2021年

5月

11日

「考える」教育

今日の寺子屋は、大きくなった玉ねぎの収穫をしました。店で売っている玉ねぎよりもはるかに大きいサイズです。年少寺子屋3番園児の半分が、自分の力だけでは引っこ抜けないほど立派に育っていました。明日は、1、2歳児が収穫に挑戦します。

 

さて、ある中学の校長先生は、ALT(外国語指導助手)と出会うと、必ず日本の子どもの印象を聞いているそうです。

 

多くの返答は、「頭が良いのに自信がない」「説明ができない。比較ができない」「すぐ答えを知りたがり、考えようとしない」などと不思議がるようです。「グローバル時代に、日本が一番遅れを取るかも」と、厳しい意見もあるそうです。

 

この原因は、開国以降または、高度成長期に「欧米に追い付け追い越せ」と、手っ取り早く知識だけを吸収するクセがつき、マネをすることが上手になったのか・・・「長い物には巻かれよ」の時代に、思考を放棄したためか・・・先人にソクラテスやカントという偉大な哲学者がいないからか・・・

 

近年、日本も本気で「考える」へ軸足を移そうと躍起になっています。アクティブラーニング型授業を取り入れ、センター試験を変えました。しかし、残念ながら教える側の多くが暗記など、知識の習得で勝負をしてきた人たちなので、「アクティブラーニングの授業がうまくいかない。どうすればいいのか?」となっているのも事実です。

 

米国暮らしが長かったある人が、こんなことを言っていました。「子どもは、小1から日本人学校ではなくて、現地校に入れた。授業参観に行くたびに、時間軸と空間軸(哲学)の話をしていた。自分が立つ座標軸を自覚させるためらしい。それと、毎回何人かに『私の○○』というテーマでスピーチをさせていた」とのことです。

 

つまり、他国の若者は、幼少期から哲学に触れ、持論をもってディベートを楽しみ、弁論に挑むのです。

 

今、日本は「考える」教育のスタート地点と言っても過言ではありません。「考える」のは子どもたちです。その考えさせる手法は、諸外国から学び、日本流にアレンジすればいいのです。私が勉強する「イエナプラン」は、オランダでの異年齢教育です。日本で最初に長野県にできたイエナプラン校の「大日向小学校」も、日本流にアレンジされたイエナプラン校です。

 

大丈夫です・・・これから、日本の若者は、物事の本質を見て、「考える」人間になっていくのです。

2021年

5月

10日

「いい写真」が撮りたい

今日の連絡ノートには、土曜日の保育参観の感想がたくさんありました。「虫歯にならないお話」は、とても参考になったという声が多く、また、何かの機会で第2弾ができればと思っています。ゲーム大会が楽しかった・・・ふだん子どもたちが遊んでいる環境を見ることができて良かった・・・カメにザリガニ、おたまじゃくし、カエル、メダカなど、たくさんの生き物を飼っているのにビックリ・・・連絡ノートに先生たちが書いている内容が、バッチリつながりました・・・等々、コメントありがとうございました。

 

さて、鉄道ファンこと通称「鉄ちゃん」には、電車に乗るのが好きな「乗り鉄」に、列車の撮影に燃える「撮り鉄」など様々な楽しみ方があります。ちなみに、私は、俳優の六角さんばりの「呑み鉄」です。年に数回、中学高校時代のおやじ仲間で楽しんでいます。

 

ところが、3月24日に、撮り鉄が電車をストップさせるという事件を起こしてしまいました。中央線の立川~日野間の多摩川橋梁の上で、特急「踊り子」で使われた185系の運行が終わり回送されるところを写真に収めようと、撮り鉄の一部が線路に立入り、通勤電車を約30分停車させてしまったのです。

 

このように、度を越した行為は、犯罪行為として処罰の対象となります。もちろん、一部の鉄道ファンによる行為です。私も含め、鉄道ファンとしては、とても悲しい気持ちになりますね。ここ数年だけでも、かなりの頻度で電車が止まっています。

 

SNSの普及で、「いい写真」をブログなどに載せたいという気持ちをあおり立てているかもしれません。マナーを知らない若者が増えたと言えば、その通りなのですが、鉄道会社の担当は、①自分も鉄道の利用者であることを自覚する②周囲の人々への迷惑行為は慎む③何が危険な行為なのか想像力を働かせる・・・この3つは守って撮影して欲しいと語ります。

 

保育園の子どもたちの中には、電車大好き園児がたくさんいます。マナーを守れる大人に育てないと!

2021年

5月

09日

母の力

昨日の保育参観・・・屋上の生き物の中で、一番人気が「おたまじゃくしはカエルの子」でした。ざっと100匹以上のおたまじゃくしが、1週間前には、いけすの中でスイスイ泳いでいたのですが、昨日は、半分がカエルになっていました。まだ、しっぽのあるカエルも石の上に上がっています。

 

小さなカエルですので、子どもたちは、パパと一緒にカエルを手にのせて、じっくりと観察しています。そのまま、どろんこ広場に逃げたカエルもいたようで、愛らしいカエルの姿に、親子で大興奮です。

 

さて、今日は「母の日」ですね。当り前のように、料理を作り、洗濯をし、掃除などの家事をこなす母親の仕事が、コロナ禍でさらに「大変なこと」という認識が高まったように思います。

 

「おうち時間 むしろ減ったよ ママの時間」

 

これは、オリックスが今年募集した「働くパパママ川柳」の作品の一つです。

 

昨年は学校の休校が続き、子どもが昼ご飯を家で食べるようになり、献立を考えるのが一層大変になりました。ここに、在宅のパパも加わると、そりゃ、大仕事ですね。

 

コロナ禍では、パパも在宅勤務となり、家事や育児分担の在り方を変えるチャンスだったはずなのに、どうやら、ママ任せの現状が悪化した家庭も多かったようです。もちろん、保育園パパは、ママもお仕事をしている環境もあって、料理も作るし、掃除洗濯もこなすパパが多いですが・・・。

 

「テレワーク ママより仕事 楽と知る」

 

これは、あるパパの作品ですが、ママの仕事がいかに大変であることが、コロナ禍で気がついたようです。こんな感じで、男性の意識改革が広がっていけば・・・今日の母の日は、「母の力」を強く感じる日でありたいですね。

2021年

5月

08日

令和3年度 保育参観

今日は屋上「ミドリガメのおうち」で赤ちゃんを発見です。5歳男の子が、いけすの横の土の上でじっとしているところを見つけました。昨年から誕生した赤ちゃんは、7匹目です。期待の「ニホンイシガメ」「クサガメ」の赤ちゃん誕生はまだないので、こう考えても、日本の池などが、ミドリガメことミシシッピアカミミガメでいっぱいになるのも分かりますね。「外来種」と邪険にされますが、ミドリガメには責任はありませんので、大切に赤ちゃんを育てます。

 

さて、本日は、保育参観です。昨年は、新型コロナウイルスの影響で中止としましたが、今年は、教室内はママと園児だけにして、蜜を避けての開催です。

 

まずは、子どもの名前で自己紹介を保護者にしてもらいます。新人保護者の皆様に、早く保護者同士の親睦を図ってもらいたいと思っています。そして、保育参観恒例の「ママへのプレゼント」です。今年のプレゼントは、「手作り装飾のホワイトボード」です。冷蔵庫の扉で活躍してもらいます。子どもの「ママいつもありがとう!」に、涙するママもいました。

 

ここで、子どもたちと、外で待機していただいたパパたちは、一足先に、屋上へ向かいます。屋上で普段遊んでいる姿を見てもらいます。カメやザリガニ、メダカ、おたまじゃくし、金魚のエサやりや、自転車、しゃぼん玉、お絵かきに、ファームの見学など、パパも一緒に「カメ…デカい!」と喜んでもらいました。

 

その間、ママ達には、歯科衛生士からの「虫歯予防のお話」を聞きました。保護者の中に、歯科衛生士のママがいるので、今回の講演をお願いしました。保護者の「お仕事資産」を今後も活用させていただき、貴重な話を共有したいと思っています。

 

6月1日に年長園児を対象に行う「わくわく食育教室」も、管理栄養士のママに協力をしてもらっています。

 

今回は、ユーモアも交えながら、ためになる話をしてもらいました。ビックリしたのは、まだ虫歯になったことがないママが3人もいたことです。そして、「朝食に菓子パンを食べさせたことがあるママは?」に、○○ちゃんのママが、お約束通りに、潔く「は~い」を答えてくれて、盛り上げてくれました。(笑)

 

そして、いよいよ屋上で全員集合です。ホワイトきゃんばす恒例の「親子ゲーム大会」が始まりました。このゲームでは、子どもの闘争心も勝敗に関係しますが、親の新たな性格を知ることになります。

 

「えッ~あのママが、あんなに負けず嫌いだったの?」みたいな感じです。今回も、親子で大いに盛り上がりました。3種目行ったのですが、最終レースは寺子屋園児が危険回避のヘルメットを着用して「台車列車でゴー!」で、スピードとスリルを競いました。

 

今回の保育参観の目的は、保護者同士の親睦です。保育園ホワイトきゃんばすは、ショッピングセンターの中にありますので、買物でよく園児同士が一緒になります。そんな機会に保護者同士でも、色々な会話ができればと思っています。

 

保育園の「見える化」の取組みで、屋上遊びのシーンをDVDで保護者は見ていますので、今日は、リアル屋上環境を感じてもらえればうれしいですね。保護者の皆様には、子どもたちの笑顔をたくさん感じてもらったことでしょう。ありがとうございました。

2021年

5月

07日

鬼の給食指導

今日は、久しぶりに園児全員出席です。ゴールデンウイーク明けということもあり、43名が全員集合しました。毎月月初に行う、身長体重測定と手形(今月は足形)スタンプが、今日一日で全員終了しました。子どもたちの足形にも、特徴があって見入ってしまいます。

 

さて、先日、私と同世代の仲間と小学校時代の「給食の思い出」を語り合っていました。私は、ほとんど好き嫌いがなかったので、あまり悪い思い出はないのですが、彼は「嫌でたまらなかった」と言います。

 

昭和40年~50年代です。あの頃は「食育」という言葉もなく、「食べ物を残す子はわがままで悪い子」という共通認識を多くの大人は持っており、学校の先生も「残さず食べろ!」「食べるまで帰さない!」という指導が主流だったように思います。

 

彼は、そんな教師の下で、吐き気をこらえながら涙とともに冷めた食べ物を口に運ぶ苦行を毎日行っていたそうです。その先生の決め台詞があって、「アフリカでは食べられないで死にそうな子もいるんだ」と言われ続けたそうです。彼は、心の声で「でもね、先生。私が吐きそうになりながらこの給食を食べたら、遠くの国のあの子たちは助かるの?私が食べたら、あの子たちはおなかいっぱいになるの?」と、口には出せないセリフを先生に向けていたようです。(笑)

 

時代が流れ、今では「残してもいいよ」という給食にシフトしているのが実態です。鬼の給食指導も問題ですが、「残していいよ」も、しっくりいきませんね。

 

食育の方法論は、たくさんあるでしょうが、子どもたちが、笑顔で好き嫌いなく完食できるのが、一番いいに決まっています。でも、なかなかそうはいかない。

 

ホワイトきゃんばすでも、答えがあるようでない、給食指導の正解を求めて、子どもたちには様々なアプローチをしています。「量を減らして完食させる」「これ一口食べたらおしまいにしよう・・・作戦」などなど、先生によっても、手法は様々です。

 

しかし、間違いなく言えることは、おうちでの食事よりも保育園の給食の方が、残さずに食べる園児が多いです。「みんなでいただきます」「他の園児の目がある」などが、その理由です。また保育園では、子どもたちの食わず嫌いの発見もあります。

 

6月1日に、年長園児対象に、2回目の「わくわく食育教室」を行いますが、「食べることが大好き!」な子どもたちを育てるべく、奮闘が続くのです。

2021年

5月

06日

教員の声が反映されているか?

昨日の子どもの日は、「しょうぶ湯」に入りました。冬至に入るゆず湯のように、香りはあまりしませんが、季節感を十分に感じることができました。つくづく、日本に残る季節の慣習を大切にしたいと思いました。

 

そして、ゴールデンウイーク開けの保育園が始まりました。メディアの報道にあるように、昨年同様、今年のゴールデンウイークは、遠くにいるおじいちゃんおばあちゃんや旅行に行ったという家族はありませんでした。しかし、ずっとおうちにいたわけではなく、それぞれ工夫したゴールデンウイークを過ごしていたそうです。新人1歳児の女の子は、砂場遊びにはまって、砂のプリンが上手にできるようになったそうです。(笑)

 

さて、「踊る○○」の刑事映画で、主人公の刑事の「事件は現場で起こっている。答えも現場にある」というセリフは、とても説得力がありますね。

 

では、日本の教育政策は、現場の声を反映されているでしょうか。現場の声とは、教員たちの声です。

 

OECDの調査で、「教員は教育政策に影響を及ぼせる」「メディアは教員の声を尊重している」の2つの質問を教員に対して行いました。すると、日本では、ともに10%程度となり、世界でも最も低い数字となってしまいました。言葉は悪いですが、教員集団は、教育政策によって最も影響を受ける立場でありながら、意見表明の機会を与えられず、息を潜めて成り行きを見守っているだけ・・・といったところでしょう。

 

ベトナムでは、ともに90%以上となっており、「教育政策は現場が決める」というような国の教育政策の仕組みも、教員の声が反映できるようになっているのでしょう。

 

日本は、決して教員が悪いのではなく、教育政策において、現場の意見が反映する仕組みがきちんと確立されていないのが問題です。小・中・高の教員は、約90万人といわれています。しかし、日本では、教育政策決定には、一部の専門家集団(教育評論家などメディアに登場する人たち)の影響力が、最も強いのが実態ですね。

 

やっぱり、現場の声が教育政策に反映されないと・・・と強く思います。

2021年

5月

05日

憎めない害虫④「ダンゴムシ」

屋上ファームで、収穫したじゃがいもやさつまいもに、かじったような跡が残っていることがあります。犯人は、「ダンゴムシ」です。しかし、子どもたちには大人気の虫です。虫嫌いで、触ることができない園児が、一番最初に勇気を出して手に乗せるのが、ダンゴムシです。

 

害虫というイメージは、ほとんどありませんね。保育園でよく流れる「進めダンゴムシ」の曲では、ダンゴムシは地球をお掃除してくれる~♬というフレーズがあります。枯れ葉や昆虫の死骸などを食べて土に返す「分解者」の役割をしているからです。

 

ダンゴムシは、虫類ではなくて、甲殻類の生物なので、エビやカニの仲間です。海に行くとすばやく動く「フナムシ」がダンゴムシに近い仲間です。子どもたちは、ダンゴムシに触ると団子状に丸くなるのを楽しみ、元に戻るまで飽きずにじっと観察しています。

 

ダンゴムシは、脱皮を繰り返して大人になるのですが、最初に下半身、後から上半身と2回に分けて脱いでいきます。2回の脱皮には、数日かかかることがあるそうです。私は、ダンゴムシの脱皮を見たことがありませんので、子どもたちと、屋上で意識して観察することにします。

 

小学生の夏休みの自由研究で、大人気なのが「ダンゴムシ」です。かつお節をエサにして仕掛けると、たくさん採集できたなど・・・子どもなりの研究が行われていますが、ダンゴムシは交替制転向反応という現象が知られています。例えば、T字路がいくつも連続するコースでは、最初に右に曲がったら、次は左、その次は右と交互に進むのです。この理由はまだはっきりとしていないそうです。

 

「左右の足の負担を均等にする」「天敵などから逃げる時に有効」などの説がありますが、小学生が、自由研究で真相を解明してくれるかもしれませんね。

2021年

5月

04日

憎めない害虫③「ナメクジ」

私が子どもの頃に、ナメクジを発見すると、塩をかけるいたずらをよくやったものです。今考えれば、ずいぶんなことをしたものです。しかし、塩をかけて、小さくなったナメクジに、また水をかけると復活します。

 

カタツムリは愛されるのに、陸に住む巻貝の一種のナメクジは、「気持ち悪い!」となり、塩をかけられてしまいます。背中の貝をなくして海に棲むのが「ウミウシ」で、陸に住むのがナメクジだそうです。ウミウシは、「海の宝石」と言われ、カラフルな種類が多くて愛好家も多いですが、ナメクジ愛好家は聞いたことがありませんね。

 

ナメクジは、湿気の多いところに生息し、昼間は石の下などに潜んでいて、夜間に活動します。おろし金のような多数の歯のある舌を持ち、野菜や庭の植物の葉、コケなどを削り

とるように食べます。4月には体長1センチくらいだったものが、梅雨のころには6センチ程度に成長します。

 

ナメクジがゆっくりと進む姿は、見ようによっては愛らしい姿ですね。(私だけ?)そんなナメクジは、2年前に大事件を起こしています。あの小さな体で、電車を止めてしまったのです。

 

2019年6月のこと、JR九州の電力設備に侵入したナメクジが、感電してショートしてしまい、特急列車など26本が運休し、1万2千人が足止めをくらったそうです。「ナメクジをなめんなよ!」です。

 

ナメクジには、オス・メスがありません。雌雄同体という形態です。雌雄同体でも1匹で産卵するわけではなく、ほかの個体と交尾器をくっつけ合って精子を交換することで2匹とも受精して産卵するそうです。透明な2ミリくらいの卵を1回に20~60個を土の中に産みます。

 

どうですか・・・梅雨に入ってナメクジを見つけたら、少し見守りたくなりましたか。

 

昔、民間療法で「ぜんそくの治療には生きたナメクジを呑むといい」といわれていました。昭和1ケタ生まれぐらい迄のおじいちゃんおばあちゃんなら、ひょっとしたら、ナメクジを呑んだ人もいるかもしれません。しかし、これは迷信で、ナメクジには、寄生虫がいることもあるので、絶対に呑んではいけません。

2021年

5月

03日

憎めない害虫②「ムカデ」

赤い頭に黒緑の体・・・黄色い足を持つ毒々しい姿をした「ムカデ」は、21対の足を使って、意外に速く動きますね。ほとんどの人が、見た目が気持ち悪い!と思うことでしょう。

 

屋上ファームで仕事をしていると、このムカデが時々姿を見せます。21対の足で歩く姿は、じっくりと観察すると、実はかわいい虫なのです。(私の個人的な感想ですが・・)

 

ムカデは、小さな昆虫やクモ、ミミズなどを食べる肉食性の虫で、夜に活動をします。昼間は、落ち葉や石、植木鉢の下などに潜んでいます。そして、意外ですが、ゴキブリも大好物なのです。

 

人を襲うことは、まずないのですが、庭仕事などで、誤って触れてしまうと、毒のある牙で噛みつくことがあります。ハチに似た毒を持っているので、激しい痛み、腫れがあるそうです。猫や犬などのペットもムカデに噛まれると、元気喪失となってしまいます。

 

ムカデのオスは、精子の入ったカプセル(精包)を落とし、メスはそれを拾って受精します。卵を産むとメスはふ化するまでの1ケ月~1カ月半、飲まず食わずで抱いています。地面に着くと、雑菌で卵が死んでしまうからです。

 

しかし、ムカデの悲劇はここからです。そうやって、大切にしていた卵なのに、ふ化して小さなムカデが走り出すと、親はエサと間違えて食べてしまうのです。ムカデは目が退化しているので、ほぼ触角に頼って生活しています。自分でエサに向かっていくのではなく、何かが触れると瞬時にパクっと咬みつく習性があるそうです。そんなことなので、共食いもします。ムカデを採集して(あまりする人はいませんが・・・)、飼育ケースに数匹入れておくと、いつの間にか1匹しかいなかったということもあります。

 

どうですか・・・植木鉢の下からムカデが出てきたら、愛をもって見守ってみませんか。

2021年

5月

02日

憎めない害虫①「カメムシ」

今日のお昼頃でした。さいたま市西区では、何とひょうが降りました。カミナリと共に、冠水を伴う豪雨となり、ひょうまで降ってきたのです。庭は、雪が積もったように白くなりました。農作物の被害がなければ・・と心配するほどです。

 

さて、今日から保育園はゴールデンウイークで4連休となります。そこで、普段は「害虫」扱いの虫たちに愛をこめて・・・語ることにします。(笑)

 

保育園の屋上には、「雑草」として邪魔者扱いされる草花がたくさんあります。子どもたちは、そんな野草も愛おしく、花束にしたり、料理ごっこに使ったりしています。「害虫」だって、人間が勝手に害虫と言っているだけで、命ある生き物なのです。

 

ということで、今日は「カメムシ」です。

 

屋上でも、子どもたちは、たまに「カメムシ捕まえた!」と大騒ぎになります。中には「くさいから気をつけろ!」と、カメムシが強烈な臭いを出すことを知っています。この臭い、タイ料理によく使われるパクチーに似ているとも言われます。パクチーの臭いがダメで食べられない人は、この臭いを不快・危険と感じる遺伝子を持っていて、カメムシの臭いにも同じような反応をするのだそうです。

 

しかし、この臭い、カメムシ自身も耐えられないらしく、密閉容器に数匹入れておくと、自分たちの臭いで死んでしまうのだそうです。実は、カメムシの臭い成分の中に毒性のあるアルデビトという物質が含まれているそうです。

 

でも、カメムシをじっくりと見てみると、なかなか存在感があります。カメのように、甲羅のような硬いボディもいいですね。やっぱり、憎めない虫です。

2021年

5月

01日

企業の社会貢献

屋上のカメ池には、ニホンイシガメとクサガメがざっと15匹以上いるのですが、子どもたちの姿を見ると逃げていたカメが、ようやく「エサがもらえる」という記憶を取り戻したようで、クサガメが2匹くらい寄ってきます。エサの食いつきも良くなってきました。

 

さて、民間企業の大きな目的は、利益を出すことです。利益が出なければ、従業員に給料を払うことができませんし、株主への配当も組めません。もう一つの大きな目的は、社会貢献することです。

 

社会貢献のあり方は、企業によって様々でしょうが、最近では、教育の視点で社会貢献をしたいと考える企業が増えているそうです。学校現場への出前授業などがそれに当たります。企業の資源である「人、モノ、技術、理念」などを生かして「社会」と「学習」をつなぐというイメージです。

 

岡山県生涯学習センターは、教育につながる社会貢献という視点で、企業側にアプローチを試み、センター主導のプログラムを作成したそうです。早速、小学校の現場で活用されているそうです。

 

例えば、小学校2年生対象に、テーマパーク事業を手掛ける企業と連携して「うごくうごくわたしのおもちゃ」という授業を作成しました。

 

子どもたちに、遊ぶことの意味を考えさせた後、実際に手作りおもちゃで遊びを体験。手作りのおもちゃを通じた遊びの中で、子どもたちの話し合いにつなげていくようなプログラムになっています。

 

他にも、6年家庭科「共に生きる生活」(環境コンサル企業と連携)・5年理科「流れる水のはたらき」(土木建築企業との連携)などのプログラムがすでに行われたそうです。

 

民間企業で働いていたおやじ園長から言わせれば、民間企業が持つ「ヒト・モノ・カネ」は、学校組織では考えられないくらい、価値のある資産です。これを子どもたちの学習に活用しない手はありませんね。これからも、さらに、民間企業に「学習」という社会貢献の形で、学校に関わってもらいたいと思っています。

2021年

4月

30日

「良い」「悪い」をはっきり言う

今日で4月もおしまいです。新年度がスタートして1ケ月が経過しました。保育園の新人園児たちも、慣れてきたのか笑顔の時間が増えました。また、寺子屋3番さんの体操教室は、見違えるほど立派です。体操すわりができて・・・順番を抜かさないで並ぶ・・・前の人を押さない・・・体操の先生からのお願いがきちんとできています。

 

さて、まだまだコロナ禍が続きますが、昨年は学校が休校していたので、今年は子どもたちが登校できる環境で、本当によかったです。学校では、まずはこの1カ月で、子どもたちは担任から評価されると同時に、担任への評価も行われています。

 

この1カ月で、教師のリーダーシップを確立しないと、1年間の長丁場を乗りきることができませんね。

 

私の長男が、小学校4年の時の担任の先生は、「子どもになめられるか否かは、最初の3日間が勝負だ!」と言っていました。「声は大きく・・・良いこと・悪いこと、先生の考えをはっきりと、具体的に言わないと、子どもたちには伝わらない」と続けます。

 

例えば、朝のあいさつで言えば、子どもの中にはダラダラとあいさつしたり、声が小さかったり、おしゃべりに夢中であいさつをしない子もいます。この時に、朝の会で毅然と「きちんとあいさつできていない人がいました。もう一度あいさつしましょう」と言えるかどうかがポイントだそうです。これで、朝から子どもたちの背筋が伸びるそうです。

 

普段の生活でもそうです。今日は、さいたま市内の小学校で離任式が行われましたが、離任式のために会場の掃除をすることになったとします。掃除の前に、「みんなできれいにしましょう」という言い方は、NGです。その目的を具体的に言わないといけません。「お世話になった先生への離任式があります。会場を美しく掃除できるといいですね」と、前もって望ましい行動を示すそうです。

 

掃除が終わり、教室に帰ってすぐに話をします。「○○君と○○さんは、隅々まで掃除をしてくれていて先生はうれしかったです。掃除を頑張った人は手を挙げましょう。素晴らしいですね」と、誰が良いのか、誰が頑張っていたのか、きちんと示すのです。全員に対して「みんな頑張りましたね」ではいけません。誰が良いのかはっきりさせるのです。

 

ただし、頑張った子に向けて前向きな感想や評価をしますが、さぼった子に焦点ををあてません。頑張った子に焦点化するのが、ミソだそうです。

 

どうですか・・・納得いきますね。こんな感じで、「良い」「悪い」を具体的に話すことで、子どもたちは先生の話をきちんと聞くようになり、頑張ろうという気持ちになっていくのです。

 

保育園の子どもたちへも同じです。先生が子どもたちに、具体的に話すだけでなく、子どもの話が具体的でなければ、「それはどういうこと?もっとわかるように言って!」と促すのです。親子の会話でも、試してみませんか。

2021年

4月

29日

カブトムシは夜行性じゃない!?

アメリカの一流学術誌「エコロジー」に、山口大学の研究成果が掲載され、大きな話題になっています。内容は、「日本のカブトムシは完全には夜行性じゃない」という内容だからです。

 

このニュースが凄いのは、埼玉県の小学6年生の柴田君の研究がベースになっているからです。

 

柴田少年は、2019年と2020年の夏、自宅の庭にあるシマトネリコという木に来るカブトムシの数を1日3~5回、毎日カウントしました。その結果、夜が明け完全に明るくなっても多くの個体がシマトネリコでエサを食べたり交尾をします。2020年には、カブトムシに油性マジックで固有の印をつけて追跡します。162の個体調査から、多くの個体は、夜間にシマトネリコに飛来し、日中もそのまま同じ木にとどまり続けていることが判明しました。中には、24時間以上同じ木で観察される個体もあり、クヌギでみられるものと全く異なる行動パターンだったようです。

 

一般的に、カブトムシやクワガタが集まる木は、クヌギのように「どんぐり」が実る木というイメージがありますが、シマトネリコは、台湾やフィリピンなど東南アジアが原産で、近年は庭木や街路樹で国内各地に植えられています。

 

どうして、シマトネリコに集まるカブトムシは夜行性じゃないのか・・・の研究は、これから、柴田少年が解明してくれるかもしれませんね。彼は、この2年間、7月から8月にかけて、一日も欠けることなく、記録をとり続けたそうです。

 

この夏・・・カブトムシを見つけたら、柴田少年の研究を思い出してみましょう。小学生の熱い研究です。

2021年

4月

28日

すべての子どもに ▢ を。

子どもたちの屋上遊びが、広がっています。自転車・生き物のエサやり・木登り・おままごとだけでなく、「カラスノエンドウ」のさや集めが、最近のブームです。野草と言いますが、いわゆる雑草です。5歳女の子が、お皿いっぱいに集めたので「これは、なんていう名前か知っている?」と聞くと、何と「カラスノエンドウです」と答えられたのです。いつ覚えたのか・・・驚きの正解です。

 

さて、ユニセフから学校募金のポスターが届いたのですが、これまたビックリのタイトルです。

 

すべての子どもに、▢ を。

 

どうですか・・・空欄の□には、それぞれが、言葉を入れてくださいという意味です。これが、「しあわせ」とか「えがお」とか、言葉が入っていると、逆に印象に残らないポスターになってしまいますね。

 

この一年余りの間に、新型コロナウイルスが、国境の隔てを越えて世界中に広がりました。このウイルスは、日本を含めたどの国の子どもたちに対しても、等しく脅威となりました。日本の学校では、「きちんと手を洗おう」を基本行為として、子どもたちは実践してきました。

 

しかし、「世界の学校の43%に、石けんと水を備えた手洗い設備がない」という事実があることをご存知ですか。正直、コロナ対策以前の問題です。

 

ユニセフの学校募金のポスターに、あえて□の空欄を設けたのは、私たちへの問いかけでもあるのです。この問いかけは、大人だけでなく日本の子どもたちにも向けられています。この問いを、子どもたちにとって大切な学びの一つにしたいですね。

2021年

4月

27日

2022年度 高校新教科書

今日の寺子屋は、さつまいもの苗を植えました。年長園児になると、3月に植えたジャガイモは、種芋を植えるのに対して、さつまいもは、種芋ではなくて、茎の部分を植えるという違いを理解しながら作業できます。そして、自分の苗を植えると、新人寺子屋3番のフォローにまわりました。

 

植付けが終わると、さつまいも畑の横に「クサガメのおうち」があるので、お楽しみタイムは、クサガメさんの散歩です。全部で6匹のクサガメを散歩させましたが、寺子屋3番さんたちは、畑仕事よりも、カメの散歩に大喜びです。

 

さて、この春中学3年生になった生徒が、高校に入学する2022年度から、高校の教科書が変わります。地理歴史で必修となる新科目「地理総合」や「歴史総合」では、生徒たちへの「問い」がちりばめられています。

 

例えば・・・「オリンピック開催地と世界各地でのテレビ中継の時間帯から時差を考えよう」「若者はなぜヒトラーに協力したのか」といった内容です。考える素材として写真や地図、年表などの資料がページの多くを占めます。

 

ねらいは、黒板を写し、教員の説明を聞くといった受け身の学習からの脱却です。いわゆる、アクティブラーニングが授業の柱になります。

 

福島県立脇町高校では、地理総合を先取りした授業をすでに行っています。シンガポールの水問題を扱う授業では、「熱帯多雨なのに、水不足に陥るのはなぜか?」を生徒たちが話し合います。地理情報、地形図、歴史などを基に話し合います。生徒たちからは、「一人で考えるよりもずっとわかりやすい」「地理だけでなく歴史的背景もわかった」と感想が聞かれます。まさに、「考える授業」ですね。

 

ただし、アクティブラーニングの問題点は、教員の力量次第で、授業の質に差が出ることです。それも、いわゆる教師用のあんちょこ(虎の巻)で、課題設定や討議の手順を分かりやすく示し、教える側にも手厚い内容になっているそうです。

 

もう一つの問題点は、アクティブラーニングで議論が深まるには、やはり知識がないといけません。基礎学力も重視する必要があります。

 

ともあれ、生徒たちが、自ら進んで学ぶ授業にこれからは変えていかないと、「自分で考えて自分で答えを出せる人」にはなれませんね。

2021年

4月

26日

引きこもり文学大賞

4歳男の子は、この週末、愛知県で行われたバイクのレースに参加しました。前日の練習での転倒が、弱気の気持ちを引き出してしまったようで、結果は優勝とはいきませんでしたが、「カッコイイなぁ~!」と先生や他の園児に言われてドヤ顔です。自己肯定感は200%と言ったところでしょうか。

 

さて、「引きこもり文学大賞」をご存知ですか。自ら引きこもり経験のある精神科医の東徹(ひがしとおる)さんが、引きこもりに向けられる社会の視線や、問題の報じられ方を変えようと、2019年から、クラウドファンディングで資金を募り、今年は「引きこもり絵画大賞」も設立しました。ノミネート資格は、「引きこもりのひと」「引きこもりだったひと」です。

 

東さんは、引きこもり問題の報じられ方について、違和感を持っていたと言います。引きこもりは悪いこと、なんとか社会に出なければいけない、出さなければいけない、という観念が非常に強いことへの違和感です。

 

「引きこもりの当事者は、よりプレッシャーを感じてストレスを抱え、自己肯定感を持てなくなり、結局、引きこもりのまま苦しみ続けます」と東さんは言います。

 

2019年の第1回の大賞作品は、「つうじょうじん」です。作者の山添さんは、いじめや不登校で、家族からも見放され、10年以上も引きこもり生活を送ったそうです。しかし、この大賞を機に、作家としての人生を進むといいます。

 

「つうじょうじん」は、引きこもらずに人生を過ごす人々「つうじょうじん」を風刺的に描いた作品です。こんなセリフがあります。「君は引きこもらずに32年も過ごして、今後は一体どうするつもりなんだ?」・・・ブラックユーモアのセンスもたっぷりの作品になっています。

 

正確な数字はわかりませんが、現在、日本には100万人を超える「引きこもり」があると言われています。どうしても、私たちの多くは、マイナスのレッテルを貼ってしまいます。

 

しかし、この取組みが、世間の引きこもりへの視線を変化させるきっかけになり、ひいては、引きこもりや元引きこもりの人たちにとって生きやすい社会にするための一歩になればいいですね。

 

自分以外の人は、様々な考えを持ち、様々な環境下で生活をしている・・・違うことを私たちは、当たり前のことにしないといけません。

2021年

4月

25日

親の仕事を見せる

保育園のホワイトボードには、様々な職業のイラストが貼ったままになっていますが、子どもたちは、野球・サッカー・ゴルフなどのスポーツ選手や、パティシエ・花屋さんなどに興味を持ちます。

 

しかし、昨年12月のある調査では、小学生男子の志望職の1位は、スポーツ選手ではありません。例年上位に入る学者や博士でもありません。ユーチューバーでもないです。何と、一番は「会社員」だそうです。

 

新型コロナウイルス対策で在宅勤務が増え、親が働く姿を目にするようになったからかもしれませんね。「こうは、なるまい」ではなくて、「自分もこうなりたい」とプラスに子どもたちが思ったのは、少しうれしい気分になります。(笑)

 

子どもにとって、親の仕事を見る機会は、あまりありません。在宅勤務では、テレビ会議で議論する父親の姿や、パソコンを真剣な顔で叩いている母親の姿を子どもはのぞき見していたのでしょう。

 

私が前に勤めていた洋菓子の会社では、夏休みに従業員の子どもを会社に招いて、「プリンを作ろう!教室」を行っていました。子どもは、大好きなプリンを作る楽しみだけでなく、親が働いている姿も見学します。ほとんどの子どもが、「パパの仕事・・・ママの仕事は、かっこいいね!」と思って、帰宅していきます。親子で、仕事についての会話が増えることは、言うまでもありません。

 

どんな仕事でも、子どもたちが「仕事って・・・大変かもしれないけど、楽しく頑張りたいなぁ~」と思えるように、私たち大人は、子どもたちに仕事の話をしたいですね。

2021年

4月

24日

『NOT ジャケ借り』

今日は、久しぶりに小学校2年生の女の子が、学童で登園しました。キャンプ大好き少女で、ほぼ毎週のように、ママと姉の3人で女子キャンプを行っています。パパ抜きです。彼女が、今日は畑仕事で大活躍です。草むしりをして、米ぬかなどの肥料をまいて畑を耕し、ゴーやとミニカボチャの苗を植えました。

 

キャンプで鍛えたアウトドア感覚は、畑仕事にもつながるようです。たくさんの収穫が期待できますね。

 

さて、レンタルのTSUTAYAでの取組みで、「NOT  ジャケ借り」というのをご存知ですか。ふつう、映画のDVDをレンタルする時は、ジャケットの写真を観たり、あらすじなどが書かれている部分を読んだりして決めますね。

 

ところが、「NOT  ジャケ借り」は、ジャケット部分を隠し、キャッチコピーだけでその作品の魅力を伝えるDVDのレンタル方法です。店舗には、「NOT  ジャケ借り」コーナーがあります。

 

例えば・・・

 

涙で顔面崩壊してみないか? 

「マンデラ自由への長い道」2013年イギリス・南アフリカ

 

両親の出会い、知りたくない?

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」1985年アメリカ

 

こんな会社に勤めてみたい

「モンスターズ・インク」2001年アメリカ

 

伸びしろ、余らせてません?

「ビリギャル」2015年日本

 

四季よりも、美しい

「海街diary」2015年日本

 

どうですか・・・言葉の魅力で、借りたくなりましたか?

