2021年

9月

28日

組織に欠かせぬ「縁の下の力持ち」

運動会に向けて、連日の練習が続いていますが、今日の寺子屋では、紅白対抗リレーの勝利へのポイントとなる「バトンリレー」の練習をしました。幼児相手に、バトンリレーをきちんと教えるのは難しいので、今までの運動会でも「バトンを落とさないこと」に注力していました。

 

しかし、少しでも上手にバトンをつなぎたいと考えて、今日は、「バトンを受け取る時に、立ったままではなくて、ゆっくり走り始めながらバトンを受け取る」をやってみました。赤組アンカーの男の子は、すぐにマスターしましたが、年長園児にとっては、なかなか難しい内容です。今日は、赤組アンカーの6歳男の子がコーチとなって、年中・年少園児に身振り手振りで教えてくれます。とても助かりました。明日の練習で、少しでも上達できればうれしいですね。

 

さて、私の中学の同期の一人は、勤務する企業では、新入社員から50代になった今でも、ずっと「総務部」で勤務しています。性格もまじめで、他の人なら嫌がるような仕事でもコツコツとこなすタイプです。彼の仕事ぶりについて、詳しいことは分かりませんが、きっと、会社にとって「縁の下の力持ち」的な存在です。

 

「普通」の人間の在り方を描き、多くのサラリーマンたちの支持を得てきた長期連載マンガに「総務部総務課山口六平太」という作品があります。1986年から2016年まで30年間も変わらないスタイルを貫いています。

 

主人公の山口六平太は、社内のさまざまな問題に、機転を利かせながら対処していきます。部長同士の部屋割りに対する苦情や、対立関係にあった同期の葬式に出席しないと言い張る社長など、人間関係のトラブルに対して、問題の裏に隠れている根本的な要因を探り、相手を尊重しながら、恥をかかせないように収めてしまうのです。

 

私のサラリーマン時代は、業績を上げ、改革を行い、新しいアイデアを出して推進していくことにまい進していて、それを支える「縁の下の力持ち」の存在に気がつきませんでした。ベテランになって、ようやく多くの関係部署に支えられていることに気がついた次第です。遅すぎです。(笑)

 

実際の仕事では、山口六平太のような折り合いをつけることが一番多いのではないでしょうか。社内調整の方が大変ですね。

 

どうですか・・・組織で働いているあなた。組織にとって「縁の下の力持ち」の役割をしてくれている人は誰ですか。そして、そんな人たちに自分が支えられていることに、感謝しないといけませんね。

2021年

9月

27日

学校にあるユーモア

今日は、屋上ファームでさつまいも掘りを行いました。5月に子どもたちが苗を植えたさつまいもです。わりと土の深いところに、さつまいもが埋まっているので、子どもたちにとっては、簡単に取れそうで取れないところが、さらに楽しさを倍増させたようです。

 

イモ堀りにはまった子どもたちは、最後まで、大きな鍬で土を掘り上げる園長のそばで、たくさんのさつまいもを収穫してくれました。さつまいもは、じゃがいもと違って、水洗いで、土を落としてから保管します。タライに水を入れて、ゴロゴロと洗うのですが、この作業が子どもたちにとっては、楽しくて仕方ありません。水がはねて、洋服もびしょ濡れになってしまう園児もいるのですが、収穫から水洗いまで、子どもたちの笑顔がいっぱいでした。

 

1週間くらい置いて、甘くなったところで、子どもたちのお土産になります。野菜カート2杯の豊作です。まだ、全部は収穫していないので、秋に向けて、さつまいも三昧となります。(笑)

 

さて、今日は、学校にあふれるユーモアを楽しんでもらいます。ユーモアに大切なのは、嫌な気持ちにならない笑いです。ユーモアの質が大事です。(笑)

 

国語の問題です。「相談くらいしろよ、親友だろ。( )くさいじゃないか」の( )の答えが「汗」。

 

保健体育の問題です。「中学生のかかりやすい病気を4つ書きなさい」にあった解答が「仮病」。

 

廊下でPTAの広報誌に載せる写真を撮影したけど、光の関係でうまく撮れません。そこで、校長が一言・・・「廊下(老化)現象だから仕方ありません」

 

野外学習で生徒の素朴な質問です。「送電線の下にいると髪が薄くなるというのは本当ですか?」に、ベテラン教員が言った言葉。「俺に聞かないでくれる。気にしてるんだから」

 

少しは、くすっとしていただきましたか。保育園の子どもたち相手に、おやじギャクを言うと、大人相手よりはうけがいいのですが、これからは、さらにユーモアの質を高めていきたいと思います。(笑)

2021年

9月

26日

いかに親以外の人間と交わっていくか

昨日保育園が終わって、月末に保護者にフィードバックする「子どもたちの成長記」を書いていました。保育園を出ると、ショッピングセンターの駐車場にはほとんど車がありません。おそらく、「鬼滅の刃」の映画をテレビで観るために帰宅していたのではないか・・・と想像します。

 

保育園では、鬼滅の刃の情報をあまり持っていない園長は、子どもたちに質問攻めです。「かなおには本当の名前があるの?」「きぶつじは、どうしてかげんの鬼たちを殺してしまうの?」「いのすけは本当にイノシシに育てられたの?」「ぜんいつの父と母はどこにいるの?」・・・まだまだ質問が続いたのですが、私のまわりには、小学生から3歳までの鬼滅の刃に詳しい園児が集まり、細かい解説をしてくれます。そして、子どもたちの情報を断片的につなぎ合わせ、予習をして、映画を観ました。テレビではなくて、映画館のスクリーンで観たら、泣いていたことでしょう。

 

さて、映画化もされた漫画「テルマエ・ロマエ」の作者、ヤマザキマリさんは、「ムスコ物語」という本を出しました。彼女が20代の頃、長く同棲したイタリア人の詩人との間に生まれた息子デルスさんについてのエッセイです。

 

この本のテーマをあげるならば、「いかに親以外の人間と交わりながら生きていくか」という内容になっています。

 

ヤマザキさんは、母が暮らす北海道で生活すると、夫の仕事に伴い、シリア、ポルトガルへ。息子のデルスさんは、「世界転校」を繰り返していくのです。ヤマザキさんは「私はどこへ行こうと家で漫画を描いていればいいわけですが、息子は引越しの度に学校が変わり、社会と接点を持たなければいけなくなる。一番シビアで容赦ない立場に立たされていたわけです」と言います。

 

親は、どうしても、子どもが困難な状況にならないように願ってしまいますが、普通なら、親が先に死にます。子どもは自立して生きていかねばなりません。「困難な状況」「自分の思い通りにならないこと」という言い方は抽象的ですので、1つ、具体的に考えると、「いかに親以外の人間と交わっていくか」ということです。当然、相手は親ではないので、自分の思い通りにならないことをたくさん経験するわけです。

 

どうですか・・・わが子について、「親以外の人間関係がどれだけあるか?その関係を見守っていく」ことを意識してみませんか。

2021年

9月

25日

カメが飛行機を止めた!?

今日登園した小学生が、「スゲー大きなカマキリだ!」と、飼育ケースの中のオオカマキリに目が釘付けになります。ということで、今日は小学生と年長園児が中心になって、バッタやコオロギの捕獲作戦です。もちろん、カマキリのエサにするとは言いません。

 

虫探しに集中すると、色々な虫を見つけることができました。カメムシも発見です。「本当にカメムシはくさいの?」の実験です。カメムシを手に持ってみると、見事にくさい臭いを出してくれました。子どもたちも顔をしかめます。(笑)

 

さて、昨日は、ほっこりするニュースがありました。成田空港午前11時35分頃の事件です。離陸待ちをしていた航空機から「滑走路上にカメがいる」と管制塔に連絡があったのです。

 

スタッフが発見して、その場で捕獲しましたが、その影響で、滑走路は12分間閉鎖され、5機の出発が遅れたそうです。たわいのない普通の人ならスルーしてしまうニュースですが、「カメ」となると黙ってはいられません。

 

ざっと、保育園の屋上には30匹以上のカメがいます。カメ池には、ニホンイシガメと人を見ると寄ってくるビックサイズのクサガメたち・・・そして、ミドリガメのおうちに、クサガメのおうちがあります。そして、カメたちはよく脱走します。屋上で散歩しているカメを何度も子どもたちは発見しています。

 

成田空港の滑走路を散歩していたカメは、ミドリガメこと、ミシシッピアカミミガメです。どのテレビ局の報道も、「カメ」としか報道しませんでしたね。さすがに、この事件から、外来種のミドリガメの繁殖拡大の危惧を報道するテレビ局はなく、カメの捕獲後に、待機させられていた「空飛ぶウミガメ」の愛称で知られる、全日空の「FLYING  HONU(フライング ホヌ)」が、ハワイに向けて飛び立ったと、「カメが『ウミガメ』機止めた」の話題性を取りました。(笑)

 

ハワイではウミガメは幸運を呼ぶ使いとされています。ウミガメをモチーフにしたグッズも多いですね。この事件は、コロナ禍で暗い世の中から明るい未来の兆しかもしれませんね。いや、そう思うことにしましょう。(笑)

2021年

9月

24日

やり直しのできる社会

来週は、5月に苗を植えた「さつまいも」の収穫を行います。そんなことで、昨日は、イモ掘りの準備で、さつまいも畑の葉を落としていたのですが、そこに現れたのが、「オオカマキリ」です。なかなか立派だったので、これを子どもたちと観察しようと、大きめの飼育ケースで、しばらく飼うことにしました。

 

朝、4歳男の子が一番で登園するなり、「園長先生・・・・大変だ!カマキリ先生がいるよ!」と大騒ぎです。NKHで放映されている「カマキリ先生」を見ていたようです。バッタとコオロギも一緒に入れています。子どもたちは「どうして?」と言ってきますが、カマキリのエサになるとは言えません。仲良く暮らしているんだよ。と、大人のウソをつきました。(笑)

 

さて、先日、走行中の小田急線の車内で、無差別に乗客が切りつけられる事件が起きました。犯人は36歳の男性で、「自分の人生はクソみたい。幸せそうな女性を見ると殺したくなる」と語っていました。

 

犯人は、大学を中退して不安定な職を転々としていたそうです。こうした状況がメンタルを屈折させた可能性があると、専門家は指摘します。

 

日本では、大学の中退者の割合は1割ほどで、10人に1人が中退となると多いですね。ここに、世界に誇れない内閣府のデータがあります。大学中退者が「将来に夢がない」と答えた人が、日本が断トツで73%です。以下、多い順で、韓国43%・ドイツ39%・スウェ―デン33%・アメリカ25%・イギリス21%・フランス18%となっています。

 

もちろん、経済的理由で大学生活を継続できなかった若者も含まれますが、目的を持たず、ただ漠然と大学進学の道を選択した若者が多いことが想定されます。日本では、標準コースを外れた者への風当たりが、まだ強いです。そんな世間の目にさらされて、「自分の人生はクソみたい」と思ってしまうのかもしれません。

 

高校や大学、専門学校は何歳からでも入り直せるし、専門的な技術などを習得するための訓練校だってたくさんあります。ふさぎ込んでしまった若者は、まわりが見えません。孤立させないように、私たち大人は、そっと、別の道へのヒントを教えることも必要ですね。

 

「何回だって失敗したっていいんだぞ!失敗するから、色々なことを学べることができるんだ!」なんて、励ましの言葉を私たちは、ついつい使ってしまいますが、日本が、さらに成熟した国になっていくには「やり直しのできる社会」を作っていかないといけません。口だけでなく、具体的に。

2021年

9月

23日

車酔い

秋分の日、朝から暑い!お墓参りに行く人も、熱中症に注意!という感じですね。さて、今日は車酔いの話です。みなさんは、車酔いをしたことがありますか。私は、ほぼ大丈夫ですが、車の中では本は読めません。電車なら大丈夫なのに不思議です。

 

車酔いになりやすい人は、年齢で見ると小学校高学年ぐらいから酔う人が増えてきて、中学・高校でピークに達するそうです。男女別で見ると、圧倒的に女性の方が多いそうで、55%の女性が車酔いの経験があるというデータもあります。男性は33%です。

 

車酔いの症状はすべて自律神経の異常な興奮によって引き起こされるため、自律神経が不安定になる思春期は酔いやすい傾向にあり、大人になっても酔う人は、精神的ストレスで自律神経が乱れている可能性もあるそうです。

 

具体的に説明しますと、目から入る情報とバランスをつかさどる耳の三半規管が感知する加速度の情報にずれが生じます。この情報を脳の海馬(かいば)が、過去の情報と照らし合わせ、不快と判断すると、自律神経が異常に興奮し車酔いになります。顔面蒼白・冷や汗・唾液分泌・血圧変動・むかつき・嘔吐などが、車酔いの症状です。

 

そうだったのか!ですね。車の中で本を読むと、視線は本に固定される一方で、三半規管は「今は車が動いている」という情報を脳に伝えます。目からの情報と耳からの情報にずれが生じ、脳が「このずれは不快だ!」と判断すると自律神経が興奮して車酔いになるというわけです。

 

よく、運転手は酔わないと言いますね。これは、自分が運転しているときは自分の思ったとおりに風景が動き、回転や加速の予測ができるので、情報のずれが生じないというわけです。

 

では、どうすれば車酔いを防ぐことができるか・・・窓を開けて風をあびるとか、色々ありますが、市販の酔い止め薬を積極的に活用することもありというのが医者の見解だそうです。私も初めて車酔いのメカニズムがわかりました。(笑)

2021年

9月

22日

専門分野を深く学ぶ

昨夜は、十五夜でしたね。さいたま市では、雲の切れ目から、はっきりと満月を見ることができました。久しぶりに、空をしばらく眺めていました。こうして、満月をじっくりと見るのは、サマーキャンプで天体観測をした時以来です。いけませんね。天気が良くて雲がない夜には、じっと夜空を観察する余裕が欲しいものです。ほんの1分でもいいですね。

 

保育園の子どもたちは、「まん丸のお月様見た!」と言う園児もあれば、「お団子食べたんだよ」と、食べることが一番の園児もいます。(笑)

 

さて、中学・高校時代に「自分は○○がしたい。○○になりたい」と明確なビジョンを描ける若者は少ないでしょうが、漠然と、総合高校・大学に行くのではなく、やりたいことがある生徒にとっては、専門高校のメリットを生かす道があります。

 

令和初の都立高校「赤羽北桜高校」が、この4月に開校し、1期生となる1年生142人が入学しました。この高校は、総合高校ではなく、専門分野の3科を併せ持っています。

 

幼児教育・保育系や栄養・健康系の上級学校への進学を目指す「保育・栄養科」に、卒業と同時に調理師の資格の取れる「調理科」、介護福祉士国家試験の受験資格を得ることができる「介護福祉科」の3科が専門分野となります。

 

料理の世界で生きていくのであれば、高校卒業と同時に調理師資格を取り、自分が進みたい分野の店舗などで修業を積むことが、夢への第一歩ですね。

 

介護福祉士の資格は、2016年から国家試験を合格しないと与えられません。受験条件は、3年以上の介護現場での実務経験が必要で、大学卒であっても、すぐに試験を受けて資格がとれるものではないのです。

 

例え、将来の仕事に直接的につながらなかったとしても、浅く広くではなく、専門分野をより深掘りして学ぶ経験は、必ず人生の支えになりますね。

 

赤羽北桜高校が目指しているのは、3年間の専門的な学びを通して、困難な課題にも自ら向き合い、他者と協働して課題解決を図り、周りの人も幸せにすることができる生徒の育成です。

 

今日は、高校生の話をしましたが、大人の私たちだって、何歳になっても新たな専門分野を深く学ぶことだって可能です。自分次第ですね。有名な話ですが、ケンタッキー・フライド・チキンの創業者、カーネルサンダースさんは、65歳でKFCを立ち上げたのです。人生いろいろですが、学ぶことは続けたいですね。

2021年

9月

21日

薬効学ぶ植物園

今日の寺子屋では、屋上ファームに大根の種をまきました。普通の大根では面白くないので、毎年、子どもたちが「大きなカブ」と言っている「聖護院大根」です。収穫の頃には、「○○ちゃんの顔よりも大きい・・・」という会話を毎年しています。

 

しかし、大根の種はとても小さいので、子どもたちは、小さな手で大切に握りしめていました。マルチシートの穴に4粒ずつまきます。保育園の子どもたちは、種の形も自然と覚えるようになってきます。じゃがいもの種イモは、そのまんまイモですし、インゲン豆もえんどう豆も大きくて分かりやすい種です。大根の種は、なかなか本物の大根からはイメージがわかないようで、「どうして、こんな小さな鼻くそみたいな種が、大きな大根になるんだよ~!?」なんて、口の悪い男の子が言ってました。(笑)

 

植物や野菜は、本当に不思議なものですね。保育園の子どもたちは、屋上の自然の中で、経験しながら学んでいます。「クローバーは、四つ葉のクローバーを探すだけでなくて、リクガメのかめきちの大好物でもある」「カラスノエンドウは、えんどう豆みたいに美味しくないけど、食べられる」「桑の実はマルベリーと言って、すごくおいしい」などなど・・・

 

私が魅力を感じるのは、一日花と薬草です。一日花とは、およそ1日だけ咲き続ける花です。1日経ったら枯れてしまうはかなさに、何とも魅力を感じます。有名な花では「ハイビスカス」があります。屋上に咲く「アサガオ」も一日花です。子どもたちが、色水作りに、アサガオの花をむしり取ってしまいますが、どうせ一日の運命なら、子どもたちの色水になるのも幸せかもしれませんね。

 

そして、薬草には、先人たちの知恵や経験がたくさん込められていますね。病状に対してどんな漢方薬を出すか、先人たちは思考をめぐらせ、その漢方薬にはどんな生薬がはいっているか・・・そんな植物を観察することは、大人でも夢中になりそうです。

 

東京都八王子市にある東京薬科大学のキャンパスには、約2000種類の植物の薬効を学べる植物園があるそうです。一般にも開放されています。ただの、野草・雑草に、「頭痛・身体痛・打撲傷に用いる」などという文章が添えられているそうです。

 

私も、薬になる植物をそれなりに観察・勉強して、子どもたちに教えていこうと思っています。楽しそうですね。

2021年

9月

20日

祝 敬老の日

昨日は、晴天の午前中から秋まつりの準備をしていたのですが、15時にスタートしても太陽が夏のように輝いていました。家に帰ると、長女に「松崎しげるかい!?」と言われてしまいます。どうやら、かなり日焼けをしていたようです。そして、なぜか、喉が渇いて仕方ありません。麦茶にカルピス、炭酸水と、ざっと2リットルは飲みました。

 

この現象は、若い証拠なのか・・・はたまた年をとったからなのか・・・そんなことを考えいました。はい。今日は「敬老の日」です。

 

日本は、世界の中でも長寿大国と言われていますが、数字的にはどれくらいなのか。65歳以上の人口は3620万人で、総人口に占める割合は、0.3%上昇して29.1%だそうです。町を歩く人のざっと10人に3人は、65歳以上です。

 

高齢者比率29.1%の日本は、世界で断トツの1位です。2位がイタリアで23.6%、3位がポルトガルの23.1%だそうです。

 

しばらく、数字を続けますと・・・高齢者の就業者数の割合は、毎年増加しており、今年は過去最高の25.1%だそうです。65歳以上の4人に1人が、仕事をしているという計算です。

 

最近では、保険のCMなので、「人生100年時代に備えて・・・」というフレーズをよく聞きますね。長生きすることは素敵なことですが、「元気に、健康で」でないといけませんね。

 

「敬老の日・・・孫に囲まれながら幸せな人生を送りたい」といきたいところですが、バリバリに仕事をしてきた人に限って、定年後、趣味もなく何もすることがないと、あっという間に老け込んで、病気になってしまいます。

 

適度に、仕事をすることが、健康にはいいと言われていますね。仕事をすれば、体を動かして、人とのかかわりが発生します。私が新入社員として勤めた頃は、定年は60歳でしたが、今では65歳までが標準です。70歳定年という時代もすぐにやってくることでしょう。

 

まだ、65歳になっていないあなた。私もそうですが、時々、65歳以降に仕事を続けるとしたら、どんな仕事がいいのか。自分の強みや弱みを冷静に見つめて、考えてみませんか。

2021年

9月

19日

令和3年度 秋まつり

一日順延して、快晴のもとで、秋まつりを行いました。台風一過の青空とお日様で「暑い!」です。昨年から、暑さ回避で、夏まつりから秋まつりに変更したのですが、今日は、まるで夏まつりです。

 

昨年は「カレーライス」「フランクフルト」の店を行いましたが、今年は、コロナ対応で飲食なしで、5つのゲームを楽しみました。5人の先生がそれぞれのゲームを担当しました。ゲームは1回50円で、必ず景品やお菓子が付きます。「ダーツ」「たけとんぼ」「金魚すくい」「わなげ」「フリスビー」の5つの店には、寺子屋1番、2番の園児とその保護者にお手伝いをお願いしました。

 

子どもたちも頑張りましたが、保護者の皆様には、本当に活躍していただきました。販売などのサービス業に勤務しているパパやママは、「さすが!」のおもてなしと、段取りのすばらしさが光ります。子どもは「うちのママはスゲー~」と思ったことでしょう。

 

まずは、子どもみこしの「わっしょい!わっしょい!」で、秋まつりがスタートしました。今年度の保育園のテーマは、スマイル(笑顔)です。にこちゃんマークの子どもみこしには、子どもたちの笑顔の写真が並んでいます。

 

屋上を1周まわって、サークルの真ん中にみこしを置いて、子どもたちが踊ります。朝の会で練習を続けた、今回の新曲「スマイル音頭」でスタートです。今回は、3曲続けて踊りまくります。子どもたちの大好きな「ひょっこりひょうたん島」に、パパママも子どもの頃に踊った「UFO」です。この曲がかかると、自然と体が動いてしまうママもいました。(笑)

 

そして、5つのゲームがスタートです。「わなげ」は、色水を入れた様々な大きさのペットボトルが並びます。「フリスビー」は、アンパンマンの口の中に、紙皿で作ったアンパンマンのキャラクターフリスビーを投げます。「たけとんぼ」は、廃材で竹とんぼを作り、お土産は光るブレスレットです。「ダーツ」は、子どもたちが作ったダーツを色々な大きさの穴に入れます。一番小さな穴に、小学生が3人入れました。さすがです。「金魚すくい」は、予想通り一番人気となりました。アヒルやクマさん、ボールなどが浮かび、色別のカプセルをゲットすると、光る指輪がもらえます。保護者の協力でスムーズにできました。

 

最後に、もう一度子どもみこしを担いで、スマイル音頭を踊って、無事に秋まつりが終わりました。今回は、園児全員が出席です。小学生も11人集まってくれました。見送りで、子どもたちは、景品がいっぱいで大喜びですが、ママやパパたちも、笑顔がいっぱいです。

 

いつものように、ライブハウスなみの音響設備を演出していただいたパパや、孫のために参加いただいたおじいちゃん、おばあちゃん・・・そして、盛り上げていただいた保護者の皆様に感謝します。ありがとうございました。

2021年

9月

18日

運動実施率

台風の影響で、暴風雨の予報が早くからなされていたので、本日予定していた「秋まつり」は、明日に延期しました。予報通り、朝から雨が降っていたのですが、ちょうど、15時から16時半の秋まつりを行う時間に、雨がやんでいます。「あれっ!」という感じですが、地面は水たまりができていて、とうていできなかったですね。明日、雨の心配のない状況で、楽しく行いたいと思っています。

 

そんなんで、今日の子どもたちは、屋上のエレベーターホールで、祭りのゲームをいくつか練習しました。「わなげ」「フリスビー」「ダーツ」です。小さい園児は、1メートルの短い距離でも、輪投げを成功させるのが難しく、明日は、ゆるゆるルールでやることにします。お楽しみは、すべてのゲームに景品が付くことです。「オレ!何回もやるから・・・」なんて、子どもたちは張りきっていました。(笑)

 

さて、今日はスポーツの話です。東京2020オリンピック・パラリンピックが行われ、アスリートたちから多くの感動をもらいました。また、私たちがスポーツに取り組むことは、心身にプラスの効果をもたらします。体力向上はもちろん、ストレス解消やリラックス効果。チームスポーツからは、社会性、協調性が高まることも期待できますね。

 

しかし、日本人の運動実施率は、統計が取れた国の中では、世界最下位です。20~30代の運動実施率は、男性でおよそ20%で、女性では15%ほどしかありません。この運動は、競技スポーツだけではなくて、趣味で行うジョギング、ウオーキングやスイミングなども含まれます。

 

労働時間が長い日本人は、スポーツを行う時間がないのかもしれないのか・・・はたまた、「ブラック部活」という言葉があるように、試練を伴う部活経験が、社会人になってからのスポーツ離れを促しているのか・・・どちらにしろ、悲しい数字です。

 

アメリカの男性とノルウェーの女性が、ともに70%で一番高く、これは、スポーツをして体を動かすことは、ライフスタイルとして当たり前になっているという数字ですね。

 

どう考えても、適度に運動・スポーツを行うことは、さまざまなプラス効果があり、生涯にわたり継続していきたいことです。

 

あなたは、継続的に体を動かしていることはありますか。

2021年

9月

17日

「スジ屋」大忙し

保育園の園児の中には、電車が大好きという子がたくさんいます。「こんなことまで知ってるんだ・・・」と驚くことが多いですが、今は小学2年生になった男の子が、南海電鉄の特急「ラピート」を言い当てた時には、ビックリしました。「関東の人間なのになんで!?」です。

 

また、登園日には必ず「時刻表」を持参する卒園児もいます。本屋さんで売っている一番大きくて分厚いタイプです。時刻表が読めるのは、その子と園長しかなく、他の園児にはまったく面白さが分かりません。彼は、一人で時刻表をたどっているのです。

 

今日は、そんな鉄道の話です。「スジ屋」と呼ばれる仕事は、何かわかりますか。鉄道ダイヤの原案である「ダイヤグラム」を作る人のことを言います。

 

ダイヤグラムは、鉄道ダイヤの元になる図表のことです。紙の左端にある縦軸には、路線の駅名が順に記載されています。上軸と下軸のある横線には、1分刻みで目盛りがあります。

 

始発駅が一番上に配置され、ここを原点として距離は下向きに、時間は右向きに進むので、下り列車は、右肩下がりで「1本の線(スジ)」で表現されます。反対に、上り列車は右肩上がりの折れ線を描くのです。なんとなく、わかりましたか。

 

このダイヤグラムを見れば、「鈍行列車がどの駅で、何時に特急に抜かれるのか」とか「上り列車と下り列車が通過し合うのは、どの場所で何時くらいか」などが、ひと目で分かるのです。

 

JRは、毎年3月に、年に一度の大がかりなダイヤ改正を行っていますが、「スジ屋」の皆さんは、このダイヤ改正後、すぐに、1年後の改正のための作業を始めるそうです。原案作りでは、相互乗り入れの状況や人口動態などを念頭に、現行のダイヤグラムに鉛筆や蛍光ペンで新たな筋を書き入れるのです。

 

もちろん、コンピューターも使用するそうですが、「複雑に絡みあったダイヤを全自動ででは組めない。紙に筋を引く作業は今後もなくならない」とのことだそうです。

 

今年は、コロナの影響で、終電の繰り上げや東京オリンピック用の臨時列車の運行中止があり、鉄道会社にとっては、幾度もダイヤを組み替える異例の年となったようです。

 

JR東日本には、約30人のスジ屋がいるそうですが、コロナ禍では、お客様の利用状況は見通せません。それでも「一本の線の後ろに、何千ものお客様がいる。それを忘れず、良いダイヤを作っていきたい」とスジ屋の一人は話をします。

 

どうですか・・・ダイヤグラムを見たくなりましたか。けっこう、はまりますよ。

2021年

9月

16日

UFOの正体を解明せよ!

運動会の練習をしていると、西文ひろば横の道路を歩く人が、立ち止まって子どもたちの頑張りを見守ってくれます。今日も、紅白対抗リレーは、抜いたり抜かれたりの熱いレース展開となりました。「○○ガンバレ!追い抜くんだ!」の声援に、通行人が3組見入っていました。

 

保育園の子どもたちのことなど全く知らないただの通行人の足を止めるほど、子どもたちの熱気が伝わったのです。凄いですね。

 

さて、今日は「UFO」の話です。秋まつりでも、子どもたちは「UFO」を踊りますが、本物のUFOについて、6月25日、アメリカ当局は、「未確認航空現象の初期評価」と題した9ページの報告書を発表しました。

 

UFOの正体について「中国やロシアなどの外国由来」「鳥や気球、ドローンなどの空中浮遊物」「氷の結晶などの自然現象」などの可能性を指摘しました。それすら当てはまらないケースは「分析するには科学の進歩が必要だ」との見解を示しました。

 

報告書では、地球外生命体がUFOを送り込んだ可能性には触れなかったものの、明確な否定もしませんでした。米メディアは「エイリアンを信じる人たちの熱意をさらにかきたてた」と強調しました。

 

もともと、米軍内でのUFOの目撃情報を基に「先端航空宇宙脅威特定計画」と呼ばれるUFO調査を米当局は秘密裏に行っていました。UFOに関する情報公開を求める世論の高まりを受け、国防総省は計画の存在を認め、20年になって保有するUFOの動画を公開し、本格的な調査に乗り出したのです。

 

このとてつもなく広い宇宙に、地球以外の人間よりも文明が進んだ生命体があることは、間違いないだろう・・・と私たちは、思っていても、UFOを真剣に語ることはなかなかできませんね。ましてや、国家が正式に調査を進めるアメリカと違って、日本では、国会の議論に挙がることなど、まずないでしょう。

 

サマーキャンプで天体観測を指導していただいた、小川げんきプラザの石井さんのように、可能性はあっても、UFOが地球に到着する可能性など確率的に不可能という意見もあります。

 

私は、やっぱり、子どものように「宇宙人」「UFO」の存在を信じて、ワクワクしたいと考えるおやじなのです。国家が絡む報告書となると、色々な策略があるので、真実は出てこないかな?

2021年

9月

15日

日本300名山 ひと筆書き

今日から、保育園にあるハロウィーンの衣装を自由に着れるようにしました。まるで、今からハロウィーンパレードが始まるような賑やかな教室内です。しばらくは、子どもたちのハロウィーンコーディネートが続きそうです。

 

さて、「ひと筆書き」というと、何を思い浮かべますか。やはり鉄道ですね。私が小学6年生の時の担任が、鉄道好きで、東京近郊区間で、小学校の最寄り駅の国鉄武蔵野線「新座駅」から隣りの「北朝霞駅」までの1駅を同じ駅を通らないで、ひと筆書きで大回りして乗車するツアーを行ったのです。新座駅に朝の6時集合で、解散は北朝霞駅23時というまるまる1日「電車の乗りっ放し」のツアーです。

 

参加した子どもたちは、それはそれは、たくさんの電車に乗れて、大はしゃぎです。料金は、「東京近郊区間内ルール」で、一駅分で、当時の子供運賃で30円か40円だったような気がします。埼玉・東京・神奈川・茨城・千葉をすごいルートでまわります。パソコンがない時代ですので、担任の先生が一人で机上で考えたルートでした。

 

今の時代なら、早朝から深夜までの活動に、学校や教育委員会の許可は下りないでしょうし(たぶん、この時も担任は勝手にやっていたようですが・・)、古き良き時代の思い出です。

 

今日の話は、ひと筆書きでも、日本の300名山を南から北まで、山と山をつないで縦断した男の話です。アドベンチャーレーサーの田中陽希さんです。

 

2018年1月1日に鹿児島県の屋久島をスタートし、3年7カ月が経過した2021年8月2日に、北海道の利尻山山頂へゴールしました。正確には、日本300名山+200名山でありながら300名山に入っていない「荒沢岳」の合計301名山を人力で走破したのです。

 

人力というのは、陸上は徒歩とスキー、川はバックラフト、海はシーカヤックで越えたからです。非常階段の使用が許可されなかった関門トンネルや、いくつかの宿泊施設でエレベーターを使ったほかは、待機期間も含めて、飛行機や車はもちろん、電車や自転車、エスカレーターさえも使っていないそうです。

 

田中さんは「歩く力、こぐ力は人間としてのナチュラルな動作だと思う。私が足を踏み入れる山や海も、何か特別な力を使ったのではなく、生まれてから年月を重ねて自然と今の姿になった。一人の人間が本来持っている力だけでそこに身を投じるのがフェアだと考えたんです」と話します。もう、全くもって脱帽です。

 

人間は、男女に限らず、多かれ少なかれ「冒険心」を持っていると思うのですが、田中さんのようなスケールの大きい人の考えが気になるところですね。

 

「自分が本気でやりたいと思ったことに身を投じるべきだなと、改めて感じました。たとえ周りからみれば何のためかわからないことでも、自分にとって大切なことで意味がある挑戦だと思えば、胸を張ってステップを上がっていける。そのことを改めて教えられた時間でした」

 

こんな風に、言ってみたいものですね。田中さんにとっては、この偉業もただの通過点だそうです。

2021年

9月

14日

10分で届くスーパー!?

今日の寺子屋では、ハロウィーンツリーを作りました。毎年恒例のクリスマスツリーならぬ「ハロウィーンツリー」です。ジャック・オ・ランタンなどのハロウィーン装飾にプラスして、ホワイトきゃんばすでは、子どもたちの笑顔の写真が飾られます。

 

ハロウィーンからクリスマスに切り替えるまでの3か月半・・・保育園の入口が、とても賑やかになります。子どもたちで、バランスを考えて、ツリーに飾っていくのですが、自分の写真を集めることに集中してしまった4歳男の子・・・「園長先生。○○の写真が4つもあったよ」と、ニコニコしながら報告します。「それを飾るのが今日のお仕事だよ・・・」と話をしましたが、この手の作業は、得手不得手がわかりやすいですね。

 

さて、コロナ禍がさらに需要を加速させているのが、ネットスーパーです。ホワイトきゃんばすがあるショッピングセンターでは、3年前のリニュアルで、ネット部門を強化し、それ以来、右肩上がりで売上が伸びているそうです。

 

そして、驚くべきネットスーパーがオープンしました。注文から10分以内に商品を届けるという仕組みです。東急東横線学芸大学駅近くにある「OniGO(オニゴー)」という店です。「鬼ごっこ」のように楽しく「鬼速」で届けるという意味が込められているそうです。

 

店といっても、お客が入れるわけではありません。商品棚や冷蔵庫・冷凍庫が並ぶ物流センターです。お客は、専用アプリを使って商品を注文します。決済もスマホで行い、商品代の他に宅配料金300円がかかります。

 

「即配」のカバー範囲は、店から半径1~2キロで、10分以内に自転車で配達できるエリアを設定したそうです。学芸大学駅の1号店の販売対象は約5万世帯だそうです。こんな狭いエリアに、これだけの世帯数があるのは、首都圏の特徴ですね。

 

このビジネスモデルを「ダークストア」といいます。お客を見せに入れないことから「表に見えない店」という意味があるようです。コロナ禍の中国や欧米急速に広まっているそうです。

 

日本では、住宅が密集し、比較的世帯年収が高い首都圏で、1年後には100店舗展開を「OniGO(オニゴー)」は、目指しているそうです。

 

仕事や家事、介護など多忙な生活を送る人や、スーパーから重い荷物を持って帰るのを負担に感じる高齢者たちにとって、ニーズは高いですね。もちろん、スーパー・コンビニとあらゆるネットスーパーがありますが、配達時間が2~3時間の幅で設定されているところが多いので、10分即配は、魅力です。

 

もちろん、買い物の楽しみは、衝動買いも含め「自分の目で商品を見ながらブラブラする」ことですね。ストレスも発散されます。まだ、私は、本来の買い物の楽しみ方を選択します。(笑)

2021年

9月

13日

言葉は「力」にも「刃」にもなる

土曜日、菓子問屋に小学生を連れて、秋まつりの追加の景品を買いに行ったのですが、そこで、プラスチックのおもちゃの刀を小学生が見つけてしまいました。週末は、あの「鬼滅の刃」が、テレビで放映されるので、子どもたちの遊びに、赤と黄の2本を購入しました。

 

しかし、想定内でしたが、ものの1日で、黄色の刀は折れてしまい、テープで補強します。そして、今日は、月曜日ですので多くの園児が、交代で遊びます。4歳男の子が、刀を壁に切りつけて、見事に赤い刀の先端が割れてしまいました。

 

こうなると、ガムテープで刀のすべてをグルグル巻きにし、すでに刀の原型をとどめていませんが、それでも、子どもたちの「水の呼吸・・・三の型・・・」が続きます。(笑)

 

さて、今日は「言葉」について考えます。

 

先日の東京2020オリンピック・パラリンピックで、熱戦を終えた選手たちは口々に「感謝」の言葉を述べていましたね。コロナ禍という不安な状況、ハードな練習やモチベーションの維持など、様々な思いが交錯したことでしょう。その言葉には、重みがあって感動を覚えました。

 

一方、SNSでの誹謗中傷に苦しめられた選手も少なくなかったと聞きます。書き込みは瞬時に拡散します。SNSは、便利な反面、デジタル入力の特性や匿名性の高さから、吟味しないまま発せられる言葉や不確かな情報もあります。

 

アスリートたちが残した言葉は、私たちにとっては「力」となりましたが、SNSの無責任な言葉は、「刃」にもなり得ますね。

 

子どもたちは、学校で「国語」の時間のみならず、あらゆる時間で、「言葉」を学んでいます。しかし、子どもたちの世界でもスマホやタブレットは生活必需品になりつつあります。教育現場では、1人に1台のタブレットの時代にすでに入っています。

 

言葉の持つ「力と刃」について、もっと具体的に指導する必要が出てきました。アクティブラーニングの議題にもぴったりですね。

 

もちろん・・・東京2020オリンピック・パラリンピックでは、「お疲れ様」「ありがとう」の言葉が飛び交い、海外の選手たちからもたくさんの「ARIGATO」がSNSに投稿されました。「言葉」は、「力」でありたいですね。

2021年

9月

12日

バランスが整っていない方が面白い

私がサラリーマンをしていた10年前には、「ワーク・ライフ・バランス」という言葉がすでに使われていたような気がします。人生の大きなテーマの一つが、仕事とプライベートのバランスをとること・・・なんていわれます。

 

しかし、サラリーマン時代も現在の保育園の仕事でも、いまだに「ワーク・ライフ・バランス」がきちんと整ったことはありません。言い方を変えれば、「仕事とプライベートは5対5で生きていこう!」なんて決めてしまった人生など、つまらないものです。

 

バランスを整えることができるようになった時は、人生の引退なのかもしれませんね。休みなしで仕事に取り組んでいる時は、「ちょっと休まないと、心も体もボロボロになるぞ」と休みを取り、少し遊び過ぎているなぁ~と思えば、一生懸命仕事に取り組む・・・そんな感じでいいのかなぁ~なんて思っています。

 

保育園の見学に来る保護者へは、見守り保育と一斉保育のバランスの話をよくします。「ふだんの屋上遊びや教室内で子どもたちが遊んでいるときは、ほぼ『見守り保育』になっています。今からみんなで○○をやろう・・・と遊びを誘導することはありません。しかし、運動会やクリスマス発表会での練習は、100%『一斉保育』です。トータルでは、7が見守り保育で、3が一斉保育ですね」と話をしますが、その割合はいい加減です。(笑)

 

「リターンとリスクのバランスを考えながら保育をしている」ともよく言いますが、屋上遊びで、子どもたちが自転車でスピードの出し過ぎで転んでけがをしたら、「○○禁止」のルールができて、リスク重視のバランスが高まるのです。

 

子育てについても「アメとムチ」のバランスの例えは、よく使われますね。子どもの性格、タイプによって、アメとムチのバランスは変わります。同じ子どもでも、小学生時代と中学、高校時代では違ってきますね。

 

どうですか・・私たちは、様々なバランスを取りながら生きているわけですが、少し考え方を変えて、「最適なバランスを見つけよう!」ではなくて、「バランスが整っていない方が、面白いんじゃないの!」と思ったほうがいいのかもしれませんね。

2021年

9月

11日

生きづらさ

今日は、9・11ですね。「アメリカ同時多発テロ」から20年が経ちました。子どもたちに、「20年前の今日は、凄いことが起こったんだ。テロ組織という、悪い犯人が飛行機をハイジャックして、その飛行機を操縦して、ニューヨークのビルにそのまま、突っ込んだんだ。そのビルで働いていた人たちなど、多くの人が死んでしまった」と話をするものの、私の話を頭の中で映像化するのが難しかったようで、「???」です。

 

さて、今日も保育園には、卒園児の小学生が登園します。先週の土曜日は休園だったので、2週間ぶりとなり、いつも以上に保育園での一日を楽しんでいました。小学生同士での「同窓会」的なノリに、後輩の園児と自転車やローラースケートで遊んだり、1歳児2歳児を我が子のようにかわいがる姿も・・・卒園児にとっては、保育園が大切な居場所でですが、多くの子どもたちは、学校が唯一の場所というのが現実です。

 

悩みや相談を担任や他の先生に、気軽に話ができて、先生もそれを受け止めてくれるなら問題ありませんが、頼れる人がいない子どもたちも少なくありません。

 

子どもたちのカウンセリングを受ける団体の代表は、こう言います。

 

「ほとんどの相談内容は『生きづらさ』です。多くの子どもは学校で仲間外れにされないように、良い子で頑張る自分を演じているようです。いじめではないため学校の先生も気付きにくいと思います。また、親の過度な期待や気遣いも生きづらさの理由に挙がっています。子どもに何か不都合なことをしてしまうと、すぐに謝るというのは良くありません。ストレス耐性を下げてしまうからです。理不尽に慣れる練習も必要です。理不尽に慣れていない子どもは、友人関係などでトラブルになると、問題と向き合うことから目を背けてしまいがちです」

 

保育園の保護者の中には「うちの子は、できるだけ自分の思い通りにならないことをたくさん経験してもらいたい」と考える親は、ごくわずかで、ほとんどの保護者は、なるべくトラブルに巻き込まれないように、平和に過ごしてもらいたい・・・と考えます。

 

しかし、理不尽に慣れておかないと、世の中の不条理と戦うことはできないばかりか、嫌なことが起きると、逃げ出してしまう人になってしまいます。保育園での生活に中には、多くの理不尽があります。保護者には、これが、我が子の成長につながっていると思っていただければ、うれしいですね。

2021年

9月

10日

やまゆり園事件

昨日の寺子屋では、秋まつりに行う5つのゲームの一つ「輪投げゲーム」の輪を子どもたちが色を塗って完成させました。「ダーツゲーム」のダーツも子どもたちの手作りです。今から、子どもたちのワクワクドキドキが高まっていきます。当日は、雨が降らないように願うだけです。

 

さて、今日は、少し重い内容につき合ってもらいます。「やまゆり園事件」を覚えていますか。2016年7月26日未明、神奈川県立の知的障碍者施設「津久井やまゆり園」で、入所者19名が刃物で刺され死亡、職員2人を含む26人が重軽傷を負った痛ましい事件です。

 

あれから5年が経過し、2020年3月に死刑が確定した犯人の植松聖。彼は、一貫して「意思疎通のできない障害者はいらない」と公言し、社会のためにやったと主張します。16回開かれた公判では、刑事責任能力の有無のみが争われ、障がい者への差別意識を持つに至った経緯はほとんど解明されていません。

 

裁判とは、そのようなものでしょうが、このままでは、この事件は特異な人間の特異な犯行として忘れられていく恐れがあるとして、地元紙である神奈川新聞の取材班は、裁判の傍聴や植松聖との接戦を続けます。彼に賛同するネットへの書き込みや、彼への手紙が多くあったことを問題視し、この事件を社会の問題として切り込んでいったのです。

 

そして、「異常者」は、私たちの社会が作り出したのではないか・・・つまり、学校教育にも問題があるのでは・・・と分析します。

 

「子どもたちを障がいの有無や学力によって『分ける』ことはむしろ、差別や排除のまなざしを植え付けることになる。事件の加害者のような人が出てくる土壌を、学校教育がいまもなおつくりだしてはいないか」

 

「勉強や運動ができる、あいさつができる、並ぶ時に列を乱さない、おとなしく座って授業を受けることができる・・・。学校教育がめざすべきとされる『子ども像』は、教師から見た『教えやすい、好ましい子ども』にすぎないのではないか」

 

先日、2020東京パラリンピックが終わり、多くの障がいを持った、パラアスリートたちから私たちは、夢や勇気をもらいました。「意思疎通の出来ない障害者はいらない」という植松聖の言葉には、強い不快感を覚えます。

 

この神奈川新聞社が取り上げた、「異常者は社会が作り上げたもの」という問題提起について、私たちは、ずっと考え続けないといけないと思っています。

2021年

9月

09日

「しいたけ. 」さんの人生相談

今日は朝から雨が降っています。グランドで運動会の練習はできませんが、教室でしっかりと組体操の練習をしました。一人で行う演目をすべて練習できました。初めて組体操にチャレンジする年少園児も、のみ込みが早いですね。期待できそうです。

 

さて、テレビに、新聞に雑誌に、「人生相談」のコーナーがたくさんあります。「他人の悩み」ですが、時々、自分と重なる内容もありますね。私の愛読誌「AERA」に「午後3時のしいたけ. 相談室」というコーナーがあります。しいたけ. さんは、占い師でもあり作家でもあるのですが、回答が独特で「う~ん・・・その通りだ」と思うことがたくさんあります。今日は、その独特のフレーズをいくつか楽しんでもらいます。

 

「悩みって親友 大切にあつかわなきゃ」

今まで、悩みなんかない方がいいと思っていましたが、人が生きている以上、悩みは一生ついて回ります。まさに、一緒に暮らしてきた親友みたいに考えると、楽になるかもしれませんね。

 

「実力で壁に突き当たったときは人柄を伸ばすとき。人柄で行き詰ったときは実力を伸ばすとき」

両輪で回っています。完璧になればなるほど嫌みになって、人が離れてしまう場合もありますね。

 

「誰かとパートナーになることの面白さは、自分がどう変われるか」

変化によって自分が改めて評価されることは、パートナーに報いることにもつながる。

 

「『これはできません』が言えない関係では。どちらかがこわれてしまう」

つらいときに支えすぎてしまうと、別れがやってくる。相手にとっては「借り」ができてしまうから。

 

「落ち込むポイントは『二つまで』のルールを」

あれもこれもダメと責めていたら、ここまで頑張ってきてくれた自分に対して失礼になってしまいませんか?

 

「相手の好き嫌いに気づくことから」

卵焼きはその焼き方が好きなんだね・・・こういうのは嫌いなんだね。相手の好き嫌いに気づくことから、コミュニケーションは始まります。結論を急がずに。

 

どうですか・・・なんだか、スッキリしませんか。悩みは親友だなんて思いつきませんでした。

2021年

9月

08日

メカジキ デニム

運動会の練習も3日目となりました。今年初めてのプログラム「綱引き」では、年少園児が、綱を引っ張るというよりも触っているだけです。年長・年中の頑張り次第です。(笑)

 

さて、「メカジキ デニム」をご存知ですか。そう、あのとがった剣のようなあごを持つ、魚のメカジキです。できあがった姿は、何の変哲もないように見える一本のジーンズですが、デニム愛好家の間で注目を集めています。このデニムには、ストーリーがあります。よく言われる「モノ」ではなくて「コト」です。

 

宮城県気仙沼にある「オイカワデニム」は、気仙沼湾が一望できる高台に工場を構えます。1981年創業で、数々の有名ブランドのOEMを請け負ってきました。転機は、2011年3月。東日本大震災による津波で甚大な被害を受け、高台にある会社は避難所として百人以上の地域住民を受け入れたそうです。

 

「その中に地元の漁師さんが大勢いて、彼らといろんな話をしました。メカジキの吻(ふん)が大量に廃棄されていることを知ったのもその時です」と社長の及川さんは言います。「吻」とは、ウンチではなく、メカジキのとがったあごです。廃棄する総量は、気仙沼港だけで年間40トンだそうです。

 

これをデニムにしようと、翌月、工場再開と同時に前代未聞のプロジェクトが始動しました。吻を粉砕し、主成分のリン酸カルシウムを線維化して綿に織り込みます。製品化に向けて試行錯誤を繰り返し、2014年11月に、ついに販売開始となったそうです。

 

生地の強度があるだけでなく、保湿効果があることもわかったそうです。全体の40%が、メカジキ由来の繊維の「メカジキ デニム」の完成です。震災から10年が経過し、ファンの輪はヨーロッパを中心に世界中に広がっているそうです。

 

お値段は・・・1本税込み25300円です。ストーリー(コト)があるから、この値段でも売れるのですね。

2021年

9月

07日

異なる視点を「考える」

先週から、保護者との個人面談を始めています。毎日の送り迎えの会話の中では、なかなかできないような深い話や悩みなどを共有します。ホワイトきゃんばすが大切にする「自分で考えて自分で答えを出す」という園児へのアプローチについては、異年齢保育で年上園児や卒園児の小学生にも影響を受けながら、着実に我が子に身についているとの話を聞くと、嬉しくなりますね。

 

自分で考えることをしないと、こんなことが起きてしまいます。

 

2015年、被爆70年事業として、長崎市の教育委員会は「世界こども平和会議」を行いました。そこで、「原爆投下は正しかった」と主張する海外の参加者に、地元長崎の中学生は反論ができなかったそうです。

 

「原爆は人間が作った最大の過ちであり、これによって多くの命が奪われた。戦争は、二度と起こしてはいけないこと。決して、同じ過ちを繰り返してはいけない」

 

おそらく、長崎の中学生だけでなく、日本の多くの若者は、このように、原爆や戦争について教わってきました。しかし、アメリカでは、「原爆を投下したことで、長期化した戦争を終わらすことができた。もし、原爆投下がなかったら、だらだらと戦争が続き、さらに多くの命が、日本人もアメリカ人も失われていたのだ」と、教えられていたかもしれません。

 

そこで、長崎市では、自分の言葉で平和を語り、行動できる子どもの育成を目指すようになります。

 

例えば、中3向けの授業では、①あなたは科学者で、知らぬ間に大量殺人兵器の開発に関わっていた ②政府に「兵器が完成すれば戦争は早く終わる。辞めれば将来はない」と説得された ③あなたは開発を続けるか、辞めるか・・・と問いかけます。

 

生徒は、自分の考えに基づいて立場を選択し、理由を話し合います。もちろん、問いには正解はありません。大切なのは、正解を求めるのではなく、自分で考えることです。

 

討論の過程で意見を変える生徒や、自分の考えがより強固になる生徒もいるそうです。つまり、自分の考えを主張するものの、相手の異なる視点での考えを受けて対話をしていく中で、より考えを深めていくのです。相手の考えに納得すれば、意見を変えることも大切ですね。

 

「自分で考える」という、子どもたちへのアプローチ・・・大切にしていきます。

2021年

9月

06日

運動会の練習が始まりました

昨夜の東京パラリンピック2020の閉会式で、「君が代」を合唱したのが「こどもの城合唱団」でした。実は、私のいとこの娘(高校1年)が、この30人のメンバーの一人で歌っていました。世代や性別、国籍や障害の有無に関わらない多様なメンバーで構成されています。

 

「こどもの城合唱団」は、2015年に閉館した、国立児童総合センター「こどもの城」で生まれた合唱団です。閉館後も活動を続け、現在は3~78歳の約250人が在籍し、全国で公演活動をしているそうです。「こどもの城」に子どもを連れて行ったことがある人は多いと思います。

 

裏話ですが、「猛特訓」をしたそうです。世界が注目するパラリンピック閉会式の舞台ですから、失敗は許されません。でも、本人は「素人だから、やっぱり下手だなぁ~」とか「あいつら何者だ」とSNSで叩かれることを心配していたようで、いまどきの高校生ですね。

 

しかし、ひいき目抜きに、素晴らしい歌声でしたね。そして、この経験は、一生の宝物になることでしょう。私は思わず、テレビ画面に向かって「よく頑張った!」と言っていました。(笑)

 

さて、今日から運動会の練習が始まりました。3・4・5歳児の寺子屋園児は、10月16日の運動会ですが、今から練習を始めます。今日のところは、運動会を行う「西文ひろばグランド」で久しぶりの土の感覚に慣れることを目的にしていたのですが、初日から、子どもたちのやる気モードが高かったのです。

 

まずは、30メートル走をします。年少園児にとっては、初めての距離です。でも、全員が最後まで止まることなく走り抜けました。走り方については、これからの練習で修正をしていきます。今日のところは上出来です。

 

そんな感じでしたので、初日から紅白対抗リレーまでやってしまいました。想定通り、珍プレー続出です。トラック1周を走るので、ざっと100メートル以上の距離を子どもたちは、チームのために走るのですが、トラックの内側をショートカットで走る園児・・・相手チームの選手にバトンを渡してしまう園児・・・バトンをもらって、そのまま立ち止まってしまう園児・・・まだまだ、勝つためには、相手を追い抜かさなければならないという意識は少なく、笑いありの紅白対抗リレーとなりました。

 

お迎えの時には、「今日ね・・・リレーで勝ったよ!」とママに興奮しながら報告する4歳男の子・・・ついでに「今日は運動会だったんだよ」と間違えた報告をしていました。(笑)

 

練習から、勝った負けたで大騒ぎ・・・泣く園児も続出しますが、子どもたちの「非認知能力」がアップするのです。「負けてたまるか!」の気持ち・勝つことによる自己肯定感のアップ・チームのために頑張る・仲間を応援する・最後まで諦めない・次はこの作戦でやってみよう・・・決して、机上の勉強では身につかないこれらの力が「非認知能力」です。

 

はい。でも、明日からは「楽しんで」の部分を少し多くしないと・・・(笑)

2021年

9月

05日

俺は最強だ!

