに気づくことから、コミュニケーションは始まります。結論を急がずに。

 

どうですか・・・なんだか、スッキリしませんか。悩みは親友だなんて思いつきませんでした。

2021年

9月

08日

メカジキ デニム

運動会の練習も3日目となりました。今年初めてのプログラム「綱引き」では、年少園児が、綱を引っ張るというよりも触っているだけです。年長・年中の頑張り次第です。(笑)

 

さて、「メカジキ デニム」をご存知ですか。そう、あのとがった剣のようなあごを持つ、魚のメカジキです。できあがった姿は、何の変哲もないように見える一本のジーンズですが、デニム愛好家の間で注目を集めています。このデニムには、ストーリーがあります。よく言われる「モノ」ではなくて「コト」です。

 

宮城県気仙沼にある「オイカワデニム」は、気仙沼湾が一望できる高台に工場を構えます。1981年創業で、数々の有名ブランドのOEMを請け負ってきました。転機は、2011年3月。東日本大震災による津波で甚大な被害を受け、高台にある会社は避難所として百人以上の地域住民を受け入れたそうです。

 

「その中に地元の漁師さんが大勢いて、彼らといろんな話をしました。メカジキの吻(ふん)が大量に廃棄されていることを知ったのもその時です」と社長の及川さんは言います。「吻」とは、ウンチではなく、メカジキのとがったあごです。廃棄する総量は、気仙沼港だけで年間40トンだそうです。

 

これをデニムにしようと、翌月、工場再開と同時に前代未聞のプロジェクトが始動しました。吻を粉砕し、主成分のリン酸カルシウムを線維化して綿に織り込みます。製品化に向けて試行錯誤を繰り返し、2014年11月に、ついに販売開始となったそうです。

 

生地の強度があるだけでなく、保湿効果があることもわかったそうです。全体の40%が、メカジキ由来の繊維の「メカジキ デニム」の完成です。震災から10年が経過し、ファンの輪はヨーロッパを中心に世界中に広がっているそうです。

 

お値段は・・・1本税込み25300円です。ストーリー(コト)があるから、この値段でも売れるのですね。

2021年

9月

07日

異なる視点を「考える」

先週から、保護者との個人面談を始めています。毎日の送り迎えの会話の中では、なかなかできないような深い話や悩みなどを共有します。ホワイトきゃんばすが大切にする「自分で考えて自分で答えを出す」という園児へのアプローチについては、異年齢保育で年上園児や卒園児の小学生にも影響を受けながら、着実に我が子に身についているとの話を聞くと、嬉しくなりますね。

 

自分で考えることをしないと、こんなことが起きてしまいます。

 

2015年、被爆70年事業として、長崎市の教育委員会は「世界こども平和会議」を行いました。そこで、「原爆投下は正しかった」と主張する海外の参加者に、地元長崎の中学生は反論ができなかったそうです。

 

「原爆は人間が作った最大の過ちであり、これによって多くの命が奪われた。戦争は、二度と起こしてはいけないこと。決して、同じ過ちを繰り返してはいけない」

 

おそらく、長崎の中学生だけでなく、日本の多くの若者は、このように、原爆や戦争について教わってきました。しかし、アメリカでは、「原爆を投下したことで、長期化した戦争を終わらすことができた。もし、原爆投下がなかったら、だらだらと戦争が続き、さらに多くの命が、日本人もアメリカ人も失われていたのだ」と、教えられていたかもしれません。

 

そこで、長崎市では、自分の言葉で平和を語り、行動できる子どもの育成を目指すようになります。

 

例えば、中3向けの授業では、①あなたは科学者で、知らぬ間に大量殺人兵器の開発に関わっていた ②政府に「兵器が完成すれば戦争は早く終わる。辞めれば将来はない」と説得された ③あなたは開発を続けるか、辞めるか・・・と問いかけます。

 

生徒は、自分の考えに基づいて立場を選択し、理由を話し合います。もちろん、問いには正解はありません。大切なのは、正解を求めるのではなく、自分で考えることです。

 

討論の過程で意見を変える生徒や、自分の考えがより強固になる生徒もいるそうです。つまり、自分の考えを主張するものの、相手の異なる視点での考えを受けて対話をしていく中で、より考えを深めていくのです。相手の考えに納得すれば、意見を変えることも大切ですね。

 

「自分で考える」という、子どもたちへのアプローチ・・・大切にしていきます。

2021年

9月

06日

運動会の練習が始まりました

昨夜の東京パラリンピック2020の閉会式で、「君が代」を合唱したのが「こどもの城合唱団」でした。実は、私のいとこの娘(高校1年)が、この30人のメンバーの一人で歌っていました。世代や性別、国籍や障害の有無に関わらない多様なメンバーで構成されています。

 

「こどもの城合唱団」は、2015年に閉館した、国立児童総合センター「こどもの城」で生まれた合唱団です。閉館後も活動を続け、現在は3~78歳の約250人が在籍し、全国で公演活動をしているそうです。「こどもの城」に子どもを連れて行ったことがある人は多いと思います。

 

裏話ですが、「猛特訓」をしたそうです。世界が注目するパラリンピック閉会式の舞台ですから、失敗は許されません。でも、本人は「素人だから、やっぱり下手だなぁ~」とか「あいつら何者だ」とSNSで叩かれることを心配していたようで、いまどきの高校生ですね。

 

しかし、ひいき目抜きに、素晴らしい歌声でしたね。そして、この経験は、一生の宝物になることでしょう。私は思わず、テレビ画面に向かって「よく頑張った!」と言っていました。(笑)

 

さて、今日から運動会の練習が始まりました。3・4・5歳児の寺子屋園児は、10月16日の運動会ですが、今から練習を始めます。今日のところは、運動会を行う「西文ひろばグランド」で久しぶりの土の感覚に慣れることを目的にしていたのですが、初日から、子どもたちのやる気モードが高かったのです。

 

まずは、30メートル走をします。年少園児にとっては、初めての距離です。でも、全員が最後まで止まることなく走り抜けました。走り方については、これからの練習で修正をしていきます。今日のところは上出来です。

 

そんな感じでしたので、初日から紅白対抗リレーまでやってしまいました。想定通り、珍プレー続出です。トラック1周を走るので、ざっと100メートル以上の距離を子どもたちは、チームのために走るのですが、トラックの内側をショートカットで走る園児・・・相手チームの選手にバトンを渡してしまう園児・・・バトンをもらって、そのまま立ち止まってしまう園児・・・まだまだ、勝つためには、相手を追い抜かさなければならないという意識は少なく、笑いありの紅白対抗リレーとなりました。

 

お迎えの時には、「今日ね・・・リレーで勝ったよ!」とママに興奮しながら報告する4歳男の子・・・ついでに「今日は運動会だったんだよ」と間違えた報告をしていました。(笑)

 

練習から、勝った負けたで大騒ぎ・・・泣く園児も続出しますが、子どもたちの「非認知能力」がアップするのです。「負けてたまるか!」の気持ち・勝つことによる自己肯定感のアップ・チームのために頑張る・仲間を応援する・最後まで諦めない・次はこの作戦でやってみよう・・・決して、机上の勉強では身につかないこれらの力が「非認知能力」です。

 

はい。でも、明日からは「楽しんで」の部分を少し多くしないと・・・(笑)

2021年

9月

05日

俺は最強だ!

昨日の我が家の晩御飯・・・「魚を食べるぞ!」と、あの有名な鮮魚店「○○魚類」へ魚を求めに買い物に行きます。対面で「これさばいて!」と言いながら、リーズナブルな値段で購入できました。晩御飯のメニューは、金目鯛の煮付け(お店で食べたら2980円くらいかな?でも1300円)・生たこの刺身・生ガキにポン酢をかけて(1枚200円)・シジミの味噌汁に、日本酒は、埼玉が誇る「神亀酒造」の純米酒です。

 

私ではなく、かみさんの料理です。本当に美味しくいただきました。「おいしいものを腹いっぱい食べる」というのは、人生の幸せの一つですが、「うまい!うまい!」と言いながら、パラリンピック車いすテニスの国枝選手の金メダルを観戦していました。

 

2020東京パラリンピックは、いよいよ、今日でおしまいですね。印象に残った言葉は、女子自転車ロードで優勝した50歳の杉浦選手が、日本の金メダル最年長記録を作ったことに、「最年少記録は二度と作れないけど、最年長記録はまた作れますね」です。

 

そして、その3日後に、別種目も制してさっそく記録を更新するところは、「カッコイイ!」としか言いようがありません。

 

そして、もう一人、パラリンピックの象徴、絶対王者として、金メダルを期待された国枝選手の試合後に流した涙には本当に感動しました。2016年リオパラリンピックでは惨敗し、「すべてを見直す時期」とします。スイングを修正し、ラケットを変え、車いすも改良しました。

 

「負けるたびに何かを変えようと取り組んでいる。時には悪い意味で変わる時もあるが、回り道、寄り道しながら自分自身の正解を求めている」と国枝選手は言います。まさに、この言葉は、人生そのものですね。

 

国枝選手の目的は、金メダル獲得だけではありませんでした。「車いすテニスの素晴らしさ・楽しさを人々に伝えること」です。東京パラリンピックで、見事にその思いは結実したのです。コートの広さもネットの高さも同じで、2バンドまでOKのルールの中で、私たちは、車いすテニスの凄みを感じることができました。私も、神亀の純米酒を片手に、金目鯛を食べながら、素晴らしい時間を過ごすことができました。

 

そうだ・・・国枝選手のラケットには「俺は最強だ」の文字があります。試合前のロッカールームでは、3回この言葉を叫びます。そして、以前、当時の世界ランニング1位のフェデラー選手が、日本の記者に「なぜ日本から世界的な選手が出てこないのか」と聞かれた時に「何を言っているんだ君は!?日本には国枝慎吾がいるじゃないか!」と言ったのです。本当にその通りですね。

2021年

9月

04日

共生の現場

今日は、親子遠足を行いました・・・というブログになる予定でしたが、今年度の親子遠足はコロナ禍でのリスクを考慮して、中止としました。「今日は朝から雨が降っているので、どちらにしろ中止だったなぁ~」と、思って気持ちを切りかえます。秋まつりは、飲食をやめて、ゲームコーナーを5つ用意して、子どもたちに楽しんでもらおうと思っています。

 

さて、東京パラリンピックもいよいよ明日が閉会式ですね。8月25日に渋谷区の国立代々木競技場でパラリンピックの学校連携観戦プログラムの車いすラグビー観戦に訪れた中学生たちは、観客席から身を乗り出して応援します。

 

感染リスクから、学校観戦には否定的な意見も多かったですが、生徒たちは観戦後「すごい迫力だった」と口をそろえ、障がいを乗り越えて戦う選手たちの姿に胸を打たれます。

 

このように、直接試合を観戦しなくても、テレビを通じて、私たちは、東京パラリンピックで多くの感動をもらっています。

 

スターバックスコーヒー「nonowa(ノノワ)国立店」は、店員24人のうち18人が聴覚障碍者です。店員の一人は、手の人差し指を折り曲げ、手話でお客様に「こんにちは」とあいさつしています。マスクではなく、透明な「マウスシールド」をつけていて、口元や表情がよく見えます。「ありがとうございます」と、声は聞こえなくても、そう言っていることが分かり、気持ちもしっかりと伝わってきます。

 

東京パラリンピックを機に、こうした共生の機運を一層高めていくことが、子どもたちへ「違いを理解すること」につながるのかもしれませんね。

2021年

9月

03日

江戸しぐさ

先週の体操教室で、鉄棒の逆上がりに成功した園児2名・・・ビデオの撮影をしていなかったので、今日撮影することにしました。ところが、ビデオを前にすると、余計なところに力が入って、2人ともに最初の撮影では失敗です。2回目にリラックスした気持ちで成功し、ビデオでも撮れました。

 

ビデオに撮影するのは、園児に「成功した!」という喜びをパパママと共に感じてもらうことで、自己肯定感を高めることです。園児の性格は、十人十色で、内向的な性格の園児は、こうして、自己肯定感を高めることにつながるのです。

 

さて「江戸しぐさ」をご存知ですか。江戸幕府が開かれて400年にあたる2000年になった頃に、学校でも教材としても盛んに用いられました。

 

どんなしぐさが「江戸しぐさ」なのか、少し例を挙げると・・・

①「傘かしげ」・・・雨の日に互いの傘を外側に向け、ぬれないようにすれ違うこと

②「肩引き」・・・肩を引いて、人とすれ違うとき左肩を路肩に寄せて歩くこと

③「時泥棒」・・・断りなく相手を訪問し、または、約束の時間に遅れるなどで、相手の時間を奪うのは重い罪にあたる

④「うかつあやまり」・・・たとえば相手に自分の足を踏まれた時に「すみません、こちらがうかつでした」と自分が謝ることで、その場の雰囲気をよく保つこと

⑤こぶし腰浮かせ・・・乗合船などで後から来る人のために、こぶし1つ分腰を浮かせて席を作ること

⑥喫煙しぐさ・・・野暮な「喫煙禁止」などと張り紙がなくとも、非喫煙者が同席する場では喫煙をしない

 

どうですか・・・まだまだありますが、ほんの一例です。江戸の町民たちが日常生活の中で培った粋な振る舞いとして、広く紹介されています。絆や共生社会といったテーマに発展させた授業も学校ではよく行われていました。

 

「道徳」の題材としては、よく取り上げられた、この「江戸しぐさ」ですが、最近ではあまり聞かなくなりました。

 

実は、研究の結果、江戸時代にそうした社会的ルールがあった証拠がなく、歴史的な事実として確認できないからだそうです。「江戸しぐさは作り物でインチキだった!」という説も出ています。

 

教育の世界では、たまにこうした「修正」が行われることがありますね。従来の定説が覆されることがあります。

 

「江戸しぐさ」・・・私などは、こんな粋なことをさりげなくできる人になりたいなぁ~なんて、軽く思ってしまうのですが・・・みなさん「江戸しぐさ」どう思いますか。

2021年

9月

02日

さらに崖っぷちの銚子電鉄

連日の雨で、運動会の練習がなかなか始められませんが、子どもたちは、ゲーム大会で盛り上がります。カラーボールでの玉入れに熱くなるのです。

 

「秋まつり」を9月18日に予定しています。今回は、コロナ対策もあって「カレーライス」「フランクフルト」といった飲食のショップをやめて、ゲーム屋さんを5店舗にして盛り上がります。

 

問屋に行って、景品グッズや駄菓子、金魚すくいの用具に、光るブレスレットなどを調達したのですが、定番「うまい棒」も、店舗ではあまり販売していない○○味をチョイスします。問屋をブラブラするだけで、ワクワクしますね。子どもの頃の思い出が蘇ります。

 

さて、うまい棒ならぬ「まずい棒」を販売して話題を集めたのが、「銚子電鉄」です。味がまずいのではなく、経営がまずい・・・という意味です。

 

銚子電鉄は、千葉県銚子市、関東で最も東側を走ります。全長わずか6.4キロのローカル線です。大正12年に開業すると、1970年代までは年150万人以上が利用していました。ところが、平成に入ると、100万人を切り、「崖っぷち」経営が続いたのです。

 

それを救ったのが、「副業」で売り出していた「ぬれ煎餅」でした。2006年、運転資金がショートしそうになった時、公式サイトで「ぬれ煎餅を買ってください!!電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです」と異例の訴えをすると、多くの人の胸を打ち大ヒット。その後も次々と商品を開発し、万年赤字の鉄道事業を物販部門の売上で補填してきたのです。

 

ところが、新型コロナによる外出自粛などで、乗客の7割を占める観光客が激減し、昨年4月には、1日の運賃収入がたった4480円の日もあったそうです。「空気を運んでいる」とまでいわれたのです。