 

実は、ある小学校の先生は、「これなら小学生でもできる!」と感じて、「NOT  ジャケ借り for  BOOK」という取組みを行っているそうです。図書室で、コーナーを展開して、子どもたちが考えたコピーで、本の紹介をしているのです。

 

もちろん、小学生が、気の利いた、借りたくなるような本のコピーを考えることは、簡単ではありませんが、これを実践することで、子どもたちの読書量が増えて、言葉の力を磨くことにもつながったそうです。

 

とても、興味がある取組みですね。まずは、TSUTAYAの「NOT  ジャケ借り」を覗いてみませんか。

2021年

4月

23日

世直し源さん

年少寺子屋3番の体操教室・・・最初は、すべてにおいて「大丈夫かな?」でしたが、4回目となると、着替えるのも早くなり、サーキットトレーニングもなかなか様になってきました。鉄棒は、ロボット的な動きで、びくびくしていた数名が、今では、一人で頑張ります。子どもたちは、本当にすぐに覚えてしまうのですね。

 

さて、今から30年前、堕落した政治に対する痛烈な批判書として、現役の国会議員も含め、多くの人々に衝撃を与えたマンガが、業田良家さんの「世直し源さん」です。

 

登場するのは、ステテコ姿の内閣総理大臣、源さんこと本田源太郎(52歳)です。外見だけでなく、言動も行動も総理らしからぬ源さんは、日本の政治システムの根本を変えようと「国会議員性根たたき直し法案」を閣議で提案します。国会議員の歳費を1億2千万円とし、政治献金を禁止、国民のためになる独裁政治を行うなど、驚くべき内容です。

 

当然、議員たちは皆これに反対し、あらゆる手段で妨害しようとします。しかし、若手議員を中心に次第に与野党の垣根を越えて、源さんの支持者は増えていくのです。

 

政治と金を切り離し、本来の職務である「国民の幸福のために働く」ことに専念するための法案であることが理解され、源さんの型破りの行動や演説に感銘を受けた議員たちが、それぞれの初心を思い出していくのです。

 

官僚の接待問題や国会議員の公職選挙法違反問題などが、いつの時代も世間をにぎわせますが、政治の世界に限らず、日本の組織において、そもそも職務の目的から外れ、狭い範囲の利益のために働いてしまうことは、私たちのような一般人でさえも起こり得ることですね。

 

私たち大人は、時間の経過によって、初心を忘れてしまう事がままあります。こんなマンガでも読みながら、時には、「自分の仕事の本質・目的は何なのか?それに向かって自分は動いているのか?」を考えないといけませんね。

2021年

4月

22日

アクティブラーニングに苦戦

今日は、合計24本のトマトの苗を子どもたちと植えました。はい。目的は、つまみ食いです。ちょうど、プールが始まる7月には、収穫がスタートする計算です。

 

今回は、ミニトマト3種と中玉トマトの4種類の苗を植えました。カゴメ・デルモンテ・サントリーなどなど・・・「○○でおいしい!」をうたった苗です。今年の夏は、トマトの食べ比べも楽しもうと思っています。(笑)

 

さて、昨年度からスタートした新しい学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学び」いわゆるアクティブラーニングを実践するようになっていましたが、新型コロナウイルス感染の影響で休校が続き、普通の授業もままならない状況でした。今年度が、実質のスタートと言えます。

 

しかしながら、話し合い活動を積極的に取り入れても、なかなか深い学びにつながっていかないというのが、若い先生の悩みだそうです。小学校も中学校も同じ悩みを抱える教員がチラホラ・・・出てきたようです。

 

専門家の意見を聞いてみましょう。

 

アクティブラーニングを実現する前提条件として、生徒・児童が自由に発言できるクラスの雰囲気づくり、学び合いや教え合いができる人間関係づくりが大切といいます。話し合いの活動だけで終らせないように、この授業で何を学ぶのか、身に付けさせたい力は何かなどの目標を明確にして授業をする必要があるようです。

 

具体的な進め方は、「課題について一人で考える」→「グループで考える」→「全体で発表する」→「まとめる」という流れです。この中で、一番のポイントは発表だそうです。

 

発表で他の人に説明するには、まず自分で理解して文章にまとめないといけません。自分が納得するまでとことん調べて解決すれば、必ず新たな疑問が生じ、自然とその課題に主体的に取り組む姿勢が生まれてくるのです。

 

保育園の寺子屋で、グループで話し合って、リーダーが発表するという取組みをよく行います。もちろん、課題は「食べたいクリスマスケーキをグループで1つ決めてください。どうして、そのケーキにしたか、理由も発表してください」といった簡単な内容ですが、発表するとなると、子どもたちは、なかなか素晴らしい話し合いをしているのです。

 

アクティブラーニング式の授業は、これも経験を積んでスキルが上がっていくものです。キーワード「グループで発表させる」を盛り込んで、全国の先生たちの個性あふれる授業を期待したいですね。

2021年

4月

21日

こだまでしょうか

勝手に「初夏を告げる昆虫」と呼んでいるのが、クマバチです。ここ数日、子どもたちは虫アミを持って、クマバチを追いかけます。まるでヘリコプターのように低空飛行で飛んでいます。動きは複雑ですが、スピードはあまり速くないので、大きい園児なら簡単につかまえることができます。

 

屋上で、気持ちよく飛んでいるクマバチは、オスですので、子どもたちを刺したりしません。それを知っているので、子どもたちの行動も大胆で、クマバチを直接触る園児もいます。「つかまえたぞ!」「逃げられた!」の子どもたちの声が、屋上に響きます。(笑)

 

さて、今日は、私が大好きな「みんなちがってみんないい」の詩人、金子みすゞさんの「こだまでしょうか」を紹介します。2011年の東日本大震災の後に、テレビCMで放映されたので、記憶に残っている人も多いかもしれませんね。

 

「遊ぼう」っていうと「遊ぼう」っていう。

「ばか」っていうと「ばか」っていう。

「もう遊ばない」っていうと「遊ばない」っていう。

 そうして、あとでさみしくなって、

「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。

 こだまでしょうか。

 いいえだれでも。

 

最後の言葉に、ドキッとしますね。同じ言葉を返すのは、こだまだけでなく人間だって同じです。保育園の子どもたちは、特にそうですね。「ばか」と言われれば「ばか」と言い返します。

 

自分が嫌な言葉を出せば、相手も嫌な言葉で返してきます。もちろん、その逆で、素敵な言葉で語りかければ、素敵な言葉が返ってきます。

 

当たり前のことかもしれませんが、言葉は、人を幸せにすることもできますが、人を深く傷つけることもあります。時々でいいので、自分が使っている言葉について、考えることも必要ですね。言葉は、時に「こだま」になるのです。

2021年

4月

20日

濃い鉛筆が主流

今日は、ピクニックランチを行いました。快晴の屋上で、ママが作ったお弁当を楽しむ行事です。新人寺子屋3番さんたちは、初めての参加となり、お弁当のリクエストをママにしたり、忘れないで!とママに念押ししたりと、楽しみにしていました。

 

屋上に到着すると、自分でレジャーシートを広げて、お弁当箱を取り出し、みんなで食べるピクニック気分もあって、しっかりと完食しました。きれいに食べられました。なかなか立派です。ビデオに向かって「ママありがとう!」のメッセージも心がこもっていました。

 

さて、私たち大人が小学生の時に使っていた鉛筆は、HBやBでした。どちらかと言うと、硬くてあまり濃くない鉛筆です。鉛筆の濃さは、日本産業規格(JIS)によって、9Hから6Bまで、17種類に分類されています。Hはハード(硬い)、Bはブラック(黒い)を意味しています。黒鉛の量が多いほど黒く濃くなります。

 

しかし、この規格を超えた鉛筆が次々に登場しているそうです。三菱鉛筆の「ハイユニ10B」や、ドイツの文具メーカーステッドラーは、12Bの鉛筆を販売しているそうです。ある文具店では、新入学児童の保護者が10Bの鉛筆をこぞって買っていくそうです。

 

トンボ鉛筆のデータでは、1999年はHBが43%でトップで、2Bは22%でしたが、2019年は、2Bが51%とトップとなりHBは20%と半減しているそうです。

 

保育園の寺子屋園児が使う鉛筆は、ずっと4Bですね。もちろん、濃くてしっかりと太い字を書いてもらうためです。

 

濃い鉛筆ばかり使っていると、子どもの手の感覚が育たないとの指摘もあるようですが、濃い鉛筆で書くと、とめやはねがしっかりと強調されて、「書いたぞ!」という達成感が子どもに生まれるような気がします。

 

あなたの子どもの筆箱には、どんな鉛筆が入っていますか。

2021年

4月

19日

プロゴルファーを育てるコスト

今日は、ミドリガメのいけすに、赤ちゃんガメがプカプカと浮いていました。ベビー誕生です。生まれてから、暖かくなるまで、土の中で過ごし、テクテク歩いて、いけすにダイブしたのです。実は、赤ちゃんガメは泳ぎが下手なので、しばらくは、飼育ケースで育てます。子どもたちが、興味津々で赤ちゃんガメを観察します。

 

この春は、クサガメやニホンイシガメの赤ちゃん誕生も期待しているので、しばらくは、赤ちゃんガメが溺れていないか、しっかりとチェックです。

 

さて、松山英樹選手が、マスターズ・トーナメントで優勝してから1週間が過ぎましたが、これを機に「わが子にもゴルフをやらせたい」と考える親御さんが増えているそうです。ゴルフのジュニア専門スクールでは、明らかに体験入学者が増えているとのことです。

 

そこで、子どもをプロゴルファーにするためのコストはどのくらいかかると思いますか。

 

レッスン料が月に1万円、月イチで開催される大会の参加料1万円、道具代が10万円、その他、全国大会出場が5万円、週末に家族でコース5万円など、小中学生の時期でも年間100万円はかかるようです。

 

こう考えると、我が子がプロになるまでの費用は、ざっと1千万~2千万といったところです。もちろん、プロになれる保証はありませんね。そして、松山選手のような選手を育てる最も必要なものは、お金も大事ですが、一番は親のサポートです。地方移住も含め、どうやって練習環境を整えるか。そして、子どもたちの「うまくなりたい」という気持ちを持続させることができるか・・・松山選手も石川遼選手も、とにかくゴルフが大好きで、休みの日も練習場に行くそうです。そういう向上心は、小さい頃にゴルフとどう向き合うかで決まるといいます。

 

マスターズ優勝後、松山選手はこう言いました。「今テレビを見ている子どもたちが、5年後10年後に、この舞台に立って、その子たちとトップで争うことができたらすごく幸せです」

 

松山選手の生涯獲得賞金は、約36億5千万円です。「第2の松山」を育てるために必要なものは・・・相応のお金と揺るぎない「親の覚悟」なのです。

2021年

4月

18日

子どもたちの美術鑑賞

今日は、天気予報が前倒しになって、朝からお日様が輝いています。気分的には、外を散歩したり、ガーデニングで庭いじりや家庭菜園があるなら畑仕事もいいですね。そして、たまには美術鑑賞もしたくなってきます。

 

そんな感じで、美術館に足を運ぶと、私たち大人は、一点ずつ丁寧に説明パネルを読んでしまいます。作品を鑑賞する時間以上に、説明や解説を読み込んでしまいますね。そして、この作品は「有名な作家の美術作品だから素晴らしい」と先入観で評価してしまいがちです。そこには、自分の感性など、どこかに行ってしまっているのです。

 

ニューヨーク近代美術館で勤務していたアメリア・アレナスさんが始めた鑑賞教育が、多くの学校の美術の授業で取り入れられているそうです。

 

まずは、一枚の絵をスクリーンに映し出す。「さて、この絵の中では何が起こっているんだろう?」と問いかけて、鑑賞者同士で対話をさせながら、自分の感じたことや考えたことを深めていくという授業です。

 

もちろん、作品のタイトルも作者も事前に教えません。子どもたちが、先入観なしに、作品と対峙して心に浮かんだことを話すのです。個々の経験や体験に基づき、感じ方が違うことを子どもたちは知ります。

 

どうですか・・・これからの時代は、「正解のない問題に対して、どうやって自分の答えを見つけられるか」なんて、よく言われますが、まさに、この美術鑑賞の授業では、正解のない世界を考えるきっかけになるかもしれませんね。

 

これは、案外、美術鑑賞だけの話ではありませんね。私たちは、他人や世間の評価というノイズを取り除いて、目の前のヒトやコトを見つめる時間が必要かもしれません。

2021年

4月

17日

オケラ

有名な童謡「手のひらを太陽に」は、アンパンマンのやなせたかしさんの作詞というのは有名ですね。少し、聴いてみましょうか。

 

♬ぼくらはみんな 生きている 生きているから 歌うんだ

 ぼくらはみんな 生きている 生きているから かなしいんだ

 手のひらを太陽に すかしてみれば まっかに流れる ぼくの血潮(ちしお)

 ミミズだって オケラだって アメンボだって

 みんな みんな生きているんだ 友だちなんだ

 

 こんな感じで、1番から3番まで、生き物が登場します。

 2番は、♪トンボだって カエルだって ミツバチだって

 3番は、♪スズメだって イナゴだって カゲロウだって

 

子どもたちは、歌詞にある生き物をイメージして歌っているのでしょうが、「オケラ」だけは、まったくイメージできない「何?虫なの?鳥なの?」と思って歌っています。ひょっとしたら、大人の多くも「オケラ」(正式な名前はケラ)を知らないのかもしれません。あなたは、知っていますか?

葦が生い茂る休耕田脇のあぜ道を歩いていると、すばやく移動する小さな生き物がいます。ギザギザとしたモグラのような前足を動かし、器用に草をかき分けて進んでいきます。実は、私も子どもの頃に見てから、何十年もオケラに出会っていません。オケラはコオロギの仲間で、日本全国に生息しているのですが、農薬が多く使われるようになってから、ほとんど見ることが少なくなってしまったのです。一時のホタルのようですね。

実は、この昆虫は凄いのです。体全体に細かい毛がびっしりと生えています。この毛のおかげで、土の中でも泥や汚れが付きにくいうえ、水をはじいて水面に浮いて泳ぐこともできるのです。背中には、コンパクトに畳まれたハネがあり、空も飛べるのです。

どうですか・・・地中・陸・水・空で活動する昆虫です。水陸両用の戦車が、空も飛べるという想像もできないスーパー昆虫なのです。

 

童謡「手のひらを太陽に」を子どもと歌う機会があったならば、是非とも「オケラ」の話をしてほしいですね。(笑)

2021年

4月

16日

教員の喉を守るには

今年度の新人園児も少しずつ保育園生活に慣れてきました。今日は、新人が全員集合したので、ビデオ撮影をしていたのですが、泣かずに遊んでいるシーンがたくさん撮れました。

 

さて、ホワイトきゃんばすのでは、今、喉をやられている先生がいますが、保育園・幼稚園の先生や学校の教員にとって、商売道具は「声」です。年度初めの4月は、教室がどうしてもざわついているので、ついつい大きな声を出してしまいます。

 

大きな声を出すだけでなく、子どもの声の高さに自分の声を合わせてしまう事が、大きな要因だそうです。子どもは、喉の位置が高いので音色が明るいのですが、大人もついつい合わせてしまうのです。喉の位置を下げて、大人の低めの声で話すと、声を崩しにくくなるようです。

 

「教師をしている以上は、仕方ないことなのかと半分諦めている」という教員が多いのかもしれませんね。特に、入学から日が浅い1年生は、言語能力を考慮し、細かな指導が必要だと考える教員が多く、チャイムが鳴れば児童に呼び掛けて席につかせるなど、大きな声を出す頻度は中・高学年に比べて多いですね。

 

オペラ歌手で医師のさいだ耳鼻咽喉科クリニック院長の齊田さんのところには、「声の悩み」を抱える教員が全国から訪れるそうです。

 

声帯に過度な負荷が加わることでできる「声帯結節」の疾患は、教育関係者が占める割合が高いとのことです。しかし、先生になるに当たって、発声や話す技術を学んだりトレーニングしたりする機会はほとんどありませんね。

 

齊田先生が言う「良い声」とは、周囲がよく聞き取れて、本人が長時間疲れずに話せる声のことを指します。先生は、普段の生活の中でできることが2つあると言います。

 

1つは、毎日の入浴をシャワーで済ますのではなく、浴槽に10分つかることで、声帯の充血やむくみを取るために、体の血流を良くする。2つ目は、部屋を加湿することです。湿度は40~60%が理想だそうです。

 

コロナ禍では、マスク越しに大きな声を出すので、なおさらですね。今月は、「自分の喉を守る」を意識して、子どもたちと過ごしてみましょう。

2021年

4月

15日

修学旅行

この夏に行うサマーキャンプの案内を出しました。昨年は、埼玉県立の研修施設を予定していたのですが、コロナの影響で宿泊が中止となり、やむなくデイキャンプとしました。今年度は、対象を年長園児6名とし、宿泊を伴う計画にしています。

 

「我が子が、いよいよサマーキャンプをする時がやってきました。親元を離れての初めての宿泊に、親もドキドキです」という保護者のコメントがありました。しかし、サマーキャンプを終えた園児の成長に、保護者は驚くことになることでしょう。

 

さて、昨年度の公立中の修学旅行のデータがあります。関東・東海・近畿地区の公立中学校を対象として行った調査では、35.2%の学校が修学旅行を中止したそうです。特に、関東地区では、68.4%にもなりました。

 

修学旅行を行った中学校でも、8割が、訪問先を変更したり、1泊2日または日帰りに短縮したそうです。関東の中学校では、行き先を「関東」は、0.1%から19.3%に増え、「関西」は、90.3%から45.8%へと半減したそうです。関東の中学校の修学旅行先の定番は、「京都・奈良」ですが、予定通りに行った中学校はわずかでした。

 

今年度は、どうなるか?・・・文科省は、4月1日付で、公私立学校や教育委員会などに対し、本年度の修学旅行は実施することが望ましいとする文書を出しました。感染症問題が深刻化して、当初の予定通りに行えない場合でも、訪問先の変更や日程を短くして「実施に向けての特段の配慮をお願いする」と求めています。

 

私もそうですが、多くの人が、小中高校の修学旅行を鮮明に覚えていますし、大人になった今でも大切な思い出として残っていますね。大人への成長につながる、大切な通過点と

なる行事の一つと言えます。

 

私の中学の修学旅行は、定番の「京都・奈良」でしたが、当時としては珍しく、団体でのバス移動ではなく、5人グループでの自由行動です。事前の計画作成やグループのメンバーだけで知らない土地を訪問するわくわく感・・・成長のきっかけにもなった大切な経験でした。

 

今年度も、コロナの影響は続きますが、子どもたちから修学旅行の経験だけは、奪ってほしくないですね。

2021年

4月

14日

日本式教育

昨日は雨で屋上遊びができなかったので、今日は小雨でも「屋上で遊ぶ!」と元気な子どもたちです。小雨でもドロ遊びが大好きです。カメやメダカのエサやりにも夢中です。

 

さて、先日、テレビ番組で、日本の小学校の自分で子ども自ら配膳する給食とクラス全員で掃除をするシーンが、SNS上で世界に配信され、話題になっていることが報じられていました。日本の子どもたちにとっては、当たり前のことが、海外では「なんで!凄い!」となるようです。

 

日本の食文化が評価されたり、「いただきます」「ごちそうさまでした」と礼儀正しく食事をする習慣は、小学校での給食習慣が起因すると言われ、日本の街が、公衆のゴミ箱が少ないにもかかわらず、ゴミが落ちていないのは、小学校での掃除習慣があるからとも言われています。

 

そんな、日本の小学校では当たり前の「日直」「掃除当番」「学級会」「給食当番」などの活動が、最近は海外の学校でも取り入れられているそうです。

 

エジプトでは2018年から日本式教育校を作り、現在は43校あるそうです。将来的には100校まで増やすビジョンがあるとのこと。アブドルファタハ・シン大統領がこの計画を進めていますが、2016年に日本を訪れた時、東京都内の公立校で見た、規律ある学校生活に心を動かされたとのことです。

 

すぐに、日本国内の40~60歳代の校長・教員経験者を招き、すでに、11人が日本式教育校で働いているそうです。

 

「これまで、エジプトの学校では考えられないような、協力して物事を進める力が確実に育っている」「子どもが家の掃除を進んで行うようになった」と、大絶賛です。

 

個人主義が高い国には、日本式の集団生活をベースにした環境が、効果を発揮するのかもしれませんし、日本では、逆に「みんな一緒」でなく「私は○○」という教育が、これから必要になっていきます。それぞれの、良いところを吸収して、バランスよく、子どもたちが成長していければうれしいですね。

2021年

4月

13日

たまごのはなし

保育園では、朝の9:30と夕方の17:30の2回「お片付けタイム」で、遊んでいたおもちゃや本を片付けます。動けるのは、3歳児から5歳児の寺子屋園児が中心です。今年も、新年度がスタートすると、お片付けタイムに、とても時間がかかります。その理由は明白で、3月までの年長園児の仕事と同じレベルの仕事が、新年長園児にはできないからです。「寺子屋1番は、おもちゃを集めるんじゃなくて、集まったおもちゃを仕分けする難しい仕事をやって!」と先生たちの声が響きます。これは、時間が解決してくれることでしょう。(笑)

 

さて、今日は「たまごのはなし」という絵本の話です。

 

「やあ、こんにちは。わたしはたまご。今から、わたしのはなしをするからね。」

で、物語はスタートします。

 

家のキッチンに長い間転がっていた「たまご」が、ある日突然目覚めます。いつまでも転がっていることを疑問に思い、初めて立ち上がって動くと、とても気持ちが良かったのです。そして、動く気持ちよさを仲間のたまごにも教えてあげようと思い、顔をたたくのですが、起きる気配はなくヒビが入ってしまいます。

 

次にマシュマロの所に行き、起こそうとしたのですが、やはり起きないので、かじってみます。すると、マシュマロは目を開けて「なんで かじるのさ?」としゃべるのです。たまごはマシュマロの声を聞いて、自分はしゃべったことがないことに気が付き、ついに自分の言葉で話し始めるのです。

 

こうして、たまごはマシュマロと一緒に、キッチンの台を降りて、リビングまで足を運びます。たまごとマシュマロの探検が始まるのです。クッションや時計、ナッツ類などと出会い少しずつ、たまごは世界を広げていきます。たまごの会話は、少々クセがあってユーモアに富んでいます。

 

今日の寺子屋では、ざっと30種類の職業のイラストをホワイトボードに貼って、「あーだこーだ」とおしゃべりをしました。年少園児にとっては、知らない仕事の方が多いですね。将来やりたい仕事も、年長・年中園児は全員言えましたが、年少園児は半分も答えられません。

 

たまごの探検の様に、新しいことを発見しながら、少しずつ見聞を広めていけるようになればうれしいです。子どもたちの「初めての○○」をこれからも大切にしたいですね。

2021年

4月

12日

ランドセルの呪縛

ゴルフの松山選手が快挙達成ですね。世界のメジャー大会のマスターズで、アジア人初の優勝を飾りました。グリーンジャケットがよく似合っていました。「ついに!この日がやってきた!」と、私たち日本人は大騒ぎですが、印象に残るのは、松山選手の冷静さです。彼のメンタルの強さをあらためて感じました。すばらしいですね。

 

さて、小学1年生の卒園児が、保育園に遊びにくる時は、「ランドセル姿」です。在園児は、「わ~い!ランドセルだ。○○色でかっこいいね!」と言いながら、ランドセルの中を見せてもらいます。A4の大きさのノートが入るように、大きくなっていて、様々な機能が付いています。

 

実は、すでに、2022年度入学のランドセルの展示会もスタートしているようで、ランドセル争奪戦は、まだ1年以上もある3月に、最初のピークを迎えるそうです。

 

ランドセルを購入するための活動は、近年「ラン活」と呼ばれ、ヒートアップしています。ランドセル工業会のデータでは、2020年のランドセルの平均価格は、5万3600円だそうです。10年前の3万5000円の1.5倍以上になりました。購入金額を払ったのは61%が祖父母です。

 

「ランドセルに夢と希望をいっぱいつめて頑張ってくださいね」と、幼稚園や保育園の先生たちがよく言うセリフですが、どうやら、夢ばかりではないようです。

 

ランドセルにまつわるモヤモヤは、結構あるようです。「重いので革のカバンではなく、アウトドアブランドのナイロンのバックパックで代用しよう考えたら、まわりと違うということで、家族でもめた」「子どもの意見で個性的な色にしたかったけど、いじめにあうといけないので、赤や黒に近い色にした」「ラン活が早すぎて、支援学校(ランドセルではない)か支援学級(ランドセル使用)か悩む人にとっては、つらい」「祖父母世代からのお祝いだとしても5万円は高すぎる」

 

私も、保育園にランドセルをお披露目にくる卒園児を見ると、夢と希望を感じ、心も楽しくなりますが、現実には、そうではない世界があることを認識しないといけませんね。少し考えすぎかもしれませんが、ランドセルには「画一化」「ジェンダー」「格差」などの社会の問題が詰まっているのかもしれません。

2021年

4月

11日

ドリトル先生と斜めの関係

 

少年トーマス・スタビンズが登場します。彼は家が貧しくて学校に行っていなかったのですが、ドリトル先生に弟子入りして動物たちの世話をする代わりに、読み書きを習います。そのうち、ドリトル先生の記録係となって、冒険の旅に出かけます。最後は、2人はとうとう月世界旅行にまで行ってしまうのです。

 

ドリトル先生の世界では、スタンビンズくんは先生と斜めの関係にあります。先生は、スタンビンズくんを子ども扱いせず、命令や叱責もしません。対等の人間として公平に扱っています。そして、スタンビンズくんも先生を純粋に尊敬します。

 

保育園や卒園児の小学生に対して、園長である私は、どんな関係になっているか・・・を考えてみます。「斜めの関係」は、理想的な関係ですが、小さい園児にはたぶん通用しません。

 

良いことと悪いことの分別がつかないうちは、「○○しちゃダメだよ」と教えないといけない時もあります。それが、寺子屋園児となり、小学生へと成長を続ける中で、「斜めの関係」の時間が長くなっていくのです。子ども一人一人、もちろん違います。

 

斜めの関係が長く持続できるようになると、子どもは、親にもなかなか話せないようなことを相談できるようになるのです。

 

ドリトル先生のような「斜めの関係」を築くには、現実の私たちの生活の中では、簡単ではありませんね。ついつい、子どもに小言をぶちまけてしまいます。「今は、我慢して、ガミガミ言わないで見守っておこう」と、私は何度も思うのですが、気がつくと「あーだこーだ」と口出ししてしまいます。(笑)

 

親以外の大人の立ち位置は、時には「斜めの関係」がいいのかもしれません。どうですか・・・「斜めの関係」を意識してみませんか。

2021年

4月

10日

新一年生への言葉

今日は、卒園児が小学校へ入学して最初の土曜日。6歳女の子が学童で登園しました。1年2組になった彼女は、クラスに知っている子はいません。入学式では、校長先生の言葉に、きちんと頷いて対応し、顔をまっすぐに向けて、堂々と歩いていたそうです。

 

そして、すぐに二人の女の子と仲良しになって、楽しく話ができたそうです。入園当時は泣き虫だった彼女が、保育園での集団生活で、自分の意見をしっかりと言えるようになり、小学校の入学式当日に、クラスの子と会話できるなんて・・・保護者もビックリです。

 

そして、今日のお昼寝タイムに、近くの公園に彼女たち小学生を連れて遊んでいると、何と、上尾から来た同じ小学1年生の女の子と意気投合し、手をつないですべり台を滑っています。コミュニケーション能力も確実にアップして、嬉しい限りです。

 

さて、そんな卒園児や保育園の園児たちには、自分の考えをしっかりと持ち、友だちと考えを交流しながら、さらに考えを広げて、自分なりの答えを出せるように・・・・と期待します。

 

今日は、あのベストセラーとなった、吉野源三郎さんの小説「君たちはどう生きるか」で、主人公のコペル君に、生きる上でのヒントをくれる「おじさん」の言葉を共有します。

 

「僕たちは自分で自分を決定する力をもっている。だから誤りを犯すこともある。しかし僕たちは自分で自分を決定する力をもっている。だから誤りから立ち直ることもできるのだ」

 

ここで、「おじさん」は、自分で考えることの大切さを強調しています。小学校へは、まだ2日間しか通学していない1年生ですが、失敗から立ち直る力を「自分で考える」という毎日の生活の中で、培ってもらいたいですね。頑張れ!です。

2021年

4月

09日

ジェンダープレッシャー

昨日、今日と卒園児のピカピカの一年生が、ランドセル姿で保育園に遊びに来ました。「1年〇組になったよ・・・先生の名前は、○○先生という女の先生だよ」と、報告してくれます。在園児が、すぐに集まってきて、ランドセル姿の卒園児と記念撮影をします。在園児にとっては、つい最近まで一緒にすごした先輩たちが、とても輝いて見えたようです。

 

さて、昨年亡くなった、アメリカの連邦最高裁判所の判事、ルース・ベイダー・ギンズバーグさんは、差別に毅然と立ち向かう多くの言葉を残しています。「女性は意思決定が行われる全ての場所にいなくてはなりません」と彼女は言いました。

 

東京オリンピックは、ジェンダーフリーの象徴的な大会にしようと動いているので、私たち日本人は、あらためて男女平等の考えを強く持っていますね。

 

しかし、一方で、こんなデータもあります。(2020年5月時点のデータ)

 

大学全体の女子学生比率は45.5%だそうです。この数字を見ると、大学生の男女比率は、ほぼ半々にまでなったと言えます。しかし、東京大学の女子学生比率は19.4%とかなり低いのです。

 

戦前と違って、全国のどこの大学の受験機会も男女差なく開かれています。男女別人数を公表している京都大学のデータによると、試験の合格率は男女ともにほぼ同じです。違うのは受験者数で、男子5477人に対して女子は1628人でしかないそうです。京大も東大同様、受験する段階で、その人数に大きな性差があるのです。

 

これは、「女子は男子に比して、難関大学に挑戦する生徒が少ない。教育社会学の用語で言えば、事前に『自己選抜』している」と分析できます。

 

「女子は高みを狙わなくてもいい」という周りの暗黙の圧力があるのかもしれませんね。能力には性差がないのに、女子は自身の才能を十分に開花するチャンスを奪われているのかもしれません。これぞ、ジェンダープレッシャーです。

 

この数字も、これから改善されて、当たり前のジェンダーフリーの世の中に、日本も早くなって欲しいですね。

2021年

4月

08日

かっこいい大人の姿を見せる

今日は、全国の多くの小・中・高校の入学式ですね。ホワイトきゃんばすの卒園児6名も、今日の入学式に出席しました。一生に一度しかない、人生の節目に「おめでとう!がんばれ!」ですね。

 

さて、そんな子どもたちが、成長し、やがて就職を考える時・・・金銭面だけで選ぶ人と、なぜその企業を志望するのか、そこで何がしたいのかを考えている人とでは、大きな差が出てきます。

 

自分で考え、答えを出す時に必要なのは、「自立」の意識です。この意識は、全ての子どもたちに必要なものですね。この「自立」した大人になるための動機を子どもが持つには、私たち大人のサポートが必要です。

 

ある就職支援の会社が、100人以上の大学生に、「働く楽しみを持った、憧れる大人が周囲にいるか?」を聞いてみると、ほとんどが、2人程度という回答だったそうです。

 

私たち大人は、子どもたちにいったい何を与えればいいのでしょうか・・・モノや環境の他に、子どもと過ごす時間・・・他にもいろいろありそうですね。でも、本当に必要なものを1つ考えると「かっこいい大人の姿を見せること」ではないでしょうか。

 

かっこいいと感じる視点は、子どもによって違うのでしょうが、何かに一生懸命取り組んでいる姿・・・困難に立ち向かう強い心を持った大人・・・困った時に寄り添ってくれる優しい心・・・などなど。

 

子どもたちにとって、親以外の大人との出会いの中で、そんな「かっこいい大人」を見つけるのです。私たち大人の言動や行動が、子どもたちにどんな影響を与えるのか・・・大人の義務とは何なのか・・・改めて考える必要がありますね。

 

保育園ホワイトきゃんばすの最初の卒園児は、この春、中学生になりました。大学進学や就職までは、もう少し先になりますが、かっこいい大人の一人として、卒園児の頼りになる大人でありたいですね。

2021年

4月

07日

占いで新しい自分に出会う

保育園の屋上の池には、冬眠から目覚めたカメたちが顔を出し、うしガエル3匹がひなたぼっこをしています。子どもたちがエサやりを始めると、金魚がエサに群がります。カメも、いつの間にか何匹もあらわれて、パクリと食べ始めました。いよいよ子どもたちの生き物の世話が始まりました。

 

そして、昨日から新しく「めだかの学校」が開校しました。メダカ用の4つのミニいけすに、ヒメダカ・白メダカ・楊貴妃メダカの3種類が泳いでいます。メダカが産卵して、赤ちゃんメダカが生まれるシーンが見られるとうれしいですね。

 

さて、昨年12月22日、約200年に一度の大イベントがありました。木星と土星が重なる「グレート・コンジャンクション」が起きたそうです。そこで、「地の時代」から「風の時代」になったのです。

 

「地の時代」は、経済や権力、安定や積み重ねに価値があるとされていて、末期はそれが腐敗したり、限界がきて崩壊していきます。一方の「風の時代」は、場所や財産を問わず、人とのつながりが重視されていくといいます。

 

権力は腐敗し、年功序列は通用しないケースが増え、コロナ禍でリモートワークの波が押し寄せ、人とのつながりに飢えている・・・なんだか、現代の世相通りのような気がしてきます。

 

どうですか・・・この占い・・・信じますか?

 

今、再び占いブームが日本に訪れているそうです。かつての占いは、「本当に当たるか?そんな胡散くさい話など信じられないよ・・・」みたいな受け止め方が主流でした。しかし、今の占いは「当たりはずれ」を超えて、人生に物語をつける楽しみや、他者への共感にシフトしているようです。

 

高度経済成長期に目指した「成功や成長」という幸せの共通幻想を今は持てなくなりました。それぞれが、自分だけの幸せやファンタジーを持たなければならなくなり「私の正解は何?」と、迷って、自分の人生の延長線上を越えたところから、占いにヒントを求めていると言われています。

 

占いは、「自分で腑に落ちる何かがあればいい。結局は自分で決めないといけない。でも、考えを整理する助けになったり、心が軽くなる時があります」

 

どうやら、それぞれの人生にストーリーがあるけど、占いという要素で、自分の人生物語を作っていく楽しみを求めているのかもしれませんね。

 

私も、血液型・星座・誕生月などなど・・・自分の占い結果を気にしますが、悪いことはすぐに忘れて、良い事だけ受け止めるという都合主義です。(笑)

 

皆さんにとって、占いとは・・・どんなものですか。

2021年

4月

06日

五輪に見放された男~谷津嘉章~

今日の寺小屋は、「30メートル徒競走」を行いました。運動会の最初の種目です。寺子屋3番にとっては、初めて、30メートルの長い距離を走ります。どうだろうか?と思ったものの、12名の新人寺子屋全員が、途中で止まることなく最後まで走り抜けました。園児たちも「楽しかった・・・もっと走りたい!」という感想です。今から、運動会が楽しみになってきました。

 

さて、41年前、五輪出場の夢を絶たれた男が、聖火リレーで石畳の道をゆっくりと走っています。右足は義足です。糖尿病の合併症により、右足を膝下から切断したのです。彼の名は、プロレスラー・谷津嘉章(やつよしあき)です。

 

1980年、当時24歳だった谷津は、モスクワ五輪のアマレス日本代表に選出されながら、出場を果たすことが出来ませんでした。東西冷戦の時代状況において、アメリカの呼びかけに応じ、日本はモスクワ五輪をボイコットしたからです。モスクワ五輪代表のレスリングの谷津は、マラソンの瀬古・柔道の山下・体操の具志堅らと並び、実力的にメダルが期待された数少ない選手の一人でした。

 

モスクワ五輪が幻と消え、谷津はアマレスに見切りをつけ、新日本プロレスへ入団します。スター候補として入団した谷津は、1981年6月、総師・アントニオ猪木のタッグパートナーという破格の扱いで国内プロレスデビューを果たします。

 

しかし、相手はアブドーラ・ザ・ブッチャーとスタン・ハンセンという外国人エースのタッグです。谷津は、ボコボコにされ、最後は血ダルマにされる散々なデビュー戦となったのです。当時高校生だった私も記憶にある谷津の惨敗です。

 

その後谷津は、プロレスラーでありながらアマレスの全日本選手権フリースタオル130キロ級に出場し、6年間のブランクをものともせずに優勝を飾るのです。「プロレスラーがアマチュアに負けたら示しがつかない」と、相当なプレッシャーを押しのけての優勝です。

 

そして、モスクワ五輪の悲劇から8年後の1988年のソウル五輪代表候補となるのです。ついに、五輪出場か・・・しかし、国際アマチュアレスリング連盟が「プロの五輪出場はNG」と待ったをかけ、谷津の五輪出場の夢は、またしても消えたのです。

 

しかし、「悲運の男」谷津嘉章は、41年ぶりに人生の忘れ物を取り返したのです。たった150メートルの花道を約3分間かけて聖火ランナーとして走ったのです。

 

「右足はもうないけど、まだ前に進まなきゃいけないから、区切りをつけておきたかった。・・・これで、俺の五輪は完結したよ」と谷津は語ります。

 

あの長州力のタッグパートナーとして、実力者だった谷津嘉章・・・こうして、彼の中にずっとくすぶっていた、五輪への思いが、ようやく晴れて・・・なんだか、いい話ですね。

2021年

4月

05日

江戸時代の寺子屋

今日は、令和3年度最初の「寺子屋」を行いました。年少の寺子屋3番さんにとっては、ワクワクドキドキしながら、クレヨンで好きな絵をかきました。「今から寺子屋をはじめます・・・おねがいします」「これで、寺子屋を終わりにします・・・ありがとうございました」と、寺子屋のあいさつも今日から覚えていきます。

 

保育園ホワイトきゃんばすの寺子屋は、年長・年中・年少の3学年が学び合いながら成長することがねらいの一つですが、江戸時代の寺子屋は、どんな感じだったのでしょうか。

 

論語などの書物を声に出して読み、生徒たちは、それを暗唱できるように努めるシーンをテレビの時代劇などでよく見ますね。この学習法を「素読(そどく)」と言うのだそうですが、実は、もう一つの「会読(かいどく)」という学習法が注目されています。

 

今風に言えば、江戸時代にアクティブラーニングのような授業が行われていたのです。ビックリですね。

 

会読とは、生徒たちが一室に集まり、所定の書物などについて互いに問題を持ち出したり、意見を戦わせたりして、集団研究を行っていたというのです。つまり、車座になって互いに切磋琢磨する共同学習です。

 

この流れが、真剣な討論で勝ち負けを競う「遊び」となったそうです。今でいうディベートですね。そして、幕末には歴史を突き動かす大きな原動力となっていくのです。福沢諭吉も大久保利通も西郷隆盛も、この会読を経験しています。

 

会読が注目されるのは、江戸時代の身分制社会にあって、身分や門閥を超えて参加者の対等性が確保された相互コミュニケーションが図られる場であったことです。もちろん、政治的な話も議題になり、明治維新へのパワーとなっていったのです。

 

若者たちが、学歴や家柄などの「縁を離れて」学問と向き合ってみたら、きっと歴史をつくり、世界が変わるのかもしれませんね。江戸時代の会読は、現代へのメッセージなのかもしれません。

2021年

4月

04日

クマのプーさんの言葉

クマのプーさん言えば、ハチミツが大好きでのんびり屋のディズニーキャラクターというイメージが強いですが、クマのプーさんは、A・A・ミルンの「クマのプーさん」「プー横丁にたった家」という本の主人公です。

 

クマのプーさんは、たくさんの仲間と共に、イギリスにある広い森に住んでいます。お互いに尊敬し。食事し、けんかしながらいろいろな困難を仲間で解決しようと取り組みます。そこには、人が生きていくために大事で、とてもすてきな言葉がいっぱいです。

 

今日は、いくつか紹介します。

 

「川は知っているよ。いそがなくたって、たどりつくんだ」

「もしきみの話を聞いてくれない人がいても、怒っちゃだめだよ。耳にほこりが詰まって  るだけかもしれないからね」

「きみを見たときに、冒険が始まるとわかっていたよ」

「小さなことが、心の中では大きな存在になることもあるんだよ」

「きみは自分が思うより勇敢で、強くて、頭がいいんだよ」

「草だって花なんだよ。知り合いになればね」

「ずっと森のかげに隠れていてはだめだよ。自分から出ていかないといけないときもあるんだ」

「友達のいない日は、はちみつの入ってないつぼのようなものだよ」

「さよならを言うことがつらい相手がいるなんて、ぼくはなんて幸せ者なんだ」

 

プーさんの姿を思い出してください・・・ほっこりしてきますね。

2021年

4月

03日

さよなら黒板五郎

風車を保育園の子どもたちに作っていただいた交通指導員さんが、今度は、「くるくるぼんぼり」を持ってきてくれました。子どもたちは、そのぼんぼりを回して、不思議な模様を楽しんでいます。子どもたちの笑顔のために、本当にありがたいです。

 

さて、俳優の田中邦衛さんが、88歳で亡くなりました。私にとっては、「北の国から」の黒板五郎さんです。私のまわりにも、「北の国から」をこよなく愛する面々がたくさんいますが、黒板五郎の訃報に、今日は、心をこめて「北の国から ’87初恋」を観ています。

 

東京・都会・何でもある便利な生活・・・への警鐘として、北海道富良野を舞台に、親子3人の生活がスタートします。

 

黒板五郎もかつて、富良野を捨て、東京へ出たのですが、「北の国から '87初恋」では、息子の純が、父親の五郎と富良野を捨てて、東京へ向かうシーンがラストです。

 

北の国からファンであれば、名場面の1つにあげるラストシーン・・・五郎がトラック運転手に工面した、一万円札2枚には、五郎の畑仕事でついた泥があります。

 

「この金は、おまえの宝物にしろ」という運転手の言葉と、その泥が付いたお札を見つめながら、涙を流す純・・・純と蛍の子ども時代が回想されるシーンに、涙を流す人も多い事でしょう。東京に出る純ですが、父親への思いは、ずっと心の中にあるのです。

 

父親と息子の葛藤が物語のテーマの一つですが、それを見守る娘の蛍の演技が、キラリと光ります。さすが、中嶋朋子さんです。

 

1981年から「北の国から」のドラマがスタートし、2002年まで、黒板五郎として不器用だけど、謙虚で懸命に生きる父親を演じた田中邦衛さん・・・心からご冥福をお祈りいたします。

2021年

4月

02日

朝補習という習慣

今日は、今年度初めての体操教室です。年少寺子屋3番たちにとっては、初体験です。体操着に着がえるところから、すったもんだです。(笑)

 

サーキットトレーニング・・・本来なら、寺子屋3番の活躍をビデオで撮影する予定だったのですが、それどころではなく、鉄棒にずっとフォローにつかないと大変です。(笑)コウモリという、肩幅に広げた両手の中に、足を入れてクルリと回転する、鉄棒の基本動作がまったくダメダメです。(笑)

 

もちろん想定内です。何回か練習するうちに、3番さんのうち半分が自分の力でできるようになりました。「よくできた!すごいぞ!」の魔法の言葉をかけると、満面の笑顔でやる気モードになる園児たちです。今日は、「体操教室・・・楽しい!」となれば、それで良しです。

 

さて、九州の公立高校では、知る人ぞ知る「九州名物・朝補習」があるのをご存知ですか。朝早く登校して、補習を受けるのが、当たり前になっているそうです。

 

「朝補習や長期休暇補習のおかげで、予備校に行かずとも国立大学に受かる学力が付く」と言われ、親にとっては、ありがたい習慣になっているとのこと。

 

ただし、その反面、九州の10代の睡眠時間は短いというデータが出ているそうです。6時間未満の者の割合を見ると、鹿児島県28.1%から、長崎県・佐賀県・宮崎県・福岡県の25.7%と、上位5位までを九州の県が占めています。(2019年厚労省データ)

 

朝補習がありがたいと思っている生徒や親がいる反面、朝早く起きて弁当を作る保護者にとっては、しんどいようです。正規の授業で居眠りをする生徒もちらほらとか・・・

 

う~ん・・・これは、授業外のことなので、参加は任意であることを徹底するのがいいとは思うものの、暗黙の了解で強制にしないと、なかなか実効性が上がらないのも事実ですね。「九州の伝統じゃ!」と息巻く、教育関係者もいるかもしれません。

 

私たちのまわりには、案外、当たり前に習慣化してきたことが、これからも必要か?と見直す習慣があるのかもしれませんね。

2021年

4月

01日

令和3年度スタート

4月1日は、日本のあらゆる分野で、あらゆる場所で「新たなスタート!」となります。コロナ禍2年目となってしまいましたが、企業の入社式は、オンライン開催や分散開催というパターンが多いようですね。入社式の、お偉いさんの挨拶は、あまり記憶に残っていないかもしれませんが、同期入社のつながりは、この入社式がスタートです。

 

同期の絆というのは、本当に強いもので、出世する者もいれば、マイペースの人もいますが、困った時に助け合う姿は、多くの会社で見られると思います。私の新入社員からの同期は、私のように会社を辞めてしまった人も多いですが、今でも縁はつながっています。

 

さて、保育園も今日が、令和3年度のスタートです。春休みなので、卒園児の小学生も登園してきました。0歳児から小学校3年生まで、にぎやかで楽しい時間となりました。

 

特に注目は、今日から寺子屋になった年少園児12名です。寺子屋3番さんと呼ばれます。朝から、道具箱を抱えて、やる気満々で登園する3番さんたちです。

 

毎年のことですが、新年度スタートの頃は、やる気と行動がバラバラの3番さん・・・ことしも「○○ちゃんは寺子屋になったの?」と聞くと「○○は寺子屋だよ!」と自慢顔で言いながらも、「寺子屋3番さん集合!」の声に無反応です。(笑)

 

道具箱の使い方をレクチャーしました。「色えんぴつを出してください~」に、全ての文具を出して、ドヤ顔の男の子・・・色えんぴつ・クレヨン・鉛筆・らくがき帳・ハサミの区別からスタートです。もちろん、先生の言うことを1回で理解する優秀な子もいます。

 

明日からスタートする体操教室・・・○○ちゃんは、鉄棒に手が届くだろうか?エアトランポリンの上をまっすぐ走れるだろうか?体操着を自分で着がえることができるだろうか?(たぶん・・・半分はできないかな?)心配はつきませんが、新たな挑戦をする寺子屋3番の成長が楽しみですね。

 

ということで、今年度も子どもたちの笑顔がいっぱいの保育園にするように、子どもたちをど真ん中に置いて、頑張っていきます。

2021年

3月

31日

今年度最終日となりました

3月27日の卒園式が終わっても、保育園の卒園児は3月31日まで登園します。いよいよ、今日が保育園生活最後の日となりました。連絡ノートには、保護者のあたたかいメッセージがぎっしりです。先生一人一人に感謝のメッセージをいただいた保護者も・・・しんみりと読まさせていただきました。うれしいですね。

 

さて、6人の卒園児の表情はそれぞれですが、今日が最後といっても、いつも通りの一日です。想い出がたくさんつまった屋上遊びでは、卒園児の保護者一同よりいただいた、綱引きです。長さ25メートルの綱引きは、なかなかの迫力です。遊びの綱引きも、勝ち負けがつきます。負けた6歳女の子が悔し涙を流しています。令和3年度の運動会は、綱引きを種目に入れようと考えています。

 