昨日の我が家の晩御飯・・・「魚を食べるぞ!」と、あの有名な鮮魚店「○○魚類」へ魚を求めに買い物に行きます。対面で「これさばいて!」と言いながら、リーズナブルな値段で購入できました。晩御飯のメニューは、金目鯛の煮付け(お店で食べたら2980円くらいかな?でも1300円)・生たこの刺身・生ガキにポン酢をかけて(1枚200円)・シジミの味噌汁に、日本酒は、埼玉が誇る「神亀酒造」の純米酒です。

 

私ではなく、かみさんの料理です。本当に美味しくいただきました。「おいしいものを腹いっぱい食べる」というのは、人生の幸せの一つですが、「うまい!うまい!」と言いながら、パラリンピック車いすテニスの国枝選手の金メダルを観戦していました。

 

2020東京パラリンピックは、いよいよ、今日でおしまいですね。印象に残った言葉は、女子自転車ロードで優勝した50歳の杉浦選手が、日本の金メダル最年長記録を作ったことに、「最年少記録は二度と作れないけど、最年長記録はまた作れますね」です。

 

そして、その3日後に、別種目も制してさっそく記録を更新するところは、「カッコイイ!」としか言いようがありません。

 

そして、もう一人、パラリンピックの象徴、絶対王者として、金メダルを期待された国枝選手の試合後に流した涙には本当に感動しました。2016年リオパラリンピックでは惨敗し、「すべてを見直す時期」とします。スイングを修正し、ラケットを変え、車いすも改良しました。

 

「負けるたびに何かを変えようと取り組んでいる。時には悪い意味で変わる時もあるが、回り道、寄り道しながら自分自身の正解を求めている」と国枝選手は言います。まさに、この言葉は、人生そのものですね。

 

国枝選手の目的は、金メダル獲得だけではありませんでした。「車いすテニスの素晴らしさ・楽しさを人々に伝えること」です。東京パラリンピックで、見事にその思いは結実したのです。コートの広さもネットの高さも同じで、2バンドまでOKのルールの中で、私たちは、車いすテニスの凄みを感じることができました。私も、神亀の純米酒を片手に、金目鯛を食べながら、素晴らしい時間を過ごすことができました。

 

そうだ・・・国枝選手のラケットには「俺は最強だ」の文字があります。試合前のロッカールームでは、3回この言葉を叫びます。そして、以前、当時の世界ランニング1位のフェデラー選手が、日本の記者に「なぜ日本から世界的な選手が出てこないのか」と聞かれた時に「何を言っているんだ君は!?日本には国枝慎吾がいるじゃないか!」と言ったのです。本当にその通りですね。

2021年

9月

04日

共生の現場

今日は、親子遠足を行いました・・・というブログになる予定でしたが、今年度の親子遠足はコロナ禍でのリスクを考慮して、中止としました。「今日は朝から雨が降っているので、どちらにしろ中止だったなぁ~」と、思って気持ちを切りかえます。秋まつりは、飲食をやめて、ゲームコーナーを5つ用意して、子どもたちに楽しんでもらおうと思っています。

 

さて、東京パラリンピックもいよいよ明日が閉会式ですね。8月25日に渋谷区の国立代々木競技場でパラリンピックの学校連携観戦プログラムの車いすラグビー観戦に訪れた中学生たちは、観客席から身を乗り出して応援します。

 

感染リスクから、学校観戦には否定的な意見も多かったですが、生徒たちは観戦後「すごい迫力だった」と口をそろえ、障がいを乗り越えて戦う選手たちの姿に胸を打たれます。

 

このように、直接試合を観戦しなくても、テレビを通じて、私たちは、東京パラリンピックで多くの感動をもらっています。

 

スターバックスコーヒー「nonowa(ノノワ)国立店」は、店員24人のうち18人が聴覚障碍者です。店員の一人は、手の人差し指を折り曲げ、手話でお客様に「こんにちは」とあいさつしています。マスクではなく、透明な「マウスシールド」をつけていて、口元や表情がよく見えます。「ありがとうございます」と、声は聞こえなくても、そう言っていることが分かり、気持ちもしっかりと伝わってきます。

 

東京パラリンピックを機に、こうした共生の機運を一層高めていくことが、子どもたちへ「違いを理解すること」につながるのかもしれませんね。

2021年

9月

03日

江戸しぐさ

先週の体操教室で、鉄棒の逆上がりに成功した園児2名・・・ビデオの撮影をしていなかったので、今日撮影することにしました。ところが、ビデオを前にすると、余計なところに力が入って、2人ともに最初の撮影では失敗です。2回目にリラックスした気持ちで成功し、ビデオでも撮れました。

 

ビデオに撮影するのは、園児に「成功した!」という喜びをパパママと共に感じてもらうことで、自己肯定感を高めることです。園児の性格は、十人十色で、内向的な性格の園児は、こうして、自己肯定感を高めることにつながるのです。

 

さて「江戸しぐさ」をご存知ですか。江戸幕府が開かれて400年にあたる2000年になった頃に、学校でも教材としても盛んに用いられました。

 

どんなしぐさが「江戸しぐさ」なのか、少し例を挙げると・・・

①「傘かしげ」・・・雨の日に互いの傘を外側に向け、ぬれないようにすれ違うこと

②「肩引き」・・・肩を引いて、人とすれ違うとき左肩を路肩に寄せて歩くこと

③「時泥棒」・・・断りなく相手を訪問し、または、約束の時間に遅れるなどで、相手の時間を奪うのは重い罪にあたる

④「うかつあやまり」・・・たとえば相手に自分の足を踏まれた時に「すみません、こちらがうかつでした」と自分が謝ることで、その場の雰囲気をよく保つこと

⑤こぶし腰浮かせ・・・乗合船などで後から来る人のために、こぶし1つ分腰を浮かせて席を作ること

⑥喫煙しぐさ・・・野暮な「喫煙禁止」などと張り紙がなくとも、非喫煙者が同席する場では喫煙をしない

 

どうですか・・・まだまだありますが、ほんの一例です。江戸の町民たちが日常生活の中で培った粋な振る舞いとして、広く紹介されています。絆や共生社会といったテーマに発展させた授業も学校ではよく行われていました。

 

「道徳」の題材としては、よく取り上げられた、この「江戸しぐさ」ですが、最近ではあまり聞かなくなりました。

 

実は、研究の結果、江戸時代にそうした社会的ルールがあった証拠がなく、歴史的な事実として確認できないからだそうです。「江戸しぐさは作り物でインチキだった!」という説も出ています。

 

教育の世界では、たまにこうした「修正」が行われることがありますね。従来の定説が覆されることがあります。

 

「江戸しぐさ」・・・私などは、こんな粋なことをさりげなくできる人になりたいなぁ~なんて、軽く思ってしまうのですが・・・みなさん「江戸しぐさ」どう思いますか。

2021年

9月

02日

さらに崖っぷちの銚子電鉄

連日の雨で、運動会の練習がなかなか始められませんが、子どもたちは、ゲーム大会で盛り上がります。カラーボールでの玉入れに熱くなるのです。

 

「秋まつり」を9月18日に予定しています。今回は、コロナ対策もあって「カレーライス」「フランクフルト」といった飲食のショップをやめて、ゲーム屋さんを5店舗にして盛り上がります。

 

問屋に行って、景品グッズや駄菓子、金魚すくいの用具に、光るブレスレットなどを調達したのですが、定番「うまい棒」も、店舗ではあまり販売していない○○味をチョイスします。問屋をブラブラするだけで、ワクワクしますね。子どもの頃の思い出が蘇ります。

 

さて、うまい棒ならぬ「まずい棒」を販売して話題を集めたのが、「銚子電鉄」です。味がまずいのではなく、経営がまずい・・・という意味です。

 

銚子電鉄は、千葉県銚子市、関東で最も東側を走ります。全長わずか6.4キロのローカル線です。大正12年に開業すると、1970年代までは年150万人以上が利用していました。ところが、平成に入ると、100万人を切り、「崖っぷち」経営が続いたのです。

 

それを救ったのが、「副業」で売り出していた「ぬれ煎餅」でした。2006年、運転資金がショートしそうになった時、公式サイトで「ぬれ煎餅を買ってください!!電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです」と異例の訴えをすると、多くの人の胸を打ち大ヒット。その後も次々と商品を開発し、万年赤字の鉄道事業を物販部門の売上で補填してきたのです。

 

ところが、新型コロナによる外出自粛などで、乗客の7割を占める観光客が激減し、昨年4月には、1日の運賃収入がたった4480円の日もあったそうです。「空気を運んでいる」とまでいわれたのです。

 

ついに、今年の6月30日開かれた銚子電鉄の株主総会では、株主からこんな発言があったそうです。「私は、鉄道の存続は無理と思います。副業を本業にして、従業員の雇用を守るべき」・・・つまり、鉄道を廃線にして、煎餅屋になれといわれたのです。

 

銚子電鉄は、多くの鉄道番組で取り上げられ、社長の竹本さんは、もと銚子電鉄を担当する税理士だったのですが、2012年に経営の立て直しを期待され、社長に就任します。竹本社長は、銚子駅の隣駅にある本社の売店で、ぬれ煎餅の販売もすれば、切符にハサミも入れます。

 

目指すは「日本一のエンタメ鉄道」とし、新商品開発に運転体験、車両の床の一部をガラス張りにしたシースルー電車を走らせるなど、次なる一手を温めています。

 

「鉄道と副業は表裏一体。片方をやめれば、もう片方はダメになる。鉄道をなくすわけにはいきません」と、株主総会できっぱりと言います。私も、数年前、おやじ仲間と「銚子電鉄」の旅を楽しみましたが、銚子電鉄が売るぬれ煎餅だから、土産に買うのであって、ただの煎餅屋になってしまったら、全く興味がなくなりますね。

 

「何もやらないのが一番のリスク。98年間、地域の皆様に支えられてきたので、少しでも恩返しをして『ありがとう銚子電鉄』と言ってもらえるようにしたい」と竹本社長はいいます。

 

地方のローカル線が、廃線に追い込まれる多くのパターンは、地域住民が鉄道を使わなくなり、マイカー生活中心となることです。銚子電鉄は、観光客を呼べる話題は十分にあり、ネットでぬれ煎餅などの商品を4億円も売っています。あとは、「地域住民の理解」をもらいながら、地域で支える仕組みができれば、必ず光が見えてきます。

 

がんばれ!「銚子電鉄」です。

2021年

9月

01日

「北方領土問題」を中学生が語る

今日から寺子屋園児は、運動会の練習を始める予定でしたが、雨でグランド状態が良くなく、屋上遊びで楽しみました。しばらく、天気が悪い状況が、関東地方では続くようですが、今日は、まるでミストシャワーで、子どもたちにとっては、気持ちが良かったようです。夏のプールの間、カチンカチンになって草が生えてきた「お砂場」を年長園児が、クワやシャベルでやわらかくしてくれました。これで遊べます。

 

さて、和歌山県有田市立保田中学校の1年生の社会科の授業です。「北方領土返還、実現のための解決策を考えよう」と、社会の先生が、生徒にグループ討論を呼びかけました。

 

今の中学生に、どれだけ北方領土への関心があるのでしょうか。北方領土は、1855年、日露通好条約で日本領とされたのですが、第二次世界大戦末期の1945年8月8日、当時のソ連は日ソ中立条約を無視して日本に宣戦布告。日本が降伏した8月15日以降も攻撃をやめず、9月4日までに4島を占領しました。

 

北海道根室市の納沙布(のさっぷ)岬から、最も近い歯舞群島・貝殻島の距離は、たったの3.7キロです。私も、学生時代に納沙布岬から、すぐそこにある貝殻島を眺めると、島のまわりに、ソ連の巡視船があり、だ捕されないかと緊張した覚えがあります。

 

保田中学の生徒たちは、事前に北方領土に関する学習を行っていたようですが、返還時の日本側のメリットとして「北方領土の近海で自由に漁業ができる」「元島民が島に戻れる」などを挙げ、ロシア側は「北方領土返還で、国際社会での印象が良くなる」という意見が出ます。

 

具体的解決策として、「粘り強く話し合う」「日本人とロシア人が共生する」「返還後に米軍基地を置かない」などの発表があったようです。

 

北方領土だけではありません。島根県沖の「竹島」は韓国に、沖縄石垣島に近い「尖閣諸島」は中国に不法占拠されている事実がありますね。

 

こうして、中学生が領土問題を学ぶ中で、「自分の住む地域も外国に支配されるかもしれない」「国際社会には、わずかの土地を巡って争いが起きる厳しい現実があり、日本も渦中にある」ことを認識することも大切なことです。

 

中学の授業のあり方も、まさに「考える授業」に変化しているようです。

2021年

8月

31日

痩せ願望

今日の寺子屋では、11月に収穫するジャガイモを植えました。9月末に、さつまいもを収穫して、冬本番の前に、じゃがいもを収穫します。これを新年の「芋煮会」で楽しむ予定です。

 

夏野菜が終わってから、今年は、秋採りの野菜にチャレンジしています。7月に山ほど採れた「インゲン豆」が、そろそろ恋しくなってきました。それから、普通なら春の野菜「えんどう豆」、そして、トウモロコシも順調に育っています。どれも、9月末に収穫します。ホームセンターには、旬ではないかもしれませんが、品種改良で季節をずらした野菜の種が売っています。

 

秋の屋上で、インゲン豆とえんどう豆を茹でてマヨネーズで食べ、トウモロコシは、皮のまま焼いて食べたいなぁ~なんて、欲張ったイメージを膨らませます。(笑)

 

さて、令和2年の「学校保健統計」によると、近視の子どもの増加に加え、コロナ禍の巣ごもり生活からか、肥満児率の上昇も指摘されていますが、その対極にある「痩せ過ぎ」の児童・生徒も増えています。

 

もともと、12~13歳の女子は、思春期における無理な「痩せ願望」などの理由により、毎年その比率が高くなっています。12歳女子では、4.4%、23人に1人が、痩せ過ぎという結果だそうです。

 

そして、令和2年の結果は、男子も女子に接近し、思春期の「痩せ過ぎ」の性差が小さくなっています。

 

大人の私たちから見れば、この時期に、朝食を抜いたり、ダイエットに取り組んで痩せるなんて!この時期は、たくさん食べて、しっかりと体をつくらないと!と思ってしまいますね。

 

保育園の子どもたちには、ファームで収穫した野菜をしっかりと食べて、多少ふっくらしてもいいから、大きくなって欲しいですね。食べることは楽しいことですから・・・

2021年

8月

30日

高校生の学習計画

屋上のプールは先週終了しましたので、今日は通常の屋上遊びです。子どもたちは、久しぶりに自転車やストライダーに乗ったり、虫アミを持って昆虫を追いかけたり、ファームに米ぬかをまいてジャガイモを植える準備をしたりと、大活躍です。

 

しかし、今日は真夏の暑さです。少しでも、気分的に涼を取ろうと、朝顔の花を摘んで「色水」にしました。ピンクに青に紫と、ビニール袋に朝顔の花と水を入れて、モミモミします。なぜか、子どもたちは、色水作りが大好きですね。

 

さて、メジャーリーグでも二刀流として大活躍する大谷翔平選手が、高校時代に作成した「目標達成シート」をご存知ですか。ビックリするくらい具体的です。

 

大きく9個のマスに、具体的な行動目標を記入していきます。ど真ん中に「ドラフト1位に8球団」を掲げ、それを達成するための大分類を8つ挙げています。

 

①体づくり②コントロール③キレ④スピード160キロ⑤変化球⑥運⑦人間性⑧メンタルの8つです。この8つの大項目に対して、具体的に8つの対応が記されています。

 

精神的な項目を取り上げてみます。「メンタル」では、一喜一憂しない・ピンチに強い・なみをつくらない・勝利への執念・仲間を思いやる心などが具体的内容です。

 

「人間性」では、愛される人間・信頼される人間・継続力・礼儀・感謝

「運」では、あいさつ・道具を大切に使う・プラス思考・本を読む・審判さんへの態度

 

大谷選手は、高校時代に「運」を味方につけることも大切なことと考えていたようです。私も含め、多くの大人たちが、高校時代にどれだけ目標設定ができていたか・・・もう、アッパレ!です。

 

実は、高校生を対象に、東進ハイスクールなどを展開するナガセが、「全国統一高校生テスト」を受験した高校生8万5312人に、「学習計画を立てるか?」を質問しました。

 

その結果、学年別に若干の数字の変動はあるものの、ざっと7割の生徒が「計画を立てる」と答えました。しかし、それが達成できたと答えた生徒は、2割にとどまります。

 

どうですか・・・私の率直な感想は、「2割も達成できたんだ。凄いなぁ~」です。

 

一方で、計画を立てないと答えた生徒は、「計画を立てたいが方法がわからない」「計画を立てた後にモチベーションを保つ自信がない」という内容が多かったそうです。

 

私の知る限り、何かを成し遂げた人が、全く無計画で成功したという話は聞いたことがありません。自分で漠然でもかまいません。目標や計画を立てることを私たち大人は、高校生に動機付けをしたいものですね。

 

ただし、計画通りにいく人生は、ほとんどないし、途中で計画変更もありという人生の大きなルールというか、必然をセットで教えないといけません。

 

「目標や計画はとても大切。でも、人生その通りにいかないことを楽しんだらいかが?計画を立てないと、そんな楽しみ方はできないよ・・・」と、私から若者へのメッセージにするとします。(笑)

2021年

8月

29日

世間は「敵」じゃない

日本で開催されているということもあり、おそらく多くの人が、東京パラリンピック2020の競技を見る機会が増えたことと思います。私も、初めて「こんな競技があるんだ」「障がいの基準は、こう決められているんだ」ということが多くて、今まで、パラリンピックへの関心が低かったことを実感します。

 

そして、アスリートたちのストーリーに、どうしても関心が高まります。

 

オリンピック同様に、連日のメダルラッシュとなっていますが、女子走り幅跳び(義足)の中西麻耶選手36歳は、今回4度目のパラリンピック挑戦です。

 

塗装会社で働いていた21歳の時、落ちてきた鉄骨の下敷きになり、右膝から下を失いました。リハビリの過程で進められた陸上を始め、2年後の北京大会に初出場し、200メートルで4位に入賞します。しかし「ここままじゃダメ」と、本気で戦う世界選手に刺激を受け、翌年に単身渡米し、ロス五輪男子三段跳び金メダリスト、アル・ジョイナーさんに師事し走り幅跳びを始めます。

 

しかし、米国の暮らしは苦しく、ホテル代がなくて遠征先の公園のベンチで野宿したこともあったそうです。2012年のロンドン大会前にセミヌードカレンダーを発売したのは資金集めが目的でした。しかし、この時、別の思いもあったのです。「障がい者でも引け目を感じなくてもいいし、義足も知ってほしい」と。

 

私も記憶にありますが、体はモノクロで、義足だけをカラーにして浮き立たせた作品は、話題を呼んだのですが「障がいを売り物にしている」と批判を浴びます。中西選手は、精神的に追い込まれ、大会後に一度は引退します。

 

しかし、ジョイナーさんの「誰かの人生に影響を与えられる人は一握りだ。君はそうなれる」の言葉に、翌13年に復帰を決意します。その後、健常者の大会に積極的に出場したり、SNSで練習の様子や暮らしぶりを発信し、CMや雑誌にも登場。ファンやスポンサーが自然と増えていったのです。

 

世間が「敵」だった時もありましたが、「今までは、自分一人で戦場に向かう感覚だったが、今はみんなで舞台に立っている」と中西選手は言います。

 

東京2020では6位とメダルには届かなかった中西選手ですが、こんな人生のストーリーを重ね合わすと、心から拍手を送りたいですね。

2021年

8月

28日

不安への対応

さいたま市の小学校は、26日木曜日が始業式で、早くも昨日から授業も給食も始まりました。今日は、卒園児の小学生が4人登園しましたが、2人がリモート授業を選択しました。さいたま市は、緊急事態宣言が発令されている9月12日までは、通常登校と自宅でのリモート授業を選択できるようになっています。

 

5年生女子は、「学校って、勉強する場所だけじゃないんだよ・・・夏休みが終わって、友だちとすごす時間も大切だよ・・・リモートなんてダメだよ」なんて言います。意見としては、全くの正解です。コロナ禍でなければ、多くの保護者もそう思うことでしょう。

 

リモートを選択した保護者は、平日は家にいる環境であることや、まだ両親ともにワクチン接種が完了していないこともあり、学校に行けない我が子のモヤモヤを感じながらも、リスク回避を選択したと言います。

 

リモート授業の動画は、オンタイムで、黒板と担任だけが映る設定だそうです。児童の画像が出ないのは、個人情報への配慮からです。もちろん、授業を受けている子どもたちも、黒板の先生と一緒にカメラに映りたくて近づくようですが、「はいはい・・席に戻って!」と言われるとか・・・

 

朝の会で、リモート児童の出席もとられます。「○○さん」と担任が名前を呼ぶと、リモート越しに「ハイ」という声も、教室の児童には聞こえるそうです。リモート授業については、大学や専門学校、学習塾ではあたりまえに行われているので、小学校の学校現場では、今は混乱しているかもしれませんんが、仕組みとしては確立されるのでしょう。

 

「登校する」ことも「リモートにする」ことも、どちらが正解で、どちらが間違いという事はありません。まさに、正解のない選択です。しかし、保護者がどちらを選択したとしても、不安は残ります。

 

こんな時は、心の持ちようが難しいですね。「物事が漠然とした不安やモヤモヤの段階の時は、放っておいて、その物事がハッキリした恐怖になったら対処を真剣に考えればいい」と考えると、漠然とした不安から少しは解消されるかもしれません。今のコロナ禍に当てはめると、「感染したらどうしよう?」という不安に対しては、ワクチン接種や感染対策を粛々とやって、余計なことは考えない。ただし、身内に感染者が発生してしまった時に、具体的にどうするか動く・・・です。

 

人間は、残念ながら好奇心よりも不安感の方が強い生き物といわれています。でも、夏休みの宿題と一緒で、「あと○日で夏休みが終わる」とならないと、火がつかないスロースターターが多いですね。(笑)

 

「具体的な対策をとらないとやばい!」となったら初めて動き始めればいいや・・・「その時はその時だよ。なんとかなる」くらいの気持ちが大切かもしれません。

 

これは、仕事でもプライベートでも両方当てはまりますね。まるで、大事な人生修行といえるかもしれません。

2021年

8月

27日

人の命をもっとも多く奪う生き物

今日の体操教室・・・達成感を実感することの一つが、「鉄棒で、逆上がりができるようになる」があります。今まで逆上がりをクリアした園児は、年長園児3名だけです。そこに、年中園児の男の子が「待った!」をかけました。見事に、逆上がりを成功させたのです。

 

こうなると、年上の年長園児で、まだ逆上がりができない園児に火がつきます。見事に、今までよりは150%の力で取り組んでいます。これが、園児同士の影響力です。異年齢だと「年下には負けたくない」という気持ちと「先輩のようになりたい」という気持ちが働くのです。

 

さて、保育園では登園時に、まるで試合後のボクサーのように、目が腫れあがって登園する園児をたまに見かけます。「どうしたの?」と聞くと、寝ている時に、蚊に刺されてしまったとのことです。

 

ここで問題です。人の命をもっとも多く奪う生き物は何ですか?こんな質問をすると、子どもたちは、「サメ・クマ・ライオン」など、どう猛な生き物をあげますが、答えは、何と「蚊」です。世界保健機関などの統計を基にしたデータによると、「蚊」が人間を最も多く殺しているそうです。

 

例えば、2014年に流行したデング熱は、蚊が媒介する病気です。刺されたらかゆいというだけでは、すまされないようです。蚊は、気温15度を超えると吸血活動を開始し、25~30度で最も活発になります。これまでは、夏前後に気をつければよかったのが、近年は、地球温暖化の影響もあって、3月中旬には15度になり、5月には25度をこえることもあるので、蚊の活動期間が長期化しているそうです。

 

日本でよく目にする蚊は、「ブ~ん♪」と鳴く「ヒトスジシマカ」と「アカイエカ」ですが、前者は4~9月末で、後者は秋頃から増えて、11月まで活動します。こう考えると、蚊のことを心配しないでいいのは冬だけですね。

 

8月が終わり、9月に入ると、多少の残暑があっても、気持ちは「秋」です。しかし、「蚊」対策という観点では、まだまだ油断ならないということになります。「蚊」をなめないようにしないといけません。

2021年

8月

26日

沖縄自然探検

8月末というタイミングで、ようやく保育園では、カブトムシやクワガタの観察が始まりました。昨年は、ケヅメリクガメもウーパールーパーや魚やカメの水槽も、カタツムリも飼っていなかったので、園長がカブトムシを早々に夜の雑木林で採集して、子どもたちが観察していました。

 

「そういえば・・・今年は、まだ夜の雑木林に行ってないぞ」と思い、ようやく、保育園の仕事が終わって採集に出かけています。カブトムシはメスだけでオスが採れませんが、子どもたちは喜んで触っています。

 

5歳男の子が、昆虫図鑑を見ながら観察をします。カブトムシ(メス)とノコギリクワガタ(オス)は、すぐにわかりますが、クワガタのメスが難しいですね。小さい子は「クワガタの赤ちゃん」と言っていますが、メスのクワガタは、なかなか区別がつきません。図鑑には、外国のクワガタも含めて、何十種類と載っているので、「これだ!」が、なかなか見つかりません。

 

保育園の子どもたちは、飼育ケースのクワガタは何ていう名前だろう?という目的意識があって図鑑を見ているので、集中して見ていますが、子どもにとって、ただ図鑑を見ているだけでは、すぐに飽きてしまいます。

 

私が中学時代に国語の先生によく読まされた、岩波ジュニア新書に、盛口満さんの「沖縄自然探検」という本があります。これが、子どもたちの興味をグッと引き付ける内容になっています。

 

主人公のゲッチョ先生こと著者は、少年少女をフィールドに連れ出します。地面に1メートル四方の枠を描いて、そこに落ちている貝を拾ってみることにします。なんと、小さな巻貝が7種類、500個近くも見つかりました。みんな、陸生の貝、つまりカタツムリの仲間です。

 

これだけの貝がいれば、その貝を食糧にして繁栄できる生物がいるはず。なんだろう。答えはホタルです。えっホタルって、清流にいるんじゃないの?そう、陸上に生活するホタルもいるのです。しばらく探すと、ホタルの幼虫が見つかりました。わりとグロテスクです。

 

さらに探すと幼虫の死体に菌が取り付いて棒状に広がった冬虫夏草を発見。そのそばには地下にトンネルを掘って巣を張る原始的なキモグラがいる・・・という具合に、ゲッチョ先生は実に巧みなネイチャーガイドとして、隠れている自然の扉を開いて見せてくれるのです。

 

沖縄本島以外に、世界最大の蛾「ヨナグニサン」の産地、与那国島や西表(イリオモテ)島などの八重山諸島にも触れています。西表島は、「イリオモテヤマネコ」や飛べない鳥の「ヤンバルクイナ」で有名ですね。学生の頃に、西表島を8時間かけて縦断した私は、ヤマビルに血を吸われ、姫ハブを踏みそうになりました。もし、また行くことがあれば、西表島のジャングルの中で「ヤエヤマセマルハコガメ」という、ジャングルに生息するリクガメを見つけたいですね。イリオモテヤマネコやヤンバルクイナよりは、見つける確率は高いそうです。

 

また、ゲッチョ先生こと著者の盛口さんのイラストがめっぽう上手で、写真以上に引き込まれてしまうのです。

 

こんな本を子どもたちに、さりげなく与えたいですね。探検家へのきっかけになるかもしれませんよ。(笑)

2021年

8月

25日

子どもたちが感じる「東京パラリンピック」

今日の連絡ノートの6歳女の子の発言です。「ママ・・・自分の体のことどう思う?」という子どもの質問に対して、「そうだね。ママは少し太っているからダイエットしないといけないね」と答えるママ。当然「そうだよ。もっと痩せないと!」という反応があるかと思いきや、「いや、上には上があるからねぇ~」と、何とも不可解なフォローコメントがあったそうです。思わず、笑ってしまいました。(笑)

 

さて、本日登園した小学生の卒園児・・・昨日の東京パラリンピックの開会式では、「日本選手が登場するまで起きている」と言ったものの、直前で寝てしまったようです。しかし、開会式を見ていた多くの子どもたちは、オリンピックの開会式とは違う光景を目の当たりにして、逆に目が釘付けになったのではないでしょうか。

 

「どうして、車椅子に乗っているの?」「どうして手がないの?」「どうして、杖を持っているの?」「どうしてサングラスをかけているの?」「どうして、大人なのに背が低いの?」・・・そうです。子どもなりに、「なんか違うぞ・・・」と感じたのです。

 

実は、今から57年前の1964東京オリンピックの時には、すでにパラリンピックも行われていました。現代とは時代背景が違うので、私たち日本人がどのように受け止めていたのかも気になります。まだ「多様性を認める社会」ではなかったことは、間違いないですね。

 

子どもたちの開会式の感想とは違って、私たち大人の意見は、当然まちまちです。オリンピックの時には、「コロナ禍では中止すべきだ!」という意見が出ましたが、パラリンピックでは、中止の声はあまり聞こえてきませんでした。

 

「中止を」と声を上げることで、「この人は、障がい者差別をしているのでは」と見られることを恐れる気持ちが働いたのだ。という意見もあれば、その気持ち自体が、障がい者

を特別視する気持ちにつながっているという意見もあります。

 

違った視点では、「オリンピックとパラリンピックは、同じ期間で行われるべきだ」という意見が出てきました。さまざまな競技が「体重別」「男女別」などのカテゴリーに分かれて行われているのに、健常者と障がい者だけは、大会自体が分かれてしまうのは「その必然性は何だろう?」という意見です。スケートボードや自転車という用具を使うスポーツはオリンピックで、車椅子になるとパラリンピックになるのは不思議だという意見もあります。

 

これらは、今後のパラリンピックが抱える課題ですが、今日は、子どもたちの視点で考えます。

 

東京で開催されたからこそ、開会式をしっかりと見る子どもたちが多かったと思います。そして、各国の選手入場で見た、「違う」という感覚も初めてだったかもしれません。今日から競技がスタートして、パラアスリートの活躍を目の当たりにして、子どもたちがどう感じるのか・・・私たち大人は、見守っていきたいですね。子どもから質問されても、模範的な回答は不要です。「多様性を受け入れようね」なんて言っても、小さい子どもは理解できません。親として、大人として、素直な意見を子どもに伝えればいいのです。あとは、子どもたちが考えればいいのです。

2021年

8月

24日

しごとコンビニ

今日は屋上プールができました。白い発泡スチロールの箱が置いてあると、その中に氷とスイカが入っていることを知っている子どもたちは、「えんちょうせんせい。いつスイカ食べるの?早く氷で遊びたい!」と催促します。

 

そして、今日も子どもたちはスイカを食べました。今年は、種から育てた小玉スイカが中心でしたが、ざっと20個は収穫しました。甘くて美味しいものから、少し早くて甘みが足りないものに、熟しすぎたものまで、色々ありましたが、プールの合間で食べるスイカは、子どもたちには、すべて「おいしい!」となったようです。今年は、カラスに食べられることもなかったですね。屋上プールも、今シーズンはあと2回ですので、大いに楽しみます。

 

さて、「しごとコンビニ」というシステムをご存知ですか。

 

北海道、旭川空港から車で15分ほどの所にある東川町。ハーブの一種、ローズマリーの畑で、二人の男性が黙々と雑草を抜いています。二人は「しごとコンビニ」でこの仕事を見つけました。1人は、飲食店で働いていましたが、コロナ禍で失業し仕事が見つかるまでと考え登録、もう一人は知人に誘われて登録し、この日が初めての仕事だったそうです。

 

「しごとコンビニ」は、空いた時間にできる範囲で仕事をしたい・・・といった人に登録してもらい、地元の仕事を紹介するという仕組みです。地域住民の能力アップにつなげつつ、地方創生にも役立つ仕組みです。

 

「しごとコンビニ」の発祥は、岡山県奈義町で2017年に始まりました。働きたい人に登録してもらい、事務局が依頼を受けた仕事を、登録者に請け負ってもらいます。「子どもがいるので短い時間しか働けない」「簡単な作業しかできない」といった要望に応えるため、業務内容を分けたり、勤務時間を区切ったりと、仕事を分解してから登録者に発注するのが特徴です。

 

コンビニで商品を選ぶように、できる仕事を選んでもらうイメージですね。

 

北海道の東川町では、マスク作成の仕事を「裁断」「縫製」「検品」と3つの工程に分けて発注。縫製ができなくても、裁断や検品ならできるといった人にも募集をかけたことで、より多くの人に働いてもらうことができたといいます。

 

登録者のスキルアップにも力を入れています。定期的に面談を実施し、パソコン講座や研修も実施しているそうです。身につけた能力を仕事につなげているようです。

 

東川町の登録者数は7月末で242人で、女性が7割。年齢別では、40歳代が26%と最も多いそうです。子どもが小学生になって、短い時間に無理なく働く・・・というイメージですね。

 

地方の問題の一つは、「自分の時間に合わせた仕事がない」です。この「しごとコンビニ」は、そんな地方の問題を解決する有効的な取り組みと言えますね。

2021年

8月

23日

希少自然素材

今日は、朝から雷雨となり、タイミング悪く登園した園児は、びしょ濡れになってしまいました。雨は上がりましたが、プールはお休みして、通常の屋上遊びです。そして、今日もまた、自転車に乗れた園児が一人。何と2歳の男の子です。2歳10か月という、ホワイトきゃんばす歴代2位の大記録です。

 

保育園にある一番小さな12インチサイズでも、足がギリギリ届く感じで、それでも、走り始めると、ずっと止まらないでペダルをこぎます。自転車免許証を手にした時の笑顔は最高でした。彼の頑張りの陰には、ママの頑張りもありました。広い公園で、しっかりと親子での練習の日々があったのです。どうですか・・・2歳10カ月で自転車ですよ。凄いですね。

 

さて、7月のサマーキャンプで、年長園児は「和紙作り体験」をしました。和紙は、「こうぞ」という木が原料です。細長く、棒状の木ですが、これを沸騰した湯に入れるなどして、ほぐします。地域によって、木の皮をつけたままであったり、皮をはいで使う場合もあります。

 

水に溶けた「こうぞ」のつなぎとして使われるのが、「トロロアオイ」という植物です。埼玉県小川町は、「細川紙(ほそかわし)」で有名ですが、全国各地の和紙産地から、この「トロロアオイ」の需要は絶えません。和紙作りに使うのは、「トロロアオイ」の根の部分です。

 

「トロロアオイ」は、オクラに似た葉の形をしています。根を十分に生育させるには、炎天下の夏の間の芽かきなどの作業が欠かせません。和紙に使用するので、除草剤が使えず、手作業での草むしりが必要になります。栽培自体も難しい農作物にもかかわらず、労働量に見合う収入が得られないこともあり、後継者が途絶え、現在の生産農家は、日本全国で、たった7軒だそうです。

 

絵画などの芸術作品は、時間の経過とともに劣化します。その補修には、高質な和紙が使われ、「こうぞ」や「トロロアオイ」といった自然素材が必要になるのですが、供給がままならないのです。「麻糸」「真綿」「夜光貝」などの自然素材も、今後、供給量が激減することが危惧されています。

 

文化庁は、来年度から「文化財の匠(たくみ)プロジェクト」の取り組みを始めるそうです。原材料確保の問題だけでなく、職人の育成にも力を入れます。

 

現在、日本の伝統文化を守るための優れた技術を持つ「選定保存技術」の保持者は53人いるそうです。しかし、平均年齢は73歳です。

 

サマーキャンプで訪れた「和紙の里」には、「紙すきの文化を守りたい」という20歳代の若者と話ができました。彼は、生まれ育ったこの土地に恩返しがしたいといいます。日本の伝統文化を守り、継承していくには、若い力が必要であることは言うまでもありません。どうすれば、若者が「自分が引き継ぐ!」と言ってくれるのか・・・これは、人ごとではありませんね。

2021年

8月

22日

五輪が残したレガシー(遺産)

昨日のブログで「たら・れば」を考えると・・・の続きで、2019年のNHK大河ドラマは、「いだてん」でした。オリンピックに初めて日本選手が参加したのが、1912年のストックホルム大会です。私もその一人でしたが、多くの人が、大河ドラマでマラソンの金栗四三選手と短距離の三島弥彦選手を知りました。

 

金栗選手が使用した足袋のシューズや、三島選手が着用したユニホームが、今でもレガシーとして見ることができるそうです。現代人の目には、ひどく質素に映る用具です。今から100年以上前に、これらを携えて遠い北欧に赴き、初めて世界の壁にぶち当たるのです。ドラマの中で、三島選手が「短距離で日本人がメダルを獲得するには100年かかる」と言っていましたが、100年後も100メートル走でのメダリストは誕生していませんね。

 

1964年の東京オリンピックが残したものは、高度経済社会への加速化で、日本が経済大国として世界の列国と肩を並べるきっかけになりました。

 

そして、東京オリンピック2020が残したものは・・・選手や各国首脳は多くの賛辞を寄せました。選手は「オリンピックを開催していただき、ありがとう」と。政治家は「困難なタイミングでよくぞ開催につなげた日本は凄い」と。

 

気になるのは、利害関係のない普通の人々です。マスメディアでは、「オリンピックに無関心」のような報道もありましたが、SNSでは、様々な国の人々が日本への感謝を書いていました。

 

「困難な時期に開催してくれてありがとう」「五輪は暗い時代の光だった」「コロナのことを忘れてリラックスできた」「この時期に開催国だったのは、東京には不運だけど、世界にとっては幸運だった」

 

この五輪によって、日本に感謝と信頼を抱いた人が世界各地にいることも、ひとつのレガシーかもしれませんね。東京オリンピック2020が、「世界に何をもたらしたか」という視点で、パラリンピックが終わってから、じっくりと考えてみたいですね。

2021年

8月

21日

東京五輪 学校が費やした時間

今日は土曜日なので、卒園児の小学生が登園します。9月に予定していた、林間学校が延期になったようです。何とか、世の中が落ち着いて、必ず、林間学校が実行できるように願いたいですね。

 

さて、昨年からずっと、学校現場は、多くの困難に時間を費やしてきました。先日閉幕した東京五輪でも、「もし・・・コロナがなくて普通通りに行われていたら・・・」

 

東京五輪に「たら・れば」を言ったところで、空しいだけかもしれませんが、世界の国々から多くの人たちが、東京や日本を訪れて、さらに世界に向けて、日本の文化や素晴らしい取組みを発信できていたのに・・・

 

私の大学時代の仲間の一人は、ソフトボール・野球など、多くの競技のチケットを購入していました。大げさですが、残りの人生を考えて、大切な時間を体験するつもりでした。それが、無観客試合となったことで、ただの紙切れになってしまったのです。(もちろん払い戻しはありますが・・・)オリンピックに反対の立場を取っていたマスメディアが、オリンピックが始まると、手のひらを返したように、選手たちの活躍を賞賛します。そこには、視聴率やスポンサーという利害関係が発生するので、やむないところですが、彼は火の玉のごとく怒りまくっています。その気持ちが、よくわかります。

 

学校現場も、同じようなことが起こっていました。何年も前から「オリンピック・パラリンピック教育」が行われていました。子どもたちにとっても一生に一度経験できるかどうかの貴重な機会、各学校が応援する国も決まっていて、普段なじみのない国旗を飾ったり、総合的な学習の時間を使って調べたり・・・用意は万端のはずだったのです。

 

学校の連携観戦が、のきなみ中止となったことは、知られていますが、もっと多くのことに、子どもたちは関わっていたのです。

 

今は、空しい気持ちが大きいかもしれませんが、知らない国のことを学んだことは、ずっと残りますね。いつか、その国を訪れたとしたら・・・ただの観光とは違った素敵な経験ができるはずです。

 

子どもたちが取組んだことを、私たち大人はしっかりと見守っていきたいですね。努力は、必ず報われないと・・・

2021年

8月

20日

相談できない国「日本」

寺子屋園児が毎週金曜日に行っている体操教室。コーチの一人の女性コーチが、本日でお別れとなりました。今日、鉄棒の逆上がりを成功させた年長男子・・・これで、3人目の成功です。女性コーチへのプレゼントといった感じです。

 

退職の理由は、「お嫁さんになるから」です。体操コーチという仕事柄、妊娠・出産のことを考えてのことでしょうが、今の時代、結婚退職というパターンは、むしろ珍しいのかもしれませんね。まぁ、人生いろいろですし、自分の人生は自分で決めるものですので、末永くお幸せでいてください。○○先生、長い間ありがとうございました。

 

さて、現在のコロナ禍では、若者にとってもつらい日々が続いていますが、コロナだけでなく、困り事や悩みは誰かに相談することが大事ですね。ところが、日本の若者の場合、「誰にも相談しない」という回答が多いというデータがあります。

 

平成30年の内閣府のデータによると、「悩みがあっても誰にも相談しない」が13~15歳で15%近くまであり、年齢とともに上がっていきます。25~29歳では、25%以上という数字になっています。

 

同じアジアの韓国でも、15%以下になっており、アメリカやスウェーデンなどは、年齢が上がっても数字は変わらず、10%以下です。

 

日本が、他国と比較して明らかに異常値なのは、恥の文化が強く、「人に迷惑を掛けるな」と言い聞かされて育ってきて、年齢が上がると「いい大人が人を頼るな」と一蹴されるようなところがあるからかもしれません。

 

私も、若い頃、仕事では痛い目にあいました。少しのミスを、自己責任と感じて、先輩や上司に報告しないで、自分で解決しようとしたのです。まだ、社会人になったばかりの私には、仕事のスキルも乏しく、結果、まわりの部署を巻き込む、大チョンボになってしまったのです。仕事は組織で対応することの重要性を学んだ次第です。

 

ところが、個人的な問題となると、自分の胸にしまい込んだままの若者が多いのです。「相談する」と答えた人も、「誰に相談するか?」を問うてみると、他国と比較して親や教師は少なく、代りに「友人」という回答が多いのです。

 

「親や先生に話しても説教をされるだけ・・・状況はかえって悪化する」と思っているのかもしれませんね。

 

ただし、「先生や親に相談できるようにするには・・・」と解決策を考えても、なかなか上手くいきませんね。「なんで、お母さんに相談してくれないの!?」と、子どもを責め立てれば逆効果です。我が子が、学校以外の居場所を作るるように意識し、そこにいる第三者の大人とのかかわりを大事にすることもありです。

 

はい。保育園の先生たちもそんな立場です。卒園児の小学生の相談役になっています。

2021年

8月

19日

博士が高校教員へ

昨日は、プールの途中で大雨中断となってしまいましたが、今日は、お日様の下でプール遊びを楽しみました。新調した大プールは、長さが4メートル近くあり、子どもたちも「長~い・大き~い」と大喜びです。寺子屋園児が横一列に並んで、バタアシの練習をしました。力任せに足をバタバタさせるので、凄まじい水しぶきです。残りのプール期間、しっかりと水泳の基本を教えようと思います。

 

さて、多くの大学は、大学院生を増やし、専門分野での研究員を強化する傾向にあると聞いています。しかし、大学側では、助教授などのポストが増えているわけではありません。こうなると、若手研究員が就職難に陥っているそうです。

 

静岡県立浜松西高校2年の「物理基礎」の時間です。鳥井教諭は、「地球上の70億人が一斉にジャンプしたら地球はどうなる?」と生徒に問いかけました。

 

「地球に穴が開く」「大地震が起きる」など、生徒たちからは様々な意見が上がったそうですが、鳥井教諭は、1万5000人が参加したイギリスの実験動画を見せ、「ごく小さな地震が起きる」と答えを告げます。この日の授業のテーマは「位置エネルギー」です。

 

鳥井教諭は、東京大学の研究員でした。しかし、就職先が見つからず、やむなく転身を決意。静岡県教育委員会が行う博士号取得者向けの教員採用試験に2014年に合格しました。アニメーションや板書を駆使し「わかる授業」を追求します。生徒は、「授業で物理が楽しくなった。大学でも勉強したい」と話します。

 

また、東北大学の研究員から秋田県立秋田高校の教員になった遠藤教諭は、休眠状態だった生物部を再開させ、高校生向けに研究費用を助成する団体を探し出し、実験器具の購入費などを工面します。生徒たちが取組んだ研究が、東京で開かれたコンテストで最優秀賞に輝くなど、生徒たちの研究熱を引き出します。

 

遠藤教諭は「研究の世界だけでなく、世の中の様々な分野で、自分で考え、実行していける能力が重視される。生徒には、研究を通じて、その力を身につけていってほしい」と語ります。

 

どうですか・・・昨今、民間企業出身者の教員が増えていますが、博士先生も高校などの教育現場で活躍しているようです。「多様な人材」学校には必要ですね。

2021年

8月

18日

日本一過酷な山岳レース

今日登園した卒園児、小学校3年女子と1年男子の姉弟・・・いつものように、成績表を見せてもらいます。園長のセリフは、「○○頑張ったなぁ~」しかないのですが、担任でも親でもない大人から、何かしら言葉をもらえるのは、うれしいようです。いつのまにか、ホワイトきゃんばすでは、卒園児が登園する時の習慣になっています。

 

7月10日にナイトツアーを行って、雷雨の中ホタルを見たのですが、この姉と弟は、翌週に、北本自然観察公園を訪れて、再度ホタル見学をしたそうです。天気も良く、それはそれは、イルミネーションのようで、水面(みなも)に蛍の光が輝いていたそうです。来年は、そんなナイトツアーにしたいですね。

 

さて、日本一過酷な山岳レースをご存知ですか。「トランスジャパンアルプスレース(TJAR)」というレースです。富山湾に流れ出る早月口河口をスタートし、日本アルプスを越えて、静岡県の大浜海岸まで・・・舗装路217㌔・登山道198㌔の総距離415㌔を制限時間8日間(192時間)で駆け抜けるレースです。まさに、日本を縦断するレースです。

 

マラソンやトレイルランニングのレースと違って、コース案内も救援所もありません。コンビニなどの買い物は自由ですが、宿泊は簡易テントなどを使った野営のみです。安全対策もトラブル対応も全て自己完結が求められるレースです。

 

選手にもよりますが、3時間程度の睡眠で行動し続ける人もいるようで、ゴールする頃には、足裏の皮はふやけてボロボロになり、マメは潰れ、歩くこともままならない。ときに幻覚を見ることさえあるそうです。

 

参加者は30人の枠に100人以上が申し込みます。応募には、十分な登山経験のほかにフルマラソン3時間20分以内といった厳しい条件があるそうです。2年に1度のペースで行われ、今年で10回目になります。完走者は延べ124人、最高齢は58歳です。女性は今までに4人が完走しています。女性の優勝者もあるそうです。

 

「TJARは自分の限界を突き詰められる場です。自分のすべてをさらけ出さなければ完走できないけど、自分がこれだけできるんだという可能性もはっきりと感じられる。それこそがこのレースの最大の魅力です」と参加者は言います。

 

どうですか・・・ロマンがありますね。今年は、8月8日にスタートの予定でしたが、天候不良で中止になり、アスリートたちの無念が伝わってきます。来年こそは、その姿を見てみたいものですね。はい。挑戦する気持ちはまったくありませんが。(笑)

2021年

8月

17日

電車ゃ輸送で食品ロス減

お盆休み明けの保育園・・・保護者の連絡ノートのコメントを読むと、「明日は保育園?と、保育園に行きたくてたまらない我が子でした」と「昨夜は、明日は保育園に行きたくないと、ずっと言ってました」と二つに分かれます。しかし、保育園に入れば、行きたくないグループの園児も、いつも通り日常の姿に戻りました。

 

今日の寺子屋は、「夏休みの思い出」ということで、ビデオに向かって、一人一人お話をしてもらいました。

 

「おばあちゃんのおうちに行ってきた」「○○ちゃんのおうちに遊びに行った」「ママに○○を買ってもらってうれしかった」「友だちと横浜へ泊りに行って、いろいろな事をして本当に楽しかった」「おうちでパパとママといっぱい遊んだ」「○○を食べておいしかった」などなど、たくさんの話を聞けました。

 

年長園児は、ビデオに向かって話すのは慣れていますが、年中園児もしっかりと話せました。驚いたのは、年少園児もほぼ全員、ビデオに向かって語ることができたのです。寺子屋園児になって、5カ月目・・・先輩たちの姿を見ながら、しっかりと成長をしています。うれしいですね。

 

さて、今日は埼玉県内を走る「東武東上線」で行われている素敵な話です。東武鉄道とフードシェアリング事業を行う「コークッキング」などが、東松山市などの農産物直売所で売れ残った野菜を東武東上線で運び、池袋駅で廉価販売をする取り組みを始めました。

 

目的は食品ロス低減です。東松山市、大東文化大、JA埼玉中央も協力し、毎週月、水、金曜日に、東松山市や嵐山町など5市町の直売所で夕方まで売れ残った野菜を、コークッキングが買い取り、森林公園駅から池袋駅まで電車で輸送。午後6時半ごろから、池袋駅南口改札前で学生らが詰め合わせた野菜を1袋500円で販売しているそうです。

 

3月と6~7月に事業の実用化に向けた実証実験を行い、約1か月半で、野菜は連日完売し、約4トンの食品ロスを削減したそうです。そして、8月2日から本格運用が始まりました。

 

コークッキングの川越社長は「食品ロス削減だけでなく、食べ物を無駄にしない意識改革にもつなげていきたい」と話します。

 

普通に考えても、この事業で、大きな利益が出るとは考えにくいですね。まさに、この事業の意義を、駅のコンコースを歩く人を含めた消費者、関係者、そして、この取り組みを取り上げるマスメディアを通じて、世の中に広まっていけばうれしいですね。

2021年

8月

16日

宇宙のしくみ⑥ 国際宇宙ステーション

宇宙のしくみについては、興味あることが、まだまだ山ほどありますが、とりあえず、今日が最終回です。よくテレビで、「国際宇宙ステーション(ISS)から、宇宙飛行士の○○さんと中継がつながっています・・・」というシーンを見ることがありますね。

 

この国際宇宙ステーション(ISS)は、アメリカ・ロシア・ヨーロッパ・カナダ・日本が共同で建設した実験施設です。1998年から建設が開始され、2000年11月から宇宙飛行士が滞在しています。ISSは約400㎞上空を、1周に約90分かけて地球のまわりを回っています。質量は約420トン、サイズはサッカーコートと同じくらいです。どうですか、少しはピーンときましたか?

 

ISSには4つの実験室と、宇宙飛行士が食事をしたりシャワーを浴びたりするための居住スペースがあり、最大6人まで生活することができます。ISSでは各国が、地球や天体観測に加えて、宇宙空間という特殊な環境を利用した実験・研究などを行っています。

 

日本は、「きぼう」と呼ぶ実験棟をもち、薬品の開発研究や宇宙環境が人や生物に与える影響を調べる研究などを行っています。

 

さて、ISSに長期滞在したらヒトの体はどうなるか?想像できますか。ISSは、体重がゼロになる無重力の環境です。地上に暮らしているとき体重60キロの人は、歩いたり走ったりするときに、常に60キロの重さを全身の筋肉や骨を使って運ばなければなりません。血液などの体液も重力で下半身の方に引っ張られるため、心臓や血管は重力に負けずに全身に血液を送り出します。

 

私たちは、日常生活の中で、無意識のうちに血液をくまなく循環させ、運動をして、筋肉や骨の量が減らないようにしているのです。ところが、ISSでは体重がゼロになるので、筋肉や骨をわずかな力で動かすことができます。よって、筋肉はすぐに衰えて、骨ももろくなります。

 

そんな環境ですので、宇宙飛行士は、ISSの中で、運動器具を使って毎日トレーニングをしています。それでも、半年ほどISSに滞在した後に地上に戻ると、誰かに体を支えてもらわないと立ったり歩いたりできずに、1か月以上にわたってリハビリを行います。

 

どうですか・・・宇宙飛行士は、かなり過酷な環境で活動をしているのがわかりますね。

 

さて、地球のまわりには、どれくらいの人工衛星が回っているかわかりますか。約5800機が地球の軌道上を回っています。テレビの衛星放送は、約3万6000キロ上空にある「通信衛星」を中継基地にして、家庭に電波を送り届けています。

 

「気象衛星」も約3万6000キロ上空にあり、地球を一望できるところから広い地域の雲の動きや地上の温度などを観測するので、正確な天気予報が可能になったのです。

 

カーナビやスマホの道案内は、GPSなどの「測位衛星」が使われ、森林の様子や地上、海上の気温などを観測する「地球観測衛星」、宇宙から天体を観測する「科学衛星」、他国の様子を探る「スパイ衛星」など、様々な目的のものがあります。

 

宇宙のしくみを考えると、私たちが知らない事ばかりで、夢がどんどん広がっていきますね。サマーキャンプの夜に天体観測をした子どもたちにとっては、このワクワクドキドキ体験をきっかけにして、果てしない宇宙に興味を持ってくれるとうれしいですね。

 

お盆期間は、日本各地で大雨による被害が続きました。広大な宇宙の太陽系の中にあるのが地球です。地球環境についても、子どもたちと一緒に考えていかないといけませんね。

2021年

8月

15日

宇宙のしくみ⑤ お月様

サマーキャンプで天体観測をした夜は、ちょうど満月でした。天体望遠鏡で見た土星は、満月の左側にあるとのことでしたが、満月は、はっきりと肉眼で見えます。○○光年といった、はるか遠い場所に月があるのではなく、約38万キロの場所で、新幹線のぞみ号なら、53日で到着します。(普通に考えれば遠いですが・・・)

 

天体望遠鏡では、さらにはっきりと満月を見ることができました。小川げんきプラザの石井さんが「うさぎがいるから探してごらん」なんて言うものだから、子どもたちの妄想が膨らみます。「うさぎが、お餅をついて、おいしそうに食べている」と・・・(笑)

 

子どもたちが、うさぎに見えたのは、月に衝突した微惑星によってできたクレーターが表面にたくさんあるので、そう見えるです。そして、月面は真空です。音も聞こえないし、風も吹きません。地球のように空気があって、雲が雨を降らせることはなく、大気は宇宙空間へ逃げてしまったのでありません。

 

そのせいで、太陽光のあたるところは、温度が100℃以上になり、日かげでは-170℃ぐらいまでになります。温度差270℃なんて、地球では想像できませんね。

 

太陽のまわりを回る惑星が「地球」ですが、その地球のまわりを回る衛星が「月」です。月と地球は、お互いに引力によって引き合っています。潮の満ち引きは、月の引力によって起こります。月が誕生した約45億年前は、地球と月の距離は約2万4000キロでしたが、月は地球から年間3.8センチずつ遠ざかっているそうです。

 

1969年にアポロ11号で、人類が初めて月面に立ちました。その後1972年のアポロ17号以降、人が月に降り立つことはありません。宇宙開発が進んだ現代において、どうして50年も人は月に行かないのか?不思議に思いませんか。私もそう思っていました。

 

その理由は、2つあるようです。1つ目は、「金がかかる」ことです。アメリカのアポロ計画には、約50万人がかかわり、現在のお金に換算すると、60~90兆円に費用です。もちろん、現代の技術なら費用は抑えられるかもしれませんが、2つ目の理由として、「行く必要がない」からです。つまり、それだけの費用をかけても、見返りがな

いのです。かつては、アメリカとソ連が、宇宙開発を競っていた時代で、月に行くこと自体に価値があったのです。

 

今後は、国レベルではなく、民間レベルで「月旅行」という需要にシフトするかもしれませんね。そして、月に「宇宙ステーション」を作り、近い未来には、月移住という計画が進むようなら考えられるかもしれません。

 

でも、100℃から-170℃の環境です。かぐや姫も現実には住むことはできませんね。私は、「お月見」で、眺めるているだけで十分ですが・・・(笑)

2021年

8月

14日

宇宙のしくみ④ コペルニクス

今から500年ほど前までは、地球が宇宙の中心で、他の天体がそのまわりを回る「天動説」の考えが主流でした。地球のまわりを太陽が回っているという考えです。

 

ポーランドの天文学者「ニコラウス・コペルニクス」は、その宇宙観に疑問を持ち、太陽を中心に、地球や惑星がそのまわりを回る「地動説」を唱えた人物です。

 

コペルニクスは3つの大学で神学、医学、天文学などを学び、聖職者・医者の職につきます。フロムボルグという町では、教会の仕事のほか、財務の監督、侵略者に対する戦闘指揮など、行政官の仕事までこなしつつ、夜間は、聖堂の塔にのぼり、天体観測を行っていたそうです。まさに、マルチな天文学者ですね。

 

コペルニクスは、天体観測から、天動説では説明のつかない惑星の動きに気がついて、地動説の構想をまとめはしたものの、発表は控えていました。「どうだ!これが私の考えだ。凄いだろ・・・」といった性格ではなく、才能はあるけど、控えめな人だったのかもしれませんね。

 

しかし、口コミでコペルニクスの地動説は評判となり、周囲の強い勧めから発表を決意します。1543年、コペルニクスが70歳の時に地動説の論文をまとめまた『天球の回転』を発行したのです。そのできあがった本を手にして、コペルニクスは息を引き取ったともいわれています。

 

コペルニクスは、2000年近く信じられていた価値観を一変させました。後に、ドイツの哲学者カントは、このように、価値観を180度変えてしまうようなことを「コペルニクス的転回」と名付けています。

 

私が中学時代の「倫理・社会」の先生が、やたら、この「コペルニクス的転回」という言葉を使ったので、私も、よく使ったものです。ただし、些細な発見でも「コペルニクス的転回」と言っていたので、困ったものです。(笑)

 

宇宙のしくみの大きな転機となった「地動説」を唱えた人物「ニコラウス・コペルニクス」と「コペルニクス的転回」という言葉・・・覚えておきましょう。

2021年

8月

13日

宇宙のしくみ③ 太陽

お盆は、全国で大雨となってしまいました。さいたま市も朝からシトシトと雨が降り、久しぶりに冷房をかけないで過ごしています。

 

さて、今日は「太陽」についての話です。太陽系の惑星である地球は、太陽がなければ、私たち人間や生き物たちは生きていけませんね。

 

そもそも、太陽は、約46億年前に生まれたと言われてます。その時に、太陽にならなかった、余った物質が地球などの惑星になったようです。地球から1億4960万㎞も離れているのに、どうして、その光が地球に影響するのか・・・太陽は、ずっと燃え続けています。わかり易く言えば、太陽の中心部で核融合反応が起こり続けているのです。

 

このエネルギーの量が、半端ありません。1秒間に1京トン(1兆トンの1万倍)の石油を燃やした時に得られるエネルギーに相当します。よって、正確には、太陽は燃えているのではなく、エネルギーを熱と光として外へ放出しているのです。中心音度は1500万℃になっているとのことですが、ピンときませんね。

 

地球の平均気温は約15℃です。この温度は、太陽の熱によるもので、ちょうど人類が暮らせる暑さになっています。太陽が生まれた46億年前に比べて、現在は、約30%明るくなっていて、この後も1億年に1%ずつ明るくなると言われています。

 

ある研究によると、1.5億年後に太陽が1.5%明るくなると、地球の表面温度は67℃となり、海の生物や微生物しか生きられない状態になるそうです。もちろん、この頃には、人類の文明も想像できないくらい進んでいるでしょうから、宇宙船に乗って、宇宙への移住も当たり前になっているのかもしれませんね。

 

さて、46億年も燃え続けた太陽にも、寿命があるようです。もちろん、私たちや子どもたちや孫たちの世代には影響はありません。およそ55億年後、太陽の中心部の水素は使い果たされると考えられています。水素がなくなると、中心部での核融合は終わります。

 

この時、地球はどうなるのか・・・色々な説が考えられるようですが、55億年先のことなので、夢やロマンをはるかに逸脱していますね。

 

ともあれ、「太陽」のおかげで、私たちは生きていて、日本に住んでいるおかげで、四季を感じることができるのです。

2021年

8月

12日

宇宙のしくみ② 地球から星までの距離

サマーキャンプでは、子どもたちはプラネタリウムを体験したのですが、ここでも、小川げんきプラザの石井さんが解説をしてくれました。子どもたちは、ほとんど初めてのプラネタリウムだったのですが、大人の私は、過去に何十回も見ていたにもかかわらず、初めての「そうだ!」の発見がありました。

 

お恥ずかしいことに、よく考えれば当たり前のことです。夜空に見える星座は、地球からは同じような距離に輝いていると漠然と思っていた私・・・実は、夜空の星座は、見かけ上の形にすぎなくて、地球からの距離は、バラバラなのです。

 

誰もがよく見る「オリオン座」なら、3つ並ぶ真ん中の星が、地球から1977光年と一番遠くて、四角形の右上の星が252光年と一番近くにあります。1光年は、この世で一番速い「光」が1年間で進む距離です。

 

光の速さは、とてつもない数値です。約30万キロで、1秒間に地球を7周半まわる早さです。オリオン座では、最も遠い星と近い星の差が、1725光年もあるので、地球からは、並んだ7つの星が、実は、見せかけで、はるか離れた場所にあるというわけです。

 

夢がなくなってしまいますが、わし座のアルタイル(七夕のひこ星)は、地球から17光年の位置にあります。こと座のベガ(七夕のおりひめ星)は、25光年離れています。つまり、彦星と織姫の距離は8光年も離れているのです。1年に1度7月7日にだけ会うことが許された二人ですが、その距離は、光の速さでさえ8年もかかるのです。七夕物語は、理論的には、あり得ないのです。

 

夜空で、肉眼で目に見える最も遠い恒星(太陽のように自分で光を出している星)は、2200光年ほどの距離とされています。つまり、夜空の星は、今から2200年前に発した光を私たちが見ているという計算です。紀元前の光を見ていることになりますね。

 

天文学を専攻していた、小川げんきプラザの石井さんは、UFOも宇宙人も科学的には信じません。つまり、はるかかなたの宇宙に、地球と同じような生命体が住んでいたとしても、それが、地球よりも進んだ文明を持っていたとしても、そんな、とてつもない遠い場所から、地球にやって来ることなど不可能だろう・・・と。テレビで見る「UFO」も「宇宙人」も、仮に宇宙船に乗ってやってきたとしても、何百年、何千年前に、自分の星を飛び立ち、地球に偶然到着したなんて・・・可能性としては、ゼロに近いと石井さんは言います。

 

専門知識がある人は、意外に冷静に考えることができるのかもしれません。素人の私は、地球よりもはるかに進んだ文明を持つ星から、「UFO」でワープ(時間空間を超えて)して、「宇宙人」が地球にやってきたんだ。と夢とロマンを追いかけるのです。(笑)

2021年

8月

11日

宇宙のしくみ① 土星を見たぞ!