 

ついに、今年の6月30日開かれた銚子電鉄の株主総会では、株主からこんな発言があったそうです。「私は、鉄道の存続は無理と思います。副業を本業にして、従業員の雇用を守るべき」・・・つまり、鉄道を廃線にして、煎餅屋になれといわれたのです。

 

銚子電鉄は、多くの鉄道番組で取り上げられ、社長の竹本さんは、もと銚子電鉄を担当する税理士だったのですが、2012年に経営の立て直しを期待され、社長に就任します。竹本社長は、銚子駅の隣駅にある本社の売店で、ぬれ煎餅の販売もすれば、切符にハサミも入れます。

 

目指すは「日本一のエンタメ鉄道」とし、新商品開発に運転体験、車両の床の一部をガラス張りにしたシースルー電車を走らせるなど、次なる一手を温めています。

 

「鉄道と副業は表裏一体。片方をやめれば、もう片方はダメになる。鉄道をなくすわけにはいきません」と、株主総会できっぱりと言います。私も、数年前、おやじ仲間と「銚子電鉄」の旅を楽しみましたが、銚子電鉄が売るぬれ煎餅だから、土産に買うのであって、ただの煎餅屋になってしまったら、全く興味がなくなりますね。

 

「何もやらないのが一番のリスク。98年間、地域の皆様に支えられてきたので、少しでも恩返しをして『ありがとう銚子電鉄』と言ってもらえるようにしたい」と竹本社長はいいます。

 

地方のローカル線が、廃線に追い込まれる多くのパターンは、地域住民が鉄道を使わなくなり、マイカー生活中心となることです。銚子電鉄は、観光客を呼べる話題は十分にあり、ネットでぬれ煎餅などの商品を4億円も売っています。あとは、「地域住民の理解」をもらいながら、地域で支える仕組みができれば、必ず光が見えてきます。

 

がんばれ!「銚子電鉄」です。

2021年

9月

01日

「北方領土問題」を中学生が語る

今日から寺子屋園児は、運動会の練習を始める予定でしたが、雨でグランド状態が良くなく、屋上遊びで楽しみました。しばらく、天気が悪い状況が、関東地方では続くようですが、今日は、まるでミストシャワーで、子どもたちにとっては、気持ちが良かったようです。夏のプールの間、カチンカチンになって草が生えてきた「お砂場」を年長園児が、クワやシャベルでやわらかくしてくれました。これで遊べます。

 

さて、和歌山県有田市立保田中学校の1年生の社会科の授業です。「北方領土返還、実現のための解決策を考えよう」と、社会の先生が、生徒にグループ討論を呼びかけました。

 

今の中学生に、どれだけ北方領土への関心があるのでしょうか。北方領土は、1855年、日露通好条約で日本領とされたのですが、第二次世界大戦末期の1945年8月8日、当時のソ連は日ソ中立条約を無視して日本に宣戦布告。日本が降伏した8月15日以降も攻撃をやめず、9月4日までに4島を占領しました。

 

北海道根室市の納沙布(のさっぷ)岬から、最も近い歯舞群島・貝殻島の距離は、たったの3.7キロです。私も、学生時代に納沙布岬から、すぐそこにある貝殻島を眺めると、島のまわりに、ソ連の巡視船があり、だ捕されないかと緊張した覚えがあります。

 

保田中学の生徒たちは、事前に北方領土に関する学習を行っていたようですが、返還時の日本側のメリットとして「北方領土の近海で自由に漁業ができる」「元島民が島に戻れる」などを挙げ、ロシア側は「北方領土返還で、国際社会での印象が良くなる」という意見が出ます。

 

具体的解決策として、「粘り強く話し合う」「日本人とロシア人が共生する」「返還後に米軍基地を置かない」などの発表があったようです。

 

北方領土だけではありません。島根県沖の「竹島」は韓国に、沖縄石垣島に近い「尖閣諸島」は中国に不法占拠されている事実がありますね。

 

こうして、中学生が領土問題を学ぶ中で、「自分の住む地域も外国に支配されるかもしれない」「国際社会には、わずかの土地を巡って争いが起きる厳しい現実があり、日本も渦中にある」ことを認識することも大切なことです。

 

中学の授業のあり方も、まさに「考える授業」に変化しているようです。

2021年

8月

31日

痩せ願望

今日の寺子屋では、11月に収穫するジャガイモを植えました。9月末に、さつまいもを収穫して、冬本番の前に、じゃがいもを収穫します。これを新年の「芋煮会」で楽しむ予定です。

 

夏野菜が終わってから、今年は、秋採りの野菜にチャレンジしています。7月に山ほど採れた「インゲン豆」が、そろそろ恋しくなってきました。それから、普通なら春の野菜「えんどう豆」、そして、トウモロコシも順調に育っています。どれも、9月末に収穫します。ホームセンターには、旬ではないかもしれませんが、品種改良で季節をずらした野菜の種が売っています。

 

秋の屋上で、インゲン豆とえんどう豆を茹でてマヨネーズで食べ、トウモロコシは、皮のまま焼いて食べたいなぁ~なんて、欲張ったイメージを膨らませます。(笑)

 

さて、令和2年の「学校保健統計」によると、近視の子どもの増加に加え、コロナ禍の巣ごもり生活からか、肥満児率の上昇も指摘されていますが、その対極にある「痩せ過ぎ」の児童・生徒も増えています。

 

もともと、12~13歳の女子は、思春期における無理な「痩せ願望」などの理由により、毎年その比率が高くなっています。12歳女子では、4.4%、23人に1人が、痩せ過ぎという結果だそうです。

 

そして、令和2年の結果は、男子も女子に接近し、思春期の「痩せ過ぎ」の性差が小さくなっています。

 

大人の私たちから見れば、この時期に、朝食を抜いたり、ダイエットに取り組んで痩せるなんて!この時期は、たくさん食べて、しっかりと体をつくらないと!と思ってしまいますね。

 

保育園の子どもたちには、ファームで収穫した野菜をしっかりと食べて、多少ふっくらしてもいいから、大きくなって欲しいですね。食べることは楽しいことですから・・・

2021年

8月

30日

高校生の学習計画

屋上のプールは先週終了しましたので、今日は通常の屋上遊びです。子どもたちは、久しぶりに自転車やストライダーに乗ったり、虫アミを持って昆虫を追いかけたり、ファームに米ぬかをまいてジャガイモを植える準備をしたりと、大活躍です。

 

しかし、今日は真夏の暑さです。少しでも、気分的に涼を取ろうと、朝顔の花を摘んで「色水」にしました。ピンクに青に紫と、ビニール袋に朝顔の花と水を入れて、モミモミします。なぜか、子どもたちは、色水作りが大好きですね。

 

さて、メジャーリーグでも二刀流として大活躍する大谷翔平選手が、高校時代に作成した「目標達成シート」をご存知ですか。ビックリするくらい具体的です。

 

大きく9個のマスに、具体的な行動目標を記入していきます。ど真ん中に「ドラフト1位に8球団」を掲げ、それを達成するための大分類を8つ挙げています。

 

①体づくり②コントロール③キレ④スピード160キロ⑤変化球⑥運⑦人間性⑧メンタルの8つです。この8つの大項目に対して、具体的に8つの対応が記されています。

 

精神的な項目を取り上げてみます。「メンタル」では、一喜一憂しない・ピンチに強い・なみをつくらない・勝利への執念・仲間を思いやる心などが具体的内容です。

 

「人間性」では、愛される人間・信頼される人間・継続力・礼儀・感謝

「運」では、あいさつ・道具を大切に使う・プラス思考・本を読む・審判さんへの態度

 

大谷選手は、高校時代に「運」を味方につけることも大切なことと考えていたようです。私も含め、多くの大人たちが、高校時代にどれだけ目標設定ができていたか・・・もう、アッパレ!です。

 

実は、高校生を対象に、東進ハイスクールなどを展開するナガセが、「全国統一高校生テスト」を受験した高校生8万5312人に、「学習計画を立てるか?」を質問しました。

 

その結果、学年別に若干の数字の変動はあるものの、ざっと7割の生徒が「計画を立てる」と答えました。しかし、それが達成できたと答えた生徒は、2割にとどまります。

 

どうですか・・・私の率直な感想は、「2割も達成できたんだ。凄いなぁ~」です。

 

一方で、計画を立てないと答えた生徒は、「計画を立てたいが方法がわからない」「計画を立てた後にモチベーションを保つ自信がない」という内容が多かったそうです。

 

私の知る限り、何かを成し遂げた人が、全く無計画で成功したという話は聞いたことがありません。自分で漠然でもかまいません。目標や計画を立てることを私たち大人は、高校生に動機付けをしたいものですね。

 

ただし、計画通りにいく人生は、ほとんどないし、途中で計画変更もありという人生の大きなルールというか、必然をセットで教えないといけません。

 

「目標や計画はとても大切。でも、人生その通りにいかないことを楽しんだらいかが?計画を立てないと、そんな楽しみ方はできないよ・・・」と、私から若者へのメッセージにするとします。(笑)

2021年

8月

29日

世間は「敵」じゃない

日本で開催されているということもあり、おそらく多くの人が、東京パラリンピック2020の競技を見る機会が増えたことと思います。私も、初めて「こんな競技があるんだ」「障がいの基準は、こう決められているんだ」ということが多くて、今まで、パラリンピックへの関心が低かったことを実感します。

 

そして、アスリートたちのストーリーに、どうしても関心が高まります。

 

オリンピック同様に、連日のメダルラッシュとなっていますが、女子走り幅跳び(義足)の中西麻耶選手36歳は、今回4度目のパラリンピック挑戦です。

 

塗装会社で働いていた21歳の時、落ちてきた鉄骨の下敷きになり、右膝から下を失いました。リハビリの過程で進められた陸上を始め、2年後の北京大会に初出場し、200メートルで4位に入賞します。しかし「ここままじゃダメ」と、本気で戦う世界選手に刺激を受け、翌年に単身渡米し、ロス五輪男子三段跳び金メダリスト、アル・ジョイナーさんに師事し走り幅跳びを始めます。

 

しかし、米国の暮らしは苦しく、ホテル代がなくて遠征先の公園のベンチで野宿したこともあったそうです。2012年のロンドン大会前にセミヌードカレンダーを発売したのは資金集めが目的でした。しかし、この時、別の思いもあったのです。「障がい者でも引け目を感じなくてもいいし、義足も知ってほしい」と。

 

私も記憶にありますが、体はモノクロで、義足だけをカラーにして浮き立たせた作品は、話題を呼んだのですが「障がいを売り物にしている」と批判を浴びます。中西選手は、精神的に追い込まれ、大会後に一度は引退します。

 

しかし、ジョイナーさんの「誰かの人生に影響を与えられる人は一握りだ。君はそうなれる」の言葉に、翌13年に復帰を決意します。その後、健常者の大会に積極的に出場したり、SNSで練習の様子や暮らしぶりを発信し、CMや雑誌にも登場。ファンやスポンサーが自然と増えていったのです。

 

世間が「敵」だった時もありましたが、「今までは、自分一人で戦場に向かう感覚だったが、今はみんなで舞台に立っている」と中西選手は言います。

 

東京2020では6位とメダルには届かなかった中西選手ですが、こんな人生のストーリーを重ね合わすと、心から拍手を送りたいですね。

2021年

8月

28日

不安への対応

さいたま市の小学校は、26日木曜日が始業式で、早くも昨日から授業も給食も始まりました。今日は、卒園児の小学生が4人登園しましたが、2人がリモート授業を選択しました。さいたま市は、緊急事態宣言が発令されている9月12日までは、通常登校と自宅でのリモート授業を選択できるようになっています。

 

5年生女子は、「学校って、勉強する場所だけじゃないんだよ・・・夏休みが終わって、友だちとすごす時間も大切だよ・・・リモートなんてダメだよ」なんて言います。意見としては、全くの正解です。コロナ禍でなければ、多くの保護者もそう思うことでしょう。

 

リモートを選択した保護者は、平日は家にいる環境であることや、まだ両親ともにワクチン接種が完了していないこともあり、学校に行けない我が子のモヤモヤを感じながらも、リスク回避を選択したと言います。

 

リモート授業の動画は、オンタイムで、黒板と担任だけが映る設定だそうです。児童の画像が出ないのは、個人情報への配慮からです。もちろん、授業を受けている子どもたちも、黒板の先生と一緒にカメラに映りたくて近づくようですが、「はいはい・・席に戻って!」と言われるとか・・・

 

朝の会で、リモート児童の出席もとられます。「○○さん」と担任が名前を呼ぶと、リモート越しに「ハイ」という声も、教室の児童には聞こえるそうです。リモート授業については、大学や専門学校、学習塾ではあたりまえに行われているので、小学校の学校現場では、今は混乱しているかもしれませんんが、仕組みとしては確立されるのでしょう。

 

「登校する」ことも「リモートにする」ことも、どちらが正解で、どちらが間違いという事はありません。まさに、正解のない選択です。しかし、保護者がどちらを選択したとしても、不安は残ります。

 

こんな時は、心の持ちようが難しいですね。「物事が漠然とした不安やモヤモヤの段階の時は、放っておいて、その物事がハッキリした恐怖になったら対処を真剣に考えればいい」と考えると、漠然とした不安から少しは解消されるかもしれません。今のコロナ禍に当てはめると、「感染したらどうしよう?」という不安に対しては、ワクチン接種や感染対策を粛々とやって、余計なことは考えない。ただし、身内に感染者が発生してしまった時に、具体的にどうするか動く・・・です。

 

人間は、残念ながら好奇心よりも不安感の方が強い生き物といわれています。でも、夏休みの宿題と一緒で、「あと○日で夏休みが終わる」とならないと、火がつかないスロースターターが多いですね。(笑)

 

「具体的な対策をとらないとやばい!」となったら初めて動き始めればいいや・・・「その時はその時だよ。なんとかなる」くらいの気持ちが大切かもしれません。

 

これは、仕事でもプライベートでも両方当てはまりますね。まるで、大事な人生修行といえるかもしれません。

2021年

8月

27日

人の命をもっとも多く奪う生き物

今日の体操教室・・・達成感を実感することの一つが、「鉄棒で、逆上がりができるようになる」があります。今まで逆上がりをクリアした園児は、年長園児3名だけです。そこに、年中園児の男の子が「待った!」をかけました。見事に、逆上がりを成功させたのです。

 

こうなると、年上の年長園児で、まだ逆上がりができない園児に火がつきます。見事に、今までよりは150%の力で取り組んでいます。これが、園児同士の影響力です。異年齢だと「年下には負けたくない」という気持ちと「先輩のようになりたい」という気持ちが働くのです。

 

さて、保育園では登園時に、まるで試合後のボクサーのように、目が腫れあがって登園する園児をたまに見かけます。「どうしたの?」と聞くと、寝ている時に、蚊に刺されてしまったとのことです。

 

ここで問題です。人の命をもっとも多く奪う生き物は何ですか?こんな質問をすると、子どもたちは、「サメ・クマ・ライオン」など、どう猛な生き物をあげますが、答えは、何と「蚊」です。世界保健機関などの統計を基にしたデータによると、「蚊」が人間を最も多く殺しているそうです。

 

例えば、2014年に流行したデング熱は、蚊が媒介する病気です。刺されたらかゆいというだけでは、すまされないようです。蚊は、気温15度を超えると吸血活動を開始し、25~30度で最も活発になります。これまでは、夏前後に気をつければよかったのが、近年は、地球温暖化の影響もあって、3月中旬には15度になり、5月には25度をこえることもあるので、蚊の活動期間が長期化しているそうです。

 

日本でよく目にする蚊は、「ブ~ん♪」と鳴く「ヒトスジシマカ」と「アカイエカ」ですが、前者は4~9月末で、後者は秋頃から増えて、11月まで活動します。こう考えると、蚊のことを心配しないでいいのは冬だけですね。