お昼寝タイム・・・卒園児は、トランプを楽しんでいます。神経衰弱・ババ抜き・七並べを覚えました。小学生になっても、ゲームよりもトランプなど、頭を使う遊びを楽しんでもらいたいですね。

 

保育園の一年は、コロナで始まりコロナがまだ終わらない・・・そんな一年でした。このブログでも、コロナにかかわる内容が多かったですね。昨年は、入学式が行われずに、教科書をもらって帰宅・・・最初の緊急事態宣言が発令され休校が続きました。今年は、入学式が行われます。保護者1人だけという学校が多いようですが、何とか入学式が行われるようで良かったです。

 

そして、いよいよ卒園児の帰宅時間です。でも、ホワイトきゃんばすは、卒園児が気軽に居場所にできる保育園です。今後は小学生になった卒園児の成長を見守っていきます。たくさんの壁にぶち当たって、自分の思い通りにいかないことを何度も経験して、頑張ってもらいたいですね。

 

そして、今年度も、このブログにおつきあいいただき、本当にありがとうございました。

2021年

3月

30日

井戸水を汲む

今日は、近くの養福寺の境内にある二本の桜の大木を愛でに、花見をしました。毎年恒例の春の行事です。昨年同様、桜の開花が早まり、いつもは、新年度の4月の行事だったのですが、3月中のお花見となりました。

 

養福寺の桜は、まだ満開でした。ちょうど、花びらが風に乗って舞っている状況です。子どもたちは、花びらを集めて、空に向かって放ち、桜吹雪を楽しみます。レジャーシートに寝ころぶ子どもたちは、あお向けに、桜の大木を下から眺めています。私も、一緒にやってみましたが、なかなかいいもんです。

 

春休みになった卒園児の小学生が、「○○鬼ごっこ」をリードします。年長園児にとっては、リアルに小学校で流行っている遊びを一緒に楽しむことが出来て大満足です。年中・年少園児の寺子屋さんたちも、小学生と一緒になって、激しく走りまわります。

 

桜の木の下では、1・2歳児のちびちゃんたちが、桜の花びら集めに夢中になり、虫を発見しただけで大騒ぎです。子どもたちは、花を愛でるよりも、走りまわって遊ぶことが楽しくて仕方ありません。

 

そして、今日の子どもたちは、貴重な体験をしたのです。「井戸水を汲む」をやってみました。30年前から使わなくなっていた井戸が境内にあったのですが、このたび、改修工事をして、井戸水を汲むことができるようになったのです。

 

時代劇に出てくるような、滑車を使って木のバケツで水を汲むタイプではなく、ポンプ式ですが、昭和世代の私自身も、井戸水での生活はしたことがありません。ましてや、子どもたちは、「どこから水がきてるの?」「ポンプを下にすると水が出てくるのはどうして?」と、好奇心が爆発します。

 

残念ながら、この井戸水は、飲料水としては利用できず、住職さんは、花や植木の水やりに使っているそうです。水道代もかかりませんね。災害時には、料理や飲料以外の用途には、とても役に立ちそうですね。

 

ところで、井戸の歴史は、今から9000年前の新石器時代にまでさかのぼるそうです。先人たちは、すでに、地下水を生活に取り入れていたのですね。

 

今日のお花見では、桜の花の美しさよりも、井戸水を汲んだ体験の方が、子どもたちの思い出になったのかもしれません。

2021年

3月

29日

集団面接

今日の連絡ノートには、土曜日の卒園式が「すばらしかった!」というコメントを参加した保護者よりたくさんいただきました。卒園児が全員、きちんと挨拶ができたことや、保護者の皆様のスピーチが抜群だったのが、あたたかい卒園式になった大きな要因です。本当にありがとうございました。

 

さて、私の大学3年の娘ですが、只今就職活動の真っただ中です。3番目子どもですので、コミュニケーション能力だけは長けていてなんとか、数社から内々定をもらったようですが、その業種には一貫性がありません。(笑)父親としては、「やりたいことを見つけて就職しなさい」と偉そうに言っていましたが、21歳の娘が、そう簡単に「これがやりたい!」にはたどり着いていないようです。まだ続く就職活動の中で、「ここだ!」という企業が見つかればいいですね。

 

さて、最近の企業は、「集団面接」を行っているところが多いですね。3人から5人の学生を一緒に面接するというやり方です。私が就職活動をした30年以上前には、集団面接はほとんどなかったと思います。私も経験していません。しかし、私がサラリーマン時代に面接官をしていた時には、すでに集団面接でした。

 

受ける学生側で考えれば、集団面接は「コミュニケーション能力を問われるのでは?」とか「駆け引きが上手にならないといけないのでは?」なんて、プレッシャーですね。

 

面接のプロが3つのポイントを教えてくれました。

 

1つ目は、自分の考えを事前に準備してしっかりと言えること。2つ目は、集団面接のテーマや他の受験生の話をしっかりと理解すること。3つ目は、なかなか難しいですが、自分の考えを臨機応変に、他の受験者と共有するすることだそうです。つまり、質問の内容を理解し、周りの人の考えをしっかり聴くことで、自分の考えをどう共有するかが見えてくるそうです。「○○さんの意見に賛成ですが、それに加えて、私は○○もあるんじゃないかと思っています」みたいな感じですね。

 

どうですか・・・企業としては、組織の中で、いかに自分の考えを持ちながら、周りとの協調もやってのけるような人材が欲しいので、おのずと、集団面接という形が主流になっていくのかもしれませんね。

 

でも、相手に合わせることではないですよ。大切なのは、自分の考えをしっかりと持つことです。

2021年

3月

28日

令和2年度卒園式 つづき

園長から卒園児6名への手紙は、自分で言うのも何ですが、卒園式の大事な儀式のようになってきました。手紙は1枚ですが、じっくりと時間をかけて考えます。子どもたちにとって、自分の保育園生活を認めてもらった証と、受けとめているようです。

 

そして、クライマックスは、卒園児と保護者から、ご挨拶をいただきます。何と、6人全員がきちんと挨拶ができました。「いっぱいあそんでくれてありがとう・・・しょうがっこうへいってもがんばります」の言葉に、保護者たちの涙を誘います。

 

保護者6名のメッセージは、涙あり、笑いありで、とても素晴らしかったですね。我が子への愛と、保育園への感謝の気持ちをたくさん語ってくれました。私は静かに聴き入っていました。こちらこそ「ありがとうございます」です。

 

卒園児保護者一同様より、保育園に「綱引きの縄」を贈呈いただきました。今度の運動会では、綱引きが競技種目に加わります。そして、卒園児6人から職員6名に、1人ずつ、素敵なプレゼントをいただきました。

 

最後は、園児全員で「さよならぼくたちの保育園」「みんな友だち」を歌います。いつも、大きな歌声でみんなを引っ張ってくれた女の子が、涙で歌えません。でも、彼女の分まで、みんなで頑張って歌いあげました。

 

そして、堂々と卒園児が退場します。令和2年度の卒園式は、素敵な時間を私たちに与えてくれました。

 

今回の卒園式で、ホワイトきゃんばすから、合計38名の卒園児が小学生となりました。第1回目の卒園児は、この春中学生になります。

 

子どもたちが、成長していく姿を見るのは本当に嬉しいものです。卒園児6名の成長は、まだまだ続きます。ずっと見守っていきます。

2021年

3月

27日

令和2年度卒園式

令和2年度の卒園式の朝を迎えました。まだ、子どもたちも保護者も登園していない時間・・・子どもたちが作った、等身大の卒園児のイラストや「そつえんおめでとう」の文字を見つめながら、卒園児6人の顔を思い浮かべます。卒園児にとっては、今日は長い人生の一日に過ぎませんが、大切な節目の日となります。

 

そして、年中・年少園児13名が舞台で待ちながら、卒園児6名が入場し、卒園式が始まりました。卒園証書授与では、年長園児はガチガチの緊張状態です。後ろに座る、年中・年少園児だけが、リラックスしています。(笑)

 

卒園記念品は、国語辞典です。私は、今でも中学高校で使用した、三省堂「新明解国語辞典」が本棚にあります。辞書を引くたびに、言葉に棒線を引いていたので、ページをめくると、かなり汚れていますが、今でも捨てられません。卒園児にも、わからない言葉があれば、すぐに大人に聞くのではなくて、自分で国語辞典を引く習慣をつけてもらいたいという思いが込められています。

 

そして、今年は、「お米」が届きました。保育園の給食で使用している米は、さいたま市西区の農家から、玄米を届けてもらっています。玄米7分磨きの米を子どもたちは食べています。今回は、農家さんからのプレゼントです。先日の「わくわく食育教室」で、年長園児は「おにぎり作り」を経験しました。このお米で、親子で食卓を楽しんでもらいたいですね。

 

卒園児の保育園生活最後のピアニカ演奏が始まりました。「ドレミのうた」です。クリスマス発表会に合わせて、ピアニカの演奏を始めた年長園児ですが、今日の演奏は一番すばらしかったですね。そして、年中・年少園児も一緒に「一年生になったら」を合唱します。「来年は、私が卒園式の主役になるんだ・・・」という顔をしています。

 

今年1年を振り返って、スクリーンの映像に合わせて、子どもたちの掛け合いの声が響きます。「たのしかったどろんこあそび」「まっくろになりました」「がんばったうんどうかい」「さいごまであきらめない」「クリスマスはっぴょうかい」「れんしゅうがんばりました」「たのしかったおくじょうあそび」「いちばんのおもいでです」・・・と、子どもたちの笑顔がいっぱいです。

 

そして、卒園児6名の入園児から現在までのスライドショーにあわせて、主任の先生が、涙を必死に抑えながら語ります。子どもたちも、卒園式までこの映像は秘密にしていましたので、入園時のかわいい写真を見ると、どっと盛り上がります。でも、6人が成長していく映像を見ていると、「よくここまで成長したなぁ~」と感慨深くなりますね。主任の先生は、卒園児の映像を見ながらナレーションをおうちで考えている時に、すでに大泣きしていたようです。

 

こうして、卒園児6名をまん中に、しっとりとした時間が過ぎていきます。卒園式も後半へ進んでいきます。

 

つづきは、明日・・・。

2021年

3月

26日

卒園式前日

いよいよ明日が、「保育園ホワイトきゃんばす令和2年度卒園式」です。卒園児は、明日の式典に様々な思いを抱いています。

 

6歳男の子は、ママの前でカレンダーの3月27日のところに「ほんばん」と書いたそうです。卒園式の練習をしていたので、運動会やクリスマス発表会と同じような感覚になっているのかもしれません。

 

姉弟で、6年半も保育園に通ったママは、連絡ノートにびっしりと3ページのメッセージを残してくれました。目頭が熱くなりますね。

 

6歳女の子は、挨拶の原稿は、バッチリだそうです。保護者と卒園児本人のご挨拶があるのですが、たいがい、涙・・・涙・・・で、まともな挨拶ができないのが常です。(笑)

 

卒園式は、筋書きのないドラマのようなものですので、明日は、どんなハプニングがあるか・・・涙・・・笑・・・とにかく楽しみですね。

 

園長としては、6人の卒園児が小学生になっても、これで永遠の別れではありませんし、小学生になっても、土曜日に登園したり、買い物ついでに遊びに来たりするのが、いつのまにか、ホワイトきゃんばすの習慣となっています。

 

笑顔で、6人の卒園児を送り出します!

2021年

3月

25日

「かざぐるま」で遊ぶ

今日の屋上遊びは、「かざぐるま」を楽しみました。今の子どもたちは、風車で遊んだことなど、ほとんどありません。お祭りの屋台でも、最近は見かけなくなりました。

 

実は、保育園の近くの交差点で、大宮西小学校の通学児童を見守る「交通指導員」の男性が、手作りの風車を園児全員へプレゼントしてくれました。風車を持って走りまわったり、自転車のハンドルに固定して、風車をビュンビュン回しながら走る園児もいました。少し風があったので、自然に風車が回って、子どもたちは大喜びです。

 

さて、「交通指導員」をご存知ですか。よく、警察官に似た制服を着て、小学校などの通学時間帯に、交差点などの危険な場所で、子どもたちを守ってくれる人です。見かけたことがあると思います。

 

4歳男の子が、保育園への登園途中に、この交通指導員に、毎朝元気に「おはようございます!」とあいさつをする関係を作ってくれたおかげで、今回、ホワイトきゃんばすの園児たちに、風車を手作りしてくれたのです。4歳男の子は、「けいさつのおじさん」と呼んでいますが・・・(笑)

 

今回、風車を作ってくれた、交通指導員のAさんは、雨でも雪でも台風でも、学校がある日には、休まず、毎朝子どもたちを見守るそうです。かなり大変な仕事です。それでも、子どもたちの「おはよう!」の声に、一日の元気をもらうそうです。

 

中学生になって、制服姿でAさんの前に現れた男子生徒が、「6年間、僕たちを守ってくれてありがとうございました。おかげで、中学生になりました。これからも、後輩たちをよろしくおねがいします」と言われた時には、うれしくて涙が止まらなかったそうです。

 

Aさんは、さいたま市の非常勤の公務員という立場で、交通指導員を行っています。ボランティアではありませんので、わずかですが、給料も支払われます。私が、前にPTAに関わっている時の知識では、1日2000円です。

 

でも、お金じゃないですね。小学生を持つ保護者には、是非ともお願いしたいことは、我が子に、交通指導員や旗振りの保護者に対して、元気に「おはようございます!」のあいさつを必ずするように、話をしてください。この一言で、交通指導員の子どもたちへの思いが、さらに大きくなるのです。

 

ホワイトきゃんばすは、ショッピングセンターの中にあるので、地域とのコミュニケーションを広げることが、課題の一つです。今回は、子どもたちのために働く、交通指導員とのつながりができ、少しずつ、地域とのかかわりを広げていきたいですね。

2021年

3月

24日

そろばんの魅力

卒園児の屋上遊びの日々もあと数日です。この屋上で、自転車に乗れるようになり、ローラースケートもできるようになりました。そして、たくさんのスポーツに挑戦し、遊びを自分で考えてきました。

 

今日は、板でスロープを作り、台車カートで勢いよく、すべり降りる遊びを2歳児が行っていると、6歳男の子が「ぼくが持っててあげるから、すべってごらん」と、ずっとフォローを続けてくれました。彼は、年長園児の中では、決して自己主張をしないおとなしい性格ですが、こういったやさしい面を見ると、うれしくなりますね。

 

さて、今日は「そろばん」の話です。今まで、このブログの中でそろばんの魅力を発信してきました。そろばんは、平成14年度から実施された学習指導要領では、3年生で扱う内容だったものが、平成23年度からは、3・4年で指導するよう見直されました。そして、2020年度から実施された新学習指導要領でも、引き続き3・4年で行われます。プログラミングや道徳の教科化など、新たな内容が含まれるのですが、そろばんの授業は、今まで通りです。

 

小学校でのそろばんは、練習して速く計算することが目的ではありません。玉を動かして数の表し方や計算の仕組みを「見える化」して理解することが目的ですので、そろばん経験のない教員でも、虎の巻さえあれば、教えることができます。

 

今の時代に、プログラミングならわかるけど、「そろばん」がどうして必要なの?「日本の伝統文化」を守るためなの?と思う保護者もいるようですが、算数の時間に行うそろばんは、数学的な意義があります。

 

そろばんを学習すると、玉のイメージが頭の中にできます。すると、高速で暗算ができるようになるのです。年長園児のお昼の勉強で10マス計算をやるのですが、私の場合は、丸付けは、頭の中でそろばんの玉をたたいています。

 

小学生が、暗算の技を磨く必要はないでしょうが、言語を扱ったり、普通の計算をしたりするときに使う脳と、そろばんでは、画像を頭に浮かべるので、想像力を伸ばす脳を利用しているようです。指を使うことで、脳への刺激も増え、集中力も増します。

 

まだまだ、そろばんの利点はたくさんありますが、どうですか・・・パソコンやタブレットでなく、そろばんを初めて手にする子どもたちにとっては、あたらしいものとして受け止めます。古いと思っているのは、案外私たち大人だけかもしれませんね。

 

保育園には、入口に大きなそろばんがぶら下がっています。寺子屋で行う「そろばんの時間」は、子どもたちのワクワクドキドキを引き出してくれます。

2021年

3月

23日

お別れピクニック

今日も卒園児の行事が続きます。「お別れピクニック」です。昨日の「わくわく食育教室」で、おにぎりを作った子どもたち。今日は、二人の園児が、自分でおにぎりを作ってきました。そして、昨日子どもたちにプレゼントした「玄米」を今日のお弁当で、一緒に炊いてくれたママもいました。スクランブルエッグを自分で作った男の子もいます。

 

早速、わくわく教室の成果があらわれた感じです。子どもたちが、食べることに関心を持ってくれることは、うれしいですね。

 

さて、子どもたちは、今日もワクワクしながら、徒歩15分・・・あっという間に、三橋総合公園に到着しました。まずは、ピンク色のエドカンザクラが、満開で子どもたちを迎えてくれました。

 

最初の目的は、池の生き物採集です。子どもたちは、夢中になってたくさんの生き物を採りました。アメリカザリガニ・ヤゴ・ヌマエビ・小魚に謎の生き物たちです。保育園に持ち帰り、屋上のザリガニのいけすや池に放流しました。池には、一体何種類の生き物が生活しているのか・・・春が進むにつれて、生き物たちが次々と姿を見せてくれるのです。

 

生き物採集が終わると、お弁当タイムです。子どもたちが自分で作ったおにぎりも、なかなか上出来です。梅干し大好きの6歳女の子は、昨日のわくわく教室では、梅干しではなかったので、今日は自分で梅干しおにぎりを握ってきました。

 

そして、恒例のゴロゴロ遊びです。ざっと、5メートルの高さの土手の上から、子どもたちはゴロゴロと楽しそうに、回転しながら降りて行きます。洋服も真っ黒ですが、そんなことはおかまいなしです。(笑)

 

そして、今度は5分咲きのソメイヨシノに登る子どもたちです。毎年、お別れピクニックでは、菜の花と桜の花を同時に楽しんでいますが、屋上ビワの木での木登りが、子どもたちの日常になっているので、桜の木にも子どもたちは登ります。花の咲いている枝を折らないように、高さへの挑戦です。

 

最後は、遊具のある広場で自由遊びです。卒園児6名だけで群れるのではなく、周りの知らない子どもたちも巻き込んで遊ぶ姿は、ホワイトきゃんばすの園児たちの大きな特徴です。異年齢でのかかわりは、コミュニケーション能力のアップに間違いなくつながっているようですね。

 

楽しい時間は、あっという間です。ざっと5時間のピクニックでしたが、卒園児の絆をさらに深めた時間となったようです。

2021年

3月

22日

わくわく食育教室

首都圏での緊急事態宣言が解除されて、今日は、延期になっていた「わくわく食育教室」を行うことができました。保育園の近くにある公民館の広い調理室を使います。公民館も緊急事態宣言中は、休館していたのです。

 

毎年9月に保護者と個人面談を行っています。管理栄養士として以前小学校の教員だったママと、食育につながる活動についての話をしたのですが、いよいよ実現しました。

 

年長園児6名が参加します。まずは、「かっぽうぎ」に着がえます。小学生になったら、給食当番のユニホームです。髪の毛もしっかりと帽子の中に入れます。子どもたちのワクワク感がひしひしと伝わってきます。

 

今日のテーマは「ごはんを炊いて おにぎりを作ろう!」です。先生は、6歳男の子のママです。

 

まずは、「お米」の勉強です。田んぼと畑の違いを考えたり、田んぼの写真を見ながら、稲が伸びていく姿を確認します。そして、本物の稲穂を手に取って、お米を一粒むいてみます。中から出てくるのが玄米です。玄米と白米を比較します。

 

次に、米を研いで、いよいよ、ごはんを炊くのですが、耐熱のガラス鍋を使います。沸騰して、米がぐつぐつする姿を見ながら、子どもたちは「お米がダンスしている!」と不思議そうに見つめます。そして、ごはんの匂いがしてくると「お腹すいた!」と6歳女の子が叫びます。(笑)

 

次は、炊き上がったごはんで、おにぎりを作ります。おかかしょうゆとサケおにぎりです。最初は、三角おにぎりで、次は、自分の好きな形にチャレンジです。ハート型おにぎりを作る園児もいました。

 

こうして、自分が作ったおにぎりと、先生がカツオからダシを取って作った野菜たっぷりの味噌汁と一緒に「いただきま~す」です。おにぎり2つでは足りなくて、全員2つ追加です。(笑)

 

ごちそうさまの後は、ちゃんと食器を洗うところまで頑張ります。子どもたちの感想は、「おいしかった!」の他に、お米がごはんになるまでの過程が、不思議だったようです。

 

今日の6人の中には、普段からママの料理のお手伝いをする園児もいますが、きちんと、料理をするのは初めての園児ばかりです。食べることに興味を持ち、感謝の気持ちが育まれたらうれしいですね。

 

令和3年度に入って、この取組みは続きます。子どもたちの挑戦をビデオで撮影していますので、多くの保護者に見てもらおうと思っています。お楽しみに!

2021年

3月

21日

リーダーシップの旅

今週末の卒園式では、恒例の「卒園児のスライドショー」で、入園当時の写真から現在に至るまでの成長を振り返るのですが、今日は、膨大な過去の写真の中から、6人の卒園児の写真をチョイスしていました。ずっとパソコンの画面を見続けていたので、目が疲れます・・・(笑)

 

ベビーの頃から保育園に通う園児がいますので、平成27年まで戻ります。それぞれの時代の子どもたちを見ていると、本当に大きくなったなぁ~成長したなぁ~と見入ってしまうので、なかなか作業が進まないのですが、こうして、1年1度、保育園での過去の取組みを棚卸して、次年度につなげるいい機会になっています。

 

卒園児のどんな過去が登場するのか・・・卒園式でのお楽しみです。

 

さて、そんな6人の卒園児には、小学校入学と共に、新たな「リーダーシップの旅」に出てもらいます。園長は、6人全員にリーダーシップを発揮してほしいと思っています。ここで言うリーダーとは、会社の社長や部長ではなく、組織や強制力によらないで人を動かし、何かを表現できる人です。

 

「俺についてこい!」的な、声の大きい人になってもらいたいわけではありません。ここで問題です。「桃太郎は、いつリーダーになったのでしょうか?」

 

桃太郎は一人で鬼退治に出発し、途中で犬・猿・キジを従えて、鬼ヶ島で鬼を征伐し、宝物を持って帰ります。彼が、鬼退治という夢を抱かなかったり、途中で犬・猿・キジに見放されたり、鬼に負けたりしたら、後世に残るリーダーにはなれなかったはずです。桃太郎は、旅の中で試練を経験しながらリーダーになっていったのです。

 

卒園児6名も、4月から試練の旅に出ます。そこで、夢を持ったり、仲間と出会ったり、人のために役に立ったり・・・もちろん、たくさんの失敗を経験して、リーダーシップを発揮してもらいたいですね。

 

私の考えるリーダーとは、「リーダー=影響力」です。組織の長や、立場あるポジションになくても、他の人に影響力を与えるような、そんな人になってもらいたいですね。

2021年

3月

20日

エースがロングリリーフ

昨日、子どもたちが「だるまさんがころんだ」で遊んでいたのですが、鬼の6歳女の子が「○○ちゃんの目が動いた!」と言った時は大爆笑です。「○○ちゃん」も、「目が動いたなんて・・・そんなのなしだよ」と大笑いです。私の「だるまさんがころんだ」の中で、最高傑作です。(笑)

 

さて、かなり昔の1982年の話ですが、埼玉県の所沢にプロ野球球団「西武ライオンズ」が誕生して、ついに、日本一となり、そこから10年以上も西武ライオンズの黄金時代が続きます。広岡監督が就任し、エースが東尾修です。

 

東尾投手は、ストレートはせいぜい135キロくらいですが、内角攻めと抜群のコントロールで、西武ライオンズを優勝に導いたのです。今は時効ですが、わざとデットボールを狙ったこともあります。歴代の死球数では日本一です。コントロールは、当時パリーグナンバーワンと言われていたのに、死球も一番なんて、矛盾です。(笑)

 

彼は、豪速球が投げられない自分の力で、いかに勝利する方法を実践していたのです。ケンカ投法とも揶揄されましたが、とてもクレバーな投手です。

 

私が、学生時代に、西武ライオンズ球場で「ホットコーヒーにハンバーガーはいかがですか!」と大声で叫んでいました。翌、1983年に「西武VS巨人」の伝説の日本シリーズがあったのですが、3勝3敗で迎えた第7戦・・・私は、西武の日本一の瞬間を球場で見ていました。マウンドに立つのは東尾修です。

 

当時はすでに、先発・中継ぎ・抑えという、投手起用の分担制は確立されていたのですが、広岡監督が、シーズン中はエースとして先発を任せていた東尾投手に、中継ぎからのロングリリーフを命じたのです。この中途半端な前例のない仕事を東尾投手は、見事にこなし、西武ライオンズの黄金期をスタートさせたのです。その後、秋山・石毛・工藤・清原・辻とそうそうたるメンバーが西武ライオンズを引き継いでいくのです。

 

この中継ぎからのロングリリーフという投手起用は、その後、どこの球団でもどの監督でもほとんど行われていません。私は、東尾投手の映像を見るたびに「ロングリリーフ」の記憶と西武球場でのアルバイトを思い出します。(笑)

 

この通常とは違うこと・・・新しいこと・・・6歳女の子が、「だるまさんがころんだ」で、「目が動いた!」というフレーズも同じですね。保育園の子どもたちを見ていると、まだ小さい頃は、人のマネをたくさんします。特に、年上の園児への憧れが強いです。それが、だんだんと「自分」を確立し、中には、人と違うことにこだわる園児も出てきます。「○○ちゃんのマネなんかイヤだよ」と。そんな園児は、きっと将来大物になると思う園長です。

2021年

3月

19日

梅から桜へ

今日は、今年度最後の体操教室でした。年長園児にとっては、最後の体操教室です。ちょうど3年前に、保育園のカリキュラムとして体操教室がスタートしました。保育園がある3Fフロアに、クラブネイス体操教室が開校したのがきっかけです。

 

年長園児は、3年間体操教室に通い、合計8人の体操の先生と関わってきました。親以外の大人との関わりでいえば、保育園の先生・他の園児の保護者がありますが、この体操教室の先生たちとのかかわりも、子どもたちの成長につながっています。年長園児6人は、最後の体操教室を楽しみ、体操の先生からお手紙をもらいました。うれしいですね。

 

さて、桜の開花宣言が全国で始まっていますね。現代の「花見」とは桜を愛でることですが、平安時代よりも前は、「花」といえば梅でした。現在の京都御所、平安京成立の頃は、桜ではなく梅が植えられていたそうです。ところが、9世紀の半ば頃、この梅が枯れてしまい、代りに桜を植えたそうです。

 

なぜ再び梅を植えなかったのか。それは、中国から離れて、日本の文化を打ちたてようという気運が高まっていたのです。中国文化に根差した梅の代わりに、吉野にある桜を植えたと伝えられています。それから1200年ほどたった現代まで、日本人は桜を愛してきたのです。

 

来週は、年長園児の「わくわく食育教室」「お別れピクニック」そして、「卒園式」とイベントラッシュですので、保育園のお花見は、3月30日に行います。満開が過ぎているかもしれませんが、桜の花びらが舞うのを楽しもうと思っています。子どもたちは、桜の花びらを集めるのが大好きです。

 

ソメイヨシノの特性は、他の多くの花と異なり、枯れてから散るのではなく、生きたままきれいなまま散ることです。まさに、いっせいに咲き、いっせいに散る姿が感動的ですね。コロナ禍で今年もお花見は自粛ですが、桜の花はいつも通り咲いています。自分なりのお花見を楽しみたいですね。

2021年

3月

18日

「勉強面白い」が最下位の日本

年長園児の小学校入学が、カウントダウンとなってきましたが、この時期に「勉強は面白い?」と聞くと、全員が「面白い!大好き!」と答えます。それが、小学校に入学し、中学になると「勉強が面白い」と思う子どもが、どんどん減っていくのです。

 

個別指導塾などを運営するスプリックスが、日本の他、アジアや欧米の11か国を対象に、6歳から15歳の子どもとその保護者千組に対して調査をしたところ、「学校の勉強を面白いと思う」子どもは、日本が最下位で58.6%だそうです。得意な教科がない子どもも5.3%で最下位でした。

 

「勉強面白い」と思う割合が、最も高かったのは、ミャンマーの95.9%で、10位のポーランドでも70.7%です。日本は11か国の中で唯一6割を下回ったそうです。

 

たいがい、この手の調査では、日本が最下位というのは、よく聞く話ですね。日本人の性格とも関係しているのかもしれませんので、この結果をもって「日本人は、自己肯定感が低くて、大問題だ!」と騒ぎ立てることはないと思いますが、この調査結果は、受けとめないといけませんね。

 

さいたま市教育委員会は、全国に先駆けて、令和3年度から、公立小学校10校で、高学年を対象に教科担任制の導入を始めるそうです。モデル校10校を選出し、令和5年度には市内の小学校104校での実施を目指すそうです。

 

6年生は、国語・社会・算数・理科・音楽・図工・家庭・体育・外国語の9教科で、教科担任から指導を受けられるようになります。中学校の教員が小学校に出向き、指導する場合もあるそうです。もともと、さいたま市は小中一貫教育に力を入れているので、小中の教員の交流もそれほど混乱することもないようです。

 

これで、「勉強面白い」という子どもが増えるかもしれませんね。例えが悪いかもしれませんが、私の場合、外食する時は、「何でもあるような総合食堂」よりも、「○○専門店」を選びます。専門店の方が、こだわりが反映していると思うからです。

 

教科担任制は、専門知識を持った先生が、授業をすることで、より深い学びが行われる可能性が高いと言われてます。

 

もちろん、「幕の内弁当」が好きな人もいるでしょうから、ご意見色々で、小学校高学年の授業の在り方をしっかりと見ていきたいですね。

2021年

3月

17日

大学進学と奨学金

屋上のファームは50センチほど高い場所にあるのですが、そこに板を渡して下り坂を作り、その上を台車カートに乗って滑り降りる遊びをやりました。スリルと恐怖が交錯する遊びです。寺子屋園児は、積極的に参戦しますが、小さい園児は、今日のところは様子を見ています。いずれ、できるようになるのでしょう。

 

さて、今から20年以上前の1998年のデータによると、大学などの高等教育機関への進学率は68.3%でした。それが、データが取れる直近の2017年には、80.9%にも増えています。5人に4人が大学生になるという時代です。

 

これには、国の経済支援もあってか、多くの若者が高等教育の機会が開かれたことになるのですが、その支援の代表格が「奨学金」です。奨学金を借りている学生数は、同じ期間で50万人から134万人に膨れ上がったそうです。

 

「とりあえず大学には行っておかなくちゃ・・奨学金だって簡単に借りられるし・・」と、何の目的もなしに大学に進学しようと思っているあなた・・・はい。奨学金=借金です。

 

以前、民間企業出身のサラリーマンが高校の校長となるドラマがあって、気軽に奨学金を借りようとする生徒とその保護者に対してこう言いました。「奨学金という言葉は、とても聞こえがいいですが、これは借金です。数百万という借金を背負うことになるのですよ。そこまでして大学に行く目的がちゃんとありますか?借金は、返さなければなりません。お子様が、社会人としてスタートする段階で、借金を背負っていることを忘れないでください」

 

どうですか・・・おっしゃるですね。これは、ドラマの話ではなくて、現実に、奨学金を借りた3人に1人が数百万円の借金を抱えて社会人を始めるのだそうです。若者の未来を広げるはずの奨学金が、実際は彼らをがんじがらめにし、果ては、未婚化・少子化につながっているとしたら、何とも皮肉なことです。

 

国の政策として、給付型の奨学金の枠を増やすことはもちろんですが、多様化の時代において、若者自身が、奨学金という借金を背負っての大学進学という選択肢がいいものか、よくよく考える必要がありますね。

2021年

3月

16日

てつがくの時間「どうして学校へ行くの?」

年長園児と一緒に行う寺子屋の授業も、今週でおしまいです。今日は、てつがくの時間を行いました。テーマは「どうして学校へ行くの?」です。年長園児にとっては、4月から小学生です。とても身近なテーマです。

 

「ハイ…ハイ…ハイ…」と手があがります。「それは、勉強するためです。算数をやったり、ひらがなを教えてもらったり・・・色々なことを教えてもらうためです」という意見が、予想通りたくさん出てきます。

 

すると、5歳女の子が「大人になるためだよ」と言います。「大人になったら、仕事をしてお金を稼がないといけないし・・・そうすると、やっぱり、学校で勉強しないといけないと思う」

 

ここで、先回のてつがくの時間で、子どもたちがやりたい仕事を言ってもらったのですが、もう一度、「○○君は、オートバックスで働きたいって言ってたけど、そのためには学校で勉強したほうがいい?」まだ年少の○○君は、「う~ん???たぶんそう思う」と言います。

 

すると、5歳女の子が、勉強ばかりに話が進むのをさえぎるように、「学校へ行くのは、友だちを作るためだよ」と発言をします。

 

「みんなは、保育園で友だちがいるけど、小学校になったら、新しい友だちを作りたいですか?」と聞いてみると、全員が「作りたい!」と言います。「う~ん・・・どうやら、学校に行くのは友だちを作ることかもしれないね」

 

すると、6歳女の子が「何だか、小学校に行くのが楽しみになってきた」と言い出します。他の年長園児も「私も・・・」と賛同します。「だって、今、お昼に勉強しているけど、勉強って楽しいもん・・・」

 

しかし、5歳女の子が疑問を投げかけます。「私も勉強は楽しいと思うけど、勉強がもし、つまらなくなったらどうすればいいの?」と鋭い発言です。

 

「園長先生も、学校に行っていた時に、勉強がつまらなくなった時があったよ。みんなは、勉強がつまらなくなったらどうすればいいと思う?」この問いには、みな「???」で、答えが見つかりません。

 

最後に、小学校から大学まで行ったら、全部で16年も学校に通う話をすると、「えっ~そんなに長く学校に行くの?!」とビックリする子どもたちです。

 

おうちに帰って、「どうして学校へ行くの?」と「勉強がつまらなくなったらどうする

?」をママやパパと話をしてみると、もっといろいろな話が聞けるかもしれないよ。と子どもたちに話をして、今日のてつがくの時間はおしまいです。

 

大人になった私たちは、子どもたちからたくさんの答えを聞きたいですね。はい。否定してはいけませんよ。(笑)

2021年

3月

15日

実体験の大切さ

今日も屋上に到着するや、ビワの木にダッシュする園児がいます。そう、木登り大好き子どもたちです。今の子どもたちは、木登りを経験することは少ないですね。単純に高いところに登っての気持ちいい遊びだけでなく、「次に右手をあの枝をつかんで、今度は左足を・・・」と頭も使うし、バランス感覚が鍛えられます。

 

昨年9月の親子遠足で訪問した、北本自然観察公園から便りが届きました。子どもたちが、木登りをした大きな「エノキの木」は、冬はほとんどの葉を落としました。そろそろ見つかるかな?と思い、木の根元の落ち葉をひっくり返してみると・・・いました!「ゴマダラチョウ」の幼虫です。

 

ゴマダラチョウの幼虫は、エノキの木の葉を食べて育ち、幼虫のまま越冬するそうです。そのため、エノキの根元の落ち葉をひっくり返すと、見つかるそうです。妖精のようなカワイイ顔をしています。

 

さて、そんな自然体験がいっぱいできる、北本自然観察公園は、現在緊急事態宣言延長に伴い休園しています。2020年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、臨時休園やイベントの中止、団体利用のキャンセルが相次ぎました。

 

この間は、ホームページの更新はもちろん、新しい試みとして、YouTubeやTwitterを活用した自然の魅力を発信してきたそうです。しかし、やっぱり、それでは難しいな・・・と感じたことが、自然体験の醍醐味である「五感を使った観察」ができないという点でした。

 

木漏れ日の気持ちよさ、花の香り、昆虫を手に取った時の感触などは、映像だけでは伝えきれません。本物の自然と触れあうことで、初めて分かることの多さを改めて感じ、実体験の重要性を今後も伝えていきたい。とのことでした。

 

まさに、その通りですね。保育園の子どもたちは、ビワの木に登ることで、大人の目線よりもよりも高いところからの景色を見ることが出来ます。木の感触も、木の匂いも感じることが出来ます。

 

子どもたちには、コロナ禍においても、自然の中での実体験をたくさん経験させたいですね。

2021年

3月

14日

ここは 今から 倫理です

私が中学3年の時に、社会科が日本史・世界史・地理・倫理社会の4つから2つを選択だったのですが、一番人気がない「倫理社会」を選びました。倫理社会の先生は、とても個性的で、過去の哲学者の名言など、中学3年生にとっては、退屈な授業になりがちですが、この先生の授業が楽しくて、どんどんはまっていきました。

 

昨日、最終回だったNHKのドラマ「ここは 今から 倫理です」でも、個性的な教師の導きで、倫理社会の授業から、学ぶことの楽しさを見つける生徒の姿が描かれていましたね。

 

最終回の講義では、パスカルの「人間は考える葦(あし)である」でした。生徒たちが、丸くなって話し合うシーンでは、もちろん「こうあるべき」という結論はでません。しかし、それぞれの意見や考え方の違いを感じることで、当事者は、自分で答えを出すのです。

 

私は「人間は考える葦である」という言葉は、倫理社会の先生に教えてもらった中でも好きな言葉の一つです。保育園の屋上の池には葦があるのですが、この葦を見るたびに、この言葉をつぶやいてしまいます。(笑)

 

パスカルはこう言います「人間はひとくきの葦にすぎない。自然のなかで最も弱いものである。だが、それは考える葦である。われわれの尊厳のすべては、考えることのなかにある。よく考えることを務めよう。ここに道徳の原理がある」

 

寺子屋で始めた「てつがくの時間」は、私の予想を超えて、子どもたちの様々な意見が飛び交います。まだ、5歳6歳だというのに、凄いことだと思っています。そして、子どもたちの意見を聞くことは、心地よい時間となっています。

 

私が民間企業で働いていた時は、会議でも商談でも、自分が考える結論に持っていこうと必死になっていたような気がします。もちろん、ビジネスの世界では悪いことではありません。しかし、子どもたちとの「てつがくの時間」では、想定外の展開に喜び、結論がでないことを楽しんでいます。

 

そして、子どもたちは「考える葦」になっているのです。

2021年

3月

13日

アリとキリギリスの真実

今日は、土曜日の雨降りでしたので、「ダンボールハウス作り」をして、子どもたちは楽しみました。ショッピングセンターの中ですので、ダンボールは山ほどあります。ざっと、大中小の段ボール50セットを用意しました。

 

まずは、6畳ほどのスペースをダンボールで囲います。その中に、子どもたちは様々な工夫を凝らします。キッチン・お風呂・子ども部屋・ベッド・内装もマジックで絵をかいてデザインを決めていました。本当に、見ている大人も楽しくなってきます。そして、このダンボールハウスで、お昼寝をしました。特別感があって、なかなか寝付けなかった子どもたちでしたが、お昼寝が終わる15時になっても、なかなか起きません。いい夢を見ていたようです。(笑)

 

さて、有名なイソップ童話「アリとキリギリス」では、夏の間、アリは冬に備えてせっせと働きましたが、キリギリスは、歌や音楽を楽しみ気ままに暮らしていた・・・となっています。やがて、冬が来て食べ物が見つからないキリギリスは困り果ててアリに食べ物をくれるよう頼みますが、断られて飢えて死ぬというストーリーです。

 

これでは、寓話とはいえ、キリギリスは遊んでばかりで働かないという誤解を与えかねません。真実のキリギリスは、夏場に草むらで鳴いているのは、遊んでいるわけではなく、パートナーを求めて、必死にアピールをしているのです。そして、すべてのキリギリスは、冬を前にして生命が尽き、土に還ります。もちろん、アリに物乞いをすることなどありません。(笑)

 

夏の草むらで愛を交わしたキリギリスは、秋の終わり、卵を地中深くに産みます。そして、卵のまま、じっと冬を耐えるのです。春になると、孵化して次の世代を担うのです。

 

これで、キリギリスへの濡れ衣は、少しは晴らすことができましたかな・・・

 

そもそも、キリギリスなどの「昆虫」は、すでに4億年前には地球に存在し、様々な変化を遂げてきたそうです。鳥よりもずっと昔から空も飛べたし、水の中にまで進出しました。

 

それに対して、私たち人間の祖先「ホモサピエンス」が地球に現れたのは、わずか20万年ほど前です。新参者が、勝手にキリギリスを悪役にしてはいけませんね。(笑)

2021年

3月

12日

自ら学ぶ能力

今年度の体操教室も、今日を入れてあと2回で終わりです。年長園児にとっては、3年間がんばってきた取組みです。たくさんの思い出をかみしめていました。鉄棒の逆上がりが、あと2人・・・来週にはできるように祈っています。

 

さて、京都市にある西京極小学校では、「子ども司会」という取組みを様々な機会で行っているそうです。司会をしたり、考えを交流したりするためには、まず何よりも自分でしっかりと考えなければいけません。その経験を通じて、他の人の考えを聞いても、自分と違うことが理解でき、新たな自分の考えを作り上げることが、ねらいです。

 

子どもたちが、1年間を振り返った「標語」の中には、「難しい でもみんなでなやんで 解き切った」「手を挙げて みんなで考え 話し合う」「司会で 困った時は 助け合い」といった、「子ども司会」活動に通じた「標語」が多数あったそうです。

 

以前、西京極小学校の校長先生が担任した一人の男の子が、20歳になって小学校を訪ねてきてくれたそうです。彼は、東京の大学で法律の勉強をし、スイスで自分の考えを英語でプレゼンテーションしたことを報告しました。彼はこう言ったそうです。

 

「自分のもとになっているのは、小学校時代にこうして司会をしたり、みんなで話し合って決めたりしてきたことです。一人一人、考えが違ってもお互いが尊重されていました。だから、自分らしく生きてこれたし、今の自分があります」

 

子どもたちが、自ら学ぶ能力は、子どもの将来の力を養うことにつながります。保育園では、「自分で考える」取り組みがベースですが、「子ども司会」なら、年長園児ができそうですね。寺子屋の時間に取り組みたいと考えています。

2021年

3月

11日

10年目の3・11

今年は、東日本大震災が発生してから、10年という節目の年ということもあり、コロナ禍でも、震災に関する報道が多いですね。10年前小学生だった○○君や○○さんが、現在は、医療現場で働いていたり、プロスポーツ選手になっていたりと、子どもの成長にとっては、10年という月日が流れるのは、早く感じます。

 

しかし、大人の私たちにとっては、時間が止まったままという人もあるでしょうし、つい先日起きた、忘れられない出来事と受け止める人が多いですね。

 

今日は、「3・11 14:46」の数字のまわりに、東日本大震災にかかわる画像を添付して、保育園の入口に貼り出しました。登園する園児が、まずびっくりして、指を指します。「これは何?」といった感じです。10年前ですので、保育園の園児は、みな生まれていません。小学校4年生の卒園児が赤ちゃんでした。

 

今日は、保護者の3・11の話をたくさん聞くことができました。

 

「ビルの35階で仕事をしていました。ビルが倒れるんじゃないかというくらい凄い揺れで、今でもしっかりと覚えています」

「銀行勤務で、15時の閉店前の出来事でした。あまりにも恐怖で、お客様と一緒に震えていました」

「新婚1ケ月で起きた大地震・・・甘いムードもぶっ飛びました」

「まだ大学生でした。就職活動の真っただ中・・・忘れられない記憶です」

「プータローしてました。(笑)(今は、3人の子どもを持つ立派なパパです)」

「実家が宮城県の石巻です。高台に家があったので、津波の被害にはあいませんでしたが、町は壊滅状態でした」

保護者の方々も、10年前ですので、ほとんどが結婚前です。この10年で、結婚して、子どもが誕生し、こうして保育園に我が子が通っていることを考えると、やはり、10年は長い時間なのかもしれませんね。

 

そして、朝の会では、子どもたちに「津波被害の写真」「人命救助の写真」「避難所生活の写真」「首都圏で電車が動かない写真」「コンビニの棚が空っぽの写真」などを見せながら、3・11の話をしました。

 

子どもたちは、写真を通じてですが、10年前に、とんでもないことが起きたことを理解します。コロナ禍でこの1年、多くの人が亡くなりましたが、東日本大震災では、一瞬にして、その2倍の命が失われたことを伝えると、いつもは賑やかな子どもたちもシーンと静まります。

 

「おうちの人に、10年前の今日は、何をしていたのか・・・どんなに怖かったか・・・たくさん話を聞いてごらん」と言ったので、今日は、親子で3・11の話をする家庭が多いかもしれませんね。

 

10年という月日が経ちました。被災地への国民の関心が薄れていると感じる人は、全ての世代で、9割以上という世論調査もあります。震災を風化させないために必要な取組みを挙げてもらうと、「学校など教育現場で子どもに伝える」が、最も多かったそうです。

 

ホワイトきゃんばすでも、子どもたちに「3・11」を伝えましたが、今日は、多くの学校で、子どもたちが、深く考える機会になったと思っています。そして、今の子どもたちが大人になるまでには、大きな地震が発生する可能性が高いことは、間違いありませんね。

2021年

3月

10日

「線路の石」の缶詰めが売れた?