この夏のサマーキャンプは、天気に恵まれ、夜は天体観測をすることができました。宿泊した小川げんきプラザで、保育園ホワイトきゃんばすを担当していただいた、石井さんは、大学では天文学が専門だったそうです。そんな、石井さんの解説で、子どもたちは、天体観測を楽しみました。そして、天体望遠鏡からは、「土星」を見ることができたのです。

 

私たちが住む地球は、太陽系の中にあり、太陽のまわりをまわっています。太陽から近い順で並べると、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星となり、太陽から火星までは比較的密集していますが、それ以降は、どんどん離れていきます。

 

太陽から地球までは1億4960万キロです。何だかピンときませんね。時速300キロの新幹線のぞみ号で、太陽を目指すと60年かかる計算です。人間の平均寿命よりは短いですが、やっぱり果てしない距離ですね。

 

天体観測で見た「土星」は、さらに離れたところにあります。地球からは、12億7980万キロも離れています。肉眼では見えないわけです。新幹線に乗ったら、487年もかかってしまいます。

 

天体望遠鏡から見える「土星」に、子どもたちは大興奮でした。「わっ!があるよ」と、初めて見る土星に、どよめきます。この大きなリングは、一枚の板のように見えますが、無数の細かいリングの集まりで、リングはおもに氷の粒ででいています。

 

土星のリングは、小惑星や彗星などの衝突でできたという考えが有力だそうで、土星の近くを飛んでいた天体が、土星の引力で引き付けられ、土星に衝突して砕け散り、この大量のかけらが土星の赤道面に集まって環(わ)になったようです。

 

地球は、24時間かけて一回転しますが、土星は10時間と速いので、まん丸に近い地球と違い、遠心力で10%ほど南北につぶれた形です。

 

まぁ~子どもたちには、うんちくではなく、本や写真では見たことがある「わのある土星」が、天体望遠鏡越しに見えていることに、わくわくドキドキです。宇宙というとてつもない謎に、興味を持った子どもたちでした。

 

このお盆休みは、「宇宙のしくみ」を専門的ではなくて、誰でもわかるように紹介します。お楽しみに。

2021年

8月

10日

音楽家になれる可能性

今日は、お盆休み前の保育園です。屋上プールには、いつも子どもたちと遊んでくれる5歳&3歳の兄妹のパパがボランティアで活躍してくれました。大型水鉄砲持参です。この気合に、子どもたちも大盛り上がりです。ファームのスイカを食べて、氷遊びもして、しっかりとプール遊びを満喫しました。

 

さて、先日お笑いコンビのネタで、小学校の担任が、「将来の夢は?何になりたい?」という子どもたちの作文を読み上げます。「僕は、宇宙飛行士になりたいです。なぜなら・・・」を読むと、「○○君が宇宙飛行士になるには、もっと勉強して、体も丈夫じゃなくちゃいけないし、それより、なれる確率は、0.0001%よりも低いので、無理です」と言って、その作文を丸めてごみ箱に捨てます。次々と、子どもたちの夢を、論理的に確率的に分析して、ダメだしするネタです。

 

「子どもの夢を何だと思っているんだ!」と怒る人もいるでしょうが、親としては、子どもの夢を冷静に判断し、的確なアドバイスをすることも必要です。

 

私は、「駅ピアノ・空港ピアノ・街角ピアノ」の番組が大好きで、わずか15分の番組ですが、ピアノの音色だけでなく、ピアノを弾く人たちの人生観に共感します。自分ができないので、憧れの気持ちも大きいのかもしれません。先日、おやじ仲間の旅先で、中央本線「小淵沢駅」に駅ピアノがあり、それをおもむろに20代ぐらいの男性が、弾き始めました。「これ・・・テレビのまんまだ!」と感動した次第です。

 

ここで、身もふたもない現実の話です。「将来、音楽家になりたいから音楽系の学校に行く」と子どもが言い張った時に・・・もちろん、我が子の才能や熱意によって、親の判断は違ってきますが、数字ではこうなります。

 

令和2年春の音楽家の大学の卒業生は3516人だそうで、そのうち、音楽家就職者は226人だったそうです。音大卒業者で、音楽家になれるのは6.4%・・・つまり16人に1人です。音楽の先生は、ここには含まれません。

 

どうですか・・・私の感覚では、意外に高いような気がします。これが、30歳まで追跡して、音楽の仕事で食べていける人は?になると、1%ぐらいになってしまうのかもしれません。

 

こう考えると、「音楽家になりたい」の夢は、親としては、バックアップできるかもしれません。お金の問題は別として・・・(笑)

 

もちろん、保育園の子どもたちには、どんなことでも「がんばれば、きっとなれる!」と言っています。数字的根拠は、中学生くらいからかな?

2021年

8月

09日

他者への「尊敬」と自身の「誇り」

昨日は、2回目のコロナウイルスワクチン接種を行いました。私のまわりのほとんどの人が、2回目接種の後に発熱しています。現在、接種後14時間が経過しましたが、平熱をキープしています。このまま、穏やかに過ごしたいと思っています。(笑)

 

さて、東京オリンピックが閉幕しました。昨夜の閉会式も最初から最後まで、しっかりと見届けました。世界の人たちが、様々なメッセージを自分なりに受け止めているのでしょうが、子どもたちが登場すると、なぜか気持ちが晴れやかになりますね。明日の世界を担う子どもたちへ・・・そして、東京オリンピックのアスリートたちの姿を見て、「自分もオリンピックで活躍したい」という子どもたちの夢につながるとうれしですね。

 

日本は、過去最高の金メダルとメダル合計数を記録したのですが、今回は、メダルの数だけでなく、大会中に選手たちが発した言葉にも多くの感銘を受けました。

 

一方、SNSの言葉は、容赦なく選手たちへの誹謗中傷につながっていきました。選手個人が、自由にSNSをアップする昨今、アスリートたちのメンタルをもズタズタにします。

 

そんな中で、柔道の大野選手の言葉が心に響きます。柔道は個人では金メダルラッシュで、混合団体では、圧勝の金メダルを期待されていた日本が、フランスに惨敗します。しかも、主将の大野選手の登場する前に、勝負が決してしまったのです。

 

大野選手は、まず勝者のフランスを「尊敬します」と讃え、さらに日本チームを「誇りに思います」と、無念と悔しさをぐっとこらえて、静かに語りました。

 

コロナ禍の東京五輪では、選手たちのメッセージの多くが、「オリンピックを開催していただいたことに感謝します」と語ります。そして、テレビで観戦する私たちは、そんなアスリートたちに「ありがとう」と素直に思う東京オリンピックだったと思います。

 

「尊敬」「誇り」「感謝」そして「ありがとう」・・・なんだか、私たち人間が、他の人たちと一緒に生きていくうえで、一番大切なことを教えてもらったような気がします。

 

世界に「ARIGATO」が、広がっていくことを祈りたいですね。

2021年

8月

08日

自尊心を満たす

昨夜の侍ジャパンの金メダルは、テレビで観戦する私たちも、ずっと緊張する展開でした。5戦全勝で金メダルを獲得したのに、すべての試合が接戦となり、楽な試合は一度もありませんでした。プロの選手たちが、金メダルしか許されないというプレッシャーの中で、チームワークで勝利する姿は、感動しかありません。稲葉監督の選手たちを信頼する姿勢も胸を打ちます。

 

13年ぶりの開催となったソフトボールと野球の両方で金メダルを獲得できたことで、子どもたちの夢に火がつくとうれしいですね。

 

さて、人間の習性をこんな言葉で表わした人がいます。「すべての人が他人に何かを求めている。誰もが相手に好意を求め、自分を受け入れて認めてほしいと思っている」

 

人間心理や習性の本質を提示しているといえますが、一人一人の性格は違っており、なかなか人間の習性を理解するのは難しいのでは・・・その疑問に「人間の習性はやっかいなものではなく、むしろ理にかなったものである。あなたはそれを知ると安心するに違いない」とも言います。

 

エンジンの修理をする職人が、そのエンジンのことをよく理解している場合とそうでない場合とでは、前者は自信にあふれ、後者は自信がなさそうな振る舞いとなり、この原理は何を扱うときにも当てはまると言います。

 

つまり、自尊心が満たされていない人は、他人に寛容な態度を取ることが難しく摩擦やトラブルを頻発させるのです。

 

私は、今まで、自尊心が高すぎると、相手を見下してしまって、人間関係がうまくいかないと思っていました。しかし、オリンピックのアスリートを見ていると、自尊心が満たされているからこそ、負けた相手へのリスペクトを素直に表現できるのだと確信しました。

 

「人間関係の極意とは、お互いの自尊心を満たすようなやり方で相手とかかわることだ。これこそが人とかかわって本当の成功と幸福を手に入れる唯一の方法である」と言います。

 

自尊心をしっかりと持つことが、コミュニケーションやリーダーシップには、大切であることをあらためて認識しました。

2021年

8月

07日

学校の自律性

関東地方には、台風が接近していますが、午前中は晴れ間もあって、屋上プールを楽しみました。スイカ割り&スイカ食べ放題です。食べ放題といっても、ファームで収穫した小玉スイカ2個分です。いつものことですが、赤い部分がなくなるまで、食べ尽くす園児がいます。「今日は屋上で楽しいことをやるよ~」と話すと、「スイカ割りでしょう」とすぐに当ててしまった6歳女の子・・・「だって、夏といえばスイカでしょ・・・」なんて言ってます。(笑)

 

さて、来年度から、特例で授業時間の配分が学校の裁量で決められるようになるそうです。ある教科の時間を減らし、その分を他の教科で上乗せができるようになります。捻出した時間で、教科の枠を超えた探究学習を行うこともできるのです。

 

教科課程のどこに重点を置くかは各学校によって違うので、一定水準の堅持を条件に、裁量権が学校に与えられるようになります。何事にも、中央集権的な日本の教育制度の中では、一歩前進ですね。

 

もともと、日本の学校の自律性は高くありません。教員人事の面で、それは際立っています。例えば、自校の教員の採用権を持つ学校は12%で、教員の初任給を決められる学校は5%しかありません。公立校は、教育委員会の管理の下で決められます。初任給は、22歳の新卒も30歳の中途採用も、スタートは一緒なのです。

 

これが、自律性が世界で一番高いオランダでは、教員の採用権も、初任給を決められる学校もほぼ100%です。オランダでは、教員の多くがパート雇用というのもあるようですが、行政と各学校のパワーバランスが大きく違いますね。

 

うちの学校や地域に関心がある人、○○分野に秀でた人など、求める教員象は学校によって異なるので、その学校に決定権を持たせるという、理にかなったやり方です。

 

日本のように、県などの自治体が任命し、同一給与で各学校に割り振る仕方だけでは、優秀な人材の採用も容易ではありません。これからは、授業内容だけでなく、多くの分野で各学校の裁量が認められるように変えていく必要があります。

 

スーパーマーケットで買い物をする場合だって、全国チェーン店では、セントラルバイヤー主導の商品構成で、どこの店も同じという印象が強いですね。やはり、お客様が「わくわくどきどき」するような買い物をしてもらうには、店ごとに裁量権を与えて、オリジナリティのある店舗作りが求められます。私も、そんな個性的な店で買い物をしたいですね。

2021年

8月

06日

頑張っている「聞こえない音」

今日の体操教室で、鉄棒の逆上がりに成功した6歳男の子は、「よっしゃー!」と大きな声を張り上げて、頑張った自分を鼓舞します。一方、同じように逆上がりに成功した6歳女の子は、声を上げることはありません。たぶん、心の中で「やった!」と思ったのでしょう。

 

オリンピックの競技では、金メダルを取った選手が喜びの声を上げて、負けた選手は、悔し涙の声を上げます。これらは、すべて「頑張っている音」です。学校でもたくさん聞こえてきます。「おはよう」「こんにちは」「さようなら」などのあいさつの声、授業では教科書を読む声、活発に発表する声、グループで話し合う声、音楽の歌声・・・まだまだたくさんありますが、これらは「聞こえる音」です。

 

一方、「頑張っている音」の中には、「聞こえない音」もあります。例えば・・・教室で一人一人が読書をしている読書タイム。授業中に一人一人が集中して考えている時もそうですね。時々、紙をめくったり鉛筆で文字を書いたりする音が、かすかに響きます。

 

どうですか・・・「頑張っている音」には、見なくてもわかる「聞こえる音」の他にも、一人一人が声を出さずに集中している時の「聞こえない音」だってあるのです。

 

オリンピックで、「聞こえない音」を探してみませんか。競技に入る前の集中する心の声は、選手たちにとっては、頑張っているけど「聞こえない音」ですね。

 

私たちは、耳にすることができる「聞こええる音」に、注目してしまいますが、「聞こえない音」を意識したことはあまりないですね。少し、視点を変えてみて「聞こえない音」に出合う楽しみを感じてみませんか。

2021年

8月

05日

「とん・こね・ジュ―」親子で料理

今日も暑いですね。屋上プールでは、昨日のスイカ割りに続いて、今日は、「氷遊び」をしました。クラッシュ氷を発泡スチロールの箱いっぱいに用意します。年長園児は、透明カップに氷を入れて、「かき氷屋さん」を演出していました。味は、ブルーハワイにイチゴ、メロン味があるようです。3歳女の子のパパママがボランティアで参加してもらい、今日も屋上プールは楽しい時間となりました。

 

さて、ホワイトきゃんばすでは、ファームの野菜を子どもたちがお土産に持って帰ることが多いので、ママと一緒に料理をする園児が多くいます。3月から始めた、食育の「わくわく教室」では、年長園児がおにぎりを作る体験をするので、おうちで、「おかかのおにぎり・・・私が作るわ!」というのが当たり前になってきました。

 

子どもが料理に興味を持ち始めたら、親子で一緒に料理を楽しむことは、親子のコミュニケーションアップと子どもの成長につながりますね。

 

5歳の女の子のママは「娘は卵を割るのが好き。時々手伝わせるようにしていたら、次第に力加減やコツをつかみ、一人で上手に割れるようになった。娘に料理の全てを任せるのはまだ難しいけれど、いつか一人で料理を作れるようになるかな」と言います。

 

親子料理教室の講師を務める東京ガス食情報センターの太田さんは「料理は五感を使った体験ができる。安全や衛生についても学べる。ぜひ親子で挑戦してほしい」と勧めます。

 

太田さんの話では、子どもは、切る・混ぜる・焼くといった作業をやりたがるそうです。「とん・こね・ジュ―」とは、とんとん切る、こねる、ジュージュー焼くの略で、食材を切る音や、手で混ぜる感触、焼いた匂いなど五感で感じる楽しさがあり、例えば、ハンバーグやギョウザ、オムレツ・・・ホットケーキやクッキーなどのお菓子作りもいいそうです。

 

リスクとリターンは裏腹ですので、子どもの安全をしっかりと見守りながら、成長というリターンを伸ばしたいですね。

 

保育園ママからよく、「子どもにさせたいけど、食材をバラバラにして、時間が倍かかり、イライラしてしまう」なんていう話を聞きます。理想と現実というところですね。そこで、子どもの要求に毎回答えるのは難しいとしても、余裕のある日だけでも、手伝わせて欲しいと太田さんは言います。

 

私も子どもの頃に、母から果物の皮をむく担当を任されて、リンゴや梨に柿と何個も皮むきを任されました。小学生の頃、男子の中では、果物の皮むきはピカイチとなっていました。(笑)

 

 

子どもの料理の手伝いは、調理だけでなく、箸を並べる、料理を運ぶ、盛りつける、といった作業もあります。うまくいかなくても、子どもに「ありがとう!」と伝えて、体験を重ねて欲しいですね。

2021年

8月

04日

将来働くこと「楽しみ」

今日のプールは、「スイカ割り」をしました。もちろん、ファームで収穫したスイカです。小玉スイカなので、3つ並べて「まっすぐ・・・右・・・左・・・そこだ!叩け!」といった感じで、目隠しをした子どもたちが、スイカ割りを楽しみました。

 

小さい園児は、目隠しなしですが、力が弱いので、ヒットしてもスイカは割れません。結局、スイカは、子どもたちに割られることなく無事でした。そして、子どもたちの楽しみは、スイカを食べることです。包丁で割って、おいしくいただきました。おかわりもできて、スイカの種は、ペッと吐き出してモグモグ・・・かなり贅沢な屋上プールとなったのです。

 

さて、民間企業で24年間勤務したおやじ園長は、保育園では、仕事の話や「働くことは楽しいんだよ~」と、よく子どもたちに話をしています。子どもたちには、大人になって役に立つ人間になってもらいたいので、「自分で考えて自分で答えを出せる」アプローチにこだわっています。

 

就職情報誌「アイデム」の調査によると、親の働く姿を見たことがある子どもは、そうでない子どもと比べて、将来働くことを楽しみにしている割合が高いことがわかったそうです。

 

コロナ禍で、リモートとはいえ、親の働く姿を見たことがある子どもが増えていることも、ここ1、2年の傾向です。将来働くことを楽しみに感じているかと子どもに尋ねたところ、「どちらかと言えば」も含めて「楽しみ」と回答したのは69.7%になったそうです。

 

親の働く姿を見たことがある子どもは、父親の姿では6.9ポイント、母親の姿では11.6ポイントも、それぞれ「見たことはない」子どもと比べて「楽しみ」の回答が上回っています。

 

調査担当者は、「コロナ禍で在宅勤務の導入が進み、親の働く姿を目にする機会が増えた。一番身近な大人である親の働く姿を見て、子どものキャリア観が育成される可能性が高い」と分析します。親の仕事を見て、「家族のためにお金を稼ぐことは大変なんだと思った」と答えた子は、76.4%と最も多かったそうです。

 

子どもにとって、「働くこと」は、お金を稼ぐこと・・・からスタートするのでしょうが、それだけではない、様々な考えや、「楽しく仕事をするにはどうする?」と、仕事にかかわる親子の会話をたくさんしてほしいですね。

2021年

8月

03日

五輪から学ぶ子どもたち

今日の寺子屋は、オリンピックについて、クイズ形式で子どもたちとおしゃべりです。年長・年中園児には「オリンピックって何?どんなことを思い浮かべる?」を聞いてみると、5歳年中の男の子が「火をつける・・・」と答えました。どうやら、聖火リレーと開会式での最終ランナー大坂なおみ選手をイメージしたようです。着眼点がいいですね。

 

競技については、パパママと一緒にテレビを見ているだけあって、野球・ソフトボール・サッカー・テニス・卓球・・・とポンポン出てきます。「相撲」という園児もいて、笑いをとっていました。(笑)

 

年少園児には、一人一人金メダルを首から掛けてあげると、大喜びの園児もいれば、照れてしまう子も・・・「運動会では、みんな頑張って金メダルがもらえるといいな~」と子どもたちには話をしています。

 

さて、茨城県鹿嶋市のカシマサッカースタジアムで行われたオリンピックのサッカー日本代表の試合を会場で観戦した市立三笠小学校の児童たちは「言葉で表せないくらい迫力があった」「日本での五輪は一生に一度かも。見られて良かった」と興奮した様子で話しをします。

 

鹿嶋市では、トップ選手を学校に招いてスポーツに親しみ、出場国のことを調べる学習に取り組んできたそうです。スタジアムでの観戦は、これまでの学習のまとめで、「全力を尽くす選手の姿勢に児童は感動しており、今後、困難なことにぶつかった場面で生きてくるのではないか」と、校長先生は振り返ります。

 

しかし、会場での観戦は、茨城・宮城・静岡・の学校にとどまり、ほとんどの会場は無観客となりました。それでも、東京都八王子市横山第一小学校では、夏休み中に、各教室の大型モニターなどで観戦し、「オリンピック登校日」として、五輪の歴史や基礎知識を学んだそうです。

 

夏休みの自由課題を「オリンピックのテレビ観戦で感じたこと」として、子どもたちに作文や絵画で表現してもらう学校もあるようです。

 

どうですか・・・単純に「メダル取ったぞ!」で、テレビを前に、おうちで子どもたちと声援を送ることだって、我が子には素敵な機会となります。この夏、全国の小学校での自由課題は、やっぱり、東京オリンピックを取り上げるのが多くなりそうですね。

2021年

8月

02日

話し方は落語家に学ぶ

今週も、保育園はプール遊びで盛り上がっています。主に小学生・年長、年中園児が泳ぎの練習をしたり、ジャンプ飛び込みを楽しんでいる、大きいプールに、今日は2歳児の園児が2名遊んでいます。水の中を平気でもぐっています。頼もしい限りです。

 

さて、教育界では落語への注目度が高まっています。教員志望の学生らに、落語家を講師にして、話し方を教える動きがあります。東京理科大学では、落語家の三遊亭楽生さんを講師に、「授業実践力育成講座」を開いています。

 

洋服姿で学生の前に立った楽生さんは、人前で話をする際には、話を構成する力と発信する力が問われるとしたうえで、構成力については、「ゴールを見て話すとよい」と助言します。スピーチなどの際は、最後に離したいことを決めておき、最初はあえて別の話題から入って、聞き手を飽きさせないようにするといった手法を紹介します。

 

また、発信力に関しては、無駄な言葉・発声を省くことや、「あれ」「これ」「それ」といった指示語を避け、「えー」などの意味のない発言は、「本人が話した気になるだけ」などと説明します。指示語は、聞き手が何を指しているのか分かりづらくなることから「減らすと話がクリアになる」と言います。

 

私も、仕事上、保護者や子どもたちの前で、挨拶やスピーチをする機会が多いのですが、以前、クリスマス発表でのMCの動画を見ると、最初に「あの」と言ってから話し始める癖があることがわかりました。無意識のうちに言っていたのです。

 

楽生さんは、話の構成力を磨くうえで、日刊紙の1面のコラムが参考になると言います。朝日新聞なら「天声人語」ですね。私も、朝刊で必ず目を通すのがコラム欄です。限られた文字数で、絶妙の文章がそこにあります。新聞社の「ものを書くエース」が、コラムを担当します。

 

私がサラリーマン時代に、出張帰りで神戸から最終の飛行機で羽田へ帰ることがよくありました。(特割で新幹線よりも安かったので・・・)夜景を眺めながら、ヘッドホンでよく落語を聞いていました。「どうしたら、こんなに人を引き込む話ができるのか?」と思いながら、話に引き込まれていました。話のプロに学ぶことは、本当に多いですね。

2021年

8月

01日

相手の喜びを自分の喜びに変える力

連日、オリンピックのテレビ映像に釘付けです。何度見ても興奮するシーンもあれば、選手の悔しさもまた絵になります。金メダルを獲得する選手は1人だけです。敗者の数がはるかに多いのです。ドラマですね。

 

オリンピック放送の合間に、保育園の7月のDVDがアップしました。屋上ファームの夏野菜収穫や、雷雨で凄いことになったナイトツアー、そしてプール開きと、子どもたちの笑顔に、あーだこーだ独りごとを言いながら笑っていました。

 

さて、今日は仕事を楽しむ、仕事で成長するモチベーションの話です。よく「誰かの喜ぶことがしたい」や、サービス業であれば「お客様の喜ぶ顔が見たい」といった話をよく聞きますね。仕事のモチベーションとして、崇高なものとされています。

 

しかし、「相手が喜ぶ」以外にモチベーションを見つけるには、かなりの創造力が求められます。

 

そうだ・・・オリンピックの選手からヒントを得ました。メダルを獲得した選手が満面の笑みで喜ぶのは、よく見られるシーンですが、チームメイトや指導者、関係者が、メダルを獲得した選手以上に喜ぶ姿をたくさん見ました。

 

これです!「相手のことを相手以上に喜ぶ才能」・・・これがあれば、けっこう仕事がうまくいくような気がします。「この人は、私の成功を心から喜んでくれている」と思われれば、コミュニケーションもバッチリですね。

 

どうですか・・・あなたには「相手の喜びを自分の喜びに変える才能」ありますか。今からでもおそくありません。相手の成功を喜ぶ気持ち・・・少し意識してみませんか。

2021年

7月

31日

ヘンリー五世

今日は三橋公園に、小学生を連れて行ったのですが、セミの抜け殻があらゆる木にありました。過去のナイトツアーで、夜の三橋公園で、セミの羽化を観察しました。約5年間地中で暮らしたセミの幼虫が、木を登り、柳の葉につかまって羽化します。最初は、真っ白なセミで、とても神秘的です。約2週間のはかない命なのです。

 

さて、今から9年前のロンドンオリンピックの開会式では、一人の紳士が馬車から降り立ち、おもむろにシェークスピアの一節を語ります。今日は、シェークスピアの「ヘンリー五世」の話です。

 

イングランド王ヘンリー五世が、フランスに攻め込んだ「アジンコートの戦い」を描いた戯曲です。圧倒的な数のフランス軍に対してイギリス兵は5分の1.当然、恐怖に包まれる兵士もいます。その無謀な戦いの最大の見せ場は、戦に赴く際に、国王が兵士を鼓舞する「語り」です。

 

「戦うものが少なければ少ないほど、名誉の分け前は多くなる。今日、クリスピアンの祝日は、未来永劫、語り継がれる。我々は兄弟の一団だ」この言葉に勢いを得たイギリス軍は勝利します。

 

そして、今、東京五輪2020で、日本選手の特に団体やペアでの活躍が目立っていますね。これには、選手個々のたゆまぬ努力の結果であることは言うまでもありませんが、戦いを前にして、リーダーである監督やコーチが、どんな言葉で、選手たちを鼓舞したか、大いに気になるところです。

 

人を動かす一番の原動力は、行動の意味や価値、いわゆる大儀を示し、一人一人の心に強く確かなものを描けるかどうか・・・にかかっています。

 

まだまだ、東京五輪2020の競技は続きますが、選手の活躍の陰にある、監督・コーチ・リーダー選手の言葉に注目してみませんか。きっと、私たちの日常においてのリーダーの資質や組織の在り方の参考になるかもしれません。

2021年

7月

30日

ほめてしかって子は育つ

保育園ママからは、子育ての悩みの相談を受けることがよくあります。ホワイトきゃんばすの職員は、全員子育て経験者ですので、自分の経験もありますが、実際は、保育園で預かった数百人の子どもたちやそのママたちの子育ての情報が活かされます。

 

今から30年以上前に、埼玉県与野市(今はさいたま市)にある鈴谷小学校のPTAが発行していた「子育てシリーズ」の内容を当時の教頭先生が、一冊の本にまとめました。これが「ほめてしかって子は育つ」です。目次はこうなっています。

 

「うちの子なんか、ほめるところなんか、なんにもないわ」

「くだらない本ばかり読んでないで、勉強でもしたらどうなの」

「お父さん、お母さん、ぼくをもっとかわいがって」

「わが子を非行少年にする十章」

 

なんだか、目次を見ただけでも、ドキッとして、言いたい内容が想像できますね。この本は、子どもをよりよく育てるために「正しくほめることと、正しくしかること」の重要性とそのタイミングやポイントを説いています。

 

もう30年以上前の内容ですが、子育ての悩みの根底には、今も昔も変わらないものがあります。そうです。子育てに完璧なんてありません。親の思い通りにいかない事の方が多いのだから、イライラするよりも、1つでもうまく言ったら「おぉ~できたぞ!」と喜べばいいのです。

 

保育園の保護者には、「子どもたちへは、自分の思い通りにいかないことをたくさん経験してもらいたい。その経験が成長につながる」と何度も言っていますが、親だって、自分の思い通りにいかない子育てを経験して、「もう、完璧なんて・・・やめた!」と肩の力を抜けばいいのです。

 

それから、一人で悩んでもダメですよ。まわりに相談すれば、きっと良い方法が出てきます。一人の知恵には限界があるので、まわりを巻き込む力も大事ですね。

2021年

7月

29日

選手村の食事

今日は、初めてプールボランティアに参加するママが活躍してくれました。ママのキャラクターがウエルカムなので、子どもたちは、どんどん水攻めを仕掛けます。それでも、ボランティアママは、笑顔で子どもたちの相手をしてくれました。うれしいですね。

 

さて、連日のメダルラッシュの日本選手団ですが、今回の東京五輪・パラリンピックは「食」も重要テーマとしていました。

 

海外からの観光客に、日本の食文化を幅広く発信することです。それができなくなった今、少なくとも選手村で各国のアスリートや関係者に日本の食をアピールできればうれしいですね。

 

1964年の東京五輪は、調理技術の向上、冷凍食品の普及など、日本の食生活に大きな影響を与えました。鉄板焼きやカップ酒といった新しい「食」も生まれました。しかし、今回は成熟した日本の食文化の発信が目標となります。

 

2020東京五輪の選手村の「メインダイニング」は、一日最大4万5000食を提供するそうです。4つのコーナーがあるそうで、「日本(和食)」「ハラル(イスラム教の戒律に沿う料理)」「ベジタリアン」「ピザ・パスタ」に、約700種類のメニューをそろえているそうです。

 

日本の食文化をアピールする「カジュアルダイニング」では、たこ焼きやおにぎり、公募で決まったユニークなそうめんやおでんなども提供されているそうです。大会組織委員会は「多様な食事で、日本の食文化に触れてもらいたい」と考えています。

 

選手たちの一番の目標は、競技でのメダル獲得ですが、選手村での食事を楽しむアスリートたちもたくさんいることでしょうね。

 

オリンピックでは、選手たちの活躍に私たちは釘付けとなりますが、東京五輪・パラリンピックが終わって、一段落してから、日本の食文化がどのような形で、海外へ伝わっていくのか、注目したいですね。

2021年

7月

28日

13年ぶりの金メダル

昨日は台風の影響でプールができなかったので、今日のプールは、いつも以上に水しぶきが上がります。大きいプールへ助走しての飛び込み大会に、2歳児の園児が2名参戦しました。小学生・年長年中園児に負けない凄い勇気です。

 

さて、昨日はテレビに釘付けだった人が多かったと思います。ソフトボール決勝「日本対アメリカ」の試合が午後8時に始まると、私もアルコール抜きで、正座して応援していました。北京五輪の上野投手は「上野の413球」と呼ばれる熱投で、豪速球をビシバシ投げ込んでいましたが、今回は、様々な変化球やチェンジアップなど熟練の投球でした。そして、東京五輪では、上野投手一人ではなく全員で勝ち取った金メダルという印象が強かったですね。

 

金メダルを獲得した日本の選手たちだけでなく、銀に終わったアメリカの選手たちにも「感動をありがとう!」と素直な気持ちになりました。この試合には、応援する人、様々な思いが詰まっていますね。

 

北京大会に続いて、2連覇を達成した日本ですが、13年ぶりというのは、北京大会を最後にソフトボールがオリンピック競技から外されてしまったのです。上野投手は目標を失います。アメリカのオスターマンとアボットの2大エースも現役引退や代表辞退など、ソフトボールから身を引いたのです。しかし、東京五輪で、ソフトボールがオリンピック競技に復活すると、二人のエースは、再びマウンドに戻るのです。

 

13年経っても、日本にはエースの上野投手とキャプテンの山田選手がいて、アメリカには、アボットとオスターマンがいるなんて、世代交代が進んでいないじゃないか・・・なんていう人は、大きな間違いです。若い選手が育っているだけでなく、13年の重みを知る選手も活躍したというのが、この試合の凄さなのです。

 

今回大活躍だった20歳の後藤投手は、トヨタ自動車の選手で、チームの大先輩アボット投手に、投球術を教えてもらっているのです。アボット投手は、金メダルを逃して悔しいでしょうが、後藤の活躍には、嬉しい気持ちになったことでしょう。

 

宇津木麗華監督がインタビューで何度も「感謝の気持ちでいっぱい!」とコメントします。言葉は悪いですが、この飾らない、泥くさい人のために、「力になりたい」と上野投手は、東京五輪を戦う意味を見いだしたと言われています。

 

まだまだ語ればきりがありませんが、しばらくは、13年ぶりの金メダルに浸っていたいですね。心から「おめでとう!ありがとう!」です。

2021年

7月

27日

ポストイット

連日のオリンピックハイライトをパパママと一緒に見ている園児もあって、朝スッキリと起きられない子どもも多くなってきました。でも、日本のアスリートが金メダルを獲得する場面を見ることも貴重な経験だと考えると、これも仕方ないですね。昨日は、日本卓球界初の金メダルを獲得した、水谷&伊藤コンビに、おめでとう!大アッパレ!です。

 

さて、今日は「ポスト・イット」の話です。ポスト・イットの発明者であるアメリカのスペンサー・シルバーさんが亡くなりました。享年80歳です。この年齢からもわかるように、ポスト・イットが発明されて実用化に至ったのは今から50年ほど前だそうです。日本で初めて発売されたのは昭和56年というので、まだ40年前です。意外と、その歴史は浅いですね。私も、ポスト・イットを幅広く活用させてもらっています。

 

シルバーさんは、最初、航空機の製造に使えるほど強力な接着剤の開発を目指していたところ、逆に接着力がとても弱い接着剤を作り出してしまったのです。これが本のしおりにつながり、世界中に広がる大ヒットとなったのです。

 

つまり、シルバーさんは、大失敗したのです。しかし、この話のように失敗や偶然から大発明が生まれることは多いですね。水谷&伊藤ペアは、失敗を恐れないで常に攻め続けた結果が金メダルでした。

 

最近の世の中は、過度に失敗を恐れる風潮になり、周囲の目を気にしたり、他人の評価に敏感になっているような気がします。子どもたちに対してもそうです。

 

ベタな言い方ですが、子どもたちは、失敗と成功と、また挫折の経験を繰り返すことで、現実社会での対応力や適応力を身に付けていくのです。

 

私たち大人は、もっと子どもたちに対して、失敗やトラブルを受け入れるおおらな心を持たないといけませんね。

2021年

7月

26日

自然体験多いほど「探究力」が強い子に

連休明けの保育園・・・ママが熱が出て休む園児もありましたが、みな元気に登園してきました。そして、昨日までサマーキャンプを行った年長園児6名も全員元気に登園しました。6人全員が、顔に何か書いてあるような・・・自信に満ちた顔です。

 

連絡ノートのママのコメントも熱かったです。2ページにわたって、びっしりと記された母の思いもありました。園児の性格も色々ですので、何も聞かなくても、サマーキャンプのワンシーン、ワンシーンを細かく話す子もあれば、口数少なめに「楽しかった!」と語る子もいます。親としては、根掘り葉掘り質問攻めにしたいところでしょうが、「子どもが絞り出すように、言葉が出てくるまでは、どうした?どうした?と聞かないで」とママたちにはお願いしています。

 

本日サマーキャンプのDVDが完成したので、親子でじっくりと観てもらいたいですね。子どもたちの頑張る姿に、パパママ全員が涙することでしょう。(本当です)

 

さて、青少年独立行政法人の青少年教育振興機構(長いですね・・・)が調査した結果、自然体験や文化芸術体験、家事の手伝いの体験が多い子どもは、「探究力」が身についているという調査結果をまとめました。

 

小中高校生約3万人を対象に、「新聞やテレビ、インターネットでその日のニュースを読んだり見たりする」「自分の思ったことははっきりと言う」「わからないことは、そのままにしないで調べる」など、16項目の合計点を出します。

 

その結果、「川や海で泳いだこと」などの自然体験、「文化芸術にかかわる作品を作ったり、演じたりする」などの文化芸術体験、「食器をそろえたり、片付けたりする」といった手伝い体験のいずれについても、体験が多い子どもが高得点となり探究心が高いという結果となりました。

 

今回のサマーキャンプで言えば、川遊びも、足の届かないところで泳ぐ・高い岩から飛び込む・生き物採集をする・焼きマシュマロをする。その他、夕日を満喫・天体望遠鏡で土星を見る・紙すき体験をする・・・こんな体験をすれば、子どもたちの探求心が強くなるに決まっていますね。

 

子どもたちに、自然体験や芸術体験や家事の手伝いをさせるかどうかは、親次第です。多くの体験をさせたいですね。その体験を通じて、子どもたちに考えさせることも大切です。

2021年

7月

25日

サマーキャンプ2日目

「6時起床!」子どもたちは、全員スッキリと目を覚ましました。いつもは、8時くらいまで家で寝ている女の子は、「私も6時に起きられるわ!」なんて言ってます。まだ先ですが、小学生に向けての生活習慣も身に付けないと。

 

朝から快晴に恵まれました。朝食前に、裏山にあたる「金勝山」の登山を頑張ります。小川げんきプラザは、この金勝山の中にあります。子どもたちは、睡眠十分ですので、元気に山道を歩きます。いい運動をして、お腹もペコペコ・・・朝ごはんです。

 

朝食が終わると、部屋をしっかりと掃除して、お世話になった職員に「ありがとうございました!」とご挨拶をして、退所します。

 

東秩父村にある「紙すきの里」で、子どもたちは紙すき体験です。花や草を使って、世界に一つだけの和紙のタペストリーを作ります。木の皮から和紙ができることなど、子どもたちにとっては、不思議で創作意欲が高まる体験となりました。

 

和紙文化を守る若者の話が聞けました。紙すきの説明をしてくれた方が若い男性だったのですが、細川紙がユネスコ無形文化遺産になっても、後継者不足が現状だそうで、自分が生まれ育ったこの場所で何ができるか。出した答えが、和紙つくりを継承することでした。

 

そして、昨日、川で見つけた石に、絵を描きます。ママの顔を描いた女の子・・・何よりも素晴らしいママへのプレゼントになることでしょう。

 

こうして、2日間のサマーキャンプが終了しました。天気にも恵まれて、計画していたこと以上のことを子どもたちは体験できました。明日からの子どもたちの行動が、また一つ成長につながっていくことをしっかりと見守っていきます。

 

そして、子どもたちを冒険の旅に送り出してくれた、保護者の皆様に感謝します。ありがとうございました。

2021年

7月

24日

サマーキャンプ初日

 

令和3年度のサマーキャンプは、珍しく快晴の天気でスタートしました。珍しくというのは、ここ数年、台風・大雨の中でのサマーキャンプが続いていたのです。昨年は、濁流だった嵐山渓谷・・・今年は最高の川遊びとなりました。

 

石の上から深い川へ「ジャンプ!」6人全員がクリアーしました。1人が成功させると、子どもたちの意地が背中を押します。全員ライフジャケットを着ているので、浮かぶのですが、足が届かないことが、子どもたちの恐怖心をあおります。園長が、すぐに手を引いて、浅いところまで移動し、「やった!よくできたね!」とエールを送りと、どんどん川遊びが過激になっていきます。

 

ボート遊びを楽しんだ後は、ライフジャケットだけで、ざっと20メートル川に流されます。子どもたちは、冒険気分を楽しみながら最高の川遊びをしました。ママのおにぎりを食べ、小枝を拾って、焼きマシュマロも楽しみました。

 

宿泊する小川げんきプラザに到着すると、オリエンテーションです。げんきプラザの職員の説明をしっかりと聞く子どもたち・・・「いよいよパパママと離れて泊まるんだ」という気持ちが現実となります。

 

ここからも楽しい時間は止まりません。プラネタリウムは、園児向けのプログラムを満喫します。ヤドカリくんが主人で、大人が見ても感動の内容でした。夕食、お風呂も子どもたちの楽しみの一つです。

 

そして、花火大会です。花火を初めて経験した男の子は、火が怖くてへっぴり腰です。でも、この経験も彼を強くします。

 

最後に、素晴らしい時間が待っていました。天体観測です。指導員は、大学時代に天体を専門にしていたそうで、とてもわかりやすい解説です。何を子どもたちが見たかというと、「土星」です。土星の輪がはっきりと見えました。これには、引率の先生が大騒ぎです。子どもたちも、土星のことは知っていたので、「輪がある~!」と興奮気味です。そして、満月をじっくりと観察しました。「ウサギの耳があった」と女の子が言うと、「お餅を食べていた!」と楽しい会話が続きました。

 

今日は、どんだけ楽しいことが詰まっていたのか・・・午後9時には、子どもたちは夢の中です。

2021年

7月

23日

東京2020オリンピック開会式

開会式前の試合では、日本チームが勝利を重ねていますね。私が注目するソフトボールでは、メキシコに延長戦タイブレークからのサヨナラ勝ちです。39歳の誕生日に連投した上野投手に早くも感動を覚えます。男子サッカーも初戦を勝利しました。競技が始まると、テレビでの応援となりますが、力が入りますね。

 

そして、本日いよいよ東京オリンピックの開会式が行われました。もちろん、異例の開会式で、「お祭りムード」にはなりません。しかし、じっと、見入ってしまいました。「まさか、ミュンヘンオリンピックの演出を使うとは・・・」とつぶやき、各国の入場行進では、「この国知らないなぁ~保育園の子どもたちと、地球儀を見ながら勉強できるなぁ~」と思い、最後の入場となった、日本選手団の選手たちに笑顔がたくさん見られて、やっぱりうれしくなりました。

 

橋本聖子会長がメッセージの途中で、目頭が熱くしたシーンも、今回のオリンピック開会にあたっての思いがどれだけ重かったか…素直に受け止めることにします。

 

国立競技場の上空に地球が浮かび上がった時には、「どうやってやったの?」と頭をグルグル回転させます。(笑)ドローンの演出にビックリです。

 

開会式には、多くの子どもたちや高校生ら若者が参加しました。未来を担う若者たちは、まさにオリンピックの象徴ですね。

 

そして、最後の聖火ランナーは、大坂なおみさんでしたね。たぶん、当てた人が多かったかもしれません。テニスのプレーヤーであるだけでなく、スポーツを通じて、ここ数年、多くの影響を世界に与えた女性です。

 

結局、最初から最後まで見てしまいました。「アスリートとして何ができるのかをずっと考えてきました。そして、世界の多くの人たちに元気になってもらいたい」という陸上の山縣選手のメッセージを受け止めて、世界のアスリートを応援したいですね。

2021年

7月

22日

未来を諦めない強い心

昨日は、オリンピック開会式前の初戦で、ソフトボール「日本VSオーストラリア」が福島で行われました。保育園が終わって、録画していた試合を家でじっくりと観戦しました。13年前の北京大会の決勝戦で、金メダルを決めたマウンドに立っていたのが上野投手で、東京オリンピックの最初の競技で、マウンドに立つのも上野投手です。日本の勝利もうれしかったですが、「こうして夢であった東京オリンピックに出場できることを感謝したい」という選手たちのメッセージが、胸に響きます。どうか、全力で挑んでもらいたいですね。

 

そして、いよいよ明日が東京オリンピック2020の開会式です。590人という過去最大の出場選手の中で、注目する選手はたくさんいますが、この人を挙げる人は多いでしょう。水泳の池江璃花子さんです。

 

池江選手は、3歳10カ月から始めた水泳で、なんと最高16種目の日本記録を持っていました。東京オリンピックも間違いないとされていた2019年2月、白血病と診断されました。血液のガンです。2019年12月に退院するまでに、体重は15キロも減ってしまったそうです。

 

それでも、トレーニングを積み、体重を少しずつ戻して徐々に大会に出場するようになり、ついに、東京オリンピックの代表になるのです。池江選手の水着をサポートするミズノの担当は「こうなってほしいなという想像をいつもはるかに超えてくる」といいます。彼女が、東京オリンピックに出場するなど、誰が予想できたでしょうか。

 

そんな池江選手も、白血病と診断された時は、思いきり泣き崩れました。その後「写真撮って!」と頼み、カメラに笑顔でピースサインをしたそうです。治らないかも知れない、一生水泳ができないかもしれないのに、です。その後、苦しい治療で食欲がなくなり、髪の毛も抜けてしまいます。でも、入院の最初にした「笑顔でピースサイン」こそ、『未来を諦めない強い心』そのものだったような気がします。

 

もちろん、普通の人は、そんな強い心は持てないでしょう。でも、そういう強い人間でいたいと思った人はたくさんいるはずです。

 

彼女が、出場不可能とされた東京オリンピックで、私たちの想像をはるかに超えて、「笑顔でピースサイン」を見せてくれるよう、応援したいですね。

2021年

7月

21日

ワクチン接種

6歳女の子と4歳男の子のパパママが、今日はプールボランティアで大活躍です。毎年お手伝いしていただいているので、子どもたちとのコミュニケーションも、激しい水かけ合戦も慣れたものです。子どもたちもパパママも大満足のプール遊びとなりました。 

 

さて、新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいます。実は、私も先日の日曜日に1回目の接種を終えました。教育関係者・保育園幼稚園などに勤務する人は、行政から接種券が届いた後に、少しだけ早く予約できることになったのです。私の場合は、本来なら今日から予約ができて、8月以降に接種というスケジュールでした。

 

保育園の子どもたちへ感染をさせないという観点から、なんの躊躇もなく接種しました。主任保育士も今週、優先接種します。しかし、初めてのワクチンに戸惑う人も多く、ワクチンに関するデマ情報も飛びかっているようです。

 

接種したらコロナの症状が重症化する・・・接種によって不妊症になる・・・などなど、冷静に考えれば、デマとわかるものの、人間の心理は、デマに左右されやすいですね。

 

私の経験では、接種後15分間待機をさせられます。その間、ワクチン接種による副反応やワクチンの効果についてのビデオを見ます。誰もが心配する副反応は、注射した場所の腫れや痛み、発熱や関節痛、筋肉痛、悪寒などがあるようです。ちなみに、私は注射した場所に軽い痛みが発生しました。翌日まで、鈍痛が続きましたがすぐに治りました。

 

副反応があるということは、ワクチンが効いている証拠です。私は「よしよし・・・ちゃんと効いているんだな・・・」と思った次第です。

 

特に重い副反応の一つであるアレルギー症状の「アナフィラキシー」が心配で接種をためらう人が少なくないと言います。厚労省によれば、ファイザーのワクチン接種後にアナフィラキシーと診断されたのは、約2324万回のうち238件(0.001%)の割合です。10万人に1人です。モデルナでは、約44万回でアナフィラキシーの報告はありません。

 

現在、ファイザーのワクチンは、12歳以上まで接種可能となりましたが、モデルナのワクチンも、対象を12歳以上に引き下げる方向で進んでいるようです。

 

ワクチン接種は、無論、強制するものでもされるものでもなく、打たないことで差別や偏見にさらされ不利益を被ることはあってはいけないことですが、多くの医師がこう考えます。

 

「ワクチンで防げる病気があり、そのワクチンを打てる環境にあるのにワクチンをうたないのは、いかがなものか。ワクチンの目的は一人でも多くの命を救うこと。大人も子どもも含め、接種率が高まることは、自分だけでなく、社会全体を守ることになります」

 

私も、その通りだと思っています。

2021年

7月

20日

こども食堂で学生が学ぶ「課題解決力」

今日の寺子屋では、サマーキャンプで年長園児が川遊びで活用する「ライフジャケット」を装着します。子どもたちの体の大きさに合わせて、気分も盛り上がったところで、エアー立ち泳ぎの練習をしました。なぜ?立ち泳ぎか・・・スイミングスクールでは、バタ足・クロールの順で教えますが、川遊びでは、万が一、足のつかないところに流されてしまった時に、この立ち泳ぎがポイントです。ライフジャケットで体は浮きますが、立ち泳ぎができるようになると、余裕が生まれます。

 

私が、園児のお腹を持ち上げて、足は下向きにキックをして、手を横にして、水面を押すイメージです。サマーキャンプでは、エアーではなく、実際に水の中で練習をしようと思っています。

 

さて、昨年12月時点で全国にあるこども食堂は、少なくとも4960ヶ所あります。そんな中で、高校生や大学生がボランティアで運営の中心を担うこども食堂は、増加傾向にあり、全国で30か所以上あるそうです。

 

奈良市のこども食堂「クーミン村食堂」では、奈良女子大のボランティアが、食事の提供を手伝うだけでなく、限られた予算、物資、人員の中で、工作や遊びを企画します。「みんなで考え、悩み、試行錯誤を繰り返す中で、問題点を解決する力が身についている」と3年生の小島さんは言います。コロナ禍で大学に行くことも制限される中、「ボランティア活動で様々な人とのかかわれる。誰かを助ける活動で、実は自分が助けられている」と話します。

 

貧困家庭の子どもたちを支援することが、こども食堂の大きな活動目的ですが、そこで活動する学生は、小学生の夏休みの宿題を手伝ったり、読み聞かせをしたりする活動を行っています。「子どもたちが安心して来てもらえる、みんなの居場所を目指したい」と学生たちは考えているようです。

 

「誰かを助ける活動で、実は自分も助けられている」というコメントが印象的ですね。

2021年

7月

19日

教育におけるリスク

今日もギラギラの太陽の下で、プール遊びを楽しむ子どもたちです。子どもたちにとっては、当たり前の屋上の環境も、本日見学に来たママにとっては、「こんな広いんですか!すごいですね~」の第一声です。

 

さて、各学校では、コロナ禍での教育活動という非日常が1年以上続き、今年度で2年目に突入しました。1年目は、「コロナウイルス感染防止」というリスクヘッジの中で、ほとんどの行事が中止となったり、規模を縮小せざるを得ない状況となりました。我慢の一年だったわけです。

 

しかし、学校には、感染症リスクだけでなく、今の季節では、熱中症リスクがあり、そもそも教育活動制限によるリスクが、大きくなってきました。想定すべきリスクは他にも幾つもあり、その一つを優先的に抑えようとすると、他のリスクの発生率を高めてしまうのです。つまり、「コロナだから○○を中止」として、感染症リスクを抑えようとすれば、教育活動制限のリスクが大きくなるのです。

 

そもそも教育活動はリスクを伴うものであり、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の故事成語に例えるならば、リスクを回避すれば、その分、得られるリターンも少なくなるわけです。

 

コロナ禍2年目に突入する中で、リスクを取りに行って、教育活動を以前のように、活発に行う学校もあれば、「意思決定」をしないで、ただ結果を待つだけの「決定しないリスク」を存在させてしまう学校もあります。

 

子どもたちは、学校でたくさんの「失敗」を経験します。「失敗するリスク」が、学校にはたくさんあるのですが、その経験が、大きなリターンとなって、成長へとつながるのです。挑戦しないと失敗もありませんね。

 

「危険とリスクの境目」「無謀と冒険の境目」「成功と失敗の境目」は、はっきりと線引きされるような明確なものではありません。それだけに、学校によって、教師によって、基準がまちまちであるのが現実です。

 

保育園ホワイトきゃんばすも、リスクとリターンという考えを明確に持っています。年間を通じて、様々なイベントがあるのは、「子どもたちの笑顔・成長」というリターンを獲得するために、リスクを取りに行っているのです。もちろん、リスクを最小限に抑えて挑戦するのです。

 

先日行った「ナイトツアー」や今週末の「サマーキャンプ」は、リスクを取ってでも、子どもたちの体験や成長というリターンを求めての活動です。リスクとリターンのバランスは、人によっても違いますが、子どもたちの成長は、リターンの積み重ねであることは間違いありません。

2021年

7月

18日

39歳のエース 上野由岐子

東京オリンピックのメディアでの扱いが、賛否を問うから、ようやく選手へのエールへとかわってきました。ほとんどが無観客の試合となりますが、アスリートたちを応援して、多くを感じたいですね。

 

私が期待する競技や選手はたくさんありますが、オリンピック開会式前の21日に1次リーグ初戦でオーストラリアと戦うソフトボールが、最初の注目競技です。

 

2008年北京大会で、日本は絶対王者アメリカを破り、初の金メダルを獲得しました。その時のエースが上野由岐子投手です。この時は、「打てるはずないだろ!」の超剛速球を投げていました。2日間で3試合を投げ抜き「上野の413球」と呼ばれました。

 

私は、当時小学生だった長男と次女を連れて、夜行列車を乗り継いでの北海道旅をしていました。旭山動物園のもぐもぐタイムを満喫し、札幌から、夜行列車「はまなす」に乗車する前に、駅の巨大モニターで観戦していました。金メダルの瞬間は、知らない者同士、声を上げて喜び合った記憶が今でも鮮明に覚えています。

 

その後、オリンピックから野球とソフトボールが外され、今回の東京オリンピックで復活するものの、オリンピック種目としては、今回が最後になります。そして、上野投手は、大会期間中に39歳となります。北京大会のような剛速球は投げられなくても、彼女の選手生活の集大成ともいえるこの大会で、どんな投球術を見せてくれるか・・・27日の決勝戦まで、しっかりと見届けたいですね。

 

東京オリンピックは、テレビでの観戦となりますが、自分なりの楽しみ方で、アスリートにエールを送りたいですね。

2021年

7月

17日

ウシガエル

埼玉県も梅雨明け宣言がされて、今日も暑い日となりました。土曜日ですので、小学生たちとプールを楽しみました。小学生が入ると、過激な水かけ合戦になります。でも、年長園児は負けずに応戦します。(笑)

 

さいたま市内の小学校は、来週20日が終業式です。昨年は、コロナの影響で変則的な夏休みとなりましたが、今年は例年通り、しっかりと宿題も出るようです。

 

さて、今日は「ウシガエル」の話です。「モ~モ~♬」と牛のように鳴き、カエルの中で一番身体が大きな種類です。屋上の池にも、3匹のウシガエルがいます。子どもたちも、屋上遊びの最中に「モ~モ~♬」をよく聞きます。先日は、池を脱走して、ファームのナス畑に潜伏していました。人が前を歩いても、まったく動じないふてぶてしさです。

 

この「ウシガエル」のもう一つの名前は「食用ガエル」です。日本に初めて持ち込まれたのは1918年(大正7年)頃だそうで、栄養難だった当時、農家の副業に食用ガエルの養殖が推奨されたのです。最初は、不気味なカエルに食べることに抵抗を持つ人が多かったようです。

 

しかし、養殖が盛んになると、輸出産業として成立し、終戦後の最盛期には、輸出冷凍水産物中第3位と莫大な外貨を生み出したのです。しかし、長続きしません。もともと日本人には定着しなかった蛙食文化に加えて、農薬由来の有害物質が日本産蛙肉に残留していることが発覚したのです。これによって、需要が減り、養殖業は急速に廃れていったそうです。

 

こうして、放棄されたウシガエルは、全国各地で野生化していったのです。屋上の池にも住んでいるくらいですから、環境適応能力、繁殖力は高く、動くものなら何でも食べます。池の金魚は、カメとウシガエルに食べ尽くされてしまいました。ホテイ草という水草を池に投げ入れると、水草にかぶりつきます。凄い食欲です。

 

もちろん、現代では、問題になった有害物質は世界的に使用禁止となり、唐揚げや塩焼きでおいしくいただけるようです。私は、食べたことはありませんが、鶏肉のようにおいしいそうです。「特定外来生物」の指定を受けて、悪者のようなイメージですが、ウシガエルには罪はありません。保育園では、子どもたちに愛されています。

2021年

7月

16日

ママアスリート・・・ 母の強さ

保育園のアイドルとなりつつある「カタツムリ」ですが、知らぬ間に飼育ケースから脱走してしまいました。「どこにいった?ピアノの裏に逃げてしまったかな?乾燥したら死んじゃうよ~」と、子どもたちも大騒ぎで、なかなか見つかりません。しかし「いたよ!」と職員が、園児のロッカーに隠れているところを見つけました。子どもたちも安堵です。

 

さて、東京五輪の開幕がせまってきましたが、今回のオリンピックのテーマは「ジェンダー平等の推進」「多様性と調和」です。日本代表も583選手のうち、女子は史上最多の277人となり、外国出身の親を持つ選手などバックグラウンドも多彩です。オリンピックの理念を象徴するかのような顔ぶれですね。

 

そもそも夏季五輪に初めて女子選手が参加したのは1900年パリ大会だそうです。全選手997人のうちわずか22人でした。1964年の東京大会大会では、女子は全体の13.2%で、その後は、女子の構成比が上がっていきます。今回の東京五輪では、過去最高となる全体の48.8%の女性参加が見込まれているそうです。

 

そんな中で、今日は二人のママアスリートにエールを送ります。まずは、36歳バレーボール日本代表の主将「荒木絵里香」さんです。彼女は、北京大会から4大会連続の代表となり、2012年のロンドン五輪後に女の子が生まれました。

 

荒木さんは、娘と離れて暮らす日々はつらく、今も「乗り越えられてはいない」といいます。それでも、「やりきりたい思いを応援してくれているから、中途半端なことはできない」と、覚悟を決めます。中田久美監督も「ママさんプレーヤーとして、これからのバレーボール界の新しいロールモデルとして、彼女には頑張ってもらいたい」と期待を寄せます。

 

もう一人は、陸上女子100メートル障害で、自身の日本記録を2度にわたり更新。ママアスリートとして育児と競技を両立させながら、念願の東京五輪にたどり着いた、31歳の「寺田明日香」さんです。

 

彼女は、2012年ロンドン五輪出場を逃し、重圧から逃れるように競技から一度退いたのです。その後、7人制ラグビー転向を経て、3年前に復帰を表明しました。以前と違うのは、夫と6歳の娘さんに支えられ「五輪は家族全員の夢」と思えたことです。背負うものが増えたのに、悲壮感はなくなったと言います。この競技には、世界の強豪がひしめいているので、「決勝が目標。国立競技場で走る姿を少しでも娘が覚えていてくれたらうれしい」とのことです。

 

ほんの少し前までは、日本で、ママアスリートなんて、信じられなかったのが現実です。社会の理解も追いついていなかったのかもしれません。

 

さぁ~東京オリンピックを楽しむテーマは山ほどありますが、「ママアスリートの頑張り」に注目したいですね。

2021年

7月

15日

自動販売機で食品ロスを減らす

今日も不安定な天気で、午後は豪雨で冠水するほどになったかと思うと、真夏の太陽が顔を出します。午前中の屋上遊びは、小雨でスタートしたものの「こんな雨なら全然大丈夫!」と子どもたちが遊びだすと、すぐに止んでしまいました。

 