 

8月が終わり、9月に入ると、多少の残暑があっても、気持ちは「秋」です。しかし、「蚊」対策という観点では、まだまだ油断ならないということになります。「蚊」をなめないようにしないといけません。

2021年

8月

26日

沖縄自然探検

8月末というタイミングで、ようやく保育園では、カブトムシやクワガタの観察が始まりました。昨年は、ケヅメリクガメもウーパールーパーや魚やカメの水槽も、カタツムリも飼っていなかったので、園長がカブトムシを早々に夜の雑木林で採集して、子どもたちが観察していました。

 

「そういえば・・・今年は、まだ夜の雑木林に行ってないぞ」と思い、ようやく、保育園の仕事が終わって採集に出かけています。カブトムシはメスだけでオスが採れませんが、子どもたちは喜んで触っています。

 

5歳男の子が、昆虫図鑑を見ながら観察をします。カブトムシ(メス)とノコギリクワガタ(オス)は、すぐにわかりますが、クワガタのメスが難しいですね。小さい子は「クワガタの赤ちゃん」と言っていますが、メスのクワガタは、なかなか区別がつきません。図鑑には、外国のクワガタも含めて、何十種類と載っているので、「これだ!」が、なかなか見つかりません。

 

保育園の子どもたちは、飼育ケースのクワガタは何ていう名前だろう?という目的意識があって図鑑を見ているので、集中して見ていますが、子どもにとって、ただ図鑑を見ているだけでは、すぐに飽きてしまいます。

 

私が中学時代に国語の先生によく読まされた、岩波ジュニア新書に、盛口満さんの「沖縄自然探検」という本があります。これが、子どもたちの興味をグッと引き付ける内容になっています。

 

主人公のゲッチョ先生こと著者は、少年少女をフィールドに連れ出します。地面に1メートル四方の枠を描いて、そこに落ちている貝を拾ってみることにします。なんと、小さな巻貝が7種類、500個近くも見つかりました。みんな、陸生の貝、つまりカタツムリの仲間です。

 

これだけの貝がいれば、その貝を食糧にして繁栄できる生物がいるはず。なんだろう。答えはホタルです。えっホタルって、清流にいるんじゃないの?そう、陸上に生活するホタルもいるのです。しばらく探すと、ホタルの幼虫が見つかりました。わりとグロテスクです。

 

さらに探すと幼虫の死体に菌が取り付いて棒状に広がった冬虫夏草を発見。そのそばには地下にトンネルを掘って巣を張る原始的なキモグラがいる・・・という具合に、ゲッチョ先生は実に巧みなネイチャーガイドとして、隠れている自然の扉を開いて見せてくれるのです。

 

沖縄本島以外に、世界最大の蛾「ヨナグニサン」の産地、与那国島や西表(イリオモテ)島などの八重山諸島にも触れています。西表島は、「イリオモテヤマネコ」や飛べない鳥の「ヤンバルクイナ」で有名ですね。学生の頃に、西表島を8時間かけて縦断した私は、ヤマビルに血を吸われ、姫ハブを踏みそうになりました。もし、また行くことがあれば、西表島のジャングルの中で「ヤエヤマセマルハコガメ」という、ジャングルに生息するリクガメを見つけたいですね。イリオモテヤマネコやヤンバルクイナよりは、見つける確率は高いそうです。

 

また、ゲッチョ先生こと著者の盛口さんのイラストがめっぽう上手で、写真以上に引き込まれてしまうのです。

 

こんな本を子どもたちに、さりげなく与えたいですね。探検家へのきっかけになるかもしれませんよ。(笑)

2021年

8月

25日

子どもたちが感じる「東京パラリンピック」

今日の連絡ノートの6歳女の子の発言です。「ママ・・・自分の体のことどう思う?」という子どもの質問に対して、「そうだね。ママは少し太っているからダイエットしないといけないね」と答えるママ。当然「そうだよ。もっと痩せないと!」という反応があるかと思いきや、「いや、上には上があるからねぇ~」と、何とも不可解なフォローコメントがあったそうです。思わず、笑ってしまいました。(笑)

 

さて、本日登園した小学生の卒園児・・・昨日の東京パラリンピックの開会式では、「日本選手が登場するまで起きている」と言ったものの、直前で寝てしまったようです。しかし、開会式を見ていた多くの子どもたちは、オリンピックの開会式とは違う光景を目の当たりにして、逆に目が釘付けになったのではないでしょうか。

 

「どうして、車椅子に乗っているの?」「どうして手がないの?」「どうして、杖を持っているの?」「どうしてサングラスをかけているの?」「どうして、大人なのに背が低いの?」・・・そうです。子どもなりに、「なんか違うぞ・・・」と感じたのです。

 

実は、今から57年前の1964東京オリンピックの時には、すでにパラリンピックも行われていました。現代とは時代背景が違うので、私たち日本人がどのように受け止めていたのかも気になります。まだ「多様性を認める社会」ではなかったことは、間違いないですね。

 

子どもたちの開会式の感想とは違って、私たち大人の意見は、当然まちまちです。オリンピックの時には、「コロナ禍では中止すべきだ!」という意見が出ましたが、パラリンピックでは、中止の声はあまり聞こえてきませんでした。

 

「中止を」と声を上げることで、「この人は、障がい者差別をしているのでは」と見られることを恐れる気持ちが働いたのだ。という意見もあれば、その気持ち自体が、障がい者

を特別視する気持ちにつながっているという意見もあります。

 

違った視点では、「オリンピックとパラリンピックは、同じ期間で行われるべきだ」という意見が出てきました。さまざまな競技が「体重別」「男女別」などのカテゴリーに分かれて行われているのに、健常者と障がい者だけは、大会自体が分かれてしまうのは「その必然性は何だろう?」という意見です。スケートボードや自転車という用具を使うスポーツはオリンピックで、車椅子になるとパラリンピックになるのは不思議だという意見もあります。

 

これらは、今後のパラリンピックが抱える課題ですが、今日は、子どもたちの視点で考えます。

 

東京で開催されたからこそ、開会式をしっかりと見る子どもたちが多かったと思います。そして、各国の選手入場で見た、「違う」という感覚も初めてだったかもしれません。今日から競技がスタートして、パラアスリートの活躍を目の当たりにして、子どもたちがどう感じるのか・・・私たち大人は、見守っていきたいですね。子どもから質問されても、模範的な回答は不要です。「多様性を受け入れようね」なんて言っても、小さい子どもは理解できません。親として、大人として、素直な意見を子どもに伝えればいいのです。あとは、子どもたちが考えればいいのです。

2021年

8月

24日

しごとコンビニ

今日は屋上プールができました。白い発泡スチロールの箱が置いてあると、その中に氷とスイカが入っていることを知っている子どもたちは、「えんちょうせんせい。いつスイカ食べるの?早く氷で遊びたい!」と催促します。

 

そして、今日も子どもたちはスイカを食べました。今年は、種から育てた小玉スイカが中心でしたが、ざっと20個は収穫しました。甘くて美味しいものから、少し早くて甘みが足りないものに、熟しすぎたものまで、色々ありましたが、プールの合間で食べるスイカは、子どもたちには、すべて「おいしい!」となったようです。今年は、カラスに食べられることもなかったですね。屋上プールも、今シーズンはあと2回ですので、大いに楽しみます。

 

さて、「しごとコンビニ」というシステムをご存知ですか。

 

北海道、旭川空港から車で15分ほどの所にある東川町。ハーブの一種、ローズマリーの畑で、二人の男性が黙々と雑草を抜いています。二人は「しごとコンビニ」でこの仕事を見つけました。1人は、飲食店で働いていましたが、コロナ禍で失業し仕事が見つかるまでと考え登録、もう一人は知人に誘われて登録し、この日が初めての仕事だったそうです。

 

「しごとコンビニ」は、空いた時間にできる範囲で仕事をしたい・・・といった人に登録してもらい、地元の仕事を紹介するという仕組みです。地域住民の能力アップにつなげつつ、地方創生にも役立つ仕組みです。

 

「しごとコンビニ」の発祥は、岡山県奈義町で2017年に始まりました。働きたい人に登録してもらい、事務局が依頼を受けた仕事を、登録者に請け負ってもらいます。「子どもがいるので短い時間しか働けない」「簡単な作業しかできない」といった要望に応えるため、業務内容を分けたり、勤務時間を区切ったりと、仕事を分解してから登録者に発注するのが特徴です。

 

コンビニで商品を選ぶように、できる仕事を選んでもらうイメージですね。

 

北海道の東川町では、マスク作成の仕事を「裁断」「縫製」「検品」と3つの工程に分けて発注。縫製ができなくても、裁断や検品ならできるといった人にも募集をかけたことで、より多くの人に働いてもらうことができたといいます。

 

登録者のスキルアップにも力を入れています。定期的に面談を実施し、パソコン講座や研修も実施しているそうです。身につけた能力を仕事につなげているようです。

 

東川町の登録者数は7月末で242人で、女性が7割。年齢別では、40歳代が26%と最も多いそうです。子どもが小学生になって、短い時間に無理なく働く・・・というイメージですね。

 

地方の問題の一つは、「自分の時間に合わせた仕事がない」です。この「しごとコンビニ」は、そんな地方の問題を解決する有効的な取り組みと言えますね。

2021年

8月

23日

希少自然素材

今日は、朝から雷雨となり、タイミング悪く登園した園児は、びしょ濡れになってしまいました。雨は上がりましたが、プールはお休みして、通常の屋上遊びです。そして、今日もまた、自転車に乗れた園児が一人。何と2歳の男の子です。2歳10か月という、ホワイトきゃんばす歴代2位の大記録です。

 

保育園にある一番小さな12インチサイズでも、足がギリギリ届く感じで、それでも、走り始めると、ずっと止まらないでペダルをこぎます。自転車免許証を手にした時の笑顔は最高でした。彼の頑張りの陰には、ママの頑張りもありました。広い公園で、しっかりと親子での練習の日々があったのです。どうですか・・・2歳10カ月で自転車ですよ。凄いですね。

 

さて、7月のサマーキャンプで、年長園児は「和紙作り体験」をしました。和紙は、「こうぞ」という木が原料です。細長く、棒状の木ですが、これを沸騰した湯に入れるなどして、ほぐします。地域によって、木の皮をつけたままであったり、皮をはいで使う場合もあります。

 

水に溶けた「こうぞ」のつなぎとして使われるのが、「トロロアオイ」という植物です。埼玉県小川町は、「細川紙(ほそかわし)」で有名ですが、全国各地の和紙産地から、この「トロロアオイ」の需要は絶えません。和紙作りに使うのは、「トロロアオイ」の根の部分です。

 

「トロロアオイ」は、オクラに似た葉の形をしています。根を十分に生育させるには、炎天下の夏の間の芽かきなどの作業が欠かせません。和紙に使用するので、除草剤が使えず、手作業での草むしりが必要になります。栽培自体も難しい農作物にもかかわらず、労働量に見合う収入が得られないこともあり、後継者が途絶え、現在の生産農家は、日本全国で、たった7軒だそうです。

 

絵画などの芸術作品は、時間の経過とともに劣化します。その補修には、高質な和紙が使われ、「こうぞ」や「トロロアオイ」といった自然素材が必要になるのですが、供給がままならないのです。「麻糸」「真綿」「夜光貝」などの自然素材も、今後、供給量が激減することが危惧されています。

 

文化庁は、来年度から「文化財の匠(たくみ)プロジェクト」の取り組みを始めるそうです。原材料確保の問題だけでなく、職人の育成にも力を入れます。

 

現在、日本の伝統文化を守るための優れた技術を持つ「選定保存技術」の保持者は53人いるそうです。しかし、平均年齢は73歳です。

 

サマーキャンプで訪れた「和紙の里」には、「紙すきの文化を守りたい」という20歳代の若者と話ができました。彼は、生まれ育ったこの土地に恩返しがしたいといいます。日本の伝統文化を守り、継承していくには、若い力が必要であることは言うまでもありません。どうすれば、若者が「自分が引き継ぐ!」と言ってくれるのか・・・これは、人ごとではありませんね。

2021年

8月

22日

五輪が残したレガシー(遺産)

昨日のブログで「たら・れば」を考えると・・・の続きで、2019年のNHK大河ドラマは、「いだてん」でした。オリンピックに初めて日本選手が参加したのが、1912年のストックホルム大会です。私もその一人でしたが、多くの人が、大河ドラマでマラソンの金栗四三選手と短距離の三島弥彦選手を知りました。

 

金栗選手が使用した足袋のシューズや、三島選手が着用したユニホームが、今でもレガシーとして見ることができるそうです。現代人の目には、ひどく質素に映る用具です。今から100年以上前に、これらを携えて遠い北欧に赴き、初めて世界の壁にぶち当たるのです。ドラマの中で、三島選手が「短距離で日本人がメダルを獲得するには100年かかる」と言っていましたが、100年後も100メートル走でのメダリストは誕生していませんね。

 

1964年の東京オリンピックが残したものは、高度経済社会への加速化で、日本が経済大国として世界の列国と肩を並べるきっかけになりました。

 

そして、東京オリンピック2020が残したものは・・・選手や各国首脳は多くの賛辞を寄せました。選手は「オリンピックを開催していただき、ありがとう」と。政治家は「困難なタイミングでよくぞ開催につなげた日本は凄い」と。

 

気になるのは、利害関係のない普通の人々です。マスメディアでは、「オリンピックに無関心」のような報道もありましたが、SNSでは、様々な国の人々が日本への感謝を書いていました。

 

「困難な時期に開催してくれてありがとう」「五輪は暗い時代の光だった」「コロナのことを忘れてリラックスできた」「この時期に開催国だったのは、東京には不運だけど、世界にとっては幸運だった」

 

この五輪によって、日本に感謝と信頼を抱いた人が世界各地にいることも、ひとつのレガシーかもしれませんね。東京オリンピック2020が、「世界に何をもたらしたか」という視点で、パラリンピックが終わってから、じっくりと考えてみたいですね。

2021年

8月

21日

東京五輪 学校が費やした時間

今日は土曜日なので、卒園児の小学生が登園します。9月に予定していた、林間学校が延期になったようです。何とか、世の中が落ち着いて、必ず、林間学校が実行できるように願いたいですね。

 

さて、昨年からずっと、学校現場は、多くの困難に時間を費やしてきました。先日閉幕した東京五輪でも、「もし・・・コロナがなくて普通通りに行われていたら・・・」

 

東京五輪に「たら・れば」を言ったところで、空しいだけかもしれませんが、世界の国々から多くの人たちが、東京や日本を訪れて、さらに世界に向けて、日本の文化や素晴らしい取組みを発信できていたのに・・・

 

私の大学時代の仲間の一人は、ソフトボール・野球など、多くの競技のチケットを購入していました。大げさですが、残りの人生を考えて、大切な時間を体験するつもりでした。それが、無観客試合となったことで、ただの紙切れになってしまったのです。(もちろん払い戻しはありますが・・・)オリンピックに反対の立場を取っていたマスメディアが、オリンピックが始まると、手のひらを返したように、選手たちの活躍を賞賛します。そこには、視聴率やスポンサーという利害関係が発生するので、やむないところですが、彼は火の玉のごとく怒りまくっています。その気持ちが、よくわかります。

 

学校現場も、同じようなことが起こっていました。何年も前から「オリンピック・パラリンピック教育」が行われていました。子どもたちにとっても一生に一度経験できるかどうかの貴重な機会、各学校が応援する国も決まっていて、普段なじみのない国旗を飾ったり、総合的な学習の時間を使って調べたり・・・用意は万端のはずだったのです。

 