今日も屋上では、それぞれの園児が自分がやりたい遊びに取り組んでいます。ファームには、野草のホトケノザの紫色の花や菜の花を集めて、子どもたちが歩き回ります。そして、一番人気は、「木登り」です。ビワの木の一番てっぺんを狙うべく、子どもたちが競うように木登りを楽しんでいます。

 

そして、今日一番のヒット作品は・・・アスレチックの橋渡りに使う板を利用して、ベンチを作った5歳女の子・・・みんなをそのベンチに座らせて、大満足の笑顔です。今日は、少し風が強かったのですが、これから、春に向けて、ますます屋上遊びが充実していきます。「啓蟄」も過ぎたので、生き物たちも登場します。楽しみですね。

 

さて、今日はローカル線の話です。ローカル線を使用して、のんびりと「呑み鉄」旅を楽しむ私ですが、ローカル鉄道は、存続の瀬戸際にあります。コロナ禍では、JR東日本などの大手も赤字に追い込まれていますが、ローカル鉄道は、会社の存続が危ぶまれます。

 

日本のローカル鉄道は、主に地方路線で、総延長は3765.9キロメートルに及びます。中小私鉄や第3セクターの計95社が運行しています。人口減少や自家用車の普及で多くが経営危機に陥り、2000年以降、全国で44路線約1000キロメートルが廃線になりました。この距離は、東京竹芝桟橋から小笠原の父島までの距離と同じです。

 

地域住民の足としての存続が難しいために、観光に活路を見いだす路線が増えていて、SLやトロッコ列車などの観光列車などは、訪日外国人にも人気があります。

 

そんな中で、千葉県にある全長わずか6.4キロの銚子電鉄が、「線路の石を売ればいいじゃないか。石なら賞味期限もないぞ」ということで、「線路の石」を売り出したそうです。線路には、昔から使われていた丸い玉砂利が敷かれていて、それを3缶1500円で販売したところ、250セットが早々に完売。この取組みは、他のローカル線にも広がり、「線路の石」は、今やヒット商品となっているそうです。

 

銚子電鉄のユニークな取組みは有名で、本業よりも稼ぐのが「ぬれ煎餅」の販売です。そして、「経営がまずい」を逆手にとって、うまい棒ならぬ「まずい棒」を売り出したり、駅名を広告媒体としたり、地元の高校とタイアップした商品開発を行うなど、知恵を絞って乗りきろうとしています。

 

ちょうど、コロナ禍になる前の昨年1月に、おやじ仲間で「銚子電鉄」を楽しんだのですが、沿線の景色も素晴らしくて、「ユーモアセンスで経営難を乗りきろう」という感じが、ひしひしと伝わってきました。

 

リニアモーターカーも新幹線もいいですが、やっぱり、ローカル線でのんびり旅が最高です。「金はなくても知恵があるさ!」この精神で、頑張ってもらいたいですね。

2021年

3月

09日

助けてくれる人はいるか?

春の屋上ファームが、少しずつ活気付いてきました。先日の「絹さやエンドウ」の植付けに続いて、今日の寺子屋では、じゃがいもの種イモを植えました。定番中の定番「男爵いも」です。子どもたちは、種イモを包丁で半分に切り、切り口に灰をつけます。切り口を下にして土に植えます。収穫する男爵いもは、「自分たちが植えて育てた」という付加価値がつくのです。

 

さて、日本人は底力を持っていると思われています。第2次世界大戦の焼け跡から奇跡の復興を遂げ、自然災害に見舞われても、その都度大きな混乱を避けながら復興を遂げています。力を合わせることが得意で、人と人とのつながりが非常に強い国民と、多くの日本人は思っています。

 

しかし、人に助けられるのを良しとせず、生活保護の利用率も世界の中では低いのです。子どもは「人に迷惑をかけるな」と言い聞かされて育っています。そのせいなのか、日本では「助けてくれる人がいない」と思っている生徒(高校生が対象)が、他国と比較して多いというデータが出ています。

 

「つらい時、助けてくれる人がいない」に、男子24%・女子16%が、「そう思っている」そうです。女子よりも男子が高いのは「男なら弱音を吐くな」という圧力が高いためかもしれませんね。

 

コロナ禍での自殺が増えていますが、増加率が高いのは青年層です。悩みや葛藤が押し寄せているというのに、「助けてくれる人がいない、孤独だ」と思い込んでいては、苦悩は増すばかりです。

 

近年の自殺対策では、「つらいときには、いつでも助けを求めていい。逃げたってかまわない」と説くことが多いですね。「頑張れ」と励ましたり、ましてや「お前は男だろ!」的な発言は、無責任で逆効果となってしまいます。

 

ただし、私たち大人が、真摯に寄り添って、じっくりと聞くことが出来なければ、若者はいつになっても「助けてくれる人はいない」と感じてしまうのです。

 

「SOSを出しなさい」だけでなく、そのSOSを受けとめる力量を私たちが持たなければならないということです。

2021年

3月

08日

水中ドローン体験

卒園式が近づいてきました。今日から、全体練習をスタートさせます。寺子屋園児は、全員卒園式に出席します。年少園児は、じっと座っていられまぜん。立ち上がったり、体をクネクネさせたり、落ち着きがないのですが、卒園式当日までに、どこまで改善できるか期待します。年長卒園児は、バッチリです。

 

さて、ホワイトきゃんばすの卒園児も通ってる、さいたま市立栄(さかえ)小学校で、先日、興味深い体験授業が行われたそうです。水中ドローンを操作する体験授業です。

 

日本財団のプロジェクトの一環で、5年生98人が参加しました。子どもたちは、近い将来、必ず職業として定着しているであろう「ドローンダイバー」に扮して、それぞれのミッションを行います。

 

子どもたちは、水中ドローンとVRの組み合わせで、スクリーンに映し出されたウミガメやサメなどをカメラ担当とドローンの操作担当の2人一組で撮影します。後ろで順番を待つ児童からは「サメだ!撮って!」などの声があり、楽しい雰囲気に包まれます。

 

5年生は、社会科の授業で、水産業を学ぶ機会があり、養殖の仕組みや水産業を安定的に継続していく方法などを調べ、発表し合ったそうです。今回の体験授業で、学習した内容をさらに深めてほしいと校長先生は語ります。

 

最後は、魚の乱獲による漁獲量の問題なども学び、充実した体験授業となったようです。

何だか、大人の私たちも、ワクワクしてきますね。

 

今年度は、コロナ禍で、社会科見学などを中止せざるを得ない状況だったので、子どもたちにとっては、最高の機会となりました。「ドローンダイバー」という新たな仕事を作り出すことで、子どもたちは、自分が働く仕事についても考えが進んだと思います。

2021年

3月

07日

同じ速さで歩く

コロナ禍にあって、私が参加しているイエナプランの勉強会もしばらく開催されていませんが、勉強会のメンバーで、自分が経営する塾で講師を務めるTさんが、昨日、大宮氷川神社で結婚式を挙げました。披露宴なしの小人数での式だったそうです。

 

氷川神社の参道を歩く新郎新婦の映像を見ています。新郎は180センチを軽く超える長身で、新婦との身長差は30cmもあります。普通に歩けば、新郎がどんどん先に行ってしまうのでしょうが、新婦の歩くペースと同じ速さで歩いています。結婚式だから当たり前と思うでしょうが、この「同じ速さで歩く」ことは、夫婦円満の第一歩と私は、勝手に思っています。(笑)

 

しばらく、新郎とは直接会っていませんが、「おめでとう!」と、末永く幸せな生活を送ってもらいたいですね。同じ速さで歩けば大丈夫です。

 

保育園の子どもたちが、屋上へ遊びに行くときは、3歳児以上の寺子屋園児が2歳児以下の園児と手をつないで歩きます。大きい園児は、自分の歩く速さと、手をつなぐ園児の歩く速さは同じではないことを感じて、相手に合わせてゆっくり歩く・・・これを狙いとしています。

 

実際は、小さい子の手を引っ張るようにして、走ってしまう子もあって、「○○ちゃんを守るのが君の仕事だろうに!」と注意することもしばしば・・・そんなことを繰り返しています。自分のことを大切にするのと同じように友だちを大切にできる子に育って欲しいと願うのです。

 

子どもたちに、多様性を認め相互に尊重し合えるような人になってもらえるように、保育園での異年齢保育は、自分の基準を押し通そうとするのではなく、相手の基準を知り、受け入れる練習ですね。

 

Tさんの結婚式から、「同じ速さで歩く」ことの大切さを学びました。

2021年

3月

06日

子どもの話を引き出す

本日登園した、小学4年の卒園児・・・ここ数カ月、彼女にミッションを与えていました。同じクラスのAさんは、ほとんどクラスのメンバーと話をすることがない。でも、本は大好きで、休み時間はずっと本を読んでいる。ということだったので、何とか、Aさんと話をして、彼女が本当にやりたいことを聞けたらいいね~という内容です。

 

そして、ついに、「園長先生・・・聞いて。昨日Aさんと、たくさん話したよ。彼女は、本当は私たちと遊びたかったみたい・・・でも、自分からはなかなか言い出せなくて、一人で本を読んでいたんだって。でも、これから、たまには、彼女を誘ってみるよ・・・」と報告がありました。

 

「おせっかい」と思う人もいるかもしれませんが、卒園児の女の子は、さりげないおせっかいがとても上手なのです。私も、どちらかというと、おせっかい派ですので、今日の報告は、とてもうれしかったですね。

 

さて、保育園の子どもたちの中で、「これね~○○って言うんだよ…すごいでしょ」みたいに、次から次へと話をしてくれる園児に対しては、先生たちの対応は、とてもシンプルで「話を聞き、受けとめること」です。

 

子どもたちの「思いを伝えたい」という気持ちは、人から言われて行動した時には、あまり見られません。自分で「やりたい!」とか「考えたんだ!」という思いがあるから、はち切れんばかりに熱く語るのです。

 

今日は、その先の話です。このように熱く語るタイプの園児だけではないですね。なかなか、自分の意見ややりたいことを伝えるのが苦手な園児もいます。冒頭の卒園児の同じクラスのAさんなどは、まさに、そのタイプです。

 

「自分で考えていることは他の人には見えない・・だから言葉で伝えるんだよ」と、寺子屋の「てつがくの時間」で、私は子どもたちに言いますが、なかなか発言できない園児の話をどう引き出すのか・・・これも、個々によって対応が違ってきますので、「こうすればいい」という1つの答えはありませんが、4月からの新年度においては、特に注力して取り組みたいと考えています。

2021年

3月

05日

もの言う「アスリート」

保育園の子どもたちには、「自分で思ったことは、ちゃんと口に出して言いなさい」と、園長は何度も言っていますが、寡黙を美徳とする日本人の文化が、過去にあったとすれば、これからの時代、今の子どもたちが大人になる頃には、「黙っていてもダメさ」というのが、当たり前になっていることでしょう。

 

先日、全豪オープンを優勝し、23歳という若さでグランドスラムを通算4度優勝している大坂なおみ選手は、まさに、もの言う「アスリート」です。

 

昨年の全米オープンでは、黒人襲撃事件で犠牲となった人たちの名前が書かれたマスクを着用したことで、世界での注目を一気に集めました。大坂なおみ選手は、日本人ですが、この行動に、世界中から賞賛の声があがっているのに、一部の日本人が冷ややかな目で見ていたのは、残念なことですね。

 

アスリートは、プレーに専念しなさい。「本業」と関係ないことをしゃべるな。という批判です。しかし、大坂選手は、黒人やアジア人に対する人種差別に抗議します。そうした姿勢を「政治的だ」と批判する声に対しては、人権擁護の姿勢をはっきりと示します。

 

「スポーツが命の輝きなら、差別や暴力は、命への攻撃。コートでのプレーと差別に対する抗議は、人の命を尊ぶことにおいては地続きです。何ら、矛盾がないこと」と毅然としています。

 

人間という生き物は、どうしても、「同調圧力」に屈してしまいがちです。しかし、大坂選手は、圧力に対して声を上げる勇気を私たちに示しているのです。これからの若きアスリートたちは、大坂選手のように、もの言う「アスリート」が多くなっていくのでしょう。

 

そう・・・大坂選手の魅力は、プレーや主張だけではなかったですね。インタビューでの「お茶目な発言」です。ユーモアを忘れないことも、私たちは見習わないと。(笑)

2021年

3月

04日

「家飲み」は増えた!?

昨年秋に、子どもたちと種まきをした「絹さやえんどう豆」ですが、本来ならば、春に突入しどんどん大きくなっているはずでした。ところが、新芽をことごとく鳥たちにツンツンとつまみ食いされてしまいました。ほぼ全滅です。

 

えんどう豆の収穫は、新年度最初の収穫となるので、今日は、年長園児に手伝ってもらって、絹さやの苗を植えました。これで、4月に入ってすぐに、子どもたちと一緒に収穫が楽しめそうです。

 

さて、総務省の家計調査によると、2020年の酒類の1世帯(2人以上)あたりの年間購入額は4万6276円で、前年対比114%と大幅な伸びを示しました。ここ20年間では、最大の伸び率だそうです。コロナ禍で、外で飲むことが少なくなり、巣ごもり需要で「家飲み」が増えたという結果です。

 

では、いったい日本人は、どんなお酒を飲んでいるか・・・気になりませんか。

 

酒類別の購入額のトップは、ビールで1万1364円(前年比6%増)です。以下順番に・・・②発泡酒、第3のビールなど1万291円(17%増)・③焼酎6615円(10%増)・④清酒5772円(7%増)・⑤チューハイ、カクテル4701円(32%増)・⑥ワイン3833円(12%増)・⑦ウイスキー2374円(37%増)という順番になっています。種類を問わず、購入額が増えています。

 

ちなみに、私の家の食器棚には、日本酒(純米酒しか飲みませんが・・・)・焼酎・ウイスキー・ブランデー・紹興酒・電気ブラン(浅草神谷バーで売ってるリキュール)があり、冷蔵庫には、ビール・酎ハイ類・ハウスワイン・日本酒(冷酒)が入っています。

 

毎日、その日の気分や夕食の内容に合わせて、一杯やるのですが、サラリーマンを辞めた時から、外で飲むことは少なくなりました。コロナ禍の前に、「家飲み」のライフスタイルが定着しています。

 

保育園の子どもたちには、「お酒は20歳になってから・・」と何度も教育していますが、(笑)大人になれば、ライフスタイルの中に「お酒」が入ってきますね。「家飲み」「外飲み」それぞれの良さを楽しんで、素敵な時間にしたいですね。

 

今日は、お酒の飲み方のマナー話ではなく、「家飲み」増加に伴う、お酒の年間購入額の数字的な分析という、まじめな話でした。

2021年

3月

03日

小学1年生の魔法の言葉

今日はひな祭りです。ひな祭り給食を楽しみにしていた子どもたち・・・屋上から帰ると、「うぉ~すごい!・・・おいしそう!」の声が聞こえてきました。お内裏様とお雛様をモチーフにしたミニおにぎりに、子どもたちの目が釘付けになります。

 

お腹いっぱい食べて、ぐっすりお昼寝をしたら、今度は「ひな祭りおやつ」を食べて・・・子どもたちは、大満足です。

 

さて、年長園児の卒園まで、1か月を切りました。日を追うごとに、卒園児への想いが深まっていくのですが、卒園児6人に、小学校生活を楽しく過ごすのに役立つ「魔法の言葉」を3つ紹介します。

 

1つ目は「おはようございます」です。新しい友だちや先生と初めて会う時は、ドキドキします。何を話したらいいか分からなくなりますね。でも、大丈夫です。朝、会った時に、大きな声で「おはようございます」と言ってみると、不思議なことに、いろいろな話が次々に出てきて、たちまち仲良しになれます。

 

2つ目は「ありがとうございます」です。子どもたちは、保護者、友だち、先生、地域の人たちに支えられて大きくなりました。これからも色々な人に支えられて成長しくのです。他の人から助けてもらった時には、大きな声で「ありがとうございます」と言ってみましょう。

 

3つ目は「おねがいします」です。小学生になったら、自分でできることは自分でしなければいけません。でも、やりたいことがあってもうまくできない時、周りの人に何かしてもらいたい時には、勇気を出して「おねがいします」と言ってみましょう。

 

どうですが、「おはようございます」「ありがとうございます」「おねがいします」の、子どもたちがよく知っている3つの言葉です。

 

卒園まで…少しずつ。、子どもたちに話していこうと思っています。

2021年

3月

02日

てつがくの時間「べんきょう するのは どうして?」

今日の寺子屋は、「てつがくの時間」です。リクガメの「かめきち」の前の電気を消して、ロウソクに火を灯すと、子どもたちのスイッチがオンです。

 

園長「てつがくって何?」:園児「考えること・・・!」:園長「みんなが考えていることは目に見える?」:園児「見えな~い!」:園長「じゃぁ~どうすればいいの?」:園児「口に出して、みんなにお話する」

 

この「お約束」のやり取りをしてから、「てつがくの時間」がスタートです。そして、今日のテーマは「べんきょう するのは どうして?」です。

 

まずは、子どもたちに自由な発言です。

 

5歳女の子「いろいろなことを覚えるためにやる」

6歳男の子「あたまがよくなるために、勉強するんだよ」

5歳女の子「小学生になる練習です」

年長園児が、昼に勉強している姿を年中・年少園児は、しっかりと見ているようですね。「それじゃ・・・小学校になったら勉強は続けるの?」

「もちろんだよ・・・ずっと、大人になるまで勉強をしないといけないよ」

「じゃ~大人になったら、勉強しなくてもいいのかい?」「・・・」

「園長先生は、今でも勉強しているよ。みんなのママやパパはどうだい?」

こんな感じで、おうちでのママパパの勉強ぶりの話がしばらく続きます。

 

5歳女の子が「小さい子に勉強を教えると、自分もよく覚えるようになる」と言います。まさに、保育園での異年齢保育の効果を語ってくれます。

「○○先生の工作の時間で、3番さんに教えると、自分も上手になっていくよ」と、年長園児が言います。

 

すると5歳女の子が「小さい時からたくさん勉強しておけば、それがどんどんたまっていって、他の人に教えられるようになるんじゃないの?」と言います。

 

5歳男の子が、待ってました!とばかりに「みんなの頭の中には、脳ミソがあって、そこに勉強したことがたまっていくんだよ」とドヤ顔で話します。

 

ついに「脳ミソ」にまで、話が膨らんできました。人間と他の動物の脳ミソの大きさの違いまで話が進みます。

 

「人間は、こうしてみんなで考えながら、言葉にしてるけど、動物はできないね?」と園長が言うと、5歳女の子は「動物は、何をしゃべっているのか分からないけど、動物同士では、ちゃんとお話してるんじゃないの?」と反論するのです。いい感じです。

 

すると、「うちのママは、お仕事のために勉強しているよ」と、突然4歳女の子が言います。ここから、園児それぞれのやりたい仕事を話してもらいます。

「美容師になるには、勉強をするの?」「ラーメン屋になるには勉強は?」「お花屋さんになるには?」「プロ野球選手になるための勉強って何?」「それは、野球の練習をたくさんすることだよ」・・・といった感じで、大人になって自分のやりたいことをするには、勉強しないといけない・・・という話の方向になってきました。

 

今日の話は、ここまでです。おうちに帰って、ママやパパに「勉強するのはどうして?」と子どもたちから質問があるかもしれませんね。

 

こんな感じで、今日のてつがくの時間「べんきょう するのは どうして?」について・・多くの子どもたちの話が聞けました。はい。1つの正解はありません。

2021年

3月

01日

医者、用水路を拓く

今日は、保育園の玄関に「スズメバチ」の巣をぶら下げました。登園する子どもたちは「何あれ!」と大騒ぎです。「あれは~スズメバチの巣だよ~」と教えると、「キャー・ワー・グワーッ!」と逃げまどう子どもたちです。(笑)

 

昨日、我が家の大きくなりすぎたゴールドクレストの木を剪定していると、何と、スズメバチの巣がぶら下がっているではありませんか。昨年の夏から秋にかけて、スズメバチがこの巣を中心に、飛び回っていたはずなのに、気がつきませんでした。

 

正式名は、コガタスズメバチですが、冬になると、女王バチ以外は、みな死んでしまいます。女王バチのみ巣を離れて、木の中などで越冬し、春以降産卵するのです。

 

というわけで、保育園のスズメバチの巣は、すでに空っぽで安全なのですが、見た目はグロテスクです。ぶら下げておくと縁起がいいと言われているので、しばらくは、保育園のシンボルマークとします。(笑)

 

さて、アフガニスタンやパキスタンで長年医療活動等に従事され、2019年にアフガニスタンで武装兵力の銃撃により亡くなられた中村哲医師の著書「医者、用水路を拓く」についての話をします。

 

中村医師は、アフガニスタンの国家勲章の他、日本でも生前・没後に様々な賞を受けていますが、彼は、一貫した正義感と行動、強者に屈しない反骨精神で生きてきました。

 

飢餓と渇水を前に、医療人はあまりに無力だとして、「百の診療所よりも1本の用水路」を合言葉に水対策の事業にまい進します。そして、日本人ワーカーの「良い体験をさせてもらった」といった感慨には共感できないとして「君らのロマンや満足のために仕事があるのではない」と痛烈に言い放つのです。

 

彼はこう言います。「正義・不正義とは明確な二分法で分けられるものではない。あえて『変わらぬ正義』と呼べるものがあるとすれば、それは弱いものを助け、命を尊重することである」として、「現地と一体となり、苦楽を共にする」と、徹底した現場主義を貫いたのです。

 

中村さんは日本人ですが、彼の目には、世界や日本がどのように映っていたのでしょうか。彼を失ったことは大きな痛手ですが、今の子どもたちの中から、広い視野で世界を見ることができる若者が育って欲しいですね。

2021年

2月

28日

タイガー・ジェット・シン

タイガーといえば、多くの人は、先日交通事故を起こした「タイガーウッズ」選手をイメージする人が多いでしょうが、私の場合は、架空の人物は「タイガーマスク」であり、実在の人物は、「タイガー・ジェット・シン」なのです。私が最も愛する悪役レスラーです。

 

タイガー・ジェット・シンをよく知っている人は、昭和世代のプロレスファンですが、今回、一般の人にも広く知られる出来事がありました。

 

シンは(あえて、プロレス時代の呼び方で失礼します)、現在カナダのトロントに住んでいるのですが、プロレスラーだけでなく、実業家としての顔を持っています。3・11東日本大震災の時に、タイガー・ジェット・シン財団の支援活動など、対日友好親善に貢献したとして表彰を受けました。

 

財団は、2010年に設立され、地元の学校支援などの慈善事業を行っていましたが、東日本大震災の際は、被災児童のために寄付を集めたそうです。

 

シンのコメントです。「津波の被害について聞いた時は、胸が張り裂ける思いでした。日本は実家のようなものです。49年間もの時間を過ごした日本の子どもたちのために、とにかく何かしなければと思いました。近いうちにまた日本を訪れたいです」として、今回の表彰を受けて、新たに被災地の児童への寄付を表明しました。

 

シンは、1973年に日本に初来日したプロレスラーです。サーベルとターバンをトレードマークにした「悪役レスラー」として活躍します。当時、アントニオ猪木率いる「新日本プロレス」は、まだ現在のような盤石なプロレス団体ではなかったので、「ヒールのシンVSベビーフェイスの猪木」というアングルで、新日本プロレスの飛躍につながったのです。

 

シンと猪木の試合は、当時子どもだった私には、衝撃的でもあり刺激的でもありました。「本当に殺し合いになってしまうんじゃないのか!」と言われるほどの、一線を越える内容でした。シンが新宿伊勢丹前で猪木襲撃事件を起こし警察沙汰になり、(これは、猪木側のアングルだったのですが、シンが本気になってしまったというのが事実のようです)猪木は、試合中にシンの腕を折ってしまいます。

 

シンがただの悪役レスラーでなかったのは、正統派ストロングスタイルでのプロレスもできるからです。私も、子ども心に「シンが反則を使わないで、猪木と戦っている」と、驚き、「悪役だけど・・・なぜか魅力あるレスラー」となるのです。

 

すみません・・・また、マニアックな話でチンプンカンプンですね。(笑)

 

みなさんには、「タイガー・ジェット・シン」という元悪役レスラーが、今でも日本を愛し、関わりがあることを覚えていただければ、うれしいです。

2021年

2月

27日

新解釈「学校用語辞典」つづき

今日の夕方は、子どもたちの自主的な雑巾がけで、保育園の床がピカピカになりました。子どもたちは、鬼ごっこを大好きですが、教室内で走りまわるのは危険なので、雑巾がけをしながらの新ルールを小学生が考えたようです。(笑)

 

さて、新解釈「学校用語辞典」の続きです。今日は、コロナ禍にかかわる用語をピックアップします。

 

「新型コロナウイルス感染症」・・・万物の霊長であると思い込む人類への天からの警鐘か。大人たちの「生きる力」を子どもたちはじっと見ている

 

「正しく恐れる」・・・対応の大原則。しかし、専門家の意見など情報過多・氾濫で、何が正しいのか分からないことだけは正しいことが分かった

 

「緊急事態宣言」・・・政府から発令されたが、かつて校内暴力が吹き荒れた頃は校長の専権事項であった。この時代を知る教員は「警察に相談できないのはつらいけれど、いつか夜明けは来る」と後輩教員を励ましている

 

「手洗い・うがいの励行」・・・感染予防とともにインフルエンザの流行を抑えるという副次的効果も実証された。学校教育の社会貢献が少しでも認知されたことに教員は安堵

 

「マスク着用の無言給食」・・・新しい生活様式の一つ。給食当番だけだったマスク必着が全員に広がり、無言の給食風景=黙食は禅道場での修行を思わせる

 

「アベノマスク」・・・政府が感染予防の切り札として、全家庭に配布したマスク。しかし、市中で着用する姿はほとんど見掛けず、各家庭は「コロナ騒動の思い出」として大切に保管していると思われる

 

「全国一斉休校」・・・所掌する文科省や各教育委員会を飛び越えて出され、人々に「総理のご意向」の偉大さを知らしめた。しかし、最大の被害者は子どもと家庭である

 

「オンライン授業」・・・オンラインゲームに親しむ子どもには抵抗なく受け入れられたが、チョーク1本で勝負してきたアナログ教員にとっては荷が重い

 

最後にコロナとは関係ありませんが、笑いをどうぞ・・・

 

「忖度(そんたく)」・・・・官僚社会では上司や政権への忖度は当然視。「本校の教員も少しは見習ってほしい」と嘆く校長も少なくないという

2021年

2月

26日

新解釈「学校用語辞典」

今日の体操教室では、「逆立ち大会」が行われました。足を壁につけた状態で、誰が一番長く逆立ちをしてられるかを競います。そこで、予想外のことが起きました。年長園児の対決です。優勝したのは、本命でも対抗でもなく、大穴の園児です。お世辞にも、彼は、運動能力が優れているわけでもないのですが、余裕で優勝です。

 

腕の力が強いことは、園長とのプロレスごっこで実証されていましたが、逆立ちに効果が出たようです。驚きと賞賛の拍手が鳴り響きました。なんだか、とても嬉しい気分になりましたね。

 

さて、今日は、元全日本中学校校長会会長の岩瀬さんが、ブラックユーモアたっぷりの「学校用語辞典」を作りました。鋭い指摘に思わず「その通り!」と頷く内容です。いくつか紹介します。

 

「教育」・・・人が人を教える崇高な営みだが、運用を誤ると狂育・凶育・恐育等々に転化するので要注意

 

「教育委員会」・・・学校のためなら労をいとわず努力してくれるが、時々丸投げしたり、はしごを外したりすることもあるので要注意

 

「学校経営方針」・・・年度の初めに校長が出す、難解な教育用語を散りばめた自己陶酔の文書

 

「主体的・対話的で深い学び」・・・講義中心の知識注入型を脱した授業改善の一環。『とっくの昔からやっているのに何をいまさら』と冷ややかに見つめるベテラン教師は多い

 

「働き方改革」・・・業務内容の削減と教職員定数の増加が改革の基本と誰もが分かっているのに、なかなか実行できない政策。しかし、「このご時世に働けるだけ幸せと思え」との厳しい声もある

 

「あだ名禁止」・・・男女関係なく友人をさん付けで呼ぶことが推奨。先生にあだ名を付けるというひそかな楽しみも、やがて消えゆく学校文化になるのか。

 

「初任者研修」・・・「事件は会議室で起こっているのではない!」と叫んだ、現場第一主義の湾岸警察署A刑事の気持ちが分かる時間

 

「少人数学級」・・・財務省が難色を示す中、積年の教育界の悲願が達成。次は絶対、中学校に!

 

どうですか・・・独断と偏見と笑っていられないような図星の指摘ですね。

つづきは、明日・・・

2021年

2月

25日

宿題と家庭教育

今日は、素晴らしい遊びが行われていました。6歳女の子が仕切る「学校ごっこ」です。児童役は、2歳児の5人が座っています。6歳女の子は、校長先生のようです。「は~い。今から新しい先生を3人紹介します。○○先生来てください。○○先生は音楽の先生です~」といった感じで、寺子屋園児が先生役です。私は、思わず見入ってしまいました。土曜日に、先輩小学生の学校ごっこの影響を受けて、自分なりにアレンジして素敵な演出となりました。

 

さて、お昼寝タイムに、年長園児は、勉強をしているのですが、10マス計算など、時間内にできなかった内容は、「宿題」にすることがあります。子どもたちは、宿題を喜び、保護者もやる気満々でフォローしてくれます。いわゆる「家庭教育」としては、バッチリです。

 

ところが、小学生になると、学校は「家庭の教育力」に過剰な期待をしてしまいがちです。現実に、保護者に学校でできる/できないことを理解してもらい、協力を求めることが、今の学校経営においての重要課題でもあります。

 

しかし、宿題や自主学習ノートの点検、弁当作り支援など、保護者の手をかけさせる課題が増えているのも事実ですね。学校側は、宿題を通して家庭学習の定着に保護者を巻き込みたいと考えますが、保護者は、教師の仕事の押し付けと受け止める傾向があります。

 

本来は、子どものための「宿題」は、学校と保護者の役割のすき間に落ち込み、双方が積極的に望むわけでもなく、今日まで続いてきたのかもしれません。

 

私がPTA活動でお世話になっていた時に、必ずテーマとして挙がるのが「家庭教育をどうやって進めていくか?」という問題でした。

 

子どたちはそれぞれ違い、保護者の考えも違います。「こう決まりましたので、お願いします」では、進みませんね。学校と家庭の役割分担については、永遠の課題ですが、関係者間で、しっかりとした合意が必要であることは間違いありません。

2021年

2月

24日

予備校離れが加速

先日、小学生の野球チームの練習を見ていると、当たり前ですが、グローブで軟式ボールのキャッチボールをしていました。これ、保育園でもできるな・・・ということで、今日の屋上遊びは、園長もマイグローブを持参して、少年用の軟式ボールで、6歳男の子相手にキャッチボールをしました。一番野球が上手な男の子ですが、最初は、硬いボールに驚くも、すぐに普通にできるようになりました。男の子の目の色が変わり、明日からは、他の園児もやりたいと言ってくることでしょう。

 

さて、今日の話は、予備校離れです。1980年代末のバブル期、予備校講師の年収は、1000万円超えがザラだったと言います。私も、あの代々木ゼミナールの名物講師の短期講習を受けたことがあります。講師は、芸能人並みに人気がありましたね。当然、授業内容も楽しかったです。

 

しかし、1990年代以降、予備校の生徒数が激減します。1990年は19.5万人が、2020年では、3.5万人だそうです。30年間で、8割も減ったことになります。

 

そりゃ~少子化だから当たり前でしょ・・・と思った方も多いでしょう。しかし、この間、大学入学希望者数が49.2万人から63.5万人に増えています。つまり、大学受験生の予備校利用率は、1990年では40%だったのが、2020年では6%と激減したのです。

 

2014年に「代ゼミ校舎の7割を閉鎖!」というニュースは、世間を驚かせましたが、この数字を見ると納得できますね。

 

予備校離れの原因は、少子化による顧客減に加え、受験競争緩和による予備校離れに、マンツーマン指導型へのシフトなど、様々なことが重なったといえます。しかし、予備校の多くの講師が失職してしまいました。

 

林先生のように、テレビ出演で稼ぐ人はいいですが、中には、大学に入り直して教員免許を取得し、教員採用試験に挑む人もいるそうです。

 

予備校講師は、授業技術にたけた専門職であることは間違いありません。昨今の教員不足の解決につながるようであれば、積極的に、次の人生として、学校の先生になってもらいたいですね。

 

予備校時代がなつかしい・・・と思ったあなた。昭和世代の私と同じですね。(笑)

2021年

2月

23日

ブラック

昨日の寺子屋では、スクラッチ(ひっかき絵)を行いました。画用紙に線を何本か引きます。線を引いた中を様々な色で塗り込みます。その上に、黒色のクレヨンですべて塗りつぶします。そして、竹串で好きな絵を描くと、虹色のような絵が彫れるのです。6歳女の子が、素敵な星などのデザインを完成させました。

 

しかし、子どもたちにとっては、黒く塗りつぶすことに抵抗を感じます。「えっ~真っ黒になっちゃうけど…大丈夫かな~?」という気持ちです。

 

私は、横で、令和4年度の入園希望のママと話をしながら、子どもたちが、複雑な気持ちで真っ黒に塗りつぶした画用紙を見つめていました。

 

ブラック企業・ブラック校則・ブラック部活などと、ブラックは否定的な意味で使われますね。テレビの刑事ドラマでは「あいつは黒」といえば犯人のことであり、白黒をつけるとは決着をつけることです。

 

ブラックは、黒色・否定・悪・負であり、一方ホワイトは、白色・肯定・善・勝という図式が一般社会にはあります。保育園ホワイトきゃんばすにも、「ホワイト」が使われています。

 

光の3原色は赤・緑・青ですが、これらをすべて混合すると白色になります。一方で、色の3原色のマゼンダ(赤紫)・シアン(青緑)・イエロー(黄)を混ぜると黒色になります。宇宙の果てには、ホワイトホールではなく、ブラックホールがあります。高密度で、強い重力のために物も光さえも放出できない空間と言われています。

 

う~ん・・・ますます「黒」が悪役になってきましたね。プロレスラーの蝶野選手は、若い頃は白のタイツを身につけていましたが、ヒールとなり、黒のリングコスチュームに黒のサングラスに変えますが、とても決まっています。しかし、その黒の中に「俺は誰にも染まらない・・・群れないで生きる」を主張しているようで、かっこいい生き方として、プロレスファンには伝わりました。すでに、日本のプロレスファンは、ベビーフェイスVSヒールという2極対立の単純な構図では満足できないレベルになっていたのです。

 

すみません・・またマニアックな話になってしまいました。話を戻します。

 

裁判官の着用する法服はどんな色にも染まらない黒色です。その意味は、法令と自己の良心にのみ従う決意が込められているといいます。

 

なんだか、こう考えると、ブラック・黒色は、私たちの心を表現するベースになる色なのかもしれませんね。

2021年

2月

22日

いのちの授業

今日は、春本番のような暖かい陽気となりました。屋上の池では、金魚やメダカが元気に泳いでいます。そして、大きなウシカエルが日向ぼっこをしています。まだ、冬眠中のはずですが起きてしまったようです。クサガメも水面から顔を出していました。

 

さて、助産婦で、社団法人ベビケア推進協会代表の直井 亜紀(なおい あき)さんは、10年ほど前から、埼玉・千葉・東京を中心に、小中高校、企業などで「いのちの授業」を行っています。

 

授業では、自分の命がどのような過程で育ったかを説明した上で、羊水や胎盤の不思議など、現代の医学でも解明されていないことがあると伝えます。そして、「一緒に考えてみよう」と、子どもたちの「なぜ」「どうして」を引き出します。

 

私たち全員に赤ちゃんだった時期があり、健やかな成長の願いを込めて命名された日や、優しく抱っこされた日があったと、話をすると、聞いている子どもたちの気持ちが、少しずつ解放されていくそうです。

 

そこで、直井さんは、熱く語るのです。「誰からも愛されずに育つ命はない」「成長を見守っている大人が必ずいる」ことを子どもたちに丁寧に伝えます。この世に誕生したからには、「いじめられ、ばかにされるために育った命は一人もいません」と。

 

直井さんは、自らの「いのちの授業」の内容についてこう語ります。「私自身が大人から言ってほしかった言葉です。中高生の時にコンプレックスが強く、自分自身を大切に思えませんでした。その当時に、信頼している大人から言われたかった言葉を伝え続けたいと思っています。子どもたちが成長する節目で、授業のことを思い出し、人として尊重し合える未来を生きてくれたらうれしいです」

 

子どもたちは、大人になる過程で、何度も壁にぶつかります。自分の力で解決していければいいのですが、挫折し、心が折れる若者も出てきます。そこで、大人の「見守っている人がいるよ」「自分を大切にしてね」のメッセージが、背中を押すことにつながるのかもしれません。

 

私たち、大人の大切な役割の一つですね。

2021年

2月

21日

「スタバ」がない!?