雨に濡れた草むらの中で、「アマガエルがいた!」「しょうりょうバッタだ!」と子どもたちは大さわぎです。触れる園児のまわりを野次馬が群がります。今日も、見学のママには「こんな広いところで遊んでいるんですか・・・いいですね」とコメントをいただきました。

 

さて、日本の「食品ロス」は、どれくらいか知っていますか。2018年のデータですが、約600万トンだそうです。凄すぎてピンとこない数字ですが、毎日一人おにぎり1個分と言われています。

 

要因は、様々ですが、業界内の「納品期限」をめぐる慣例も、その一つです。代表的なものは「3分の1ルール」です。私も、サラリーマン時代は、得意先に商品を納品する際に、このルールに悩まされました。

 

この1/3ルールとは、賞味期限切れの商品が店頭に並ぶのを避けるため、食品メーカーと小売店が設定する基準です。例えば、賞味期限が6か月の商品だと、卸業者は製造日から2カ月以内にスーパーやコンビニエンスストアに納品しなければならない。これを守らないと、メーカーに返品されたり廃棄となるのです。

 

ネスレ日本は、こうした納品期限を過ぎた菓子や飲料を専用に扱う無人販売機を全国5か所で設置したそうです。ペットボトルや粉末タイプのコーヒーに、お菓子のキットカットも扱います。「賞味期限が残りわずかの商品を安く売るのが目的ではなく、納品期限を超過したことで出荷される流通先が限定された商品を、適正な価格で販売するのが目的です」と担当者は語ります。

 

コカ・コーラボトラーズジャパンも今年3月から賞味期限が残り2カ月ほどに迫った飲料などを扱う自販機を展開しています。約200種類の飲料の一部を通常価格より最大60円ほど安く販売しているそうです。「余剰在庫の削減と、購入者の食品ロスへの意識向上のきっかけになることを期待します」とのことです。

 

こういった取組みが、メーカー・消費者・環境の「三方よし」の取り組みにつながることを期待したいですね。

2021年

7月

14日

孤独であるためのレッスン

2日連続でプールを行いましたが、今日の天気は曇りで時々パラパラと雨も降ります。無理せず屋上遊びです。プールをしなくても、子どもたちの遊びは止まりません。インゲン豆の収穫もタライ2杯分です。ミニトマトをつまみ食いして、収穫したキュウリも子どもたちは、塩を振ってパクパク食べています。

 

さて、これからの将来は、あらゆる場面でAIが活用されるがゆえに、人間は、地域や社会において「つながり」「絆」「人間関係能力」を一層求める傾向が強いですね。保育園でも、卒園児の小学生には、「友だちがたくさんいることよりも、本当に大切な仲間を一人でも作りなさい」なんて言いながら、人と人との深いつながりを重視します。

 

そんな中、「孤独であるためのレッスン」という、何だか変なタイトル?の本を紹介します。著者の諸富さんは、心理学者・大学教授・カウンセラーなど、多くの顔を持っています。

 

「これ以上教室の中にいると、多分、友だちのこと、刺しちゃうと思う」「先生、どうして、ひとりじゃだめなんですか」という生徒の悲痛な叫びを取り上げます。

 

先日、NHKで「ひきこもり先生」というドラマが放映されていました。何十年も引きこもりだった男性が、特別講師として、中学生の生徒たちとかかわり、影響を与えていくというストーリーです。ドラマの中で、生徒から「この学校、気持ち悪い」というセリフが出てきます。

 

学校には必ず登校して、みんな一緒に同じことを繰り返す・・・ような一日が、「気持ち悪い」と感じる子どもたちもいるのです。

 

日本では、まだまだ、不登校や引きこもり、シングルマザー、生涯独身者などへの冷ややかなまなざし、マイノリティーへの差別などが根強いですね。だからこそ、自分の人生を自分らしく生きるための「新たな時代の能力」として「孤独」であることの価値を見直そうと、著者はこの本の中で主張します。

 

著者が言う孤独は「ひとりが好きというナルシストの在り方」ではなく、真の孤独とは「人はみな、ひとりで生まれ、ひとりで死んでいく」という絶対的な真実をしっかりと踏まえ、自分の人生の道を歩んでいくこと・・・といいます。孤独と孤立は非なるもので、人生を「自分で決定」できる自分になるために、世間の目やしがらみ、「こうあるべきだ」論から抜け出そうと訴えます。それには、もちろん多くの痛みが伴いますね。

 

「ひとりじゃいられない症候群」から脱却し、自己のすべてを受容し、自分らしく、人生を肯定的に生きるために・・・この本は自分の人生を見直すきっかけになるのです。

2021年

7月

13日

寿命の性差

今日のプール遊びには、4歳男の子のパパママが、ボランティアでお手伝いしてくれました。ホワイトきゃんばすの屋上プールは、毎年、保護者ボランティアを募集しています。子どもたちと一緒に水遊びをしてもらうのですが、園児にとっては「○○くんのママだ!」「○○ちゃんのパパだ!」と、楽しさが倍になるようです。ボランティアのパパママも大満足されます。ありがたいですね。

 

さて、数カ月前の朝日新聞デジタル版にこんな記事が出ていました。「練習日の週末が怖い、早死にすると感じた保護者負担」という内容です。これは、地域の野球チームに子どもを入れている母親の声です。

 

早朝練習の場合、監督へのお茶出しや、昼食の準備など仕事は山ほどあって、学校外活動も母親に相当の負担がかかっているようです。

 

令和元年の厚労省のデータによると、死亡年齢の中央値は、男性の場合は、未婚者が66.8歳で、有配偶者では81.5歳と、未婚者の方が早く死亡するようですが、女性の場合は、未婚者が81.9歳で有配偶者は78.5歳と、既婚女性の方が、早死にする傾向になっています。男女で傾向が逆になっているのです。

 

つまり、晩産化により出産が身体への負担になっているのもあるでしょうが、冒頭の野球チームの例のように、子育ての負担が大きいこと。それが母親に偏っていることを証明しているデータと言えます。

 

小さな子どもがいる母親の場合、健康診断に行くのも一苦労ですね。こう考えると、促すべきは、女性の社会進出ならぬ、男性の「家庭進出」であることは、間違いないようです。性的役割撤廃を今後は進めないといけませんね。

 

保育園のパパを見ると、第2子出産を機に、3か月の育児休暇を取ったパパや、夕食は、今年の1月からずっとパパが作っているという家庭もあります。送り迎えも、朝はパパで帰りはママと、分担している家庭もあります。時代は、どんどん変わっていくのです。

2021年

7月

12日

整枝(せいし)

土曜日のナイトツアーに参加した保護者の感動コメントが、連絡ノートにたくさんありました。雷雨のハプニングも「あんなにたくさんのホタルを自然環境で見るのは初めてです。子どもと一緒に大感動です」といった感じです。そして、昨日の午後の雷雨の後に、さいたま市では、空一面に大きな虹がかかりました。ほとんどの園児が、虹を見たようで、虹の話題でも盛り上がりました。

 

そして、いよいよ今日がプール開きとなりました。「待ってました!」とばかりに、子どもたちの笑顔と水しぶきが屋上に舞います。ようやく、真夏に突入といった感じです。昨年までは、プールサイドで水を避けていた園児も、一年も経てば、積極的に水鉄砲で水のかけ合いをしています。うれしいですね。

 

プールをしながら、子どもたちは、バケツ一杯収穫したミニトマトを食べます。今日は、立派なキュウリが3本とれたので、これも塩をかけて食べました。保育園の屋上は、まさに夏野菜の収穫ピークとなっていますが、野菜を育てるには、それなりに世話が必要です。よく、ベランダなどでプランターを使った野菜作りを始めるファミリーがいますが、初年度は、たいがい失敗します。(笑)

 

野菜作りの重要な作業の一つに「整枝(せいし」があります。屋上ファームでは、ミニトマトのわき芽をこまめに切り取る作業です。何もしないで、1週間もほったらかしにすると、わき芽だらけになって、そのままにしておくと、栄養が分散されてしまって、大きなトマトが育たなくなるのです。

 

毎年、トマトのわき芽を切り落とすたびに、忍びない気持ちになります。しかし、これをしないと、子どもたちのつまみ食いができなくなってしまうのです。

 

トマトのわき芽と同じようなことが、私たちのまわりでもありますね。「二兎を追う者は一兎をも得ず」に例えられるように、あれもこれも頑張って抱え込んだものの、結果すべてが中途半端になってしまったことなど、私もたくさん経験しています。最初に「これとこれだけにする」と2つくらいに絞っておけば、きちんと完成するのです。

 

また、自動車免許証も、3年・5年と更新が必要です。これも、野菜作りに例えるなら、伸びすぎた枝の先端を切り落とす「整枝」と同じですね。教員免許証も更新制度になりました。

 

屋上で、子どもたちがつまみ食いするミニトマトの話が、大きくなってしまいましたが、私たちは、人生の多くの場面で、「整枝」を的確に行っていかないといけないようです。

2021年

7月

11日

とんでもない!古代五輪

昨日のナイトツアー前の豪雨を思い出すかのように、今日は、日中から雷が鳴り大雨となりました。今の季節は、急な天候の変化に気をつけないといけませんね。

 

さて、今日は、古代ギリシャで開催されていた、ビックリのオリンピックの話です。東京オリンピックを前に、豆知識です。

 

競技は、短距離走やボクシング、円盤投げなど、現代でも続く競技が多く、なかなかバラエティーに富んでいました。そして、選手たちは、全員全裸で出場していたそうです。その理由は、肉体美の誇示、呪術的な意味、不正の防止など、諸説あるようです。そして、今では金メダルですが、優勝者が得たのは、聖域に生えるオリーブの枝で作った冠だけだったそうです。

 

東京オリンピックは、多くの競技が無観客となってしまいましたが、本来ならば、世界中の人たちが日本にやって来て、ホテルなどの宿泊施設が賑わい、民泊も行われる予定でした。古代ギリシャでも、4万人以上が競技場に集まったそうです。ギリシャ各地から多くの人がやってくるのですが、紀元前4世紀後半までは、観客用の宿泊施設がなかったそうです。多くの人は、川沿いのテントやほったて小屋で寝泊まりしたのです。夏の競技では、ハエが大量発生するなど、衛生環境は最悪だったようで、多くの死者もでたそうです。

 

「パンクラティオン」という格闘競技では、噛みつきと目つぶし以外なら、何でもありのルールだったそうで、フォールのような規定もなく、どちらかが降伏するまで、続けられました。今なら、ギブアップのみのデスマッチです。これにも、降伏せず、死んでしまう選手もあったそうです。

 

どうですか・・・酔った時のうんちくにいかがですか。

2021年

7月

10日

ナイトツアーやりました!

今週は、はっきりしない天気が続いていましたが、今日は一転して猛暑となり、子どもたちも屋上では水遊びです。そして、今日の園児のうち半分は、今夜のナイトツアーに参加します。朝から、「ナイトツアーたのしみだね・・・!」なんていう会話が続きます。毎年参加している小学生は、過去のナイトツアーの語り部となって、初参加の園児に、ドヤ顔で語っています。

 

そんな話を聞いたもんだから、「虫が大嫌い!暗いのが怖い!」で、今まで、頑としてナイトツアーを拒否していた5歳女の子も、急きょ「わたしもいきた~い!」となったのです。

 

今年のナイトツアーは、初めての場所「北本自然観察公園」でのホタル観賞です。自然環境で、人が手を加えないで育ったヘイケボタルです。埼玉県内では、知る人ぞ知るスポットだったのですが、だんだんと、知る人が多くなり、今日は、駐車場がいっぱいの賑わいとなりました。

 

集合時間の19時が近づく頃・・・「ゴロゴロ!!」とイヤな音が。そうです、バケツをひっくり返したような豪雨となってしまいました。すでに、その場にいた園児と保護者たちは、観察センターの中に避難します。私も、入口に設置されたテントの中で、連絡を取り合います。結局、3組の家族が、大雨で帰宅します。

 

残った家族も、動きようがなく、30分ほど豪雨を見つめながら待ちます。すると、雨が止まりました。仕切り直しです。13組のファミリーが「ナイトツアー出発!」です。時々、雨が降ってきましたが、林の中なので、雨をあまり感じません。

 

そして、ついに感動が待っていました。豪雨の後にもかかわらず、「ホタルだよ・・・」という子どもたちの声が響くと、あっちも、こっちも、むこうも、すぐ前にも「ヘイケボタル」が点滅を繰り返しながら、美しいひかりを見せています。このシーンに、子どもたち以上に、大人であるパパママ達が、大はしゃぎです。

 

豪雨でぬかるんだ林道をざっと30分以上歩いて、合計200匹以上のホタルを見ることができました。小学生から2歳児の男の子まで、頑張って歩きました。時々、遠くに雷を感じ自然の光で一瞬明るくなるシーンも、子どもたちのワクワクドキドキの気持ちを盛り上げたようです。

 

ナイトツアーが終わって、一匹のカタツムリが、私たちを出迎えてくれました。観察センターの職員の話では、「もし、豪雨がなければ、まるでイルミネーションのようにホタルを見ることができたでしょう」とのことでした。それでも、自然環境でこんなにホタルを見ることができ、子どもたちの大きな思い出になりました。

 

とんだハプニングも、今年度のナイトツアーの演出として、語られることでしょう。参加された家族の皆様・・・本当にありがとうございました。そして、真っ暗で怖い道をしっかりと歩いた子どもたち・・・よく頑張りました!

2021年

7月

09日

「かまずよう」

保育園で飼育している「カタツムリ」ですが、色紙を水に浸して飼育ケースに入れておくと、それを食べて、同じ色のうんちがでます。黄色・青に成功し、今日はピンクに挑戦しています。飼育ケースのまわりは、子どもたちの「不思議顔」でいっぱいです。もちろん、ちゃんとキャベツもエサにしています。

 

さて、「かまずよう」をご存知ですか。海辺のまち、「鎌倉・逗子・葉山」が、東京からの転出先として大きな注目を集めています。これは、コロナ禍以前からの傾向です。

 

実は、わたしのいとこが、30歳代に、逗子に移り住みました。同じ年なので、今では立派なおやじです。彼は、ダイビング雑誌のカメラマンとして編集の仕事にかかわっていたのですが、自らのライフスタイルを確立すべくフリーライターとして独立します。奥様も仕事をバリバリこなします。

 

サイクルショップでオーダーメイドした、超個性的な自転車に乗り、カメラは「ライカ」です。キャノンでもニコンでもありません。誰も気がつかないような、湘南の風景やマチやショップを取材した本を出版したのですが、20年以上前にもかかわらず、エコとかロハスとかSDGsなど、すでに彼のライフスタイルの中に組み込まれていたかのような生き方をしていました。

 

「かまずよう」人気は、10年前、東日本大震災の直後から「ワーク=ライフ」の動きが活発化し、ショップオーナー・起業家・フリーエージェントら「会社員」ではない人たちが、自由で自律的な生き方を実践してきました。「ワーク=ライフ」とは、ワーク・ライフ・バランスのさらに先を行く概念です。つまり、「ワーク(仕事)」と「ライフ(人生)」を分けて、労働時間を切り売りするのではなく、両者を不可分のものとしてとらえる点です。オンの中にもオフがあり、オフの中にもオンがある・・・といったところでしょうか。

 

ショップを経営するなら、当然採算性を重視するべきですが、その一言では表せない別の価値観が存在します。例えば、複数の仕事を持つことによって得られる、さまざまな人間関係と情報の回路。海風が心地よく通り抜ける木造の家や、テラスの窓から鮮やかに見渡せる湾の眺めも、大切な役割を果たします。そこには、自立と自律の思考が重なっているのです。

 

どうですか・・・難しい言い方をしましたが、単純な田舎暮らし・・・自然志向とはまた違うようです。

 

私たちには、こんな生き方をしたい!という考えがあるのでしょうが、そこに、風景や風や草のにおい・潮の香りなど、自分にとって、心地よい場所が存在するのでしょうね。「かまずよう」は、そんな場所なのです。

 

これからは、「ワーク=ライフ」という考えがベースになる、様々な生き方がうまれるのでしょう。自分で決める意識が高い人からですね。

2021年

7月

08日

天気痛

今日も雨が降ったり止んだりと、梅雨の空です。それでも、子どもたちは、屋上遊びに夢中です。霧雨の中、6歳女の子が、この天気の中でバッタを見つけました。彼女には不思議な力があるようで、フラフラしながらバッタを手の中に入れてしまいます。「これは、ショウリョウバッタだよ」と、名前まで知っていました。虫と話ができるのでは・・・と本気で思ってしまいます。

 

さて、今週もスッキリしない天気が続いていますが、天気が悪くなると体の不調を感じる「天気痛」という言葉を聞くことが増えてきました。今日は、日本で初めて天気病外来を開設した佐藤純先生の話です。

 

皆さんのまわりにも、天気が悪くなると、頭痛をおこしたり、体調が悪くなる人はいませんか。これは、天気の崩れによる気圧や気温の変化を受けて、片頭痛などの慢性痛が悪化する状況で、「天気痛」と呼びます。天気の変化を体が感じ取り、ストレスとなることで神経を刺激し、痛みが生じます。

 

具体的な研究としては、耳の奥にある内耳が気圧の変化を感じ、頭痛などを起こしていることがわかっています。

 

愛知大学が平成27年に実施した調査では、日本人全体で計算すると、700~800万人は、天気痛を持っているそうです。そのほとんどが片頭痛で、腰や膝、古傷が痛む人もいます。実は、患者の多くは女性です。

 

もちろん、子どもも発症します。しかし、痛みをうまく表現できず、周囲の理解を得られないケースもあります。学校で「天気を理由に欠席することはおかしい」などと言われたりして、天気痛による不調を相談しづらい空気があるようです。

 

どうですか・・・今の季節、天気痛に悩む人たちに、理解と配慮が必要ですね。予防には、栄養のバランスの良い食事や睡眠によって、健康のレベルを高めることが必要だそうですが、これが、なかなか難しいのです。

 

異常気象が続く昨今・・・「天気痛」をしっかりと認識する必要がありますね。

2021年

7月

07日

森の幼稚園

昨日、自転車に乗れた年少の女の子は、今日も屋上の着くと、すぐに自転車に乗り始めました。それを見た、同じ年少女子2名が、「わたしも、れんしゅうする~」と言って、補助付自転車で練習を始めました。ライバル心に火がついたようです。

 

そして、今日は、夏野菜ではないのですが、春に苗を植えた「下仁田ネギ」を収穫しました。ねぎ一本など簡単に抜けると思っていましたが、幼児の力では、まさに「うんとこしょ・・どっこいしょ・・!」でした。今日の子どもたちのお土産です。緑の葉もそのままのドロ付きねぎです。

 

さて、「森の幼稚園」をご存知ですか。1950年代、デンマーク人の母親が森の中で保育をしたのが始まりとされています。北欧を中心に広がり、日本でも2007年頃から急増しました。今では、森のようちえん全国ネットワーク連盟に加盟する幼稚園や保育園は247団体あるそうです。

 

埼玉県秩父市にある「花の森子ども園」も、そんな森の幼稚園の一つです。登園が始まると、年長の園児はヤギの小屋の掃除を始め、敷きわらを替え、すのこを洗い乾かします。次いで、朝の会が始まります。朝の会は、林の中で行われます。担当の先生は「うんち」の話を始めます。年少園児が、「ヤギのうんちのあるじめんにすわりたくない」とごねていたからです。

 

うんちの大切さを何度も聞いている他の園児たちは、「うんちでびょうきかどうかわかるよ」と話し始めます。先生が「どうやってわかるの?」と尋ねると・・・「いろやかたちで」「では、ヤギのうんちはどうなるの?」「つちになって、えいようになるよ」とやりとりが続きます。うんちは汚いものではなく、ありがたいものだということを自然に学んでいくのです。 

 

こんな環境が、我が子にはベストと考える親が増えていることもあり、森の幼稚園は、全国で右肩上がりに増えているようです。

 

保育園ホワイトきゃんばすは、ファームでの収穫と、今日はブルーベリーをつまみ食い・きゅうりに塩をふって食べる・ミニトマト食べ放題と、子どもたちの食育も担う環境を十分に活かして、これからも、子どもたちの笑顔のために取り組んでいきます。本日、来年度入園希望のママが見学に来て「これは、凄い!」と絶賛されてました。

2021年

7月

06日

1人1台時代の体力テスト

今日もファームの収穫ラッシュです。ミニトマトを食べて、子どもたちは、インゲン豆の収穫をがんばります。タライ2杯分の大収穫です。慣れてきたようで、赤ちゃん豆を収穫する園児はほとんどいなくなりました。

 

そんな中、ファームには目もくれずに、黙々と自転車の練習をする年少女子。昨日は、フラフラと20メートル乗れたのですが、まだ、自転車免許証交付のレベルではありません。今日も、補助付き自転車で、ペダルを速く回す練習をします。そして、いよいよ挑戦です。何と、1回目で、約100メートル自転車に乗り続けることができました。

 

普段は、あまり喜怒哀楽を顔に出さない女の子ですが、「○○おめでとう!よくがんばったね!」と言われると、笑顔がこぼれました。これで、年少園児は4人目の自転車クリアーです。年長、年中園児は、全員自転車に乗れますので、16名の園児が自転車に乗れるのです。凄いことです。(笑)

 

さて、「1人1台時代」と言われると、小中学校でのパソコンやタブレットをイメージしますね。たいがいは、国語などの学科に利用されるイメージが強いですね。教室のテレビ画面を使った、社会や理科の学習も行われています。

 

そんな中で、「Alpha」という新体力テストサービスに注目が集まっています。体力テストの測定や集計、データの蓄積などをするサービスです。

 

反復横跳び、立ち幅跳び、握力など、生徒たちがペアになって、測定値を端末に入力します。途中、どうすれば記録が伸びるかを相談する場面が発生したり、種目ごとに有名アスリートが基礎・基本のポイントを教えてくれるオンデマンド映像も見ることができます。これは、事前に家などで見ることができるので、イメージトレーニングになりますね。

 

体育があまり得意でない生徒が「結果が良くなると、うれしい。自分でもできるんだという自信につながる」と言うように、測定結果は、過去の記録と比較して、フィードバックできるようになっているようです。

 

ダイエットの世界では、一番効果があるのは「毎日体重計に乗って、記録をとること」だと言われています。前日よりも300グラム減った・・・と記録することで、効果が高まるのです。

 

1人1台時代は、勉強だけでなく、様々なことに使えそうですね。

2021年

7月

05日

いいね疲れ

今日の朝の会では、土曜日に卒園児の男の子が持ってきてくれた「カタツムリ」の観察会となりました。梅雨時に、アジサイの花などにどこでも見られたのは過去の話で、最近では、カタツムリの姿を見ることが少なくなりました。初めてカタツムリに出合う子どもたちも多いです。殻から頭を出して、角を出す姿に見入っていました。

 

さて、インスタグラムに写真をあげて、ツイッターで気の利いた一言。いまや生活の一部になったSNSですが、「いいね!」を期待しすぎて疲れる人が、多いようです。

 

「いいね!がたくさんつくのは、やはりうれしい。私にとっては、自分が考えていることに対して承認される喜び。そこが大きいのだと思います」とある人は言います。

 

「人間は何かに承認されないと生きていけません。それは社会的動物たるゆえんでもある。何かに承認されることで、昔から心の安定を保ってきたのです」と社会学者の土井隆義さんは指摘します。

 

しかし、SNSでは社長も学生も対等で等価な存在です。皆がフラットな、自分からいつでもその関係を「切れる」場合が多いです。そういう人からの承認は、仕事の成果や努力に対する承認と比べて重みがなく、「いいね」をもらっても心の安定につながりにくいのです。そこで、承認の質の劣化を何でカバーするか。数しかありません。たくさんの「いいね」を求めないと安心できず、でも一個一個の「いいね」は承認として軽い。どこまでいっても自分の安心感につながらない。常に「いいね」をもらうことにあおられ、疲れていくのです。

 

また、「いいね」をもらったら、ちゃんとお返ししないと、その人から排除され、仲間外れにされるかも。その不安を解消するために「いいね」を返す。この行為も単に安心するためだけに続ける努力なので、非常に疲れるわけです。

 

ひとりキャンプ、ひとりカラオケなど「ソロ活動の充実」を求める人たちも、一人でキャンプする様子を動画に撮って、インスタグラムにあげたりしますね。これも、「人と群れなくても1人でこんなに充実している私なんだよ」ということを、まわりに認めてもらいたいという、承認の構図と言えます。

 

「承認の構図」から逃れられずに「いいね!には、もううんざりだ」と思っているのなら、ちょっとスタンスを変えないといけないかもしれませんね。いいね!に疲れてないなら、今まで通りで続けてください。

2021年

7月

04日

受容→共感→肯定→承認

昨年3月に開設された、無料相談サイト「あなたのいばしょ」は、24時間365日誰でも利用が可能だそうです。開設から1年あまりを経て、いまでは10~20代を中心に毎日平均600軒の相談が寄せられます。

 

相談員はボランティアで、研修中の人を含めると、国内外の日本人約700人が努めます。相談者との対話は、「受容・共感・肯定・承認」の過程をたどる傾聴だそうです。

 

相談員の一人は、「まずは相談者の話を全部受け止める『受容』が大切です。苦しい気持ちに『共感』したり、悩むことを『肯定』したりもします。対話を通して相手を『承認』するという流れです。相談は、1回40分が目安で、2時間を超えることもあります。本当の気持ちを吐き出してもらいながら、場合によって相手と異なる視点も伝えます。結果、『そんな考え方もあるのか』と気づいてもらい、心理的に追い込まれた状況を緩和できることもあります」と言います。

 

具体的には、「学校でも社会でも、実際に入ってみたら想像していたのと違う感じ、なじめないと思うことは誰にでもあるはずですよ」と返すと、中学、高校生は「えっ、そうなんですか?」と反応するそうです。大人になった私たちは、自分の思い通りにものごとは進まないことなど、当たり前に感じますが、中高生にとっては、このようなことが、不登校やひきこもりの原因になってしまうのです。

 

もう一つの問題は、親の過干渉や親の子どもに対する「自己責任」論の使い方です。

 

「日本人の母親の多くは過干渉です。宿題や作文でも、とにかく子どもに失敗させないようにと途中で手を出し過ぎて、きれいに整えてしまう。本当に閉口させられます」

 

「夫がワンマンで、子どもにも『何事もやるか、やらないか、だ。やらないのはお前が悪い』という自己責任論者です。子どもは私たちの前で弱音を吐けなくなり、とくに父親がいると、自室に引きこもるようになりました」

 

相談員の一人は、親子がまじめになりすぎて、余裕を失うと言います。「子どもが、『学校に行きたくない』と言い出したら、親は途方に暮れて当然です。しかし、学校に行くにせよ、行かないにせよ、多くの親は早急に『正解』を子どもに示さなければ、と考えがちです。むしろ、親は途方に暮れる姿をありのまま子どもに見せて、『立派な大人』であろうとすることを一度やめてみたらどうでしょうか。すると、子どもも時には、礼儀正しくしなくてもいいし、ありのままでいていいんだと、気づくきっかけになるかもしれません」

 

では、親は子供とどう向き合えばいいのでしょうか。家庭でも、受容→共感→肯定→承認の傾聴を実践することだと言います。子どもの話に途中で口をはさまず、まずは全部を受け止めることが大切なのです。

 

保育園の子どもたちの話にも、通じるところがありますね。

2021年

7月

03日

カタツムリ

今日は、小学2年生の卒園児の男の子が、庭で見つけた「カタツムリ」を保育園に持ってきてくれました。かなり大きなサイズのカタツムリです。保育園の6月の歌は、「かたつむり」だったので、朝の会では、毎日のように歌っていました。しかし、屋上では、カタツムリはなぜかいません。ジメジメした場所がないからか、6階まで繁殖を広げられないのか・・・そんな理由が考えられます。

 

子どもたちは、カタツムリに釘付けです。のろまのイメージがありますが、意外にもスイスイ移動します。じっくりと観察すると、頭部の触覚(つの)が大小2対あり、大きい方の先端に目があります。

 

6月のうた「かたつむり」は、何と作詞作曲不詳で、明治44年に発表された歌だそうです。ずいぶんと古くから子どもたちの間で歌われていたのです。歌詞は、♬でんでんむし虫 かたつむり おまえの頭はどこにある 角だせ 槍(やり)だせ 頭だせ♪ですね。

 

この「槍(やり)」って、どこだかわかりますか?今日観察した限りでは、どこかわかりません。実は、交尾の際に出る生殖器とする説が有力だそうです。生殖器は、恋矢と言われています。しかし、カタツムリは、オスとメスが別々にいるのではなく、雌雄同体の生きものです。よって、2匹のカタツムリがいると、どちらかがオスの役割をし、どちらかがメスの役割をして子どもを産むのです。

 

ますます、不思議な生き物ですね。フランス料理の「エスカルゴ」は、専用のブドウ畑で寄生虫がつかないよう、衛生的に養殖されたリンゴマイマイ科のカタツムリだそうです。日本では、飛騨地方で、クチベニマイマイが子どものおやつとして焼いて食べられていたそうです。

 

それから、カタツムリの殻を取ったら、ナメクジのようになるわけではありません。カメが甲羅と体が一体化しているように、カタツムリも殻と体はくっついています。

 

さぁ~来週は、多くの園児がこのカタツムリを観察します。どんな反応になることやら、楽しみですね。

2021年

7月

02日

まなざしが出会う場所へ

以前、ユニセフの会合に参加して、職員の人たちと話をした時の事です。よく、こんな質問を受けるそうです。「ユニセフでは、世界の人々の飢餓や、満足に教育を受けられない子どもたちへの活動を行っているけど、その前に、日本で困っている人を助けるのが、大事なことなんじゃないの?」

 

ユニセフの職員は、もちろん、そんな質問も真摯に受け止めるのですが、こう言うのです。「日本とはレベルが違うんです。世界では紛争や飢餓で毎日多くの人々が亡くなっています。命に優先順位はつけられませんが、日本の子どもたちは幸せだと思います」

 

保育園では、毎日の給食を考えても、「今日は食べるものはありません」とか「おかわりはできません」などはありません。逆に「野菜が苦手だ」と、食べ物を残してしまう子だっています。私たちは、「残さないで食べよう」なんて言いますが、食べ物を残して、廃棄してしまうのが日本です。

 

「まなざしが出会う場所へ」の著者渋谷さんは、世界各国の紛争や飢餓、災害の現場を取材する写真家です。

 

砂漠化が進むスーダンでは、長引く内戦の陰で、飢えと渇きに弱い子どもたちが死んでいきます。アンゴラの難民キャンプでは女性が「いま植えなければ、来年食べるものがない」と言って、子どもを背負ったまま地雷のある地を耕しています、

 

カンボジアでは、病気の両親の借金のかたに男の子が売られ、その子は一度も学校に通ったことがないまま、白人のペドファイル(小児性愛者)のコンドミニアムに囲われています。

 

タイとミャンマーの国境付近にある難民キャンプで、著者が、そこで生まれた子に将来の希望を尋ねると「何もない」と即答されます。その子どもが生きている環境からは、希望も夢も最初からないのかもしれません。

 

保育園の子どもたちは、七夕飾りに「願い事」を書いています。「日本人で良かった」なんて気分にはなれません。かと言って、世界の子どもたちを助けることもできません。ただ、知ることしかできませんね。

2021年

7月

01日

働きマン

今日は、プール開きの日でしたが、あいにくの雨となってしまいました。昨年の7月は、異常気象で長雨と低温が続き、7月のプールは3回しかできませんでした。来週も梅雨の天気が続きます。小学生は既に6月からプールが始まっていますが、保育園児には、冷たい中でのプールは、無理しません。8月いっぱい、夏は長いので、天気がいい日だけプールを楽しみます。

 

さて、「働きマン」というマンガをご存知ですか。2004年安野モヨコさんの作品ですので、15年以上も前の作品です。2007年には、菅野美穂さん主演でドラマにもなりました。現在、働き方が多様化し、コロナ禍以降リモートワークも日常化しつつあります。働き方が変化していく中、多様な価値観を持った人々が共に仕事をするために、これまでの「常識」を見直す必要に迫られています。

 

そんな中、今読みかえしたいのが、「働くこと」とは何かを女性の視点から描いた「働きマン」です。主人公は、週刊誌の編集者で、不器用ですがどんな仕事にも手を抜かないで、ぶつかっていきます。その男勝りな働き方をもじって「働きマン」と呼ばれるのです。

 

作中では、女性だけでなく様々な立場の人物の仕事観が描かれています。仕事だけに注力せずプライベートを大切にする者、「女性」という立場を利用して仕事を得る者、仕事を投げ出して逃避する者・・・そうした人を非難するのではなく、その人なりのライフスタイルや価値観があることを描いています。

 

つまり、多様性の上に組織や仕事が成り立っているんだよ・・・と言わんばかりの描写です。15年以上前の作品ですが、仕事に対して、どう向き合っていくのかを学ぶには、いい作品です。あなたの仕事観は・・・どうですか。

2021年

6月

30日

東京五輪 外国チームの事前合宿

今日も屋上では、ミニトマトのつまみ食いから、インゲン豆の収穫と、子どもたちが野菜の収穫にかかわる時間が増えてきました。入園当時は、トマトが食べられなかった園児が、いつの間にか、トマト大好きの子に変わっていきます。うれしいですね。

 

さて、東京オリンピックに参加する外国チームが、日本の各地で事前合宿を行う予定でしたが、コロナの影響で、受け入れ中止の自治体が多くなっています。そんな中で、群馬県太田市は、オーストラリアのソフトボールチームを受け入れています。

 

実は、彼女たちが太田市で合宿するのは今回で4回目だそうです。来るたびに、地元の小学校でソフトボール教室などを開いており、市民にとっては、お馴染みのチームのようです。今回は、小学生相手にソフトボール教室はできませんが、市民の本音は「いつも通りに来てくれてありがとう」だそうです。

 

ソフトボールは、野球と違って、ピッチャーからバッターまでの距離や塁間が短いので、ボテボテのゴロやセイフティーバントでの内野安打が多いです。ランナー1塁で、送りバンドの場面では、サードは、ほぼピッチャー横のラインまで、前進守備をします。バッターは、より一塁に近づくために右利きなのに左打ちをすることもあります。

 

そして、何と言っても、ピッチャーは、腕を一回転させる「ウインドミル」投法で、豪速球を投げます。日本のエース上野投手のストレートは、プロ野球選手でも、初めての対戦ではボールに当たりません。ホームまでの距離が短いので、110キロの球速でも、野球に換算すれば160キロ以上になるのです。

 

何を隠そう、私も大学時代はソフトボール部で活躍していました。大学の学部内の対抗戦で、私は法学部だったのですが、毎年農獣医学部が優勝していました。私が主将を任された大学3年の秋の大会・・・農獣医学部との決勝戦、1点差で勝っていましたが、最終回の7回裏(ソフトボールは7回まで)、1アウト満塁で、相手の4番がバッターという大ピンチでした。そして、初球を打った4番の打球は、センターを守る私への強烈なライナーでした。ボールをキャッチした私は、タッチアップで本塁へ向かう3塁ランナーを刺すべく、バックホーム・・・判定は「アウト!ゲーム終了!初優勝!」という過去の栄光をたまに思い出します。

 

すみません・・・思い出話が長くなりました。オリンピックソフトボールのオーストラリアチームは、開会式前の7月21日に1次リーグ初戦で、日本と対戦します。アメリカに劣らない強豪チームだけに、好ゲームとなることでしょう。

 

コロナ禍でのオリンピックで、いつものように海外チームの合宿を受け入れてくれた太田市民にアッパレですね。ちなみに、オーストラリア選手は、ホテルと練習グランドを往復する日々です。楽しみは、コンビニスイーツを食べることだそうです。(笑)

2021年

6月

29日

どろんこ遊び

今日は朝から強い雨が降っています。今日のどろんこ遊びに、子どもたちはやる気満々ですが、冷たい雨に気温も低い・・・9時まで空を見上げて祈っていましたが、残念ながら午前中に、園児全員でのどろんこ遊びは中止としました。

 

子どもたちは、久々に教室内でミニ運動会をしました。雑巾がけレースから、パカパカ馬歩きまで、子どもたちの熱い戦いが続きます。勝ち負けがしっかりとつくので、勝った喜びも負けた悔しさも、すべて成長の糧となるのです。

 

さて、午後には雨が上がりお日様も顔を出しました。急きょ、午後の寺子屋の時間をどろんこ遊びとしました。寺子屋園児だけですが、「待ってました!」と、どろんこの中へ入っていきます。

 

今年のどろんこ遊びは、それはそれは激しい内容になりました。6歳女の子が、バケツにドロ水を入れて、大胆にも他の園児にかけたのです。攻撃をすればお返しを食らいます。こうして、ドロ水バトルが繰り広げられて、一気に、子どもたちの洋服は、何とも言えないドロ水色になっていくのです。

 

3歳児女子6名だけが、消極派チームです。どろんこ広場の前に用意した、プールに入って、まるで温泉気分です。ここは、強要してもいけないので、子どもたちが遊びたいように見守ります。

 

ドロ水に入るのを躊躇していた4歳女の子二人組が、ついに、勇気を出してドロ水に入ってきました。「よし!○○と○○・・・よくがんばったな!」と声をかけると、二人は最高の笑顔で「自分たちは頑張ったんだ・・・」と言わんばかりの顔をします。

 

洋服のまま、裸足になって、田植え前のような柔らかい土に、ドロ水の感触を感じて、今年も、子どもたちはどろんこ遊びができました。今の時代・・・とっても贅沢な自然遊びかもしれませんね。

2021年

6月

28日

45年前の伝説の「世紀の一戦」

今日は、屋上ファームの収穫に、子どもたちは大忙しです。真っ赤になったミニトマトを食べてパワー注入してから、いよいよ、今季初収穫の「インゲン豆」です。この週末で、一気にドジョウのような形の豆に成長しました。

 

「大きくなったインゲン豆をとるんだよ。小さい赤ちゃんはまだとらないで・・・」と口で説明しても、子どもたちの大きい小さいのモノサシはバラバラです。いつものように、赤ちゃんインゲン豆が収穫されてしまいました。(笑)バケツ一杯も収穫できたので、今日は子どもたちのお土産です。野菜嫌いの園児でも、自分で収穫した野菜は、なぜかモリモリ食べるのです。

 

さて、今から45年前の1976年6月26日にあった伝説の試合を覚えていますか。「プロレスラーのアントニオ猪木VSボクシング世界ヘビー級王者モハメド・アリ」です。当時、小学生だった私は、食い入るようにこの試合をテレビで見ていました。

 

1ラウンド3分で15ランドのボクシング形式での試合となりました。手に汗握る攻防を期待していた私は、ずっと猪木がリング上に横たわり、アリの足をキックするという退屈な展開となり、勝負はドローに終わりました。試合翌日には、あらゆるメディアから「世紀の凡戦」と酷評され、ファイトマネーをめぐって、アントニオ猪木の新日本プロレスは、借金地獄に陥ったのです。猪木は、当時の妻であった女優の倍賞美津子さんに食べさせてもらうという生活です。

 

これには理由がありました。モハメド・アリは、世界的スーパースターでしたが、アントニオ猪木の知名度は世界ではほとんどありません。この試合を実現するために、がんじがらめのルールをアリ側から、要求されたのです。「これをのまないと試合はしない」と。つまり、猪木にスタンディングでの試合が禁じられてしまったのです。プロレス技のバックドロップもブレーンバスターも猪木は使えません。しかも、関節技もノーとされたのです。

 

45年の時が経過した後、1本のテープが公開されました。2016年に死去したモハメド・アリの肉声です。その中で、最初は、エキシビションマッチを望み、それを観客に公開することを望んだのです。世界的スーパースターのアリが、負ける危険を冒して猪木と真剣勝負をするはずがないと、まわりも考えていました。しかし、アリはこのテープでこうも言っていたのです。

 

「リアルでやると言うのなら、俺たちはリアルでやる。猪木がベストを尽くして、俺をホールドすることができるかもしれないし、俺も猪木をノックアウトするかもしれない。そして、リアルでやる場合には、向こうに伝えてもらいたい。その場合は、床に寝転がるとか、やっていいことと、いけないことについての規則が課せられるということを」

 

そして、この試合は、リアルファイトとなり、猪木に一方的に不利なルールが課せられたのです。試合後、モハメド・アリは、この無名のアントニオ猪木をリスペクトするのです。

 

アントニオ猪木は、現在「心アミロイドーシス」という難病で入院生活を送っています。彼のツイッターでは10万人以上のフォローワーを持っていますが、猪木自身がフォローするのはただ一人。他ならぬモハメド・アリだそうです。

 

猪木は、毎年「6・26」が近づくと周囲にこう語ると言います。「時がすべての裁判官だよ」と。45年前は、世紀の凡戦と酷評された試合が、時が経つにつれて、高く評価されているのです。

 

今日は、私の趣味の世界につき合っていただきありがとうございます。わかりました?

2021年

6月

27日

目標は持たずコツコツと・・・

保育園の壁紙をきれいにしています。入口から見てベビールーム側の壁紙を涼しげな板張り風に張り直しました。最近は、ホームセンターで素人でも簡単に壁紙の張替えができるようになり、なかなかの完成度です。子どもたちや保護者からの評判も良くて、調子に乗った私は、入口の柱周りをレンガ調の壁紙にします。「新しいおうちに来たみたい!」と言われ、ますます浮かれる園長です。

 

しかし、よく見ると、シワになっていたり、わずかに膨らんでいるところがあったりと、プロの職人技には程遠いですが、少しずつ、汚れた壁紙をリニューアルしていきます。

 

さて、私たち大人は、子どもたちに「何か目標をもって生きていく方が、人生は充実し、生きがいも大きくなるぞ!」なんて、偉そうに言っていますね。

 

しかし、皆さんも経験していませんか。子どもの頃、勉強の予定をしっかりと立てたら、そこで満足してしまって、目標の実践に至らなかったこと。また、ノートを綺麗にまとめたら、それで勉強をした気になってしまったこと。

 

そんな自分を責めるのではなく、目標を立てなくても、結局は目の前のことをコツコツとやることが大切なのでは・・・と思う生き方もありかもしれませんね。

 

私も、学生の頃に一人旅に出た時は、細かい予定を立てないで、行き当たりばったりを楽しむ。何もしないを楽しむことが、充実の時間でした。計画をガチガチに決めてしまうと、その通りにいかなかった時にストレスになることもありますね。

 

「目標もしっかりと立てて、計画的に物事を進める」事も「目標は持たず、目の前のことをコツコツと行う」事も、その人の向き不向きで決めればいいことですが、どうも、世の中は、「目標を持つ」方が、尊いことに受け止められます。

 

でも、人の生き方ですので、どっちがいいとか悪いとかではなく、また時と場合で、変えたっていいですね。「目標を持たない事」を決して悲観することはない・・・そう思うことも必要かもしれません。

2021年

6月

26日

動画授業

今日は、卒園児6名を連れて、近くの室内プールへ行って、園長の水泳教室を行いました。小学生の学校でのプールは、6月に始まっています。子どもたちがよく口にするワードが「地獄のシャワー」です。そうです、小学校のプールでは温水のシャワーがありません。今日は、「シャワーがあったかい!」とつぶやくシーンからスタートです。(笑)

 

「小学校のプールで、クロールの練習をしているけど、息継ぎができない」「背泳ぎの練習がしたい」という子から、ビート板でバタ足の練習・・・水が苦手なので、歩きながら前に進む子まで、それぞれのレベルに合わせて練習をします。ざっと1時間、黙々と練習が進みました。チームで練習すると頑張るのが子どもたちの行動パターンです。

 

さて、コロナ禍の学校や塾の休校を経て、オンラインでの動画を使った授業に関心が高まっていますが、今から10年前に、このジャンルの先駆者といわれる教育系YouTuberが、葉一(はいち)さんです。動画授業「とある男が授業をしてみた」は、2012年から配信を開始し、わかりやすいと中高生を中心に口コミで広がり、今ではチャンネル登録者数は約147万人、動画の再生回数は4億回を突破するそうです。葉一さんは、過去に塾講師をしていました。

 

「生活を切り詰めて塾に通っていたり、夏期講習は通えなかったりする生徒が思った以上にいました。親の所得格差で子どもたちの学びの選択肢を狭めていることに、僕はどうしても納得できませんでした。学びたい子が無料で勉強できる場所をつくれないかと塾を退社し、たどりついたのがYouTubeです」と語ります。

 

私たちは、ついついコロナ禍だから、動画配信で勉強すると思いがちですが、塾に行けない子どもたちのために、先生に気軽に質問ができない子どもたちのために、授業動画の役割があるのです。

 

葉一さんの動画の最大の特徴は、すべて教科書に沿って作られていることです。なぜ、教科書をまるまる一冊解説することにこだわったのか。「子どもたちがどこでつまずくかは、本当にバラバラ。だからこそ、どこでつまずいても絶対に支えられる、動画を見た子どもたちに疑問を残さないコンテンツをつくりたかったんです」と語ります。

 

土曜日に保育園に通う卒園児は、家・学校・学童などの他に、ホワイトきゃんばすが居場所になっているのですが、学びの場としても、学校という公教育の場・塾に続く「第三の学びの場」として授業動画が増えていくことでしょう。

 

どうですか・・・子どもと一緒に、覗いてみませんか。「とある男が授業をしてみた」なかなかわかりやすいです。

2021年

6月

25日

脳の熱中症!?

今年の七夕飾りを保育園の入口に飾りました。毎年恒例の「ヒーロー・ヒロインになりたい」に「かけっこがはやくなりたい」「みんなとなかよくあそべますように」「まほうつかいになりたい」という願い事に、パパが泣いて喜ぶ「パパとけっこんしたい」もあります。深い意味があるのか「きゅうきゅうしゃになりたい」は、たぶん、人の命を救いたいという意味でしょう。しばらく、保育園が「仙台七夕まつり」のように賑やかです。

 

さて、蒸し蒸しジメジメするこの季節、体のだるさを訴える人は多いと思います。ある調査では、首都圏に住む20~50代の男女609人の中で、全体の57.3%が梅雨時期に何らかの不調を感じているそうです。

 

疲労研究に詳しい東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本さんは「いわゆる梅雨バテや夏バテの主な原因は『脳の熱中症』です。例えば、長時間入浴するとのぼせることがありますが、それは、脳の熱中症の初期症状。脳の自律神経が熱を持ったままの状態だと、機能が低下するだけではなく、睡眠の質が悪化し、疲労の回復が妨げられてしまうことがわかっています」と言います。

 

私たちは、疲労の原因は肉体的なダメージだと想像しますが、梶本先生によると「疲労の原因は自律神経、すなわち脳へのダメージです。仕事でストレスがかかる時や運動時も、自律神経中枢が最も疲れるのです。つまり、すべての疲労の原因は脳にあります」とのことです。

 

そして、自律神経機能は加齢とともに下がります。20歳の時と比較した場合、40代は2分の1、60歳では4分の1まで低下するそうです。多くの人が30代半ばを過ぎると急に疲れを自覚するようになるのはこのためだそうです。

 

私も、「若い時は○○ができた」の幻想を今だに追いかけるときがありますが、そろそろ、素直に現実を認めないと…と思っています。(笑)

 

では、どうすればいいの?ですね。最も有効な方法は、脳の自律神経の中枢を冷却することです。ずばり、「鼻」は、脳の冷却装置で、鼻から冷たい空気を吸うのが、最も効果的だそうです。そして、25度以上の熱帯夜は、エアコンをつけたまま寝ることがおすすめとのことです。設定温度は26度以下です。ただし、「頭寒足熱」で、脳は冷やして体は温めること。タオルケットではなく、ちゃんと布団を使い、わきから下にかけるのがいいそうです。

 

梶本先生は、脳の疲労を回復させるために「起床や就寝の時間を一定にする」「ジムなどでトレーニングをしすぎない」「わきから下、特に足は温かく保つ」「睡眠時のエアコンは男性なら25度、女性なら26度以下に設定する」をあげています。

 

どうですか・・・この夏、やってみませんか。

2021年

6月

24日

大きくなったら何になりたい?

屋上のどろんこ広場で、バッタの子どもを見つけた6歳女の子・・・そのまわりに、子どもたちが集まります。すると、パタッとバッタが動かなくなりました。どうやら死んだふりをしているようです。

 

「大変だ・・・バッタが死んじゃったかも」と女の子が叫び、そっとバッタを地面に置きます。そして「みんなバッタのまわりを丸くなって!」と言うや、アイヌ民族かアポリジニーのごとく、先住民のダンスを踊り始めました。どうやら、このダンスで、バッタを生き返らせようとしたようです。凄い発想ですね。

 

さて、今日は子どもたちの将来のお仕事の話です。昨日の防災体験で、消防車や訓練をしている消防士を見た男の子は、みな「大きくなったら消防士になる」とすぐに影響を受けてしまいました。こうして、子どもたちは、様々な体験を通じて、「大きくなったら何になりたい?」が、コロコロ変わります。

 

「あーなりたい・・・こーなりたい」と言える子はいいですが、「わからない」と決められない子も多いですね。

 

少し古いデータですが、厚生労働省の2011年の調査によると、世の中には、17,209種類もの職業があるそうです。こんなに沢山の職業がありますが、子どもたちに、それを伝えないと、「大きくなったら○○になりたい!」という答えも返ってきませんね。

 

子どもに関心をもってもらうように、お仕事に関する絵本がいくつかあります。

 

「おしごと制服図鑑」という絵本では、72種類の制服を紹介していて「制服から知るお仕事」という視点で構成されています。どうしてこのデザインなのか?制服の意味も考えさせます。昨日の防災体験で、消防士の制服に子どもたちが魅せられるのも、カッコ良さだけでなく機能面も学んだからです。

 

「おみせやさんで くださいな!」の絵本は、ケーキ屋さん、おもちゃ屋さん、お肉屋さんなど、37のお店を「お買い物ごっこ」をしながら楽しめる構成になっています。ママとの買い物で、実物の店舗を見ることで、さらに興味が広がりますね。

 

「おしごと おしごと なににする?」の絵本は、様々なお仕事をしている人と交流しながら、子どもたちは将来の自分の姿を想像します。物語としてもしっかりと書かれているので、何度も読みたくなる内容です。

 

「大きくなったら何になりたい?」と我が子に聞いてみて、「わからない」と言われたら、子どもを責めたり嘆いたりしてはいけません。私たち大人が、子どもたちのワクワクドキドキにつながるような、仕事の話をしないと・・・ですね。手っ取り早いのは、パパママが自分の仕事の話を子どもにすることです。

 

そして、どんな仕事でも、「一生懸命頑張って、自分のためにも、人のためにもなることが大事」であることを教えたいですね。どうやって伝えるかは、あなた次第です。

2021年

6月

23日

防災体験やりました!

今日は、保育園ホワイトきゃんばすとしては、初めての取り組みとなる「防災体験学習」を行いました。さいたま市見沼区にある防災センターへ、年長・年中園児12名を連れて行ってきました。

 

14人乗りの大型ワゴン車に乗るだけで、子どもたちのおしゃべりが止まりません。途中、鉄道博物館を通った時に、運よく新幹線の「はやぶさ号」「こまち号」が通過したので、大騒ぎです。

 

防災センターに到着すると、子どもたちは、隣接する消防署の消防車に目が釘付けとなります。担当していただく職員に「おはようございます!よろしくお願いします!」と大きな声で挨拶をしてスタートです。

 

まずは、防災映像シアターで、地震が発生した時のアニメーションを見ます。子どもたちの気持ちが、だんだんと高ぶってきました。

 

そして、「地震体験」です。最初は、震度5弱を経験すると「もっと大きな揺れをやってみたい!」と子どもたちからリクエストがあり、震度6強も経験しました。さすがに、立っていられず「ダンゴムシのポーズ」で、床に丸くなって頭を隠します。

 

次は、私も初めての経験でしたが、「煙体験」を行いました。火事で煙が充満した部屋を4部屋すばやく移動してゴールです。煙は、床の方には少ないので、子どもたちは、しゃがんだ状態で前に進みます。ビビリの年長女子のWさんは、煙が怖くて、引き返そうとしていました。(笑)

 

吸っても大丈夫な煙ですが、子どもたちは「やばいよ…煙いっぱい吸っちゃったよ」なんて、青ざめた顔で話しています。

 

男の子たちは「地震も煙も全然平気だった!」と強がっていますが、本音では「怖かった」とつぶやく子も何人かいました。女子は、素直に「煙が怖かった」と言っています。担当していただいた職員には「一番大事なのは、自分の命を守ること」と教えてもらい、今日の経験は、大いに役に立ったようです。

 

最後に、大きな消防車(はしご車)の前で記念撮影をして、がれきの中から人命救助の訓練をする消防士たちの様子も見学できました。その姿がカッコ良かったので、男子は全員「大きくなったら消防士になる!」と影響を受けたようです。

 

今後も、保育園行事として、継続していこうと思っています。

2021年

6月

22日

ランドセル習慣の壁

昨日、自転車に乗れるようになった3歳男の子の影響で、今日は同じ3歳児の女子2名が自転車の練習を始めました。ストライダーはマスターしているので、補助付き自転車でペダルをこぐ練習をします。まだ、ゆっくりですが、前に進んでいます。

 

さて、今日は、ランドセルの話です。このブログでもランドセルの事は、よく話題にしています。4月12日のブログ「ランドセルの呪縛」でも、「ラン活」が早まり、平均購入金額が5万円を超えることに、マイナスの受け止め方が増えてきていることに触れました。

 

実は、昭和40年代にも一度、価格高騰への批判から「ランドセル廃止論」がわき起こり、ランドセルを認めない学校や自治体が全国にいくつか現れたそうです。ランドセル業界の陳情などによって廃止論は沈静化しました。

 

なぜ沈静化したか・・・理由は「保護者たちからある程度の支持を得られていたからこそ、廃止論がおさまったのでは・・・」とも言われています。あれだけのたくさんの荷物を持ち運ぶことを考えたら、やはりランドセルがいいと感じる保護者は当時から少なくなかったのです。リュックでは、中身がごちゃごちゃになってしまうし、6年間の使用に耐えられない・・・といったところです。

 

ランドセル廃止論の後、業界内で価格の自主規制が行われたそうです。価格の高騰が世間の反発を招いて廃止論につながると考えたのです。しかし、近年、海外製品の流入や、ランドセルのデザイン・機能性の多角化により、価格がまた高騰していますね。

 

文科省は、2018年に、置き勉を認めるよう事務連絡を出しましたが、実際に置き勉が進んだのは一部の学校だけのようです。最近では、これにタブレットが加わると、ランドセルの重量は6キロとなるのです。

 

ランドセルに代わるカバンとして「ランリック」「ナップランド」など、ナイロンやポリエステルといった素材を使ったカバンも発売されていますが、広く普及するには至りません。

 

小学校1年生というスタートの年に「人と違う」ことを過剰の恐れるのが、日本人なのかもしれませんね。小学生のランドセルは、良くも悪くも「ランドセル文化」として、定着していると言えます。

 

「ランドセル習慣」の壁を破ることができるか・・・日本における社会の成熟度を問われるような気がします。みなさんは、どう考えますか。

2021年

6月

21日

客室乗務員から英語教員

今日は、3歳男の子が自転車に乗ることができました。たまたま屋上には、エアコンの室外機設置の作業員がいて、男の子が自転車に乗れた瞬間を見ていて、感動の拍手を贈ってくれました。男の子は、先月から補助有り自転車で、ペダルをしっかりとこぐ練習をしていました。慎重な性格なので、本人が「自転車に挑戦する!」と言うまで、見守っていたのですが、ついに、本人のゴーサインが出ました。

 

何と、1回目のトライでスイスイと走っていきます。自転車が止まった状態から自分の力でこぎ出すことも、何度か練習するうちに、できるようになりました。これで、仲良しの4歳男の子と一緒に自転車で併走することができます。この経験が「石橋をたたいて、なかなか渡らない」彼の性格の壁を破ったようです。よく頑張りました。

 

さて、今日は、客室乗務員(CA)から、高校の英語教員になった女性の話です。埼玉県では、今春、県教育委員会の特別試験に合格した3人の民間企業出身者を高校の英語教員として採用しました。

 

まさに「生きた英語」が、教育現場にやってきたのです。その一人が、川越女子高校で勤務する細野さんです。彼女は、2015年に外資系航空会社に入社し、キャビンアテンダントとして働いていました。しかし、コロナ禍で昨春から自宅待機が続いていました。

 

彼女は、これまでも挑戦の人生を歩んできました。スペイン語は独学と留学で習得し、計5か国語を話します。海外の知識を深めるために、世界遺産検定の最高峰「マイスター」を所得しました。世界65か国を訪れたそうです。

 

授業では、客室乗務員が接客で使うフレーズを例に「Will you~」と「Would you~」(~していただけますか)の使い分けなどを解説します。自分が撮った写真を用い、海外の文化や習慣に触れることもあるそうです。

 

そして、彼女の強みは、生徒一人一人の表情の変化にも目配りできる能力で、これは社会人時代に培ったものだそうです。キャビンアテンダントだったので、まさにプロの目ですね。もちろん、職場内のコミュニケーション能力も抜群で、教頭先生からは「現場への順応が早く、コミュニケーション能力高い」と評価されています。

 

細野教諭の授業は、ただの英語の授業にとどまらず、「世界の窓」を生徒たちに見せているような気がします。「世界は日本とは違う」ことも学んでいくのでしょう。

 

余談ですが、私の長女は、この川越女子高校の出身です。高1の時に1回だけ授業参観に行ったことがあります。何と、男子トイレが敷地内に2か所しかありません。(女子高ですので当たり前ですが・・・)そして、原則、校則がないことで、生徒たち自身が自分のモノサシを高くして「ちゃんとしなきゃ!」となるようです。みな、しゃんとしていました。

 

どうですか・・・民間企業の力は恐るべしですね。長く教員を続けてきた人と融合することで、子どもたちにとって、新しい可能性を引き出す切っ掛けが膨らむのではないかと、感じますね。

 

私たちは、人生の中で、必ず何度かの転機があります。「人生の再出発」をこんな形でスタートさせられたら、本当に幸せですね。

2021年

9月

28日

組織に欠かせぬ「縁の下の力持ち」

運動会に向けて、連日の練習が続いていますが、今日の寺子屋では、紅白対抗リレーの勝利へのポイントとなる「バトンリレー」の練習をしました。幼児相手に、バトンリレーをきちんと教えるのは難しいので、今までの運動会でも「バトンを落とさないこと」に注力していました。

 

しかし、少しでも上手にバトンをつなぎたいと考えて、今日は、「バトンを受け取る時に、立ったままではなくて、ゆっくり走り始めながらバトンを受け取る」をやってみました。赤組アンカーの男の子は、すぐにマスターしましたが、年長園児にとっては、なかなか難しい内容です。今日は、赤組アンカーの6歳男の子がコーチとなって、年中・年少園児に身振り手振りで教えてくれます。とても助かりました。明日の練習で、少しでも上達できればうれしいですね。

 

さて、私の中学の同期の一人は、勤務する企業では、新入社員から50代になった今でも、ずっと「総務部」で勤務しています。性格もまじめで、他の人なら嫌がるような仕事でもコツコツとこなすタイプです。彼の仕事ぶりについて、詳しいことは分かりませんが、きっと、会社にとって「縁の下の力持ち」的な存在です。

 

「普通」の人間の在り方を描き、多くのサラリーマンたちの支持を得てきた長期連載マンガに「総務部総務課山口六平太」という作品があります。1986年から2016年まで30年間も変わらないスタイルを貫いています。

 

主人公の山口六平太は、社内のさまざまな問題に、機転を利かせながら対処していきます。部長同士の部屋割りに対する苦情や、対立関係にあった同期の葬式に出席しないと言い張る社長など、人間関係のトラブルに対して、問題の裏に隠れている根本的な要因を探り、相手を尊重しながら、恥をかかせないように収めてしまうのです。

 

私のサラリーマン時代は、業績を上げ、改革を行い、新しいアイデアを出して推進していくことにまい進していて、それを支える「縁の下の力持ち」の存在に気がつきませんでした。ベテランになって、ようやく多くの関係部署に支えられていることに気がついた次第です。遅すぎです。(笑)

 

実際の仕事では、山口六平太のような折り合いをつけることが一番多いのではないでしょうか。社内調整の方が大変ですね。

 

どうですか・・・組織で働いているあなた。組織にとって「縁の下の力持ち」の役割をしてくれている人は誰ですか。そして、そんな人たちに自分が支えられていることに、感謝しないといけませんね。

2021年

9月

27日

学校にあるユーモア

今日は、屋上ファームでさつまいも掘りを行いました。5月に子どもたちが苗を植えたさつまいもです。わりと土の深いところに、さつまいもが埋まっているので、子どもたちにとっては、簡単に取れそうで取れないところが、さらに楽しさを倍増させたようです。

 

イモ堀りにはまった子どもたちは、最後まで、大きな鍬で土を掘り上げる園長のそばで、たくさんのさつまいもを収穫してくれました。さつまいもは、じゃがいもと違って、水洗いで、土を落としてから保管します。タライに水を入れて、ゴロゴロと洗うのですが、この作業が子どもたちにとっては、楽しくて仕方ありません。水がはねて、洋服もびしょ濡れになってしまう園児もいるのですが、収穫から水洗いまで、子どもたちの笑顔がいっぱいでした。

 

1週間くらい置いて、甘くなったところで、子どもたちのお土産になります。野菜カート2杯の豊作です。まだ、全部は収穫していないので、秋に向けて、さつまいも三昧となります。(笑)

 

さて、今日は、学校にあふれるユーモアを楽しんでもらいます。ユーモアに大切なのは、嫌な気持ちにならない笑いです。ユーモアの質が大事です。(笑)

 

国語の問題です。「相談くらいしろよ、親友だろ。( )くさいじゃないか」の( )の答えが「汗」。

 

保健体育の問題です。「中学生のかかりやすい病気を4つ書きなさい」にあった解答が「仮病」。

 

廊下でPTAの広報誌に載せる写真を撮影したけど、光の関係でうまく撮れません。そこで、校長が一言・・・「廊下(老化)現象だから仕方ありません」

 

野外学習で生徒の素朴な質問です。「送電線の下にいると髪が薄くなるというのは本当ですか?」に、ベテラン教員が言った言葉。「俺に聞かないでくれる。気にしてるんだから」

 

少しは、くすっとしていただきましたか。保育園の子どもたち相手に、おやじギャクを言うと、大人相手よりはうけがいいのですが、これからは、さらにユーモアの質を高めていきたいと思います。(笑)

2021年

9月

26日

いかに親以外の人間と交わっていくか

昨日保育園が終わって、月末に保護者にフィードバックする「子どもたちの成長記」を書いていました。保育園を出ると、ショッピングセンターの駐車場にはほとんど車がありません。おそらく、「鬼滅の刃」の映画をテレビで観るために帰宅していたのではないか・・・と想像します。

 

保育園では、鬼滅の刃の情報をあまり持っていない園長は、子どもたちに質問攻めです。「かなおには本当の名前があるの?」「きぶつじは、どうしてかげんの鬼たちを殺してしまうの?」「いのすけは本当にイノシシに育てられたの?」「ぜんいつの父と母はどこにいるの?」・・・まだまだ質問が続いたのですが、私のまわりには、小学生から3歳までの鬼滅の刃に詳しい園児が集まり、細かい解説をしてくれます。そして、子どもたちの情報を断片的につなぎ合わせ、予習をして、映画を観ました。テレビではなくて、映画館のスクリーンで観たら、泣いていたことでしょう。

 

さて、映画化もされた漫画「テルマエ・ロマエ」の作者、ヤマザキマリさんは、「ムスコ物語」という本を出しました。彼女が20代の頃、長く同棲したイタリア人の詩人との間に生まれた息子デルスさんについてのエッセイです。

 

この本のテーマをあげるならば、「いかに親以外の人間と交わりながら生きていくか」という内容になっています。

 

ヤマザキさんは、母が暮らす北海道で生活すると、夫の仕事に伴い、シリア、ポルトガルへ。息子のデルスさんは、「世界転校」を繰り返していくのです。ヤマザキさんは「私はどこへ行こうと家で漫画を描いていればいいわけですが、息子は引越しの度に学校が変わり、社会と接点を持たなければいけなくなる。一番シビアで容赦ない立場に立たされていたわけです」と言います。

 

親は、どうしても、子どもが困難な状況にならないように願ってしまいますが、普通なら、親が先に死にます。子どもは自立して生きていかねばなりません。「困難な状況」「自分の思い通りにならないこと」という言い方は抽象的ですので、1つ、具体的に考えると、「いかに親以外の人間と交わっていくか」ということです。当然、相手は親ではないので、自分の思い通りにならないことをたくさん経験するわけです。

 

どうですか・・・わが子について、「親以外の人間関係がどれだけあるか?その関係を見守っていく」ことを意識してみませんか。

2021年

9月

25日

カメが飛行機を止めた!?