学校の連携観戦が、のきなみ中止となったことは、知られていますが、もっと多くのことに、子どもたちは関わっていたのです。

 

今は、空しい気持ちが大きいかもしれませんが、知らない国のことを学んだことは、ずっと残りますね。いつか、その国を訪れたとしたら・・・ただの観光とは違った素敵な経験ができるはずです。

 

子どもたちが取組んだことを、私たち大人はしっかりと見守っていきたいですね。努力は、必ず報われないと・・・

2021年

8月

20日

相談できない国「日本」

寺子屋園児が毎週金曜日に行っている体操教室。コーチの一人の女性コーチが、本日でお別れとなりました。今日、鉄棒の逆上がりを成功させた年長男子・・・これで、3人目の成功です。女性コーチへのプレゼントといった感じです。

 

退職の理由は、「お嫁さんになるから」です。体操コーチという仕事柄、妊娠・出産のことを考えてのことでしょうが、今の時代、結婚退職というパターンは、むしろ珍しいのかもしれませんね。まぁ、人生いろいろですし、自分の人生は自分で決めるものですので、末永くお幸せでいてください。○○先生、長い間ありがとうございました。

 

さて、現在のコロナ禍では、若者にとってもつらい日々が続いていますが、コロナだけでなく、困り事や悩みは誰かに相談することが大事ですね。ところが、日本の若者の場合、「誰にも相談しない」という回答が多いというデータがあります。

 

平成30年の内閣府のデータによると、「悩みがあっても誰にも相談しない」が13~15歳で15%近くまであり、年齢とともに上がっていきます。25~29歳では、25%以上という数字になっています。

 

同じアジアの韓国でも、15%以下になっており、アメリカやスウェーデンなどは、年齢が上がっても数字は変わらず、10%以下です。

 

日本が、他国と比較して明らかに異常値なのは、恥の文化が強く、「人に迷惑を掛けるな」と言い聞かされて育ってきて、年齢が上がると「いい大人が人を頼るな」と一蹴されるようなところがあるからかもしれません。

 

私も、若い頃、仕事では痛い目にあいました。少しのミスを、自己責任と感じて、先輩や上司に報告しないで、自分で解決しようとしたのです。まだ、社会人になったばかりの私には、仕事のスキルも乏しく、結果、まわりの部署を巻き込む、大チョンボになってしまったのです。仕事は組織で対応することの重要性を学んだ次第です。

 

ところが、個人的な問題となると、自分の胸にしまい込んだままの若者が多いのです。「相談する」と答えた人も、「誰に相談するか?」を問うてみると、他国と比較して親や教師は少なく、代りに「友人」という回答が多いのです。

 

「親や先生に話しても説教をされるだけ・・・状況はかえって悪化する」と思っているのかもしれませんね。

 

ただし、「先生や親に相談できるようにするには・・・」と解決策を考えても、なかなか上手くいきませんね。「なんで、お母さんに相談してくれないの!?」と、子どもを責め立てれば逆効果です。我が子が、学校以外の居場所を作るるように意識し、そこにいる第三者の大人とのかかわりを大事にすることもありです。

 

はい。保育園の先生たちもそんな立場です。卒園児の小学生の相談役になっています。

2021年

8月

19日

博士が高校教員へ

昨日は、プールの途中で大雨中断となってしまいましたが、今日は、お日様の下でプール遊びを楽しみました。新調した大プールは、長さが4メートル近くあり、子どもたちも「長~い・大き~い」と大喜びです。寺子屋園児が横一列に並んで、バタアシの練習をしました。力任せに足をバタバタさせるので、凄まじい水しぶきです。残りのプール期間、しっかりと水泳の基本を教えようと思います。

 

さて、多くの大学は、大学院生を増やし、専門分野での研究員を強化する傾向にあると聞いています。しかし、大学側では、助教授などのポストが増えているわけではありません。こうなると、若手研究員が就職難に陥っているそうです。

 

静岡県立浜松西高校2年の「物理基礎」の時間です。鳥井教諭は、「地球上の70億人が一斉にジャンプしたら地球はどうなる?」と生徒に問いかけました。

 

「地球に穴が開く」「大地震が起きる」など、生徒たちからは様々な意見が上がったそうですが、鳥井教諭は、1万5000人が参加したイギリスの実験動画を見せ、「ごく小さな地震が起きる」と答えを告げます。この日の授業のテーマは「位置エネルギー」です。

 

鳥井教諭は、東京大学の研究員でした。しかし、就職先が見つからず、やむなく転身を決意。静岡県教育委員会が行う博士号取得者向けの教員採用試験に2014年に合格しました。アニメーションや板書を駆使し「わかる授業」を追求します。生徒は、「授業で物理が楽しくなった。大学でも勉強したい」と話します。

 

また、東北大学の研究員から秋田県立秋田高校の教員になった遠藤教諭は、休眠状態だった生物部を再開させ、高校生向けに研究費用を助成する団体を探し出し、実験器具の購入費などを工面します。生徒たちが取組んだ研究が、東京で開かれたコンテストで最優秀賞に輝くなど、生徒たちの研究熱を引き出します。

 

遠藤教諭は「研究の世界だけでなく、世の中の様々な分野で、自分で考え、実行していける能力が重視される。生徒には、研究を通じて、その力を身につけていってほしい」と語ります。

 

どうですか・・・昨今、民間企業出身者の教員が増えていますが、博士先生も高校などの教育現場で活躍しているようです。「多様な人材」学校には必要ですね。

2021年

8月

18日

日本一過酷な山岳レース

今日登園した卒園児、小学校3年女子と1年男子の姉弟・・・いつものように、成績表を見せてもらいます。園長のセリフは、「○○頑張ったなぁ~」しかないのですが、担任でも親でもない大人から、何かしら言葉をもらえるのは、うれしいようです。いつのまにか、ホワイトきゃんばすでは、卒園児が登園する時の習慣になっています。

 

7月10日にナイトツアーを行って、雷雨の中ホタルを見たのですが、この姉と弟は、翌週に、北本自然観察公園を訪れて、再度ホタル見学をしたそうです。天気も良く、それはそれは、イルミネーションのようで、水面(みなも)に蛍の光が輝いていたそうです。来年は、そんなナイトツアーにしたいですね。

 

さて、日本一過酷な山岳レースをご存知ですか。「トランスジャパンアルプスレース(TJAR)」というレースです。富山湾に流れ出る早月口河口をスタートし、日本アルプスを越えて、静岡県の大浜海岸まで・・・舗装路217㌔・登山道198㌔の総距離415㌔を制限時間8日間(192時間)で駆け抜けるレースです。まさに、日本を縦断するレースです。

 

マラソンやトレイルランニングのレースと違って、コース案内も救援所もありません。コンビニなどの買い物は自由ですが、宿泊は簡易テントなどを使った野営のみです。安全対策もトラブル対応も全て自己完結が求められるレースです。

 

選手にもよりますが、3時間程度の睡眠で行動し続ける人もいるようで、ゴールする頃には、足裏の皮はふやけてボロボロになり、マメは潰れ、歩くこともままならない。ときに幻覚を見ることさえあるそうです。

 

参加者は30人の枠に100人以上が申し込みます。応募には、十分な登山経験のほかにフルマラソン3時間20分以内といった厳しい条件があるそうです。2年に1度のペースで行われ、今年で10回目になります。完走者は延べ124人、最高齢は58歳です。女性は今までに4人が完走しています。女性の優勝者もあるそうです。

 

「TJARは自分の限界を突き詰められる場です。自分のすべてをさらけ出さなければ完走できないけど、自分がこれだけできるんだという可能性もはっきりと感じられる。それこそがこのレースの最大の魅力です」と参加者は言います。

 

どうですか・・・ロマンがありますね。今年は、8月8日にスタートの予定でしたが、天候不良で中止になり、アスリートたちの無念が伝わってきます。来年こそは、その姿を見てみたいものですね。はい。挑戦する気持ちはまったくありませんが。(笑)

2021年

8月

17日

電車ゃ輸送で食品ロス減

お盆休み明けの保育園・・・保護者の連絡ノートのコメントを読むと、「明日は保育園?と、保育園に行きたくてたまらない我が子でした」と「昨夜は、明日は保育園に行きたくないと、ずっと言ってました」と二つに分かれます。しかし、保育園に入れば、行きたくないグループの園児も、いつも通り日常の姿に戻りました。

 

今日の寺子屋は、「夏休みの思い出」ということで、ビデオに向かって、一人一人お話をしてもらいました。

 

「おばあちゃんのおうちに行ってきた」「○○ちゃんのおうちに遊びに行った」「ママに○○を買ってもらってうれしかった」「友だちと横浜へ泊りに行って、いろいろな事をして本当に楽しかった」「おうちでパパとママといっぱい遊んだ」「○○を食べておいしかった」などなど、たくさんの話を聞けました。

 

年長園児は、ビデオに向かって話すのは慣れていますが、年中園児もしっかりと話せました。驚いたのは、年少園児もほぼ全員、ビデオに向かって語ることができたのです。寺子屋園児になって、5カ月目・・・先輩たちの姿を見ながら、しっかりと成長をしています。うれしいですね。

 

さて、今日は埼玉県内を走る「東武東上線」で行われている素敵な話です。東武鉄道とフードシェアリング事業を行う「コークッキング」などが、東松山市などの農産物直売所で売れ残った野菜を東武東上線で運び、池袋駅で廉価販売をする取り組みを始めました。

 

目的は食品ロス低減です。東松山市、大東文化大、JA埼玉中央も協力し、毎週月、水、金曜日に、東松山市や嵐山町など5市町の直売所で夕方まで売れ残った野菜を、コークッキングが買い取り、森林公園駅から池袋駅まで電車で輸送。午後6時半ごろから、池袋駅南口改札前で学生らが詰め合わせた野菜を1袋500円で販売しているそうです。

 

3月と6~7月に事業の実用化に向けた実証実験を行い、約1か月半で、野菜は連日完売し、約4トンの食品ロスを削減したそうです。そして、8月2日から本格運用が始まりました。

 

コークッキングの川越社長は「食品ロス削減だけでなく、食べ物を無駄にしない意識改革にもつなげていきたい」と話します。

 

普通に考えても、この事業で、大きな利益が出るとは考えにくいですね。まさに、この事業の意義を、駅のコンコースを歩く人を含めた消費者、関係者、そして、この取り組みを取り上げるマスメディアを通じて、世の中に広まっていけばうれしいですね。

2021年

8月

16日

宇宙のしくみ⑥ 国際宇宙ステーション

宇宙のしくみについては、興味あることが、まだまだ山ほどありますが、とりあえず、今日が最終回です。よくテレビで、「国際宇宙ステーション(ISS)から、宇宙飛行士の○○さんと中継がつながっています・・・」というシーンを見ることがありますね。

 

この国際宇宙ステーション(ISS)は、アメリカ・ロシア・ヨーロッパ・カナダ・日本が共同で建設した実験施設です。1998年から建設が開始され、2000年11月から宇宙飛行士が滞在しています。ISSは約400㎞上空を、1周に約90分かけて地球のまわりを回っています。質量は約420トン、サイズはサッカーコートと同じくらいです。どうですか、少しはピーンときましたか?

 

ISSには4つの実験室と、宇宙飛行士が食事をしたりシャワーを浴びたりするための居住スペースがあり、最大6人まで生活することができます。ISSでは各国が、地球や天体観測に加えて、宇宙空間という特殊な環境を利用した実験・研究などを行っています。

 

日本は、「きぼう」と呼ぶ実験棟をもち、薬品の開発研究や宇宙環境が人や生物に与える影響を調べる研究などを行っています。

 

さて、ISSに長期滞在したらヒトの体はどうなるか?想像できますか。ISSは、体重がゼロになる無重力の環境です。地上に暮らしているとき体重60キロの人は、歩いたり走ったりするときに、常に60キロの重さを全身の筋肉や骨を使って運ばなければなりません。血液などの体液も重力で下半身の方に引っ張られるため、心臓や血管は重力に負けずに全身に血液を送り出します。

 

私たちは、日常生活の中で、無意識のうちに血液をくまなく循環させ、運動をして、筋肉や骨の量が減らないようにしているのです。ところが、ISSでは体重がゼロになるので、筋肉や骨をわずかな力で動かすことができます。よって、筋肉はすぐに衰えて、骨ももろくなります。

 

そんな環境ですので、宇宙飛行士は、ISSの中で、運動器具を使って毎日トレーニングをしています。それでも、半年ほどISSに滞在した後に地上に戻ると、誰かに体を支えてもらわないと立ったり歩いたりできずに、1か月以上にわたってリハビリを行います。

 

どうですか・・・宇宙飛行士は、かなり過酷な環境で活動をしているのがわかりますね。

 

さて、地球のまわりには、どれくらいの人工衛星が回っているかわかりますか。約5800機が地球の軌道上を回っています。テレビの衛星放送は、約3万6000キロ上空にある「通信衛星」を中継基地にして、家庭に電波を送り届けています。

 

「気象衛星」も約3万6000キロ上空にあり、地球を一望できるところから広い地域の雲の動きや地上の温度などを観測するので、正確な天気予報が可能になったのです。

 

カーナビやスマホの道案内は、GPSなどの「測位衛星」が使われ、森林の様子や地上、海上の気温などを観測する「地球観測衛星」、宇宙から天体を観測する「科学衛星」、他国の様子を探る「スパイ衛星」など、様々な目的のものがあります。

 

宇宙のしくみを考えると、私たちが知らない事ばかりで、夢がどんどん広がっていきますね。サマーキャンプの夜に天体観測をした子どもたちにとっては、このワクワクドキドキ体験をきっかけにして、果てしない宇宙に興味を持ってくれるとうれしいですね。

 

お盆期間は、日本各地で大雨による被害が続きました。広大な宇宙の太陽系の中にあるのが地球です。地球環境についても、子どもたちと一緒に考えていかないといけませんね。

2021年

8月

15日

宇宙のしくみ⑤ お月様

サマーキャンプで天体観測をした夜は、ちょうど満月でした。天体望遠鏡で見た土星は、満月の左側にあるとのことでしたが、満月は、はっきりと肉眼で見えます。○○光年といった、はるか遠い場所に月があるのではなく、約38万キロの場所で、新幹線のぞみ号なら、53日で到着します。(普通に考えれば遠いですが・・・)

 

天体望遠鏡では、さらにはっきりと満月を見ることができました。小川げんきプラザの石井さんが「うさぎがいるから探してごらん」なんて言うものだから、子どもたちの妄想が膨らみます。「うさぎが、お餅をついて、おいしそうに食べている」と・・・(笑)

 

子どもたちが、うさぎに見えたのは、月に衝突した微惑星によってできたクレーターが表面にたくさんあるので、そう見えるです。そして、月面は真空です。音も聞こえないし、風も吹きません。地球のように空気があって、雲が雨を降らせることはなく、大気は宇宙空間へ逃げてしまったのでありません。

 

そのせいで、太陽光のあたるところは、温度が100℃以上になり、日かげでは-170℃ぐらいまでになります。温度差270℃なんて、地球では想像できませんね。

 

太陽のまわりを回る惑星が「地球」ですが、その地球のまわりを回る衛星が「月」です。月と地球は、お互いに引力によって引き合っています。潮の満ち引きは、月の引力によって起こります。月が誕生した約45億年前は、地球と月の距離は約2万4000キロでしたが、月は地球から年間3.8センチずつ遠ざかっているそうです。

 

1969年にアポロ11号で、人類が初めて月面に立ちました。その後1972年のアポロ17号以降、人が月に降り立つことはありません。宇宙開発が進んだ現代において、どうして50年も人は月に行かないのか?不思議に思いませんか。私もそう思っていました。

 