都道府県で、唯一「スターバックスコーヒー」がなかった、「鳥取県」は、「スタバがなければ『すなば』がある・・・」ということで、「すなば珈琲店」をオープンさせるなど、日本中の話題となりましたね。2015年に鳥取駅にスタバがオープンし、日本の都道府県すべてで、スタバが出店されました。鳥取県では、スタバがないを逆手に取った「すなば珈琲」効果もあって、県民の珈琲需要が激増したそうです。

 

今日は、高校生が動いた「なぜ地元に『スタバ』がない?」の話です。

 

北海道北見市にある「北見北斗高校」に、平成30年度に入学した1年生の生徒5人が、「なぜ北見市にはスターバックスの店舗がないのか」をテーマに探究活動を取り組みます。彼らは、出店されない原因や出店条件などを探ることからスタートさせます。

 

スタバでアルバイト経験をした人へのインタビューをしたり、出店している帯広市や釧路市と北見市との比較や、出店地域の人口比率の算出などをします。その結果、北見市は人口密度が低く、交通量の少なさも一因でないかなど、複数の仮説を立てたそうです。

 

それから、およそ半年かけて出店のメリットなどを考察し、スターバックスジャパンに連絡してメールでのやりとりが始まったそうです。そして、生徒たちも「本当に実現するとは思わなかった」日本最北のスタバ出店が決まったのです。

 

昨年11月にスターバックスコーヒー北見三輪店がオープンし、特別招待された5人の生徒たちは、スタバ担当者から誘致活動に対する感謝の言葉などを受けたそうです。生徒たちは、現在高校3年生になっています。

 

「自分たちの声が大人に届いたことが大きな希望となり、『やればできる』という自信につながった」と担当教諭は語ります。

 

5人の高校生は、今後社会に出た時も、今回得た経験はかけがいのないものになることでしょう。ちなみに、5人は女性3人に男性2人です。いいバランスですね。

2021年

2月

20日

筆の都

保育園で飼っている「ウーパールーパー」「アカハライモリ」「ミシシッピニオイガメ」の水槽を今日は大そうじしました。ウーパールーパーがエサのアカムシをよく食べるので、どんどん大きくなっていきます。行動範囲を広げるために、レイアウト変更もします。

 

そうじの間、それぞれの生き物を飼育ケースに移すと、子どもたちの観察タイムが始まります。アカハライモリはバケツをどんどん登ってきます。そして、水槽はすっかりきれいになって、アカハライモリとミシシッピニオイガメの動きが、活発になりました。

 

さて、「筆の都」と言われる場所があります。広島県熊野町です。ここでは、江戸時代から筆作りが始まり、今でも、国内生産高の8割を占めています。人口2万3千人のおよそ1割が筆作りに携わっているそうです。当然、子どもたちにとっても、筆は身近な存在です。最近では、熊野町の子どもたちの学力の高さが注目を集めています。

 

熊野町の林教育長に、「学力とは何か」を問うと、間髪入れず「人の話を聴く力、集中力だ」と断言します。熊野町では、小学校1年から書道科を導入しています。狙いは、姿勢を正し、心を落ち着かせ、集中力や持久力の向上を図ることにあるそうです。

 

小1の子どもらが、たっぷり墨を含ませた太い筆を握って、真剣に紙の上を走らせます。その間、先生は「筆を持つ手は机に乗せないで。机に添えるのは左手。それが軸になって、体が自由に動きます。書は、体全体で表現するもの。手首だけで書くものではありません」と声を掛けます。

 

私も、学力のベースは、集中力であることに異論はありません。保育園でのお昼時間に、年長園児は小学校に向けた準備活動をしていますが、「間違い探し」や「迷路」をやっている時の集中力は、半端ありません。

 

個人的見解ですが、書道がいいのは、墨のにおいだと思っています。あのにおいで、脳ミソがギュッと冴えてくるのです。(笑)

2021年

2月

19日

「地球の歩き方」東京版

今日は、朝の会で「生ワカメ」を食べました。保護者から、根元から先端まで、ざっと子どもの身長ほどある生ワカメをいただいたので、まずは、海に生えている状態を子どもたちと観察します。実際に、手に触れて「ヌルヌル」も感じました。

 

次は、沸騰した湯の中に入れて、ワカメの色が茶色から緑色に変わるところを見ます。子どもたちの「ウォ~」の歓声があがります。最後に、しょうゆをまぶして食べました。演出効果もあって、ほぼ園児全員が、おいしく食べられました。

 

子どもたちは、当然「ワカメ」をみそ汁などで食べたことがあるのですが、今日のような、そのまんまの生ワカメは初めてです。ワカメが好きになったようです。(笑)

 

さて、海外を放浪した経験がある方なら、黄色の表紙の分厚い本をバックパックにしのばせていませんでしたか。ボロボロになるまで読み込んで、何十年たった今でも、捨てることが出来ずに本棚に入っていませんか。私も何冊か本棚に残っています。そうです…『地球の歩き方』シリーズです。

 

昨年9月に、シリーズ初となる国内版「地球の歩き方 東京 2021~22」が発売されてたのはご存知ですか。何と、すでに発行部数8万部を超えるヒットを続けているそうです。私の手元にも一冊あります。値段は、税込み2020円です。分厚くて、それだけの価値はありますが、他のガイドブックと比較すると、お高いですね。

 

「東京版」は、2019年が「地球の歩き方」の創刊40周年に当たることから、国内版の初企画にトライしようとなったそうです。もともと、オリンピック開催直前の2020年6月の刊行を予定していたそうですが、コロナの感染拡大で、「東京に旅行するなんてとんでもない」という逆風の中で、何とか9月発売となったそうです。

 

ところが、東京駅近くの「丸善」丸の内本店では、発売後3カ月間だけで、同店で最も売れたガイドブックの年間売上の約3倍を記録したそうです。しかも、この本を購入した人は、都内在住が6割で、神奈川、埼玉、千葉を含む首都圏在住で9割を占めているそうです。

 

これは、海外はもちろん、国内旅行も控えざるを得ないコロナ禍にあって、首都圏で暮らす人たちが足元の再発見を期待して買い求めているようです。

 

でも、東京のガイドブックなら、他にも山ほどありますね。そこで、この本の基本コンセプトとして「地球の歩き方らしさを崩さない」「最新スポットにこだわらない」の2点にしたそうです。

 

例えば、切り口の一つが「江戸から地続きの東京」です。江戸切子や江戸藍染めといった伝統工芸体験のほか、文豪が通った老舗の名店の味やパワースポットの紹介など、江戸・東京の歴史や文化を学べる構成になっています。

 

歌舞伎や能楽、大相撲などの観覧の楽しみ方を初心者向けに解説するなど、なかなか興味深い内容になっています。江戸と東京を結び付けるというのが粋ですね。まさに、地球の歩き方らしいです。

 

今春をめどに、中国語訳版の中国での発売が決まっているそうです。近い将来、「地球の歩き方 東京」を手に、東京の街を歩く海外の人たちを見かけることになりそうです。その時は、コロナ禍の終焉を象徴する光景の一つとなるのでしょう。早く、そうなって欲しいですね。

2021年

2月

18日

「悪しき平等性」の呪縛

今朝の冷え込みで、屋上は久々に氷が張りました。どろんこ広場には、霜柱もできています。子どもたちは、バケツに、氷の破片と霜柱を集めます。今シーズン、あと何回氷遊びができるか・・・子どもたちが「ワクワクドキドキする」大切な時間です。

 

さて、本日、オリンピック・パラリンピックの新会長に、橋本聖子さんが選出されました。今回の騒動で、あらためて「多様性への容認」について、特に私たち日本人は、深く考える機会を得ました。

 

しかし、多様性を認めることは、「みな平等に!」という事ではありません。世の中には、「平等という名の不平等」だったり「悪しき平等性」が、日常生活の中に見られます。

 

学校教育では、「みんな同じにできる」という考えで、クラス全員が、同じにできるように指導し、同じになれば良しとする教育が行われてきました。一斉授業に求められる、最適な「答え」とも言えます。

 

ある幼稚園での事・・・「給食は、全員完食を目指すのではなく、一人一人の違いに応じて、『量を減らす』『頑張って食べているなら、残すのもやむなし』の方針転換をしていく」とすると、ある保育者から「それをやったら、他の子は食べているのに不平等になりませんか?」という質問があったそうです。つまり、「食べなくていいなら自分も食べない」につながるという心配です。

 

まぁ~現実的には、頑張って完食した園児には、保育者は最大限褒めることで、園児は完食することや好き嫌いがない自分に対して喜びを感じるものです。また、他の園児が「ずるいよ~」なんて言ってくるようなら、「どうしても食べられないつらさがある」ことを保育者は説明しながら、園児一人一人の違いを伝えれば、理解できるはずです。

 

「みんな同じにできる」を進めていくことは、まさに「悪しき平等性」の呪縛から解放されていないことなのです。

 

私たちは、「多様性への対応を進めなければいけない」と、言葉では理解しています。しかし、具体的行動に置き換えると、どうするのか・・・日常にある様々なシーンの中で、もっと深く考えないといけませんね。

2021年

2月

17日

動物園の役割

昨日の寺子屋で、ストライダーレースをやったのですが、今日の屋上遊びは、その続きです。子どもたちは、勝負をつけるのが大好きですね。昨日転倒してしまった5歳男の子が、見事にリベンジしました。そして、1・2歳児の園児たちも、三輪車やキックボードで参加します。遅いですが、やる気満々の子どもたちの活動は、元気があって素晴らしいですね。

 

さて、100年ほど前の1925年に、児童文学作家のヒュー・ロフティングは、「ドリトル先生の動物園」の中で、『動物園は、動物の牢屋ではなく、動物の家でなければならない』と記しています。当時の動物園は、猛獣や珍獣を檻に入れてコレクションのように展示するところがほとんどだったそうです。

 

1964年に国際自然保護連合(IUCN)が、絶滅の恐れがある生物をまとめたレッドリストを作成します。そして、1973年には、ワシントン条約が採択され、野生動植物の国際的取引を規制する動きが強まります。

 

日本の最初の動物園は、1882年(明治15年)に開園した「上野動物園」です。目的は、欧米諸国に文化の面で追いつくことでした。

 

その後、時代の流れと共に、動物園の役割が単純に、家族や仲間で動物を見て楽しむレクリエーションの場だけではなくなります。

 

絶滅危惧種や希少性の高い動物の種の保存も、動物園の役割として求められるようになります。また、子どもたちへの教育の場となります。特に自然環境を守る視点を子どもたちに伝えなければなりませんね。そして、動物の生態調査や研究も動物園で行われています。

 

よく、「動物園なんて、人間のエゴが生み出した所で、動物のことを考えてなんていない・・・」と言われますが、これからの動物園には、「動物を見せる」以外の様々な役割があるのです。

 

でも、たまには、難しいことを考えないで、のんびりと「かわいいね~」なんて言いながら、動物を愛で、心の幸せを感じたいものですね。

2021年

2月

16日

保育の質「見える化」で向上

今日の保育園、屋上では木登りに子どもたちは燃えました。大きく太い幹となったビワの木に、4歳男の子が「登りたい!」と言ったことをきっかけに、続々と木登りにトライする園児たちです。地上2メートルの高さまで、登りきります。

 

私が子どもの頃には、裏山に銀杏の大木があり、高さ15メートルくらいまで、スイスイ登って遊んだものです。今の子どもたちは、なかなかそんな環境がありません。今日は、木登りを純粋に楽しむ子どもたちの姿を見て、うれしかったですね。

 

そして、寺子屋の時間は、「50メートル ストライダーレース」を行いました。予選決勝と行い、優勝した園児は年長男子ですが、準優勝は、年少園児でした。年少園児に負けた年長・年中園児は、悔しさで、心がメラメラしています。明日の屋上遊びでは「リベンジだ!」と大騒ぎです。(笑)

 

さて、最近は、「保育の質」を高めるために、いかに「見える化」を行なっているかが、問われるようになってきました。

 

ある保育園では、「回転すしごっこ」で工夫しながら遊ぶ様子を保育士がデジカメに撮影し、その様子について、コメントを添えた画像を廊下に貼り出して、園児や保護者、同僚の保育士らに公開したそうです。今までは、保護者に対して、連絡ノートへの文字情報が中心のフィードバックとなっていました。

 

このように、保育園での子どもたちの活動を映像化することによって、「子どもと保育者・保護者と保育者・保育者同士などの対話を促し、子どもが自身の活動を自覚することもできる」ようになったといいます。

 

保育園ホワイトきゃんばすの「見える化」は、何と言っても、毎月の保育園活動のDVDです。園長の撮影中に、子どもがちょっかいを出すので、ブレてしまうこともありますが、保護者にとっては、大きな楽しみの一つになっています。たいがい、親子で見る家族が多いのですが、DVDを見ながら、我が子が友だちの名前を教えてくれたり、「この時は○○だった」と詳しい解説もするそうです。中には、数年前のDVDを子どもが見たがるそうで、それを見ながら、親としては、ただ小さくてかわいい・・・だけではなく、我が子の成長の足跡を感じることができるのです。

 

「うちの保育園は、保育の質を向上させるために○○」と説明することも大事ですが、「見える化」なら、百聞は一見にしかず・・・ですね。

 

ホワイトきゃんばすは、保護者へのサービスとして開園後すぐに、DVDでのフィードバックを始めましたが、保育園としても、保育活動を映像で記録することは、大切なことです。映像を見ながら「来年は、このように改善しよう」と、保育の質の向上にもつながるからです。

 

今年の4月には、保育園ホワイトきゃんばすのある、さいたま市西区に多くの保育園が開園します。異年齢保育や寺子屋の取組み、屋上での充実した環境においては、決して負けることはないと思っていますが、DVDを通じての「見える化」で、保護者との共有をさらに強化していきます。

2021年

2月

15日

夫婦で子育てビジョンを共有

いよいよ「渋沢栄一」の大河ドラマがスタートしました。日本近代経済の基礎を作った人・・・渋沢栄一が設立・育成した企業は500以上・・・社会福祉や慈善活動にも力を注ぎ。91歳で生涯を閉じる。これが、私たちが表面上知っている渋沢栄一ですが、ドラマの中で、さらに深く学ぶことにしましょう。埼玉県が…深谷市が…今年は、熱くなりそうですね。

 

渋沢栄一の理念として伝えられている有名な言葉に「論語と算盤(そろばん)」があります。その教えは、「道理にかなう企業活動で社会に貢献し、適正な利潤をえること」を意味します。企業は、利益が出なければ存続できませんが、大切なのは、利益を出しながら、社会に認められる会社であれということです。現代でも、立派に通用する理念ですね。

 

さて、子育てについてのママの言い分です。「夫婦で子育ての意見が食い違う」「夫が話をちゃんと聞いてくれない」と悩むママは多いですね。

 

子どもの健やかな成長を育むには、一番近くにいるママの気持ちに余裕があることが大事です。しかし、子どもは一筋縄ではいきませんので、余裕がなくなる時もあります。そんな時に、パパにヘルプを出したいものです。

 

しかし、男性は、仕事のスタンスを引きずり、「相談されている=解決策を示さなければ」と考えてしまいます。ここは、「ただ話を聞いてもらえば・・・スッキリする」という感じで、パパに伝える工夫も必要です。

 

また、しつけや教育方針に関する考え方の違いもよく聞かれる悩みの一つです。もともと、夫婦は他人ですので、自分が育ってきた環境によって価値観も異なります。ママが我慢する・・・パパが我慢する・・・では、どちらか一方にストレスがたまってしまいます。ここで大切なのは、「子どものために最も大事なことは何か」という、子育てビジョンを夫婦で共有することです。

 

夫婦の価値観をすり合わせることは難しいですが、真ん中に「子ども」を置くことで、歩み寄ることができるのです。そして、そんなパパママの姿を子どもが見ることで、「思いやりの心」が育つのです。

2021年

2月

14日

コトを楽しむ

昨夜の地震には驚きましたね。さいたま市でも、なかなか揺れが止まらず、携帯が一斉に「地震です!」と鳴りだして、久々に不安な気持ちになりました。震源地が、福島沖ということで、10年目の3・11を前に、また津波が来るのか・・・と。福島に住む義理の母には、すぐに連絡が取れて、ホッとしたものの、ニュースでは土砂崩れが発生するなど、心配ですね。気象庁によると、10年前の東日本大震災の余震だと考えられるそうです。まだまだ、3・11は終わらないのでしょうか。

 

さて、先日、近所の和食屋に上さんとランチを食べに行きました。昨年7月にオープンした店ですので、「どんな感じかな?」と、ずっと好奇心がくすぐられていました。

 

夜のメニューは、板長オリジナルのコースのみで、やや値が張りますので、まずはランチを楽しみます。刺身定食・・「あ~おいしかった」で終わっては、モノを楽しむだけになってしまいます。他にお客様はいなかったので、板長との会話を楽しみます。

 

2度目の緊急事態宣言発令までは、お客様もたくさん来ていただいたそうですが、夜8時に閉店となると、平日などは、お客様がゼロという日もあるそうです。

 

そんな世間話から、板長の身の上話となりました。この状況なので、今は、板長一人で、店を切り盛りしているそうですが、板長は、実は昨年3月に、イタリアとフランスへ武者修行に出かける予定だったそうです。しかし、コロナによって、人生の大きな変換を余儀なくされます。

 

海外渡航ができず、選択したのが、「和食の板長」です。この店のオーナーから話をもらって、フレンチ・イタリアンのシェフからの転身を決心したそうです。

 

和食の道で一流と呼ばれるには、何年もの修行が必要と言われています。でも、それは「吉兆」のような、老舗店の話であって、街にある和食屋さんは、違う「コト」で勝負すればいいのです。早速、「和食の中に、フレンチやイタリアンのテイストを入れメニューで勝負すれば・・・」などと、余計なおせっかい提案をする私に、板長は、夜のコースの中で、少しずつチャレンジしているそうです。

 

メニューは、シェフおまかせのコース料理のみで、一日限定○○組・・・というのが、私が考える理想の店舗経営です。食材を無駄にせず、お客様の数も決まっているので、ゆとりが生まれます。お客様との会話も深くなっていきますね。

 

この和食店が、「新しい和食懐石のスタイル」として、注目され、少しずつ口コミで評判が広がっていければ、板長のコロナ選択が、人生の大きな岐路になることでしょう。

 

お客様の立場である私たちは、こんな「コト」を楽しみながら、小さな「しあわせ」を重ねていきたいものですね。

2021年

2月

13日

データ ✖ AI

トランプを楽しむ年長園児たち・・・先日は、「七並べ」を覚えました。今日は、小学生から、ジョーカーを使った応用版七並べのレクチャーを受けると、子どもは、のみ込みが早いですね。すぐにルールを理解してしまいます。

 

ある若者がこんなことを言いました。「もうそろそろ、人に未来を聞くのはやめよう。そしてどんな社会を僕らが作り、残すか、考えて仕掛けていこう。未来は目指し、創るものだ」

 

「今の若い奴らは・・・」と思わず、口に出してしまうことが多い私のような昭和世代も、この若者のセリフには、頼もしさを感じますね。保育園の子どもたちを見ていると、きっと、こんな若者になってくれると、期待してしまいます。(笑)

 

近未来・・もうすぐ先には、現在の仕事の多くが、AI(人工知能)に奪われてしまうと言われるようになり、誰もが、「今の自分の仕事は大丈夫かな?」とか「○○なら、絶対にAIに代わることはない」と考えてしまいます。

 

そう、AIに取って代わられることのない仕事は何かと、既に存在しているものから探しているのです。

 

でも、考え方を少し変えてみると・・・「データとAIを使って、これから役に立つような新しい仕事を創造してみよう。確かに、AIに奪われてしまう仕事は、たくさんあるかもしれないけど、AIを使って、人間にしかできない仕事を考えればいいんじゃない」

 

どうですか・・・理想論ですか。でも、今の若者が、とことん考え抜いて、未来を仕掛ければ、決してできない事ではないと思いますね。

 

私たち大人も、まだまだ、とことん考えることを続けてみませんか。

2021年

2月

12日

答え出ぬ問題、考え続ける力へ

今年は、バレンタインデーが日曜日なので、今日の午後のおやつは、「バレンタインデザート」です。チョコレートやクッキーなど、4種類のバイキングです。プリンや果物が苦手な園児は、何人かいますが、チョコレートはみんな大好物で、あっという間に、すっからかんとなってしまいました。

 

今年のバレンタインは、家族でチョコレート作りが多いと聞きます。保育園でも、昨日は、チョコレート作りをがんばった子どもたちが、たくさんいました。

 

さて、先日の寺子屋「てつがくの時間」についてのコメントが、連絡ノートにたくさんありました。

 

6歳男の子は、おうちに帰って「しあわせとは?」の続きです。ママと、小学生のお姉ちゃんと3人で、たくさんの考えを話し合ったそうです。

 

5歳女の子は、「ママ、○○てつがく大好きなの」の会話が始まり、寺子屋の時間での他の園児の発言をママに報告したようです。

 

6歳男の子は、「ママが怒るのは、僕が好きだからなの?」なんて、いきなり言われたママは、面食らってしまったようです。(笑)

 

「しあわせ」については、もちろん一つの答えなどありません。子どもたちそれぞれが、自分で考えたことが「しあわせ」でいいのです。「生きていくうえでほんとうに大事なことには、たいてい答えがない」とある校長先生は言います。その通りですね。

 

最近では、新型コロナウイルスの感染を巡って、誹謗中傷やネット上での一方的な非難や炎上、フェイクニュースなど、やりきれない思いをした方が多いですね。他者との関係性を二項対立的に見たり、好きか嫌いかと感情的に見たりする傾向が、以前よりも増して、強くなっているような気がしてなりません。

 

学校現場で、多様な児童・生徒と向き合う時に、この校長先生はこう言います。

 

「ひたすら聴く、聴き切る」

「苦しい心の内を語るには『自分が相手の関心の宛先になっている』ことが大きな力になる」

「自立とは、他人との相互依存のネットワークをいつでも使える用意が出来ていること」

 

自立することは、自分だけのことと思いがちですが、他人とのつながりも確立できることなのです。

2021年

2月

11日

生き方の多様性

木曜日の祝日は、久しぶりのような気がしますが、外はいい天気です。テレビをつければ、相変わらずコロナ報道が多いのですが、コロナ禍の影響で失職し、生活苦や絶望感で自殺する人が増えています。心が痛みますね。

 

日本でも、ここ数年、働き方や生き方の多様性が叫ばれるようになり・・・というよりも、私たち日本人の個々が、新たな働き方や生き方を実践しているというところかもしれません。

 

コロナ前のデータですが、1991年~2017年の「男性の失業率と自殺率」のデータによると、日本では、失業率が高まれば、それに正比例して自殺率も高まっています。この数字は、世界基準ではありません。

 

日本の失業率は、多くても5%までですが、スペインでは、10%を超えるのが当たり前です。それでも、自殺率は低く、失業率が高まっても、自殺者が増えることはありません。また、スイスのように、失業率が上がったら、自殺率が下がる国すらあります。ここは、福祉を利用できる国のシステムの違いも関係しているのかもしれませんね。

 

こうしたデータを見ると、日本の場合は、仕事一辺倒で会社を切られたらおしまい・そんな、言葉は悪いですが「社畜」の悲哀すら感じます。

 

昭和30年代からの高度経済成長期に「みんな一緒に、今よりもいい生活を!」という共通の「しあわせ」像を押し付けられ、国民もそれを当然として受け入れたのです。これには、「同じ価値観」を子どもたちに洗脳した学校教育の責任とも言われています。

 

それから、時代が変わり、「自分らしい生き方や働き方」の中に、「しあわせ」があると考える若者が増えてきたのです。もちろん、若者だけではなく、定年退職後にさらに輝いた人生を送るシルバーもたくさん見られるようになりました。

 

そして、今、このコロナ禍において、私たちは、もっと凄いスピードで、働き方・生き方の多様性の必要性を突き付けられたのです。

 

企業のプランニングは、今までなら「過去のデータ」を統計的・定量的・論理的に分析し、その連続性の中からヒットを導き出す手法がとられていました。しかし、「個の多様性」が進んでいくと、「おいしい商品・素敵な商品・おしゃれなモノの判断は、私が決める!」という時代になっていきます。これからの日本は、まさに、そんな時代になっていくのだと思っています。

 

2021年は、ほんの1、2年前の見慣れた景色がまったく変わっています。それも、視界不良なので、たちが悪いですね。この夏の東京オリンピックのことさえも、現段階でははっきりと決められない、とんでもない状況です。

 

生き方の多様性にとって、邪魔になるのは・・・「過去のこだわり」「過去の成功体験」かもしれませんね。これらを思いきって「メルカリ」に出品してしまいませんか。でも、買い手がつかないかもしれませんね。(笑)

2021年

2月

10日

「有害な」男らしさ

保育園の園長としては、子どもたちに「男の子だから」「女の子だから」という言い方で、遊びなどの行動について語ることは、ほとんどないのですが、連絡ノートに「園長の男遊び」という表記をしていたことに気がつきました。男遊びは、子どもたちを投げ飛ばしたり、プロレスの技をかけたりする格闘技系の遊びです。

 

しかし、男遊びに喜んで参加する半分は、女の子ですので、今日からは、単に「園長のプロレスごっこ」と表記することにします。

 

さて、最近は「有害な男らしさ」という言葉をよく目にするようになりました。過激な男らしさへのこだわりが、性差別につながったり、男性自身を苦しめることになるというのです。

 

男の子が乱暴な振る舞いや落ち着かない行動をすると「男の子だから仕方がないわね」「男の子ってバカだよね」などと、親たちが受け流していることの積み重ねが、性差別や暴力につながると言われています。

 

男の子が悪ふざけでスカートめくりをしたことを放任したり、女の子に意地悪をした時に「あの子のことが好きなんでしょ」とからかうことも良くありません。これでは、好意があれば相手が嫌な思いをしても構わないと勘違いをさせるリスクがあるのです。「そういう方法では、好意が伝わらない。かえって嫌われる」と、きちんと親が教えないといけないのです。

 

一方で、有害な男らしさは、男性自身の心身面にも悪影響を与えかねません。「押し付けられた男らしさにずっと嫌悪感を抱いていた」という男性も少なくありません。自殺や過労死は女性に比べて男性の方が圧倒的に多いのです。「男の子だから泣かない」「男なら弱音を吐くな」などと言われて育った男性は、つらくても誰にも相談できずに苦しんでいるケースもあるといいます。

 

私たちのライフスタイルが大きく変化し、年功序列や終身雇用が当たり前でなくなり、専業主婦が減り、女性の社会進出がどんどん進んでいます。また、世界基準で考えれば、様々な違いを受け入れることが当たり前の考えですね。先日の森会長の発言などは、ありえない話なのです。

 

有害な男らしさからの解放は、女性差別をなくすためだけでなく、男性にとっても必要なことなのです。

 

さて、あなたは、どう考えますか。

2021年

2月

09日

てつがくの時間~しあわせ~

今日の寺子屋は、「てつがくの時間」です。ケヅメリクガメのかめきちの水槽前の電気を消して、ロウソクに火をつけます。これで、子どもたちの「考える」スイッチがオンとなるのです。

 

話し合うテーマは「しあわせ」についてです。まずは、年少寺子屋3番の園児からスタートします。しあわせの意味が分かっているか・・・そこから確認すると、だいたい理解しているようなので、「しあわせと思うのは、どんな時?」と聞いてみます。

 

「パパとママが笑っている時」・・・いきなり、核心をついた回答です。その後「初めて自転車に乗れた時」「大好きなピザを食べているとき」「ママが抱っこしてくれた時」「ママがやさしい時」と、年少園児は、ママとの直接的なふれあいに、しあわせを感じることが多いようです。

 

この年少園児の回答を受けて、今度は、年長・年中園児を集めます。このメンバーは、自分の意見をしっかりと言える子が多いです。

 

まずは、年少と同じように「自分がしあわせと思うのは、どんな時?」と聞いてみると、次々と手があがります。

 

「パパとママと一緒に料理を作っている時」「ママと買い物をしている時」「ママが笑っている時」「屋上でお砂場遊びをしている時」「屋上で○○君と野球をしている時」

 

「友だちと野球をしている時、友だちも幸せだと思う?」「うん。絶対そう思う」「じゃ、友だちが野球が上手になるのは、どう思う?」「それも、しあわせに感じる」

 

このやりとりの中で、子どもたちは、「友だちがしあわせな気持ちになれば、自分もしあわせな気持ちになるみたいだ・・・」と思い始めます。

 

「ママが笑っていたり、ママと遊んでいる時に、みんなしあわせを感じるっていうけど、じゃ、ママから怒られた時は、どう思うの?」と聞いてみます。

 

「それは、めちゃくちゃ嫌な気持ちになって・・・泣いちゃう時もある・・・」という意見がほとんどの中で、5歳女の子がこう言います。「○○は、少しだけど、しあわせに思うよ」「それは、どうしてかい?」「ママが○○を怒ってくれるのは、○○が好きだからと思うんだ」と、言ったのです。

 

どうですか・・・こんな考えを5歳で持てるなんて、私は、ビックリしました。

 

それから、こんな意見もでました。「パパが寝ているのを見ると、なんだか幸せな気持ちになる」「せんたくものをたたんでいる時・・・しあわせ」

 

子どもなのに、日常の些細なことに、しあわせを感じることができるのです。洗濯ものをたたむという行為は、ママのお手伝いができてしあわせという気持ちでもありますね。

 

今日の「てつがくの時間」では、「しあわせ」の定義を導くつもりもありませんし、答えなど出せないですね。しかし、子どもたちが、自分の頭で考えて、でも、頭で考えていることは他の人には見えないから、言葉で発言することが、ねらいです。

 

今日は、「しあわせ」について、なんとなくですが、「普通の生活の中に、ほんの些細なことの中にしあわせは、たくさんあること」「しあわせは、自分で感じることが多いけど、友だちやパパママがしあわせになったら、自分もしあわせな気持ちになる」と思ってくれたようです。どう感じるのも、子どもたちそれぞれで、違っていいのです。

 

私が、一番驚いたのは、ママに怒られても、なおその中に、しあわせを感じた5歳女の子の感性にアッパレです!5歳の哲学者ですね。

2021年

2月

08日

息苦しい上下関係

今日は、屋上の「お砂場」に、20キロ袋を7袋…合計140キロの砂を投入しました。子どもたちは、砂遊びが大好きですが、砂を持ち出しては、自分たちのお気に入りの場所で「おままごと」を始めるので、どんどん砂がなくなっていきます。

 

子どもたちが、台車カートに砂袋を乗せて運び、高い位置にある「お砂場」に、砂袋を持ち上げて、砂を一気に投入しました。ふかふかの砂遊びに、子どもたちは夢中です。

 

さて、ついに、大河ドラマ「麒麟がくる」も最終回となりました。午後8時に、私は珍しく酒も飲まないで、見入っていました。光秀が死ぬシーンはないと思っていましたが、その通りとなり、しかも、光秀が生存しているかも?というラストに、理由もなく「よかった!」と思ったのです。

 

今回の大河ドラマは、光秀と信長の友情という図式さえ垣間見られます。二人のやりとりは、まさにこのドラマの「名シーン」と言えますね。演技力もアッパレです。しばらく、「麒麟がくる」ロスが叫ばれるでしょうが、これを機に「謀反人」「悪役」の光秀のイメージが大きく変わることは間違いありませんね。

 

光秀を愛する日本人が多くなることでしょう。特に、組織で働く者にとっては、光秀に共感できる人が多いですね。信長から無理を言われ、しかも辱められ、それにじっと耐えるも・・・やはり、世の中をよくするために、最後は立ち上がるというアングルに、自分を重ねてみるのかもしれません。

 

最近、仕事を辞めてしまった、保育園ママは、上司のパワハラに耐えられず・・だったそうです。保育園パパママは、様々な分野で仕事をしています。時々、仕事の話をしますが、息苦しい上下関係の話を聞くたびに、サラリーマン時代の私の苦い経験を話しながら、少しでも励ましになってもらえればと思っています。

 

戦のない平和な大国を作るために「麒麟がくる」ことを信じる光秀の大河ドラマではありませんが、ストレスの少ない楽しい仕事をするために「麒麟」は、結局、自分自身の心の有り様かもしれませんね。勇気をもって戦うことも「麒麟」の選択肢の一つなのです。

2021年

2月

07日

下駄を履かせる

今は、受験シーズン真っ只中ですが、「この子の親からは、寄付金が多く見込まれるので、下駄を履かせて合格させた!」なんてことは、あってはなりませんね。

 

この「下駄を履かせる」という言葉は、どちらかというと、悪いイメージに受け止められることが多いです。下駄を履くと背が高くなることが、言葉の意味の語源です。

 

「下駄を履かせてもらってでも、点数をよく見せたところで、自分のためにならない」

「女子生徒の方が成績が優秀だったのに、男子生徒に下駄を履かせて合格させた」

「就職が内定しているのに、留年しそう・・・下駄を履かせてもらって卒業できた」

「強度の測定値を下駄を履かせてごまかして、商品化した悪徳メーカー」

「生徒の点数が期待外れ・・・教師のメンツのために下駄を履かせて点数を盛った」

 

こんな感じで、「悪いことの手本」のように、言われることが多いのが現実です。

 

大人の世界においては、「下駄を履かせる」ことで、いいことにつながることは、あまりないのかもしれませんが、保育園の生活の中では、私は、たびたび子どもたちに下駄を履かせます。

 

屋上での「30メートル走」のタイム・・・遅くて、自信を失いそうな園児には、下駄を履かせて「○○ちゃんの記録まで、あと〇秒・・・もう少しだよ」と励まして、「園長先生・・・もっと頑張ってみるよ!」を引き出します。

 

お昼の勉強タイム・・・10マス計算では、全問正解しなくても、やり直して正解すれば、はなまるで100点と用紙に書きます。特に、小学生になってから学ぶ内容については、保育園では「勉強は楽しい・・」という経験をさせることが大切なので、「はなまる100点をもらった!」ということが、子どもたちの「継続」につながるのです。

 

私たち大人は、子どもたちに、時には、うまく下駄を履かせて、やる気スイッチをオンにさせたいものですね。もちろん、乱発はダメですよ。(笑)

2021年

2月

06日

要の5歳児

今日は土曜日ですので、卒園児の小学生までタテの関係が広がります。5歳児の年長園児2名は、お昼寝をしないので、この時間は小学生と一緒に、じっくりと過ごすことになります。

 

「トランプをやろう!」ということになり、5歳児2人と小学生4人で、ババ抜きが始まりました。5歳児はルールが分からないので、小学生に教えてもらいながらです。新しいことを始める時に見せる「目の輝き!」それは、それは、二人ともギラギラしていました。

 

トランプは、屋上にテーブルを置いて「青空トランプ」だったので、さらにワクワクドキドキ感が増したようです。そして、トランプが終わると、ポカポカの陽気の中、汗をかきながら「鬼ごっこ」が始まりました。小学校で流行っている「○○オニ」を楽しみます。5歳児二人にとっては、小学生相手の鬼ごっこは、足も速いし、かなりの運動量となります。2月にもかかわらず、汗をかきながら楽しんでいました。

 

ここまでは、よくある光景です。今日は、夕方の自由時間に、トランプ「ババ抜き」のルールを覚えた5歳児二人が、年中4歳児と年少3歳児に、トランプを教えているのです。来週月曜日から、トランプのルールを覚えた5歳児2名が中心となって、他の5歳児や年中・年少園児に広げていくのでしょう。

 

100人以上の大型保育園では、異年齢保育を行うのは難しいのですが、東京都中野区にある「陽だまりの丘保育園」では、3歳から5歳児は、異年齢保育を行っているそうです。曾木園長は「個人差はありますが、3歳児や4歳児は遊びの中で五感を使って考え、表現することが多いです。それが5歳児になると、創造性や発想力によりつながっていきます。遊びの発展性も強く、子ども同士の協同性なども成長していきます」と言います。

 

年長5歳児は、保育園の子どもたちを引っ張っていく「要」であると同時に、園児自身の「人生の土台づくり」の時期でもあるのです。

 

今日は、小学生から学んだ5歳児が、保育園の後輩へそれをつなげていく・・・こんな素敵な時間となったのです。

2021年

2月

05日

ジャイアント馬場 秘められた愛

卒園児の保護者から、使わなくなった手帳を数冊いただきました。お昼の年長の勉強タイムで、6人の園児にその手帳をプレゼントします。黒いカバーのごく普通の手帳です。しかし、6歳女の子が「これ、けいさつてちょうだよ・・・」と言うと、子どもたちは、すぐに、ドラマで見る刑事になりきっていました。

 

「あなたの名前は?」と聞いては、手帳にメモを書いていきます。「殺された人は、何人いるのですか?」と、かなりリアルな妄想にまで発展していました。(笑)

 

さて、今日は、ジャイアント馬場さんの話です。プロレスファンでなくても、ジャイアント馬場・アントニオ猪木の名前は、よく知られています。そんな、ジャイアント馬場さんが亡くなってから、22年が経ちました。今年は、馬場さんの23回忌追善興行が、後楽園ホールで行われる予定だそうです。

 

馬場さんと妻・元子さんとの間で交わしたおよそ1千通のラブレターが、今になって公開されました。この内容が含まれた「誰も知らなかったジャイアント馬場」という本が出版されたそうです。

 

まだ、私は読んでいませんので、ラブレターの内容は後日のお楽しみですが、このほとんどは、元子夫人から正平さん(馬場さんの名前)へのラブレターです。実は、この元子夫人は「女帝」と言われ、プロレスファンからはあまりいい印象がありません。

 

馬場さんの死後、一番弟子のジャンボ鶴田さんや三沢光晴さんが若くして亡くなったのも「元子の呪い」なんて言われたこともありました。

 

ジャイアント馬場さんが、全日本プロレスを旗揚げ後、元子さんは選手のグッズ販売会社を設立し、馬場さんを支えます。しかし、馬場さんの死後、運営方針をめぐって、全日本プロレスの新社長三沢光晴さんと対立します。結局、三沢さんについていく形で、多くの全日本プロレスのレスラーが、新団体「ノア」のもとへ集まりました。

 

全日本プロレス一筋で、今年67歳を迎えたベテランレスラー渕正信さんは、元子さんに対して「男社会の中、馬場さんの評価を落とすわけいかないと、自分が正面に立って、プロレスで言う『悪役』の部分をやってたのかもしれないね」と言います。

 

元子さんも、2018年にこの世を去ります。馬場夫妻には、子どもがいなかったので、元子さんの姪で、生前の夫妻の世話をし、現在は遺品などの管理をしている緒方理咲子さんが、膨大な量の手紙の公開を決めたそうです。

 

東洋の巨人・・・ジャイアント馬場さんの知られざる愛の物語・・・楽しみに読むことにします。

 

今日も、プロレスファンではないあなた・・・お付き合いいただきありがとうございました。

2021年

2月

04日

プロゴルファーの光と影

本日、生まれて初めて一時預かりを経験した1歳男の子・・・ママとの別れで大泣きスタートです。たいがいの一時預かりの子は、こんな感じになるのですが、今日の男の子は、小さな体でどうして、そんな大声が出るのか!?と思うくらい、ゴジラのように泣き叫びます。久々の大泣き園児の登場です。ママの愛情をいっぱいもらっているのでしょう。

 

さて、プロゴルフの世界・・・世界で活躍する松山選手や、全英女子オープンを制し、渋子スマイルで人気爆発の渋野選手など、華やかなイメージが大きいですね。しかし、現実は、そんなに甘い世界ではないようです。

 

2019年国税庁の「民間給与実態調査」によると、日本のサラリーマンの平均年収は約400万円だそうです。これをプロゴルファーに当てはめると、2020年の獲得賞金が400万円を超したのは、賞金ランキング33位の秋吉選手の414万円までだそうです。男子プロとして登録されているのは、およそ2000人です。その中で、一般サラリーマン以上の賞金を稼いだのはわずか1.65%に過ぎないのです。

 

また、大卒女性の一般サラリーマンの平均年収は355万円だそうで、女子ツアーでこの数字を上回ったのは85位で、370万円の新垣選手までです。

 

どうですか・・・プロゴルファーを夢見て、人一倍練習に打ち込み、晴れてプロ合格となったものの、獲得賞金で言えば、ほとんどの選手が、サラリーマンの平均金額にも満たないのです。

 

スポンサー契約のないプロは、大会に出場するための旅費、宿泊費、キャディフィーなどの経費はすべて自腹です。通常、1試合当たりに掛かる経費は、20~30万円といわれています。つまり、大会に出場しても賞金を得られないと、収支は大幅にマイナスとなってしまうのです。

 

ということで、多くのプロは資格を持って、ゴルフ場や練習場などに所属し、イベントに参加したり、顧客へのレッスンやコース運営のアドバイスを行ったりして収入を得ているのです。

 

その一方で、ジャンボ尾崎のように、生涯獲得賞金27億円(CMでの収入などを入れれば、その数倍)を手にできる大きな夢を追いかけられる世界でもありますね。

 

今日は、プロゴルファーを目指す若者にとっては、夢も希望のない話になってしまいましたが、人生はうまくいかない方が多いと考えて、肩の力を抜くことも大切ですね。

2021年

2月

03日

年齢主義教育と大学入試

今日は、サイクルショップから頂いた、ギア付き自転車に子どもたちは挑戦しました。とはいっても、24インチのビッグサイズなので、イスを一番下まで降ろして、年長・年中園児がやっと足が届きます。何と6段ギアです。子どもたちは、ギアの操作も初めてです。ギア1速から6速まで・・・「軽くなった!・・・今度は重くなった!」と大騒ぎしながら、いつもの自転車と違う感触を楽しんだようです。

 

さて、先日センター試験改め「大学入学共通テスト」が、予定通り実施されました。緊急事態宣言が発令されている都府県でも行われましたね。そして、日本では「こんな時期に試験なんてするのか!?」という意見よりも「予定通り行われて、受験生は良かった」と思った人がほとんどです。

 

ところが、欧米では、SATやバカロレアといった大学入学統一試験は、取りやめになっています。年齢主義の考えが薄い国では、どうやら「長い人生だから、コロナの今、無理にやっても危険でしょ。1年くらい入試を取りやめても、どってことはないさ」といった考えが当たり前のようです。

 

日本だったら、試験がないなんて・・・「浪人しろってことかい!」と、怒る保護者が続出しますね。

 

私が大学1年生の時は、まわりの半分以上が「浪人生」でした。今よりも、年齢主義が薄かったのかもしれません。ところが、最近は「浪人生」がめっきり減りましたね。2018年のデータですが、日本の大学等入学者(初回)の平均年齢は、18歳だそうです。ほとんど現役です。そして、25歳以上の割合はほぼゼロとなっています。

 

それに対して、一番年齢が高い、スイスやスウェーデンでは、平均年齢が25歳で、3人に1人が25歳以上だそうです。大学に入るのが難しくて卒業が簡単な日本と、いつでも大学に入れるけど、卒業するには、相当な勉強を積まなければできないという欧米との差もありますが、そもそも、年齢主義の考えが違うからですね。

 

留年することなど、日本では大変なレッテルを貼られてしまいますが、欧米なら、「自分のペースで焦らずやっていこう」という考えです。

 

私のように、既に年を重ねたおやじからすれば、若い時に1年や2年遠回りしたところで、長い人生どうにでもなる。と考えられますが、日本もそろそろ年齢主義教育を見直さないといけないかもしれませんね。

 

「個別最適な学び」を実現させるなら、同じ年齢をまとめて・・・なんて、できません。

2021年

2月

02日

節分 豆まき!