今日登園した小学生が、「スゲー大きなカマキリだ!」と、飼育ケースの中のオオカマキリに目が釘付けになります。ということで、今日は小学生と年長園児が中心になって、バッタやコオロギの捕獲作戦です。もちろん、カマキリのエサにするとは言いません。

 

虫探しに集中すると、色々な虫を見つけることができました。カメムシも発見です。「本当にカメムシはくさいの?」の実験です。カメムシを手に持ってみると、見事にくさい臭いを出してくれました。子どもたちも顔をしかめます。(笑)

 

さて、昨日は、ほっこりするニュースがありました。成田空港午前11時35分頃の事件です。離陸待ちをしていた航空機から「滑走路上にカメがいる」と管制塔に連絡があったのです。

 

スタッフが発見して、その場で捕獲しましたが、その影響で、滑走路は12分間閉鎖され、5機の出発が遅れたそうです。たわいのない普通の人ならスルーしてしまうニュースですが、「カメ」となると黙ってはいられません。

 

ざっと、保育園の屋上には30匹以上のカメがいます。カメ池には、ニホンイシガメと人を見ると寄ってくるビックサイズのクサガメたち・・・そして、ミドリガメのおうちに、クサガメのおうちがあります。そして、カメたちはよく脱走します。屋上で散歩しているカメを何度も子どもたちは発見しています。

 

成田空港の滑走路を散歩していたカメは、ミドリガメこと、ミシシッピアカミミガメです。どのテレビ局の報道も、「カメ」としか報道しませんでしたね。さすがに、この事件から、外来種のミドリガメの繁殖拡大の危惧を報道するテレビ局はなく、カメの捕獲後に、待機させられていた「空飛ぶウミガメ」の愛称で知られる、全日空の「FLYING  HONU(フライング ホヌ)」が、ハワイに向けて飛び立ったと、「カメが『ウミガメ』機止めた」の話題性を取りました。(笑)

 

ハワイではウミガメは幸運を呼ぶ使いとされています。ウミガメをモチーフにしたグッズも多いですね。この事件は、コロナ禍で暗い世の中から明るい未来の兆しかもしれませんね。いや、そう思うことにしましょう。(笑)

2021年

9月

24日

やり直しのできる社会

来週は、5月に苗を植えた「さつまいも」の収穫を行います。そんなことで、昨日は、イモ掘りの準備で、さつまいも畑の葉を落としていたのですが、そこに現れたのが、「オオカマキリ」です。なかなか立派だったので、これを子どもたちと観察しようと、大きめの飼育ケースで、しばらく飼うことにしました。

 

朝、4歳男の子が一番で登園するなり、「園長先生・・・・大変だ!カマキリ先生がいるよ!」と大騒ぎです。NKHで放映されている「カマキリ先生」を見ていたようです。バッタとコオロギも一緒に入れています。子どもたちは「どうして?」と言ってきますが、カマキリのエサになるとは言えません。仲良く暮らしているんだよ。と、大人のウソをつきました。(笑)

 

さて、先日、走行中の小田急線の車内で、無差別に乗客が切りつけられる事件が起きました。犯人は36歳の男性で、「自分の人生はクソみたい。幸せそうな女性を見ると殺したくなる」と語っていました。

 

犯人は、大学を中退して不安定な職を転々としていたそうです。こうした状況がメンタルを屈折させた可能性があると、専門家は指摘します。

 

日本では、大学の中退者の割合は1割ほどで、10人に1人が中退となると多いですね。ここに、世界に誇れない内閣府のデータがあります。大学中退者が「将来に夢がない」と答えた人が、日本が断トツで73%です。以下、多い順で、韓国43%・ドイツ39%・スウェ―デン33%・アメリカ25%・イギリス21%・フランス18%となっています。

 

もちろん、経済的理由で大学生活を継続できなかった若者も含まれますが、目的を持たず、ただ漠然と大学進学の道を選択した若者が多いことが想定されます。日本では、標準コースを外れた者への風当たりが、まだ強いです。そんな世間の目にさらされて、「自分の人生はクソみたい」と思ってしまうのかもしれません。

 

高校や大学、専門学校は何歳からでも入り直せるし、専門的な技術などを習得するための訓練校だってたくさんあります。ふさぎ込んでしまった若者は、まわりが見えません。孤立させないように、私たち大人は、そっと、別の道へのヒントを教えることも必要ですね。

 

「何回だって失敗したっていいんだぞ!失敗するから、色々なことを学べることができるんだ!」なんて、励ましの言葉を私たちは、ついつい使ってしまいますが、日本が、さらに成熟した国になっていくには「やり直しのできる社会」を作っていかないといけません。口だけでなく、具体的に。

2021年

9月

23日

車酔い

秋分の日、朝から暑い!お墓参りに行く人も、熱中症に注意!という感じですね。さて、今日は車酔いの話です。みなさんは、車酔いをしたことがありますか。私は、ほぼ大丈夫ですが、車の中では本は読めません。電車なら大丈夫なのに不思議です。

 

車酔いになりやすい人は、年齢で見ると小学校高学年ぐらいから酔う人が増えてきて、中学・高校でピークに達するそうです。男女別で見ると、圧倒的に女性の方が多いそうで、55%の女性が車酔いの経験があるというデータもあります。男性は33%です。

 

車酔いの症状はすべて自律神経の異常な興奮によって引き起こされるため、自律神経が不安定になる思春期は酔いやすい傾向にあり、大人になっても酔う人は、精神的ストレスで自律神経が乱れている可能性もあるそうです。

 

具体的に説明しますと、目から入る情報とバランスをつかさどる耳の三半規管が感知する加速度の情報にずれが生じます。この情報を脳の海馬(かいば)が、過去の情報と照らし合わせ、不快と判断すると、自律神経が異常に興奮し車酔いになります。顔面蒼白・冷や汗・唾液分泌・血圧変動・むかつき・嘔吐などが、車酔いの症状です。

 

そうだったのか!ですね。車の中で本を読むと、視線は本に固定される一方で、三半規管は「今は車が動いている」という情報を脳に伝えます。目からの情報と耳からの情報にずれが生じ、脳が「このずれは不快だ!」と判断すると自律神経が興奮して車酔いになるというわけです。

 

よく、運転手は酔わないと言いますね。これは、自分が運転しているときは自分の思ったとおりに風景が動き、回転や加速の予測ができるので、情報のずれが生じないというわけです。

 

では、どうすれば車酔いを防ぐことができるか・・・窓を開けて風をあびるとか、色々ありますが、市販の酔い止め薬を積極的に活用することもありというのが医者の見解だそうです。私も初めて車酔いのメカニズムがわかりました。(笑)

2021年

9月

22日

専門分野を深く学ぶ

昨夜は、十五夜でしたね。さいたま市では、雲の切れ目から、はっきりと満月を見ることができました。久しぶりに、空をしばらく眺めていました。こうして、満月をじっくりと見るのは、サマーキャンプで天体観測をした時以来です。いけませんね。天気が良くて雲がない夜には、じっと夜空を観察する余裕が欲しいものです。ほんの1分でもいいですね。

 

保育園の子どもたちは、「まん丸のお月様見た!」と言う園児もあれば、「お団子食べたんだよ」と、食べることが一番の園児もいます。(笑)

 

さて、中学・高校時代に「自分は○○がしたい。○○になりたい」と明確なビジョンを描ける若者は少ないでしょうが、漠然と、総合高校・大学に行くのではなく、やりたいことがある生徒にとっては、専門高校のメリットを生かす道があります。

 

令和初の都立高校「赤羽北桜高校」が、この4月に開校し、1期生となる1年生142人が入学しました。この高校は、総合高校ではなく、専門分野の3科を併せ持っています。

 

幼児教育・保育系や栄養・健康系の上級学校への進学を目指す「保育・栄養科」に、卒業と同時に調理師の資格の取れる「調理科」、介護福祉士国家試験の受験資格を得ることができる「介護福祉科」の3科が専門分野となります。

 

料理の世界で生きていくのであれば、高校卒業と同時に調理師資格を取り、自分が進みたい分野の店舗などで修業を積むことが、夢への第一歩ですね。

 

介護福祉士の資格は、2016年から国家試験を合格しないと与えられません。受験条件は、3年以上の介護現場での実務経験が必要で、大学卒であっても、すぐに試験を受けて資格がとれるものではないのです。

 

例え、将来の仕事に直接的につながらなかったとしても、浅く広くではなく、専門分野をより深掘りして学ぶ経験は、必ず人生の支えになりますね。

 

赤羽北桜高校が目指しているのは、3年間の専門的な学びを通して、困難な課題にも自ら向き合い、他者と協働して課題解決を図り、周りの人も幸せにすることができる生徒の育成です。

 

今日は、高校生の話をしましたが、大人の私たちだって、何歳になっても新たな専門分野を深く学ぶことだって可能です。自分次第ですね。有名な話ですが、ケンタッキー・フライド・チキンの創業者、カーネルサンダースさんは、65歳でKFCを立ち上げたのです。人生いろいろですが、学ぶことは続けたいですね。

2021年

9月

21日

薬効学ぶ植物園

今日の寺子屋では、屋上ファームに大根の種をまきました。普通の大根では面白くないので、毎年、子どもたちが「大きなカブ」と言っている「聖護院大根」です。収穫の頃には、「○○ちゃんの顔よりも大きい・・・」という会話を毎年しています。

 

しかし、大根の種はとても小さいので、子どもたちは、小さな手で大切に握りしめていました。マルチシートの穴に4粒ずつまきます。保育園の子どもたちは、種の形も自然と覚えるようになってきます。じゃがいもの種イモは、そのまんまイモですし、インゲン豆もえんどう豆も大きくて分かりやすい種です。大根の種は、なかなか本物の大根からはイメージがわかないようで、「どうして、こんな小さな鼻くそみたいな種が、大きな大根になるんだよ~!?」なんて、口の悪い男の子が言ってました。(笑)

 

植物や野菜は、本当に不思議なものですね。保育園の子どもたちは、屋上の自然の中で、経験しながら学んでいます。「クローバーは、四つ葉のクローバーを探すだけでなくて、リクガメのかめきちの大好物でもある」「カラスノエンドウは、えんどう豆みたいに美味しくないけど、食べられる」「桑の実はマルベリーと言って、すごくおいしい」などなど・・・

 

私が魅力を感じるのは、一日花と薬草です。一日花とは、およそ1日だけ咲き続ける花です。1日経ったら枯れてしまうはかなさに、何とも魅力を感じます。有名な花では「ハイビスカス」があります。屋上に咲く「アサガオ」も一日花です。子どもたちが、色水作りに、アサガオの花をむしり取ってしまいますが、どうせ一日の運命なら、子どもたちの色水になるのも幸せかもしれませんね。

 

そして、薬草には、先人たちの知恵や経験がたくさん込められていますね。病状に対してどんな漢方薬を出すか、先人たちは思考をめぐらせ、その漢方薬にはどんな生薬がはいっているか・・・そんな植物を観察することは、大人でも夢中になりそうです。

 

東京都八王子市にある東京薬科大学のキャンパスには、約2000種類の植物の薬効を学べる植物園があるそうです。一般にも開放されています。ただの、野草・雑草に、「頭痛・身体痛・打撲傷に用いる」などという文章が添えられているそうです。

 

私も、薬になる植物をそれなりに観察・勉強して、子どもたちに教えていこうと思っています。楽しそうですね。

2021年

9月

20日

祝 敬老の日

昨日は、晴天の午前中から秋まつりの準備をしていたのですが、15時にスタートしても太陽が夏のように輝いていました。家に帰ると、長女に「松崎しげるかい!?」と言われてしまいます。どうやら、かなり日焼けをしていたようです。そして、なぜか、喉が渇いて仕方ありません。麦茶にカルピス、炭酸水と、ざっと2リットルは飲みました。

 

この現象は、若い証拠なのか・・・はたまた年をとったからなのか・・・そんなことを考えいました。はい。今日は「敬老の日」です。

 

日本は、世界の中でも長寿大国と言われていますが、数字的にはどれくらいなのか。65歳以上の人口は3620万人で、総人口に占める割合は、0.3%上昇して29.1%だそうです。町を歩く人のざっと10人に3人は、65歳以上です。

 

高齢者比率29.1%の日本は、世界で断トツの1位です。2位がイタリアで23.6%、3位がポルトガルの23.1%だそうです。

 

しばらく、数字を続けますと・・・高齢者の就業者数の割合は、毎年増加しており、今年は過去最高の25.1%だそうです。65歳以上の4人に1人が、仕事をしているという計算です。

 

最近では、保険のCMなので、「人生100年時代に備えて・・・」というフレーズをよく聞きますね。長生きすることは素敵なことですが、「元気に、健康で」でないといけませんね。

 

「敬老の日・・・孫に囲まれながら幸せな人生を送りたい」といきたいところですが、バリバリに仕事をしてきた人に限って、定年後、趣味もなく何もすることがないと、あっという間に老け込んで、病気になってしまいます。

 

適度に、仕事をすることが、健康にはいいと言われていますね。仕事をすれば、体を動かして、人とのかかわりが発生します。私が新入社員として勤めた頃は、定年は60歳でしたが、今では65歳までが標準です。70歳定年という時代もすぐにやってくることでしょう。

 

まだ、65歳になっていないあなた。私もそうですが、時々、65歳以降に仕事を続けるとしたら、どんな仕事がいいのか。自分の強みや弱みを冷静に見つめて、考えてみませんか。

2021年

9月

19日

令和3年度 秋まつり

一日順延して、快晴のもとで、秋まつりを行いました。台風一過の青空とお日様で「暑い!」です。昨年から、暑さ回避で、夏まつりから秋まつりに変更したのですが、今日は、まるで夏まつりです。

 

昨年は「カレーライス」「フランクフルト」の店を行いましたが、今年は、コロナ対応で飲食なしで、5つのゲームを楽しみました。5人の先生がそれぞれのゲームを担当しました。ゲームは1回50円で、必ず景品やお菓子が付きます。「ダーツ」「たけとんぼ」「金魚すくい」「わなげ」「フリスビー」の5つの店には、寺子屋1番、2番の園児とその保護者にお手伝いをお願いしました。

 

子どもたちも頑張りましたが、保護者の皆様には、本当に活躍していただきました。販売などのサービス業に勤務しているパパやママは、「さすが!」のおもてなしと、段取りのすばらしさが光ります。子どもは「うちのママはスゲー~」と思ったことでしょう。

 

まずは、子どもみこしの「わっしょい!わっしょい!」で、秋まつりがスタートしました。今年度の保育園のテーマは、スマイル(笑顔)です。にこちゃんマークの子どもみこしには、子どもたちの笑顔の写真が並んでいます。

 

屋上を1周まわって、サークルの真ん中にみこしを置いて、子どもたちが踊ります。朝の会で練習を続けた、今回の新曲「スマイル音頭」でスタートです。今回は、3曲続けて踊りまくります。子どもたちの大好きな「ひょっこりひょうたん島」に、パパママも子どもの頃に踊った「UFO」です。この曲がかかると、自然と体が動いてしまうママもいました。(笑)

 

そして、5つのゲームがスタートです。「わなげ」は、色水を入れた様々な大きさのペットボトルが並びます。「フリスビー」は、アンパンマンの口の中に、紙皿で作ったアンパンマンのキャラクターフリスビーを投げます。「たけとんぼ」は、廃材で竹とんぼを作り、お土産は光るブレスレットです。「ダーツ」は、子どもたちが作ったダーツを色々な大きさの穴に入れます。一番小さな穴に、小学生が3人入れました。さすがです。「金魚すくい」は、予想通り一番人気となりました。アヒルやクマさん、ボールなどが浮かび、色別のカプセルをゲットすると、光る指輪がもらえます。保護者の協力でスムーズにできました。

 

最後に、もう一度子どもみこしを担いで、スマイル音頭を踊って、無事に秋まつりが終わりました。今回は、園児全員が出席です。小学生も11人集まってくれました。見送りで、子どもたちは、景品がいっぱいで大喜びですが、ママやパパたちも、笑顔がいっぱいです。

 

いつものように、ライブハウスなみの音響設備を演出していただいたパパや、孫のために参加いただいたおじいちゃん、おばあちゃん・・・そして、盛り上げていただいた保護者の皆様に感謝します。ありがとうございました。

2021年

9月

18日

運動実施率

台風の影響で、暴風雨の予報が早くからなされていたので、本日予定していた「秋まつり」は、明日に延期しました。予報通り、朝から雨が降っていたのですが、ちょうど、15時から16時半の秋まつりを行う時間に、雨がやんでいます。「あれっ!」という感じですが、地面は水たまりができていて、とうていできなかったですね。明日、雨の心配のない状況で、楽しく行いたいと思っています。

 

そんなんで、今日の子どもたちは、屋上のエレベーターホールで、祭りのゲームをいくつか練習しました。「わなげ」「フリスビー」「ダーツ」です。小さい園児は、1メートルの短い距離でも、輪投げを成功させるのが難しく、明日は、ゆるゆるルールでやることにします。お楽しみは、すべてのゲームに景品が付くことです。「オレ!何回もやるから・・・」なんて、子どもたちは張りきっていました。(笑)

 

さて、今日はスポーツの話です。東京2020オリンピック・パラリンピックが行われ、アスリートたちから多くの感動をもらいました。また、私たちがスポーツに取り組むことは、心身にプラスの効果をもたらします。体力向上はもちろん、ストレス解消やリラックス効果。チームスポーツからは、社会性、協調性が高まることも期待できますね。

 

しかし、日本人の運動実施率は、統計が取れた国の中では、世界最下位です。20~30代の運動実施率は、男性でおよそ20%で、女性では15%ほどしかありません。この運動は、競技スポーツだけではなくて、趣味で行うジョギング、ウオーキングやスイミングなども含まれます。

 

労働時間が長い日本人は、スポーツを行う時間がないのかもしれないのか・・・はたまた、「ブラック部活」という言葉があるように、試練を伴う部活経験が、社会人になってからのスポーツ離れを促しているのか・・・どちらにしろ、悲しい数字です。

 

アメリカの男性とノルウェーの女性が、ともに70%で一番高く、これは、スポーツをして体を動かすことは、ライフスタイルとして当たり前になっているという数字ですね。

 

どう考えても、適度に運動・スポーツを行うことは、さまざまなプラス効果があり、生涯にわたり継続していきたいことです。

 

あなたは、継続的に体を動かしていることはありますか。

2021年

9月

17日

「スジ屋」大忙し

保育園の園児の中には、電車が大好きという子がたくさんいます。「こんなことまで知ってるんだ・・・」と驚くことが多いですが、今は小学2年生になった男の子が、南海電鉄の特急「ラピート」を言い当てた時には、ビックリしました。「関東の人間なのになんで!?」です。

 

また、登園日には必ず「時刻表」を持参する卒園児もいます。本屋さんで売っている一番大きくて分厚いタイプです。時刻表が読めるのは、その子と園長しかなく、他の園児にはまったく面白さが分かりません。彼は、一人で時刻表をたどっているのです。

 

今日は、そんな鉄道の話です。「スジ屋」と呼ばれる仕事は、何かわかりますか。鉄道ダイヤの原案である「ダイヤグラム」を作る人のことを言います。

 

ダイヤグラムは、鉄道ダイヤの元になる図表のことです。紙の左端にある縦軸には、路線の駅名が順に記載されています。上軸と下軸のある横線には、1分刻みで目盛りがあります。

 

始発駅が一番上に配置され、ここを原点として距離は下向きに、時間は右向きに進むので、下り列車は、右肩下がりで「1本の線(スジ)」で表現されます。反対に、上り列車は右肩上がりの折れ線を描くのです。なんとなく、わかりましたか。

 

このダイヤグラムを見れば、「鈍行列車がどの駅で、何時に特急に抜かれるのか」とか「上り列車と下り列車が通過し合うのは、どの場所で何時くらいか」などが、ひと目で分かるのです。

 

JRは、毎年3月に、年に一度の大がかりなダイヤ改正を行っていますが、「スジ屋」の皆さんは、このダイヤ改正後、すぐに、1年後の改正のための作業を始めるそうです。原案作りでは、相互乗り入れの状況や人口動態などを念頭に、現行のダイヤグラムに鉛筆や蛍光ペンで新たな筋を書き入れるのです。

 

もちろん、コンピューターも使用するそうですが、「複雑に絡みあったダイヤを全自動ででは組めない。紙に筋を引く作業は今後もなくならない」とのことだそうです。

 

今年は、コロナの影響で、終電の繰り上げや東京オリンピック用の臨時列車の運行中止があり、鉄道会社にとっては、幾度もダイヤを組み替える異例の年となったようです。

 

JR東日本には、約30人のスジ屋がいるそうですが、コロナ禍では、お客様の利用状況は見通せません。それでも「一本の線の後ろに、何千ものお客様がいる。それを忘れず、良いダイヤを作っていきたい」とスジ屋の一人は話をします。

 

どうですか・・・ダイヤグラムを見たくなりましたか。けっこう、はまりますよ。

2021年

9月

16日

UFOの正体を解明せよ!

運動会の練習をしていると、西文ひろば横の道路を歩く人が、立ち止まって子どもたちの頑張りを見守ってくれます。今日も、紅白対抗リレーは、抜いたり抜かれたりの熱いレース展開となりました。「○○ガンバレ!追い抜くんだ!」の声援に、通行人が3組見入っていました。

 

保育園の子どもたちのことなど全く知らないただの通行人の足を止めるほど、子どもたちの熱気が伝わったのです。凄いですね。

 

さて、今日は「UFO」の話です。秋まつりでも、子どもたちは「UFO」を踊りますが、本物のUFOについて、6月25日、アメリカ当局は、「未確認航空現象の初期評価」と題した9ページの報告書を発表しました。

 

UFOの正体について「中国やロシアなどの外国由来」「鳥や気球、ドローンなどの空中浮遊物」「氷の結晶などの自然現象」などの可能性を指摘しました。それすら当てはまらないケースは「分析するには科学の進歩が必要だ」との見解を示しました。

 

報告書では、地球外生命体がUFOを送り込んだ可能性には触れなかったものの、明確な否定もしませんでした。米メディアは「エイリアンを信じる人たちの熱意をさらにかきたてた」と強調しました。

 

もともと、米軍内でのUFOの目撃情報を基に「先端航空宇宙脅威特定計画」と呼ばれるUFO調査を米当局は秘密裏に行っていました。UFOに関する情報公開を求める世論の高まりを受け、国防総省は計画の存在を認め、20年になって保有するUFOの動画を公開し、本格的な調査に乗り出したのです。

 

このとてつもなく広い宇宙に、地球以外の人間よりも文明が進んだ生命体があることは、間違いないだろう・・・と私たちは、思っていても、UFOを真剣に語ることはなかなかできませんね。ましてや、国家が正式に調査を進めるアメリカと違って、日本では、国会の議論に挙がることなど、まずないでしょう。

 

サマーキャンプで天体観測を指導していただいた、小川げんきプラザの石井さんのように、可能性はあっても、UFOが地球に到着する可能性など確率的に不可能という意見もあります。

 

私は、やっぱり、子どものように「宇宙人」「UFO」の存在を信じて、ワクワクしたいと考えるおやじなのです。国家が絡む報告書となると、色々な策略があるので、真実は出てこないかな?

2021年

9月

15日

日本300名山 ひと筆書き

今日から、保育園にあるハロウィーンの衣装を自由に着れるようにしました。まるで、今からハロウィーンパレードが始まるような賑やかな教室内です。しばらくは、子どもたちのハロウィーンコーディネートが続きそうです。

 

さて、「ひと筆書き」というと、何を思い浮かべますか。やはり鉄道ですね。私が小学6年生の時の担任が、鉄道好きで、東京近郊区間で、小学校の最寄り駅の国鉄武蔵野線「新座駅」から隣りの「北朝霞駅」までの1駅を同じ駅を通らないで、ひと筆書きで大回りして乗車するツアーを行ったのです。新座駅に朝の6時集合で、解散は北朝霞駅23時というまるまる1日「電車の乗りっ放し」のツアーです。

 

参加した子どもたちは、それはそれは、たくさんの電車に乗れて、大はしゃぎです。料金は、「東京近郊区間内ルール」で、一駅分で、当時の子供運賃で30円か40円だったような気がします。埼玉・東京・神奈川・茨城・千葉をすごいルートでまわります。パソコンがない時代ですので、担任の先生が一人で机上で考えたルートでした。

 

今の時代なら、早朝から深夜までの活動に、学校や教育委員会の許可は下りないでしょうし(たぶん、この時も担任は勝手にやっていたようですが・・)、古き良き時代の思い出です。

 

今日の話は、ひと筆書きでも、日本の300名山を南から北まで、山と山をつないで縦断した男の話です。アドベンチャーレーサーの田中陽希さんです。

 

2018年1月1日に鹿児島県の屋久島をスタートし、3年7カ月が経過した2021年8月2日に、北海道の利尻山山頂へゴールしました。正確には、日本300名山+200名山でありながら300名山に入っていない「荒沢岳」の合計301名山を人力で走破したのです。

 

人力というのは、陸上は徒歩とスキー、川はバックラフト、海はシーカヤックで越えたからです。非常階段の使用が許可されなかった関門トンネルや、いくつかの宿泊施設でエレベーターを使ったほかは、待機期間も含めて、飛行機や車はもちろん、電車や自転車、エスカレーターさえも使っていないそうです。

 

田中さんは「歩く力、こぐ力は人間としてのナチュラルな動作だと思う。私が足を踏み入れる山や海も、何か特別な力を使ったのではなく、生まれてから年月を重ねて自然と今の姿になった。一人の人間が本来持っている力だけでそこに身を投じるのがフェアだと考えたんです」と話します。もう、全くもって脱帽です。

 

人間は、男女に限らず、多かれ少なかれ「冒険心」を持っていると思うのですが、田中さんのようなスケールの大きい人の考えが気になるところですね。

 

「自分が本気でやりたいと思ったことに身を投じるべきだなと、改めて感じました。たとえ周りからみれば何のためかわからないことでも、自分にとって大切なことで意味がある挑戦だと思えば、胸を張ってステップを上がっていける。そのことを改めて教えられた時間でした」

 

こんな風に、言ってみたいものですね。田中さんにとっては、この偉業もただの通過点だそうです。

2021年

9月

14日

10分で届くスーパー!?

今日の寺子屋では、ハロウィーンツリーを作りました。毎年恒例のクリスマスツリーならぬ「ハロウィーンツリー」です。ジャック・オ・ランタンなどのハロウィーン装飾にプラスして、ホワイトきゃんばすでは、子どもたちの笑顔の写真が飾られます。

 

ハロウィーンからクリスマスに切り替えるまでの3か月半・・・保育園の入口が、とても賑やかになります。子どもたちで、バランスを考えて、ツリーに飾っていくのですが、自分の写真を集めることに集中してしまった4歳男の子・・・「園長先生。○○の写真が4つもあったよ」と、ニコニコしながら報告します。「それを飾るのが今日のお仕事だよ・・・」と話をしましたが、この手の作業は、得手不得手がわかりやすいですね。

 

さて、コロナ禍がさらに需要を加速させているのが、ネットスーパーです。ホワイトきゃんばすがあるショッピングセンターでは、3年前のリニュアルで、ネット部門を強化し、それ以来、右肩上がりで売上が伸びているそうです。

 

そして、驚くべきネットスーパーがオープンしました。注文から10分以内に商品を届けるという仕組みです。東急東横線学芸大学駅近くにある「OniGO(オニゴー)」という店です。「鬼ごっこ」のように楽しく「鬼速」で届けるという意味が込められているそうです。

 

店といっても、お客が入れるわけではありません。商品棚や冷蔵庫・冷凍庫が並ぶ物流センターです。お客は、専用アプリを使って商品を注文します。決済もスマホで行い、商品代の他に宅配料金300円がかかります。

 

「即配」のカバー範囲は、店から半径1~2キロで、10分以内に自転車で配達できるエリアを設定したそうです。学芸大学駅の1号店の販売対象は約5万世帯だそうです。こんな狭いエリアに、これだけの世帯数があるのは、首都圏の特徴ですね。

 

このビジネスモデルを「ダークストア」といいます。お客を見せに入れないことから「表に見えない店」という意味があるようです。コロナ禍の中国や欧米急速に広まっているそうです。

 

日本では、住宅が密集し、比較的世帯年収が高い首都圏で、1年後には100店舗展開を「OniGO(オニゴー)」は、目指しているそうです。

 

仕事や家事、介護など多忙な生活を送る人や、スーパーから重い荷物を持って帰るのを負担に感じる高齢者たちにとって、ニーズは高いですね。もちろん、スーパー・コンビニとあらゆるネットスーパーがありますが、配達時間が2~3時間の幅で設定されているところが多いので、10分即配は、魅力です。

 

もちろん、買い物の楽しみは、衝動買いも含め「自分の目で商品を見ながらブラブラする」ことですね。ストレスも発散されます。まだ、私は、本来の買い物の楽しみ方を選択します。(笑)

2021年

9月

13日

言葉は「力」にも「刃」にもなる

土曜日、菓子問屋に小学生を連れて、秋まつりの追加の景品を買いに行ったのですが、そこで、プラスチックのおもちゃの刀を小学生が見つけてしまいました。週末は、あの「鬼滅の刃」が、テレビで放映されるので、子どもたちの遊びに、赤と黄の2本を購入しました。

 

しかし、想定内でしたが、ものの1日で、黄色の刀は折れてしまい、テープで補強します。そして、今日は、月曜日ですので多くの園児が、交代で遊びます。4歳男の子が、刀を壁に切りつけて、見事に赤い刀の先端が割れてしまいました。

 

こうなると、ガムテープで刀のすべてをグルグル巻きにし、すでに刀の原型をとどめていませんが、それでも、子どもたちの「水の呼吸・・・三の型・・・」が続きます。(笑)

 

さて、今日は「言葉」について考えます。

 

先日の東京2020オリンピック・パラリンピックで、熱戦を終えた選手たちは口々に「感謝」の言葉を述べていましたね。コロナ禍という不安な状況、ハードな練習やモチベーションの維持など、様々な思いが交錯したことでしょう。その言葉には、重みがあって感動を覚えました。

 

一方、SNSでの誹謗中傷に苦しめられた選手も少なくなかったと聞きます。書き込みは瞬時に拡散します。SNSは、便利な反面、デジタル入力の特性や匿名性の高さから、吟味しないまま発せられる言葉や不確かな情報もあります。

 

アスリートたちが残した言葉は、私たちにとっては「力」となりましたが、SNSの無責任な言葉は、「刃」にもなり得ますね。

 

子どもたちは、学校で「国語」の時間のみならず、あらゆる時間で、「言葉」を学んでいます。しかし、子どもたちの世界でもスマホやタブレットは生活必需品になりつつあります。教育現場では、1人に1台のタブレットの時代にすでに入っています。

 

言葉の持つ「力と刃」について、もっと具体的に指導する必要が出てきました。アクティブラーニングの議題にもぴったりですね。

 

もちろん・・・東京2020オリンピック・パラリンピックでは、「お疲れ様」「ありがとう」の言葉が飛び交い、海外の選手たちからもたくさんの「ARIGATO」がSNSに投稿されました。「言葉」は、「力」でありたいですね。

2021年

9月

12日

バランスが整っていない方が面白い

私がサラリーマンをしていた10年前には、「ワーク・ライフ・バランス」という言葉がすでに使われていたような気がします。人生の大きなテーマの一つが、仕事とプライベートのバランスをとること・・・なんていわれます。

 

しかし、サラリーマン時代も現在の保育園の仕事でも、いまだに「ワーク・ライフ・バランス」がきちんと整ったことはありません。言い方を変えれば、「仕事とプライベートは5対5で生きていこう!」なんて決めてしまった人生など、つまらないものです。

 

バランスを整えることができるようになった時は、人生の引退なのかもしれませんね。休みなしで仕事に取り組んでいる時は、「ちょっと休まないと、心も体もボロボロになるぞ」と休みを取り、少し遊び過ぎているなぁ~と思えば、一生懸命仕事に取り組む・・・そんな感じでいいのかなぁ~なんて思っています。

 

保育園の見学に来る保護者へは、見守り保育と一斉保育のバランスの話をよくします。「ふだんの屋上遊びや教室内で子どもたちが遊んでいるときは、ほぼ『見守り保育』になっています。今からみんなで○○をやろう・・・と遊びを誘導することはありません。しかし、運動会やクリスマス発表会での練習は、100%『一斉保育』です。トータルでは、7が見守り保育で、3が一斉保育ですね」と話をしますが、その割合はいい加減です。(笑)

 

「リターンとリスクのバランスを考えながら保育をしている」ともよく言いますが、屋上遊びで、子どもたちが自転車でスピードの出し過ぎで転んでけがをしたら、「○○禁止」のルールができて、リスク重視のバランスが高まるのです。

 

子育てについても「アメとムチ」のバランスの例えは、よく使われますね。子どもの性格、タイプによって、アメとムチのバランスは変わります。同じ子どもでも、小学生時代と中学、高校時代では違ってきますね。

 

どうですか・・私たちは、様々なバランスを取りながら生きているわけですが、少し考え方を変えて、「最適なバランスを見つけよう!」ではなくて、「バランスが整っていない方が、面白いんじゃないの!」と思ったほうがいいのかもしれませんね。

2021年

9月

11日

生きづらさ

今日は、9・11ですね。「アメリカ同時多発テロ」から20年が経ちました。子どもたちに、「20年前の今日は、凄いことが起こったんだ。テロ組織という、悪い犯人が飛行機をハイジャックして、その飛行機を操縦して、ニューヨークのビルにそのまま、突っ込んだんだ。そのビルで働いていた人たちなど、多くの人が死んでしまった」と話をするものの、私の話を頭の中で映像化するのが難しかったようで、「???」です。

 

さて、今日も保育園には、卒園児の小学生が登園します。先週の土曜日は休園だったので、2週間ぶりとなり、いつも以上に保育園での一日を楽しんでいました。小学生同士での「同窓会」的なノリに、後輩の園児と自転車やローラースケートで遊んだり、1歳児2歳児を我が子のようにかわいがる姿も・・・卒園児にとっては、保育園が大切な居場所でですが、多くの子どもたちは、学校が唯一の場所というのが現実です。

 

悩みや相談を担任や他の先生に、気軽に話ができて、先生もそれを受け止めてくれるなら問題ありませんが、頼れる人がいない子どもたちも少なくありません。

 

子どもたちのカウンセリングを受ける団体の代表は、こう言います。

 

「ほとんどの相談内容は『生きづらさ』です。多くの子どもは学校で仲間外れにされないように、良い子で頑張る自分を演じているようです。いじめではないため学校の先生も気付きにくいと思います。また、親の過度な期待や気遣いも生きづらさの理由に挙がっています。子どもに何か不都合なことをしてしまうと、すぐに謝るというのは良くありません。ストレス耐性を下げてしまうからです。理不尽に慣れる練習も必要です。理不尽に慣れていない子どもは、友人関係などでトラブルになると、問題と向き合うことから目を背けてしまいがちです」

 

保育園の保護者の中には「うちの子は、できるだけ自分の思い通りにならないことをたくさん経験してもらいたい」と考える親は、ごくわずかで、ほとんどの保護者は、なるべくトラブルに巻き込まれないように、平和に過ごしてもらいたい・・・と考えます。

 

しかし、理不尽に慣れておかないと、世の中の不条理と戦うことはできないばかりか、嫌なことが起きると、逃げ出してしまう人になってしまいます。保育園での生活に中には、多くの理不尽があります。保護者には、これが、我が子の成長につながっていると思っていただければ、うれしいですね。

2021年

9月

10日

やまゆり園事件

昨日の寺子屋では、秋まつりに行う5つのゲームの一つ「輪投げゲーム」の輪を子どもたちが色を塗って完成させました。「ダーツゲーム」のダーツも子どもたちの手作りです。今から、子どもたちのワクワクドキドキが高まっていきます。当日は、雨が降らないように願うだけです。

 

さて、今日は、少し重い内容につき合ってもらいます。「やまゆり園事件」を覚えていますか。2016年7月26日未明、神奈川県立の知的障碍者施設「津久井やまゆり園」で、入所者19名が刃物で刺され死亡、職員2人を含む26人が重軽傷を負った痛ましい事件です。

 

あれから5年が経過し、2020年3月に死刑が確定した犯人の植松聖。彼は、一貫して「意思疎通のできない障害者はいらない」と公言し、社会のためにやったと主張します。16回開かれた公判では、刑事責任能力の有無のみが争われ、障がい者への差別意識を持つに至った経緯はほとんど解明されていません。

 

裁判とは、そのようなものでしょうが、このままでは、この事件は特異な人間の特異な犯行として忘れられていく恐れがあるとして、地元紙である神奈川新聞の取材班は、裁判の傍聴や植松聖との接戦を続けます。彼に賛同するネットへの書き込みや、彼への手紙が多くあったことを問題視し、この事件を社会の問題として切り込んでいったのです。

 

そして、「異常者」は、私たちの社会が作り出したのではないか・・・つまり、学校教育にも問題があるのでは・・・と分析します。

 

「子どもたちを障がいの有無や学力によって『分ける』ことはむしろ、差別や排除のまなざしを植え付けることになる。事件の加害者のような人が出てくる土壌を、学校教育がいまもなおつくりだしてはいないか」

 

「勉強や運動ができる、あいさつができる、並ぶ時に列を乱さない、おとなしく座って授業を受けることができる・・・。学校教育がめざすべきとされる『子ども像』は、教師から見た『教えやすい、好ましい子ども』にすぎないのではないか」

 

先日、2020東京パラリンピックが終わり、多くの障がいを持った、パラアスリートたちから私たちは、夢や勇気をもらいました。「意思疎通の出来ない障害者はいらない」という植松聖の言葉には、強い不快感を覚えます。

 

この神奈川新聞社が取り上げた、「異常者は社会が作り上げたもの」という問題提起について、私たちは、ずっと考え続けないといけないと思っています。

2021年

9月

09日

「しいたけ. 」さんの人生相談

今日は朝から雨が降っています。グランドで運動会の練習はできませんが、教室でしっかりと組体操の練習をしました。一人で行う演目をすべて練習できました。初めて組体操にチャレンジする年少園児も、のみ込みが早いですね。期待できそうです。

 

さて、テレビに、新聞に雑誌に、「人生相談」のコーナーがたくさんあります。「他人の悩み」ですが、時々、自分と重なる内容もありますね。私の愛読誌「AERA」に「午後3時のしいたけ. 相談室」というコーナーがあります。しいたけ. さんは、占い師でもあり作家でもあるのですが、回答が独特で「う~ん・・・その通りだ」と思うことがたくさんあります。今日は、その独特のフレーズをいくつか楽しんでもらいます。

 

「悩みって親友 大切にあつかわなきゃ」

今まで、悩みなんかない方がいいと思っていましたが、人が生きている以上、悩みは一生ついて回ります。まさに、一緒に暮らしてきた親友みたいに考えると、楽になるかもしれませんね。

 

「実力で壁に突き当たったときは人柄を伸ばすとき。人柄で行き詰ったときは実力を伸ばすとき」

両輪で回っています。完璧になればなるほど嫌みになって、人が離れてしまう場合もありますね。

 

「誰かとパートナーになることの面白さは、自分がどう変われるか」

変化によって自分が改めて評価されることは、パートナーに報いることにもつながる。

 

「『これはできません』が言えない関係では。どちらかがこわれてしまう」

つらいときに支えすぎてしまうと、別れがやってくる。相手にとっては「借り」ができてしまうから。

 

「落ち込むポイントは『二つまで』のルールを」

あれもこれもダメと責めていたら、ここまで頑張ってきてくれた自分に対して失礼になってしまいませんか?

 

「相手の好き嫌いに気づくことから」

卵焼きはその焼き方が好きなんだね・・・こういうのは嫌いなんだね。相手の好き嫌いに気づくことから、コミュニケーションは始まります。結論を急がずに。

 

どうですか・・・なんだか、スッキリしませんか。悩みは親友だなんて思いつきませんでした。

2021年

9月

08日

メカジキ デニム

運動会の練習も3日目となりました。今年初めてのプログラム「綱引き」では、年少園児が、綱を引っ張るというよりも触っているだけです。年長・年中の頑張り次第です。(笑)

 

さて、「メカジキ デニム」をご存知ですか。そう、あのとがった剣のようなあごを持つ、魚のメカジキです。できあがった姿は、何の変哲もないように見える一本のジーンズですが、デニム愛好家の間で注目を集めています。このデニムには、ストーリーがあります。よく言われる「モノ」ではなくて「コト」です。

 

宮城県気仙沼にある「オイカワデニム」は、気仙沼湾が一望できる高台に工場を構えます。1981年創業で、数々の有名ブランドのOEMを請け負ってきました。転機は、2011年3月。東日本大震災による津波で甚大な被害を受け、高台にある会社は避難所として百人以上の地域住民を受け入れたそうです。

 

「その中に地元の漁師さんが大勢いて、彼らといろんな話をしました。メカジキの吻(ふん)が大量に廃棄されていることを知ったのもその時です」と社長の及川さんは言います。「吻」とは、ウンチではなく、メカジキのとがったあごです。廃棄する総量は、気仙沼港だけで年間40トンだそうです。

 

これをデニムにしようと、翌月、工場再開と同時に前代未聞のプロジェクトが始動しました。吻を粉砕し、主成分のリン酸カルシウムを線維化して綿に織り込みます。製品化に向けて試行錯誤を繰り返し、2014年11月に、ついに販売開始となったそうです。

 

生地の強度があるだけでなく、保湿効果があることもわかったそうです。全体の40%が、メカジキ由来の繊維の「メカジキ デニム」の完成です。震災から10年が経過し、ファンの輪はヨーロッパを中心に世界中に広がっているそうです。

 

お値段は・・・1本税込み25300円です。ストーリー(コト)があるから、この値段でも売れるのですね。

2021年

9月

07日

異なる視点を「考える」

先週から、保護者との個人面談を始めています。毎日の送り迎えの会話の中では、なかなかできないような深い話や悩みなどを共有します。ホワイトきゃんばすが大切にする「自分で考えて自分で答えを出す」という園児へのアプローチについては、異年齢保育で年上園児や卒園児の小学生にも影響を受けながら、着実に我が子に身についているとの話を聞くと、嬉しくなりますね。

 

自分で考えることをしないと、こんなことが起きてしまいます。

 

2015年、被爆70年事業として、長崎市の教育委員会は「世界こども平和会議」を行いました。そこで、「原爆投下は正しかった」と主張する海外の参加者に、地元長崎の中学生は反論ができなかったそうです。

 

「原爆は人間が作った最大の過ちであり、これによって多くの命が奪われた。戦争は、二度と起こしてはいけないこと。決して、同じ過ちを繰り返してはいけない」

 

おそらく、長崎の中学生だけでなく、日本の多くの若者は、このように、原爆や戦争について教わってきました。しかし、アメリカでは、「原爆を投下したことで、長期化した戦争を終わらすことができた。もし、原爆投下がなかったら、だらだらと戦争が続き、さらに多くの命が、日本人もアメリカ人も失われていたのだ」と、教えられていたかもしれません。

 

そこで、長崎市では、自分の言葉で平和を語り、行動できる子どもの育成を目指すようになります。

 

例えば、中3向けの授業では、①あなたは科学者で、知らぬ間に大量殺人兵器の開発に関わっていた ②政府に「兵器が完成すれば戦争は早く終わる。辞めれば将来はない」と説得された ③あなたは開発を続けるか、辞めるか・・・と問いかけます。

 

生徒は、自分の考えに基づいて立場を選択し、理由を話し合います。もちろん、問いには正解はありません。大切なのは、正解を求めるのではなく、自分で考えることです。

 

討論の過程で意見を変える生徒や、自分の考えがより強固になる生徒もいるそうです。つまり、自分の考えを主張するものの、相手の異なる視点での考えを受けて対話をしていく中で、より考えを深めていくのです。相手の考えに納得すれば、意見を変えることも大切ですね。

 

「自分で考える」という、子どもたちへのアプローチ・・・大切にしていきます。

2021年

9月

06日

運動会の練習が始まりました

昨夜の東京パラリンピック2020の閉会式で、「君が代」を合唱したのが「こどもの城合唱団」でした。実は、私のいとこの娘(高校1年)が、この30人のメンバーの一人で歌っていました。世代や性別、国籍や障害の有無に関わらない多様なメンバーで構成されています。

 

「こどもの城合唱団」は、2015年に閉館した、国立児童総合センター「こどもの城」で生まれた合唱団です。閉館後も活動を続け、現在は3~78歳の約250人が在籍し、全国で公演活動をしているそうです。「こどもの城」に子どもを連れて行ったことがある人は多いと思います。

 

裏話ですが、「猛特訓」をしたそうです。世界が注目するパラリンピック閉会式の舞台ですから、失敗は許されません。でも、本人は「素人だから、やっぱり下手だなぁ~」とか「あいつら何者だ」とSNSで叩かれることを心配していたようで、いまどきの高校生ですね。

 

しかし、ひいき目抜きに、素晴らしい歌声でしたね。そして、この経験は、一生の宝物になることでしょう。私は思わず、テレビ画面に向かって「よく頑張った!」と言っていました。(笑)

 

さて、今日から運動会の練習が始まりました。3・4・5歳児の寺子屋園児は、10月16日の運動会ですが、今から練習を始めます。今日のところは、運動会を行う「西文ひろばグランド」で久しぶりの土の感覚に慣れることを目的にしていたのですが、初日から、子どもたちのやる気モードが高かったのです。

 

まずは、30メートル走をします。年少園児にとっては、初めての距離です。でも、全員が最後まで止まることなく走り抜けました。走り方については、これからの練習で修正をしていきます。今日のところは上出来です。

 

そんな感じでしたので、初日から紅白対抗リレーまでやってしまいました。想定通り、珍プレー続出です。トラック1周を走るので、ざっと100メートル以上の距離を子どもたちは、チームのために走るのですが、トラックの内側をショートカットで走る園児・・・相手チームの選手にバトンを渡してしまう園児・・・バトンをもらって、そのまま立ち止まってしまう園児・・・まだまだ、勝つためには、相手を追い抜かさなければならないという意識は少なく、笑いありの紅白対抗リレーとなりました。

 

お迎えの時には、「今日ね・・・リレーで勝ったよ!」とママに興奮しながら報告する4歳男の子・・・ついでに「今日は運動会だったんだよ」と間違えた報告をしていました。(笑)

 

練習から、勝った負けたで大騒ぎ・・・泣く園児も続出しますが、子どもたちの「非認知能力」がアップするのです。「負けてたまるか!」の気持ち・勝つことによる自己肯定感のアップ・チームのために頑張る・仲間を応援する・最後まで諦めない・次はこの作戦でやってみよう・・・決して、机上の勉強では身につかないこれらの力が「非認知能力」です。

 

はい。でも、明日からは「楽しんで」の部分を少し多くしないと・・・(笑)

2021年

9月

05日

俺は最強だ!