その理由は、2つあるようです。1つ目は、「金がかかる」ことです。アメリカのアポロ計画には、約50万人がかかわり、現在のお金に換算すると、60~90兆円に費用です。もちろん、現代の技術なら費用は抑えられるかもしれませんが、2つ目の理由として、「行く必要がない」からです。つまり、それだけの費用をかけても、見返りがな

いのです。かつては、アメリカとソ連が、宇宙開発を競っていた時代で、月に行くこと自体に価値があったのです。

 

今後は、国レベルではなく、民間レベルで「月旅行」という需要にシフトするかもしれませんね。そして、月に「宇宙ステーション」を作り、近い未来には、月移住という計画が進むようなら考えられるかもしれません。

 

でも、100℃から-170℃の環境です。かぐや姫も現実には住むことはできませんね。私は、「お月見」で、眺めるているだけで十分ですが・・・(笑)

2021年

8月

14日

宇宙のしくみ④ コペルニクス

今から500年ほど前までは、地球が宇宙の中心で、他の天体がそのまわりを回る「天動説」の考えが主流でした。地球のまわりを太陽が回っているという考えです。

 

ポーランドの天文学者「ニコラウス・コペルニクス」は、その宇宙観に疑問を持ち、太陽を中心に、地球や惑星がそのまわりを回る「地動説」を唱えた人物です。

 

コペルニクスは3つの大学で神学、医学、天文学などを学び、聖職者・医者の職につきます。フロムボルグという町では、教会の仕事のほか、財務の監督、侵略者に対する戦闘指揮など、行政官の仕事までこなしつつ、夜間は、聖堂の塔にのぼり、天体観測を行っていたそうです。まさに、マルチな天文学者ですね。

 

コペルニクスは、天体観測から、天動説では説明のつかない惑星の動きに気がついて、地動説の構想をまとめはしたものの、発表は控えていました。「どうだ!これが私の考えだ。凄いだろ・・・」といった性格ではなく、才能はあるけど、控えめな人だったのかもしれませんね。

 

しかし、口コミでコペルニクスの地動説は評判となり、周囲の強い勧めから発表を決意します。1543年、コペルニクスが70歳の時に地動説の論文をまとめまた『天球の回転』を発行したのです。そのできあがった本を手にして、コペルニクスは息を引き取ったともいわれています。

 

コペルニクスは、2000年近く信じられていた価値観を一変させました。後に、ドイツの哲学者カントは、このように、価値観を180度変えてしまうようなことを「コペルニクス的転回」と名付けています。

 

私が中学時代の「倫理・社会」の先生が、やたら、この「コペルニクス的転回」という言葉を使ったので、私も、よく使ったものです。ただし、些細な発見でも「コペルニクス的転回」と言っていたので、困ったものです。(笑)

 

宇宙のしくみの大きな転機となった「地動説」を唱えた人物「ニコラウス・コペルニクス」と「コペルニクス的転回」という言葉・・・覚えておきましょう。

2021年

8月

13日

宇宙のしくみ③ 太陽

お盆は、全国で大雨となってしまいました。さいたま市も朝からシトシトと雨が降り、久しぶりに冷房をかけないで過ごしています。

 

さて、今日は「太陽」についての話です。太陽系の惑星である地球は、太陽がなければ、私たち人間や生き物たちは生きていけませんね。

 

そもそも、太陽は、約46億年前に生まれたと言われてます。その時に、太陽にならなかった、余った物質が地球などの惑星になったようです。地球から1億4960万㎞も離れているのに、どうして、その光が地球に影響するのか・・・太陽は、ずっと燃え続けています。わかり易く言えば、太陽の中心部で核融合反応が起こり続けているのです。

 

このエネルギーの量が、半端ありません。1秒間に1京トン(1兆トンの1万倍)の石油を燃やした時に得られるエネルギーに相当します。よって、正確には、太陽は燃えているのではなく、エネルギーを熱と光として外へ放出しているのです。中心音度は1500万℃になっているとのことですが、ピンときませんね。

 

地球の平均気温は約15℃です。この温度は、太陽の熱によるもので、ちょうど人類が暮らせる暑さになっています。太陽が生まれた46億年前に比べて、現在は、約30%明るくなっていて、この後も1億年に1%ずつ明るくなると言われています。

 

ある研究によると、1.5億年後に太陽が1.5%明るくなると、地球の表面温度は67℃となり、海の生物や微生物しか生きられない状態になるそうです。もちろん、この頃には、人類の文明も想像できないくらい進んでいるでしょうから、宇宙船に乗って、宇宙への移住も当たり前になっているのかもしれませんね。

 

さて、46億年も燃え続けた太陽にも、寿命があるようです。もちろん、私たちや子どもたちや孫たちの世代には影響はありません。およそ55億年後、太陽の中心部の水素は使い果たされると考えられています。水素がなくなると、中心部での核融合は終わります。

 

この時、地球はどうなるのか・・・色々な説が考えられるようですが、55億年先のことなので、夢やロマンをはるかに逸脱していますね。

 

ともあれ、「太陽」のおかげで、私たちは生きていて、日本に住んでいるおかげで、四季を感じることができるのです。

2021年

8月

12日

宇宙のしくみ② 地球から星までの距離

サマーキャンプでは、子どもたちはプラネタリウムを体験したのですが、ここでも、小川げんきプラザの石井さんが解説をしてくれました。子どもたちは、ほとんど初めてのプラネタリウムだったのですが、大人の私は、過去に何十回も見ていたにもかかわらず、初めての「そうだ!」の発見がありました。

 

お恥ずかしいことに、よく考えれば当たり前のことです。夜空に見える星座は、地球からは同じような距離に輝いていると漠然と思っていた私・・・実は、夜空の星座は、見かけ上の形にすぎなくて、地球からの距離は、バラバラなのです。

 

誰もがよく見る「オリオン座」なら、3つ並ぶ真ん中の星が、地球から1977光年と一番遠くて、四角形の右上の星が252光年と一番近くにあります。1光年は、この世で一番速い「光」が1年間で進む距離です。

 

光の速さは、とてつもない数値です。約30万キロで、1秒間に地球を7周半まわる早さです。オリオン座では、最も遠い星と近い星の差が、1725光年もあるので、地球からは、並んだ7つの星が、実は、見せかけで、はるか離れた場所にあるというわけです。

 

夢がなくなってしまいますが、わし座のアルタイル(七夕のひこ星)は、地球から17光年の位置にあります。こと座のベガ(七夕のおりひめ星)は、25光年離れています。つまり、彦星と織姫の距離は8光年も離れているのです。1年に1度7月7日にだけ会うことが許された二人ですが、その距離は、光の速さでさえ8年もかかるのです。七夕物語は、理論的には、あり得ないのです。

 

夜空で、肉眼で目に見える最も遠い恒星(太陽のように自分で光を出している星)は、2200光年ほどの距離とされています。つまり、夜空の星は、今から2200年前に発した光を私たちが見ているという計算です。紀元前の光を見ていることになりますね。

 

天文学を専攻していた、小川げんきプラザの石井さんは、UFOも宇宙人も科学的には信じません。つまり、はるかかなたの宇宙に、地球と同じような生命体が住んでいたとしても、それが、地球よりも進んだ文明を持っていたとしても、そんな、とてつもない遠い場所から、地球にやって来ることなど不可能だろう・・・と。テレビで見る「UFO」も「宇宙人」も、仮に宇宙船に乗ってやってきたとしても、何百年、何千年前に、自分の星を飛び立ち、地球に偶然到着したなんて・・・可能性としては、ゼロに近いと石井さんは言います。

 

専門知識がある人は、意外に冷静に考えることができるのかもしれません。素人の私は、地球よりもはるかに進んだ文明を持つ星から、「UFO」でワープ(時間空間を超えて)して、「宇宙人」が地球にやってきたんだ。と夢とロマンを追いかけるのです。(笑)

2021年

8月

11日

宇宙のしくみ① 土星を見たぞ!

この夏のサマーキャンプは、天気に恵まれ、夜は天体観測をすることができました。宿泊した小川げんきプラザで、保育園ホワイトきゃんばすを担当していただいた、石井さんは、大学では天文学が専門だったそうです。そんな、石井さんの解説で、子どもたちは、天体観測を楽しみました。そして、天体望遠鏡からは、「土星」を見ることができたのです。

 

私たちが住む地球は、太陽系の中にあり、太陽のまわりをまわっています。太陽から近い順で並べると、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星となり、太陽から火星までは比較的密集していますが、それ以降は、どんどん離れていきます。

 

太陽から地球までは1億4960万キロです。何だかピンときませんね。時速300キロの新幹線のぞみ号で、太陽を目指すと60年かかる計算です。人間の平均寿命よりは短いですが、やっぱり果てしない距離ですね。

 

天体観測で見た「土星」は、さらに離れたところにあります。地球からは、12億7980万キロも離れています。肉眼では見えないわけです。新幹線に乗ったら、487年もかかってしまいます。

 

天体望遠鏡から見える「土星」に、子どもたちは大興奮でした。「わっ!があるよ」と、初めて見る土星に、どよめきます。この大きなリングは、一枚の板のように見えますが、無数の細かいリングの集まりで、リングはおもに氷の粒ででいています。

 

土星のリングは、小惑星や彗星などの衝突でできたという考えが有力だそうで、土星の近くを飛んでいた天体が、土星の引力で引き付けられ、土星に衝突して砕け散り、この大量のかけらが土星の赤道面に集まって環(わ)になったようです。

 

地球は、24時間かけて一回転しますが、土星は10時間と速いので、まん丸に近い地球と違い、遠心力で10%ほど南北につぶれた形です。

 

まぁ~子どもたちには、うんちくではなく、本や写真では見たことがある「わのある土星」が、天体望遠鏡越しに見えていることに、わくわくドキドキです。宇宙というとてつもない謎に、興味を持った子どもたちでした。

 

このお盆休みは、「宇宙のしくみ」を専門的ではなくて、誰でもわかるように紹介します。お楽しみに。

2021年

8月

10日

音楽家になれる可能性

今日は、お盆休み前の保育園です。屋上プールには、いつも子どもたちと遊んでくれる5歳&3歳の兄妹のパパがボランティアで活躍してくれました。大型水鉄砲持参です。この気合に、子どもたちも大盛り上がりです。ファームのスイカを食べて、氷遊びもして、しっかりとプール遊びを満喫しました。

 

さて、先日お笑いコンビのネタで、小学校の担任が、「将来の夢は?何になりたい?」という子どもたちの作文を読み上げます。「僕は、宇宙飛行士になりたいです。なぜなら・・・」を読むと、「○○君が宇宙飛行士になるには、もっと勉強して、体も丈夫じゃなくちゃいけないし、それより、なれる確率は、0.0001%よりも低いので、無理です」と言って、その作文を丸めてごみ箱に捨てます。次々と、子どもたちの夢を、論理的に確率的に分析して、ダメだしするネタです。

 

「子どもの夢を何だと思っているんだ!」と怒る人もいるでしょうが、親としては、子どもの夢を冷静に判断し、的確なアドバイスをすることも必要です。

 

私は、「駅ピアノ・空港ピアノ・街角ピアノ」の番組が大好きで、わずか15分の番組ですが、ピアノの音色だけでなく、ピアノを弾く人たちの人生観に共感します。自分ができないので、憧れの気持ちも大きいのかもしれません。先日、おやじ仲間の旅先で、中央本線「小淵沢駅」に駅ピアノがあり、それをおもむろに20代ぐらいの男性が、弾き始めました。「これ・・・テレビのまんまだ!」と感動した次第です。

 

ここで、身もふたもない現実の話です。「将来、音楽家になりたいから音楽系の学校に行く」と子どもが言い張った時に・・・もちろん、我が子の才能や熱意によって、親の判断は違ってきますが、数字ではこうなります。

 

令和2年春の音楽家の大学の卒業生は3516人だそうで、そのうち、音楽家就職者は226人だったそうです。音大卒業者で、音楽家になれるのは6.4%・・・つまり16人に1人です。音楽の先生は、ここには含まれません。

 

どうですか・・・私の感覚では、意外に高いような気がします。これが、30歳まで追跡して、音楽の仕事で食べていける人は?になると、1%ぐらいになってしまうのかもしれません。

 

こう考えると、「音楽家になりたい」の夢は、親としては、バックアップできるかもしれません。お金の問題は別として・・・(笑)

 

もちろん、保育園の子どもたちには、どんなことでも「がんばれば、きっとなれる!」と言っています。数字的根拠は、中学生くらいからかな?

2021年

8月

09日

他者への「尊敬」と自身の「誇り」

昨日は、2回目のコロナウイルスワクチン接種を行いました。私のまわりのほとんどの人が、2回目接種の後に発熱しています。現在、接種後14時間が経過しましたが、平熱をキープしています。このまま、穏やかに過ごしたいと思っています。(笑)

 

さて、東京オリンピックが閉幕しました。昨夜の閉会式も最初から最後まで、しっかりと見届けました。世界の人たちが、様々なメッセージを自分なりに受け止めているのでしょうが、子どもたちが登場すると、なぜか気持ちが晴れやかになりますね。明日の世界を担う子どもたちへ・・・そして、東京オリンピックのアスリートたちの姿を見て、「自分もオリンピックで活躍したい」という子どもたちの夢につながるとうれしですね。

 

日本は、過去最高の金メダルとメダル合計数を記録したのですが、今回は、メダルの数だけでなく、大会中に選手たちが発した言葉にも多くの感銘を受けました。

 

一方、SNSの言葉は、容赦なく選手たちへの誹謗中傷につながっていきました。選手個人が、自由にSNSをアップする昨今、アスリートたちのメンタルをもズタズタにします。

 

そんな中で、柔道の大野選手の言葉が心に響きます。柔道は個人では金メダルラッシュで、混合団体では、圧勝の金メダルを期待されていた日本が、フランスに惨敗します。しかも、主将の大野選手の登場する前に、勝負が決してしまったのです。

 

大野選手は、まず勝者のフランスを「尊敬します」と讃え、さらに日本チームを「誇りに思います」と、無念と悔しさをぐっとこらえて、静かに語りました。

 

コロナ禍の東京五輪では、選手たちのメッセージの多くが、「オリンピックを開催していただいたことに感謝します」と語ります。そして、テレビで観戦する私たちは、そんなアスリートたちに「ありがとう」と素直に思う東京オリンピックだったと思います。

 

「尊敬」「誇り」「感謝」そして「ありがとう」・・・なんだか、私たち人間が、他の人たちと一緒に生きていくうえで、一番大切なことを教えてもらったような気がします。

 

世界に「ARIGATO」が、広がっていくことを祈りたいですね。

2021年

8月

08日

自尊心を満たす

昨夜の侍ジャパンの金メダルは、テレビで観戦する私たちも、ずっと緊張する展開でした。5戦全勝で金メダルを獲得したのに、すべての試合が接戦となり、楽な試合は一度もありませんでした。プロの選手たちが、金メダルしか許されないというプレッシャーの中で、チームワークで勝利する姿は、感動しかありません。稲葉監督の選手たちを信頼する姿勢も胸を打ちます。

 

13年ぶりの開催となったソフトボールと野球の両方で金メダルを獲得できたことで、子どもたちの夢に火がつくとうれしいですね。

 

さて、人間の習性をこんな言葉で表わした人がいます。「すべての人が他人に何かを求めている。誰もが相手に好意を求め、自分を受け入れて認めてほしいと思っている」

 

人間心理や習性の本質を提示しているといえますが、一人一人の性格は違っており、なかなか人間の習性を理解するのは難しいのでは・・・その疑問に「人間の習性はやっかいなものではなく、むしろ理にかなったものである。あなたはそれを知ると安心するに違いない」とも言います。

 