朝から降っていた雨も上がって、子どもたちは、広い屋上での豆まきを行いました。今年の節分は、2月2日です。通常は2月3日ですが、今年の立春が2/3なので、前日が節分というわけです。暦の関係とはいえ、2月2日が節分となるのは、1897年(明治30年)以来124年ぶりとなるそうです。ここら辺の件は、テレビのニュースなどで、何回も聞いていることですね。(笑)

 

そして、節分が商売として注目されるようになったのが、「恵方巻」のおかげです。もともと関西での慣習だったのをセブンイレブンが全国区のキャンペーンに仕立て上げたのが、由来とされています。今年の恵方は「南南東」ですね。

 

恵方巻の売上が、年々アップしていくと、一昨年には、大量の廃棄ロスがマスコミでも取り上げられます。世論が、「もったいない!」「ロスを出さない仕組みへ!」という風潮となりました。

 

保育園のあるショッピングセンターでは、昨年2月3日の「恵方巻」は、売上が前年クリアでロスはゼロという快挙を達成しました。そして、今年も夕方には売り切れていました。売上は、ネット宅配の売上が大きく伸ばしたようです。巣ごもり需要ですね。

 

保育園には、恵方巻を担当するのママがいるのですが、「すっきり!やりきった!」顔で、我が子の迎えに来ました。今年も、ロスなしの気持ちがいい商売ができたようです。

 

さて、子どもたちにとっては、恵方巻よりも、自分たちが作った「世界でただ一つだけの鬼のお面」をつけて、豆まきです。豆を自分の年分だけ食べる律儀な園児はいません。倍以上のマメをモグモグしながら食べていました。ノドに詰まらせないように、先生がゆっくり噛んで食べる手本を見せて、安全に食べます。鬼役の先生も子どもたちにバレているので、「こわ~い!」と泣く園児もありません。

 

来年は、なまはげでも登場させようかな・・・と思っています。(笑)

 

ここで「大豆ってすごい!!」の話をします。古代中国では、生命力の強い「大豆」を信仰の対象として、占いなどに使っていました。日本には、弥生時代に伝わると、日本人も同じように厄除けに利用します。節分は邪気を払って福を招く行事。鬼の目を打つ『魔目』(マメ)、鬼を滅ぼす『魔滅』(マメツ)といった語呂合わせも伝わっています。「大豆」の豊富な栄養にあやかって、『マメ(健康)で達者な」春を迎えませんか。

 

これは、今日の屋上豆まきで使用した「でん六豆」の裏にあった、うんちくです。今日「おいしい!」と豆を食べていた子どもたちが、豆大好きになってくれると、うれしいですね。

2021年

2月

01日

中学生の学ぶ意欲

ホワイトきゃんばすのあるショッピングセンターのサイクルショップから、中古の自転車をいただきました。何と、ギア付きです。子どもたちにとっては、ギアチェンジをしながら自転車の乗るのは初めての体験となります。明日、豆まきが終わってから、寺子屋1・2番の園児に試乗してもらいます。今日も、1・2歳児のストラーダ―軍団が頑張っています。

 

さて、皆さんも経験があると思いますが、中学校の「数学」は、得意な生徒と苦手な生徒の格差が広がりやすい教科ですね。国語のように「作者の気持ちを述べなさい」といった、答があるようでないような問題と違って、計算や方程式で1つの答えが導かれます。白黒がはっきりした教科とも言えますね。

 

中学校の数学教員も、生徒たちの学ぶ意欲の差に悩むようです。1年生の時には、やる気を感じていた生徒たちも、2、3年生になると目に見えて学習意欲が下がってしまうパターンが多いようです。

 

あるベテラン教員は、数学の授業で大切にしているのは2つの「つながり」だそうです。

 

1つ目は、生徒と数学のつながりです。生徒の知的好奇心をくすぐる作戦です。データの活用では、ディズニーランドのアトラクション別の待ち時間を分析する。関数の導入では、アイドル○○と女優○○の2つの物件の初期費用と家賃を比較する。といった、生徒が解いてみたくなるような問題を出すそうです。

 

2つ目は、生徒と生徒のつながりです。授業中に3~4人のグループに分けます。ただし、話し合うことを強制はしないで、個人で学びに向かい、分からない時に仲間を頼るようにします。また、「数学ラブレター」という取り組みをさせます。これは、生徒が自分で問題を作り、グループの仲間と交換し、解き合う活動です。ラブレターを作る中で、自分の「分からない」に向き合うことになります。

 

教師も生徒の「分からない」を受け入れることで、「分からないから、教えて」と言えるようになるそうです。さらに「分からない」を共有することで、数学な得意な生徒もやる気になるそうです。

 

ある生徒はこう言います。「友だちの『分からない』に自分が答えられなかった時、もっと勉強しなきゃいけないと思いました。一緒に考えて分かった時、その瞬間が一番記憶に残っています」

 

どうですか・・・いかに、生徒たち同士の「学び合い」にもっていくかが、ポイントのようですね。これは、保育園での寺子屋の時間や、年長園児のお昼の勉強タイムにも当てはまります。ホワイトきゃんばすでも「学び合い」を大切にしています。

2021年

5月

11日

「考える」教育

今日の寺子屋は、大きくなった玉ねぎの収穫をしました。店で売っている玉ねぎよりもはるかに大きいサイズです。年少寺子屋3番園児の半分が、自分の力だけでは引っこ抜けないほど立派に育っていました。明日は、1、2歳児が収穫に挑戦します。

 

さて、ある中学の校長先生は、ALT(外国語指導助手)と出会うと、必ず日本の子どもの印象を聞いているそうです。

 

多くの返答は、「頭が良いのに自信がない」「説明ができない。比較ができない」「すぐ答えを知りたがり、考えようとしない」などと不思議がるようです。「グローバル時代に、日本が一番遅れを取るかも」と、厳しい意見もあるそうです。

 

この原因は、開国以降または、高度成長期に「欧米に追い付け追い越せ」と、手っ取り早く知識だけを吸収するクセがつき、マネをすることが上手になったのか・・・「長い物には巻かれよ」の時代に、思考を放棄したためか・・・先人にソクラテスやカントという偉大な哲学者がいないからか・・・

 

近年、日本も本気で「考える」へ軸足を移そうと躍起になっています。アクティブラーニング型授業を取り入れ、センター試験を変えました。しかし、残念ながら教える側の多くが暗記など、知識の習得で勝負をしてきた人たちなので、「アクティブラーニングの授業がうまくいかない。どうすればいいのか?」となっているのも事実です。

 

米国暮らしが長かったある人が、こんなことを言っていました。「子どもは、小1から日本人学校ではなくて、現地校に入れた。授業参観に行くたびに、時間軸と空間軸(哲学)の話をしていた。自分が立つ座標軸を自覚させるためらしい。それと、毎回何人かに『私の○○』というテーマでスピーチをさせていた」とのことです。

 

つまり、他国の若者は、幼少期から哲学に触れ、持論をもってディベートを楽しみ、弁論に挑むのです。

 

今、日本は「考える」教育のスタート地点と言っても過言ではありません。「考える」のは子どもたちです。その考えさせる手法は、諸外国から学び、日本流にアレンジすればいいのです。私が勉強する「イエナプラン」は、オランダでの異年齢教育です。日本で最初に長野県にできたイエナプラン校の「大日向小学校」も、日本流にアレンジされたイエナプラン校です。

 

大丈夫です・・・これから、日本の若者は、物事の本質を見て、「考える」人間になっていくのです。

2021年

5月

10日

「いい写真」が撮りたい

今日の連絡ノートには、土曜日の保育参観の感想がたくさんありました。「虫歯にならないお話」は、とても参考になったという声が多く、また、何かの機会で第2弾ができればと思っています。ゲーム大会が楽しかった・・・ふだん子どもたちが遊んでいる環境を見ることができて良かった・・・カメにザリガニ、おたまじゃくし、カエル、メダカなど、たくさんの生き物を飼っているのにビックリ・・・連絡ノートに先生たちが書いている内容が、バッチリつながりました・・・等々、コメントありがとうございました。

 

さて、鉄道ファンこと通称「鉄ちゃん」には、電車に乗るのが好きな「乗り鉄」に、列車の撮影に燃える「撮り鉄」など様々な楽しみ方があります。ちなみに、私は、俳優の六角さんばりの「呑み鉄」です。年に数回、中学高校時代のおやじ仲間で楽しんでいます。

 

ところが、3月24日に、撮り鉄が電車をストップさせるという事件を起こしてしまいました。中央線の立川~日野間の多摩川橋梁の上で、特急「踊り子」で使われた185系の運行が終わり回送されるところを写真に収めようと、撮り鉄の一部が線路に立入り、通勤電車を約30分停車させてしまったのです。

 

このように、度を越した行為は、犯罪行為として処罰の対象となります。もちろん、一部の鉄道ファンによる行為です。私も含め、鉄道ファンとしては、とても悲しい気持ちになりますね。ここ数年だけでも、かなりの頻度で電車が止まっています。

 

SNSの普及で、「いい写真」をブログなどに載せたいという気持ちをあおり立てているかもしれません。マナーを知らない若者が増えたと言えば、その通りなのですが、鉄道会社の担当は、①自分も鉄道の利用者であることを自覚する②周囲の人々への迷惑行為は慎む③何が危険な行為なのか想像力を働かせる・・・この3つは守って撮影して欲しいと語ります。

 

保育園の子どもたちの中には、電車大好き園児がたくさんいます。マナーを守れる大人に育てないと!

2021年

5月

09日

母の力

昨日の保育参観・・・屋上の生き物の中で、一番人気が「おたまじゃくしはカエルの子」でした。ざっと100匹以上のおたまじゃくしが、1週間前には、いけすの中でスイスイ泳いでいたのですが、昨日は、半分がカエルになっていました。まだ、しっぽのあるカエルも石の上に上がっています。

 

小さなカエルですので、子どもたちは、パパと一緒にカエルを手にのせて、じっくりと観察しています。そのまま、どろんこ広場に逃げたカエルもいたようで、愛らしいカエルの姿に、親子で大興奮です。

 

さて、今日は「母の日」ですね。当り前のように、料理を作り、洗濯をし、掃除などの家事をこなす母親の仕事が、コロナ禍でさらに「大変なこと」という認識が高まったように思います。

 

「おうち時間 むしろ減ったよ ママの時間」

 

これは、オリックスが今年募集した「働くパパママ川柳」の作品の一つです。

 

昨年は学校の休校が続き、子どもが昼ご飯を家で食べるようになり、献立を考えるのが一層大変になりました。ここに、在宅のパパも加わると、そりゃ、大仕事ですね。

 

コロナ禍では、パパも在宅勤務となり、家事や育児分担の在り方を変えるチャンスだったはずなのに、どうやら、ママ任せの現状が悪化した家庭も多かったようです。もちろん、保育園パパは、ママもお仕事をしている環境もあって、料理も作るし、掃除洗濯もこなすパパが多いですが・・・。

 

「テレワーク ママより仕事 楽と知る」

 

これは、あるパパの作品ですが、ママの仕事がいかに大変であることが、コロナ禍で気がついたようです。こんな感じで、男性の意識改革が広がっていけば・・・今日の母の日は、「母の力」を強く感じる日でありたいですね。

2021年

5月

08日

令和3年度 保育参観

今日は屋上「ミドリガメのおうち」で赤ちゃんを発見です。5歳男の子が、いけすの横の土の上でじっとしているところを見つけました。昨年から誕生した赤ちゃんは、7匹目です。期待の「ニホンイシガメ」「クサガメ」の赤ちゃん誕生はまだないので、こう考えても、日本の池などが、ミドリガメことミシシッピアカミミガメでいっぱいになるのも分かりますね。「外来種」と邪険にされますが、ミドリガメには責任はありませんので、大切に赤ちゃんを育てます。

 

さて、本日は、保育参観です。昨年は、新型コロナウイルスの影響で中止としましたが、今年は、教室内はママと園児だけにして、蜜を避けての開催です。

 

まずは、子どもの名前で自己紹介を保護者にしてもらいます。新人保護者の皆様に、早く保護者同士の親睦を図ってもらいたいと思っています。そして、保育参観恒例の「ママへのプレゼント」です。今年のプレゼントは、「手作り装飾のホワイトボード」です。冷蔵庫の扉で活躍してもらいます。子どもの「ママいつもありがとう!」に、涙するママもいました。

 

ここで、子どもたちと、外で待機していただいたパパたちは、一足先に、屋上へ向かいます。屋上で普段遊んでいる姿を見てもらいます。カメやザリガニ、メダカ、おたまじゃくし、金魚のエサやりや、自転車、しゃぼん玉、お絵かきに、ファームの見学など、パパも一緒に「カメ…デカい!」と喜んでもらいました。

 

その間、ママ達には、歯科衛生士からの「虫歯予防のお話」を聞きました。保護者の中に、歯科衛生士のママがいるので、今回の講演をお願いしました。保護者の「お仕事資産」を今後も活用させていただき、貴重な話を共有したいと思っています。

 

6月1日に年長園児を対象に行う「わくわく食育教室」も、管理栄養士のママに協力をしてもらっています。

 

今回は、ユーモアも交えながら、ためになる話をしてもらいました。ビックリしたのは、まだ虫歯になったことがないママが3人もいたことです。そして、「朝食に菓子パンを食べさせたことがあるママは?」に、○○ちゃんのママが、お約束通りに、潔く「は~い」を答えてくれて、盛り上げてくれました。(笑)

 

そして、いよいよ屋上で全員集合です。ホワイトきゃんばす恒例の「親子ゲーム大会」が始まりました。このゲームでは、子どもの闘争心も勝敗に関係しますが、親の新たな性格を知ることになります。

 

「えッ~あのママが、あんなに負けず嫌いだったの?」みたいな感じです。今回も、親子で大いに盛り上がりました。3種目行ったのですが、最終レースは寺子屋園児が危険回避のヘルメットを着用して「台車列車でゴー!」で、スピードとスリルを競いました。

 

今回の保育参観の目的は、保護者同士の親睦です。保育園ホワイトきゃんばすは、ショッピングセンターの中にありますので、買物でよく園児同士が一緒になります。そんな機会に保護者同士でも、色々な会話ができればと思っています。

 

保育園の「見える化」の取組みで、屋上遊びのシーンをDVDで保護者は見ていますので、今日は、リアル屋上環境を感じてもらえればうれしいですね。保護者の皆様には、子どもたちの笑顔をたくさん感じてもらったことでしょう。ありがとうございました。

2021年

5月

07日

鬼の給食指導

今日は、久しぶりに園児全員出席です。ゴールデンウイーク明けということもあり、43名が全員集合しました。毎月月初に行う、身長体重測定と手形(今月は足形)スタンプが、今日一日で全員終了しました。子どもたちの足形にも、特徴があって見入ってしまいます。

 

さて、先日、私と同世代の仲間と小学校時代の「給食の思い出」を語り合っていました。私は、ほとんど好き嫌いがなかったので、あまり悪い思い出はないのですが、彼は「嫌でたまらなかった」と言います。

 

昭和40年~50年代です。あの頃は「食育」という言葉もなく、「食べ物を残す子はわがままで悪い子」という共通認識を多くの大人は持っており、学校の先生も「残さず食べろ!」「食べるまで帰さない!」という指導が主流だったように思います。

 

彼は、そんな教師の下で、吐き気をこらえながら涙とともに冷めた食べ物を口に運ぶ苦行を毎日行っていたそうです。その先生の決め台詞があって、「アフリカでは食べられないで死にそうな子もいるんだ」と言われ続けたそうです。彼は、心の声で「でもね、先生。私が吐きそうになりながらこの給食を食べたら、遠くの国のあの子たちは助かるの?私が食べたら、あの子たちはおなかいっぱいになるの?」と、口には出せないセリフを先生に向けていたようです。(笑)

 

時代が流れ、今では「残してもいいよ」という給食にシフトしているのが実態です。鬼の給食指導も問題ですが、「残していいよ」も、しっくりいきませんね。

 

食育の方法論は、たくさんあるでしょうが、子どもたちが、笑顔で好き嫌いなく完食できるのが、一番いいに決まっています。でも、なかなかそうはいかない。

 

ホワイトきゃんばすでも、答えがあるようでない、給食指導の正解を求めて、子どもたちには様々なアプローチをしています。「量を減らして完食させる」「これ一口食べたらおしまいにしよう・・・作戦」などなど、先生によっても、手法は様々です。

 

しかし、間違いなく言えることは、おうちでの食事よりも保育園の給食の方が、残さずに食べる園児が多いです。「みんなでいただきます」「他の園児の目がある」などが、その理由です。また保育園では、子どもたちの食わず嫌いの発見もあります。

 

6月1日に、年長園児対象に、2回目の「わくわく食育教室」を行いますが、「食べることが大好き!」な子どもたちを育てるべく、奮闘が続くのです。

2021年

5月

06日

教員の声が反映されているか?

昨日の子どもの日は、「しょうぶ湯」に入りました。冬至に入るゆず湯のように、香りはあまりしませんが、季節感を十分に感じることができました。つくづく、日本に残る季節の慣習を大切にしたいと思いました。

 

そして、ゴールデンウイーク開けの保育園が始まりました。メディアの報道にあるように、昨年同様、今年のゴールデンウイークは、遠くにいるおじいちゃんおばあちゃんや旅行に行ったという家族はありませんでした。しかし、ずっとおうちにいたわけではなく、それぞれ工夫したゴールデンウイークを過ごしていたそうです。新人1歳児の女の子は、砂場遊びにはまって、砂のプリンが上手にできるようになったそうです。(笑)

 

さて、「踊る○○」の刑事映画で、主人公の刑事の「事件は現場で起こっている。答えも現場にある」というセリフは、とても説得力がありますね。

 

では、日本の教育政策は、現場の声を反映されているでしょうか。現場の声とは、教員たちの声です。

 

OECDの調査で、「教員は教育政策に影響を及ぼせる」「メディアは教員の声を尊重している」の2つの質問を教員に対して行いました。すると、日本では、ともに10%程度となり、世界でも最も低い数字となってしまいました。言葉は悪いですが、教員集団は、教育政策によって最も影響を受ける立場でありながら、意見表明の機会を与えられず、息を潜めて成り行きを見守っているだけ・・・といったところでしょう。

 

ベトナムでは、ともに90%以上となっており、「教育政策は現場が決める」というような国の教育政策の仕組みも、教員の声が反映できるようになっているのでしょう。

 

日本は、決して教員が悪いのではなく、教育政策において、現場の意見が反映する仕組みがきちんと確立されていないのが問題です。小・中・高の教員は、約90万人といわれています。しかし、日本では、教育政策決定には、一部の専門家集団(教育評論家などメディアに登場する人たち)の影響力が、最も強いのが実態ですね。

 

やっぱり、現場の声が教育政策に反映されないと・・・と強く思います。

2021年

5月

05日

憎めない害虫④「ダンゴムシ」

屋上ファームで、収穫したじゃがいもやさつまいもに、かじったような跡が残っていることがあります。犯人は、「ダンゴムシ」です。しかし、子どもたちには大人気の虫です。虫嫌いで、触ることができない園児が、一番最初に勇気を出して手に乗せるのが、ダンゴムシです。

 

害虫というイメージは、ほとんどありませんね。保育園でよく流れる「進めダンゴムシ」の曲では、ダンゴムシは地球をお掃除してくれる~♬というフレーズがあります。枯れ葉や昆虫の死骸などを食べて土に返す「分解者」の役割をしているからです。

 

ダンゴムシは、虫類ではなくて、甲殻類の生物なので、エビやカニの仲間です。海に行くとすばやく動く「フナムシ」がダンゴムシに近い仲間です。子どもたちは、ダンゴムシに触ると団子状に丸くなるのを楽しみ、元に戻るまで飽きずにじっと観察しています。

 

ダンゴムシは、脱皮を繰り返して大人になるのですが、最初に下半身、後から上半身と2回に分けて脱いでいきます。2回の脱皮には、数日かかかることがあるそうです。私は、ダンゴムシの脱皮を見たことがありませんので、子どもたちと、屋上で意識して観察することにします。

 

小学生の夏休みの自由研究で、大人気なのが「ダンゴムシ」です。かつお節をエサにして仕掛けると、たくさん採集できたなど・・・子どもなりの研究が行われていますが、ダンゴムシは交替制転向反応という現象が知られています。例えば、T字路がいくつも連続するコースでは、最初に右に曲がったら、次は左、その次は右と交互に進むのです。この理由はまだはっきりとしていないそうです。

 

「左右の足の負担を均等にする」「天敵などから逃げる時に有効」などの説がありますが、小学生が、自由研究で真相を解明してくれるかもしれませんね。

2021年

5月

04日

憎めない害虫③「ナメクジ」

私が子どもの頃に、ナメクジを発見すると、塩をかけるいたずらをよくやったものです。今考えれば、ずいぶんなことをしたものです。しかし、塩をかけて、小さくなったナメクジに、また水をかけると復活します。

 

カタツムリは愛されるのに、陸に住む巻貝の一種のナメクジは、「気持ち悪い!」となり、塩をかけられてしまいます。背中の貝をなくして海に棲むのが「ウミウシ」で、陸に住むのがナメクジだそうです。ウミウシは、「海の宝石」と言われ、カラフルな種類が多くて愛好家も多いですが、ナメクジ愛好家は聞いたことがありませんね。

 

ナメクジは、湿気の多いところに生息し、昼間は石の下などに潜んでいて、夜間に活動します。おろし金のような多数の歯のある舌を持ち、野菜や庭の植物の葉、コケなどを削り

とるように食べます。4月には体長1センチくらいだったものが、梅雨のころには6センチ程度に成長します。

 

ナメクジがゆっくりと進む姿は、見ようによっては愛らしい姿ですね。(私だけ?)そんなナメクジは、2年前に大事件を起こしています。あの小さな体で、電車を止めてしまったのです。

 

2019年6月のこと、JR九州の電力設備に侵入したナメクジが、感電してショートしてしまい、特急列車など26本が運休し、1万2千人が足止めをくらったそうです。「ナメクジをなめんなよ!」です。

 

ナメクジには、オス・メスがありません。雌雄同体という形態です。雌雄同体でも1匹で産卵するわけではなく、ほかの個体と交尾器をくっつけ合って精子を交換することで2匹とも受精して産卵するそうです。透明な2ミリくらいの卵を1回に20~60個を土の中に産みます。

 

どうですか・・・梅雨に入ってナメクジを見つけたら、少し見守りたくなりましたか。

 

昔、民間療法で「ぜんそくの治療には生きたナメクジを呑むといい」といわれていました。昭和1ケタ生まれぐらい迄のおじいちゃんおばあちゃんなら、ひょっとしたら、ナメクジを呑んだ人もいるかもしれません。しかし、これは迷信で、ナメクジには、寄生虫がいることもあるので、絶対に呑んではいけません。

2021年

5月

03日

憎めない害虫②「ムカデ」

赤い頭に黒緑の体・・・黄色い足を持つ毒々しい姿をした「ムカデ」は、21対の足を使って、意外に速く動きますね。ほとんどの人が、見た目が気持ち悪い!と思うことでしょう。

 

屋上ファームで仕事をしていると、このムカデが時々姿を見せます。21対の足で歩く姿は、じっくりと観察すると、実はかわいい虫なのです。(私の個人的な感想ですが・・)

 

ムカデは、小さな昆虫やクモ、ミミズなどを食べる肉食性の虫で、夜に活動をします。昼間は、落ち葉や石、植木鉢の下などに潜んでいます。そして、意外ですが、ゴキブリも大好物なのです。

 

人を襲うことは、まずないのですが、庭仕事などで、誤って触れてしまうと、毒のある牙で噛みつくことがあります。ハチに似た毒を持っているので、激しい痛み、腫れがあるそうです。猫や犬などのペットもムカデに噛まれると、元気喪失となってしまいます。

 

ムカデのオスは、精子の入ったカプセル(精包)を落とし、メスはそれを拾って受精します。卵を産むとメスはふ化するまでの1ケ月~1カ月半、飲まず食わずで抱いています。地面に着くと、雑菌で卵が死んでしまうからです。

 

しかし、ムカデの悲劇はここからです。そうやって、大切にしていた卵なのに、ふ化して小さなムカデが走り出すと、親はエサと間違えて食べてしまうのです。ムカデは目が退化しているので、ほぼ触角に頼って生活しています。自分でエサに向かっていくのではなく、何かが触れると瞬時にパクっと咬みつく習性があるそうです。そんなことなので、共食いもします。ムカデを採集して(あまりする人はいませんが・・・)、飼育ケースに数匹入れておくと、いつの間にか1匹しかいなかったということもあります。

 

どうですか・・・植木鉢の下からムカデが出てきたら、愛をもって見守ってみませんか。

2021年

5月

02日

憎めない害虫①「カメムシ」

今日のお昼頃でした。さいたま市西区では、何とひょうが降りました。カミナリと共に、冠水を伴う豪雨となり、ひょうまで降ってきたのです。庭は、雪が積もったように白くなりました。農作物の被害がなければ・・と心配するほどです。

 

さて、今日から保育園はゴールデンウイークで4連休となります。そこで、普段は「害虫」扱いの虫たちに愛をこめて・・・語ることにします。(笑)

 

保育園の屋上には、「雑草」として邪魔者扱いされる草花がたくさんあります。子どもたちは、そんな野草も愛おしく、花束にしたり、料理ごっこに使ったりしています。「害虫」だって、人間が勝手に害虫と言っているだけで、命ある生き物なのです。

 

ということで、今日は「カメムシ」です。

 

屋上でも、子どもたちは、たまに「カメムシ捕まえた!」と大騒ぎになります。中には「くさいから気をつけろ!」と、カメムシが強烈な臭いを出すことを知っています。この臭い、タイ料理によく使われるパクチーに似ているとも言われます。パクチーの臭いがダメで食べられない人は、この臭いを不快・危険と感じる遺伝子を持っていて、カメムシの臭いにも同じような反応をするのだそうです。

 

しかし、この臭い、カメムシ自身も耐えられないらしく、密閉容器に数匹入れておくと、自分たちの臭いで死んでしまうのだそうです。実は、カメムシの臭い成分の中に毒性のあるアルデビトという物質が含まれているそうです。

 

でも、カメムシをじっくりと見てみると、なかなか存在感があります。カメのように、甲羅のような硬いボディもいいですね。やっぱり、憎めない虫です。

2021年

5月

01日

企業の社会貢献

屋上のカメ池には、ニホンイシガメとクサガメがざっと15匹以上いるのですが、子どもたちの姿を見ると逃げていたカメが、ようやく「エサがもらえる」という記憶を取り戻したようで、クサガメが2匹くらい寄ってきます。エサの食いつきも良くなってきました。

 

さて、民間企業の大きな目的は、利益を出すことです。利益が出なければ、従業員に給料を払うことができませんし、株主への配当も組めません。もう一つの大きな目的は、社会貢献することです。

 

社会貢献のあり方は、企業によって様々でしょうが、最近では、教育の視点で社会貢献をしたいと考える企業が増えているそうです。学校現場への出前授業などがそれに当たります。企業の資源である「人、モノ、技術、理念」などを生かして「社会」と「学習」をつなぐというイメージです。

 

岡山県生涯学習センターは、教育につながる社会貢献という視点で、企業側にアプローチを試み、センター主導のプログラムを作成したそうです。早速、小学校の現場で活用されているそうです。

 

例えば、小学校2年生対象に、テーマパーク事業を手掛ける企業と連携して「うごくうごくわたしのおもちゃ」という授業を作成しました。

 

子どもたちに、遊ぶことの意味を考えさせた後、実際に手作りおもちゃで遊びを体験。手作りのおもちゃを通じた遊びの中で、子どもたちの話し合いにつなげていくようなプログラムになっています。

 

他にも、6年家庭科「共に生きる生活」(環境コンサル企業と連携)・5年理科「流れる水のはたらき」(土木建築企業との連携)などのプログラムがすでに行われたそうです。

 

民間企業で働いていたおやじ園長から言わせれば、民間企業が持つ「ヒト・モノ・カネ」は、学校組織では考えられないくらい、価値のある資産です。これを子どもたちの学習に活用しない手はありませんね。これからも、さらに、民間企業に「学習」という社会貢献の形で、学校に関わってもらいたいと思っています。

2021年

4月

30日

「良い」「悪い」をはっきり言う

今日で4月もおしまいです。新年度がスタートして1ケ月が経過しました。保育園の新人園児たちも、慣れてきたのか笑顔の時間が増えました。また、寺子屋3番さんの体操教室は、見違えるほど立派です。体操すわりができて・・・順番を抜かさないで並ぶ・・・前の人を押さない・・・体操の先生からのお願いがきちんとできています。

 

さて、まだまだコロナ禍が続きますが、昨年は学校が休校していたので、今年は子どもたちが登校できる環境で、本当によかったです。学校では、まずはこの1カ月で、子どもたちは担任から評価されると同時に、担任への評価も行われています。

 

この1カ月で、教師のリーダーシップを確立しないと、1年間の長丁場を乗りきることができませんね。

 

私の長男が、小学校4年の時の担任の先生は、「子どもになめられるか否かは、最初の3日間が勝負だ!」と言っていました。「声は大きく・・・良いこと・悪いこと、先生の考えをはっきりと、具体的に言わないと、子どもたちには伝わらない」と続けます。

 

例えば、朝のあいさつで言えば、子どもの中にはダラダラとあいさつしたり、声が小さかったり、おしゃべりに夢中であいさつをしない子もいます。この時に、朝の会で毅然と「きちんとあいさつできていない人がいました。もう一度あいさつしましょう」と言えるかどうかがポイントだそうです。これで、朝から子どもたちの背筋が伸びるそうです。

 

普段の生活でもそうです。今日は、さいたま市内の小学校で離任式が行われましたが、離任式のために会場の掃除をすることになったとします。掃除の前に、「みんなできれいにしましょう」という言い方は、NGです。その目的を具体的に言わないといけません。「お世話になった先生への離任式があります。会場を美しく掃除できるといいですね」と、前もって望ましい行動を示すそうです。

 

掃除が終わり、教室に帰ってすぐに話をします。「○○君と○○さんは、隅々まで掃除をしてくれていて先生はうれしかったです。掃除を頑張った人は手を挙げましょう。素晴らしいですね」と、誰が良いのか、誰が頑張っていたのか、きちんと示すのです。全員に対して「みんな頑張りましたね」ではいけません。誰が良いのかはっきりさせるのです。

 

ただし、頑張った子に向けて前向きな感想や評価をしますが、さぼった子に焦点ををあてません。頑張った子に焦点化するのが、ミソだそうです。

 

どうですか・・・納得いきますね。こんな感じで、「良い」「悪い」を具体的に話すことで、子どもたちは先生の話をきちんと聞くようになり、頑張ろうという気持ちになっていくのです。

 

保育園の子どもたちへも同じです。先生が子どもたちに、具体的に話すだけでなく、子どもの話が具体的でなければ、「それはどういうこと?もっとわかるように言って!」と促すのです。親子の会話でも、試してみませんか。

2021年

4月

29日

カブトムシは夜行性じゃない!?

アメリカの一流学術誌「エコロジー」に、山口大学の研究成果が掲載され、大きな話題になっています。内容は、「日本のカブトムシは完全には夜行性じゃない」という内容だからです。

 

このニュースが凄いのは、埼玉県の小学6年生の柴田君の研究がベースになっているからです。

 

柴田少年は、2019年と2020年の夏、自宅の庭にあるシマトネリコという木に来るカブトムシの数を1日3~5回、毎日カウントしました。その結果、夜が明け完全に明るくなっても多くの個体がシマトネリコでエサを食べたり交尾をします。2020年には、カブトムシに油性マジックで固有の印をつけて追跡します。162の個体調査から、多くの個体は、夜間にシマトネリコに飛来し、日中もそのまま同じ木にとどまり続けていることが判明しました。中には、24時間以上同じ木で観察される個体もあり、クヌギでみられるものと全く異なる行動パターンだったようです。

 

一般的に、カブトムシやクワガタが集まる木は、クヌギのように「どんぐり」が実る木というイメージがありますが、シマトネリコは、台湾やフィリピンなど東南アジアが原産で、近年は庭木や街路樹で国内各地に植えられています。

 

どうして、シマトネリコに集まるカブトムシは夜行性じゃないのか・・・の研究は、これから、柴田少年が解明してくれるかもしれませんね。彼は、この2年間、7月から8月にかけて、一日も欠けることなく、記録をとり続けたそうです。

 

この夏・・・カブトムシを見つけたら、柴田少年の研究を思い出してみましょう。小学生の熱い研究です。

2021年

4月

28日

すべての子どもに ▢ を。

子どもたちの屋上遊びが、広がっています。自転車・生き物のエサやり・木登り・おままごとだけでなく、「カラスノエンドウ」のさや集めが、最近のブームです。野草と言いますが、いわゆる雑草です。5歳女の子が、お皿いっぱいに集めたので「これは、なんていう名前か知っている?」と聞くと、何と「カラスノエンドウです」と答えられたのです。いつ覚えたのか・・・驚きの正解です。

 

さて、ユニセフから学校募金のポスターが届いたのですが、これまたビックリのタイトルです。

 

すべての子どもに、▢ を。

 

どうですか・・・空欄の□には、それぞれが、言葉を入れてくださいという意味です。これが、「しあわせ」とか「えがお」とか、言葉が入っていると、逆に印象に残らないポスターになってしまいますね。

 

この一年余りの間に、新型コロナウイルスが、国境の隔てを越えて世界中に広がりました。このウイルスは、日本を含めたどの国の子どもたちに対しても、等しく脅威となりました。日本の学校では、「きちんと手を洗おう」を基本行為として、子どもたちは実践してきました。

 

しかし、「世界の学校の43%に、石けんと水を備えた手洗い設備がない」という事実があることをご存知ですか。正直、コロナ対策以前の問題です。

 

ユニセフの学校募金のポスターに、あえて□の空欄を設けたのは、私たちへの問いかけでもあるのです。この問いかけは、大人だけでなく日本の子どもたちにも向けられています。この問いを、子どもたちにとって大切な学びの一つにしたいですね。

2021年

4月

27日

2022年度 高校新教科書

今日の寺子屋は、さつまいもの苗を植えました。年長園児になると、3月に植えたジャガイモは、種芋を植えるのに対して、さつまいもは、種芋ではなくて、茎の部分を植えるという違いを理解しながら作業できます。そして、自分の苗を植えると、新人寺子屋3番のフォローにまわりました。

 

植付けが終わると、さつまいも畑の横に「クサガメのおうち」があるので、お楽しみタイムは、クサガメさんの散歩です。全部で6匹のクサガメを散歩させましたが、寺子屋3番さんたちは、畑仕事よりも、カメの散歩に大喜びです。

 

さて、この春中学3年生になった生徒が、高校に入学する2022年度から、高校の教科書が変わります。地理歴史で必修となる新科目「地理総合」や「歴史総合」では、生徒たちへの「問い」がちりばめられています。

 

例えば・・・「オリンピック開催地と世界各地でのテレビ中継の時間帯から時差を考えよう」「若者はなぜヒトラーに協力したのか」といった内容です。考える素材として写真や地図、年表などの資料がページの多くを占めます。

 

ねらいは、黒板を写し、教員の説明を聞くといった受け身の学習からの脱却です。いわゆる、アクティブラーニングが授業の柱になります。

 

福島県立脇町高校では、地理総合を先取りした授業をすでに行っています。シンガポールの水問題を扱う授業では、「熱帯多雨なのに、水不足に陥るのはなぜか?」を生徒たちが話し合います。地理情報、地形図、歴史などを基に話し合います。生徒たちからは、「一人で考えるよりもずっとわかりやすい」「地理だけでなく歴史的背景もわかった」と感想が聞かれます。まさに、「考える授業」ですね。

 

ただし、アクティブラーニングの問題点は、教員の力量次第で、授業の質に差が出ることです。それも、いわゆる教師用のあんちょこ(虎の巻)で、課題設定や討議の手順を分かりやすく示し、教える側にも手厚い内容になっているそうです。

 

もう一つの問題点は、アクティブラーニングで議論が深まるには、やはり知識がないといけません。基礎学力も重視する必要があります。

 

ともあれ、生徒たちが、自ら進んで学ぶ授業にこれからは変えていかないと、「自分で考えて自分で答えを出せる人」にはなれませんね。

2021年

4月

26日

引きこもり文学大賞

4歳男の子は、この週末、愛知県で行われたバイクのレースに参加しました。前日の練習での転倒が、弱気の気持ちを引き出してしまったようで、結果は優勝とはいきませんでしたが、「カッコイイなぁ~!」と先生や他の園児に言われてドヤ顔です。自己肯定感は200%と言ったところでしょうか。

 

さて、「引きこもり文学大賞」をご存知ですか。自ら引きこもり経験のある精神科医の東徹(ひがしとおる)さんが、引きこもりに向けられる社会の視線や、問題の報じられ方を変えようと、2019年から、クラウドファンディングで資金を募り、今年は「引きこもり絵画大賞」も設立しました。ノミネート資格は、「引きこもりのひと」「引きこもりだったひと」です。

 

東さんは、引きこもり問題の報じられ方について、違和感を持っていたと言います。引きこもりは悪いこと、なんとか社会に出なければいけない、出さなければいけない、という観念が非常に強いことへの違和感です。

 

「引きこもりの当事者は、よりプレッシャーを感じてストレスを抱え、自己肯定感を持てなくなり、結局、引きこもりのまま苦しみ続けます」と東さんは言います。

 

2019年の第1回の大賞作品は、「つうじょうじん」です。作者の山添さんは、いじめや不登校で、家族からも見放され、10年以上も引きこもり生活を送ったそうです。しかし、この大賞を機に、作家としての人生を進むといいます。

 

「つうじょうじん」は、引きこもらずに人生を過ごす人々「つうじょうじん」を風刺的に描いた作品です。こんなセリフがあります。「君は引きこもらずに32年も過ごして、今後は一体どうするつもりなんだ?」・・・ブラックユーモアのセンスもたっぷりの作品になっています。

 

正確な数字はわかりませんが、現在、日本には100万人を超える「引きこもり」があると言われています。どうしても、私たちの多くは、マイナスのレッテルを貼ってしまいます。

 

しかし、この取組みが、世間の引きこもりへの視線を変化させるきっかけになり、ひいては、引きこもりや元引きこもりの人たちにとって生きやすい社会にするための一歩になればいいですね。

 

自分以外の人は、様々な考えを持ち、様々な環境下で生活をしている・・・違うことを私たちは、当たり前のことにしないといけません。

2021年

4月

25日

親の仕事を見せる

保育園のホワイトボードには、様々な職業のイラストが貼ったままになっていますが、子どもたちは、野球・サッカー・ゴルフなどのスポーツ選手や、パティシエ・花屋さんなどに興味を持ちます。

 

しかし、昨年12月のある調査では、小学生男子の志望職の1位は、スポーツ選手ではありません。例年上位に入る学者や博士でもありません。ユーチューバーでもないです。何と、一番は「会社員」だそうです。

 

新型コロナウイルス対策で在宅勤務が増え、親が働く姿を目にするようになったからかもしれませんね。「こうは、なるまい」ではなくて、「自分もこうなりたい」とプラスに子どもたちが思ったのは、少しうれしい気分になります。(笑)

 

子どもにとって、親の仕事を見る機会は、あまりありません。在宅勤務では、テレビ会議で議論する父親の姿や、パソコンを真剣な顔で叩いている母親の姿を子どもはのぞき見していたのでしょう。

 

私が前に勤めていた洋菓子の会社では、夏休みに従業員の子どもを会社に招いて、「プリンを作ろう!教室」を行っていました。子どもは、大好きなプリンを作る楽しみだけでなく、親が働いている姿も見学します。ほとんどの子どもが、「パパの仕事・・・ママの仕事は、かっこいいね!」と思って、帰宅していきます。親子で、仕事についての会話が増えることは、言うまでもありません。

 

どんな仕事でも、子どもたちが「仕事って・・・大変かもしれないけど、楽しく頑張りたいなぁ~」と思えるように、私たち大人は、子どもたちに仕事の話をしたいですね。

2021年

4月

24日

『NOT ジャケ借り』

今日は、久しぶりに小学校2年生の女の子が、学童で登園しました。キャンプ大好き少女で、ほぼ毎週のように、ママと姉の3人で女子キャンプを行っています。パパ抜きです。彼女が、今日は畑仕事で大活躍です。草むしりをして、米ぬかなどの肥料をまいて畑を耕し、ゴーやとミニカボチャの苗を植えました。

 

キャンプで鍛えたアウトドア感覚は、畑仕事にもつながるようです。たくさんの収穫が期待できますね。

 

さて、レンタルのTSUTAYAでの取組みで、「NOT  ジャケ借り」というのをご存知ですか。ふつう、映画のDVDをレンタルする時は、ジャケットの写真を観たり、あらすじなどが書かれている部分を読んだりして決めますね。

 

ところが、「NOT  ジャケ借り」は、ジャケット部分を隠し、キャッチコピーだけでその作品の魅力を伝えるDVDのレンタル方法です。店舗には、「NOT  ジャケ借り」コーナーがあります。

 

例えば・・・

 

涙で顔面崩壊してみないか? 

「マンデラ自由への長い道」2013年イギリス・南アフリカ

 

両親の出会い、知りたくない?

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」1985年アメリカ

 

こんな会社に勤めてみたい

「モンスターズ・インク」2001年アメリカ

 

伸びしろ、余らせてません?

「ビリギャル」2015年日本

 

四季よりも、美しい

「海街diary」2015年日本

 

どうですか・・・言葉の魅力で、借りたくなりましたか?