昨日の我が家の晩御飯・・・「魚を食べるぞ!」と、あの有名な鮮魚店「○○魚類」へ魚を求めに買い物に行きます。対面で「これさばいて!」と言いながら、リーズナブルな値段で購入できました。晩御飯のメニューは、金目鯛の煮付け(お店で食べたら2980円くらいかな?でも1300円)・生たこの刺身・生ガキにポン酢をかけて(1枚200円)・シジミの味噌汁に、日本酒は、埼玉が誇る「神亀酒造」の純米酒です。

 

私ではなく、かみさんの料理です。本当に美味しくいただきました。「おいしいものを腹いっぱい食べる」というのは、人生の幸せの一つですが、「うまい!うまい!」と言いながら、パラリンピック車いすテニスの国枝選手の金メダルを観戦していました。

 

2020東京パラリンピックは、いよいよ、今日でおしまいですね。印象に残った言葉は、女子自転車ロードで優勝した50歳の杉浦選手が、日本の金メダル最年長記録を作ったことに、「最年少記録は二度と作れないけど、最年長記録はまた作れますね」です。

 

そして、その3日後に、別種目も制してさっそく記録を更新するところは、「カッコイイ!」としか言いようがありません。

 

そして、もう一人、パラリンピックの象徴、絶対王者として、金メダルを期待された国枝選手の試合後に流した涙には本当に感動しました。2016年リオパラリンピックでは惨敗し、「すべてを見直す時期」とします。スイングを修正し、ラケットを変え、車いすも改良しました。

 

「負けるたびに何かを変えようと取り組んでいる。時には悪い意味で変わる時もあるが、回り道、寄り道しながら自分自身の正解を求めている」と国枝選手は言います。まさに、この言葉は、人生そのものですね。

 

国枝選手の目的は、金メダル獲得だけではありませんでした。「車いすテニスの素晴らしさ・楽しさを人々に伝えること」です。東京パラリンピックで、見事にその思いは結実したのです。コートの広さもネットの高さも同じで、2バンドまでOKのルールの中で、私たちは、車いすテニスの凄みを感じることができました。私も、神亀の純米酒を片手に、金目鯛を食べながら、素晴らしい時間を過ごすことができました。

 

そうだ・・・国枝選手のラケットには「俺は最強だ」の文字があります。試合前のロッカールームでは、3回この言葉を叫びます。そして、以前、当時の世界ランニング1位のフェデラー選手が、日本の記者に「なぜ日本から世界的な選手が出てこないのか」と聞かれた時に「何を言っているんだ君は!?日本には国枝慎吾がいるじゃないか!」と言ったのです。本当にその通りですね。

2021年

9月

04日

共生の現場

今日は、親子遠足を行いました・・・というブログになる予定でしたが、今年度の親子遠足はコロナ禍でのリスクを考慮して、中止としました。「今日は朝から雨が降っているので、どちらにしろ中止だったなぁ~」と、思って気持ちを切りかえます。秋まつりは、飲食をやめて、ゲームコーナーを5つ用意して、子どもたちに楽しんでもらおうと思っています。

 

さて、東京パラリンピックもいよいよ明日が閉会式ですね。8月25日に渋谷区の国立代々木競技場でパラリンピックの学校連携観戦プログラムの車いすラグビー観戦に訪れた中学生たちは、観客席から身を乗り出して応援します。

 

感染リスクから、学校観戦には否定的な意見も多かったですが、生徒たちは観戦後「すごい迫力だった」と口をそろえ、障がいを乗り越えて戦う選手たちの姿に胸を打たれます。

 

このように、直接試合を観戦しなくても、テレビを通じて、私たちは、東京パラリンピックで多くの感動をもらっています。

 

スターバックスコーヒー「nonowa(ノノワ)国立店」は、店員24人のうち18人が聴覚障碍者です。店員の一人は、手の人差し指を折り曲げ、手話でお客様に「こんにちは」とあいさつしています。マスクではなく、透明な「マウスシールド」をつけていて、口元や表情がよく見えます。「ありがとうございます」と、声は聞こえなくても、そう言っていることが分かり、気持ちもしっかりと伝わってきます。

 

東京パラリンピックを機に、こうした共生の機運を一層高めていくことが、子どもたちへ「違いを理解すること」につながるのかもしれませんね。

2021年

9月

03日

江戸しぐさ

先週の体操教室で、鉄棒の逆上がりに成功した園児2名・・・ビデオの撮影をしていなかったので、今日撮影することにしました。ところが、ビデオを前にすると、余計なところに力が入って、2人ともに最初の撮影では失敗です。2回目にリラックスした気持ちで成功し、ビデオでも撮れました。

 

ビデオに撮影するのは、園児に「成功した!」という喜びをパパママと共に感じてもらうことで、自己肯定感を高めることです。園児の性格は、十人十色で、内向的な性格の園児は、こうして、自己肯定感を高めることにつながるのです。

 

さて「江戸しぐさ」をご存知ですか。江戸幕府が開かれて400年にあたる2000年になった頃に、学校でも教材としても盛んに用いられました。

 

どんなしぐさが「江戸しぐさ」なのか、少し例を挙げると・・・

①「傘かしげ」・・・雨の日に互いの傘を外側に向け、ぬれないようにすれ違うこと

②「肩引き」・・・肩を引いて、人とすれ違うとき左肩を路肩に寄せて歩くこと

③「時泥棒」・・・断りなく相手を訪問し、または、約束の時間に遅れるなどで、相手の時間を奪うのは重い罪にあたる

④「うかつあやまり」・・・たとえば相手に自分の足を踏まれた時に「すみません、こちらがうかつでした」と自分が謝ることで、その場の雰囲気をよく保つこと

⑤こぶし腰浮かせ・・・乗合船などで後から来る人のために、こぶし1つ分腰を浮かせて席を作ること

⑥喫煙しぐさ・・・野暮な「喫煙禁止」などと張り紙がなくとも、非喫煙者が同席する場では喫煙をしない

 

どうですか・・・まだまだありますが、ほんの一例です。江戸の町民たちが日常生活の中で培った粋な振る舞いとして、広く紹介されています。絆や共生社会といったテーマに発展させた授業も学校ではよく行われていました。

 

「道徳」の題材としては、よく取り上げられた、この「江戸しぐさ」ですが、最近ではあまり聞かなくなりました。

 

実は、研究の結果、江戸時代にそうした社会的ルールがあった証拠がなく、歴史的な事実として確認できないからだそうです。「江戸しぐさは作り物でインチキだった!」という説も出ています。

 

教育の世界では、たまにこうした「修正」が行われることがありますね。従来の定説が覆されることがあります。

 

「江戸しぐさ」・・・私などは、こんな粋なことをさりげなくできる人になりたいなぁ~なんて、軽く思ってしまうのですが・・・みなさん「江戸しぐさ」どう思いますか。

2021年

9月

02日

さらに崖っぷちの銚子電鉄

連日の雨で、運動会の練習がなかなか始められませんが、子どもたちは、ゲーム大会で盛り上がります。カラーボールでの玉入れに熱くなるのです。

 

「秋まつり」を9月18日に予定しています。今回は、コロナ対策もあって「カレーライス」「フランクフルト」といった飲食のショップをやめて、ゲーム屋さんを5店舗にして盛り上がります。

 

問屋に行って、景品グッズや駄菓子、金魚すくいの用具に、光るブレスレットなどを調達したのですが、定番「うまい棒」も、店舗ではあまり販売していない○○味をチョイスします。問屋をブラブラするだけで、ワクワクしますね。子どもの頃の思い出が蘇ります。

 

さて、うまい棒ならぬ「まずい棒」を販売して話題を集めたのが、「銚子電鉄」です。味がまずいのではなく、経営がまずい・・・という意味です。

 

銚子電鉄は、千葉県銚子市、関東で最も東側を走ります。全長わずか6.4キロのローカル線です。大正12年に開業すると、1970年代までは年150万人以上が利用していました。ところが、平成に入ると、100万人を切り、「崖っぷち」経営が続いたのです。

 

それを救ったのが、「副業」で売り出していた「ぬれ煎餅」でした。2006年、運転資金がショートしそうになった時、公式サイトで「ぬれ煎餅を買ってください!!電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです」と異例の訴えをすると、多くの人の胸を打ち大ヒット。その後も次々と商品を開発し、万年赤字の鉄道事業を物販部門の売上で補填してきたのです。

 

ところが、新型コロナによる外出自粛などで、乗客の7割を占める観光客が激減し、昨年4月には、1日の運賃収入がたった4480円の日もあったそうです。「空気を運んでいる」とまでいわれたのです。

 

ついに、今年の6月30日開かれた銚子電鉄の株主総会では、株主からこんな発言があったそうです。「私は、鉄道の存続は無理と思います。副業を本業にして、従業員の雇用を守るべき」・・・つまり、鉄道を廃線にして、煎餅屋になれといわれたのです。

 

銚子電鉄は、多くの鉄道番組で取り上げられ、社長の竹本さんは、もと銚子電鉄を担当する税理士だったのですが、2012年に経営の立て直しを期待され、社長に就任します。竹本社長は、銚子駅の隣駅にある本社の売店で、ぬれ煎餅の販売もすれば、切符にハサミも入れます。

 

目指すは「日本一のエンタメ鉄道」とし、新商品開発に運転体験、車両の床の一部をガラス張りにしたシースルー電車を走らせるなど、次なる一手を温めています。

 

「鉄道と副業は表裏一体。片方をやめれば、もう片方はダメになる。鉄道をなくすわけにはいきません」と、株主総会できっぱりと言います。私も、数年前、おやじ仲間と「銚子電鉄」の旅を楽しみましたが、銚子電鉄が売るぬれ煎餅だから、土産に買うのであって、ただの煎餅屋になってしまったら、全く興味がなくなりますね。

 

「何もやらないのが一番のリスク。98年間、地域の皆様に支えられてきたので、少しでも恩返しをして『ありがとう銚子電鉄』と言ってもらえるようにしたい」と竹本社長はいいます。

 

地方のローカル線が、廃線に追い込まれる多くのパターンは、地域住民が鉄道を使わなくなり、マイカー生活中心となることです。銚子電鉄は、観光客を呼べる話題は十分にあり、ネットでぬれ煎餅などの商品を4億円も売っています。あとは、「地域住民の理解」をもらいながら、地域で支える仕組みができれば、必ず光が見えてきます。

 

がんばれ!「銚子電鉄」です。

2021年

9月

01日

「北方領土問題」を中学生が語る

今日から寺子屋園児は、運動会の練習を始める予定でしたが、雨でグランド状態が良くなく、屋上遊びで楽しみました。しばらく、天気が悪い状況が、関東地方では続くようですが、今日は、まるでミストシャワーで、子どもたちにとっては、気持ちが良かったようです。夏のプールの間、カチンカチンになって草が生えてきた「お砂場」を年長園児が、クワやシャベルでやわらかくしてくれました。これで遊べます。

 

さて、和歌山県有田市立保田中学校の1年生の社会科の授業です。「北方領土返還、実現のための解決策を考えよう」と、社会の先生が、生徒にグループ討論を呼びかけました。

 

今の中学生に、どれだけ北方領土への関心があるのでしょうか。北方領土は、1855年、日露通好条約で日本領とされたのですが、第二次世界大戦末期の1945年8月8日、当時のソ連は日ソ中立条約を無視して日本に宣戦布告。日本が降伏した8月15日以降も攻撃をやめず、9月4日までに4島を占領しました。

 

北海道根室市の納沙布(のさっぷ)岬から、最も近い歯舞群島・貝殻島の距離は、たったの3.7キロです。私も、学生時代に納沙布岬から、すぐそこにある貝殻島を眺めると、島のまわりに、ソ連の巡視船があり、だ捕されないかと緊張した覚えがあります。

 

保田中学の生徒たちは、事前に北方領土に関する学習を行っていたようですが、返還時の日本側のメリットとして「北方領土の近海で自由に漁業ができる」「元島民が島に戻れる」などを挙げ、ロシア側は「北方領土返還で、国際社会での印象が良くなる」という意見が出ます。

 

具体的解決策として、「粘り強く話し合う」「日本人とロシア人が共生する」「返還後に米軍基地を置かない」などの発表があったようです。

 

北方領土だけではありません。島根県沖の「竹島」は韓国に、沖縄石垣島に近い「尖閣諸島」は中国に不法占拠されている事実がありますね。

 

こうして、中学生が領土問題を学ぶ中で、「自分の住む地域も外国に支配されるかもしれない」「国際社会には、わずかの土地を巡って争いが起きる厳しい現実があり、日本も渦中にある」ことを認識することも大切なことです。

 

中学の授業のあり方も、まさに「考える授業」に変化しているようです。

2021年

8月

31日

痩せ願望

今日の寺子屋では、11月に収穫するジャガイモを植えました。9月末に、さつまいもを収穫して、冬本番の前に、じゃがいもを収穫します。これを新年の「芋煮会」で楽しむ予定です。

 

夏野菜が終わってから、今年は、秋採りの野菜にチャレンジしています。7月に山ほど採れた「インゲン豆」が、そろそろ恋しくなってきました。それから、普通なら春の野菜「えんどう豆」、そして、トウモロコシも順調に育っています。どれも、9月末に収穫します。ホームセンターには、旬ではないかもしれませんが、品種改良で季節をずらした野菜の種が売っています。

 

秋の屋上で、インゲン豆とえんどう豆を茹でてマヨネーズで食べ、トウモロコシは、皮のまま焼いて食べたいなぁ~なんて、欲張ったイメージを膨らませます。(笑)

 

さて、令和2年の「学校保健統計」によると、近視の子どもの増加に加え、コロナ禍の巣ごもり生活からか、肥満児率の上昇も指摘されていますが、その対極にある「痩せ過ぎ」の児童・生徒も増えています。

 

もともと、12~13歳の女子は、思春期における無理な「痩せ願望」などの理由により、毎年その比率が高くなっています。12歳女子では、4.4%、23人に1人が、痩せ過ぎという結果だそうです。

 

そして、令和2年の結果は、男子も女子に接近し、思春期の「痩せ過ぎ」の性差が小さくなっています。

 

大人の私たちから見れば、この時期に、朝食を抜いたり、ダイエットに取り組んで痩せるなんて!この時期は、たくさん食べて、しっかりと体をつくらないと!と思ってしまいますね。

 

保育園の子どもたちには、ファームで収穫した野菜をしっかりと食べて、多少ふっくらしてもいいから、大きくなって欲しいですね。食べることは楽しいことですから・・・

2021年

8月

30日

高校生の学習計画

屋上のプールは先週終了しましたので、今日は通常の屋上遊びです。子どもたちは、久しぶりに自転車やストライダーに乗ったり、虫アミを持って昆虫を追いかけたり、ファームに米ぬかをまいてジャガイモを植える準備をしたりと、大活躍です。

 

しかし、今日は真夏の暑さです。少しでも、気分的に涼を取ろうと、朝顔の花を摘んで「色水」にしました。ピンクに青に紫と、ビニール袋に朝顔の花と水を入れて、モミモミします。なぜか、子どもたちは、色水作りが大好きですね。

 

さて、メジャーリーグでも二刀流として大活躍する大谷翔平選手が、高校時代に作成した「目標達成シート」をご存知ですか。ビックリするくらい具体的です。

 

大きく9個のマスに、具体的な行動目標を記入していきます。ど真ん中に「ドラフト1位に8球団」を掲げ、それを達成するための大分類を8つ挙げています。

 

①体づくり②コントロール③キレ④スピード160キロ⑤変化球⑥運⑦人間性⑧メンタルの8つです。この8つの大項目に対して、具体的に8つの対応が記されています。

 

精神的な項目を取り上げてみます。「メンタル」では、一喜一憂しない・ピンチに強い・なみをつくらない・勝利への執念・仲間を思いやる心などが具体的内容です。

 

「人間性」では、愛される人間・信頼される人間・継続力・礼儀・感謝

「運」では、あいさつ・道具を大切に使う・プラス思考・本を読む・審判さんへの態度

 

大谷選手は、高校時代に「運」を味方につけることも大切なことと考えていたようです。私も含め、多くの大人たちが、高校時代にどれだけ目標設定ができていたか・・・もう、アッパレ!です。

 

実は、高校生を対象に、東進ハイスクールなどを展開するナガセが、「全国統一高校生テスト」を受験した高校生8万5312人に、「学習計画を立てるか?」を質問しました。

 

その結果、学年別に若干の数字の変動はあるものの、ざっと7割の生徒が「計画を立てる」と答えました。しかし、それが達成できたと答えた生徒は、2割にとどまります。

 

どうですか・・・私の率直な感想は、「2割も達成できたんだ。凄いなぁ~」です。

 

一方で、計画を立てないと答えた生徒は、「計画を立てたいが方法がわからない」「計画を立てた後にモチベーションを保つ自信がない」という内容が多かったそうです。

 

私の知る限り、何かを成し遂げた人が、全く無計画で成功したという話は聞いたことがありません。自分で漠然でもかまいません。目標や計画を立てることを私たち大人は、高校生に動機付けをしたいものですね。

 

ただし、計画通りにいく人生は、ほとんどないし、途中で計画変更もありという人生の大きなルールというか、必然をセットで教えないといけません。

 

「目標や計画はとても大切。でも、人生その通りにいかないことを楽しんだらいかが?計画を立てないと、そんな楽しみ方はできないよ・・・」と、私から若者へのメッセージにするとします。(笑)

2021年

8月

29日

世間は「敵」じゃない

日本で開催されているということもあり、おそらく多くの人が、東京パラリンピック2020の競技を見る機会が増えたことと思います。私も、初めて「こんな競技があるんだ」「障がいの基準は、こう決められているんだ」ということが多くて、今まで、パラリンピックへの関心が低かったことを実感します。

 

そして、アスリートたちのストーリーに、どうしても関心が高まります。

 

オリンピック同様に、連日のメダルラッシュとなっていますが、女子走り幅跳び(義足)の中西麻耶選手36歳は、今回4度目のパラリンピック挑戦です。

 

塗装会社で働いていた21歳の時、落ちてきた鉄骨の下敷きになり、右膝から下を失いました。リハビリの過程で進められた陸上を始め、2年後の北京大会に初出場し、200メートルで4位に入賞します。しかし「ここままじゃダメ」と、本気で戦う世界選手に刺激を受け、翌年に単身渡米し、ロス五輪男子三段跳び金メダリスト、アル・ジョイナーさんに師事し走り幅跳びを始めます。

 

しかし、米国の暮らしは苦しく、ホテル代がなくて遠征先の公園のベンチで野宿したこともあったそうです。2012年のロンドン大会前にセミヌードカレンダーを発売したのは資金集めが目的でした。しかし、この時、別の思いもあったのです。「障がい者でも引け目を感じなくてもいいし、義足も知ってほしい」と。

 

私も記憶にありますが、体はモノクロで、義足だけをカラーにして浮き立たせた作品は、話題を呼んだのですが「障がいを売り物にしている」と批判を浴びます。中西選手は、精神的に追い込まれ、大会後に一度は引退します。

 

しかし、ジョイナーさんの「誰かの人生に影響を与えられる人は一握りだ。君はそうなれる」の言葉に、翌13年に復帰を決意します。その後、健常者の大会に積極的に出場したり、SNSで練習の様子や暮らしぶりを発信し、CMや雑誌にも登場。ファンやスポンサーが自然と増えていったのです。

 

世間が「敵」だった時もありましたが、「今までは、自分一人で戦場に向かう感覚だったが、今はみんなで舞台に立っている」と中西選手は言います。

 

東京2020では6位とメダルには届かなかった中西選手ですが、こんな人生のストーリーを重ね合わすと、心から拍手を送りたいですね。

2021年

8月

28日

不安への対応

さいたま市の小学校は、26日木曜日が始業式で、早くも昨日から授業も給食も始まりました。今日は、卒園児の小学生が4人登園しましたが、2人がリモート授業を選択しました。さいたま市は、緊急事態宣言が発令されている9月12日までは、通常登校と自宅でのリモート授業を選択できるようになっています。

 

5年生女子は、「学校って、勉強する場所だけじゃないんだよ・・・夏休みが終わって、友だちとすごす時間も大切だよ・・・リモートなんてダメだよ」なんて言います。意見としては、全くの正解です。コロナ禍でなければ、多くの保護者もそう思うことでしょう。

 

リモートを選択した保護者は、平日は家にいる環境であることや、まだ両親ともにワクチン接種が完了していないこともあり、学校に行けない我が子のモヤモヤを感じながらも、リスク回避を選択したと言います。

 

リモート授業の動画は、オンタイムで、黒板と担任だけが映る設定だそうです。児童の画像が出ないのは、個人情報への配慮からです。もちろん、授業を受けている子どもたちも、黒板の先生と一緒にカメラに映りたくて近づくようですが、「はいはい・・席に戻って!」と言われるとか・・・

 

朝の会で、リモート児童の出席もとられます。「○○さん」と担任が名前を呼ぶと、リモート越しに「ハイ」という声も、教室の児童には聞こえるそうです。リモート授業については、大学や専門学校、学習塾ではあたりまえに行われているので、小学校の学校現場では、今は混乱しているかもしれませんんが、仕組みとしては確立されるのでしょう。

 

「登校する」ことも「リモートにする」ことも、どちらが正解で、どちらが間違いという事はありません。まさに、正解のない選択です。しかし、保護者がどちらを選択したとしても、不安は残ります。

 

こんな時は、心の持ちようが難しいですね。「物事が漠然とした不安やモヤモヤの段階の時は、放っておいて、その物事がハッキリした恐怖になったら対処を真剣に考えればいい」と考えると、漠然とした不安から少しは解消されるかもしれません。今のコロナ禍に当てはめると、「感染したらどうしよう?」という不安に対しては、ワクチン接種や感染対策を粛々とやって、余計なことは考えない。ただし、身内に感染者が発生してしまった時に、具体的にどうするか動く・・・です。

 

人間は、残念ながら好奇心よりも不安感の方が強い生き物といわれています。でも、夏休みの宿題と一緒で、「あと○日で夏休みが終わる」とならないと、火がつかないスロースターターが多いですね。(笑)

 

「具体的な対策をとらないとやばい!」となったら初めて動き始めればいいや・・・「その時はその時だよ。なんとかなる」くらいの気持ちが大切かもしれません。

 

これは、仕事でもプライベートでも両方当てはまりますね。まるで、大事な人生修行といえるかもしれません。

2021年

8月

27日

人の命をもっとも多く奪う生き物

今日の体操教室・・・達成感を実感することの一つが、「鉄棒で、逆上がりができるようになる」があります。今まで逆上がりをクリアした園児は、年長園児3名だけです。そこに、年中園児の男の子が「待った!」をかけました。見事に、逆上がりを成功させたのです。

 

こうなると、年上の年長園児で、まだ逆上がりができない園児に火がつきます。見事に、今までよりは150%の力で取り組んでいます。これが、園児同士の影響力です。異年齢だと「年下には負けたくない」という気持ちと「先輩のようになりたい」という気持ちが働くのです。

 

さて、保育園では登園時に、まるで試合後のボクサーのように、目が腫れあがって登園する園児をたまに見かけます。「どうしたの?」と聞くと、寝ている時に、蚊に刺されてしまったとのことです。

 

ここで問題です。人の命をもっとも多く奪う生き物は何ですか?こんな質問をすると、子どもたちは、「サメ・クマ・ライオン」など、どう猛な生き物をあげますが、答えは、何と「蚊」です。世界保健機関などの統計を基にしたデータによると、「蚊」が人間を最も多く殺しているそうです。

 

例えば、2014年に流行したデング熱は、蚊が媒介する病気です。刺されたらかゆいというだけでは、すまされないようです。蚊は、気温15度を超えると吸血活動を開始し、25~30度で最も活発になります。これまでは、夏前後に気をつければよかったのが、近年は、地球温暖化の影響もあって、3月中旬には15度になり、5月には25度をこえることもあるので、蚊の活動期間が長期化しているそうです。

 

日本でよく目にする蚊は、「ブ~ん♪」と鳴く「ヒトスジシマカ」と「アカイエカ」ですが、前者は4~9月末で、後者は秋頃から増えて、11月まで活動します。こう考えると、蚊のことを心配しないでいいのは冬だけですね。

 

8月が終わり、9月に入ると、多少の残暑があっても、気持ちは「秋」です。しかし、「蚊」対策という観点では、まだまだ油断ならないということになります。「蚊」をなめないようにしないといけません。

2021年

8月

26日

沖縄自然探検

8月末というタイミングで、ようやく保育園では、カブトムシやクワガタの観察が始まりました。昨年は、ケヅメリクガメもウーパールーパーや魚やカメの水槽も、カタツムリも飼っていなかったので、園長がカブトムシを早々に夜の雑木林で採集して、子どもたちが観察していました。

 

「そういえば・・・今年は、まだ夜の雑木林に行ってないぞ」と思い、ようやく、保育園の仕事が終わって採集に出かけています。カブトムシはメスだけでオスが採れませんが、子どもたちは喜んで触っています。

 

5歳男の子が、昆虫図鑑を見ながら観察をします。カブトムシ(メス)とノコギリクワガタ(オス)は、すぐにわかりますが、クワガタのメスが難しいですね。小さい子は「クワガタの赤ちゃん」と言っていますが、メスのクワガタは、なかなか区別がつきません。図鑑には、外国のクワガタも含めて、何十種類と載っているので、「これだ!」が、なかなか見つかりません。

 

保育園の子どもたちは、飼育ケースのクワガタは何ていう名前だろう?という目的意識があって図鑑を見ているので、集中して見ていますが、子どもにとって、ただ図鑑を見ているだけでは、すぐに飽きてしまいます。

 

私が中学時代に国語の先生によく読まされた、岩波ジュニア新書に、盛口満さんの「沖縄自然探検」という本があります。これが、子どもたちの興味をグッと引き付ける内容になっています。

 

主人公のゲッチョ先生こと著者は、少年少女をフィールドに連れ出します。地面に1メートル四方の枠を描いて、そこに落ちている貝を拾ってみることにします。なんと、小さな巻貝が7種類、500個近くも見つかりました。みんな、陸生の貝、つまりカタツムリの仲間です。

 

これだけの貝がいれば、その貝を食糧にして繁栄できる生物がいるはず。なんだろう。答えはホタルです。えっホタルって、清流にいるんじゃないの?そう、陸上に生活するホタルもいるのです。しばらく探すと、ホタルの幼虫が見つかりました。わりとグロテスクです。

 

さらに探すと幼虫の死体に菌が取り付いて棒状に広がった冬虫夏草を発見。そのそばには地下にトンネルを掘って巣を張る原始的なキモグラがいる・・・という具合に、ゲッチョ先生は実に巧みなネイチャーガイドとして、隠れている自然の扉を開いて見せてくれるのです。

 

沖縄本島以外に、世界最大の蛾「ヨナグニサン」の産地、与那国島や西表(イリオモテ)島などの八重山諸島にも触れています。西表島は、「イリオモテヤマネコ」や飛べない鳥の「ヤンバルクイナ」で有名ですね。学生の頃に、西表島を8時間かけて縦断した私は、ヤマビルに血を吸われ、姫ハブを踏みそうになりました。もし、また行くことがあれば、西表島のジャングルの中で「ヤエヤマセマルハコガメ」という、ジャングルに生息するリクガメを見つけたいですね。イリオモテヤマネコやヤンバルクイナよりは、見つける確率は高いそうです。

 

また、ゲッチョ先生こと著者の盛口さんのイラストがめっぽう上手で、写真以上に引き込まれてしまうのです。

 

こんな本を子どもたちに、さりげなく与えたいですね。探検家へのきっかけになるかもしれませんよ。(笑)

2021年

8月

25日

子どもたちが感じる「東京パラリンピック」

今日の連絡ノートの6歳女の子の発言です。「ママ・・・自分の体のことどう思う?」という子どもの質問に対して、「そうだね。ママは少し太っているからダイエットしないといけないね」と答えるママ。当然「そうだよ。もっと痩せないと!」という反応があるかと思いきや、「いや、上には上があるからねぇ~」と、何とも不可解なフォローコメントがあったそうです。思わず、笑ってしまいました。(笑)

 

さて、本日登園した小学生の卒園児・・・昨日の東京パラリンピックの開会式では、「日本選手が登場するまで起きている」と言ったものの、直前で寝てしまったようです。しかし、開会式を見ていた多くの子どもたちは、オリンピックの開会式とは違う光景を目の当たりにして、逆に目が釘付けになったのではないでしょうか。

 

「どうして、車椅子に乗っているの?」「どうして手がないの?」「どうして、杖を持っているの?」「どうしてサングラスをかけているの?」「どうして、大人なのに背が低いの?」・・・そうです。子どもなりに、「なんか違うぞ・・・」と感じたのです。

 

実は、今から57年前の1964東京オリンピックの時には、すでにパラリンピックも行われていました。現代とは時代背景が違うので、私たち日本人がどのように受け止めていたのかも気になります。まだ「多様性を認める社会」ではなかったことは、間違いないですね。

 

子どもたちの開会式の感想とは違って、私たち大人の意見は、当然まちまちです。オリンピックの時には、「コロナ禍では中止すべきだ!」という意見が出ましたが、パラリンピックでは、中止の声はあまり聞こえてきませんでした。

 

「中止を」と声を上げることで、「この人は、障がい者差別をしているのでは」と見られることを恐れる気持ちが働いたのだ。という意見もあれば、その気持ち自体が、障がい者

を特別視する気持ちにつながっているという意見もあります。

 

違った視点では、「オリンピックとパラリンピックは、同じ期間で行われるべきだ」という意見が出てきました。さまざまな競技が「体重別」「男女別」などのカテゴリーに分かれて行われているのに、健常者と障がい者だけは、大会自体が分かれてしまうのは「その必然性は何だろう?」という意見です。スケートボードや自転車という用具を使うスポーツはオリンピックで、車椅子になるとパラリンピックになるのは不思議だという意見もあります。

 

これらは、今後のパラリンピックが抱える課題ですが、今日は、子どもたちの視点で考えます。

 

東京で開催されたからこそ、開会式をしっかりと見る子どもたちが多かったと思います。そして、各国の選手入場で見た、「違う」という感覚も初めてだったかもしれません。今日から競技がスタートして、パラアスリートの活躍を目の当たりにして、子どもたちがどう感じるのか・・・私たち大人は、見守っていきたいですね。子どもから質問されても、模範的な回答は不要です。「多様性を受け入れようね」なんて言っても、小さい子どもは理解できません。親として、大人として、素直な意見を子どもに伝えればいいのです。あとは、子どもたちが考えればいいのです。

2021年

8月

24日

しごとコンビニ

今日は屋上プールができました。白い発泡スチロールの箱が置いてあると、その中に氷とスイカが入っていることを知っている子どもたちは、「えんちょうせんせい。いつスイカ食べるの?早く氷で遊びたい!」と催促します。

 

そして、今日も子どもたちはスイカを食べました。今年は、種から育てた小玉スイカが中心でしたが、ざっと20個は収穫しました。甘くて美味しいものから、少し早くて甘みが足りないものに、熟しすぎたものまで、色々ありましたが、プールの合間で食べるスイカは、子どもたちには、すべて「おいしい!」となったようです。今年は、カラスに食べられることもなかったですね。屋上プールも、今シーズンはあと2回ですので、大いに楽しみます。

 

さて、「しごとコンビニ」というシステムをご存知ですか。

 

北海道、旭川空港から車で15分ほどの所にある東川町。ハーブの一種、ローズマリーの畑で、二人の男性が黙々と雑草を抜いています。二人は「しごとコンビニ」でこの仕事を見つけました。1人は、飲食店で働いていましたが、コロナ禍で失業し仕事が見つかるまでと考え登録、もう一人は知人に誘われて登録し、この日が初めての仕事だったそうです。

 

「しごとコンビニ」は、空いた時間にできる範囲で仕事をしたい・・・といった人に登録してもらい、地元の仕事を紹介するという仕組みです。地域住民の能力アップにつなげつつ、地方創生にも役立つ仕組みです。

 

「しごとコンビニ」の発祥は、岡山県奈義町で2017年に始まりました。働きたい人に登録してもらい、事務局が依頼を受けた仕事を、登録者に請け負ってもらいます。「子どもがいるので短い時間しか働けない」「簡単な作業しかできない」といった要望に応えるため、業務内容を分けたり、勤務時間を区切ったりと、仕事を分解してから登録者に発注するのが特徴です。

 

コンビニで商品を選ぶように、できる仕事を選んでもらうイメージですね。

 

北海道の東川町では、マスク作成の仕事を「裁断」「縫製」「検品」と3つの工程に分けて発注。縫製ができなくても、裁断や検品ならできるといった人にも募集をかけたことで、より多くの人に働いてもらうことができたといいます。

 

登録者のスキルアップにも力を入れています。定期的に面談を実施し、パソコン講座や研修も実施しているそうです。身につけた能力を仕事につなげているようです。

 

東川町の登録者数は7月末で242人で、女性が7割。年齢別では、40歳代が26%と最も多いそうです。子どもが小学生になって、短い時間に無理なく働く・・・というイメージですね。

 

地方の問題の一つは、「自分の時間に合わせた仕事がない」です。この「しごとコンビニ」は、そんな地方の問題を解決する有効的な取り組みと言えますね。

2021年

8月

23日

希少自然素材

今日は、朝から雷雨となり、タイミング悪く登園した園児は、びしょ濡れになってしまいました。雨は上がりましたが、プールはお休みして、通常の屋上遊びです。そして、今日もまた、自転車に乗れた園児が一人。何と2歳の男の子です。2歳10か月という、ホワイトきゃんばす歴代2位の大記録です。

 

保育園にある一番小さな12インチサイズでも、足がギリギリ届く感じで、それでも、走り始めると、ずっと止まらないでペダルをこぎます。自転車免許証を手にした時の笑顔は最高でした。彼の頑張りの陰には、ママの頑張りもありました。広い公園で、しっかりと親子での練習の日々があったのです。どうですか・・・2歳10カ月で自転車ですよ。凄いですね。

 

さて、7月のサマーキャンプで、年長園児は「和紙作り体験」をしました。和紙は、「こうぞ」という木が原料です。細長く、棒状の木ですが、これを沸騰した湯に入れるなどして、ほぐします。地域によって、木の皮をつけたままであったり、皮をはいで使う場合もあります。

 

水に溶けた「こうぞ」のつなぎとして使われるのが、「トロロアオイ」という植物です。埼玉県小川町は、「細川紙(ほそかわし)」で有名ですが、全国各地の和紙産地から、この「トロロアオイ」の需要は絶えません。和紙作りに使うのは、「トロロアオイ」の根の部分です。

 

「トロロアオイ」は、オクラに似た葉の形をしています。根を十分に生育させるには、炎天下の夏の間の芽かきなどの作業が欠かせません。和紙に使用するので、除草剤が使えず、手作業での草むしりが必要になります。栽培自体も難しい農作物にもかかわらず、労働量に見合う収入が得られないこともあり、後継者が途絶え、現在の生産農家は、日本全国で、たった7軒だそうです。

 

絵画などの芸術作品は、時間の経過とともに劣化します。その補修には、高質な和紙が使われ、「こうぞ」や「トロロアオイ」といった自然素材が必要になるのですが、供給がままならないのです。「麻糸」「真綿」「夜光貝」などの自然素材も、今後、供給量が激減することが危惧されています。

 

文化庁は、来年度から「文化財の匠(たくみ)プロジェクト」の取り組みを始めるそうです。原材料確保の問題だけでなく、職人の育成にも力を入れます。

 

現在、日本の伝統文化を守るための優れた技術を持つ「選定保存技術」の保持者は53人いるそうです。しかし、平均年齢は73歳です。

 

サマーキャンプで訪れた「和紙の里」には、「紙すきの文化を守りたい」という20歳代の若者と話ができました。彼は、生まれ育ったこの土地に恩返しがしたいといいます。日本の伝統文化を守り、継承していくには、若い力が必要であることは言うまでもありません。どうすれば、若者が「自分が引き継ぐ!」と言ってくれるのか・・・これは、人ごとではありませんね。

2021年

8月

22日

五輪が残したレガシー(遺産)

昨日のブログで「たら・れば」を考えると・・・の続きで、2019年のNHK大河ドラマは、「いだてん」でした。オリンピックに初めて日本選手が参加したのが、1912年のストックホルム大会です。私もその一人でしたが、多くの人が、大河ドラマでマラソンの金栗四三選手と短距離の三島弥彦選手を知りました。

 

金栗選手が使用した足袋のシューズや、三島選手が着用したユニホームが、今でもレガシーとして見ることができるそうです。現代人の目には、ひどく質素に映る用具です。今から100年以上前に、これらを携えて遠い北欧に赴き、初めて世界の壁にぶち当たるのです。ドラマの中で、三島選手が「短距離で日本人がメダルを獲得するには100年かかる」と言っていましたが、100年後も100メートル走でのメダリストは誕生していませんね。

 

1964年の東京オリンピックが残したものは、高度経済社会への加速化で、日本が経済大国として世界の列国と肩を並べるきっかけになりました。

 

そして、東京オリンピック2020が残したものは・・・選手や各国首脳は多くの賛辞を寄せました。選手は「オリンピックを開催していただき、ありがとう」と。政治家は「困難なタイミングでよくぞ開催につなげた日本は凄い」と。

 

気になるのは、利害関係のない普通の人々です。マスメディアでは、「オリンピックに無関心」のような報道もありましたが、SNSでは、様々な国の人々が日本への感謝を書いていました。

 

「困難な時期に開催してくれてありがとう」「五輪は暗い時代の光だった」「コロナのことを忘れてリラックスできた」「この時期に開催国だったのは、東京には不運だけど、世界にとっては幸運だった」

 

この五輪によって、日本に感謝と信頼を抱いた人が世界各地にいることも、ひとつのレガシーかもしれませんね。東京オリンピック2020が、「世界に何をもたらしたか」という視点で、パラリンピックが終わってから、じっくりと考えてみたいですね。

2021年

8月

21日

東京五輪 学校が費やした時間

今日は土曜日なので、卒園児の小学生が登園します。9月に予定していた、林間学校が延期になったようです。何とか、世の中が落ち着いて、必ず、林間学校が実行できるように願いたいですね。

 

さて、昨年からずっと、学校現場は、多くの困難に時間を費やしてきました。先日閉幕した東京五輪でも、「もし・・・コロナがなくて普通通りに行われていたら・・・」

 

東京五輪に「たら・れば」を言ったところで、空しいだけかもしれませんが、世界の国々から多くの人たちが、東京や日本を訪れて、さらに世界に向けて、日本の文化や素晴らしい取組みを発信できていたのに・・・

 

私の大学時代の仲間の一人は、ソフトボール・野球など、多くの競技のチケットを購入していました。大げさですが、残りの人生を考えて、大切な時間を体験するつもりでした。それが、無観客試合となったことで、ただの紙切れになってしまったのです。(もちろん払い戻しはありますが・・・)オリンピックに反対の立場を取っていたマスメディアが、オリンピックが始まると、手のひらを返したように、選手たちの活躍を賞賛します。そこには、視聴率やスポンサーという利害関係が発生するので、やむないところですが、彼は火の玉のごとく怒りまくっています。その気持ちが、よくわかります。

 

学校現場も、同じようなことが起こっていました。何年も前から「オリンピック・パラリンピック教育」が行われていました。子どもたちにとっても一生に一度経験できるかどうかの貴重な機会、各学校が応援する国も決まっていて、普段なじみのない国旗を飾ったり、総合的な学習の時間を使って調べたり・・・用意は万端のはずだったのです。

 

学校の連携観戦が、のきなみ中止となったことは、知られていますが、もっと多くのことに、子どもたちは関わっていたのです。

 

今は、空しい気持ちが大きいかもしれませんが、知らない国のことを学んだことは、ずっと残りますね。いつか、その国を訪れたとしたら・・・ただの観光とは違った素敵な経験ができるはずです。

 

子どもたちが取組んだことを、私たち大人はしっかりと見守っていきたいですね。努力は、必ず報われないと・・・

2021年

8月

20日

相談できない国「日本」

寺子屋園児が毎週金曜日に行っている体操教室。コーチの一人の女性コーチが、本日でお別れとなりました。今日、鉄棒の逆上がりを成功させた年長男子・・・これで、3人目の成功です。女性コーチへのプレゼントといった感じです。

 

退職の理由は、「お嫁さんになるから」です。体操コーチという仕事柄、妊娠・出産のことを考えてのことでしょうが、今の時代、結婚退職というパターンは、むしろ珍しいのかもしれませんね。まぁ、人生いろいろですし、自分の人生は自分で決めるものですので、末永くお幸せでいてください。○○先生、長い間ありがとうございました。

 

さて、現在のコロナ禍では、若者にとってもつらい日々が続いていますが、コロナだけでなく、困り事や悩みは誰かに相談することが大事ですね。ところが、日本の若者の場合、「誰にも相談しない」という回答が多いというデータがあります。

 

平成30年の内閣府のデータによると、「悩みがあっても誰にも相談しない」が13~15歳で15%近くまであり、年齢とともに上がっていきます。25~29歳では、25%以上という数字になっています。

 

同じアジアの韓国でも、15%以下になっており、アメリカやスウェーデンなどは、年齢が上がっても数字は変わらず、10%以下です。

 

日本が、他国と比較して明らかに異常値なのは、恥の文化が強く、「人に迷惑を掛けるな」と言い聞かされて育ってきて、年齢が上がると「いい大人が人を頼るな」と一蹴されるようなところがあるからかもしれません。

 

私も、若い頃、仕事では痛い目にあいました。少しのミスを、自己責任と感じて、先輩や上司に報告しないで、自分で解決しようとしたのです。まだ、社会人になったばかりの私には、仕事のスキルも乏しく、結果、まわりの部署を巻き込む、大チョンボになってしまったのです。仕事は組織で対応することの重要性を学んだ次第です。

 

ところが、個人的な問題となると、自分の胸にしまい込んだままの若者が多いのです。「相談する」と答えた人も、「誰に相談するか?」を問うてみると、他国と比較して親や教師は少なく、代りに「友人」という回答が多いのです。

 

「親や先生に話しても説教をされるだけ・・・状況はかえって悪化する」と思っているのかもしれませんね。

 

ただし、「先生や親に相談できるようにするには・・・」と解決策を考えても、なかなか上手くいきませんね。「なんで、お母さんに相談してくれないの!?」と、子どもを責め立てれば逆効果です。我が子が、学校以外の居場所を作るるように意識し、そこにいる第三者の大人とのかかわりを大事にすることもありです。

 

はい。保育園の先生たちもそんな立場です。卒園児の小学生の相談役になっています。

2021年

8月

19日

博士が高校教員へ

昨日は、プールの途中で大雨中断となってしまいましたが、今日は、お日様の下でプール遊びを楽しみました。新調した大プールは、長さが4メートル近くあり、子どもたちも「長~い・大き~い」と大喜びです。寺子屋園児が横一列に並んで、バタアシの練習をしました。力任せに足をバタバタさせるので、凄まじい水しぶきです。残りのプール期間、しっかりと水泳の基本を教えようと思います。

 

さて、多くの大学は、大学院生を増やし、専門分野での研究員を強化する傾向にあると聞いています。しかし、大学側では、助教授などのポストが増えているわけではありません。こうなると、若手研究員が就職難に陥っているそうです。

 

静岡県立浜松西高校2年の「物理基礎」の時間です。鳥井教諭は、「地球上の70億人が一斉にジャンプしたら地球はどうなる?」と生徒に問いかけました。

 

「地球に穴が開く」「大地震が起きる」など、生徒たちからは様々な意見が上がったそうですが、鳥井教諭は、1万5000人が参加したイギリスの実験動画を見せ、「ごく小さな地震が起きる」と答えを告げます。この日の授業のテーマは「位置エネルギー」です。

 

鳥井教諭は、東京大学の研究員でした。しかし、就職先が見つからず、やむなく転身を決意。静岡県教育委員会が行う博士号取得者向けの教員採用試験に2014年に合格しました。アニメーションや板書を駆使し「わかる授業」を追求します。生徒は、「授業で物理が楽しくなった。大学でも勉強したい」と話します。

 

また、東北大学の研究員から秋田県立秋田高校の教員になった遠藤教諭は、休眠状態だった生物部を再開させ、高校生向けに研究費用を助成する団体を探し出し、実験器具の購入費などを工面します。生徒たちが取組んだ研究が、東京で開かれたコンテストで最優秀賞に輝くなど、生徒たちの研究熱を引き出します。

 

遠藤教諭は「研究の世界だけでなく、世の中の様々な分野で、自分で考え、実行していける能力が重視される。生徒には、研究を通じて、その力を身につけていってほしい」と語ります。

 

どうですか・・・昨今、民間企業出身者の教員が増えていますが、博士先生も高校などの教育現場で活躍しているようです。「多様な人材」学校には必要ですね。

2021年

8月

18日

日本一過酷な山岳レース

今日登園した卒園児、小学校3年女子と1年男子の姉弟・・・いつものように、成績表を見せてもらいます。園長のセリフは、「○○頑張ったなぁ~」しかないのですが、担任でも親でもない大人から、何かしら言葉をもらえるのは、うれしいようです。いつのまにか、ホワイトきゃんばすでは、卒園児が登園する時の習慣になっています。

 

7月10日にナイトツアーを行って、雷雨の中ホタルを見たのですが、この姉と弟は、翌週に、北本自然観察公園を訪れて、再度ホタル見学をしたそうです。天気も良く、それはそれは、イルミネーションのようで、水面(みなも)に蛍の光が輝いていたそうです。来年は、そんなナイトツアーにしたいですね。

 

さて、日本一過酷な山岳レースをご存知ですか。「トランスジャパンアルプスレース(TJAR)」というレースです。富山湾に流れ出る早月口河口をスタートし、日本アルプスを越えて、静岡県の大浜海岸まで・・・舗装路217㌔・登山道198㌔の総距離415㌔を制限時間8日間(192時間)で駆け抜けるレースです。まさに、日本を縦断するレースです。

 

マラソンやトレイルランニングのレースと違って、コース案内も救援所もありません。コンビニなどの買い物は自由ですが、宿泊は簡易テントなどを使った野営のみです。安全対策もトラブル対応も全て自己完結が求められるレースです。

 

選手にもよりますが、3時間程度の睡眠で行動し続ける人もいるようで、ゴールする頃には、足裏の皮はふやけてボロボロになり、マメは潰れ、歩くこともままならない。ときに幻覚を見ることさえあるそうです。

 

参加者は30人の枠に100人以上が申し込みます。応募には、十分な登山経験のほかにフルマラソン3時間20分以内といった厳しい条件があるそうです。2年に1度のペースで行われ、今年で10回目になります。完走者は延べ124人、最高齢は58歳です。女性は今までに4人が完走しています。女性の優勝者もあるそうです。

 

「TJARは自分の限界を突き詰められる場です。自分のすべてをさらけ出さなければ完走できないけど、自分がこれだけできるんだという可能性もはっきりと感じられる。それこそがこのレースの最大の魅力です」と参加者は言います。

 

どうですか・・・ロマンがありますね。今年は、8月8日にスタートの予定でしたが、天候不良で中止になり、アスリートたちの無念が伝わってきます。来年こそは、その姿を見てみたいものですね。はい。挑戦する気持ちはまったくありませんが。(笑)

2021年

8月

17日

電車ゃ輸送で食品ロス減

お盆休み明けの保育園・・・保護者の連絡ノートのコメントを読むと、「明日は保育園?と、保育園に行きたくてたまらない我が子でした」と「昨夜は、明日は保育園に行きたくないと、ずっと言ってました」と二つに分かれます。しかし、保育園に入れば、行きたくないグループの園児も、いつも通り日常の姿に戻りました。

 

今日の寺子屋は、「夏休みの思い出」ということで、ビデオに向かって、一人一人お話をしてもらいました。

 

「おばあちゃんのおうちに行ってきた」「○○ちゃんのおうちに遊びに行った」「ママに○○を買ってもらってうれしかった」「友だちと横浜へ泊りに行って、いろいろな事をして本当に楽しかった」「おうちでパパとママといっぱい遊んだ」「○○を食べておいしかった」などなど、たくさんの話を聞けました。

 

年長園児は、ビデオに向かって話すのは慣れていますが、年中園児もしっかりと話せました。驚いたのは、年少園児もほぼ全員、ビデオに向かって語ることができたのです。寺子屋園児になって、5カ月目・・・先輩たちの姿を見ながら、しっかりと成長をしています。うれしいですね。

 

さて、今日は埼玉県内を走る「東武東上線」で行われている素敵な話です。東武鉄道とフードシェアリング事業を行う「コークッキング」などが、東松山市などの農産物直売所で売れ残った野菜を東武東上線で運び、池袋駅で廉価販売をする取り組みを始めました。

 

目的は食品ロス低減です。東松山市、大東文化大、JA埼玉中央も協力し、毎週月、水、金曜日に、東松山市や嵐山町など5市町の直売所で夕方まで売れ残った野菜を、コークッキングが買い取り、森林公園駅から池袋駅まで電車で輸送。午後6時半ごろから、池袋駅南口改札前で学生らが詰め合わせた野菜を1袋500円で販売しているそうです。

 

3月と6~7月に事業の実用化に向けた実証実験を行い、約1か月半で、野菜は連日完売し、約4トンの食品ロスを削減したそうです。そして、8月2日から本格運用が始まりました。

 

コークッキングの川越社長は「食品ロス削減だけでなく、食べ物を無駄にしない意識改革にもつなげていきたい」と話します。

 

普通に考えても、この事業で、大きな利益が出るとは考えにくいですね。まさに、この事業の意義を、駅のコンコースを歩く人を含めた消費者、関係者、そして、この取り組みを取り上げるマスメディアを通じて、世の中に広まっていけばうれしいですね。

2021年

8月

16日

宇宙のしくみ⑥ 国際宇宙ステーション

宇宙のしくみについては、興味あることが、まだまだ山ほどありますが、とりあえず、今日が最終回です。よくテレビで、「国際宇宙ステーション(ISS)から、宇宙飛行士の○○さんと中継がつながっています・・・」というシーンを見ることがありますね。

 

この国際宇宙ステーション(ISS)は、アメリカ・ロシア・ヨーロッパ・カナダ・日本が共同で建設した実験施設です。1998年から建設が開始され、2000年11月から宇宙飛行士が滞在しています。ISSは約400㎞上空を、1周に約90分かけて地球のまわりを回っています。質量は約420トン、サイズはサッカーコートと同じくらいです。どうですか、少しはピーンときましたか?

 

ISSには4つの実験室と、宇宙飛行士が食事をしたりシャワーを浴びたりするための居住スペースがあり、最大6人まで生活することができます。ISSでは各国が、地球や天体観測に加えて、宇宙空間という特殊な環境を利用した実験・研究などを行っています。

 

日本は、「きぼう」と呼ぶ実験棟をもち、薬品の開発研究や宇宙環境が人や生物に与える影響を調べる研究などを行っています。

 

さて、ISSに長期滞在したらヒトの体はどうなるか?想像できますか。ISSは、体重がゼロになる無重力の環境です。地上に暮らしているとき体重60キロの人は、歩いたり走ったりするときに、常に60キロの重さを全身の筋肉や骨を使って運ばなければなりません。血液などの体液も重力で下半身の方に引っ張られるため、心臓や血管は重力に負けずに全身に血液を送り出します。

 

私たちは、日常生活の中で、無意識のうちに血液をくまなく循環させ、運動をして、筋肉や骨の量が減らないようにしているのです。ところが、ISSでは体重がゼロになるので、筋肉や骨をわずかな力で動かすことができます。よって、筋肉はすぐに衰えて、骨ももろくなります。

 

そんな環境ですので、宇宙飛行士は、ISSの中で、運動器具を使って毎日トレーニングをしています。それでも、半年ほどISSに滞在した後に地上に戻ると、誰かに体を支えてもらわないと立ったり歩いたりできずに、1か月以上にわたってリハビリを行います。

 

どうですか・・・宇宙飛行士は、かなり過酷な環境で活動をしているのがわかりますね。

 

さて、地球のまわりには、どれくらいの人工衛星が回っているかわかりますか。約5800機が地球の軌道上を回っています。テレビの衛星放送は、約3万6000キロ上空にある「通信衛星」を中継基地にして、家庭に電波を送り届けています。

 

「気象衛星」も約3万6000キロ上空にあり、地球を一望できるところから広い地域の雲の動きや地上の温度などを観測するので、正確な天気予報が可能になったのです。

 

カーナビやスマホの道案内は、GPSなどの「測位衛星」が使われ、森林の様子や地上、海上の気温などを観測する「地球観測衛星」、宇宙から天体を観測する「科学衛星」、他国の様子を探る「スパイ衛星」など、様々な目的のものがあります。

 

宇宙のしくみを考えると、私たちが知らない事ばかりで、夢がどんどん広がっていきますね。サマーキャンプの夜に天体観測をした子どもたちにとっては、このワクワクドキドキ体験をきっかけにして、果てしない宇宙に興味を持ってくれるとうれしいですね。

 

お盆期間は、日本各地で大雨による被害が続きました。広大な宇宙の太陽系の中にあるのが地球です。地球環境についても、子どもたちと一緒に考えていかないといけませんね。

2021年

8月

15日

宇宙のしくみ⑤ お月様

サマーキャンプで天体観測をした夜は、ちょうど満月でした。天体望遠鏡で見た土星は、満月の左側にあるとのことでしたが、満月は、はっきりと肉眼で見えます。○○光年といった、はるか遠い場所に月があるのではなく、約38万キロの場所で、新幹線のぞみ号なら、53日で到着します。(普通に考えれば遠いですが・・・)

 

天体望遠鏡では、さらにはっきりと満月を見ることができました。小川げんきプラザの石井さんが「うさぎがいるから探してごらん」なんて言うものだから、子どもたちの妄想が膨らみます。「うさぎが、お餅をついて、おいしそうに食べている」と・・・(笑)

 

子どもたちが、うさぎに見えたのは、月に衝突した微惑星によってできたクレーターが表面にたくさんあるので、そう見えるです。そして、月面は真空です。音も聞こえないし、風も吹きません。地球のように空気があって、雲が雨を降らせることはなく、大気は宇宙空間へ逃げてしまったのでありません。

 

そのせいで、太陽光のあたるところは、温度が100℃以上になり、日かげでは-170℃ぐらいまでになります。温度差270℃なんて、地球では想像できませんね。

 

太陽のまわりを回る惑星が「地球」ですが、その地球のまわりを回る衛星が「月」です。月と地球は、お互いに引力によって引き合っています。潮の満ち引きは、月の引力によって起こります。月が誕生した約45億年前は、地球と月の距離は約2万4000キロでしたが、月は地球から年間3.8センチずつ遠ざかっているそうです。

 

1969年にアポロ11号で、人類が初めて月面に立ちました。その後1972年のアポロ17号以降、人が月に降り立つことはありません。宇宙開発が進んだ現代において、どうして50年も人は月に行かないのか?不思議に思いませんか。私もそう思っていました。

 

その理由は、2つあるようです。1つ目は、「金がかかる」ことです。アメリカのアポロ計画には、約50万人がかかわり、現在のお金に換算すると、60~90兆円に費用です。もちろん、現代の技術なら費用は抑えられるかもしれませんが、2つ目の理由として、「行く必要がない」からです。つまり、それだけの費用をかけても、見返りがな

いのです。かつては、アメリカとソ連が、宇宙開発を競っていた時代で、月に行くこと自体に価値があったのです。

 

今後は、国レベルではなく、民間レベルで「月旅行」という需要にシフトするかもしれませんね。そして、月に「宇宙ステーション」を作り、近い未来には、月移住という計画が進むようなら考えられるかもしれません。

 

でも、100℃から-170℃の環境です。かぐや姫も現実には住むことはできませんね。私は、「お月見」で、眺めるているだけで十分ですが・・・(笑)

2021年

8月

14日

宇宙のしくみ④ コペルニクス

今から500年ほど前までは、地球が宇宙の中心で、他の天体がそのまわりを回る「天動説」の考えが主流でした。地球のまわりを太陽が回っているという考えです。

 

ポーランドの天文学者「ニコラウス・コペルニクス」は、その宇宙観に疑問を持ち、太陽を中心に、地球や惑星がそのまわりを回る「地動説」を唱えた人物です。

 

コペルニクスは3つの大学で神学、医学、天文学などを学び、聖職者・医者の職につきます。フロムボルグという町では、教会の仕事のほか、財務の監督、侵略者に対する戦闘指揮など、行政官の仕事までこなしつつ、夜間は、聖堂の塔にのぼり、天体観測を行っていたそうです。まさに、マルチな天文学者ですね。

 

コペルニクスは、天体観測から、天動説では説明のつかない惑星の動きに気がついて、地動説の構想をまとめはしたものの、発表は控えていました。「どうだ!これが私の考えだ。凄いだろ・・・」といった性格ではなく、才能はあるけど、控えめな人だったのかもしれませんね。

 

しかし、口コミでコペルニクスの地動説は評判となり、周囲の強い勧めから発表を決意します。1543年、コペルニクスが70歳の時に地動説の論文をまとめまた『天球の回転』を発行したのです。そのできあがった本を手にして、コペルニクスは息を引き取ったともいわれています。

 

コペルニクスは、2000年近く信じられていた価値観を一変させました。後に、ドイツの哲学者カントは、このように、価値観を180度変えてしまうようなことを「コペルニクス的転回」と名付けています。

 

私が中学時代の「倫理・社会」の先生が、やたら、この「コペルニクス的転回」という言葉を使ったので、私も、よく使ったものです。ただし、些細な発見でも「コペルニクス的転回」と言っていたので、困ったものです。(笑)

 

宇宙のしくみの大きな転機となった「地動説」を唱えた人物「ニコラウス・コペルニクス」と「コペルニクス的転回」という言葉・・・覚えておきましょう。

2021年

8月

13日

宇宙のしくみ③ 太陽

お盆は、全国で大雨となってしまいました。さいたま市も朝からシトシトと雨が降り、久しぶりに冷房をかけないで過ごしています。

 

さて、今日は「太陽」についての話です。太陽系の惑星である地球は、太陽がなければ、私たち人間や生き物たちは生きていけませんね。

 

そもそも、太陽は、約46億年前に生まれたと言われてます。その時に、太陽にならなかった、余った物質が地球などの惑星になったようです。地球から1億4960万㎞も離れているのに、どうして、その光が地球に影響するのか・・・太陽は、ずっと燃え続けています。わかり易く言えば、太陽の中心部で核融合反応が起こり続けているのです。

 

このエネルギーの量が、半端ありません。1秒間に1京トン(1兆トンの1万倍)の石油を燃やした時に得られるエネルギーに相当します。よって、正確には、太陽は燃えているのではなく、エネルギーを熱と光として外へ放出しているのです。中心音度は1500万℃になっているとのことですが、ピンときませんね。

 

地球の平均気温は約15℃です。この温度は、太陽の熱によるもので、ちょうど人類が暮らせる暑さになっています。太陽が生まれた46億年前に比べて、現在は、約30%明るくなっていて、この後も1億年に1%ずつ明るくなると言われています。

 

ある研究によると、1.5億年後に太陽が1.5%明るくなると、地球の表面温度は67℃となり、海の生物や微生物しか生きられない状態になるそうです。もちろん、この頃には、人類の文明も想像できないくらい進んでいるでしょうから、宇宙船に乗って、宇宙への移住も当たり前になっているのかもしれませんね。

 

さて、46億年も燃え続けた太陽にも、寿命があるようです。もちろん、私たちや子どもたちや孫たちの世代には影響はありません。およそ55億年後、太陽の中心部の水素は使い果たされると考えられています。水素がなくなると、中心部での核融合は終わります。

 

この時、地球はどうなるのか・・・色々な説が考えられるようですが、55億年先のことなので、夢やロマンをはるかに逸脱していますね。

 

ともあれ、「太陽」のおかげで、私たちは生きていて、日本に住んでいるおかげで、四季を感じることができるのです。

2021年

8月

12日

宇宙のしくみ② 地球から星までの距離

サマーキャンプでは、子どもたちはプラネタリウムを体験したのですが、ここでも、小川げんきプラザの石井さんが解説をしてくれました。子どもたちは、ほとんど初めてのプラネタリウムだったのですが、大人の私は、過去に何十回も見ていたにもかかわらず、初めての「そうだ!」の発見がありました。

 

お恥ずかしいことに、よく考えれば当たり前のことです。夜空に見える星座は、地球からは同じような距離に輝いていると漠然と思っていた私・・・実は、夜空の星座は、見かけ上の形にすぎなくて、地球からの距離は、バラバラなのです。

 

誰もがよく見る「オリオン座」なら、3つ並ぶ真ん中の星が、地球から1977光年と一番遠くて、四角形の右上の星が252光年と一番近くにあります。1光年は、この世で一番速い「光」が1年間で進む距離です。

 

光の速さは、とてつもない数値です。約30万キロで、1秒間に地球を7周半まわる早さです。オリオン座では、最も遠い星と近い星の差が、1725光年もあるので、地球からは、並んだ7つの星が、実は、見せかけで、はるか離れた場所にあるというわけです。

 

夢がなくなってしまいますが、わし座のアルタイル(七夕のひこ星)は、地球から17光年の位置にあります。こと座のベガ(七夕のおりひめ星)は、25光年離れています。つまり、彦星と織姫の距離は8光年も離れているのです。1年に1度7月7日にだけ会うことが許された二人ですが、その距離は、光の速さでさえ8年もかかるのです。七夕物語は、理論的には、あり得ないのです。

 

夜空で、肉眼で目に見える最も遠い恒星(太陽のように自分で光を出している星)は、2200光年ほどの距離とされています。つまり、夜空の星は、今から2200年前に発した光を私たちが見ているという計算です。紀元前の光を見ていることになりますね。

 

天文学を専攻していた、小川げんきプラザの石井さんは、UFOも宇宙人も科学的には信じません。つまり、はるかかなたの宇宙に、地球と同じような生命体が住んでいたとしても、それが、地球よりも進んだ文明を持っていたとしても、そんな、とてつもない遠い場所から、地球にやって来ることなど不可能だろう・・・と。テレビで見る「UFO」も「宇宙人」も、仮に宇宙船に乗ってやってきたとしても、何百年、何千年前に、自分の星を飛び立ち、地球に偶然到着したなんて・・・可能性としては、ゼロに近いと石井さんは言います。

 

専門知識がある人は、意外に冷静に考えることができるのかもしれません。素人の私は、地球よりもはるかに進んだ文明を持つ星から、「UFO」でワープ(時間空間を超えて)して、「宇宙人」が地球にやってきたんだ。と夢とロマンを追いかけるのです。(笑)

2021年

8月

11日

宇宙のしくみ① 土星を見たぞ!