エンジンの修理をする職人が、そのエンジンのことをよく理解している場合とそうでない場合とでは、前者は自信にあふれ、後者は自信がなさそうな振る舞いとなり、この原理は何を扱うときにも当てはまると言います。

 

つまり、自尊心が満たされていない人は、他人に寛容な態度を取ることが難しく摩擦やトラブルを頻発させるのです。

 

私は、今まで、自尊心が高すぎると、相手を見下してしまって、人間関係がうまくいかないと思っていました。しかし、オリンピックのアスリートを見ていると、自尊心が満たされているからこそ、負けた相手へのリスペクトを素直に表現できるのだと確信しました。

 

「人間関係の極意とは、お互いの自尊心を満たすようなやり方で相手とかかわることだ。これこそが人とかかわって本当の成功と幸福を手に入れる唯一の方法である」と言います。

 

自尊心をしっかりと持つことが、コミュニケーションやリーダーシップには、大切であることをあらためて認識しました。

2021年

8月

07日

学校の自律性

関東地方には、台風が接近していますが、午前中は晴れ間もあって、屋上プールを楽しみました。スイカ割り&スイカ食べ放題です。食べ放題といっても、ファームで収穫した小玉スイカ2個分です。いつものことですが、赤い部分がなくなるまで、食べ尽くす園児がいます。「今日は屋上で楽しいことをやるよ~」と話すと、「スイカ割りでしょう」とすぐに当ててしまった6歳女の子・・・「だって、夏といえばスイカでしょ・・・」なんて言ってます。(笑)

 

さて、来年度から、特例で授業時間の配分が学校の裁量で決められるようになるそうです。ある教科の時間を減らし、その分を他の教科で上乗せができるようになります。捻出した時間で、教科の枠を超えた探究学習を行うこともできるのです。

 

教科課程のどこに重点を置くかは各学校によって違うので、一定水準の堅持を条件に、裁量権が学校に与えられるようになります。何事にも、中央集権的な日本の教育制度の中では、一歩前進ですね。

 

もともと、日本の学校の自律性は高くありません。教員人事の面で、それは際立っています。例えば、自校の教員の採用権を持つ学校は12%で、教員の初任給を決められる学校は5%しかありません。公立校は、教育委員会の管理の下で決められます。初任給は、22歳の新卒も30歳の中途採用も、スタートは一緒なのです。

 

これが、自律性が世界で一番高いオランダでは、教員の採用権も、初任給を決められる学校もほぼ100%です。オランダでは、教員の多くがパート雇用というのもあるようですが、行政と各学校のパワーバランスが大きく違いますね。

 

うちの学校や地域に関心がある人、○○分野に秀でた人など、求める教員象は学校によって異なるので、その学校に決定権を持たせるという、理にかなったやり方です。

 

日本のように、県などの自治体が任命し、同一給与で各学校に割り振る仕方だけでは、優秀な人材の採用も容易ではありません。これからは、授業内容だけでなく、多くの分野で各学校の裁量が認められるように変えていく必要があります。

 

スーパーマーケットで買い物をする場合だって、全国チェーン店では、セントラルバイヤー主導の商品構成で、どこの店も同じという印象が強いですね。やはり、お客様が「わくわくどきどき」するような買い物をしてもらうには、店ごとに裁量権を与えて、オリジナリティのある店舗作りが求められます。私も、そんな個性的な店で買い物をしたいですね。

2021年

8月

06日

頑張っている「聞こえない音」

今日の体操教室で、鉄棒の逆上がりに成功した6歳男の子は、「よっしゃー!」と大きな声を張り上げて、頑張った自分を鼓舞します。一方、同じように逆上がりに成功した6歳女の子は、声を上げることはありません。たぶん、心の中で「やった!」と思ったのでしょう。

 

オリンピックの競技では、金メダルを取った選手が喜びの声を上げて、負けた選手は、悔し涙の声を上げます。これらは、すべて「頑張っている音」です。学校でもたくさん聞こえてきます。「おはよう」「こんにちは」「さようなら」などのあいさつの声、授業では教科書を読む声、活発に発表する声、グループで話し合う声、音楽の歌声・・・まだまだたくさんありますが、これらは「聞こえる音」です。

 

一方、「頑張っている音」の中には、「聞こえない音」もあります。例えば・・・教室で一人一人が読書をしている読書タイム。授業中に一人一人が集中して考えている時もそうですね。時々、紙をめくったり鉛筆で文字を書いたりする音が、かすかに響きます。

 

どうですか・・・「頑張っている音」には、見なくてもわかる「聞こえる音」の他にも、一人一人が声を出さずに集中している時の「聞こえない音」だってあるのです。

 

オリンピックで、「聞こえない音」を探してみませんか。競技に入る前の集中する心の声は、選手たちにとっては、頑張っているけど「聞こえない音」ですね。

 

私たちは、耳にすることができる「聞こええる音」に、注目してしまいますが、「聞こえない音」を意識したことはあまりないですね。少し、視点を変えてみて「聞こえない音」に出合う楽しみを感じてみませんか。

2021年

8月

05日

「とん・こね・ジュ―」親子で料理

今日も暑いですね。屋上プールでは、昨日のスイカ割りに続いて、今日は、「氷遊び」をしました。クラッシュ氷を発泡スチロールの箱いっぱいに用意します。年長園児は、透明カップに氷を入れて、「かき氷屋さん」を演出していました。味は、ブルーハワイにイチゴ、メロン味があるようです。3歳女の子のパパママがボランティアで参加してもらい、今日も屋上プールは楽しい時間となりました。

 

さて、ホワイトきゃんばすでは、ファームの野菜を子どもたちがお土産に持って帰ることが多いので、ママと一緒に料理をする園児が多くいます。3月から始めた、食育の「わくわく教室」では、年長園児がおにぎりを作る体験をするので、おうちで、「おかかのおにぎり・・・私が作るわ!」というのが当たり前になってきました。

 

子どもが料理に興味を持ち始めたら、親子で一緒に料理を楽しむことは、親子のコミュニケーションアップと子どもの成長につながりますね。

 

5歳の女の子のママは「娘は卵を割るのが好き。時々手伝わせるようにしていたら、次第に力加減やコツをつかみ、一人で上手に割れるようになった。娘に料理の全てを任せるのはまだ難しいけれど、いつか一人で料理を作れるようになるかな」と言います。

 

親子料理教室の講師を務める東京ガス食情報センターの太田さんは「料理は五感を使った体験ができる。安全や衛生についても学べる。ぜひ親子で挑戦してほしい」と勧めます。

 

太田さんの話では、子どもは、切る・混ぜる・焼くといった作業をやりたがるそうです。「とん・こね・ジュ―」とは、とんとん切る、こねる、ジュージュー焼くの略で、食材を切る音や、手で混ぜる感触、焼いた匂いなど五感で感じる楽しさがあり、例えば、ハンバーグやギョウザ、オムレツ・・・ホットケーキやクッキーなどのお菓子作りもいいそうです。

 

リスクとリターンは裏腹ですので、子どもの安全をしっかりと見守りながら、成長というリターンを伸ばしたいですね。

 

保育園ママからよく、「子どもにさせたいけど、食材をバラバラにして、時間が倍かかり、イライラしてしまう」なんていう話を聞きます。理想と現実というところですね。そこで、子どもの要求に毎回答えるのは難しいとしても、余裕のある日だけでも、手伝わせて欲しいと太田さんは言います。

 

私も子どもの頃に、母から果物の皮をむく担当を任されて、リンゴや梨に柿と何個も皮むきを任されました。小学生の頃、男子の中では、果物の皮むきはピカイチとなっていました。(笑)

 

 

子どもの料理の手伝いは、調理だけでなく、箸を並べる、料理を運ぶ、盛りつける、といった作業もあります。うまくいかなくても、子どもに「ありがとう!」と伝えて、体験を重ねて欲しいですね。

2021年

8月

04日

将来働くこと「楽しみ」

今日のプールは、「スイカ割り」をしました。もちろん、ファームで収穫したスイカです。小玉スイカなので、3つ並べて「まっすぐ・・・右・・・左・・・そこだ!叩け!」といった感じで、目隠しをした子どもたちが、スイカ割りを楽しみました。

 

小さい園児は、目隠しなしですが、力が弱いので、ヒットしてもスイカは割れません。結局、スイカは、子どもたちに割られることなく無事でした。そして、子どもたちの楽しみは、スイカを食べることです。包丁で割って、おいしくいただきました。おかわりもできて、スイカの種は、ペッと吐き出してモグモグ・・・かなり贅沢な屋上プールとなったのです。

 

さて、民間企業で24年間勤務したおやじ園長は、保育園では、仕事の話や「働くことは楽しいんだよ~」と、よく子どもたちに話をしています。子どもたちには、大人になって役に立つ人間になってもらいたいので、「自分で考えて自分で答えを出せる」アプローチにこだわっています。

 

就職情報誌「アイデム」の調査によると、親の働く姿を見たことがある子どもは、そうでない子どもと比べて、将来働くことを楽しみにしている割合が高いことがわかったそうです。

 

コロナ禍で、リモートとはいえ、親の働く姿を見たことがある子どもが増えていることも、ここ1、2年の傾向です。将来働くことを楽しみに感じているかと子どもに尋ねたところ、「どちらかと言えば」も含めて「楽しみ」と回答したのは69.7%になったそうです。

 

親の働く姿を見たことがある子どもは、父親の姿では6.9ポイント、母親の姿では11.6ポイントも、それぞれ「見たことはない」子どもと比べて「楽しみ」の回答が上回っています。

 

調査担当者は、「コロナ禍で在宅勤務の導入が進み、親の働く姿を目にする機会が増えた。一番身近な大人である親の働く姿を見て、子どものキャリア観が育成される可能性が高い」と分析します。親の仕事を見て、「家族のためにお金を稼ぐことは大変なんだと思った」と答えた子は、76.4%と最も多かったそうです。

 

子どもにとって、「働くこと」は、お金を稼ぐこと・・・からスタートするのでしょうが、それだけではない、様々な考えや、「楽しく仕事をするにはどうする?」と、仕事にかかわる親子の会話をたくさんしてほしいですね。

2021年

8月

03日

五輪から学ぶ子どもたち

今日の寺子屋は、オリンピックについて、クイズ形式で子どもたちとおしゃべりです。年長・年中園児には「オリンピックって何?どんなことを思い浮かべる?」を聞いてみると、5歳年中の男の子が「火をつける・・・」と答えました。どうやら、聖火リレーと開会式での最終ランナー大坂なおみ選手をイメージしたようです。着眼点がいいですね。

 

競技については、パパママと一緒にテレビを見ているだけあって、野球・ソフトボール・サッカー・テニス・卓球・・・とポンポン出てきます。「相撲」という園児もいて、笑いをとっていました。(笑)

 

年少園児には、一人一人金メダルを首から掛けてあげると、大喜びの園児もいれば、照れてしまう子も・・・「運動会では、みんな頑張って金メダルがもらえるといいな~」と子どもたちには話をしています。

 

さて、茨城県鹿嶋市のカシマサッカースタジアムで行われたオリンピックのサッカー日本代表の試合を会場で観戦した市立三笠小学校の児童たちは「言葉で表せないくらい迫力があった」「日本での五輪は一生に一度かも。見られて良かった」と興奮した様子で話しをします。

 

鹿嶋市では、トップ選手を学校に招いてスポーツに親しみ、出場国のことを調べる学習に取り組んできたそうです。スタジアムでの観戦は、これまでの学習のまとめで、「全力を尽くす選手の姿勢に児童は感動しており、今後、困難なことにぶつかった場面で生きてくるのではないか」と、校長先生は振り返ります。

 

しかし、会場での観戦は、茨城・宮城・静岡・の学校にとどまり、ほとんどの会場は無観客となりました。それでも、東京都八王子市横山第一小学校では、夏休み中に、各教室の大型モニターなどで観戦し、「オリンピック登校日」として、五輪の歴史や基礎知識を学んだそうです。

 

夏休みの自由課題を「オリンピックのテレビ観戦で感じたこと」として、子どもたちに作文や絵画で表現してもらう学校もあるようです。

 

どうですか・・・単純に「メダル取ったぞ!」で、テレビを前に、おうちで子どもたちと声援を送ることだって、我が子には素敵な機会となります。この夏、全国の小学校での自由課題は、やっぱり、東京オリンピックを取り上げるのが多くなりそうですね。

2021年

8月

02日

話し方は落語家に学ぶ

今週も、保育園はプール遊びで盛り上がっています。主に小学生・年長、年中園児が泳ぎの練習をしたり、ジャンプ飛び込みを楽しんでいる、大きいプールに、今日は2歳児の園児が2名遊んでいます。水の中を平気でもぐっています。頼もしい限りです。

 

さて、教育界では落語への注目度が高まっています。教員志望の学生らに、落語家を講師にして、話し方を教える動きがあります。東京理科大学では、落語家の三遊亭楽生さんを講師に、「授業実践力育成講座」を開いています。

 

洋服姿で学生の前に立った楽生さんは、人前で話をする際には、話を構成する力と発信する力が問われるとしたうえで、構成力については、「ゴールを見て話すとよい」と助言します。スピーチなどの際は、最後に離したいことを決めておき、最初はあえて別の話題から入って、聞き手を飽きさせないようにするといった手法を紹介します。

 

また、発信力に関しては、無駄な言葉・発声を省くことや、「あれ」「これ」「それ」といった指示語を避け、「えー」などの意味のない発言は、「本人が話した気になるだけ」などと説明します。指示語は、聞き手が何を指しているのか分かりづらくなることから「減らすと話がクリアになる」と言います。

 

私も、仕事上、保護者や子どもたちの前で、挨拶やスピーチをする機会が多いのですが、以前、クリスマス発表でのMCの動画を見ると、最初に「あの」と言ってから話し始める癖があることがわかりました。無意識のうちに言っていたのです。

 

楽生さんは、話の構成力を磨くうえで、日刊紙の1面のコラムが参考になると言います。朝日新聞なら「天声人語」ですね。私も、朝刊で必ず目を通すのがコラム欄です。限られた文字数で、絶妙の文章がそこにあります。新聞社の「ものを書くエース」が、コラムを担当します。

 

私がサラリーマン時代に、出張帰りで神戸から最終の飛行機で羽田へ帰ることがよくありました。(特割で新幹線よりも安かったので・・・)夜景を眺めながら、ヘッドホンでよく落語を聞いていました。「どうしたら、こんなに人を引き込む話ができるのか?」と思いながら、話に引き込まれていました。話のプロに学ぶことは、本当に多いですね。

2021年

8月

01日

相手の喜びを自分の喜びに変える力

連日、オリンピックのテレビ映像に釘付けです。何度見ても興奮するシーンもあれば、選手の悔しさもまた絵になります。金メダルを獲得する選手は1人だけです。敗者の数がはるかに多いのです。ドラマですね。

 

オリンピック放送の合間に、保育園の7月のDVDがアップしました。屋上ファームの夏野菜収穫や、雷雨で凄いことになったナイトツアー、そしてプール開きと、子どもたちの笑顔に、あーだこーだ独りごとを言いながら笑っていました。

 

さて、今日は仕事を楽しむ、仕事で成長するモチベーションの話です。よく「誰かの喜ぶことがしたい」や、サービス業であれば「お客様の喜ぶ顔が見たい」といった話をよく聞きますね。仕事のモチベーションとして、崇高なものとされています。

 

しかし、「相手が喜ぶ」以外にモチベーションを見つけるには、かなりの創造力が求められます。

 

そうだ・・・オリンピックの選手からヒントを得ました。メダルを獲得した選手が満面の笑みで喜ぶのは、よく見られるシーンですが、チームメイトや指導者、関係者が、メダルを獲得した選手以上に喜ぶ姿をたくさん見ました。

 