 

実は、ある小学校の先生は、「これなら小学生でもできる!」と感じて、「NOT  ジャケ借り for  BOOK」という取組みを行っているそうです。図書室で、コーナーを展開して、子どもたちが考えたコピーで、本の紹介をしているのです。

 

もちろん、小学生が、気の利いた、借りたくなるような本のコピーを考えることは、簡単ではありませんが、これを実践することで、子どもたちの読書量が増えて、言葉の力を磨くことにもつながったそうです。

 

とても、興味がある取組みですね。まずは、TSUTAYAの「NOT  ジャケ借り」を覗いてみませんか。

2021年

4月

23日

世直し源さん

年少寺子屋3番の体操教室・・・最初は、すべてにおいて「大丈夫かな?」でしたが、4回目となると、着替えるのも早くなり、サーキットトレーニングもなかなか様になってきました。鉄棒は、ロボット的な動きで、びくびくしていた数名が、今では、一人で頑張ります。子どもたちは、本当にすぐに覚えてしまうのですね。

 

さて、今から30年前、堕落した政治に対する痛烈な批判書として、現役の国会議員も含め、多くの人々に衝撃を与えたマンガが、業田良家さんの「世直し源さん」です。

 

登場するのは、ステテコ姿の内閣総理大臣、源さんこと本田源太郎(52歳)です。外見だけでなく、言動も行動も総理らしからぬ源さんは、日本の政治システムの根本を変えようと「国会議員性根たたき直し法案」を閣議で提案します。国会議員の歳費を1億2千万円とし、政治献金を禁止、国民のためになる独裁政治を行うなど、驚くべき内容です。

 

当然、議員たちは皆これに反対し、あらゆる手段で妨害しようとします。しかし、若手議員を中心に次第に与野党の垣根を越えて、源さんの支持者は増えていくのです。

 

政治と金を切り離し、本来の職務である「国民の幸福のために働く」ことに専念するための法案であることが理解され、源さんの型破りの行動や演説に感銘を受けた議員たちが、それぞれの初心を思い出していくのです。

 

官僚の接待問題や国会議員の公職選挙法違反問題などが、いつの時代も世間をにぎわせますが、政治の世界に限らず、日本の組織において、そもそも職務の目的から外れ、狭い範囲の利益のために働いてしまうことは、私たちのような一般人でさえも起こり得ることですね。

 

私たち大人は、時間の経過によって、初心を忘れてしまう事がままあります。こんなマンガでも読みながら、時には、「自分の仕事の本質・目的は何なのか?それに向かって自分は動いているのか?」を考えないといけませんね。

2021年

4月

22日

アクティブラーニングに苦戦

今日は、合計24本のトマトの苗を子どもたちと植えました。はい。目的は、つまみ食いです。ちょうど、プールが始まる7月には、収穫がスタートする計算です。

 

今回は、ミニトマト3種と中玉トマトの4種類の苗を植えました。カゴメ・デルモンテ・サントリーなどなど・・・「○○でおいしい!」をうたった苗です。今年の夏は、トマトの食べ比べも楽しもうと思っています。(笑)

 

さて、昨年度からスタートした新しい学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学び」いわゆるアクティブラーニングを実践するようになっていましたが、新型コロナウイルス感染の影響で休校が続き、普通の授業もままならない状況でした。今年度が、実質のスタートと言えます。

 

しかしながら、話し合い活動を積極的に取り入れても、なかなか深い学びにつながっていかないというのが、若い先生の悩みだそうです。小学校も中学校も同じ悩みを抱える教員がチラホラ・・・出てきたようです。

 

専門家の意見を聞いてみましょう。

 

アクティブラーニングを実現する前提条件として、生徒・児童が自由に発言できるクラスの雰囲気づくり、学び合いや教え合いができる人間関係づくりが大切といいます。話し合いの活動だけで終らせないように、この授業で何を学ぶのか、身に付けさせたい力は何かなどの目標を明確にして授業をする必要があるようです。

 

具体的な進め方は、「課題について一人で考える」→「グループで考える」→「全体で発表する」→「まとめる」という流れです。この中で、一番のポイントは発表だそうです。

 

発表で他の人に説明するには、まず自分で理解して文章にまとめないといけません。自分が納得するまでとことん調べて解決すれば、必ず新たな疑問が生じ、自然とその課題に主体的に取り組む姿勢が生まれてくるのです。

 

保育園の寺子屋で、グループで話し合って、リーダーが発表するという取組みをよく行います。もちろん、課題は「食べたいクリスマスケーキをグループで1つ決めてください。どうして、そのケーキにしたか、理由も発表してください」といった簡単な内容ですが、発表するとなると、子どもたちは、なかなか素晴らしい話し合いをしているのです。

 

アクティブラーニング式の授業は、これも経験を積んでスキルが上がっていくものです。キーワード「グループで発表させる」を盛り込んで、全国の先生たちの個性あふれる授業を期待したいですね。

2021年

4月

21日

こだまでしょうか

勝手に「初夏を告げる昆虫」と呼んでいるのが、クマバチです。ここ数日、子どもたちは虫アミを持って、クマバチを追いかけます。まるでヘリコプターのように低空飛行で飛んでいます。動きは複雑ですが、スピードはあまり速くないので、大きい園児なら簡単につかまえることができます。

 

屋上で、気持ちよく飛んでいるクマバチは、オスですので、子どもたちを刺したりしません。それを知っているので、子どもたちの行動も大胆で、クマバチを直接触る園児もいます。「つかまえたぞ!」「逃げられた!」の子どもたちの声が、屋上に響きます。(笑)

 

さて、今日は、私が大好きな「みんなちがってみんないい」の詩人、金子みすゞさんの「こだまでしょうか」を紹介します。2011年の東日本大震災の後に、テレビCMで放映されたので、記憶に残っている人も多いかもしれませんね。

 

「遊ぼう」っていうと「遊ぼう」っていう。

「ばか」っていうと「ばか」っていう。

「もう遊ばない」っていうと「遊ばない」っていう。

 そうして、あとでさみしくなって、

「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。

 こだまでしょうか。

 いいえだれでも。

 

最後の言葉に、ドキッとしますね。同じ言葉を返すのは、こだまだけでなく人間だって同じです。保育園の子どもたちは、特にそうですね。「ばか」と言われれば「ばか」と言い返します。

 

自分が嫌な言葉を出せば、相手も嫌な言葉で返してきます。もちろん、その逆で、素敵な言葉で語りかければ、素敵な言葉が返ってきます。

 

当たり前のことかもしれませんが、言葉は、人を幸せにすることもできますが、人を深く傷つけることもあります。時々でいいので、自分が使っている言葉について、考えることも必要ですね。言葉は、時に「こだま」になるのです。

2021年

4月

20日

濃い鉛筆が主流

今日は、ピクニックランチを行いました。快晴の屋上で、ママが作ったお弁当を楽しむ行事です。新人寺子屋3番さんたちは、初めての参加となり、お弁当のリクエストをママにしたり、忘れないで!とママに念押ししたりと、楽しみにしていました。

 

屋上に到着すると、自分でレジャーシートを広げて、お弁当箱を取り出し、みんなで食べるピクニック気分もあって、しっかりと完食しました。きれいに食べられました。なかなか立派です。ビデオに向かって「ママありがとう!」のメッセージも心がこもっていました。

 

さて、私たち大人が小学生の時に使っていた鉛筆は、HBやBでした。どちらかと言うと、硬くてあまり濃くない鉛筆です。鉛筆の濃さは、日本産業規格(JIS)によって、9Hから6Bまで、17種類に分類されています。Hはハード(硬い)、Bはブラック(黒い)を意味しています。黒鉛の量が多いほど黒く濃くなります。

 

しかし、この規格を超えた鉛筆が次々に登場しているそうです。三菱鉛筆の「ハイユニ10B」や、ドイツの文具メーカーステッドラーは、12Bの鉛筆を販売しているそうです。ある文具店では、新入学児童の保護者が10Bの鉛筆をこぞって買っていくそうです。

 

トンボ鉛筆のデータでは、1999年はHBが43%でトップで、2Bは22%でしたが、2019年は、2Bが51%とトップとなりHBは20%と半減しているそうです。

 

保育園の寺子屋園児が使う鉛筆は、ずっと4Bですね。もちろん、濃くてしっかりと太い字を書いてもらうためです。

 

濃い鉛筆ばかり使っていると、子どもの手の感覚が育たないとの指摘もあるようですが、濃い鉛筆で書くと、とめやはねがしっかりと強調されて、「書いたぞ!」という達成感が子どもに生まれるような気がします。

 

あなたの子どもの筆箱には、どんな鉛筆が入っていますか。

2021年

4月

19日

プロゴルファーを育てるコスト

今日は、ミドリガメのいけすに、赤ちゃんガメがプカプカと浮いていました。ベビー誕生です。生まれてから、暖かくなるまで、土の中で過ごし、テクテク歩いて、いけすにダイブしたのです。実は、赤ちゃんガメは泳ぎが下手なので、しばらくは、飼育ケースで育てます。子どもたちが、興味津々で赤ちゃんガメを観察します。

 

この春は、クサガメやニホンイシガメの赤ちゃん誕生も期待しているので、しばらくは、赤ちゃんガメが溺れていないか、しっかりとチェックです。

 

さて、松山英樹選手が、マスターズ・トーナメントで優勝してから1週間が過ぎましたが、これを機に「わが子にもゴルフをやらせたい」と考える親御さんが増えているそうです。ゴルフのジュニア専門スクールでは、明らかに体験入学者が増えているとのことです。

 

そこで、子どもをプロゴルファーにするためのコストはどのくらいかかると思いますか。

 

レッスン料が月に1万円、月イチで開催される大会の参加料1万円、道具代が10万円、その他、全国大会出場が5万円、週末に家族でコース5万円など、小中学生の時期でも年間100万円はかかるようです。

 

こう考えると、我が子がプロになるまでの費用は、ざっと1千万~2千万といったところです。もちろん、プロになれる保証はありませんね。そして、松山選手のような選手を育てる最も必要なものは、お金も大事ですが、一番は親のサポートです。地方移住も含め、どうやって練習環境を整えるか。そして、子どもたちの「うまくなりたい」という気持ちを持続させることができるか・・・松山選手も石川遼選手も、とにかくゴルフが大好きで、休みの日も練習場に行くそうです。そういう向上心は、小さい頃にゴルフとどう向き合うかで決まるといいます。

 

マスターズ優勝後、松山選手はこう言いました。「今テレビを見ている子どもたちが、5年後10年後に、この舞台に立って、その子たちとトップで争うことができたらすごく幸せです」

 

松山選手の生涯獲得賞金は、約36億5千万円です。「第2の松山」を育てるために必要なものは・・・相応のお金と揺るぎない「親の覚悟」なのです。

2021年

4月

18日

子どもたちの美術鑑賞

今日は、天気予報が前倒しになって、朝からお日様が輝いています。気分的には、外を散歩したり、ガーデニングで庭いじりや家庭菜園があるなら畑仕事もいいですね。そして、たまには美術鑑賞もしたくなってきます。

 

そんな感じで、美術館に足を運ぶと、私たち大人は、一点ずつ丁寧に説明パネルを読んでしまいます。作品を鑑賞する時間以上に、説明や解説を読み込んでしまいますね。そして、この作品は「有名な作家の美術作品だから素晴らしい」と先入観で評価してしまいがちです。そこには、自分の感性など、どこかに行ってしまっているのです。

 

ニューヨーク近代美術館で勤務していたアメリア・アレナスさんが始めた鑑賞教育が、多くの学校の美術の授業で取り入れられているそうです。

 

まずは、一枚の絵をスクリーンに映し出す。「さて、この絵の中では何が起こっているんだろう?」と問いかけて、鑑賞者同士で対話をさせながら、自分の感じたことや考えたことを深めていくという授業です。

 

もちろん、作品のタイトルも作者も事前に教えません。子どもたちが、先入観なしに、作品と対峙して心に浮かんだことを話すのです。個々の経験や体験に基づき、感じ方が違うことを子どもたちは知ります。

 

どうですか・・・これからの時代は、「正解のない問題に対して、どうやって自分の答えを見つけられるか」なんて、よく言われますが、まさに、この美術鑑賞の授業では、正解のない世界を考えるきっかけになるかもしれませんね。

 

これは、案外、美術鑑賞だけの話ではありませんね。私たちは、他人や世間の評価というノイズを取り除いて、目の前のヒトやコトを見つめる時間が必要かもしれません。

2021年

4月

17日

オケラ

有名な童謡「手のひらを太陽に」は、アンパンマンのやなせたかしさんの作詞というのは有名ですね。少し、聴いてみましょうか。

 

♬ぼくらはみんな 生きている 生きているから 歌うんだ

 ぼくらはみんな 生きている 生きているから かなしいんだ

 手のひらを太陽に すかしてみれば まっかに流れる ぼくの血潮(ちしお)

 ミミズだって オケラだって アメンボだって

 みんな みんな生きているんだ 友だちなんだ

 

 こんな感じで、1番から3番まで、生き物が登場します。

 2番は、♪トンボだって カエルだって ミツバチだって

 3番は、♪スズメだって イナゴだって カゲロウだって

 

子どもたちは、歌詞にある生き物をイメージして歌っているのでしょうが、「オケラ」だけは、まったくイメージできない「何?虫なの?鳥なの?」と思って歌っています。ひょっとしたら、大人の多くも「オケラ」(正式な名前はケラ)を知らないのかもしれません。あなたは、知っていますか?

葦が生い茂る休耕田脇のあぜ道を歩いていると、すばやく移動する小さな生き物がいます。ギザギザとしたモグラのような前足を動かし、器用に草をかき分けて進んでいきます。実は、私も子どもの頃に見てから、何十年もオケラに出会っていません。オケラはコオロギの仲間で、日本全国に生息しているのですが、農薬が多く使われるようになってから、ほとんど見ることが少なくなってしまったのです。一時のホタルのようですね。

実は、この昆虫は凄いのです。体全体に細かい毛がびっしりと生えています。この毛のおかげで、土の中でも泥や汚れが付きにくいうえ、水をはじいて水面に浮いて泳ぐこともできるのです。背中には、コンパクトに畳まれたハネがあり、空も飛べるのです。

どうですか・・・地中・陸・水・空で活動する昆虫です。水陸両用の戦車が、空も飛べるという想像もできないスーパー昆虫なのです。

 

童謡「手のひらを太陽に」を子どもと歌う機会があったならば、是非とも「オケラ」の話をしてほしいですね。(笑)

2021年

4月

16日

教員の喉を守るには

今年度の新人園児も少しずつ保育園生活に慣れてきました。今日は、新人が全員集合したので、ビデオ撮影をしていたのですが、泣かずに遊んでいるシーンがたくさん撮れました。

 

さて、ホワイトきゃんばすのでは、今、喉をやられている先生がいますが、保育園・幼稚園の先生や学校の教員にとって、商売道具は「声」です。年度初めの4月は、教室がどうしてもざわついているので、ついつい大きな声を出してしまいます。

 

大きな声を出すだけでなく、子どもの声の高さに自分の声を合わせてしまう事が、大きな要因だそうです。子どもは、喉の位置が高いので音色が明るいのですが、大人もついつい合わせてしまうのです。喉の位置を下げて、大人の低めの声で話すと、声を崩しにくくなるようです。

 

「教師をしている以上は、仕方ないことなのかと半分諦めている」という教員が多いのかもしれませんね。特に、入学から日が浅い1年生は、言語能力を考慮し、細かな指導が必要だと考える教員が多く、チャイムが鳴れば児童に呼び掛けて席につかせるなど、大きな声を出す頻度は中・高学年に比べて多いですね。

 

オペラ歌手で医師のさいだ耳鼻咽喉科クリニック院長の齊田さんのところには、「声の悩み」を抱える教員が全国から訪れるそうです。

 

声帯に過度な負荷が加わることでできる「声帯結節」の疾患は、教育関係者が占める割合が高いとのことです。しかし、先生になるに当たって、発声や話す技術を学んだりトレーニングしたりする機会はほとんどありませんね。

 

齊田先生が言う「良い声」とは、周囲がよく聞き取れて、本人が長時間疲れずに話せる声のことを指します。先生は、普段の生活の中でできることが2つあると言います。

 

1つは、毎日の入浴をシャワーで済ますのではなく、浴槽に10分つかることで、声帯の充血やむくみを取るために、体の血流を良くする。2つ目は、部屋を加湿することです。湿度は40~60%が理想だそうです。

 

コロナ禍では、マスク越しに大きな声を出すので、なおさらですね。今月は、「自分の喉を守る」を意識して、子どもたちと過ごしてみましょう。

2021年

4月

15日

修学旅行

この夏に行うサマーキャンプの案内を出しました。昨年は、埼玉県立の研修施設を予定していたのですが、コロナの影響で宿泊が中止となり、やむなくデイキャンプとしました。今年度は、対象を年長園児6名とし、宿泊を伴う計画にしています。

 

「我が子が、いよいよサマーキャンプをする時がやってきました。親元を離れての初めての宿泊に、親もドキドキです」という保護者のコメントがありました。しかし、サマーキャンプを終えた園児の成長に、保護者は驚くことになることでしょう。

 

さて、昨年度の公立中の修学旅行のデータがあります。関東・東海・近畿地区の公立中学校を対象として行った調査では、35.2%の学校が修学旅行を中止したそうです。特に、関東地区では、68.4%にもなりました。

 

修学旅行を行った中学校でも、8割が、訪問先を変更したり、1泊2日または日帰りに短縮したそうです。関東の中学校では、行き先を「関東」は、0.1%から19.3%に増え、「関西」は、90.3%から45.8%へと半減したそうです。関東の中学校の修学旅行先の定番は、「京都・奈良」ですが、予定通りに行った中学校はわずかでした。

 

今年度は、どうなるか?・・・文科省は、4月1日付で、公私立学校や教育委員会などに対し、本年度の修学旅行は実施することが望ましいとする文書を出しました。感染症問題が深刻化して、当初の予定通りに行えない場合でも、訪問先の変更や日程を短くして「実施に向けての特段の配慮をお願いする」と求めています。

 

私もそうですが、多くの人が、小中高校の修学旅行を鮮明に覚えていますし、大人になった今でも大切な思い出として残っていますね。大人への成長につながる、大切な通過点と

なる行事の一つと言えます。

 

私の中学の修学旅行は、定番の「京都・奈良」でしたが、当時としては珍しく、団体でのバス移動ではなく、5人グループでの自由行動です。事前の計画作成やグループのメンバーだけで知らない土地を訪問するわくわく感・・・成長のきっかけにもなった大切な経験でした。

 

今年度も、コロナの影響は続きますが、子どもたちから修学旅行の経験だけは、奪ってほしくないですね。

2021年

4月

14日

日本式教育

昨日は雨で屋上遊びができなかったので、今日は小雨でも「屋上で遊ぶ!」と元気な子どもたちです。小雨でもドロ遊びが大好きです。カメやメダカのエサやりにも夢中です。

 

さて、先日、テレビ番組で、日本の小学校の自分で子ども自ら配膳する給食とクラス全員で掃除をするシーンが、SNS上で世界に配信され、話題になっていることが報じられていました。日本の子どもたちにとっては、当たり前のことが、海外では「なんで!凄い!」となるようです。

 

日本の食文化が評価されたり、「いただきます」「ごちそうさまでした」と礼儀正しく食事をする習慣は、小学校での給食習慣が起因すると言われ、日本の街が、公衆のゴミ箱が少ないにもかかわらず、ゴミが落ちていないのは、小学校での掃除習慣があるからとも言われています。

 

そんな、日本の小学校では当たり前の「日直」「掃除当番」「学級会」「給食当番」などの活動が、最近は海外の学校でも取り入れられているそうです。

 

エジプトでは2018年から日本式教育校を作り、現在は43校あるそうです。将来的には100校まで増やすビジョンがあるとのこと。アブドルファタハ・シン大統領がこの計画を進めていますが、2016年に日本を訪れた時、東京都内の公立校で見た、規律ある学校生活に心を動かされたとのことです。

 

すぐに、日本国内の40~60歳代の校長・教員経験者を招き、すでに、11人が日本式教育校で働いているそうです。

 

「これまで、エジプトの学校では考えられないような、協力して物事を進める力が確実に育っている」「子どもが家の掃除を進んで行うようになった」と、大絶賛です。

 

個人主義が高い国には、日本式の集団生活をベースにした環境が、効果を発揮するのかもしれませんし、日本では、逆に「みんな一緒」でなく「私は○○」という教育が、これから必要になっていきます。それぞれの、良いところを吸収して、バランスよく、子どもたちが成長していければうれしいですね。

2021年

4月

13日

たまごのはなし

保育園では、朝の9:30と夕方の17:30の2回「お片付けタイム」で、遊んでいたおもちゃや本を片付けます。動けるのは、3歳児から5歳児の寺子屋園児が中心です。今年も、新年度がスタートすると、お片付けタイムに、とても時間がかかります。その理由は明白で、3月までの年長園児の仕事と同じレベルの仕事が、新年長園児にはできないからです。「寺子屋1番は、おもちゃを集めるんじゃなくて、集まったおもちゃを仕分けする難しい仕事をやって!」と先生たちの声が響きます。これは、時間が解決してくれることでしょう。(笑)

 

さて、今日は「たまごのはなし」という絵本の話です。

 

「やあ、こんにちは。わたしはたまご。今から、わたしのはなしをするからね。」

で、物語はスタートします。

 

家のキッチンに長い間転がっていた「たまご」が、ある日突然目覚めます。いつまでも転がっていることを疑問に思い、初めて立ち上がって動くと、とても気持ちが良かったのです。そして、動く気持ちよさを仲間のたまごにも教えてあげようと思い、顔をたたくのですが、起きる気配はなくヒビが入ってしまいます。

 

次にマシュマロの所に行き、起こそうとしたのですが、やはり起きないので、かじってみます。すると、マシュマロは目を開けて「なんで かじるのさ?」としゃべるのです。たまごはマシュマロの声を聞いて、自分はしゃべったことがないことに気が付き、ついに自分の言葉で話し始めるのです。

 

こうして、たまごはマシュマロと一緒に、キッチンの台を降りて、リビングまで足を運びます。たまごとマシュマロの探検が始まるのです。クッションや時計、ナッツ類などと出会い少しずつ、たまごは世界を広げていきます。たまごの会話は、少々クセがあってユーモアに富んでいます。

 

今日の寺子屋では、ざっと30種類の職業のイラストをホワイトボードに貼って、「あーだこーだ」とおしゃべりをしました。年少園児にとっては、知らない仕事の方が多いですね。将来やりたい仕事も、年長・年中園児は全員言えましたが、年少園児は半分も答えられません。

 

たまごの探検の様に、新しいことを発見しながら、少しずつ見聞を広めていけるようになればうれしいです。子どもたちの「初めての○○」をこれからも大切にしたいですね。

2021年

4月

12日

ランドセルの呪縛

ゴルフの松山選手が快挙達成ですね。世界のメジャー大会のマスターズで、アジア人初の優勝を飾りました。グリーンジャケットがよく似合っていました。「ついに!この日がやってきた!」と、私たち日本人は大騒ぎですが、印象に残るのは、松山選手の冷静さです。彼のメンタルの強さをあらためて感じました。すばらしいですね。

 

さて、小学1年生の卒園児が、保育園に遊びにくる時は、「ランドセル姿」です。在園児は、「わ~い!ランドセルだ。○○色でかっこいいね!」と言いながら、ランドセルの中を見せてもらいます。A4の大きさのノートが入るように、大きくなっていて、様々な機能が付いています。

 

実は、すでに、2022年度入学のランドセルの展示会もスタートしているようで、ランドセル争奪戦は、まだ1年以上もある3月に、最初のピークを迎えるそうです。

 

ランドセルを購入するための活動は、近年「ラン活」と呼ばれ、ヒートアップしています。ランドセル工業会のデータでは、2020年のランドセルの平均価格は、5万3600円だそうです。10年前の3万5000円の1.5倍以上になりました。購入金額を払ったのは61%が祖父母です。

 

「ランドセルに夢と希望をいっぱいつめて頑張ってくださいね」と、幼稚園や保育園の先生たちがよく言うセリフですが、どうやら、夢ばかりではないようです。

 

ランドセルにまつわるモヤモヤは、結構あるようです。「重いので革のカバンではなく、アウトドアブランドのナイロンのバックパックで代用しよう考えたら、まわりと違うということで、家族でもめた」「子どもの意見で個性的な色にしたかったけど、いじめにあうといけないので、赤や黒に近い色にした」「ラン活が早すぎて、支援学校(ランドセルではない)か支援学級(ランドセル使用)か悩む人にとっては、つらい」「祖父母世代からのお祝いだとしても5万円は高すぎる」

 

私も、保育園にランドセルをお披露目にくる卒園児を見ると、夢と希望を感じ、心も楽しくなりますが、現実には、そうではない世界があることを認識しないといけませんね。少し考えすぎかもしれませんが、ランドセルには「画一化」「ジェンダー」「格差」などの社会の問題が詰まっているのかもしれません。

2021年

4月

11日

ドリトル先生と斜めの関係

 

少年トーマス・スタビンズが登場します。彼は家が貧しくて学校に行っていなかったのですが、ドリトル先生に弟子入りして動物たちの世話をする代わりに、読み書きを習います。そのうち、ドリトル先生の記録係となって、冒険の旅に出かけます。最後は、2人はとうとう月世界旅行にまで行ってしまうのです。

 

ドリトル先生の世界では、スタンビンズくんは先生と斜めの関係にあります。先生は、スタンビンズくんを子ども扱いせず、命令や叱責もしません。対等の人間として公平に扱っています。そして、スタンビンズくんも先生を純粋に尊敬します。

 

保育園や卒園児の小学生に対して、園長である私は、どんな関係になっているか・・・を考えてみます。「斜めの関係」は、理想的な関係ですが、小さい園児にはたぶん通用しません。

 

良いことと悪いことの分別がつかないうちは、「○○しちゃダメだよ」と教えないといけない時もあります。それが、寺子屋園児となり、小学生へと成長を続ける中で、「斜めの関係」の時間が長くなっていくのです。子ども一人一人、もちろん違います。

 

斜めの関係が長く持続できるようになると、子どもは、親にもなかなか話せないようなことを相談できるようになるのです。

 

ドリトル先生のような「斜めの関係」を築くには、現実の私たちの生活の中では、簡単ではありませんね。ついつい、子どもに小言をぶちまけてしまいます。「今は、我慢して、ガミガミ言わないで見守っておこう」と、私は何度も思うのですが、気がつくと「あーだこーだ」と口出ししてしまいます。(笑)

 

親以外の大人の立ち位置は、時には「斜めの関係」がいいのかもしれません。どうですか・・・「斜めの関係」を意識してみませんか。

2021年

4月

10日

新一年生への言葉

今日は、卒園児が小学校へ入学して最初の土曜日。6歳女の子が学童で登園しました。1年2組になった彼女は、クラスに知っている子はいません。入学式では、校長先生の言葉に、きちんと頷いて対応し、顔をまっすぐに向けて、堂々と歩いていたそうです。

 

そして、すぐに二人の女の子と仲良しになって、楽しく話ができたそうです。入園当時は泣き虫だった彼女が、保育園での集団生活で、自分の意見をしっかりと言えるようになり、小学校の入学式当日に、クラスの子と会話できるなんて・・・保護者もビックリです。

 

そして、今日のお昼寝タイムに、近くの公園に彼女たち小学生を連れて遊んでいると、何と、上尾から来た同じ小学1年生の女の子と意気投合し、手をつないですべり台を滑っています。コミュニケーション能力も確実にアップして、嬉しい限りです。

 

さて、そんな卒園児や保育園の園児たちには、自分の考えをしっかりと持ち、友だちと考えを交流しながら、さらに考えを広げて、自分なりの答えを出せるように・・・・と期待します。

 

今日は、あのベストセラーとなった、吉野源三郎さんの小説「君たちはどう生きるか」で、主人公のコペル君に、生きる上でのヒントをくれる「おじさん」の言葉を共有します。

 

「僕たちは自分で自分を決定する力をもっている。だから誤りを犯すこともある。しかし僕たちは自分で自分を決定する力をもっている。だから誤りから立ち直ることもできるのだ」

 

ここで、「おじさん」は、自分で考えることの大切さを強調しています。小学校へは、まだ2日間しか通学していない1年生ですが、失敗から立ち直る力を「自分で考える」という毎日の生活の中で、培ってもらいたいですね。頑張れ!です。

2021年

4月

09日

ジェンダープレッシャー

昨日、今日と卒園児のピカピカの一年生が、ランドセル姿で保育園に遊びに来ました。「1年〇組になったよ・・・先生の名前は、○○先生という女の先生だよ」と、報告してくれます。在園児が、すぐに集まってきて、ランドセル姿の卒園児と記念撮影をします。在園児にとっては、つい最近まで一緒にすごした先輩たちが、とても輝いて見えたようです。

 

さて、昨年亡くなった、アメリカの連邦最高裁判所の判事、ルース・ベイダー・ギンズバーグさんは、差別に毅然と立ち向かう多くの言葉を残しています。「女性は意思決定が行われる全ての場所にいなくてはなりません」と彼女は言いました。

 

東京オリンピックは、ジェンダーフリーの象徴的な大会にしようと動いているので、私たち日本人は、あらためて男女平等の考えを強く持っていますね。

 

しかし、一方で、こんなデータもあります。(2020年5月時点のデータ)

 

大学全体の女子学生比率は45.5%だそうです。この数字を見ると、大学生の男女比率は、ほぼ半々にまでなったと言えます。しかし、東京大学の女子学生比率は19.4%とかなり低いのです。

 

戦前と違って、全国のどこの大学の受験機会も男女差なく開かれています。男女別人数を公表している京都大学のデータによると、試験の合格率は男女ともにほぼ同じです。違うのは受験者数で、男子5477人に対して女子は1628人でしかないそうです。京大も東大同様、受験する段階で、その人数に大きな性差があるのです。

 

これは、「女子は男子に比して、難関大学に挑戦する生徒が少ない。教育社会学の用語で言えば、事前に『自己選抜』している」と分析できます。

 

「女子は高みを狙わなくてもいい」という周りの暗黙の圧力があるのかもしれませんね。能力には性差がないのに、女子は自身の才能を十分に開花するチャンスを奪われているのかもしれません。これぞ、ジェンダープレッシャーです。

 

この数字も、これから改善されて、当たり前のジェンダーフリーの世の中に、日本も早くなって欲しいですね。

2021年

4月

08日

かっこいい大人の姿を見せる

今日は、全国の多くの小・中・高校の入学式ですね。ホワイトきゃんばすの卒園児6名も、今日の入学式に出席しました。一生に一度しかない、人生の節目に「おめでとう!がんばれ!」ですね。

 

さて、そんな子どもたちが、成長し、やがて就職を考える時・・・金銭面だけで選ぶ人と、なぜその企業を志望するのか、そこで何がしたいのかを考えている人とでは、大きな差が出てきます。

 

自分で考え、答えを出す時に必要なのは、「自立」の意識です。この意識は、全ての子どもたちに必要なものですね。この「自立」した大人になるための動機を子どもが持つには、私たち大人のサポートが必要です。

 

ある就職支援の会社が、100人以上の大学生に、「働く楽しみを持った、憧れる大人が周囲にいるか?」を聞いてみると、ほとんどが、2人程度という回答だったそうです。

 

私たち大人は、子どもたちにいったい何を与えればいいのでしょうか・・・モノや環境の他に、子どもと過ごす時間・・・他にもいろいろありそうですね。でも、本当に必要なものを1つ考えると「かっこいい大人の姿を見せること」ではないでしょうか。

 

かっこいいと感じる視点は、子どもによって違うのでしょうが、何かに一生懸命取り組んでいる姿・・・困難に立ち向かう強い心を持った大人・・・困った時に寄り添ってくれる優しい心・・・などなど。

 

子どもたちにとって、親以外の大人との出会いの中で、そんな「かっこいい大人」を見つけるのです。私たち大人の言動や行動が、子どもたちにどんな影響を与えるのか・・・大人の義務とは何なのか・・・改めて考える必要がありますね。

 

保育園ホワイトきゃんばすの最初の卒園児は、この春、中学生になりました。大学進学や就職までは、もう少し先になりますが、かっこいい大人の一人として、卒園児の頼りになる大人でありたいですね。

2021年

4月

07日

占いで新しい自分に出会う

保育園の屋上の池には、冬眠から目覚めたカメたちが顔を出し、うしガエル3匹がひなたぼっこをしています。子どもたちがエサやりを始めると、金魚がエサに群がります。カメも、いつの間にか何匹もあらわれて、パクリと食べ始めました。いよいよ子どもたちの生き物の世話が始まりました。

 

そして、昨日から新しく「めだかの学校」が開校しました。メダカ用の4つのミニいけすに、ヒメダカ・白メダカ・楊貴妃メダカの3種類が泳いでいます。メダカが産卵して、赤ちゃんメダカが生まれるシーンが見られるとうれしいですね。

 

さて、昨年12月22日、約200年に一度の大イベントがありました。木星と土星が重なる「グレート・コンジャンクション」が起きたそうです。そこで、「地の時代」から「風の時代」になったのです。

 

「地の時代」は、経済や権力、安定や積み重ねに価値があるとされていて、末期はそれが腐敗したり、限界がきて崩壊していきます。一方の「風の時代」は、場所や財産を問わず、人とのつながりが重視されていくといいます。

 

権力は腐敗し、年功序列は通用しないケースが増え、コロナ禍でリモートワークの波が押し寄せ、人とのつながりに飢えている・・・なんだか、現代の世相通りのような気がしてきます。

 

どうですか・・・この占い・・・信じますか?

 

今、再び占いブームが日本に訪れているそうです。かつての占いは、「本当に当たるか?そんな胡散くさい話など信じられないよ・・・」みたいな受け止め方が主流でした。しかし、今の占いは「当たりはずれ」を超えて、人生に物語をつける楽しみや、他者への共感にシフトしているようです。

 

高度経済成長期に目指した「成功や成長」という幸せの共通幻想を今は持てなくなりました。それぞれが、自分だけの幸せやファンタジーを持たなければならなくなり「私の正解は何?」と、迷って、自分の人生の延長線上を越えたところから、占いにヒントを求めていると言われています。

 

占いは、「自分で腑に落ちる何かがあればいい。結局は自分で決めないといけない。でも、考えを整理する助けになったり、心が軽くなる時があります」

 

どうやら、それぞれの人生にストーリーがあるけど、占いという要素で、自分の人生物語を作っていく楽しみを求めているのかもしれませんね。

 

私も、血液型・星座・誕生月などなど・・・自分の占い結果を気にしますが、悪いことはすぐに忘れて、良い事だけ受け止めるという都合主義です。(笑)

 

皆さんにとって、占いとは・・・どんなものですか。

2021年

4月

06日

五輪に見放された男~谷津嘉章~

今日の寺小屋は、「30メートル徒競走」を行いました。運動会の最初の種目です。寺子屋3番にとっては、初めて、30メートルの長い距離を走ります。どうだろうか?と思ったものの、12名の新人寺子屋全員が、途中で止まることなく最後まで走り抜けました。園児たちも「楽しかった・・・もっと走りたい!」という感想です。今から、運動会が楽しみになってきました。

 

さて、41年前、五輪出場の夢を絶たれた男が、聖火リレーで石畳の道をゆっくりと走っています。右足は義足です。糖尿病の合併症により、右足を膝下から切断したのです。彼の名は、プロレスラー・谷津嘉章(やつよしあき)です。

 

1980年、当時24歳だった谷津は、モスクワ五輪のアマレス日本代表に選出されながら、出場を果たすことが出来ませんでした。東西冷戦の時代状況において、アメリカの呼びかけに応じ、日本はモスクワ五輪をボイコットしたからです。モスクワ五輪代表のレスリングの谷津は、マラソンの瀬古・柔道の山下・体操の具志堅らと並び、実力的にメダルが期待された数少ない選手の一人でした。

 

モスクワ五輪が幻と消え、谷津はアマレスに見切りをつけ、新日本プロレスへ入団します。スター候補として入団した谷津は、1981年6月、総師・アントニオ猪木のタッグパートナーという破格の扱いで国内プロレスデビューを果たします。

 

しかし、相手はアブドーラ・ザ・ブッチャーとスタン・ハンセンという外国人エースのタッグです。谷津は、ボコボコにされ、最後は血ダルマにされる散々なデビュー戦となったのです。当時高校生だった私も記憶にある谷津の惨敗です。

 

その後谷津は、プロレスラーでありながらアマレスの全日本選手権フリースタオル130キロ級に出場し、6年間のブランクをものともせずに優勝を飾るのです。「プロレスラーがアマチュアに負けたら示しがつかない」と、相当なプレッシャーを押しのけての優勝です。

 

そして、モスクワ五輪の悲劇から8年後の1988年のソウル五輪代表候補となるのです。ついに、五輪出場か・・・しかし、国際アマチュアレスリング連盟が「プロの五輪出場はNG」と待ったをかけ、谷津の五輪出場の夢は、またしても消えたのです。

 

しかし、「悲運の男」谷津嘉章は、41年ぶりに人生の忘れ物を取り返したのです。たった150メートルの花道を約3分間かけて聖火ランナーとして走ったのです。

 

「右足はもうないけど、まだ前に進まなきゃいけないから、区切りをつけておきたかった。・・・これで、俺の五輪は完結したよ」と谷津は語ります。

 

あの長州力のタッグパートナーとして、実力者だった谷津嘉章・・・こうして、彼の中にずっとくすぶっていた、五輪への思いが、ようやく晴れて・・・なんだか、いい話ですね。

2021年

4月

05日

江戸時代の寺子屋

今日は、令和3年度最初の「寺子屋」を行いました。年少の寺子屋3番さんにとっては、ワクワクドキドキしながら、クレヨンで好きな絵をかきました。「今から寺子屋をはじめます・・・おねがいします」「これで、寺子屋を終わりにします・・・ありがとうございました」と、寺子屋のあいさつも今日から覚えていきます。

 

保育園ホワイトきゃんばすの寺子屋は、年長・年中・年少の3学年が学び合いながら成長することがねらいの一つですが、江戸時代の寺子屋は、どんな感じだったのでしょうか。

 

論語などの書物を声に出して読み、生徒たちは、それを暗唱できるように努めるシーンをテレビの時代劇などでよく見ますね。この学習法を「素読(そどく)」と言うのだそうですが、実は、もう一つの「会読(かいどく)」という学習法が注目されています。

 

今風に言えば、江戸時代にアクティブラーニングのような授業が行われていたのです。ビックリですね。

 

会読とは、生徒たちが一室に集まり、所定の書物などについて互いに問題を持ち出したり、意見を戦わせたりして、集団研究を行っていたというのです。つまり、車座になって互いに切磋琢磨する共同学習です。

 

この流れが、真剣な討論で勝ち負けを競う「遊び」となったそうです。今でいうディベートですね。そして、幕末には歴史を突き動かす大きな原動力となっていくのです。福沢諭吉も大久保利通も西郷隆盛も、この会読を経験しています。

 

会読が注目されるのは、江戸時代の身分制社会にあって、身分や門閥を超えて参加者の対等性が確保された相互コミュニケーションが図られる場であったことです。もちろん、政治的な話も議題になり、明治維新へのパワーとなっていったのです。

 

若者たちが、学歴や家柄などの「縁を離れて」学問と向き合ってみたら、きっと歴史をつくり、世界が変わるのかもしれませんね。江戸時代の会読は、現代へのメッセージなのかもしれません。

2021年

4月

04日

クマのプーさんの言葉

クマのプーさん言えば、ハチミツが大好きでのんびり屋のディズニーキャラクターというイメージが強いですが、クマのプーさんは、A・A・ミルンの「クマのプーさん」「プー横丁にたった家」という本の主人公です。

 

クマのプーさんは、たくさんの仲間と共に、イギリスにある広い森に住んでいます。お互いに尊敬し。食事し、けんかしながらいろいろな困難を仲間で解決しようと取り組みます。そこには、人が生きていくために大事で、とてもすてきな言葉がいっぱいです。

 

今日は、いくつか紹介します。

 

「川は知っているよ。いそがなくたって、たどりつくんだ」

「もしきみの話を聞いてくれない人がいても、怒っちゃだめだよ。耳にほこりが詰まって  るだけかもしれないからね」

「きみを見たときに、冒険が始まるとわかっていたよ」

「小さなことが、心の中では大きな存在になることもあるんだよ」

「きみは自分が思うより勇敢で、強くて、頭がいいんだよ」

「草だって花なんだよ。知り合いになればね」

「ずっと森のかげに隠れていてはだめだよ。自分から出ていかないといけないときもあるんだ」

「友達のいない日は、はちみつの入ってないつぼのようなものだよ」

「さよならを言うことがつらい相手がいるなんて、ぼくはなんて幸せ者なんだ」

 

プーさんの姿を思い出してください・・・ほっこりしてきますね。

2021年

4月

03日

さよなら黒板五郎

風車を保育園の子どもたちに作っていただいた交通指導員さんが、今度は、「くるくるぼんぼり」を持ってきてくれました。子どもたちは、そのぼんぼりを回して、不思議な模様を楽しんでいます。子どもたちの笑顔のために、本当にありがたいです。

 

さて、俳優の田中邦衛さんが、88歳で亡くなりました。私にとっては、「北の国から」の黒板五郎さんです。私のまわりにも、「北の国から」をこよなく愛する面々がたくさんいますが、黒板五郎の訃報に、今日は、心をこめて「北の国から ’87初恋」を観ています。

 

東京・都会・何でもある便利な生活・・・への警鐘として、北海道富良野を舞台に、親子3人の生活がスタートします。

 

黒板五郎もかつて、富良野を捨て、東京へ出たのですが、「北の国から '87初恋」では、息子の純が、父親の五郎と富良野を捨てて、東京へ向かうシーンがラストです。

 

北の国からファンであれば、名場面の1つにあげるラストシーン・・・五郎がトラック運転手に工面した、一万円札2枚には、五郎の畑仕事でついた泥があります。

 

「この金は、おまえの宝物にしろ」という運転手の言葉と、その泥が付いたお札を見つめながら、涙を流す純・・・純と蛍の子ども時代が回想されるシーンに、涙を流す人も多い事でしょう。東京に出る純ですが、父親への思いは、ずっと心の中にあるのです。

 

父親と息子の葛藤が物語のテーマの一つですが、それを見守る娘の蛍の演技が、キラリと光ります。さすが、中嶋朋子さんです。

 

1981年から「北の国から」のドラマがスタートし、2002年まで、黒板五郎として不器用だけど、謙虚で懸命に生きる父親を演じた田中邦衛さん・・・心からご冥福をお祈りいたします。

2021年

4月

02日

朝補習という習慣

今日は、今年度初めての体操教室です。年少寺子屋3番たちにとっては、初体験です。体操着に着がえるところから、すったもんだです。(笑)

 

サーキットトレーニング・・・本来なら、寺子屋3番の活躍をビデオで撮影する予定だったのですが、それどころではなく、鉄棒にずっとフォローにつかないと大変です。(笑)コウモリという、肩幅に広げた両手の中に、足を入れてクルリと回転する、鉄棒の基本動作がまったくダメダメです。(笑)