この夏のサマーキャンプは、天気に恵まれ、夜は天体観測をすることができました。宿泊した小川げんきプラザで、保育園ホワイトきゃんばすを担当していただいた、石井さんは、大学では天文学が専門だったそうです。そんな、石井さんの解説で、子どもたちは、天体観測を楽しみました。そして、天体望遠鏡からは、「土星」を見ることができたのです。

 

私たちが住む地球は、太陽系の中にあり、太陽のまわりをまわっています。太陽から近い順で並べると、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星となり、太陽から火星までは比較的密集していますが、それ以降は、どんどん離れていきます。

 

太陽から地球までは1億4960万キロです。何だかピンときませんね。時速300キロの新幹線のぞみ号で、太陽を目指すと60年かかる計算です。人間の平均寿命よりは短いですが、やっぱり果てしない距離ですね。

 

天体観測で見た「土星」は、さらに離れたところにあります。地球からは、12億7980万キロも離れています。肉眼では見えないわけです。新幹線に乗ったら、487年もかかってしまいます。

 

天体望遠鏡から見える「土星」に、子どもたちは大興奮でした。「わっ!があるよ」と、初めて見る土星に、どよめきます。この大きなリングは、一枚の板のように見えますが、無数の細かいリングの集まりで、リングはおもに氷の粒ででいています。

 

土星のリングは、小惑星や彗星などの衝突でできたという考えが有力だそうで、土星の近くを飛んでいた天体が、土星の引力で引き付けられ、土星に衝突して砕け散り、この大量のかけらが土星の赤道面に集まって環(わ)になったようです。

 

地球は、24時間かけて一回転しますが、土星は10時間と速いので、まん丸に近い地球と違い、遠心力で10%ほど南北につぶれた形です。

 

まぁ~子どもたちには、うんちくではなく、本や写真では見たことがある「わのある土星」が、天体望遠鏡越しに見えていることに、わくわくドキドキです。宇宙というとてつもない謎に、興味を持った子どもたちでした。

 

このお盆休みは、「宇宙のしくみ」を専門的ではなくて、誰でもわかるように紹介します。お楽しみに。

2021年

8月

10日

音楽家になれる可能性

今日は、お盆休み前の保育園です。屋上プールには、いつも子どもたちと遊んでくれる5歳&3歳の兄妹のパパがボランティアで活躍してくれました。大型水鉄砲持参です。この気合に、子どもたちも大盛り上がりです。ファームのスイカを食べて、氷遊びもして、しっかりとプール遊びを満喫しました。

 

さて、先日お笑いコンビのネタで、小学校の担任が、「将来の夢は?何になりたい?」という子どもたちの作文を読み上げます。「僕は、宇宙飛行士になりたいです。なぜなら・・・」を読むと、「○○君が宇宙飛行士になるには、もっと勉強して、体も丈夫じゃなくちゃいけないし、それより、なれる確率は、0.0001%よりも低いので、無理です」と言って、その作文を丸めてごみ箱に捨てます。次々と、子どもたちの夢を、論理的に確率的に分析して、ダメだしするネタです。

 

「子どもの夢を何だと思っているんだ!」と怒る人もいるでしょうが、親としては、子どもの夢を冷静に判断し、的確なアドバイスをすることも必要です。

 

私は、「駅ピアノ・空港ピアノ・街角ピアノ」の番組が大好きで、わずか15分の番組ですが、ピアノの音色だけでなく、ピアノを弾く人たちの人生観に共感します。自分ができないので、憧れの気持ちも大きいのかもしれません。先日、おやじ仲間の旅先で、中央本線「小淵沢駅」に駅ピアノがあり、それをおもむろに20代ぐらいの男性が、弾き始めました。「これ・・・テレビのまんまだ!」と感動した次第です。

 

ここで、身もふたもない現実の話です。「将来、音楽家になりたいから音楽系の学校に行く」と子どもが言い張った時に・・・もちろん、我が子の才能や熱意によって、親の判断は違ってきますが、数字ではこうなります。

 

令和2年春の音楽家の大学の卒業生は3516人だそうで、そのうち、音楽家就職者は226人だったそうです。音大卒業者で、音楽家になれるのは6.4%・・・つまり16人に1人です。音楽の先生は、ここには含まれません。

 

どうですか・・・私の感覚では、意外に高いような気がします。これが、30歳まで追跡して、音楽の仕事で食べていける人は?になると、1%ぐらいになってしまうのかもしれません。

 

こう考えると、「音楽家になりたい」の夢は、親としては、バックアップできるかもしれません。お金の問題は別として・・・(笑)

 

もちろん、保育園の子どもたちには、どんなことでも「がんばれば、きっとなれる!」と言っています。数字的根拠は、中学生くらいからかな?

2021年

8月

09日

他者への「尊敬」と自身の「誇り」

昨日は、2回目のコロナウイルスワクチン接種を行いました。私のまわりのほとんどの人が、2回目接種の後に発熱しています。現在、接種後14時間が経過しましたが、平熱をキープしています。このまま、穏やかに過ごしたいと思っています。(笑)

 

さて、東京オリンピックが閉幕しました。昨夜の閉会式も最初から最後まで、しっかりと見届けました。世界の人たちが、様々なメッセージを自分なりに受け止めているのでしょうが、子どもたちが登場すると、なぜか気持ちが晴れやかになりますね。明日の世界を担う子どもたちへ・・・そして、東京オリンピックのアスリートたちの姿を見て、「自分もオリンピックで活躍したい」という子どもたちの夢につながるとうれしですね。

 

日本は、過去最高の金メダルとメダル合計数を記録したのですが、今回は、メダルの数だけでなく、大会中に選手たちが発した言葉にも多くの感銘を受けました。

 

一方、SNSの言葉は、容赦なく選手たちへの誹謗中傷につながっていきました。選手個人が、自由にSNSをアップする昨今、アスリートたちのメンタルをもズタズタにします。

 

そんな中で、柔道の大野選手の言葉が心に響きます。柔道は個人では金メダルラッシュで、混合団体では、圧勝の金メダルを期待されていた日本が、フランスに惨敗します。しかも、主将の大野選手の登場する前に、勝負が決してしまったのです。

 

大野選手は、まず勝者のフランスを「尊敬します」と讃え、さらに日本チームを「誇りに思います」と、無念と悔しさをぐっとこらえて、静かに語りました。

 

コロナ禍の東京五輪では、選手たちのメッセージの多くが、「オリンピックを開催していただいたことに感謝します」と語ります。そして、テレビで観戦する私たちは、そんなアスリートたちに「ありがとう」と素直に思う東京オリンピックだったと思います。

 

「尊敬」「誇り」「感謝」そして「ありがとう」・・・なんだか、私たち人間が、他の人たちと一緒に生きていくうえで、一番大切なことを教えてもらったような気がします。

 

世界に「ARIGATO」が、広がっていくことを祈りたいですね。

2021年

8月

08日

自尊心を満たす

昨夜の侍ジャパンの金メダルは、テレビで観戦する私たちも、ずっと緊張する展開でした。5戦全勝で金メダルを獲得したのに、すべての試合が接戦となり、楽な試合は一度もありませんでした。プロの選手たちが、金メダルしか許されないというプレッシャーの中で、チームワークで勝利する姿は、感動しかありません。稲葉監督の選手たちを信頼する姿勢も胸を打ちます。

 

13年ぶりの開催となったソフトボールと野球の両方で金メダルを獲得できたことで、子どもたちの夢に火がつくとうれしいですね。

 

さて、人間の習性をこんな言葉で表わした人がいます。「すべての人が他人に何かを求めている。誰もが相手に好意を求め、自分を受け入れて認めてほしいと思っている」

 

人間心理や習性の本質を提示しているといえますが、一人一人の性格は違っており、なかなか人間の習性を理解するのは難しいのでは・・・その疑問に「人間の習性はやっかいなものではなく、むしろ理にかなったものである。あなたはそれを知ると安心するに違いない」とも言います。

 

エンジンの修理をする職人が、そのエンジンのことをよく理解している場合とそうでない場合とでは、前者は自信にあふれ、後者は自信がなさそうな振る舞いとなり、この原理は何を扱うときにも当てはまると言います。

 

つまり、自尊心が満たされていない人は、他人に寛容な態度を取ることが難しく摩擦やトラブルを頻発させるのです。

 

私は、今まで、自尊心が高すぎると、相手を見下してしまって、人間関係がうまくいかないと思っていました。しかし、オリンピックのアスリートを見ていると、自尊心が満たされているからこそ、負けた相手へのリスペクトを素直に表現できるのだと確信しました。

 

「人間関係の極意とは、お互いの自尊心を満たすようなやり方で相手とかかわることだ。これこそが人とかかわって本当の成功と幸福を手に入れる唯一の方法である」と言います。

 

自尊心をしっかりと持つことが、コミュニケーションやリーダーシップには、大切であることをあらためて認識しました。

2021年

8月

07日

学校の自律性

関東地方には、台風が接近していますが、午前中は晴れ間もあって、屋上プールを楽しみました。スイカ割り&スイカ食べ放題です。食べ放題といっても、ファームで収穫した小玉スイカ2個分です。いつものことですが、赤い部分がなくなるまで、食べ尽くす園児がいます。「今日は屋上で楽しいことをやるよ~」と話すと、「スイカ割りでしょう」とすぐに当ててしまった6歳女の子・・・「だって、夏といえばスイカでしょ・・・」なんて言ってます。(笑)

 

さて、来年度から、特例で授業時間の配分が学校の裁量で決められるようになるそうです。ある教科の時間を減らし、その分を他の教科で上乗せができるようになります。捻出した時間で、教科の枠を超えた探究学習を行うこともできるのです。

 

教科課程のどこに重点を置くかは各学校によって違うので、一定水準の堅持を条件に、裁量権が学校に与えられるようになります。何事にも、中央集権的な日本の教育制度の中では、一歩前進ですね。

 

もともと、日本の学校の自律性は高くありません。教員人事の面で、それは際立っています。例えば、自校の教員の採用権を持つ学校は12%で、教員の初任給を決められる学校は5%しかありません。公立校は、教育委員会の管理の下で決められます。初任給は、22歳の新卒も30歳の中途採用も、スタートは一緒なのです。

 

これが、自律性が世界で一番高いオランダでは、教員の採用権も、初任給を決められる学校もほぼ100%です。オランダでは、教員の多くがパート雇用というのもあるようですが、行政と各学校のパワーバランスが大きく違いますね。

 

うちの学校や地域に関心がある人、○○分野に秀でた人など、求める教員象は学校によって異なるので、その学校に決定権を持たせるという、理にかなったやり方です。

 

日本のように、県などの自治体が任命し、同一給与で各学校に割り振る仕方だけでは、優秀な人材の採用も容易ではありません。これからは、授業内容だけでなく、多くの分野で各学校の裁量が認められるように変えていく必要があります。

 

スーパーマーケットで買い物をする場合だって、全国チェーン店では、セントラルバイヤー主導の商品構成で、どこの店も同じという印象が強いですね。やはり、お客様が「わくわくどきどき」するような買い物をしてもらうには、店ごとに裁量権を与えて、オリジナリティのある店舗作りが求められます。私も、そんな個性的な店で買い物をしたいですね。

2021年

8月

06日

頑張っている「聞こえない音」

今日の体操教室で、鉄棒の逆上がりに成功した6歳男の子は、「よっしゃー!」と大きな声を張り上げて、頑張った自分を鼓舞します。一方、同じように逆上がりに成功した6歳女の子は、声を上げることはありません。たぶん、心の中で「やった!」と思ったのでしょう。

 

オリンピックの競技では、金メダルを取った選手が喜びの声を上げて、負けた選手は、悔し涙の声を上げます。これらは、すべて「頑張っている音」です。学校でもたくさん聞こえてきます。「おはよう」「こんにちは」「さようなら」などのあいさつの声、授業では教科書を読む声、活発に発表する声、グループで話し合う声、音楽の歌声・・・まだまだたくさんありますが、これらは「聞こえる音」です。

 

一方、「頑張っている音」の中には、「聞こえない音」もあります。例えば・・・教室で一人一人が読書をしている読書タイム。授業中に一人一人が集中して考えている時もそうですね。時々、紙をめくったり鉛筆で文字を書いたりする音が、かすかに響きます。

 

どうですか・・・「頑張っている音」には、見なくてもわかる「聞こえる音」の他にも、一人一人が声を出さずに集中している時の「聞こえない音」だってあるのです。

 

オリンピックで、「聞こえない音」を探してみませんか。競技に入る前の集中する心の声は、選手たちにとっては、頑張っているけど「聞こえない音」ですね。

 

私たちは、耳にすることができる「聞こええる音」に、注目してしまいますが、「聞こえない音」を意識したことはあまりないですね。少し、視点を変えてみて「聞こえない音」に出合う楽しみを感じてみませんか。

2021年

8月

05日

「とん・こね・ジュ―」親子で料理

今日も暑いですね。屋上プールでは、昨日のスイカ割りに続いて、今日は、「氷遊び」をしました。クラッシュ氷を発泡スチロールの箱いっぱいに用意します。年長園児は、透明カップに氷を入れて、「かき氷屋さん」を演出していました。味は、ブルーハワイにイチゴ、メロン味があるようです。3歳女の子のパパママがボランティアで参加してもらい、今日も屋上プールは楽しい時間となりました。

 

さて、ホワイトきゃんばすでは、ファームの野菜を子どもたちがお土産に持って帰ることが多いので、ママと一緒に料理をする園児が多くいます。3月から始めた、食育の「わくわく教室」では、年長園児がおにぎりを作る体験をするので、おうちで、「おかかのおにぎり・・・私が作るわ!」というのが当たり前になってきました。

 

子どもが料理に興味を持ち始めたら、親子で一緒に料理を楽しむことは、親子のコミュニケーションアップと子どもの成長につながりますね。

 

5歳の女の子のママは「娘は卵を割るのが好き。時々手伝わせるようにしていたら、次第に力加減やコツをつかみ、一人で上手に割れるようになった。娘に料理の全てを任せるのはまだ難しいけれど、いつか一人で料理を作れるようになるかな」と言います。

 

親子料理教室の講師を務める東京ガス食情報センターの太田さんは「料理は五感を使った体験ができる。安全や衛生についても学べる。ぜひ親子で挑戦してほしい」と勧めます。

 

太田さんの話では、子どもは、切る・混ぜる・焼くといった作業をやりたがるそうです。「とん・こね・ジュ―」とは、とんとん切る、こねる、ジュージュー焼くの略で、食材を切る音や、手で混ぜる感触、焼いた匂いなど五感で感じる楽しさがあり、例えば、ハンバーグやギョウザ、オムレツ・・・ホットケーキやクッキーなどのお菓子作りもいいそうです。

 

リスクとリターンは裏腹ですので、子どもの安全をしっかりと見守りながら、成長というリターンを伸ばしたいですね。

 

保育園ママからよく、「子どもにさせたいけど、食材をバラバラにして、時間が倍かかり、イライラしてしまう」なんていう話を聞きます。理想と現実というところですね。そこで、子どもの要求に毎回答えるのは難しいとしても、余裕のある日だけでも、手伝わせて欲しいと太田さんは言います。

 

私も子どもの頃に、母から果物の皮をむく担当を任されて、リンゴや梨に柿と何個も皮むきを任されました。小学生の頃、男子の中では、果物の皮むきはピカイチとなっていました。(笑)

 

 

子どもの料理の手伝いは、調理だけでなく、箸を並べる、料理を運ぶ、盛りつける、といった作業もあります。うまくいかなくても、子どもに「ありがとう!」と伝えて、体験を重ねて欲しいですね。

2021年

8月

04日

将来働くこと「楽しみ」

今日のプールは、「スイカ割り」をしました。もちろん、ファームで収穫したスイカです。小玉スイカなので、3つ並べて「まっすぐ・・・右・・・左・・・そこだ!叩け!」といった感じで、目隠しをした子どもたちが、スイカ割りを楽しみました。

 

小さい園児は、目隠しなしですが、力が弱いので、ヒットしてもスイカは割れません。結局、スイカは、子どもたちに割られることなく無事でした。そして、子どもたちの楽しみは、スイカを食べることです。包丁で割って、おいしくいただきました。おかわりもできて、スイカの種は、ペッと吐き出してモグモグ・・・かなり贅沢な屋上プールとなったのです。

 

さて、民間企業で24年間勤務したおやじ園長は、保育園では、仕事の話や「働くことは楽しいんだよ~」と、よく子どもたちに話をしています。子どもたちには、大人になって役に立つ人間になってもらいたいので、「自分で考えて自分で答えを出せる」アプローチにこだわっています。

 

就職情報誌「アイデム」の調査によると、親の働く姿を見たことがある子どもは、そうでない子どもと比べて、将来働くことを楽しみにしている割合が高いことがわかったそうです。

 

コロナ禍で、リモートとはいえ、親の働く姿を見たことがある子どもが増えていることも、ここ1、2年の傾向です。将来働くことを楽しみに感じているかと子どもに尋ねたところ、「どちらかと言えば」も含めて「楽しみ」と回答したのは69.7%になったそうです。

 

親の働く姿を見たことがある子どもは、父親の姿では6.9ポイント、母親の姿では11.6ポイントも、それぞれ「見たことはない」子どもと比べて「楽しみ」の回答が上回っています。

 

調査担当者は、「コロナ禍で在宅勤務の導入が進み、親の働く姿を目にする機会が増えた。一番身近な大人である親の働く姿を見て、子どものキャリア観が育成される可能性が高い」と分析します。親の仕事を見て、「家族のためにお金を稼ぐことは大変なんだと思った」と答えた子は、76.4%と最も多かったそうです。

 

子どもにとって、「働くこと」は、お金を稼ぐこと・・・からスタートするのでしょうが、それだけではない、様々な考えや、「楽しく仕事をするにはどうする?」と、仕事にかかわる親子の会話をたくさんしてほしいですね。

2021年

8月

03日

五輪から学ぶ子どもたち

今日の寺子屋は、オリンピックについて、クイズ形式で子どもたちとおしゃべりです。年長・年中園児には「オリンピックって何?どんなことを思い浮かべる?」を聞いてみると、5歳年中の男の子が「火をつける・・・」と答えました。どうやら、聖火リレーと開会式での最終ランナー大坂なおみ選手をイメージしたようです。着眼点がいいですね。

 

競技については、パパママと一緒にテレビを見ているだけあって、野球・ソフトボール・サッカー・テニス・卓球・・・とポンポン出てきます。「相撲」という園児もいて、笑いをとっていました。(笑)

 

年少園児には、一人一人金メダルを首から掛けてあげると、大喜びの園児もいれば、照れてしまう子も・・・「運動会では、みんな頑張って金メダルがもらえるといいな~」と子どもたちには話をしています。

 

さて、茨城県鹿嶋市のカシマサッカースタジアムで行われたオリンピックのサッカー日本代表の試合を会場で観戦した市立三笠小学校の児童たちは「言葉で表せないくらい迫力があった」「日本での五輪は一生に一度かも。見られて良かった」と興奮した様子で話しをします。

 

鹿嶋市では、トップ選手を学校に招いてスポーツに親しみ、出場国のことを調べる学習に取り組んできたそうです。スタジアムでの観戦は、これまでの学習のまとめで、「全力を尽くす選手の姿勢に児童は感動しており、今後、困難なことにぶつかった場面で生きてくるのではないか」と、校長先生は振り返ります。

 

しかし、会場での観戦は、茨城・宮城・静岡・の学校にとどまり、ほとんどの会場は無観客となりました。それでも、東京都八王子市横山第一小学校では、夏休み中に、各教室の大型モニターなどで観戦し、「オリンピック登校日」として、五輪の歴史や基礎知識を学んだそうです。

 

夏休みの自由課題を「オリンピックのテレビ観戦で感じたこと」として、子どもたちに作文や絵画で表現してもらう学校もあるようです。

 

どうですか・・・単純に「メダル取ったぞ!」で、テレビを前に、おうちで子どもたちと声援を送ることだって、我が子には素敵な機会となります。この夏、全国の小学校での自由課題は、やっぱり、東京オリンピックを取り上げるのが多くなりそうですね。

2021年

8月

02日

話し方は落語家に学ぶ

今週も、保育園はプール遊びで盛り上がっています。主に小学生・年長、年中園児が泳ぎの練習をしたり、ジャンプ飛び込みを楽しんでいる、大きいプールに、今日は2歳児の園児が2名遊んでいます。水の中を平気でもぐっています。頼もしい限りです。

 

さて、教育界では落語への注目度が高まっています。教員志望の学生らに、落語家を講師にして、話し方を教える動きがあります。東京理科大学では、落語家の三遊亭楽生さんを講師に、「授業実践力育成講座」を開いています。

 

洋服姿で学生の前に立った楽生さんは、人前で話をする際には、話を構成する力と発信する力が問われるとしたうえで、構成力については、「ゴールを見て話すとよい」と助言します。スピーチなどの際は、最後に離したいことを決めておき、最初はあえて別の話題から入って、聞き手を飽きさせないようにするといった手法を紹介します。

 

また、発信力に関しては、無駄な言葉・発声を省くことや、「あれ」「これ」「それ」といった指示語を避け、「えー」などの意味のない発言は、「本人が話した気になるだけ」などと説明します。指示語は、聞き手が何を指しているのか分かりづらくなることから「減らすと話がクリアになる」と言います。

 

私も、仕事上、保護者や子どもたちの前で、挨拶やスピーチをする機会が多いのですが、以前、クリスマス発表でのMCの動画を見ると、最初に「あの」と言ってから話し始める癖があることがわかりました。無意識のうちに言っていたのです。

 

楽生さんは、話の構成力を磨くうえで、日刊紙の1面のコラムが参考になると言います。朝日新聞なら「天声人語」ですね。私も、朝刊で必ず目を通すのがコラム欄です。限られた文字数で、絶妙の文章がそこにあります。新聞社の「ものを書くエース」が、コラムを担当します。

 

私がサラリーマン時代に、出張帰りで神戸から最終の飛行機で羽田へ帰ることがよくありました。(特割で新幹線よりも安かったので・・・)夜景を眺めながら、ヘッドホンでよく落語を聞いていました。「どうしたら、こんなに人を引き込む話ができるのか?」と思いながら、話に引き込まれていました。話のプロに学ぶことは、本当に多いですね。

2021年

8月

01日

相手の喜びを自分の喜びに変える力

連日、オリンピックのテレビ映像に釘付けです。何度見ても興奮するシーンもあれば、選手の悔しさもまた絵になります。金メダルを獲得する選手は1人だけです。敗者の数がはるかに多いのです。ドラマですね。

 

オリンピック放送の合間に、保育園の7月のDVDがアップしました。屋上ファームの夏野菜収穫や、雷雨で凄いことになったナイトツアー、そしてプール開きと、子どもたちの笑顔に、あーだこーだ独りごとを言いながら笑っていました。

 

さて、今日は仕事を楽しむ、仕事で成長するモチベーションの話です。よく「誰かの喜ぶことがしたい」や、サービス業であれば「お客様の喜ぶ顔が見たい」といった話をよく聞きますね。仕事のモチベーションとして、崇高なものとされています。

 

しかし、「相手が喜ぶ」以外にモチベーションを見つけるには、かなりの創造力が求められます。

 

そうだ・・・オリンピックの選手からヒントを得ました。メダルを獲得した選手が満面の笑みで喜ぶのは、よく見られるシーンですが、チームメイトや指導者、関係者が、メダルを獲得した選手以上に喜ぶ姿をたくさん見ました。

 

これです!「相手のことを相手以上に喜ぶ才能」・・・これがあれば、けっこう仕事がうまくいくような気がします。「この人は、私の成功を心から喜んでくれている」と思われれば、コミュニケーションもバッチリですね。

 

どうですか・・・あなたには「相手の喜びを自分の喜びに変える才能」ありますか。今からでもおそくありません。相手の成功を喜ぶ気持ち・・・少し意識してみませんか。

2021年

7月

31日

ヘンリー五世

今日は三橋公園に、小学生を連れて行ったのですが、セミの抜け殻があらゆる木にありました。過去のナイトツアーで、夜の三橋公園で、セミの羽化を観察しました。約5年間地中で暮らしたセミの幼虫が、木を登り、柳の葉につかまって羽化します。最初は、真っ白なセミで、とても神秘的です。約2週間のはかない命なのです。

 

さて、今から9年前のロンドンオリンピックの開会式では、一人の紳士が馬車から降り立ち、おもむろにシェークスピアの一節を語ります。今日は、シェークスピアの「ヘンリー五世」の話です。

 

イングランド王ヘンリー五世が、フランスに攻め込んだ「アジンコートの戦い」を描いた戯曲です。圧倒的な数のフランス軍に対してイギリス兵は5分の1.当然、恐怖に包まれる兵士もいます。その無謀な戦いの最大の見せ場は、戦に赴く際に、国王が兵士を鼓舞する「語り」です。

 

「戦うものが少なければ少ないほど、名誉の分け前は多くなる。今日、クリスピアンの祝日は、未来永劫、語り継がれる。我々は兄弟の一団だ」この言葉に勢いを得たイギリス軍は勝利します。

 

そして、今、東京五輪2020で、日本選手の特に団体やペアでの活躍が目立っていますね。これには、選手個々のたゆまぬ努力の結果であることは言うまでもありませんが、戦いを前にして、リーダーである監督やコーチが、どんな言葉で、選手たちを鼓舞したか、大いに気になるところです。

 

人を動かす一番の原動力は、行動の意味や価値、いわゆる大儀を示し、一人一人の心に強く確かなものを描けるかどうか・・・にかかっています。

 

まだまだ、東京五輪2020の競技は続きますが、選手の活躍の陰にある、監督・コーチ・リーダー選手の言葉に注目してみませんか。きっと、私たちの日常においてのリーダーの資質や組織の在り方の参考になるかもしれません。

2021年

7月

30日

ほめてしかって子は育つ

保育園ママからは、子育ての悩みの相談を受けることがよくあります。ホワイトきゃんばすの職員は、全員子育て経験者ですので、自分の経験もありますが、実際は、保育園で預かった数百人の子どもたちやそのママたちの子育ての情報が活かされます。

 

今から30年以上前に、埼玉県与野市(今はさいたま市)にある鈴谷小学校のPTAが発行していた「子育てシリーズ」の内容を当時の教頭先生が、一冊の本にまとめました。これが「ほめてしかって子は育つ」です。目次はこうなっています。

 

「うちの子なんか、ほめるところなんか、なんにもないわ」

「くだらない本ばかり読んでないで、勉強でもしたらどうなの」

「お父さん、お母さん、ぼくをもっとかわいがって」

「わが子を非行少年にする十章」

 

なんだか、目次を見ただけでも、ドキッとして、言いたい内容が想像できますね。この本は、子どもをよりよく育てるために「正しくほめることと、正しくしかること」の重要性とそのタイミングやポイントを説いています。

 

もう30年以上前の内容ですが、子育ての悩みの根底には、今も昔も変わらないものがあります。そうです。子育てに完璧なんてありません。親の思い通りにいかない事の方が多いのだから、イライラするよりも、1つでもうまく言ったら「おぉ~できたぞ!」と喜べばいいのです。

 

保育園の保護者には、「子どもたちへは、自分の思い通りにいかないことをたくさん経験してもらいたい。その経験が成長につながる」と何度も言っていますが、親だって、自分の思い通りにいかない子育てを経験して、「もう、完璧なんて・・・やめた!」と肩の力を抜けばいいのです。

 

それから、一人で悩んでもダメですよ。まわりに相談すれば、きっと良い方法が出てきます。一人の知恵には限界があるので、まわりを巻き込む力も大事ですね。

2021年

7月

29日

選手村の食事

今日は、初めてプールボランティアに参加するママが活躍してくれました。ママのキャラクターがウエルカムなので、子どもたちは、どんどん水攻めを仕掛けます。それでも、ボランティアママは、笑顔で子どもたちの相手をしてくれました。うれしいですね。

 

さて、連日のメダルラッシュの日本選手団ですが、今回の東京五輪・パラリンピックは「食」も重要テーマとしていました。

 

海外からの観光客に、日本の食文化を幅広く発信することです。それができなくなった今、少なくとも選手村で各国のアスリートや関係者に日本の食をアピールできればうれしいですね。

 

1964年の東京五輪は、調理技術の向上、冷凍食品の普及など、日本の食生活に大きな影響を与えました。鉄板焼きやカップ酒といった新しい「食」も生まれました。しかし、今回は成熟した日本の食文化の発信が目標となります。

 

2020東京五輪の選手村の「メインダイニング」は、一日最大4万5000食を提供するそうです。4つのコーナーがあるそうで、「日本(和食)」「ハラル(イスラム教の戒律に沿う料理)」「ベジタリアン」「ピザ・パスタ」に、約700種類のメニューをそろえているそうです。

 

日本の食文化をアピールする「カジュアルダイニング」では、たこ焼きやおにぎり、公募で決まったユニークなそうめんやおでんなども提供されているそうです。大会組織委員会は「多様な食事で、日本の食文化に触れてもらいたい」と考えています。

 

選手たちの一番の目標は、競技でのメダル獲得ですが、選手村での食事を楽しむアスリートたちもたくさんいることでしょうね。

 

オリンピックでは、選手たちの活躍に私たちは釘付けとなりますが、東京五輪・パラリンピックが終わって、一段落してから、日本の食文化がどのような形で、海外へ伝わっていくのか、注目したいですね。

2021年

7月

28日

13年ぶりの金メダル

昨日は台風の影響でプールができなかったので、今日のプールは、いつも以上に水しぶきが上がります。大きいプールへ助走しての飛び込み大会に、2歳児の園児が2名参戦しました。小学生・年長年中園児に負けない凄い勇気です。

 

さて、昨日はテレビに釘付けだった人が多かったと思います。ソフトボール決勝「日本対アメリカ」の試合が午後8時に始まると、私もアルコール抜きで、正座して応援していました。北京五輪の上野投手は「上野の413球」と呼ばれる熱投で、豪速球をビシバシ投げ込んでいましたが、今回は、様々な変化球やチェンジアップなど熟練の投球でした。そして、東京五輪では、上野投手一人ではなく全員で勝ち取った金メダルという印象が強かったですね。

 

金メダルを獲得した日本の選手たちだけでなく、銀に終わったアメリカの選手たちにも「感動をありがとう!」と素直な気持ちになりました。この試合には、応援する人、様々な思いが詰まっていますね。

 

北京大会に続いて、2連覇を達成した日本ですが、13年ぶりというのは、北京大会を最後にソフトボールがオリンピック競技から外されてしまったのです。上野投手は目標を失います。アメリカのオスターマンとアボットの2大エースも現役引退や代表辞退など、ソフトボールから身を引いたのです。しかし、東京五輪で、ソフトボールがオリンピック競技に復活すると、二人のエースは、再びマウンドに戻るのです。

 

13年経っても、日本にはエースの上野投手とキャプテンの山田選手がいて、アメリカには、アボットとオスターマンがいるなんて、世代交代が進んでいないじゃないか・・・なんていう人は、大きな間違いです。若い選手が育っているだけでなく、13年の重みを知る選手も活躍したというのが、この試合の凄さなのです。

 

今回大活躍だった20歳の後藤投手は、トヨタ自動車の選手で、チームの大先輩アボット投手に、投球術を教えてもらっているのです。アボット投手は、金メダルを逃して悔しいでしょうが、後藤の活躍には、嬉しい気持ちになったことでしょう。

 

宇津木麗華監督がインタビューで何度も「感謝の気持ちでいっぱい!」とコメントします。言葉は悪いですが、この飾らない、泥くさい人のために、「力になりたい」と上野投手は、東京五輪を戦う意味を見いだしたと言われています。

 

まだまだ語ればきりがありませんが、しばらくは、13年ぶりの金メダルに浸っていたいですね。心から「おめでとう!ありがとう!」です。

2021年

7月

27日

ポストイット

連日のオリンピックハイライトをパパママと一緒に見ている園児もあって、朝スッキリと起きられない子どもも多くなってきました。でも、日本のアスリートが金メダルを獲得する場面を見ることも貴重な経験だと考えると、これも仕方ないですね。昨日は、日本卓球界初の金メダルを獲得した、水谷&伊藤コンビに、おめでとう!大アッパレ!です。

 

さて、今日は「ポスト・イット」の話です。ポスト・イットの発明者であるアメリカのスペンサー・シルバーさんが亡くなりました。享年80歳です。この年齢からもわかるように、ポスト・イットが発明されて実用化に至ったのは今から50年ほど前だそうです。日本で初めて発売されたのは昭和56年というので、まだ40年前です。意外と、その歴史は浅いですね。私も、ポスト・イットを幅広く活用させてもらっています。

 

シルバーさんは、最初、航空機の製造に使えるほど強力な接着剤の開発を目指していたところ、逆に接着力がとても弱い接着剤を作り出してしまったのです。これが本のしおりにつながり、世界中に広がる大ヒットとなったのです。

 

つまり、シルバーさんは、大失敗したのです。しかし、この話のように失敗や偶然から大発明が生まれることは多いですね。水谷&伊藤ペアは、失敗を恐れないで常に攻め続けた結果が金メダルでした。

 

最近の世の中は、過度に失敗を恐れる風潮になり、周囲の目を気にしたり、他人の評価に敏感になっているような気がします。子どもたちに対してもそうです。

 

ベタな言い方ですが、子どもたちは、失敗と成功と、また挫折の経験を繰り返すことで、現実社会での対応力や適応力を身に付けていくのです。

 

私たち大人は、もっと子どもたちに対して、失敗やトラブルを受け入れるおおらな心を持たないといけませんね。

2021年

7月

26日

自然体験多いほど「探究力」が強い子に

連休明けの保育園・・・ママが熱が出て休む園児もありましたが、みな元気に登園してきました。そして、昨日までサマーキャンプを行った年長園児6名も全員元気に登園しました。6人全員が、顔に何か書いてあるような・・・自信に満ちた顔です。

 

連絡ノートのママのコメントも熱かったです。2ページにわたって、びっしりと記された母の思いもありました。園児の性格も色々ですので、何も聞かなくても、サマーキャンプのワンシーン、ワンシーンを細かく話す子もあれば、口数少なめに「楽しかった!」と語る子もいます。親としては、根掘り葉掘り質問攻めにしたいところでしょうが、「子どもが絞り出すように、言葉が出てくるまでは、どうした?どうした?と聞かないで」とママたちにはお願いしています。

 

本日サマーキャンプのDVDが完成したので、親子でじっくりと観てもらいたいですね。子どもたちの頑張る姿に、パパママ全員が涙することでしょう。(本当です)

 

さて、青少年独立行政法人の青少年教育振興機構(長いですね・・・)が調査した結果、自然体験や文化芸術体験、家事の手伝いの体験が多い子どもは、「探究力」が身についているという調査結果をまとめました。

 

小中高校生約3万人を対象に、「新聞やテレビ、インターネットでその日のニュースを読んだり見たりする」「自分の思ったことははっきりと言う」「わからないことは、そのままにしないで調べる」など、16項目の合計点を出します。

 

その結果、「川や海で泳いだこと」などの自然体験、「文化芸術にかかわる作品を作ったり、演じたりする」などの文化芸術体験、「食器をそろえたり、片付けたりする」といった手伝い体験のいずれについても、体験が多い子どもが高得点となり探究心が高いという結果となりました。

 

今回のサマーキャンプで言えば、川遊びも、足の届かないところで泳ぐ・高い岩から飛び込む・生き物採集をする・焼きマシュマロをする。その他、夕日を満喫・天体望遠鏡で土星を見る・紙すき体験をする・・・こんな体験をすれば、子どもたちの探求心が強くなるに決まっていますね。

 

子どもたちに、自然体験や芸術体験や家事の手伝いをさせるかどうかは、親次第です。多くの体験をさせたいですね。その体験を通じて、子どもたちに考えさせることも大切です。

2021年

7月

25日

サマーキャンプ2日目

「6時起床!」子どもたちは、全員スッキリと目を覚ましました。いつもは、8時くらいまで家で寝ている女の子は、「私も6時に起きられるわ!」なんて言ってます。まだ先ですが、小学生に向けての生活習慣も身に付けないと。

 

朝から快晴に恵まれました。朝食前に、裏山にあたる「金勝山」の登山を頑張ります。小川げんきプラザは、この金勝山の中にあります。子どもたちは、睡眠十分ですので、元気に山道を歩きます。いい運動をして、お腹もペコペコ・・・朝ごはんです。

 

朝食が終わると、部屋をしっかりと掃除して、お世話になった職員に「ありがとうございました!」とご挨拶をして、退所します。

 

東秩父村にある「紙すきの里」で、子どもたちは紙すき体験です。花や草を使って、世界に一つだけの和紙のタペストリーを作ります。木の皮から和紙ができることなど、子どもたちにとっては、不思議で創作意欲が高まる体験となりました。

 

和紙文化を守る若者の話が聞けました。紙すきの説明をしてくれた方が若い男性だったのですが、細川紙がユネスコ無形文化遺産になっても、後継者不足が現状だそうで、自分が生まれ育ったこの場所で何ができるか。出した答えが、和紙つくりを継承することでした。

 

そして、昨日、川で見つけた石に、絵を描きます。ママの顔を描いた女の子・・・何よりも素晴らしいママへのプレゼントになることでしょう。

 

こうして、2日間のサマーキャンプが終了しました。天気にも恵まれて、計画していたこと以上のことを子どもたちは体験できました。明日からの子どもたちの行動が、また一つ成長につながっていくことをしっかりと見守っていきます。

 

そして、子どもたちを冒険の旅に送り出してくれた、保護者の皆様に感謝します。ありがとうございました。

2021年

7月

24日

サマーキャンプ初日

 

令和3年度のサマーキャンプは、珍しく快晴の天気でスタートしました。珍しくというのは、ここ数年、台風・大雨の中でのサマーキャンプが続いていたのです。昨年は、濁流だった嵐山渓谷・・・今年は最高の川遊びとなりました。

 

石の上から深い川へ「ジャンプ!」6人全員がクリアーしました。1人が成功させると、子どもたちの意地が背中を押します。全員ライフジャケットを着ているので、浮かぶのですが、足が届かないことが、子どもたちの恐怖心をあおります。園長が、すぐに手を引いて、浅いところまで移動し、「やった!よくできたね!」とエールを送りと、どんどん川遊びが過激になっていきます。

 

ボート遊びを楽しんだ後は、ライフジャケットだけで、ざっと20メートル川に流されます。子どもたちは、冒険気分を楽しみながら最高の川遊びをしました。ママのおにぎりを食べ、小枝を拾って、焼きマシュマロも楽しみました。

 

宿泊する小川げんきプラザに到着すると、オリエンテーションです。げんきプラザの職員の説明をしっかりと聞く子どもたち・・・「いよいよパパママと離れて泊まるんだ」という気持ちが現実となります。

 

ここからも楽しい時間は止まりません。プラネタリウムは、園児向けのプログラムを満喫します。ヤドカリくんが主人で、大人が見ても感動の内容でした。夕食、お風呂も子どもたちの楽しみの一つです。

 

そして、花火大会です。花火を初めて経験した男の子は、火が怖くてへっぴり腰です。でも、この経験も彼を強くします。

 

最後に、素晴らしい時間が待っていました。天体観測です。指導員は、大学時代に天体を専門にしていたそうで、とてもわかりやすい解説です。何を子どもたちが見たかというと、「土星」です。土星の輪がはっきりと見えました。これには、引率の先生が大騒ぎです。子どもたちも、土星のことは知っていたので、「輪がある~!」と興奮気味です。そして、満月をじっくりと観察しました。「ウサギの耳があった」と女の子が言うと、「お餅を食べていた!」と楽しい会話が続きました。

 

今日は、どんだけ楽しいことが詰まっていたのか・・・午後9時には、子どもたちは夢の中です。

2021年

7月

23日

東京2020オリンピック開会式

開会式前の試合では、日本チームが勝利を重ねていますね。私が注目するソフトボールでは、メキシコに延長戦タイブレークからのサヨナラ勝ちです。39歳の誕生日に連投した上野投手に早くも感動を覚えます。男子サッカーも初戦を勝利しました。競技が始まると、テレビでの応援となりますが、力が入りますね。

 

そして、本日いよいよ東京オリンピックの開会式が行われました。もちろん、異例の開会式で、「お祭りムード」にはなりません。しかし、じっと、見入ってしまいました。「まさか、ミュンヘンオリンピックの演出を使うとは・・・」とつぶやき、各国の入場行進では、「この国知らないなぁ~保育園の子どもたちと、地球儀を見ながら勉強できるなぁ~」と思い、最後の入場となった、日本選手団の選手たちに笑顔がたくさん見られて、やっぱりうれしくなりました。

 

橋本聖子会長がメッセージの途中で、目頭が熱くしたシーンも、今回のオリンピック開会にあたっての思いがどれだけ重かったか…素直に受け止めることにします。

 

国立競技場の上空に地球が浮かび上がった時には、「どうやってやったの?」と頭をグルグル回転させます。(笑)ドローンの演出にビックリです。

 

開会式には、多くの子どもたちや高校生ら若者が参加しました。未来を担う若者たちは、まさにオリンピックの象徴ですね。

 

そして、最後の聖火ランナーは、大坂なおみさんでしたね。たぶん、当てた人が多かったかもしれません。テニスのプレーヤーであるだけでなく、スポーツを通じて、ここ数年、多くの影響を世界に与えた女性です。

 

結局、最初から最後まで見てしまいました。「アスリートとして何ができるのかをずっと考えてきました。そして、世界の多くの人たちに元気になってもらいたい」という陸上の山縣選手のメッセージを受け止めて、世界のアスリートを応援したいですね。

2021年

7月

22日

未来を諦めない強い心

昨日は、オリンピック開会式前の初戦で、ソフトボール「日本VSオーストラリア」が福島で行われました。保育園が終わって、録画していた試合を家でじっくりと観戦しました。13年前の北京大会の決勝戦で、金メダルを決めたマウンドに立っていたのが上野投手で、東京オリンピックの最初の競技で、マウンドに立つのも上野投手です。日本の勝利もうれしかったですが、「こうして夢であった東京オリンピックに出場できることを感謝したい」という選手たちのメッセージが、胸に響きます。どうか、全力で挑んでもらいたいですね。

 

そして、いよいよ明日が東京オリンピック2020の開会式です。590人という過去最大の出場選手の中で、注目する選手はたくさんいますが、この人を挙げる人は多いでしょう。水泳の池江璃花子さんです。

 

池江選手は、3歳10カ月から始めた水泳で、なんと最高16種目の日本記録を持っていました。東京オリンピックも間違いないとされていた2019年2月、白血病と診断されました。血液のガンです。2019年12月に退院するまでに、体重は15キロも減ってしまったそうです。

 

それでも、トレーニングを積み、体重を少しずつ戻して徐々に大会に出場するようになり、ついに、東京オリンピックの代表になるのです。池江選手の水着をサポートするミズノの担当は「こうなってほしいなという想像をいつもはるかに超えてくる」といいます。彼女が、東京オリンピックに出場するなど、誰が予想できたでしょうか。

 

そんな池江選手も、白血病と診断された時は、思いきり泣き崩れました。その後「写真撮って!」と頼み、カメラに笑顔でピースサインをしたそうです。治らないかも知れない、一生水泳ができないかもしれないのに、です。その後、苦しい治療で食欲がなくなり、髪の毛も抜けてしまいます。でも、入院の最初にした「笑顔でピースサイン」こそ、『未来を諦めない強い心』そのものだったような気がします。

 

もちろん、普通の人は、そんな強い心は持てないでしょう。でも、そういう強い人間でいたいと思った人はたくさんいるはずです。

 

彼女が、出場不可能とされた東京オリンピックで、私たちの想像をはるかに超えて、「笑顔でピースサイン」を見せてくれるよう、応援したいですね。

2021年

7月

21日

ワクチン接種

6歳女の子と4歳男の子のパパママが、今日はプールボランティアで大活躍です。毎年お手伝いしていただいているので、子どもたちとのコミュニケーションも、激しい水かけ合戦も慣れたものです。子どもたちもパパママも大満足のプール遊びとなりました。 

 

さて、新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいます。実は、私も先日の日曜日に1回目の接種を終えました。教育関係者・保育園幼稚園などに勤務する人は、行政から接種券が届いた後に、少しだけ早く予約できることになったのです。私の場合は、本来なら今日から予約ができて、8月以降に接種というスケジュールでした。

 

保育園の子どもたちへ感染をさせないという観点から、なんの躊躇もなく接種しました。主任保育士も今週、優先接種します。しかし、初めてのワクチンに戸惑う人も多く、ワクチンに関するデマ情報も飛びかっているようです。

 

接種したらコロナの症状が重症化する・・・接種によって不妊症になる・・・などなど、冷静に考えれば、デマとわかるものの、人間の心理は、デマに左右されやすいですね。

 

私の経験では、接種後15分間待機をさせられます。その間、ワクチン接種による副反応やワクチンの効果についてのビデオを見ます。誰もが心配する副反応は、注射した場所の腫れや痛み、発熱や関節痛、筋肉痛、悪寒などがあるようです。ちなみに、私は注射した場所に軽い痛みが発生しました。翌日まで、鈍痛が続きましたがすぐに治りました。

 

副反応があるということは、ワクチンが効いている証拠です。私は「よしよし・・・ちゃんと効いているんだな・・・」と思った次第です。

 

特に重い副反応の一つであるアレルギー症状の「アナフィラキシー」が心配で接種をためらう人が少なくないと言います。厚労省によれば、ファイザーのワクチン接種後にアナフィラキシーと診断されたのは、約2324万回のうち238件(0.001%)の割合です。10万人に1人です。モデルナでは、約44万回でアナフィラキシーの報告はありません。

 

現在、ファイザーのワクチンは、12歳以上まで接種可能となりましたが、モデルナのワクチンも、対象を12歳以上に引き下げる方向で進んでいるようです。

 

ワクチン接種は、無論、強制するものでもされるものでもなく、打たないことで差別や偏見にさらされ不利益を被ることはあってはいけないことですが、多くの医師がこう考えます。

 

「ワクチンで防げる病気があり、そのワクチンを打てる環境にあるのにワクチンをうたないのは、いかがなものか。ワクチンの目的は一人でも多くの命を救うこと。大人も子どもも含め、接種率が高まることは、自分だけでなく、社会全体を守ることになります」

 

私も、その通りだと思っています。

2021年

7月

20日

こども食堂で学生が学ぶ「課題解決力」

今日の寺子屋では、サマーキャンプで年長園児が川遊びで活用する「ライフジャケット」を装着します。子どもたちの体の大きさに合わせて、気分も盛り上がったところで、エアー立ち泳ぎの練習をしました。なぜ?立ち泳ぎか・・・スイミングスクールでは、バタ足・クロールの順で教えますが、川遊びでは、万が一、足のつかないところに流されてしまった時に、この立ち泳ぎがポイントです。ライフジャケットで体は浮きますが、立ち泳ぎができるようになると、余裕が生まれます。

 

私が、園児のお腹を持ち上げて、足は下向きにキックをして、手を横にして、水面を押すイメージです。サマーキャンプでは、エアーではなく、実際に水の中で練習をしようと思っています。

 

さて、昨年12月時点で全国にあるこども食堂は、少なくとも4960ヶ所あります。そんな中で、高校生や大学生がボランティアで運営の中心を担うこども食堂は、増加傾向にあり、全国で30か所以上あるそうです。

 

奈良市のこども食堂「クーミン村食堂」では、奈良女子大のボランティアが、食事の提供を手伝うだけでなく、限られた予算、物資、人員の中で、工作や遊びを企画します。「みんなで考え、悩み、試行錯誤を繰り返す中で、問題点を解決する力が身についている」と3年生の小島さんは言います。コロナ禍で大学に行くことも制限される中、「ボランティア活動で様々な人とのかかわれる。誰かを助ける活動で、実は自分が助けられている」と話します。

 

貧困家庭の子どもたちを支援することが、こども食堂の大きな活動目的ですが、そこで活動する学生は、小学生の夏休みの宿題を手伝ったり、読み聞かせをしたりする活動を行っています。「子どもたちが安心して来てもらえる、みんなの居場所を目指したい」と学生たちは考えているようです。

 

「誰かを助ける活動で、実は自分も助けられている」というコメントが印象的ですね。

2021年

7月

19日

教育におけるリスク

今日もギラギラの太陽の下で、プール遊びを楽しむ子どもたちです。子どもたちにとっては、当たり前の屋上の環境も、本日見学に来たママにとっては、「こんな広いんですか!すごいですね~」の第一声です。

 

さて、各学校では、コロナ禍での教育活動という非日常が1年以上続き、今年度で2年目に突入しました。1年目は、「コロナウイルス感染防止」というリスクヘッジの中で、ほとんどの行事が中止となったり、規模を縮小せざるを得ない状況となりました。我慢の一年だったわけです。

 

しかし、学校には、感染症リスクだけでなく、今の季節では、熱中症リスクがあり、そもそも教育活動制限によるリスクが、大きくなってきました。想定すべきリスクは他にも幾つもあり、その一つを優先的に抑えようとすると、他のリスクの発生率を高めてしまうのです。つまり、「コロナだから○○を中止」として、感染症リスクを抑えようとすれば、教育活動制限のリスクが大きくなるのです。

 

そもそも教育活動はリスクを伴うものであり、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の故事成語に例えるならば、リスクを回避すれば、その分、得られるリターンも少なくなるわけです。

 

コロナ禍2年目に突入する中で、リスクを取りに行って、教育活動を以前のように、活発に行う学校もあれば、「意思決定」をしないで、ただ結果を待つだけの「決定しないリスク」を存在させてしまう学校もあります。

 

子どもたちは、学校でたくさんの「失敗」を経験します。「失敗するリスク」が、学校にはたくさんあるのですが、その経験が、大きなリターンとなって、成長へとつながるのです。挑戦しないと失敗もありませんね。

 

「危険とリスクの境目」「無謀と冒険の境目」「成功と失敗の境目」は、はっきりと線引きされるような明確なものではありません。それだけに、学校によって、教師によって、基準がまちまちであるのが現実です。

 

保育園ホワイトきゃんばすも、リスクとリターンという考えを明確に持っています。年間を通じて、様々なイベントがあるのは、「子どもたちの笑顔・成長」というリターンを獲得するために、リスクを取りに行っているのです。もちろん、リスクを最小限に抑えて挑戦するのです。

 

先日行った「ナイトツアー」や今週末の「サマーキャンプ」は、リスクを取ってでも、子どもたちの体験や成長というリターンを求めての活動です。リスクとリターンのバランスは、人によっても違いますが、子どもたちの成長は、リターンの積み重ねであることは間違いありません。

2021年

7月

18日

39歳のエース 上野由岐子

東京オリンピックのメディアでの扱いが、賛否を問うから、ようやく選手へのエールへとかわってきました。ほとんどが無観客の試合となりますが、アスリートたちを応援して、多くを感じたいですね。

 

私が期待する競技や選手はたくさんありますが、オリンピック開会式前の21日に1次リーグ初戦でオーストラリアと戦うソフトボールが、最初の注目競技です。

 

2008年北京大会で、日本は絶対王者アメリカを破り、初の金メダルを獲得しました。その時のエースが上野由岐子投手です。この時は、「打てるはずないだろ!」の超剛速球を投げていました。2日間で3試合を投げ抜き「上野の413球」と呼ばれました。

 

私は、当時小学生だった長男と次女を連れて、夜行列車を乗り継いでの北海道旅をしていました。旭山動物園のもぐもぐタイムを満喫し、札幌から、夜行列車「はまなす」に乗車する前に、駅の巨大モニターで観戦していました。金メダルの瞬間は、知らない者同士、声を上げて喜び合った記憶が今でも鮮明に覚えています。

 

その後、オリンピックから野球とソフトボールが外され、今回の東京オリンピックで復活するものの、オリンピック種目としては、今回が最後になります。そして、上野投手は、大会期間中に39歳となります。北京大会のような剛速球は投げられなくても、彼女の選手生活の集大成ともいえるこの大会で、どんな投球術を見せてくれるか・・・27日の決勝戦まで、しっかりと見届けたいですね。

 

東京オリンピックは、テレビでの観戦となりますが、自分なりの楽しみ方で、アスリートにエールを送りたいですね。

2021年

7月

17日

ウシガエル

埼玉県も梅雨明け宣言がされて、今日も暑い日となりました。土曜日ですので、小学生たちとプールを楽しみました。小学生が入ると、過激な水かけ合戦になります。でも、年長園児は負けずに応戦します。(笑)

 

さいたま市内の小学校は、来週20日が終業式です。昨年は、コロナの影響で変則的な夏休みとなりましたが、今年は例年通り、しっかりと宿題も出るようです。

 

さて、今日は「ウシガエル」の話です。「モ~モ~♬」と牛のように鳴き、カエルの中で一番身体が大きな種類です。屋上の池にも、3匹のウシガエルがいます。子どもたちも、屋上遊びの最中に「モ~モ~♬」をよく聞きます。先日は、池を脱走して、ファームのナス畑に潜伏していました。人が前を歩いても、まったく動じないふてぶてしさです。

 

この「ウシガエル」のもう一つの名前は「食用ガエル」です。日本に初めて持ち込まれたのは1918年(大正7年)頃だそうで、栄養難だった当時、農家の副業に食用ガエルの養殖が推奨されたのです。最初は、不気味なカエルに食べることに抵抗を持つ人が多かったようです。

 

しかし、養殖が盛んになると、輸出産業として成立し、終戦後の最盛期には、輸出冷凍水産物中第3位と莫大な外貨を生み出したのです。しかし、長続きしません。もともと日本人には定着しなかった蛙食文化に加えて、農薬由来の有害物質が日本産蛙肉に残留していることが発覚したのです。これによって、需要が減り、養殖業は急速に廃れていったそうです。

 

こうして、放棄されたウシガエルは、全国各地で野生化していったのです。屋上の池にも住んでいるくらいですから、環境適応能力、繁殖力は高く、動くものなら何でも食べます。池の金魚は、カメとウシガエルに食べ尽くされてしまいました。ホテイ草という水草を池に投げ入れると、水草にかぶりつきます。凄い食欲です。

 

もちろん、現代では、問題になった有害物質は世界的に使用禁止となり、唐揚げや塩焼きでおいしくいただけるようです。私は、食べたことはありませんが、鶏肉のようにおいしいそうです。「特定外来生物」の指定を受けて、悪者のようなイメージですが、ウシガエルには罪はありません。保育園では、子どもたちに愛されています。

2021年

7月

16日

ママアスリート・・・ 母の強さ

保育園のアイドルとなりつつある「カタツムリ」ですが、知らぬ間に飼育ケースから脱走してしまいました。「どこにいった?ピアノの裏に逃げてしまったかな?乾燥したら死んじゃうよ~」と、子どもたちも大騒ぎで、なかなか見つかりません。しかし「いたよ!」と職員が、園児のロッカーに隠れているところを見つけました。子どもたちも安堵です。

 

さて、東京五輪の開幕がせまってきましたが、今回のオリンピックのテーマは「ジェンダー平等の推進」「多様性と調和」です。日本代表も583選手のうち、女子は史上最多の277人となり、外国出身の親を持つ選手などバックグラウンドも多彩です。オリンピックの理念を象徴するかのような顔ぶれですね。

 

そもそも夏季五輪に初めて女子選手が参加したのは1900年パリ大会だそうです。全選手997人のうちわずか22人でした。1964年の東京大会大会では、女子は全体の13.2%で、その後は、女子の構成比が上がっていきます。今回の東京五輪では、過去最高となる全体の48.8%の女性参加が見込まれているそうです。

 

そんな中で、今日は二人のママアスリートにエールを送ります。まずは、36歳バレーボール日本代表の主将「荒木絵里香」さんです。彼女は、北京大会から4大会連続の代表となり、2012年のロンドン五輪後に女の子が生まれました。

 

荒木さんは、娘と離れて暮らす日々はつらく、今も「乗り越えられてはいない」といいます。それでも、「やりきりたい思いを応援してくれているから、中途半端なことはできない」と、覚悟を決めます。中田久美監督も「ママさんプレーヤーとして、これからのバレーボール界の新しいロールモデルとして、彼女には頑張ってもらいたい」と期待を寄せます。

 

もう一人は、陸上女子100メートル障害で、自身の日本記録を2度にわたり更新。ママアスリートとして育児と競技を両立させながら、念願の東京五輪にたどり着いた、31歳の「寺田明日香」さんです。

 

彼女は、2012年ロンドン五輪出場を逃し、重圧から逃れるように競技から一度退いたのです。その後、7人制ラグビー転向を経て、3年前に復帰を表明しました。以前と違うのは、夫と6歳の娘さんに支えられ「五輪は家族全員の夢」と思えたことです。背負うものが増えたのに、悲壮感はなくなったと言います。この競技には、世界の強豪がひしめいているので、「決勝が目標。国立競技場で走る姿を少しでも娘が覚えていてくれたらうれしい」とのことです。

 

ほんの少し前までは、日本で、ママアスリートなんて、信じられなかったのが現実です。社会の理解も追いついていなかったのかもしれません。

 

さぁ~東京オリンピックを楽しむテーマは山ほどありますが、「ママアスリートの頑張り」に注目したいですね。

2021年

7月

15日

自動販売機で食品ロスを減らす

今日も不安定な天気で、午後は豪雨で冠水するほどになったかと思うと、真夏の太陽が顔を出します。午前中の屋上遊びは、小雨でスタートしたものの「こんな雨なら全然大丈夫!」と子どもたちが遊びだすと、すぐに止んでしまいました。

 