これです!「相手のことを相手以上に喜ぶ才能」・・・これがあれば、けっこう仕事がうまくいくような気がします。「この人は、私の成功を心から喜んでくれている」と思われれば、コミュニケーションもバッチリですね。

 

どうですか・・・あなたには「相手の喜びを自分の喜びに変える才能」ありますか。今からでもおそくありません。相手の成功を喜ぶ気持ち・・・少し意識してみませんか。

2021年

7月

31日

ヘンリー五世

今日は三橋公園に、小学生を連れて行ったのですが、セミの抜け殻があらゆる木にありました。過去のナイトツアーで、夜の三橋公園で、セミの羽化を観察しました。約5年間地中で暮らしたセミの幼虫が、木を登り、柳の葉につかまって羽化します。最初は、真っ白なセミで、とても神秘的です。約2週間のはかない命なのです。

 

さて、今から9年前のロンドンオリンピックの開会式では、一人の紳士が馬車から降り立ち、おもむろにシェークスピアの一節を語ります。今日は、シェークスピアの「ヘンリー五世」の話です。

 

イングランド王ヘンリー五世が、フランスに攻め込んだ「アジンコートの戦い」を描いた戯曲です。圧倒的な数のフランス軍に対してイギリス兵は5分の1.当然、恐怖に包まれる兵士もいます。その無謀な戦いの最大の見せ場は、戦に赴く際に、国王が兵士を鼓舞する「語り」です。

 

「戦うものが少なければ少ないほど、名誉の分け前は多くなる。今日、クリスピアンの祝日は、未来永劫、語り継がれる。我々は兄弟の一団だ」この言葉に勢いを得たイギリス軍は勝利します。

 

そして、今、東京五輪2020で、日本選手の特に団体やペアでの活躍が目立っていますね。これには、選手個々のたゆまぬ努力の結果であることは言うまでもありませんが、戦いを前にして、リーダーである監督やコーチが、どんな言葉で、選手たちを鼓舞したか、大いに気になるところです。

 

人を動かす一番の原動力は、行動の意味や価値、いわゆる大儀を示し、一人一人の心に強く確かなものを描けるかどうか・・・にかかっています。

 

まだまだ、東京五輪2020の競技は続きますが、選手の活躍の陰にある、監督・コーチ・リーダー選手の言葉に注目してみませんか。きっと、私たちの日常においてのリーダーの資質や組織の在り方の参考になるかもしれません。

2021年

7月

30日

ほめてしかって子は育つ

保育園ママからは、子育ての悩みの相談を受けることがよくあります。ホワイトきゃんばすの職員は、全員子育て経験者ですので、自分の経験もありますが、実際は、保育園で預かった数百人の子どもたちやそのママたちの子育ての情報が活かされます。

 

今から30年以上前に、埼玉県与野市(今はさいたま市)にある鈴谷小学校のPTAが発行していた「子育てシリーズ」の内容を当時の教頭先生が、一冊の本にまとめました。これが「ほめてしかって子は育つ」です。目次はこうなっています。

 

「うちの子なんか、ほめるところなんか、なんにもないわ」

「くだらない本ばかり読んでないで、勉強でもしたらどうなの」

「お父さん、お母さん、ぼくをもっとかわいがって」

「わが子を非行少年にする十章」

 

なんだか、目次を見ただけでも、ドキッとして、言いたい内容が想像できますね。この本は、子どもをよりよく育てるために「正しくほめることと、正しくしかること」の重要性とそのタイミングやポイントを説いています。

 

もう30年以上前の内容ですが、子育ての悩みの根底には、今も昔も変わらないものがあります。そうです。子育てに完璧なんてありません。親の思い通りにいかない事の方が多いのだから、イライラするよりも、1つでもうまく言ったら「おぉ~できたぞ!」と喜べばいいのです。

 

保育園の保護者には、「子どもたちへは、自分の思い通りにいかないことをたくさん経験してもらいたい。その経験が成長につながる」と何度も言っていますが、親だって、自分の思い通りにいかない子育てを経験して、「もう、完璧なんて・・・やめた!」と肩の力を抜けばいいのです。

 

それから、一人で悩んでもダメですよ。まわりに相談すれば、きっと良い方法が出てきます。一人の知恵には限界があるので、まわりを巻き込む力も大事ですね。

2021年

7月

29日

選手村の食事

今日は、初めてプールボランティアに参加するママが活躍してくれました。ママのキャラクターがウエルカムなので、子どもたちは、どんどん水攻めを仕掛けます。それでも、ボランティアママは、笑顔で子どもたちの相手をしてくれました。うれしいですね。

 

さて、連日のメダルラッシュの日本選手団ですが、今回の東京五輪・パラリンピックは「食」も重要テーマとしていました。

 

海外からの観光客に、日本の食文化を幅広く発信することです。それができなくなった今、少なくとも選手村で各国のアスリートや関係者に日本の食をアピールできればうれしいですね。

 

1964年の東京五輪は、調理技術の向上、冷凍食品の普及など、日本の食生活に大きな影響を与えました。鉄板焼きやカップ酒といった新しい「食」も生まれました。しかし、今回は成熟した日本の食文化の発信が目標となります。

 

2020東京五輪の選手村の「メインダイニング」は、一日最大4万5000食を提供するそうです。4つのコーナーがあるそうで、「日本(和食)」「ハラル(イスラム教の戒律に沿う料理)」「ベジタリアン」「ピザ・パスタ」に、約700種類のメニューをそろえているそうです。

 

日本の食文化をアピールする「カジュアルダイニング」では、たこ焼きやおにぎり、公募で決まったユニークなそうめんやおでんなども提供されているそうです。大会組織委員会は「多様な食事で、日本の食文化に触れてもらいたい」と考えています。

 

選手たちの一番の目標は、競技でのメダル獲得ですが、選手村での食事を楽しむアスリートたちもたくさんいることでしょうね。

 

オリンピックでは、選手たちの活躍に私たちは釘付けとなりますが、東京五輪・パラリンピックが終わって、一段落してから、日本の食文化がどのような形で、海外へ伝わっていくのか、注目したいですね。

2021年

7月

28日

13年ぶりの金メダル

昨日は台風の影響でプールができなかったので、今日のプールは、いつも以上に水しぶきが上がります。大きいプールへ助走しての飛び込み大会に、2歳児の園児が2名参戦しました。小学生・年長年中園児に負けない凄い勇気です。

 

さて、昨日はテレビに釘付けだった人が多かったと思います。ソフトボール決勝「日本対アメリカ」の試合が午後8時に始まると、私もアルコール抜きで、正座して応援していました。北京五輪の上野投手は「上野の413球」と呼ばれる熱投で、豪速球をビシバシ投げ込んでいましたが、今回は、様々な変化球やチェンジアップなど熟練の投球でした。そして、東京五輪では、上野投手一人ではなく全員で勝ち取った金メダルという印象が強かったですね。

 

金メダルを獲得した日本の選手たちだけでなく、銀に終わったアメリカの選手たちにも「感動をありがとう!」と素直な気持ちになりました。この試合には、応援する人、様々な思いが詰まっていますね。

 

北京大会に続いて、2連覇を達成した日本ですが、13年ぶりというのは、北京大会を最後にソフトボールがオリンピック競技から外されてしまったのです。上野投手は目標を失います。アメリカのオスターマンとアボットの2大エースも現役引退や代表辞退など、ソフトボールから身を引いたのです。しかし、東京五輪で、ソフトボールがオリンピック競技に復活すると、二人のエースは、再びマウンドに戻るのです。

 

13年経っても、日本にはエースの上野投手とキャプテンの山田選手がいて、アメリカには、アボットとオスターマンがいるなんて、世代交代が進んでいないじゃないか・・・なんていう人は、大きな間違いです。若い選手が育っているだけでなく、13年の重みを知る選手も活躍したというのが、この試合の凄さなのです。

 

今回大活躍だった20歳の後藤投手は、トヨタ自動車の選手で、チームの大先輩アボット投手に、投球術を教えてもらっているのです。アボット投手は、金メダルを逃して悔しいでしょうが、後藤の活躍には、嬉しい気持ちになったことでしょう。

 

宇津木麗華監督がインタビューで何度も「感謝の気持ちでいっぱい!」とコメントします。言葉は悪いですが、この飾らない、泥くさい人のために、「力になりたい」と上野投手は、東京五輪を戦う意味を見いだしたと言われています。

 

まだまだ語ればきりがありませんが、しばらくは、13年ぶりの金メダルに浸っていたいですね。心から「おめでとう!ありがとう!」です。

2021年

7月

27日

ポストイット

連日のオリンピックハイライトをパパママと一緒に見ている園児もあって、朝スッキリと起きられない子どもも多くなってきました。でも、日本のアスリートが金メダルを獲得する場面を見ることも貴重な経験だと考えると、これも仕方ないですね。昨日は、日本卓球界初の金メダルを獲得した、水谷&伊藤コンビに、おめでとう!大アッパレ!です。

 

さて、今日は「ポスト・イット」の話です。ポスト・イットの発明者であるアメリカのスペンサー・シルバーさんが亡くなりました。享年80歳です。この年齢からもわかるように、ポスト・イットが発明されて実用化に至ったのは今から50年ほど前だそうです。日本で初めて発売されたのは昭和56年というので、まだ40年前です。意外と、その歴史は浅いですね。私も、ポスト・イットを幅広く活用させてもらっています。

 

シルバーさんは、最初、航空機の製造に使えるほど強力な接着剤の開発を目指していたところ、逆に接着力がとても弱い接着剤を作り出してしまったのです。これが本のしおりにつながり、世界中に広がる大ヒットとなったのです。

 

つまり、シルバーさんは、大失敗したのです。しかし、この話のように失敗や偶然から大発明が生まれることは多いですね。水谷&伊藤ペアは、失敗を恐れないで常に攻め続けた結果が金メダルでした。

 

最近の世の中は、過度に失敗を恐れる風潮になり、周囲の目を気にしたり、他人の評価に敏感になっているような気がします。子どもたちに対してもそうです。

 

ベタな言い方ですが、子どもたちは、失敗と成功と、また挫折の経験を繰り返すことで、現実社会での対応力や適応力を身に付けていくのです。

 

私たち大人は、もっと子どもたちに対して、失敗やトラブルを受け入れるおおらな心を持たないといけませんね。

2021年

7月

26日

自然体験多いほど「探究力」が強い子に

連休明けの保育園・・・ママが熱が出て休む園児もありましたが、みな元気に登園してきました。そして、昨日までサマーキャンプを行った年長園児6名も全員元気に登園しました。6人全員が、顔に何か書いてあるような・・・自信に満ちた顔です。

 

連絡ノートのママのコメントも熱かったです。2ページにわたって、びっしりと記された母の思いもありました。園児の性格も色々ですので、何も聞かなくても、サマーキャンプのワンシーン、ワンシーンを細かく話す子もあれば、口数少なめに「楽しかった!」と語る子もいます。親としては、根掘り葉掘り質問攻めにしたいところでしょうが、「子どもが絞り出すように、言葉が出てくるまでは、どうした?どうした?と聞かないで」とママたちにはお願いしています。

 

本日サマーキャンプのDVDが完成したので、親子でじっくりと観てもらいたいですね。子どもたちの頑張る姿に、パパママ全員が涙することでしょう。(本当です)

 

さて、青少年独立行政法人の青少年教育振興機構(長いですね・・・)が調査した結果、自然体験や文化芸術体験、家事の手伝いの体験が多い子どもは、「探究力」が身についているという調査結果をまとめました。

 

小中高校生約3万人を対象に、「新聞やテレビ、インターネットでその日のニュースを読んだり見たりする」「自分の思ったことははっきりと言う」「わからないことは、そのままにしないで調べる」など、16項目の合計点を出します。

 

その結果、「川や海で泳いだこと」などの自然体験、「文化芸術にかかわる作品を作ったり、演じたりする」などの文化芸術体験、「食器をそろえたり、片付けたりする」といった手伝い体験のいずれについても、体験が多い子どもが高得点となり探究心が高いという結果となりました。

 

今回のサマーキャンプで言えば、川遊びも、足の届かないところで泳ぐ・高い岩から飛び込む・生き物採集をする・焼きマシュマロをする。その他、夕日を満喫・天体望遠鏡で土星を見る・紙すき体験をする・・・こんな体験をすれば、子どもたちの探求心が強くなるに決まっていますね。

 

子どもたちに、自然体験や芸術体験や家事の手伝いをさせるかどうかは、親次第です。多くの体験をさせたいですね。その体験を通じて、子どもたちに考えさせることも大切です。

2021年

7月

25日

サマーキャンプ2日目

「6時起床!」子どもたちは、全員スッキリと目を覚ましました。いつもは、8時くらいまで家で寝ている女の子は、「私も6時に起きられるわ!」なんて言ってます。まだ先ですが、小学生に向けての生活習慣も身に付けないと。

 

朝から快晴に恵まれました。朝食前に、裏山にあたる「金勝山」の登山を頑張ります。小川げんきプラザは、この金勝山の中にあります。子どもたちは、睡眠十分ですので、元気に山道を歩きます。いい運動をして、お腹もペコペコ・・・朝ごはんです。

 

朝食が終わると、部屋をしっかりと掃除して、お世話になった職員に「ありがとうございました!」とご挨拶をして、退所します。

 

東秩父村にある「紙すきの里」で、子どもたちは紙すき体験です。花や草を使って、世界に一つだけの和紙のタペストリーを作ります。木の皮から和紙ができることなど、子どもたちにとっては、不思議で創作意欲が高まる体験となりました。

 

和紙文化を守る若者の話が聞けました。紙すきの説明をしてくれた方が若い男性だったのですが、細川紙がユネスコ無形文化遺産になっても、後継者不足が現状だそうで、自分が生まれ育ったこの場所で何ができるか。出した答えが、和紙つくりを継承することでした。

 

そして、昨日、川で見つけた石に、絵を描きます。ママの顔を描いた女の子・・・何よりも素晴らしいママへのプレゼントになることでしょう。

 

こうして、2日間のサマーキャンプが終了しました。天気にも恵まれて、計画していたこと以上のことを子どもたちは体験できました。明日からの子どもたちの行動が、また一つ成長につながっていくことをしっかりと見守っていきます。

 

そして、子どもたちを冒険の旅に送り出してくれた、保護者の皆様に感謝します。ありがとうございました。

2021年

7月

24日

サマーキャンプ初日

 

令和3年度のサマーキャンプは、珍しく快晴の天気でスタートしました。珍しくというのは、ここ数年、台風・大雨の中でのサマーキャンプが続いていたのです。昨年は、濁流だった嵐山渓谷・・・今年は最高の川遊びとなりました。

 

石の上から深い川へ「ジャンプ!」6人全員がクリアーしました。1人が成功させると、子どもたちの意地が背中を押します。全員ライフジャケットを着ているので、浮かぶのですが、足が届かないことが、子どもたちの恐怖心をあおります。園長が、すぐに手を引いて、浅いところまで移動し、「やった!よくできたね!」とエールを送りと、どんどん川遊びが過激になっていきます。

 

ボート遊びを楽しんだ後は、ライフジャケットだけで、ざっと20メートル川に流されます。子どもたちは、冒険気分を楽しみながら最高の川遊びをしました。ママのおにぎりを食べ、小枝を拾って、焼きマシュマロも楽しみました。

 

宿泊する小川げんきプラザに到着すると、オリエンテーションです。げんきプラザの職員の説明をしっかりと聞く子どもたち・・・「いよいよパパママと離れて泊まるんだ」という気持ちが現実となります。

 

ここからも楽しい時間は止まりません。プラネタリウムは、園児向けのプログラムを満喫します。ヤドカリくんが主人で、大人が見ても感動の内容でした。夕食、お風呂も子どもたちの楽しみの一つです。

 

そして、花火大会です。花火を初めて経験した男の子は、火が怖くてへっぴり腰です。でも、この経験も彼を強くします。

 

最後に、素晴らしい時間が待っていました。天体観測です。指導員は、大学時代に天体を専門にしていたそうで、とてもわかりやすい解説です。何を子どもたちが見たかというと、「土星」です。土星の輪がはっきりと見えました。これには、引率の先生が大騒ぎです。子どもたちも、土星のことは知っていたので、「輪がある~!」と興奮気味です。そして、満月をじっくりと観察しました。「ウサギの耳があった」と女の子が言うと、「お餅を食べていた!」と楽しい会話が続きました。

 

今日は、どんだけ楽しいことが詰まっていたのか・・・午後9時には、子どもたちは夢の中です。

2021年

7月

23日

東京2020オリンピック開会式

開会式前の試合では、日本チームが勝利を重ねていますね。私が注目するソフトボールでは、メキシコに延長戦タイブレークからのサヨナラ勝ちです。39歳の誕生日に連投した上野投手に早くも感動を覚えます。男子サッカーも初戦を勝利しました。競技が始まると、テレビでの応援となりますが、力が入りますね。

 

そして、本日いよいよ東京オリンピックの開会式が行われました。もちろん、異例の開会式で、「お祭りムード」にはなりません。しかし、じっと、見入ってしまいました。「まさか、ミュンヘンオリンピックの演出を使うとは・・・」とつぶやき、各国の入場行進では、「この国知らないなぁ~保育園の子どもたちと、地球儀を見ながら勉強できるなぁ~」と思い、最後の入場となった、日本選手団の選手たちに笑顔がたくさん見られて、やっぱりうれしくなりました。

 

橋本聖子会長がメッセージの途中で、目頭が熱くしたシーンも、今回のオリンピック開会にあたっての思いがどれだけ重かったか…素直に受け止めることにします。

 

国立競技場の上空に地球が浮かび上がった時には、「どうやってやったの?」と頭をグルグル回転させます。(笑)ドローンの演出にビックリです。

 

開会式には、多くの子どもたちや高校生ら若者が参加しました。未来を担う若者たちは、まさにオリンピックの象徴ですね。

 

そして、最後の聖火ランナーは、大坂なおみさんでしたね。たぶん、当てた人が多かったかもしれません。テニスのプレーヤーであるだけでなく、スポーツを通じて、ここ数年、多くの影響を世界に与えた女性です。

 

結局、最初から最後まで見てしまいました。「アスリートとして何ができるのかをずっと考えてきました。そして、世界の多くの人たちに元気になってもらいたい」という陸上の山縣選手のメッセージを受け止めて、世界のアスリートを応援したいですね。

2021年

7月

22日

未来を諦めない強い心

昨日は、オリンピック開会式前の初戦で、ソフトボール「日本VSオーストラリア」が福島で行われました。保育園が終わって、録画していた試合を家でじっくりと観戦しました。13年前の北京大会の決勝戦で、金メダルを決めたマウンドに立っていたのが上野投手で、東京オリンピックの最初の競技で、マウンドに立つのも上野投手です。日本の勝利もうれしかったですが、「こうして夢であった東京オリンピックに出場できることを感謝したい」という選手たちのメッセージが、胸に響きます。どうか、全力で挑んでもらいたいですね。

 

そして、いよいよ明日が東京オリンピック2020の開会式です。590人という過去最大の出場選手の中で、注目する選手はたくさんいますが、この人を挙げる人は多いでしょう。水泳の池江璃花子さんです。

 

池江選手は、3歳10カ月から始めた水泳で、なんと最高16種目の日本記録を持っていました。東京オリンピックも間違いないとされていた2019年2月、白血病と診断されました。血液のガンです。2019年12月に退院するまでに、体重は15キロも減ってしまったそうです。

 

それでも、トレーニングを積み、体重を少しずつ戻して徐々に大会に出場するようになり、ついに、東京オリンピックの代表になるのです。池江選手の水着をサポートするミズノの担当は「こうなってほしいなという想像をいつもはるかに超えてくる」といいます。彼女が、東京オリンピックに出場するなど、誰が予想できたでしょうか。

 

そんな池江選手も、白血病と診断された時は、思いきり泣き崩れました。その後「写真撮って!」と頼み、カメラに笑顔でピースサインをしたそうです。治らないかも知れない、一生水泳ができないかもしれないのに、です。その後、苦しい治療で食欲がなくなり、髪の毛も抜けてしまいます。でも、入院の最初にした「笑顔でピースサイン」こそ、『未来を諦めない強い心』そのものだったような気がします。

 

もちろん、普通の人は、そんな強い心は持てないでしょう。でも、そういう強い人間でいたいと思った人はたくさんいるはずです。

 

彼女が、出場不可能とされた東京オリンピックで、私たちの想像をはるかに超えて、「笑顔でピースサイン」を見せてくれるよう、応援したいですね。

2021年

7月

21日

ワクチン接種

6歳女の子と4歳男の子のパパママが、今日はプールボランティアで大活躍です。毎年お手伝いしていただいているので、子どもたちとのコミュニケーションも、激しい水かけ合戦も慣れたものです。子どもたちもパパママも大満足のプール遊びとなりました。 

 

さて、新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいます。実は、私も先日の日曜日に1回目の接種を終えました。教育関係者・保育園幼稚園などに勤務する人は、行政から接種券が届いた後に、少しだけ早く予約できることになったのです。私の場合は、本来なら今日から予約ができて、8月以降に接種というスケジュールでした。

 

保育園の子どもたちへ感染をさせないという観点から、なんの躊躇もなく接種しました。主任保育士も今週、優先接種します。しかし、初めてのワクチンに戸惑う人も多く、ワクチンに関するデマ情報も飛びかっているようです。

 

接種したらコロナの症状が重症化する・・・接種によって不妊症になる・・・などなど、冷静に考えれば、デマとわかるものの、人間の心理は、デマに左右されやすいですね。

 

私の経験では、接種後15分間待機をさせられます。その間、ワクチン接種による副反応やワクチンの効果についてのビデオを見ます。誰もが心配する副反応は、注射した場所の腫れや痛み、発熱や関節痛、筋肉痛、悪寒などがあるようです。ちなみに、私は注射した場所に軽い痛みが発生しました。翌日まで、鈍痛が続きましたがすぐに治りました。

 

副反応があるということは、ワクチンが効いている証拠です。私は「よしよし・・・ちゃんと効いているんだな・・・」と思った次第です。

 

特に重い副反応の一つであるアレルギー症状の「アナフィラキシー」が心配で接種をためらう人が少なくないと言います。厚労省によれば、ファイザーのワクチン接種後にアナフィラキシーと診断されたのは、約2324万回のうち238件(0.001%)の割合です。10万人に1人です。モデルナでは、約44万回でアナフィラキシーの報告はありません。

 

現在、ファイザーのワクチンは、12歳以上まで接種可能となりましたが、モデルナのワクチンも、対象を12歳以上に引き下げる方向で進んでいるようです。

 

ワクチン接種は、無論、強制するものでもされるものでもなく、打たないことで差別や偏見にさらされ不利益を被ることはあってはいけないことですが、多くの医師がこう考えます。

 

「ワクチンで防げる病気があり、そのワクチンを打てる環境にあるのにワクチンをうたないのは、いかがなものか。ワクチンの目的は一人でも多くの命を救うこと。大人も子どもも含め、接種率が高まることは、自分だけでなく、社会全体を守ることになります」

 

私も、その通りだと思っています。

2021年

7月

20日

こども食堂で学生が学ぶ「課題解決力」

今日の寺子屋では、サマーキャンプで年長園児が川遊びで活用する「ライフジャケット」を装着します。子どもたちの体の大きさに合わせて、気分も盛り上がったところで、エアー立ち泳ぎの練習をしました。なぜ?立ち泳ぎか・・・スイミングスクールでは、バタ足・クロールの順で教えますが、川遊びでは、万が一、足のつかないところに流されてしまった時に、この立ち泳ぎがポイントです。ライフジャケットで体は浮きますが、立ち泳ぎができるようになると、余裕が生まれます。

 

私が、園児のお腹を持ち上げて、足は下向きにキックをして、手を横にして、水面を押すイメージです。サマーキャンプでは、エアーではなく、実際に水の中で練習をしようと思っています。

 

さて、昨年12月時点で全国にあるこども食堂は、少なくとも4960ヶ所あります。そんな中で、高校生や大学生がボランティアで運営の中心を担うこども食堂は、増加傾向にあり、全国で30か所以上あるそうです。

 

奈良市のこども食堂「クーミン村食堂」では、奈良女子大のボランティアが、食事の提供を手伝うだけでなく、限られた予算、物資、人員の中で、工作や遊びを企画します。「みんなで考え、悩み、試行錯誤を繰り返す中で、問題点を解決する力が身についている」と3年生の小島さんは言います。コロナ禍で大学に行くことも制限される中、「ボランティア活動で様々な人とのかかわれる。誰かを助ける活動で、実は自分が助けられている」と話します。

 

貧困家庭の子どもたちを支援することが、こども食堂の大きな活動目的ですが、そこで活動する学生は、小学生の夏休みの宿題を手伝ったり、読み聞かせをしたりする活動を行っています。「子どもたちが安心して来てもらえる、みんなの居場所を目指したい」と学生たちは考えているようです。

 

「誰かを助ける活動で、実は自分も助けられている」というコメントが印象的ですね。

2021年

7月

19日

教育におけるリスク

今日もギラギラの太陽の下で、プール遊びを楽しむ子どもたちです。子どもたちにとっては、当たり前の屋上の環境も、本日見学に来たママにとっては、「こんな広いんですか!すごいですね~」の第一声です。

 

さて、各学校では、コロナ禍での教育活動という非日常が1年以上続き、今年度で2年目に突入しました。1年目は、「コロナウイルス感染防止」というリスクヘッジの中で、ほとんどの行事が中止となったり、規模を縮小せざるを得ない状況となりました。我慢の一年だったわけです。

 

しかし、学校には、感染症リスクだけでなく、今の季節では、熱中症リスクがあり、そもそも教育活動制限によるリスクが、大きくなってきました。想定すべきリスクは他にも幾つもあり、その一つを優先的に抑えようとすると、他のリスクの発生率を高めてしまうのです。つまり、「コロナだから○○を中止」として、感染症リスクを抑えようとすれば、教育活動制限のリスクが大きくなるのです。

 

そもそも教育活動はリスクを伴うものであり、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の故事成語に例えるならば、リスクを回避すれば、その分、得られるリターンも少なくなるわけです。

 

コロナ禍2年目に突入する中で、リスクを取りに行って、教育活動を以前のように、活発に行う学校もあれば、「意思決定」をしないで、ただ結果を待つだけの「決定しないリスク」を存在させてしまう学校もあります。

 

子どもたちは、学校でたくさんの「失敗」を経験します。「失敗するリスク」が、学校にはたくさんあるのですが、その経験が、大きなリターンとなって、成長へとつながるのです。挑戦しないと失敗もありませんね。

 

「危険とリスクの境目」「無謀と冒険の境目」「成功と失敗の境目」は、はっきりと線引きされるような明確なものではありません。それだけに、学校によって、教師によって、基準がまちまちであるのが現実です。

 

保育園ホワイトきゃんばすも、リスクとリターンという考えを明確に持っています。年間を通じて、様々なイベントがあるのは、「子どもたちの笑顔・成長」というリターンを獲得するために、リスクを取りに行っているのです。もちろん、リスクを最小限に抑えて挑戦するのです。

 

先日行った「ナイトツアー」や今週末の「サマーキャンプ」は、リスクを取ってでも、子どもたちの体験や成長というリターンを求めての活動です。リスクとリターンのバランスは、人によっても違いますが、子どもたちの成長は、リターンの積み重ねであることは間違いありません。

2021年

7月

18日

39歳のエース 上野由岐子

東京オリンピックのメディアでの扱いが、賛否を問うから、ようやく選手へのエールへとかわってきました。ほとんどが無観客の試合となりますが、アスリートたちを応援して、多くを感じたいですね。

 

私が期待する競技や選手はたくさんありますが、オリンピック開会式前の21日に1次リーグ初戦でオーストラリアと戦うソフトボールが、最初の注目競技です。

 

2008年北京大会で、日本は絶対王者アメリカを破り、初の金メダルを獲得しました。その時のエースが上野由岐子投手です。この時は、「打てるはずないだろ!」の超剛速球を投げていました。2日間で3試合を投げ抜き「上野の413球」と呼ばれました。

 

私は、当時小学生だった長男と次女を連れて、夜行列車を乗り継いでの北海道旅をしていました。旭山動物園のもぐもぐタイムを満喫し、札幌から、夜行列車「はまなす」に乗車する前に、駅の巨大モニターで観戦していました。金メダルの瞬間は、知らない者同士、声を上げて喜び合った記憶が今でも鮮明に覚えています。

 

その後、オリンピックから野球とソフトボールが外され、今回の東京オリンピックで復活するものの、オリンピック種目としては、今回が最後になります。そして、上野投手は、大会期間中に39歳となります。北京大会のような剛速球は投げられなくても、彼女の選手生活の集大成ともいえるこの大会で、どんな投球術を見せてくれるか・・・27日の決勝戦まで、しっかりと見届けたいですね。

 

東京オリンピックは、テレビでの観戦となりますが、自分なりの楽しみ方で、アスリートにエールを送りたいですね。

2021年

7月

17日

ウシガエル

埼玉県も梅雨明け宣言がされて、今日も暑い日となりました。土曜日ですので、小学生たちとプールを楽しみました。小学生が入ると、過激な水かけ合戦になります。でも、年長園児は負けずに応戦します。(笑)

 

さいたま市内の小学校は、来週20日が終業式です。昨年は、コロナの影響で変則的な夏休みとなりましたが、今年は例年通り、しっかりと宿題も出るようです。

 

さて、今日は「ウシガエル」の話です。「モ~モ~♬」と牛のように鳴き、カエルの中で一番身体が大きな種類です。屋上の池にも、3匹のウシガエルがいます。子どもたちも、屋上遊びの最中に「モ~モ~♬」をよく聞きます。先日は、池を脱走して、ファームのナス畑に潜伏していました。人が前を歩いても、まったく動じないふてぶてしさです。

 

この「ウシガエル」のもう一つの名前は「食用ガエル」です。日本に初めて持ち込まれたのは1918年(大正7年)頃だそうで、栄養難だった当時、農家の副業に食用ガエルの養殖が推奨されたのです。最初は、不気味なカエルに食べることに抵抗を持つ人が多かったようです。

 

しかし、養殖が盛んになると、輸出産業として成立し、終戦後の最盛期には、輸出冷凍水産物中第3位と莫大な外貨を生み出したのです。しかし、長続きしません。もともと日本人には定着しなかった蛙食文化に加えて、農薬由来の有害物質が日本産蛙肉に残留していることが発覚したのです。これによって、需要が減り、養殖業は急速に廃れていったそうです。

 

こうして、放棄されたウシガエルは、全国各地で野生化していったのです。屋上の池にも住んでいるくらいですから、環境適応能力、繁殖力は高く、動くものなら何でも食べます。池の金魚は、カメとウシガエルに食べ尽くされてしまいました。ホテイ草という水草を池に投げ入れると、水草にかぶりつきます。凄い食欲です。

 

もちろん、現代では、問題になった有害物質は世界的に使用禁止となり、唐揚げや塩焼きでおいしくいただけるようです。私は、食べたことはありませんが、鶏肉のようにおいしいそうです。「特定外来生物」の指定を受けて、悪者のようなイメージですが、ウシガエルには罪はありません。保育園では、子どもたちに愛されています。