雨に濡れた草むらの中で、「アマガエルがいた!」「しょうりょうバッタだ!」と子どもたちは大さわぎです。触れる園児のまわりを野次馬が群がります。今日も、見学のママには「こんな広いところで遊んでいるんですか・・・いいですね」とコメントをいただきました。

 

さて、日本の「食品ロス」は、どれくらいか知っていますか。2018年のデータですが、約600万トンだそうです。凄すぎてピンとこない数字ですが、毎日一人おにぎり1個分と言われています。

 

要因は、様々ですが、業界内の「納品期限」をめぐる慣例も、その一つです。代表的なものは「3分の1ルール」です。私も、サラリーマン時代は、得意先に商品を納品する際に、このルールに悩まされました。

 

この1/3ルールとは、賞味期限切れの商品が店頭に並ぶのを避けるため、食品メーカーと小売店が設定する基準です。例えば、賞味期限が6か月の商品だと、卸業者は製造日から2カ月以内にスーパーやコンビニエンスストアに納品しなければならない。これを守らないと、メーカーに返品されたり廃棄となるのです。

 

ネスレ日本は、こうした納品期限を過ぎた菓子や飲料を専用に扱う無人販売機を全国5か所で設置したそうです。ペットボトルや粉末タイプのコーヒーに、お菓子のキットカットも扱います。「賞味期限が残りわずかの商品を安く売るのが目的ではなく、納品期限を超過したことで出荷される流通先が限定された商品を、適正な価格で販売するのが目的です」と担当者は語ります。

 

コカ・コーラボトラーズジャパンも今年3月から賞味期限が残り2カ月ほどに迫った飲料などを扱う自販機を展開しています。約200種類の飲料の一部を通常価格より最大60円ほど安く販売しているそうです。「余剰在庫の削減と、購入者の食品ロスへの意識向上のきっかけになることを期待します」とのことです。

 

こういった取組みが、メーカー・消費者・環境の「三方よし」の取り組みにつながることを期待したいですね。

2021年

7月

14日

孤独であるためのレッスン

2日連続でプールを行いましたが、今日の天気は曇りで時々パラパラと雨も降ります。無理せず屋上遊びです。プールをしなくても、子どもたちの遊びは止まりません。インゲン豆の収穫もタライ2杯分です。ミニトマトをつまみ食いして、収穫したキュウリも子どもたちは、塩を振ってパクパク食べています。

 

さて、これからの将来は、あらゆる場面でAIが活用されるがゆえに、人間は、地域や社会において「つながり」「絆」「人間関係能力」を一層求める傾向が強いですね。保育園でも、卒園児の小学生には、「友だちがたくさんいることよりも、本当に大切な仲間を一人でも作りなさい」なんて言いながら、人と人との深いつながりを重視します。

 

そんな中、「孤独であるためのレッスン」という、何だか変なタイトル?の本を紹介します。著者の諸富さんは、心理学者・大学教授・カウンセラーなど、多くの顔を持っています。

 

「これ以上教室の中にいると、多分、友だちのこと、刺しちゃうと思う」「先生、どうして、ひとりじゃだめなんですか」という生徒の悲痛な叫びを取り上げます。

 

先日、NHKで「ひきこもり先生」というドラマが放映されていました。何十年も引きこもりだった男性が、特別講師として、中学生の生徒たちとかかわり、影響を与えていくというストーリーです。ドラマの中で、生徒から「この学校、気持ち悪い」というセリフが出てきます。

 

学校には必ず登校して、みんな一緒に同じことを繰り返す・・・ような一日が、「気持ち悪い」と感じる子どもたちもいるのです。

 

日本では、まだまだ、不登校や引きこもり、シングルマザー、生涯独身者などへの冷ややかなまなざし、マイノリティーへの差別などが根強いですね。だからこそ、自分の人生を自分らしく生きるための「新たな時代の能力」として「孤独」であることの価値を見直そうと、著者はこの本の中で主張します。

 

著者が言う孤独は「ひとりが好きというナルシストの在り方」ではなく、真の孤独とは「人はみな、ひとりで生まれ、ひとりで死んでいく」という絶対的な真実をしっかりと踏まえ、自分の人生の道を歩んでいくこと・・・といいます。孤独と孤立は非なるもので、人生を「自分で決定」できる自分になるために、世間の目やしがらみ、「こうあるべきだ」論から抜け出そうと訴えます。それには、もちろん多くの痛みが伴いますね。

 

「ひとりじゃいられない症候群」から脱却し、自己のすべてを受容し、自分らしく、人生を肯定的に生きるために・・・この本は自分の人生を見直すきっかけになるのです。

2021年

7月

13日

寿命の性差

今日のプール遊びには、4歳男の子のパパママが、ボランティアでお手伝いしてくれました。ホワイトきゃんばすの屋上プールは、毎年、保護者ボランティアを募集しています。子どもたちと一緒に水遊びをしてもらうのですが、園児にとっては「○○くんのママだ!」「○○ちゃんのパパだ!」と、楽しさが倍になるようです。ボランティアのパパママも大満足されます。ありがたいですね。

 

さて、数カ月前の朝日新聞デジタル版にこんな記事が出ていました。「練習日の週末が怖い、早死にすると感じた保護者負担」という内容です。これは、地域の野球チームに子どもを入れている母親の声です。

 

早朝練習の場合、監督へのお茶出しや、昼食の準備など仕事は山ほどあって、学校外活動も母親に相当の負担がかかっているようです。

 

令和元年の厚労省のデータによると、死亡年齢の中央値は、男性の場合は、未婚者が66.8歳で、有配偶者では81.5歳と、未婚者の方が早く死亡するようですが、女性の場合は、未婚者が81.9歳で有配偶者は78.5歳と、既婚女性の方が、早死にする傾向になっています。男女で傾向が逆になっているのです。

 

つまり、晩産化により出産が身体への負担になっているのもあるでしょうが、冒頭の野球チームの例のように、子育ての負担が大きいこと。それが母親に偏っていることを証明しているデータと言えます。

 

小さな子どもがいる母親の場合、健康診断に行くのも一苦労ですね。こう考えると、促すべきは、女性の社会進出ならぬ、男性の「家庭進出」であることは、間違いないようです。性的役割撤廃を今後は進めないといけませんね。

 

保育園のパパを見ると、第2子出産を機に、3か月の育児休暇を取ったパパや、夕食は、今年の1月からずっとパパが作っているという家庭もあります。送り迎えも、朝はパパで帰りはママと、分担している家庭もあります。時代は、どんどん変わっていくのです。

2021年

7月

12日

整枝(せいし)

土曜日のナイトツアーに参加した保護者の感動コメントが、連絡ノートにたくさんありました。雷雨のハプニングも「あんなにたくさんのホタルを自然環境で見るのは初めてです。子どもと一緒に大感動です」といった感じです。そして、昨日の午後の雷雨の後に、さいたま市では、空一面に大きな虹がかかりました。ほとんどの園児が、虹を見たようで、虹の話題でも盛り上がりました。

 

そして、いよいよ今日がプール開きとなりました。「待ってました!」とばかりに、子どもたちの笑顔と水しぶきが屋上に舞います。ようやく、真夏に突入といった感じです。昨年までは、プールサイドで水を避けていた園児も、一年も経てば、積極的に水鉄砲で水のかけ合いをしています。うれしいですね。

 

プールをしながら、子どもたちは、バケツ一杯収穫したミニトマトを食べます。今日は、立派なキュウリが3本とれたので、これも塩をかけて食べました。保育園の屋上は、まさに夏野菜の収穫ピークとなっていますが、野菜を育てるには、それなりに世話が必要です。よく、ベランダなどでプランターを使った野菜作りを始めるファミリーがいますが、初年度は、たいがい失敗します。(笑)

 

野菜作りの重要な作業の一つに「整枝(せいし」があります。屋上ファームでは、ミニトマトのわき芽をこまめに切り取る作業です。何もしないで、1週間もほったらかしにすると、わき芽だらけになって、そのままにしておくと、栄養が分散されてしまって、大きなトマトが育たなくなるのです。

 

毎年、トマトのわき芽を切り落とすたびに、忍びない気持ちになります。しかし、これをしないと、子どもたちのつまみ食いができなくなってしまうのです。

 

トマトのわき芽と同じようなことが、私たちのまわりでもありますね。「二兎を追う者は一兎をも得ず」に例えられるように、あれもこれも頑張って抱え込んだものの、結果すべてが中途半端になってしまったことなど、私もたくさん経験しています。最初に「これとこれだけにする」と2つくらいに絞っておけば、きちんと完成するのです。

 

また、自動車免許証も、3年・5年と更新が必要です。これも、野菜作りに例えるなら、伸びすぎた枝の先端を切り落とす「整枝」と同じですね。教員免許証も更新制度になりました。

 

屋上で、子どもたちがつまみ食いするミニトマトの話が、大きくなってしまいましたが、私たちは、人生の多くの場面で、「整枝」を的確に行っていかないといけないようです。

2021年

7月

11日

とんでもない!古代五輪

昨日のナイトツアー前の豪雨を思い出すかのように、今日は、日中から雷が鳴り大雨となりました。今の季節は、急な天候の変化に気をつけないといけませんね。

 

さて、今日は、古代ギリシャで開催されていた、ビックリのオリンピックの話です。東京オリンピックを前に、豆知識です。

 

競技は、短距離走やボクシング、円盤投げなど、現代でも続く競技が多く、なかなかバラエティーに富んでいました。そして、選手たちは、全員全裸で出場していたそうです。その理由は、肉体美の誇示、呪術的な意味、不正の防止など、諸説あるようです。そして、今では金メダルですが、優勝者が得たのは、聖域に生えるオリーブの枝で作った冠だけだったそうです。

 

東京オリンピックは、多くの競技が無観客となってしまいましたが、本来ならば、世界中の人たちが日本にやって来て、ホテルなどの宿泊施設が賑わい、民泊も行われる予定でした。古代ギリシャでも、4万人以上が競技場に集まったそうです。ギリシャ各地から多くの人がやってくるのですが、紀元前4世紀後半までは、観客用の宿泊施設がなかったそうです。多くの人は、川沿いのテントやほったて小屋で寝泊まりしたのです。夏の競技では、ハエが大量発生するなど、衛生環境は最悪だったようで、多くの死者もでたそうです。

 

「パンクラティオン」という格闘競技では、噛みつきと目つぶし以外なら、何でもありのルールだったそうで、フォールのような規定もなく、どちらかが降伏するまで、続けられました。今なら、ギブアップのみのデスマッチです。これにも、降伏せず、死んでしまう選手もあったそうです。

 

どうですか・・・酔った時のうんちくにいかがですか。

2021年

7月

10日

ナイトツアーやりました!

今週は、はっきりしない天気が続いていましたが、今日は一転して猛暑となり、子どもたちも屋上では水遊びです。そして、今日の園児のうち半分は、今夜のナイトツアーに参加します。朝から、「ナイトツアーたのしみだね・・・!」なんていう会話が続きます。毎年参加している小学生は、過去のナイトツアーの語り部となって、初参加の園児に、ドヤ顔で語っています。

 

そんな話を聞いたもんだから、「虫が大嫌い!暗いのが怖い!」で、今まで、頑としてナイトツアーを拒否していた5歳女の子も、急きょ「わたしもいきた~い!」となったのです。

 

今年のナイトツアーは、初めての場所「北本自然観察公園」でのホタル観賞です。自然環境で、人が手を加えないで育ったヘイケボタルです。埼玉県内では、知る人ぞ知るスポットだったのですが、だんだんと、知る人が多くなり、今日は、駐車場がいっぱいの賑わいとなりました。

 

集合時間の19時が近づく頃・・・「ゴロゴロ!!」とイヤな音が。そうです、バケツをひっくり返したような豪雨となってしまいました。すでに、その場にいた園児と保護者たちは、観察センターの中に避難します。私も、入口に設置されたテントの中で、連絡を取り合います。結局、3組の家族が、大雨で帰宅します。

 

残った家族も、動きようがなく、30分ほど豪雨を見つめながら待ちます。すると、雨が止まりました。仕切り直しです。13組のファミリーが「ナイトツアー出発!」です。時々、雨が降ってきましたが、林の中なので、雨をあまり感じません。

 

そして、ついに感動が待っていました。豪雨の後にもかかわらず、「ホタルだよ・・・」という子どもたちの声が響くと、あっちも、こっちも、むこうも、すぐ前にも「ヘイケボタル」が点滅を繰り返しながら、美しいひかりを見せています。このシーンに、子どもたち以上に、大人であるパパママ達が、大はしゃぎです。

 

豪雨でぬかるんだ林道をざっと30分以上歩いて、合計200匹以上のホタルを見ることができました。小学生から2歳児の男の子まで、頑張って歩きました。時々、遠くに雷を感じ自然の光で一瞬明るくなるシーンも、子どもたちのワクワクドキドキの気持ちを盛り上げたようです。

 

ナイトツアーが終わって、一匹のカタツムリが、私たちを出迎えてくれました。観察センターの職員の話では、「もし、豪雨がなければ、まるでイルミネーションのようにホタルを見ることができたでしょう」とのことでした。それでも、自然環境でこんなにホタルを見ることができ、子どもたちの大きな思い出になりました。

 

とんだハプニングも、今年度のナイトツアーの演出として、語られることでしょう。参加された家族の皆様・・・本当にありがとうございました。そして、真っ暗で怖い道をしっかりと歩いた子どもたち・・・よく頑張りました!

2021年

7月

09日

「かまずよう」

保育園で飼育している「カタツムリ」ですが、色紙を水に浸して飼育ケースに入れておくと、それを食べて、同じ色のうんちがでます。黄色・青に成功し、今日はピンクに挑戦しています。飼育ケースのまわりは、子どもたちの「不思議顔」でいっぱいです。もちろん、ちゃんとキャベツもエサにしています。

 

さて、「かまずよう」をご存知ですか。海辺のまち、「鎌倉・逗子・葉山」が、東京からの転出先として大きな注目を集めています。これは、コロナ禍以前からの傾向です。

 

実は、わたしのいとこが、30歳代に、逗子に移り住みました。同じ年なので、今では立派なおやじです。彼は、ダイビング雑誌のカメラマンとして編集の仕事にかかわっていたのですが、自らのライフスタイルを確立すべくフリーライターとして独立します。奥様も仕事をバリバリこなします。

 

サイクルショップでオーダーメイドした、超個性的な自転車に乗り、カメラは「ライカ」です。キャノンでもニコンでもありません。誰も気がつかないような、湘南の風景やマチやショップを取材した本を出版したのですが、20年以上前にもかかわらず、エコとかロハスとかSDGsなど、すでに彼のライフスタイルの中に組み込まれていたかのような生き方をしていました。

 

「かまずよう」人気は、10年前、東日本大震災の直後から「ワーク=ライフ」の動きが活発化し、ショップオーナー・起業家・フリーエージェントら「会社員」ではない人たちが、自由で自律的な生き方を実践してきました。「ワーク=ライフ」とは、ワーク・ライフ・バランスのさらに先を行く概念です。つまり、「ワーク(仕事)」と「ライフ(人生)」を分けて、労働時間を切り売りするのではなく、両者を不可分のものとしてとらえる点です。オンの中にもオフがあり、オフの中にもオンがある・・・といったところでしょうか。

 

ショップを経営するなら、当然採算性を重視するべきですが、その一言では表せない別の価値観が存在します。例えば、複数の仕事を持つことによって得られる、さまざまな人間関係と情報の回路。海風が心地よく通り抜ける木造の家や、テラスの窓から鮮やかに見渡せる湾の眺めも、大切な役割を果たします。そこには、自立と自律の思考が重なっているのです。

 

どうですか・・・難しい言い方をしましたが、単純な田舎暮らし・・・自然志向とはまた違うようです。

 

私たちには、こんな生き方をしたい!という考えがあるのでしょうが、そこに、風景や風や草のにおい・潮の香りなど、自分にとって、心地よい場所が存在するのでしょうね。「かまずよう」は、そんな場所なのです。

 

これからは、「ワーク=ライフ」という考えがベースになる、様々な生き方がうまれるのでしょう。自分で決める意識が高い人からですね。

2021年

7月

08日

天気痛

今日も雨が降ったり止んだりと、梅雨の空です。それでも、子どもたちは、屋上遊びに夢中です。霧雨の中、6歳女の子が、この天気の中でバッタを見つけました。彼女には不思議な力があるようで、フラフラしながらバッタを手の中に入れてしまいます。「これは、ショウリョウバッタだよ」と、名前まで知っていました。虫と話ができるのでは・・・と本気で思ってしまいます。

 

さて、今週もスッキリしない天気が続いていますが、天気が悪くなると体の不調を感じる「天気痛」という言葉を聞くことが増えてきました。今日は、日本で初めて天気病外来を開設した佐藤純先生の話です。

 

皆さんのまわりにも、天気が悪くなると、頭痛をおこしたり、体調が悪くなる人はいませんか。これは、天気の崩れによる気圧や気温の変化を受けて、片頭痛などの慢性痛が悪化する状況で、「天気痛」と呼びます。天気の変化を体が感じ取り、ストレスとなることで神経を刺激し、痛みが生じます。

 

具体的な研究としては、耳の奥にある内耳が気圧の変化を感じ、頭痛などを起こしていることがわかっています。

 

愛知大学が平成27年に実施した調査では、日本人全体で計算すると、700~800万人は、天気痛を持っているそうです。そのほとんどが片頭痛で、腰や膝、古傷が痛む人もいます。実は、患者の多くは女性です。

 

もちろん、子どもも発症します。しかし、痛みをうまく表現できず、周囲の理解を得られないケースもあります。学校で「天気を理由に欠席することはおかしい」などと言われたりして、天気痛による不調を相談しづらい空気があるようです。

 

どうですか・・・今の季節、天気痛に悩む人たちに、理解と配慮が必要ですね。予防には、栄養のバランスの良い食事や睡眠によって、健康のレベルを高めることが必要だそうですが、これが、なかなか難しいのです。

 

異常気象が続く昨今・・・「天気痛」をしっかりと認識する必要がありますね。

2021年

7月

07日

森の幼稚園

昨日、自転車に乗れた年少の女の子は、今日も屋上の着くと、すぐに自転車に乗り始めました。それを見た、同じ年少女子2名が、「わたしも、れんしゅうする~」と言って、補助付自転車で練習を始めました。ライバル心に火がついたようです。

 

そして、今日は、夏野菜ではないのですが、春に苗を植えた「下仁田ネギ」を収穫しました。ねぎ一本など簡単に抜けると思っていましたが、幼児の力では、まさに「うんとこしょ・・どっこいしょ・・!」でした。今日の子どもたちのお土産です。緑の葉もそのままのドロ付きねぎです。

 

さて、「森の幼稚園」をご存知ですか。1950年代、デンマーク人の母親が森の中で保育をしたのが始まりとされています。北欧を中心に広がり、日本でも2007年頃から急増しました。今では、森のようちえん全国ネットワーク連盟に加盟する幼稚園や保育園は247団体あるそうです。

 

埼玉県秩父市にある「花の森子ども園」も、そんな森の幼稚園の一つです。登園が始まると、年長の園児はヤギの小屋の掃除を始め、敷きわらを替え、すのこを洗い乾かします。次いで、朝の会が始まります。朝の会は、林の中で行われます。担当の先生は「うんち」の話を始めます。年少園児が、「ヤギのうんちのあるじめんにすわりたくない」とごねていたからです。

 

うんちの大切さを何度も聞いている他の園児たちは、「うんちでびょうきかどうかわかるよ」と話し始めます。先生が「どうやってわかるの?」と尋ねると・・・「いろやかたちで」「では、ヤギのうんちはどうなるの?」「つちになって、えいようになるよ」とやりとりが続きます。うんちは汚いものではなく、ありがたいものだということを自然に学んでいくのです。 

 

こんな環境が、我が子にはベストと考える親が増えていることもあり、森の幼稚園は、全国で右肩上がりに増えているようです。

 

保育園ホワイトきゃんばすは、ファームでの収穫と、今日はブルーベリーをつまみ食い・きゅうりに塩をふって食べる・ミニトマト食べ放題と、子どもたちの食育も担う環境を十分に活かして、これからも、子どもたちの笑顔のために取り組んでいきます。本日、来年度入園希望のママが見学に来て「これは、凄い!」と絶賛されてました。

2021年

7月

06日

1人1台時代の体力テスト

今日もファームの収穫ラッシュです。ミニトマトを食べて、子どもたちは、インゲン豆の収穫をがんばります。タライ2杯分の大収穫です。慣れてきたようで、赤ちゃん豆を収穫する園児はほとんどいなくなりました。

 

そんな中、ファームには目もくれずに、黙々と自転車の練習をする年少女子。昨日は、フラフラと20メートル乗れたのですが、まだ、自転車免許証交付のレベルではありません。今日も、補助付き自転車で、ペダルを速く回す練習をします。そして、いよいよ挑戦です。何と、1回目で、約100メートル自転車に乗り続けることができました。

 

普段は、あまり喜怒哀楽を顔に出さない女の子ですが、「○○おめでとう!よくがんばったね!」と言われると、笑顔がこぼれました。これで、年少園児は4人目の自転車クリアーです。年長、年中園児は、全員自転車に乗れますので、16名の園児が自転車に乗れるのです。凄いことです。(笑)

 

さて、「1人1台時代」と言われると、小中学校でのパソコンやタブレットをイメージしますね。たいがいは、国語などの学科に利用されるイメージが強いですね。教室のテレビ画面を使った、社会や理科の学習も行われています。

 

そんな中で、「Alpha」という新体力テストサービスに注目が集まっています。体力テストの測定や集計、データの蓄積などをするサービスです。

 

反復横跳び、立ち幅跳び、握力など、生徒たちがペアになって、測定値を端末に入力します。途中、どうすれば記録が伸びるかを相談する場面が発生したり、種目ごとに有名アスリートが基礎・基本のポイントを教えてくれるオンデマンド映像も見ることができます。これは、事前に家などで見ることができるので、イメージトレーニングになりますね。

 

体育があまり得意でない生徒が「結果が良くなると、うれしい。自分でもできるんだという自信につながる」と言うように、測定結果は、過去の記録と比較して、フィードバックできるようになっているようです。

 

ダイエットの世界では、一番効果があるのは「毎日体重計に乗って、記録をとること」だと言われています。前日よりも300グラム減った・・・と記録することで、効果が高まるのです。

 

1人1台時代は、勉強だけでなく、様々なことに使えそうですね。

2021年

7月

05日

いいね疲れ

今日の朝の会では、土曜日に卒園児の男の子が持ってきてくれた「カタツムリ」の観察会となりました。梅雨時に、アジサイの花などにどこでも見られたのは過去の話で、最近では、カタツムリの姿を見ることが少なくなりました。初めてカタツムリに出合う子どもたちも多いです。殻から頭を出して、角を出す姿に見入っていました。

 

さて、インスタグラムに写真をあげて、ツイッターで気の利いた一言。いまや生活の一部になったSNSですが、「いいね!」を期待しすぎて疲れる人が、多いようです。

 

「いいね!がたくさんつくのは、やはりうれしい。私にとっては、自分が考えていることに対して承認される喜び。そこが大きいのだと思います」とある人は言います。

 

「人間は何かに承認されないと生きていけません。それは社会的動物たるゆえんでもある。何かに承認されることで、昔から心の安定を保ってきたのです」と社会学者の土井隆義さんは指摘します。

 

しかし、SNSでは社長も学生も対等で等価な存在です。皆がフラットな、自分からいつでもその関係を「切れる」場合が多いです。そういう人からの承認は、仕事の成果や努力に対する承認と比べて重みがなく、「いいね」をもらっても心の安定につながりにくいのです。そこで、承認の質の劣化を何でカバーするか。数しかありません。たくさんの「いいね」を求めないと安心できず、でも一個一個の「いいね」は承認として軽い。どこまでいっても自分の安心感につながらない。常に「いいね」をもらうことにあおられ、疲れていくのです。

 

また、「いいね」をもらったら、ちゃんとお返ししないと、その人から排除され、仲間外れにされるかも。その不安を解消するために「いいね」を返す。この行為も単に安心するためだけに続ける努力なので、非常に疲れるわけです。

 

ひとりキャンプ、ひとりカラオケなど「ソロ活動の充実」を求める人たちも、一人でキャンプする様子を動画に撮って、インスタグラムにあげたりしますね。これも、「人と群れなくても1人でこんなに充実している私なんだよ」ということを、まわりに認めてもらいたいという、承認の構図と言えます。

 

「承認の構図」から逃れられずに「いいね!には、もううんざりだ」と思っているのなら、ちょっとスタンスを変えないといけないかもしれませんね。いいね!に疲れてないなら、今まで通りで続けてください。

2021年

7月

04日

受容→共感→肯定→承認

昨年3月に開設された、無料相談サイト「あなたのいばしょ」は、24時間365日誰でも利用が可能だそうです。開設から1年あまりを経て、いまでは10~20代を中心に毎日平均600軒の相談が寄せられます。

 

相談員はボランティアで、研修中の人を含めると、国内外の日本人約700人が努めます。相談者との対話は、「受容・共感・肯定・承認」の過程をたどる傾聴だそうです。

 

相談員の一人は、「まずは相談者の話を全部受け止める『受容』が大切です。苦しい気持ちに『共感』したり、悩むことを『肯定』したりもします。対話を通して相手を『承認』するという流れです。相談は、1回40分が目安で、2時間を超えることもあります。本当の気持ちを吐き出してもらいながら、場合によって相手と異なる視点も伝えます。結果、『そんな考え方もあるのか』と気づいてもらい、心理的に追い込まれた状況を緩和できることもあります」と言います。

 

具体的には、「学校でも社会でも、実際に入ってみたら想像していたのと違う感じ、なじめないと思うことは誰にでもあるはずですよ」と返すと、中学、高校生は「えっ、そうなんですか?」と反応するそうです。大人になった私たちは、自分の思い通りにものごとは進まないことなど、当たり前に感じますが、中高生にとっては、このようなことが、不登校やひきこもりの原因になってしまうのです。

 

もう一つの問題は、親の過干渉や親の子どもに対する「自己責任」論の使い方です。

 

「日本人の母親の多くは過干渉です。宿題や作文でも、とにかく子どもに失敗させないようにと途中で手を出し過ぎて、きれいに整えてしまう。本当に閉口させられます」

 

「夫がワンマンで、子どもにも『何事もやるか、やらないか、だ。やらないのはお前が悪い』という自己責任論者です。子どもは私たちの前で弱音を吐けなくなり、とくに父親がいると、自室に引きこもるようになりました」

 

相談員の一人は、親子がまじめになりすぎて、余裕を失うと言います。「子どもが、『学校に行きたくない』と言い出したら、親は途方に暮れて当然です。しかし、学校に行くにせよ、行かないにせよ、多くの親は早急に『正解』を子どもに示さなければ、と考えがちです。むしろ、親は途方に暮れる姿をありのまま子どもに見せて、『立派な大人』であろうとすることを一度やめてみたらどうでしょうか。すると、子どもも時には、礼儀正しくしなくてもいいし、ありのままでいていいんだと、気づくきっかけになるかもしれません」

 

では、親は子供とどう向き合えばいいのでしょうか。家庭でも、受容→共感→肯定→承認の傾聴を実践することだと言います。子どもの話に途中で口をはさまず、まずは全部を受け止めることが大切なのです。

 

保育園の子どもたちの話にも、通じるところがありますね。

2021年

7月

03日

カタツムリ

今日は、小学2年生の卒園児の男の子が、庭で見つけた「カタツムリ」を保育園に持ってきてくれました。かなり大きなサイズのカタツムリです。保育園の6月の歌は、「かたつむり」だったので、朝の会では、毎日のように歌っていました。しかし、屋上では、カタツムリはなぜかいません。ジメジメした場所がないからか、6階まで繁殖を広げられないのか・・・そんな理由が考えられます。

 

子どもたちは、カタツムリに釘付けです。のろまのイメージがありますが、意外にもスイスイ移動します。じっくりと観察すると、頭部の触覚(つの)が大小2対あり、大きい方の先端に目があります。

 

6月のうた「かたつむり」は、何と作詞作曲不詳で、明治44年に発表された歌だそうです。ずいぶんと古くから子どもたちの間で歌われていたのです。歌詞は、♬でんでんむし虫 かたつむり おまえの頭はどこにある 角だせ 槍(やり)だせ 頭だせ♪ですね。

 

この「槍(やり)」って、どこだかわかりますか?今日観察した限りでは、どこかわかりません。実は、交尾の際に出る生殖器とする説が有力だそうです。生殖器は、恋矢と言われています。しかし、カタツムリは、オスとメスが別々にいるのではなく、雌雄同体の生きものです。よって、2匹のカタツムリがいると、どちらかがオスの役割をし、どちらかがメスの役割をして子どもを産むのです。

 

ますます、不思議な生き物ですね。フランス料理の「エスカルゴ」は、専用のブドウ畑で寄生虫がつかないよう、衛生的に養殖されたリンゴマイマイ科のカタツムリだそうです。日本では、飛騨地方で、クチベニマイマイが子どものおやつとして焼いて食べられていたそうです。

 

それから、カタツムリの殻を取ったら、ナメクジのようになるわけではありません。カメが甲羅と体が一体化しているように、カタツムリも殻と体はくっついています。

 

さぁ~来週は、多くの園児がこのカタツムリを観察します。どんな反応になることやら、楽しみですね。

2021年

7月

02日

まなざしが出会う場所へ

以前、ユニセフの会合に参加して、職員の人たちと話をした時の事です。よく、こんな質問を受けるそうです。「ユニセフでは、世界の人々の飢餓や、満足に教育を受けられない子どもたちへの活動を行っているけど、その前に、日本で困っている人を助けるのが、大事なことなんじゃないの?」

 

ユニセフの職員は、もちろん、そんな質問も真摯に受け止めるのですが、こう言うのです。「日本とはレベルが違うんです。世界では紛争や飢餓で毎日多くの人々が亡くなっています。命に優先順位はつけられませんが、日本の子どもたちは幸せだと思います」

 

保育園では、毎日の給食を考えても、「今日は食べるものはありません」とか「おかわりはできません」などはありません。逆に「野菜が苦手だ」と、食べ物を残してしまう子だっています。私たちは、「残さないで食べよう」なんて言いますが、食べ物を残して、廃棄してしまうのが日本です。

 

「まなざしが出会う場所へ」の著者渋谷さんは、世界各国の紛争や飢餓、災害の現場を取材する写真家です。

 

砂漠化が進むスーダンでは、長引く内戦の陰で、飢えと渇きに弱い子どもたちが死んでいきます。アンゴラの難民キャンプでは女性が「いま植えなければ、来年食べるものがない」と言って、子どもを背負ったまま地雷のある地を耕しています、

 

カンボジアでは、病気の両親の借金のかたに男の子が売られ、その子は一度も学校に通ったことがないまま、白人のペドファイル(小児性愛者)のコンドミニアムに囲われています。

 

タイとミャンマーの国境付近にある難民キャンプで、著者が、そこで生まれた子に将来の希望を尋ねると「何もない」と即答されます。その子どもが生きている環境からは、希望も夢も最初からないのかもしれません。

 

保育園の子どもたちは、七夕飾りに「願い事」を書いています。「日本人で良かった」なんて気分にはなれません。かと言って、世界の子どもたちを助けることもできません。ただ、知ることしかできませんね。

2021年

7月

01日

働きマン

今日は、プール開きの日でしたが、あいにくの雨となってしまいました。昨年の7月は、異常気象で長雨と低温が続き、7月のプールは3回しかできませんでした。来週も梅雨の天気が続きます。小学生は既に6月からプールが始まっていますが、保育園児には、冷たい中でのプールは、無理しません。8月いっぱい、夏は長いので、天気がいい日だけプールを楽しみます。

 

さて、「働きマン」というマンガをご存知ですか。2004年安野モヨコさんの作品ですので、15年以上も前の作品です。2007年には、菅野美穂さん主演でドラマにもなりました。現在、働き方が多様化し、コロナ禍以降リモートワークも日常化しつつあります。働き方が変化していく中、多様な価値観を持った人々が共に仕事をするために、これまでの「常識」を見直す必要に迫られています。

 

そんな中、今読みかえしたいのが、「働くこと」とは何かを女性の視点から描いた「働きマン」です。主人公は、週刊誌の編集者で、不器用ですがどんな仕事にも手を抜かないで、ぶつかっていきます。その男勝りな働き方をもじって「働きマン」と呼ばれるのです。

 

作中では、女性だけでなく様々な立場の人物の仕事観が描かれています。仕事だけに注力せずプライベートを大切にする者、「女性」という立場を利用して仕事を得る者、仕事を投げ出して逃避する者・・・そうした人を非難するのではなく、その人なりのライフスタイルや価値観があることを描いています。

 

つまり、多様性の上に組織や仕事が成り立っているんだよ・・・と言わんばかりの描写です。15年以上前の作品ですが、仕事に対して、どう向き合っていくのかを学ぶには、いい作品です。あなたの仕事観は・・・どうですか。

2021年

6月

30日

東京五輪 外国チームの事前合宿

今日も屋上では、ミニトマトのつまみ食いから、インゲン豆の収穫と、子どもたちが野菜の収穫にかかわる時間が増えてきました。入園当時は、トマトが食べられなかった園児が、いつの間にか、トマト大好きの子に変わっていきます。うれしいですね。

 

さて、東京オリンピックに参加する外国チームが、日本の各地で事前合宿を行う予定でしたが、コロナの影響で、受け入れ中止の自治体が多くなっています。そんな中で、群馬県太田市は、オーストラリアのソフトボールチームを受け入れています。

 

実は、彼女たちが太田市で合宿するのは今回で4回目だそうです。来るたびに、地元の小学校でソフトボール教室などを開いており、市民にとっては、お馴染みのチームのようです。今回は、小学生相手にソフトボール教室はできませんが、市民の本音は「いつも通りに来てくれてありがとう」だそうです。

 

ソフトボールは、野球と違って、ピッチャーからバッターまでの距離や塁間が短いので、ボテボテのゴロやセイフティーバントでの内野安打が多いです。ランナー1塁で、送りバンドの場面では、サードは、ほぼピッチャー横のラインまで、前進守備をします。バッターは、より一塁に近づくために右利きなのに左打ちをすることもあります。

 

そして、何と言っても、ピッチャーは、腕を一回転させる「ウインドミル」投法で、豪速球を投げます。日本のエース上野投手のストレートは、プロ野球選手でも、初めての対戦ではボールに当たりません。ホームまでの距離が短いので、110キロの球速でも、野球に換算すれば160キロ以上になるのです。

 

何を隠そう、私も大学時代はソフトボール部で活躍していました。大学の学部内の対抗戦で、私は法学部だったのですが、毎年農獣医学部が優勝していました。私が主将を任された大学3年の秋の大会・・・農獣医学部との決勝戦、1点差で勝っていましたが、最終回の7回裏(ソフトボールは7回まで)、1アウト満塁で、相手の4番がバッターという大ピンチでした。そして、初球を打った4番の打球は、センターを守る私への強烈なライナーでした。ボールをキャッチした私は、タッチアップで本塁へ向かう3塁ランナーを刺すべく、バックホーム・・・判定は「アウト!ゲーム終了!初優勝!」という過去の栄光をたまに思い出します。

 

すみません・・・思い出話が長くなりました。オリンピックソフトボールのオーストラリアチームは、開会式前の7月21日に1次リーグ初戦で、日本と対戦します。アメリカに劣らない強豪チームだけに、好ゲームとなることでしょう。

 

コロナ禍でのオリンピックで、いつものように海外チームの合宿を受け入れてくれた太田市民にアッパレですね。ちなみに、オーストラリア選手は、ホテルと練習グランドを往復する日々です。楽しみは、コンビニスイーツを食べることだそうです。(笑)

2021年

6月

29日

どろんこ遊び

今日は朝から強い雨が降っています。今日のどろんこ遊びに、子どもたちはやる気満々ですが、冷たい雨に気温も低い・・・9時まで空を見上げて祈っていましたが、残念ながら午前中に、園児全員でのどろんこ遊びは中止としました。

 

子どもたちは、久々に教室内でミニ運動会をしました。雑巾がけレースから、パカパカ馬歩きまで、子どもたちの熱い戦いが続きます。勝ち負けがしっかりとつくので、勝った喜びも負けた悔しさも、すべて成長の糧となるのです。

 

さて、午後には雨が上がりお日様も顔を出しました。急きょ、午後の寺子屋の時間をどろんこ遊びとしました。寺子屋園児だけですが、「待ってました!」と、どろんこの中へ入っていきます。

 

今年のどろんこ遊びは、それはそれは激しい内容になりました。6歳女の子が、バケツにドロ水を入れて、大胆にも他の園児にかけたのです。攻撃をすればお返しを食らいます。こうして、ドロ水バトルが繰り広げられて、一気に、子どもたちの洋服は、何とも言えないドロ水色になっていくのです。

 

3歳児女子6名だけが、消極派チームです。どろんこ広場の前に用意した、プールに入って、まるで温泉気分です。ここは、強要してもいけないので、子どもたちが遊びたいように見守ります。

 

ドロ水に入るのを躊躇していた4歳女の子二人組が、ついに、勇気を出してドロ水に入ってきました。「よし!○○と○○・・・よくがんばったな!」と声をかけると、二人は最高の笑顔で「自分たちは頑張ったんだ・・・」と言わんばかりの顔をします。

 

洋服のまま、裸足になって、田植え前のような柔らかい土に、ドロ水の感触を感じて、今年も、子どもたちはどろんこ遊びができました。今の時代・・・とっても贅沢な自然遊びかもしれませんね。

2021年

6月

28日

45年前の伝説の「世紀の一戦」

今日は、屋上ファームの収穫に、子どもたちは大忙しです。真っ赤になったミニトマトを食べてパワー注入してから、いよいよ、今季初収穫の「インゲン豆」です。この週末で、一気にドジョウのような形の豆に成長しました。

 

「大きくなったインゲン豆をとるんだよ。小さい赤ちゃんはまだとらないで・・・」と口で説明しても、子どもたちの大きい小さいのモノサシはバラバラです。いつものように、赤ちゃんインゲン豆が収穫されてしまいました。(笑)バケツ一杯も収穫できたので、今日は子どもたちのお土産です。野菜嫌いの園児でも、自分で収穫した野菜は、なぜかモリモリ食べるのです。

 

さて、今から45年前の1976年6月26日にあった伝説の試合を覚えていますか。「プロレスラーのアントニオ猪木VSボクシング世界ヘビー級王者モハメド・アリ」です。当時、小学生だった私は、食い入るようにこの試合をテレビで見ていました。

 

1ラウンド3分で15ランドのボクシング形式での試合となりました。手に汗握る攻防を期待していた私は、ずっと猪木がリング上に横たわり、アリの足をキックするという退屈な展開となり、勝負はドローに終わりました。試合翌日には、あらゆるメディアから「世紀の凡戦」と酷評され、ファイトマネーをめぐって、アントニオ猪木の新日本プロレスは、借金地獄に陥ったのです。猪木は、当時の妻であった女優の倍賞美津子さんに食べさせてもらうという生活です。

 

これには理由がありました。モハメド・アリは、世界的スーパースターでしたが、アントニオ猪木の知名度は世界ではほとんどありません。この試合を実現するために、がんじがらめのルールをアリ側から、要求されたのです。「これをのまないと試合はしない」と。つまり、猪木にスタンディングでの試合が禁じられてしまったのです。プロレス技のバックドロップもブレーンバスターも猪木は使えません。しかも、関節技もノーとされたのです。

 

45年の時が経過した後、1本のテープが公開されました。2016年に死去したモハメド・アリの肉声です。その中で、最初は、エキシビションマッチを望み、それを観客に公開することを望んだのです。世界的スーパースターのアリが、負ける危険を冒して猪木と真剣勝負をするはずがないと、まわりも考えていました。しかし、アリはこのテープでこうも言っていたのです。

 

「リアルでやると言うのなら、俺たちはリアルでやる。猪木がベストを尽くして、俺をホールドすることができるかもしれないし、俺も猪木をノックアウトするかもしれない。そして、リアルでやる場合には、向こうに伝えてもらいたい。その場合は、床に寝転がるとか、やっていいことと、いけないことについての規則が課せられるということを」

 

そして、この試合は、リアルファイトとなり、猪木に一方的に不利なルールが課せられたのです。試合後、モハメド・アリは、この無名のアントニオ猪木をリスペクトするのです。

 

アントニオ猪木は、現在「心アミロイドーシス」という難病で入院生活を送っています。彼のツイッターでは10万人以上のフォローワーを持っていますが、猪木自身がフォローするのはただ一人。他ならぬモハメド・アリだそうです。

 

猪木は、毎年「6・26」が近づくと周囲にこう語ると言います。「時がすべての裁判官だよ」と。45年前は、世紀の凡戦と酷評された試合が、時が経つにつれて、高く評価されているのです。

 

今日は、私の趣味の世界につき合っていただきありがとうございます。わかりました?

2021年

6月

27日

目標は持たずコツコツと・・・

保育園の壁紙をきれいにしています。入口から見てベビールーム側の壁紙を涼しげな板張り風に張り直しました。最近は、ホームセンターで素人でも簡単に壁紙の張替えができるようになり、なかなかの完成度です。子どもたちや保護者からの評判も良くて、調子に乗った私は、入口の柱周りをレンガ調の壁紙にします。「新しいおうちに来たみたい!」と言われ、ますます浮かれる園長です。

 

しかし、よく見ると、シワになっていたり、わずかに膨らんでいるところがあったりと、プロの職人技には程遠いですが、少しずつ、汚れた壁紙をリニューアルしていきます。

 

さて、私たち大人は、子どもたちに「何か目標をもって生きていく方が、人生は充実し、生きがいも大きくなるぞ!」なんて、偉そうに言っていますね。

 

しかし、皆さんも経験していませんか。子どもの頃、勉強の予定をしっかりと立てたら、そこで満足してしまって、目標の実践に至らなかったこと。また、ノートを綺麗にまとめたら、それで勉強をした気になってしまったこと。

 

そんな自分を責めるのではなく、目標を立てなくても、結局は目の前のことをコツコツとやることが大切なのでは・・・と思う生き方もありかもしれませんね。

 

私も、学生の頃に一人旅に出た時は、細かい予定を立てないで、行き当たりばったりを楽しむ。何もしないを楽しむことが、充実の時間でした。計画をガチガチに決めてしまうと、その通りにいかなかった時にストレスになることもありますね。

 

「目標もしっかりと立てて、計画的に物事を進める」事も「目標は持たず、目の前のことをコツコツと行う」事も、その人の向き不向きで決めればいいことですが、どうも、世の中は、「目標を持つ」方が、尊いことに受け止められます。

 

でも、人の生き方ですので、どっちがいいとか悪いとかではなく、また時と場合で、変えたっていいですね。「目標を持たない事」を決して悲観することはない・・・そう思うことも必要かもしれません。

2021年

6月

26日

動画授業

今日は、卒園児6名を連れて、近くの室内プールへ行って、園長の水泳教室を行いました。小学生の学校でのプールは、6月に始まっています。子どもたちがよく口にするワードが「地獄のシャワー」です。そうです、小学校のプールでは温水のシャワーがありません。今日は、「シャワーがあったかい!」とつぶやくシーンからスタートです。(笑)

 

「小学校のプールで、クロールの練習をしているけど、息継ぎができない」「背泳ぎの練習がしたい」という子から、ビート板でバタ足の練習・・・水が苦手なので、歩きながら前に進む子まで、それぞれのレベルに合わせて練習をします。ざっと1時間、黙々と練習が進みました。チームで練習すると頑張るのが子どもたちの行動パターンです。

 

さて、コロナ禍の学校や塾の休校を経て、オンラインでの動画を使った授業に関心が高まっていますが、今から10年前に、このジャンルの先駆者といわれる教育系YouTuberが、葉一(はいち)さんです。動画授業「とある男が授業をしてみた」は、2012年から配信を開始し、わかりやすいと中高生を中心に口コミで広がり、今ではチャンネル登録者数は約147万人、動画の再生回数は4億回を突破するそうです。葉一さんは、過去に塾講師をしていました。

 

「生活を切り詰めて塾に通っていたり、夏期講習は通えなかったりする生徒が思った以上にいました。親の所得格差で子どもたちの学びの選択肢を狭めていることに、僕はどうしても納得できませんでした。学びたい子が無料で勉強できる場所をつくれないかと塾を退社し、たどりついたのがYouTubeです」と語ります。

 

私たちは、ついついコロナ禍だから、動画配信で勉強すると思いがちですが、塾に行けない子どもたちのために、先生に気軽に質問ができない子どもたちのために、授業動画の役割があるのです。

 

葉一さんの動画の最大の特徴は、すべて教科書に沿って作られていることです。なぜ、教科書をまるまる一冊解説することにこだわったのか。「子どもたちがどこでつまずくかは、本当にバラバラ。だからこそ、どこでつまずいても絶対に支えられる、動画を見た子どもたちに疑問を残さないコンテンツをつくりたかったんです」と語ります。

 

土曜日に保育園に通う卒園児は、家・学校・学童などの他に、ホワイトきゃんばすが居場所になっているのですが、学びの場としても、学校という公教育の場・塾に続く「第三の学びの場」として授業動画が増えていくことでしょう。

 

どうですか・・・子どもと一緒に、覗いてみませんか。「とある男が授業をしてみた」なかなかわかりやすいです。

2021年

6月

25日

脳の熱中症!?

今年の七夕飾りを保育園の入口に飾りました。毎年恒例の「ヒーロー・ヒロインになりたい」に「かけっこがはやくなりたい」「みんなとなかよくあそべますように」「まほうつかいになりたい」という願い事に、パパが泣いて喜ぶ「パパとけっこんしたい」もあります。深い意味があるのか「きゅうきゅうしゃになりたい」は、たぶん、人の命を救いたいという意味でしょう。しばらく、保育園が「仙台七夕まつり」のように賑やかです。

 

さて、蒸し蒸しジメジメするこの季節、体のだるさを訴える人は多いと思います。ある調査では、首都圏に住む20~50代の男女609人の中で、全体の57.3%が梅雨時期に何らかの不調を感じているそうです。

 

疲労研究に詳しい東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本さんは「いわゆる梅雨バテや夏バテの主な原因は『脳の熱中症』です。例えば、長時間入浴するとのぼせることがありますが、それは、脳の熱中症の初期症状。脳の自律神経が熱を持ったままの状態だと、機能が低下するだけではなく、睡眠の質が悪化し、疲労の回復が妨げられてしまうことがわかっています」と言います。

 

私たちは、疲労の原因は肉体的なダメージだと想像しますが、梶本先生によると「疲労の原因は自律神経、すなわち脳へのダメージです。仕事でストレスがかかる時や運動時も、自律神経中枢が最も疲れるのです。つまり、すべての疲労の原因は脳にあります」とのことです。

 

そして、自律神経機能は加齢とともに下がります。20歳の時と比較した場合、40代は2分の1、60歳では4分の1まで低下するそうです。多くの人が30代半ばを過ぎると急に疲れを自覚するようになるのはこのためだそうです。

 

私も、「若い時は○○ができた」の幻想を今だに追いかけるときがありますが、そろそろ、素直に現実を認めないと…と思っています。(笑)

 

では、どうすればいいの?ですね。最も有効な方法は、脳の自律神経の中枢を冷却することです。ずばり、「鼻」は、脳の冷却装置で、鼻から冷たい空気を吸うのが、最も効果的だそうです。そして、25度以上の熱帯夜は、エアコンをつけたまま寝ることがおすすめとのことです。設定温度は26度以下です。ただし、「頭寒足熱」で、脳は冷やして体は温めること。タオルケットではなく、ちゃんと布団を使い、わきから下にかけるのがいいそうです。

 

梶本先生は、脳の疲労を回復させるために「起床や就寝の時間を一定にする」「ジムなどでトレーニングをしすぎない」「わきから下、特に足は温かく保つ」「睡眠時のエアコンは男性なら25度、女性なら26度以下に設定する」をあげています。

 

どうですか・・・この夏、やってみませんか。

2021年

6月

24日

大きくなったら何になりたい?

屋上のどろんこ広場で、バッタの子どもを見つけた6歳女の子・・・そのまわりに、子どもたちが集まります。すると、パタッとバッタが動かなくなりました。どうやら死んだふりをしているようです。

 

「大変だ・・・バッタが死んじゃったかも」と女の子が叫び、そっとバッタを地面に置きます。そして「みんなバッタのまわりを丸くなって!」と言うや、アイヌ民族かアポリジニーのごとく、先住民のダンスを踊り始めました。どうやら、このダンスで、バッタを生き返らせようとしたようです。凄い発想ですね。

 

さて、今日は子どもたちの将来のお仕事の話です。昨日の防災体験で、消防車や訓練をしている消防士を見た男の子は、みな「大きくなったら消防士になる」とすぐに影響を受けてしまいました。こうして、子どもたちは、様々な体験を通じて、「大きくなったら何になりたい?」が、コロコロ変わります。

 

「あーなりたい・・・こーなりたい」と言える子はいいですが、「わからない」と決められない子も多いですね。

 

少し古いデータですが、厚生労働省の2011年の調査によると、世の中には、17,209種類もの職業があるそうです。こんなに沢山の職業がありますが、子どもたちに、それを伝えないと、「大きくなったら○○になりたい!」という答えも返ってきませんね。

 

子どもに関心をもってもらうように、お仕事に関する絵本がいくつかあります。

 

「おしごと制服図鑑」という絵本では、72種類の制服を紹介していて「制服から知るお仕事」という視点で構成されています。どうしてこのデザインなのか?制服の意味も考えさせます。昨日の防災体験で、消防士の制服に子どもたちが魅せられるのも、カッコ良さだけでなく機能面も学んだからです。

 

「おみせやさんで くださいな!」の絵本は、ケーキ屋さん、おもちゃ屋さん、お肉屋さんなど、37のお店を「お買い物ごっこ」をしながら楽しめる構成になっています。ママとの買い物で、実物の店舗を見ることで、さらに興味が広がりますね。

 

「おしごと おしごと なににする?」の絵本は、様々なお仕事をしている人と交流しながら、子どもたちは将来の自分の姿を想像します。物語としてもしっかりと書かれているので、何度も読みたくなる内容です。

 

「大きくなったら何になりたい?」と我が子に聞いてみて、「わからない」と言われたら、子どもを責めたり嘆いたりしてはいけません。私たち大人が、子どもたちのワクワクドキドキにつながるような、仕事の話をしないと・・・ですね。手っ取り早いのは、パパママが自分の仕事の話を子どもにすることです。

 

そして、どんな仕事でも、「一生懸命頑張って、自分のためにも、人のためにもなることが大事」であることを教えたいですね。どうやって伝えるかは、あなた次第です。

2021年

6月

23日

防災体験やりました!

今日は、保育園ホワイトきゃんばすとしては、初めての取り組みとなる「防災体験学習」を行いました。さいたま市見沼区にある防災センターへ、年長・年中園児12名を連れて行ってきました。

 

14人乗りの大型ワゴン車に乗るだけで、子どもたちのおしゃべりが止まりません。途中、鉄道博物館を通った時に、運よく新幹線の「はやぶさ号」「こまち号」が通過したので、大騒ぎです。

 

防災センターに到着すると、子どもたちは、隣接する消防署の消防車に目が釘付けとなります。担当していただく職員に「おはようございます!よろしくお願いします!」と大きな声で挨拶をしてスタートです。

 

まずは、防災映像シアターで、地震が発生した時のアニメーションを見ます。子どもたちの気持ちが、だんだんと高ぶってきました。

 

そして、「地震体験」です。最初は、震度5弱を経験すると「もっと大きな揺れをやってみたい!」と子どもたちからリクエストがあり、震度6強も経験しました。さすがに、立っていられず「ダンゴムシのポーズ」で、床に丸くなって頭を隠します。

 

次は、私も初めての経験でしたが、「煙体験」を行いました。火事で煙が充満した部屋を4部屋すばやく移動してゴールです。煙は、床の方には少ないので、子どもたちは、しゃがんだ状態で前に進みます。ビビリの年長女子のWさんは、煙が怖くて、引き返そうとしていました。(笑)

 

吸っても大丈夫な煙ですが、子どもたちは「やばいよ…煙いっぱい吸っちゃったよ」なんて、青ざめた顔で話しています。

 

男の子たちは「地震も煙も全然平気だった!」と強がっていますが、本音では「怖かった」とつぶやく子も何人かいました。女子は、素直に「煙が怖かった」と言っています。担当していただいた職員には「一番大事なのは、自分の命を守ること」と教えてもらい、今日の経験は、大いに役に立ったようです。

 

最後に、大きな消防車(はしご車)の前で記念撮影をして、がれきの中から人命救助の訓練をする消防士たちの様子も見学できました。その姿がカッコ良かったので、男子は全員「大きくなったら消防士になる!」と影響を受けたようです。

 

今後も、保育園行事として、継続していこうと思っています。

2021年

6月

22日

ランドセル習慣の壁

昨日、自転車に乗れるようになった3歳男の子の影響で、今日は同じ3歳児の女子2名が自転車の練習を始めました。ストライダーはマスターしているので、補助付き自転車でペダルをこぐ練習をします。まだ、ゆっくりですが、前に進んでいます。

 

さて、今日は、ランドセルの話です。このブログでもランドセルの事は、よく話題にしています。4月12日のブログ「ランドセルの呪縛」でも、「ラン活」が早まり、平均購入金額が5万円を超えることに、マイナスの受け止め方が増えてきていることに触れました。

 

実は、昭和40年代にも一度、価格高騰への批判から「ランドセル廃止論」がわき起こり、ランドセルを認めない学校や自治体が全国にいくつか現れたそうです。ランドセル業界の陳情などによって廃止論は沈静化しました。

 

なぜ沈静化したか・・・理由は「保護者たちからある程度の支持を得られていたからこそ、廃止論がおさまったのでは・・・」とも言われています。あれだけのたくさんの荷物を持ち運ぶことを考えたら、やはりランドセルがいいと感じる保護者は当時から少なくなかったのです。リュックでは、中身がごちゃごちゃになってしまうし、6年間の使用に耐えられない・・・といったところです。

 

ランドセル廃止論の後、業界内で価格の自主規制が行われたそうです。価格の高騰が世間の反発を招いて廃止論につながると考えたのです。しかし、近年、海外製品の流入や、ランドセルのデザイン・機能性の多角化により、価格がまた高騰していますね。

 

文科省は、2018年に、置き勉を認めるよう事務連絡を出しましたが、実際に置き勉が進んだのは一部の学校だけのようです。最近では、これにタブレットが加わると、ランドセルの重量は6キロとなるのです。

 

ランドセルに代わるカバンとして「ランリック」「ナップランド」など、ナイロンやポリエステルといった素材を使ったカバンも発売されていますが、広く普及するには至りません。

 

小学校1年生というスタートの年に「人と違う」ことを過剰の恐れるのが、日本人なのかもしれませんね。小学生のランドセルは、良くも悪くも「ランドセル文化」として、定着していると言えます。

 

「ランドセル習慣」の壁を破ることができるか・・・日本における社会の成熟度を問われるような気がします。みなさんは、どう考えますか。

2021年

6月

21日

客室乗務員から英語教員

今日は、3歳男の子が自転車に乗ることができました。たまたま屋上には、エアコンの室外機設置の作業員がいて、男の子が自転車に乗れた瞬間を見ていて、感動の拍手を贈ってくれました。男の子は、先月から補助有り自転車で、ペダルをしっかりとこぐ練習をしていました。慎重な性格なので、本人が「自転車に挑戦する!」と言うまで、見守っていたのですが、ついに、本人のゴーサインが出ました。

 

何と、1回目のトライでスイスイと走っていきます。自転車が止まった状態から自分の力でこぎ出すことも、何度か練習するうちに、できるようになりました。これで、仲良しの4歳男の子と一緒に自転車で併走することができます。この経験が「石橋をたたいて、なかなか渡らない」彼の性格の壁を破ったようです。よく頑張りました。

 

さて、今日は、客室乗務員(CA)から、高校の英語教員になった女性の話です。埼玉県では、今春、県教育委員会の特別試験に合格した3人の民間企業出身者を高校の英語教員として採用しました。

 

まさに「生きた英語」が、教育現場にやってきたのです。その一人が、川越女子高校で勤務する細野さんです。彼女は、2015年に外資系航空会社に入社し、キャビンアテンダントとして働いていました。しかし、コロナ禍で昨春から自宅待機が続いていました。

 

彼女は、これまでも挑戦の人生を歩んできました。スペイン語は独学と留学で習得し、計5か国語を話します。海外の知識を深めるために、世界遺産検定の最高峰「マイスター」を所得しました。世界65か国を訪れたそうです。

 

授業では、客室乗務員が接客で使うフレーズを例に「Will you~」と「Would you~」(~していただけますか)の使い分けなどを解説します。自分が撮った写真を用い、海外の文化や習慣に触れることもあるそうです。

 

そして、彼女の強みは、生徒一人一人の表情の変化にも目配りできる能力で、これは社会人時代に培ったものだそうです。キャビンアテンダントだったので、まさにプロの目ですね。もちろん、職場内のコミュニケーション能力も抜群で、教頭先生からは「現場への順応が早く、コミュニケーション能力高い」と評価されています。

 

細野教諭の授業は、ただの英語の授業にとどまらず、「世界の窓」を生徒たちに見せているような気がします。「世界は日本とは違う」ことも学んでいくのでしょう。

 

余談ですが、私の長女は、この川越女子高校の出身です。高1の時に1回だけ授業参観に行ったことがあります。何と、男子トイレが敷地内に2か所しかありません。(女子高ですので当たり前ですが・・・)そして、原則、校則がないことで、生徒たち自身が自分のモノサシを高くして「ちゃんとしなきゃ!」となるようです。みな、しゃんとしていました。

 

どうですか・・・民間企業の力は恐るべしですね。長く教員を続けてきた人と融合することで、子どもたちにとって、新しい可能性を引き出す切っ掛けが膨らむのではないかと、感じますね。

 

私たちは、人生の中で、必ず何度かの転機があります。「人生の再出発」をこんな形でスタートさせられたら、本当に幸せですね。