 

もちろん想定内です。何回か練習するうちに、3番さんのうち半分が自分の力でできるようになりました。「よくできた!すごいぞ!」の魔法の言葉をかけると、満面の笑顔でやる気モードになる園児たちです。今日は、「体操教室・・・楽しい!」となれば、それで良しです。

 

さて、九州の公立高校では、知る人ぞ知る「九州名物・朝補習」があるのをご存知ですか。朝早く登校して、補習を受けるのが、当たり前になっているそうです。

 

「朝補習や長期休暇補習のおかげで、予備校に行かずとも国立大学に受かる学力が付く」と言われ、親にとっては、ありがたい習慣になっているとのこと。

 

ただし、その反面、九州の10代の睡眠時間は短いというデータが出ているそうです。6時間未満の者の割合を見ると、鹿児島県28.1%から、長崎県・佐賀県・宮崎県・福岡県の25.7%と、上位5位までを九州の県が占めています。(2019年厚労省データ)

 

朝補習がありがたいと思っている生徒や親がいる反面、朝早く起きて弁当を作る保護者にとっては、しんどいようです。正規の授業で居眠りをする生徒もちらほらとか・・・

 

う~ん・・・これは、授業外のことなので、参加は任意であることを徹底するのがいいとは思うものの、暗黙の了解で強制にしないと、なかなか実効性が上がらないのも事実ですね。「九州の伝統じゃ!」と息巻く、教育関係者もいるかもしれません。

 

私たちのまわりには、案外、当たり前に習慣化してきたことが、これからも必要か?と見直す習慣があるのかもしれませんね。

2021年

4月

01日

令和3年度スタート

4月1日は、日本のあらゆる分野で、あらゆる場所で「新たなスタート!」となります。コロナ禍2年目となってしまいましたが、企業の入社式は、オンライン開催や分散開催というパターンが多いようですね。入社式の、お偉いさんの挨拶は、あまり記憶に残っていないかもしれませんが、同期入社のつながりは、この入社式がスタートです。

 

同期の絆というのは、本当に強いもので、出世する者もいれば、マイペースの人もいますが、困った時に助け合う姿は、多くの会社で見られると思います。私の新入社員からの同期は、私のように会社を辞めてしまった人も多いですが、今でも縁はつながっています。

 

さて、保育園も今日が、令和3年度のスタートです。春休みなので、卒園児の小学生も登園してきました。0歳児から小学校3年生まで、にぎやかで楽しい時間となりました。

 

特に注目は、今日から寺子屋になった年少園児12名です。寺子屋3番さんと呼ばれます。朝から、道具箱を抱えて、やる気満々で登園する3番さんたちです。

 

毎年のことですが、新年度スタートの頃は、やる気と行動がバラバラの3番さん・・・ことしも「○○ちゃんは寺子屋になったの?」と聞くと「○○は寺子屋だよ!」と自慢顔で言いながらも、「寺子屋3番さん集合!」の声に無反応です。(笑)

 

道具箱の使い方をレクチャーしました。「色えんぴつを出してください~」に、全ての文具を出して、ドヤ顔の男の子・・・色えんぴつ・クレヨン・鉛筆・らくがき帳・ハサミの区別からスタートです。もちろん、先生の言うことを1回で理解する優秀な子もいます。

 

明日からスタートする体操教室・・・○○ちゃんは、鉄棒に手が届くだろうか?エアトランポリンの上をまっすぐ走れるだろうか?体操着を自分で着がえることができるだろうか?(たぶん・・・半分はできないかな?)心配はつきませんが、新たな挑戦をする寺子屋3番の成長が楽しみですね。

 

ということで、今年度も子どもたちの笑顔がいっぱいの保育園にするように、子どもたちをど真ん中に置いて、頑張っていきます。

2021年

3月

31日

今年度最終日となりました

3月27日の卒園式が終わっても、保育園の卒園児は3月31日まで登園します。いよいよ、今日が保育園生活最後の日となりました。連絡ノートには、保護者のあたたかいメッセージがぎっしりです。先生一人一人に感謝のメッセージをいただいた保護者も・・・しんみりと読まさせていただきました。うれしいですね。

 

さて、6人の卒園児の表情はそれぞれですが、今日が最後といっても、いつも通りの一日です。想い出がたくさんつまった屋上遊びでは、卒園児の保護者一同よりいただいた、綱引きです。長さ25メートルの綱引きは、なかなかの迫力です。遊びの綱引きも、勝ち負けがつきます。負けた6歳女の子が悔し涙を流しています。令和3年度の運動会は、綱引きを種目に入れようと考えています。

 

お昼寝タイム・・・卒園児は、トランプを楽しんでいます。神経衰弱・ババ抜き・七並べを覚えました。小学生になっても、ゲームよりもトランプなど、頭を使う遊びを楽しんでもらいたいですね。

 

保育園の一年は、コロナで始まりコロナがまだ終わらない・・・そんな一年でした。このブログでも、コロナにかかわる内容が多かったですね。昨年は、入学式が行われずに、教科書をもらって帰宅・・・最初の緊急事態宣言が発令され休校が続きました。今年は、入学式が行われます。保護者1人だけという学校が多いようですが、何とか入学式が行われるようで良かったです。

 

そして、いよいよ卒園児の帰宅時間です。でも、ホワイトきゃんばすは、卒園児が気軽に居場所にできる保育園です。今後は小学生になった卒園児の成長を見守っていきます。たくさんの壁にぶち当たって、自分の思い通りにいかないことを何度も経験して、頑張ってもらいたいですね。

 

そして、今年度も、このブログにおつきあいいただき、本当にありがとうございました。

2021年

3月

30日

井戸水を汲む

今日は、近くの養福寺の境内にある二本の桜の大木を愛でに、花見をしました。毎年恒例の春の行事です。昨年同様、桜の開花が早まり、いつもは、新年度の4月の行事だったのですが、3月中のお花見となりました。

 

養福寺の桜は、まだ満開でした。ちょうど、花びらが風に乗って舞っている状況です。子どもたちは、花びらを集めて、空に向かって放ち、桜吹雪を楽しみます。レジャーシートに寝ころぶ子どもたちは、あお向けに、桜の大木を下から眺めています。私も、一緒にやってみましたが、なかなかいいもんです。

 

春休みになった卒園児の小学生が、「○○鬼ごっこ」をリードします。年長園児にとっては、リアルに小学校で流行っている遊びを一緒に楽しむことが出来て大満足です。年中・年少園児の寺子屋さんたちも、小学生と一緒になって、激しく走りまわります。

 

桜の木の下では、1・2歳児のちびちゃんたちが、桜の花びら集めに夢中になり、虫を発見しただけで大騒ぎです。子どもたちは、花を愛でるよりも、走りまわって遊ぶことが楽しくて仕方ありません。

 

そして、今日の子どもたちは、貴重な体験をしたのです。「井戸水を汲む」をやってみました。30年前から使わなくなっていた井戸が境内にあったのですが、このたび、改修工事をして、井戸水を汲むことができるようになったのです。

 

時代劇に出てくるような、滑車を使って木のバケツで水を汲むタイプではなく、ポンプ式ですが、昭和世代の私自身も、井戸水での生活はしたことがありません。ましてや、子どもたちは、「どこから水がきてるの?」「ポンプを下にすると水が出てくるのはどうして?」と、好奇心が爆発します。

 

残念ながら、この井戸水は、飲料水としては利用できず、住職さんは、花や植木の水やりに使っているそうです。水道代もかかりませんね。災害時には、料理や飲料以外の用途には、とても役に立ちそうですね。

 

ところで、井戸の歴史は、今から9000年前の新石器時代にまでさかのぼるそうです。先人たちは、すでに、地下水を生活に取り入れていたのですね。

 

今日のお花見では、桜の花の美しさよりも、井戸水を汲んだ体験の方が、子どもたちの思い出になったのかもしれません。

2021年

3月

29日

集団面接

今日の連絡ノートには、土曜日の卒園式が「すばらしかった!」というコメントを参加した保護者よりたくさんいただきました。卒園児が全員、きちんと挨拶ができたことや、保護者の皆様のスピーチが抜群だったのが、あたたかい卒園式になった大きな要因です。本当にありがとうございました。

 

さて、私の大学3年の娘ですが、只今就職活動の真っただ中です。3番目子どもですので、コミュニケーション能力だけは長けていてなんとか、数社から内々定をもらったようですが、その業種には一貫性がありません。(笑)父親としては、「やりたいことを見つけて就職しなさい」と偉そうに言っていましたが、21歳の娘が、そう簡単に「これがやりたい!」にはたどり着いていないようです。まだ続く就職活動の中で、「ここだ!」という企業が見つかればいいですね。

 

さて、最近の企業は、「集団面接」を行っているところが多いですね。3人から5人の学生を一緒に面接するというやり方です。私が就職活動をした30年以上前には、集団面接はほとんどなかったと思います。私も経験していません。しかし、私がサラリーマン時代に面接官をしていた時には、すでに集団面接でした。

 

受ける学生側で考えれば、集団面接は「コミュニケーション能力を問われるのでは?」とか「駆け引きが上手にならないといけないのでは?」なんて、プレッシャーですね。

 

面接のプロが3つのポイントを教えてくれました。

 

1つ目は、自分の考えを事前に準備してしっかりと言えること。2つ目は、集団面接のテーマや他の受験生の話をしっかりと理解すること。3つ目は、なかなか難しいですが、自分の考えを臨機応変に、他の受験者と共有するすることだそうです。つまり、質問の内容を理解し、周りの人の考えをしっかり聴くことで、自分の考えをどう共有するかが見えてくるそうです。「○○さんの意見に賛成ですが、それに加えて、私は○○もあるんじゃないかと思っています」みたいな感じですね。

 

どうですか・・・企業としては、組織の中で、いかに自分の考えを持ちながら、周りとの協調もやってのけるような人材が欲しいので、おのずと、集団面接という形が主流になっていくのかもしれませんね。

 

でも、相手に合わせることではないですよ。大切なのは、自分の考えをしっかりと持つことです。

2021年

3月

28日

令和2年度卒園式 つづき

園長から卒園児6名への手紙は、自分で言うのも何ですが、卒園式の大事な儀式のようになってきました。手紙は1枚ですが、じっくりと時間をかけて考えます。子どもたちにとって、自分の保育園生活を認めてもらった証と、受けとめているようです。

 

そして、クライマックスは、卒園児と保護者から、ご挨拶をいただきます。何と、6人全員がきちんと挨拶ができました。「いっぱいあそんでくれてありがとう・・・しょうがっこうへいってもがんばります」の言葉に、保護者たちの涙を誘います。

 

保護者6名のメッセージは、涙あり、笑いありで、とても素晴らしかったですね。我が子への愛と、保育園への感謝の気持ちをたくさん語ってくれました。私は静かに聴き入っていました。こちらこそ「ありがとうございます」です。

 

卒園児保護者一同様より、保育園に「綱引きの縄」を贈呈いただきました。今度の運動会では、綱引きが競技種目に加わります。そして、卒園児6人から職員6名に、1人ずつ、素敵なプレゼントをいただきました。

 

最後は、園児全員で「さよならぼくたちの保育園」「みんな友だち」を歌います。いつも、大きな歌声でみんなを引っ張ってくれた女の子が、涙で歌えません。でも、彼女の分まで、みんなで頑張って歌いあげました。

 

そして、堂々と卒園児が退場します。令和2年度の卒園式は、素敵な時間を私たちに与えてくれました。

 

今回の卒園式で、ホワイトきゃんばすから、合計38名の卒園児が小学生となりました。第1回目の卒園児は、この春中学生になります。

 

子どもたちが、成長していく姿を見るのは本当に嬉しいものです。卒園児6名の成長は、まだまだ続きます。ずっと見守っていきます。

2021年

3月

27日

令和2年度卒園式

令和2年度の卒園式の朝を迎えました。まだ、子どもたちも保護者も登園していない時間・・・子どもたちが作った、等身大の卒園児のイラストや「そつえんおめでとう」の文字を見つめながら、卒園児6人の顔を思い浮かべます。卒園児にとっては、今日は長い人生の一日に過ぎませんが、大切な節目の日となります。

 

そして、年中・年少園児13名が舞台で待ちながら、卒園児6名が入場し、卒園式が始まりました。卒園証書授与では、年長園児はガチガチの緊張状態です。後ろに座る、年中・年少園児だけが、リラックスしています。(笑)

 

卒園記念品は、国語辞典です。私は、今でも中学高校で使用した、三省堂「新明解国語辞典」が本棚にあります。辞書を引くたびに、言葉に棒線を引いていたので、ページをめくると、かなり汚れていますが、今でも捨てられません。卒園児にも、わからない言葉があれば、すぐに大人に聞くのではなくて、自分で国語辞典を引く習慣をつけてもらいたいという思いが込められています。

 

そして、今年は、「お米」が届きました。保育園の給食で使用している米は、さいたま市西区の農家から、玄米を届けてもらっています。玄米7分磨きの米を子どもたちは食べています。今回は、農家さんからのプレゼントです。先日の「わくわく食育教室」で、年長園児は「おにぎり作り」を経験しました。このお米で、親子で食卓を楽しんでもらいたいですね。

 

卒園児の保育園生活最後のピアニカ演奏が始まりました。「ドレミのうた」です。クリスマス発表会に合わせて、ピアニカの演奏を始めた年長園児ですが、今日の演奏は一番すばらしかったですね。そして、年中・年少園児も一緒に「一年生になったら」を合唱します。「来年は、私が卒園式の主役になるんだ・・・」という顔をしています。

 

今年1年を振り返って、スクリーンの映像に合わせて、子どもたちの掛け合いの声が響きます。「たのしかったどろんこあそび」「まっくろになりました」「がんばったうんどうかい」「さいごまであきらめない」「クリスマスはっぴょうかい」「れんしゅうがんばりました」「たのしかったおくじょうあそび」「いちばんのおもいでです」・・・と、子どもたちの笑顔がいっぱいです。

 

そして、卒園児6名の入園児から現在までのスライドショーにあわせて、主任の先生が、涙を必死に抑えながら語ります。子どもたちも、卒園式までこの映像は秘密にしていましたので、入園時のかわいい写真を見ると、どっと盛り上がります。でも、6人が成長していく映像を見ていると、「よくここまで成長したなぁ~」と感慨深くなりますね。主任の先生は、卒園児の映像を見ながらナレーションをおうちで考えている時に、すでに大泣きしていたようです。

 

こうして、卒園児6名をまん中に、しっとりとした時間が過ぎていきます。卒園式も後半へ進んでいきます。

 

つづきは、明日・・・。

2021年

3月

26日

卒園式前日

いよいよ明日が、「保育園ホワイトきゃんばす令和2年度卒園式」です。卒園児は、明日の式典に様々な思いを抱いています。

 

6歳男の子は、ママの前でカレンダーの3月27日のところに「ほんばん」と書いたそうです。卒園式の練習をしていたので、運動会やクリスマス発表会と同じような感覚になっているのかもしれません。

 

姉弟で、6年半も保育園に通ったママは、連絡ノートにびっしりと3ページのメッセージを残してくれました。目頭が熱くなりますね。

 

6歳女の子は、挨拶の原稿は、バッチリだそうです。保護者と卒園児本人のご挨拶があるのですが、たいがい、涙・・・涙・・・で、まともな挨拶ができないのが常です。(笑)

 

卒園式は、筋書きのないドラマのようなものですので、明日は、どんなハプニングがあるか・・・涙・・・笑・・・とにかく楽しみですね。

 

園長としては、6人の卒園児が小学生になっても、これで永遠の別れではありませんし、小学生になっても、土曜日に登園したり、買い物ついでに遊びに来たりするのが、いつのまにか、ホワイトきゃんばすの習慣となっています。

 

笑顔で、6人の卒園児を送り出します!

2021年

3月

25日

「かざぐるま」で遊ぶ

今日の屋上遊びは、「かざぐるま」を楽しみました。今の子どもたちは、風車で遊んだことなど、ほとんどありません。お祭りの屋台でも、最近は見かけなくなりました。

 

実は、保育園の近くの交差点で、大宮西小学校の通学児童を見守る「交通指導員」の男性が、手作りの風車を園児全員へプレゼントしてくれました。風車を持って走りまわったり、自転車のハンドルに固定して、風車をビュンビュン回しながら走る園児もいました。少し風があったので、自然に風車が回って、子どもたちは大喜びです。

 

さて、「交通指導員」をご存知ですか。よく、警察官に似た制服を着て、小学校などの通学時間帯に、交差点などの危険な場所で、子どもたちを守ってくれる人です。見かけたことがあると思います。

 

4歳男の子が、保育園への登園途中に、この交通指導員に、毎朝元気に「おはようございます!」とあいさつをする関係を作ってくれたおかげで、今回、ホワイトきゃんばすの園児たちに、風車を手作りしてくれたのです。4歳男の子は、「けいさつのおじさん」と呼んでいますが・・・(笑)

 

今回、風車を作ってくれた、交通指導員のAさんは、雨でも雪でも台風でも、学校がある日には、休まず、毎朝子どもたちを見守るそうです。かなり大変な仕事です。それでも、子どもたちの「おはよう!」の声に、一日の元気をもらうそうです。

 

中学生になって、制服姿でAさんの前に現れた男子生徒が、「6年間、僕たちを守ってくれてありがとうございました。おかげで、中学生になりました。これからも、後輩たちをよろしくおねがいします」と言われた時には、うれしくて涙が止まらなかったそうです。

 

Aさんは、さいたま市の非常勤の公務員という立場で、交通指導員を行っています。ボランティアではありませんので、わずかですが、給料も支払われます。私が、前にPTAに関わっている時の知識では、1日2000円です。

 

でも、お金じゃないですね。小学生を持つ保護者には、是非ともお願いしたいことは、我が子に、交通指導員や旗振りの保護者に対して、元気に「おはようございます!」のあいさつを必ずするように、話をしてください。この一言で、交通指導員の子どもたちへの思いが、さらに大きくなるのです。

 

ホワイトきゃんばすは、ショッピングセンターの中にあるので、地域とのコミュニケーションを広げることが、課題の一つです。今回は、子どもたちのために働く、交通指導員とのつながりができ、少しずつ、地域とのかかわりを広げていきたいですね。

2021年

3月

24日

そろばんの魅力

卒園児の屋上遊びの日々もあと数日です。この屋上で、自転車に乗れるようになり、ローラースケートもできるようになりました。そして、たくさんのスポーツに挑戦し、遊びを自分で考えてきました。

 

今日は、板でスロープを作り、台車カートで勢いよく、すべり降りる遊びを2歳児が行っていると、6歳男の子が「ぼくが持っててあげるから、すべってごらん」と、ずっとフォローを続けてくれました。彼は、年長園児の中では、決して自己主張をしないおとなしい性格ですが、こういったやさしい面を見ると、うれしくなりますね。

 

さて、今日は「そろばん」の話です。今まで、このブログの中でそろばんの魅力を発信してきました。そろばんは、平成14年度から実施された学習指導要領では、3年生で扱う内容だったものが、平成23年度からは、3・4年で指導するよう見直されました。そして、2020年度から実施された新学習指導要領でも、引き続き3・4年で行われます。プログラミングや道徳の教科化など、新たな内容が含まれるのですが、そろばんの授業は、今まで通りです。

 

小学校でのそろばんは、練習して速く計算することが目的ではありません。玉を動かして数の表し方や計算の仕組みを「見える化」して理解することが目的ですので、そろばん経験のない教員でも、虎の巻さえあれば、教えることができます。

 

今の時代に、プログラミングならわかるけど、「そろばん」がどうして必要なの?「日本の伝統文化」を守るためなの?と思う保護者もいるようですが、算数の時間に行うそろばんは、数学的な意義があります。

 

そろばんを学習すると、玉のイメージが頭の中にできます。すると、高速で暗算ができるようになるのです。年長園児のお昼の勉強で10マス計算をやるのですが、私の場合は、丸付けは、頭の中でそろばんの玉をたたいています。

 

小学生が、暗算の技を磨く必要はないでしょうが、言語を扱ったり、普通の計算をしたりするときに使う脳と、そろばんでは、画像を頭に浮かべるので、想像力を伸ばす脳を利用しているようです。指を使うことで、脳への刺激も増え、集中力も増します。

 

まだまだ、そろばんの利点はたくさんありますが、どうですか・・・パソコンやタブレットでなく、そろばんを初めて手にする子どもたちにとっては、あたらしいものとして受け止めます。古いと思っているのは、案外私たち大人だけかもしれませんね。

 

保育園には、入口に大きなそろばんがぶら下がっています。寺子屋で行う「そろばんの時間」は、子どもたちのワクワクドキドキを引き出してくれます。

2021年

3月

23日

お別れピクニック

今日も卒園児の行事が続きます。「お別れピクニック」です。昨日の「わくわく食育教室」で、おにぎりを作った子どもたち。今日は、二人の園児が、自分でおにぎりを作ってきました。そして、昨日子どもたちにプレゼントした「玄米」を今日のお弁当で、一緒に炊いてくれたママもいました。スクランブルエッグを自分で作った男の子もいます。

 

早速、わくわく教室の成果があらわれた感じです。子どもたちが、食べることに関心を持ってくれることは、うれしいですね。

 

さて、子どもたちは、今日もワクワクしながら、徒歩15分・・・あっという間に、三橋総合公園に到着しました。まずは、ピンク色のエドカンザクラが、満開で子どもたちを迎えてくれました。

 

最初の目的は、池の生き物採集です。子どもたちは、夢中になってたくさんの生き物を採りました。アメリカザリガニ・ヤゴ・ヌマエビ・小魚に謎の生き物たちです。保育園に持ち帰り、屋上のザリガニのいけすや池に放流しました。池には、一体何種類の生き物が生活しているのか・・・春が進むにつれて、生き物たちが次々と姿を見せてくれるのです。

 

生き物採集が終わると、お弁当タイムです。子どもたちが自分で作ったおにぎりも、なかなか上出来です。梅干し大好きの6歳女の子は、昨日のわくわく教室では、梅干しではなかったので、今日は自分で梅干しおにぎりを握ってきました。

 

そして、恒例のゴロゴロ遊びです。ざっと、5メートルの高さの土手の上から、子どもたちはゴロゴロと楽しそうに、回転しながら降りて行きます。洋服も真っ黒ですが、そんなことはおかまいなしです。(笑)

 

そして、今度は5分咲きのソメイヨシノに登る子どもたちです。毎年、お別れピクニックでは、菜の花と桜の花を同時に楽しんでいますが、屋上ビワの木での木登りが、子どもたちの日常になっているので、桜の木にも子どもたちは登ります。花の咲いている枝を折らないように、高さへの挑戦です。

 

最後は、遊具のある広場で自由遊びです。卒園児6名だけで群れるのではなく、周りの知らない子どもたちも巻き込んで遊ぶ姿は、ホワイトきゃんばすの園児たちの大きな特徴です。異年齢でのかかわりは、コミュニケーション能力のアップに間違いなくつながっているようですね。

 

楽しい時間は、あっという間です。ざっと5時間のピクニックでしたが、卒園児の絆をさらに深めた時間となったようです。

2021年

3月

22日

わくわく食育教室

首都圏での緊急事態宣言が解除されて、今日は、延期になっていた「わくわく食育教室」を行うことができました。保育園の近くにある公民館の広い調理室を使います。公民館も緊急事態宣言中は、休館していたのです。

 

毎年9月に保護者と個人面談を行っています。管理栄養士として以前小学校の教員だったママと、食育につながる活動についての話をしたのですが、いよいよ実現しました。

 

年長園児6名が参加します。まずは、「かっぽうぎ」に着がえます。小学生になったら、給食当番のユニホームです。髪の毛もしっかりと帽子の中に入れます。子どもたちのワクワク感がひしひしと伝わってきます。

 

今日のテーマは「ごはんを炊いて おにぎりを作ろう!」です。先生は、6歳男の子のママです。

 

まずは、「お米」の勉強です。田んぼと畑の違いを考えたり、田んぼの写真を見ながら、稲が伸びていく姿を確認します。そして、本物の稲穂を手に取って、お米を一粒むいてみます。中から出てくるのが玄米です。玄米と白米を比較します。

 

次に、米を研いで、いよいよ、ごはんを炊くのですが、耐熱のガラス鍋を使います。沸騰して、米がぐつぐつする姿を見ながら、子どもたちは「お米がダンスしている!」と不思議そうに見つめます。そして、ごはんの匂いがしてくると「お腹すいた!」と6歳女の子が叫びます。(笑)

 

次は、炊き上がったごはんで、おにぎりを作ります。おかかしょうゆとサケおにぎりです。最初は、三角おにぎりで、次は、自分の好きな形にチャレンジです。ハート型おにぎりを作る園児もいました。

 

こうして、自分が作ったおにぎりと、先生がカツオからダシを取って作った野菜たっぷりの味噌汁と一緒に「いただきま~す」です。おにぎり2つでは足りなくて、全員2つ追加です。(笑)

 

ごちそうさまの後は、ちゃんと食器を洗うところまで頑張ります。子どもたちの感想は、「おいしかった!」の他に、お米がごはんになるまでの過程が、不思議だったようです。

 

今日の6人の中には、普段からママの料理のお手伝いをする園児もいますが、きちんと、料理をするのは初めての園児ばかりです。食べることに興味を持ち、感謝の気持ちが育まれたらうれしいですね。

 

令和3年度に入って、この取組みは続きます。子どもたちの挑戦をビデオで撮影していますので、多くの保護者に見てもらおうと思っています。お楽しみに!

2021年

3月

21日

リーダーシップの旅

今週末の卒園式では、恒例の「卒園児のスライドショー」で、入園当時の写真から現在に至るまでの成長を振り返るのですが、今日は、膨大な過去の写真の中から、6人の卒園児の写真をチョイスしていました。ずっとパソコンの画面を見続けていたので、目が疲れます・・・(笑)

 

ベビーの頃から保育園に通う園児がいますので、平成27年まで戻ります。それぞれの時代の子どもたちを見ていると、本当に大きくなったなぁ~成長したなぁ~と見入ってしまうので、なかなか作業が進まないのですが、こうして、1年1度、保育園での過去の取組みを棚卸して、次年度につなげるいい機会になっています。

 

卒園児のどんな過去が登場するのか・・・卒園式でのお楽しみです。

 

さて、そんな6人の卒園児には、小学校入学と共に、新たな「リーダーシップの旅」に出てもらいます。園長は、6人全員にリーダーシップを発揮してほしいと思っています。ここで言うリーダーとは、会社の社長や部長ではなく、組織や強制力によらないで人を動かし、何かを表現できる人です。

 

「俺についてこい!」的な、声の大きい人になってもらいたいわけではありません。ここで問題です。「桃太郎は、いつリーダーになったのでしょうか?」

 

桃太郎は一人で鬼退治に出発し、途中で犬・猿・キジを従えて、鬼ヶ島で鬼を征伐し、宝物を持って帰ります。彼が、鬼退治という夢を抱かなかったり、途中で犬・猿・キジに見放されたり、鬼に負けたりしたら、後世に残るリーダーにはなれなかったはずです。桃太郎は、旅の中で試練を経験しながらリーダーになっていったのです。

 

卒園児6名も、4月から試練の旅に出ます。そこで、夢を持ったり、仲間と出会ったり、人のために役に立ったり・・・もちろん、たくさんの失敗を経験して、リーダーシップを発揮してもらいたいですね。

 

私の考えるリーダーとは、「リーダー=影響力」です。組織の長や、立場あるポジションになくても、他の人に影響力を与えるような、そんな人になってもらいたいですね。

2021年

3月

20日

エースがロングリリーフ

昨日、子どもたちが「だるまさんがころんだ」で遊んでいたのですが、鬼の6歳女の子が「○○ちゃんの目が動いた!」と言った時は大爆笑です。「○○ちゃん」も、「目が動いたなんて・・・そんなのなしだよ」と大笑いです。私の「だるまさんがころんだ」の中で、最高傑作です。(笑)

 

さて、かなり昔の1982年の話ですが、埼玉県の所沢にプロ野球球団「西武ライオンズ」が誕生して、ついに、日本一となり、そこから10年以上も西武ライオンズの黄金時代が続きます。広岡監督が就任し、エースが東尾修です。

 

東尾投手は、ストレートはせいぜい135キロくらいですが、内角攻めと抜群のコントロールで、西武ライオンズを優勝に導いたのです。今は時効ですが、わざとデットボールを狙ったこともあります。歴代の死球数では日本一です。コントロールは、当時パリーグナンバーワンと言われていたのに、死球も一番なんて、矛盾です。(笑)

 

彼は、豪速球が投げられない自分の力で、いかに勝利する方法を実践していたのです。ケンカ投法とも揶揄されましたが、とてもクレバーな投手です。

 

私が、学生時代に、西武ライオンズ球場で「ホットコーヒーにハンバーガーはいかがですか!」と大声で叫んでいました。翌、1983年に「西武VS巨人」の伝説の日本シリーズがあったのですが、3勝3敗で迎えた第7戦・・・私は、西武の日本一の瞬間を球場で見ていました。マウンドに立つのは東尾修です。

 

当時はすでに、先発・中継ぎ・抑えという、投手起用の分担制は確立されていたのですが、広岡監督が、シーズン中はエースとして先発を任せていた東尾投手に、中継ぎからのロングリリーフを命じたのです。この中途半端な前例のない仕事を東尾投手は、見事にこなし、西武ライオンズの黄金期をスタートさせたのです。その後、秋山・石毛・工藤・清原・辻とそうそうたるメンバーが西武ライオンズを引き継いでいくのです。

 

この中継ぎからのロングリリーフという投手起用は、その後、どこの球団でもどの監督でもほとんど行われていません。私は、東尾投手の映像を見るたびに「ロングリリーフ」の記憶と西武球場でのアルバイトを思い出します。(笑)

 

この通常とは違うこと・・・新しいこと・・・6歳女の子が、「だるまさんがころんだ」で、「目が動いた!」というフレーズも同じですね。保育園の子どもたちを見ていると、まだ小さい頃は、人のマネをたくさんします。特に、年上の園児への憧れが強いです。それが、だんだんと「自分」を確立し、中には、人と違うことにこだわる園児も出てきます。「○○ちゃんのマネなんかイヤだよ」と。そんな園児は、きっと将来大物になると思う園長です。

2021年

3月

19日

梅から桜へ

今日は、今年度最後の体操教室でした。年長園児にとっては、最後の体操教室です。ちょうど3年前に、保育園のカリキュラムとして体操教室がスタートしました。保育園がある3Fフロアに、クラブネイス体操教室が開校したのがきっかけです。

 

年長園児は、3年間体操教室に通い、合計8人の体操の先生と関わってきました。親以外の大人との関わりでいえば、保育園の先生・他の園児の保護者がありますが、この体操教室の先生たちとのかかわりも、子どもたちの成長につながっています。年長園児6人は、最後の体操教室を楽しみ、体操の先生からお手紙をもらいました。うれしいですね。

 

さて、桜の開花宣言が全国で始まっていますね。現代の「花見」とは桜を愛でることですが、平安時代よりも前は、「花」といえば梅でした。現在の京都御所、平安京成立の頃は、桜ではなく梅が植えられていたそうです。ところが、9世紀の半ば頃、この梅が枯れてしまい、代りに桜を植えたそうです。

 

なぜ再び梅を植えなかったのか。それは、中国から離れて、日本の文化を打ちたてようという気運が高まっていたのです。中国文化に根差した梅の代わりに、吉野にある桜を植えたと伝えられています。それから1200年ほどたった現代まで、日本人は桜を愛してきたのです。

 

来週は、年長園児の「わくわく食育教室」「お別れピクニック」そして、「卒園式」とイベントラッシュですので、保育園のお花見は、3月30日に行います。満開が過ぎているかもしれませんが、桜の花びらが舞うのを楽しもうと思っています。子どもたちは、桜の花びらを集めるのが大好きです。

 

ソメイヨシノの特性は、他の多くの花と異なり、枯れてから散るのではなく、生きたままきれいなまま散ることです。まさに、いっせいに咲き、いっせいに散る姿が感動的ですね。コロナ禍で今年もお花見は自粛ですが、桜の花はいつも通り咲いています。自分なりのお花見を楽しみたいですね。

2021年

3月

18日

「勉強面白い」が最下位の日本

年長園児の小学校入学が、カウントダウンとなってきましたが、この時期に「勉強は面白い?」と聞くと、全員が「面白い!大好き!」と答えます。それが、小学校に入学し、中学になると「勉強が面白い」と思う子どもが、どんどん減っていくのです。

 

個別指導塾などを運営するスプリックスが、日本の他、アジアや欧米の11か国を対象に、6歳から15歳の子どもとその保護者千組に対して調査をしたところ、「学校の勉強を面白いと思う」子どもは、日本が最下位で58.6%だそうです。得意な教科がない子どもも5.3%で最下位でした。

 

「勉強面白い」と思う割合が、最も高かったのは、ミャンマーの95.9%で、10位のポーランドでも70.7%です。日本は11か国の中で唯一6割を下回ったそうです。

 

たいがい、この手の調査では、日本が最下位というのは、よく聞く話ですね。日本人の性格とも関係しているのかもしれませんので、この結果をもって「日本人は、自己肯定感が低くて、大問題だ!」と騒ぎ立てることはないと思いますが、この調査結果は、受けとめないといけませんね。

 

さいたま市教育委員会は、全国に先駆けて、令和3年度から、公立小学校10校で、高学年を対象に教科担任制の導入を始めるそうです。モデル校10校を選出し、令和5年度には市内の小学校104校での実施を目指すそうです。

 

6年生は、国語・社会・算数・理科・音楽・図工・家庭・体育・外国語の9教科で、教科担任から指導を受けられるようになります。中学校の教員が小学校に出向き、指導する場合もあるそうです。もともと、さいたま市は小中一貫教育に力を入れているので、小中の教員の交流もそれほど混乱することもないようです。

 

これで、「勉強面白い」という子どもが増えるかもしれませんね。例えが悪いかもしれませんが、私の場合、外食する時は、「何でもあるような総合食堂」よりも、「○○専門店」を選びます。専門店の方が、こだわりが反映していると思うからです。

 

教科担任制は、専門知識を持った先生が、授業をすることで、より深い学びが行われる可能性が高いと言われてます。

 

もちろん、「幕の内弁当」が好きな人もいるでしょうから、ご意見色々で、小学校高学年の授業の在り方をしっかりと見ていきたいですね。

2021年

3月

17日

大学進学と奨学金

屋上のファームは50センチほど高い場所にあるのですが、そこに板を渡して下り坂を作り、その上を台車カートに乗って滑り降りる遊びをやりました。スリルと恐怖が交錯する遊びです。寺子屋園児は、積極的に参戦しますが、小さい園児は、今日のところは様子を見ています。いずれ、できるようになるのでしょう。

 

さて、今から20年以上前の1998年のデータによると、大学などの高等教育機関への進学率は68.3%でした。それが、データが取れる直近の2017年には、80.9%にも増えています。5人に4人が大学生になるという時代です。

 

これには、国の経済支援もあってか、多くの若者が高等教育の機会が開かれたことになるのですが、その支援の代表格が「奨学金」です。奨学金を借りている学生数は、同じ期間で50万人から134万人に膨れ上がったそうです。

 

「とりあえず大学には行っておかなくちゃ・・奨学金だって簡単に借りられるし・・」と、何の目的もなしに大学に進学しようと思っているあなた・・・はい。奨学金=借金です。

 

以前、民間企業出身のサラリーマンが高校の校長となるドラマがあって、気軽に奨学金を借りようとする生徒とその保護者に対してこう言いました。「奨学金という言葉は、とても聞こえがいいですが、これは借金です。数百万という借金を背負うことになるのですよ。そこまでして大学に行く目的がちゃんとありますか?借金は、返さなければなりません。お子様が、社会人としてスタートする段階で、借金を背負っていることを忘れないでください」

 

どうですか・・・おっしゃるですね。これは、ドラマの話ではなくて、現実に、奨学金を借りた3人に1人が数百万円の借金を抱えて社会人を始めるのだそうです。若者の未来を広げるはずの奨学金が、実際は彼らをがんじがらめにし、果ては、未婚化・少子化につながっているとしたら、何とも皮肉なことです。

 

国の政策として、給付型の奨学金の枠を増やすことはもちろんですが、多様化の時代において、若者自身が、奨学金という借金を背負っての大学進学という選択肢がいいものか、よくよく考える必要がありますね。

2021年

3月

16日

てつがくの時間「どうして学校へ行くの?」

年長園児と一緒に行う寺子屋の授業も、今週でおしまいです。今日は、てつがくの時間を行いました。テーマは「どうして学校へ行くの?」です。年長園児にとっては、4月から小学生です。とても身近なテーマです。

 

「ハイ…ハイ…ハイ…」と手があがります。「それは、勉強するためです。算数をやったり、ひらがなを教えてもらったり・・・色々なことを教えてもらうためです」という意見が、予想通りたくさん出てきます。

 

すると、5歳女の子が「大人になるためだよ」と言います。「大人になったら、仕事をしてお金を稼がないといけないし・・・そうすると、やっぱり、学校で勉強しないといけないと思う」

 

ここで、先回のてつがくの時間で、子どもたちがやりたい仕事を言ってもらったのですが、もう一度、「○○君は、オートバックスで働きたいって言ってたけど、そのためには学校で勉強したほうがいい?」まだ年少の○○君は、「う~ん???たぶんそう思う」と言います。

 

すると、5歳女の子が、勉強ばかりに話が進むのをさえぎるように、「学校へ行くのは、友だちを作るためだよ」と発言をします。

 

「みんなは、保育園で友だちがいるけど、小学校になったら、新しい友だちを作りたいですか?」と聞いてみると、全員が「作りたい!」と言います。「う~ん・・・どうやら、学校に行くのは友だちを作ることかもしれないね」

 

すると、6歳女の子が「何だか、小学校に行くのが楽しみになってきた」と言い出します。他の年長園児も「私も・・・」と賛同します。「だって、今、お昼に勉強しているけど、勉強って楽しいもん・・・」

 

しかし、5歳女の子が疑問を投げかけます。「私も勉強は楽しいと思うけど、勉強がもし、つまらなくなったらどうすればいいの?」と鋭い発言です。

 

「園長先生も、学校に行っていた時に、勉強がつまらなくなった時があったよ。みんなは、勉強がつまらなくなったらどうすればいいと思う?」この問いには、みな「???」で、答えが見つかりません。

 

最後に、小学校から大学まで行ったら、全部で16年も学校に通う話をすると、「えっ~そんなに長く学校に行くの?!」とビックリする子どもたちです。

 

おうちに帰って、「どうして学校へ行くの?」と「勉強がつまらなくなったらどうする

?」をママやパパと話をしてみると、もっといろいろな話が聞けるかもしれないよ。と子どもたちに話をして、今日のてつがくの時間はおしまいです。

 

大人になった私たちは、子どもたちからたくさんの答えを聞きたいですね。はい。否定してはいけませんよ。(笑)

2021年

3月

15日

実体験の大切さ

今日も屋上に到着するや、ビワの木にダッシュする園児がいます。そう、木登り大好き子どもたちです。今の子どもたちは、木登りを経験することは少ないですね。単純に高いところに登っての気持ちいい遊びだけでなく、「次に右手をあの枝をつかんで、今度は左足を・・・」と頭も使うし、バランス感覚が鍛えられます。

 

昨年9月の親子遠足で訪問した、北本自然観察公園から便りが届きました。子どもたちが、木登りをした大きな「エノキの木」は、冬はほとんどの葉を落としました。そろそろ見つかるかな?と思い、木の根元の落ち葉をひっくり返してみると・・・いました!「ゴマダラチョウ」の幼虫です。

 

ゴマダラチョウの幼虫は、エノキの木の葉を食べて育ち、幼虫のまま越冬するそうです。そのため、エノキの根元の落ち葉をひっくり返すと、見つかるそうです。妖精のようなカワイイ顔をしています。

 

さて、そんな自然体験がいっぱいできる、北本自然観察公園は、現在緊急事態宣言延長に伴い休園しています。2020年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、臨時休園やイベントの中止、団体利用のキャンセルが相次ぎました。

 

この間は、ホームページの更新はもちろん、新しい試みとして、YouTubeやTwitterを活用した自然の魅力を発信してきたそうです。しかし、やっぱり、それでは難しいな・・・と感じたことが、自然体験の醍醐味である「五感を使った観察」ができないという点でした。

 

木漏れ日の気持ちよさ、花の香り、昆虫を手に取った時の感触などは、映像だけでは伝えきれません。本物の自然と触れあうことで、初めて分かることの多さを改めて感じ、実体験の重要性を今後も伝えていきたい。とのことでした。

 

まさに、その通りですね。保育園の子どもたちは、ビワの木に登ることで、大人の目線よりもよりも高いところからの景色を見ることが出来ます。木の感触も、木の匂いも感じることが出来ます。

 

子どもたちには、コロナ禍においても、自然の中での実体験をたくさん経験させたいですね。

2021年

3月

14日

ここは 今から 倫理です

私が中学3年の時に、社会科が日本史・世界史・地理・倫理社会の4つから2つを選択だったのですが、一番人気がない「倫理社会」を選びました。倫理社会の先生は、とても個性的で、過去の哲学者の名言など、中学3年生にとっては、退屈な授業になりがちですが、この先生の授業が楽しくて、どんどんはまっていきました。

 

昨日、最終回だったNHKのドラマ「ここは 今から 倫理です」でも、個性的な教師の導きで、倫理社会の授業から、学ぶことの楽しさを見つける生徒の姿が描かれていましたね。

 

最終回の講義では、パスカルの「人間は考える葦(あし)である」でした。生徒たちが、丸くなって話し合うシーンでは、もちろん「こうあるべき」という結論はでません。しかし、それぞれの意見や考え方の違いを感じることで、当事者は、自分で答えを出すのです。

 

私は「人間は考える葦である」という言葉は、倫理社会の先生に教えてもらった中でも好きな言葉の一つです。保育園の屋上の池には葦があるのですが、この葦を見るたびに、この言葉をつぶやいてしまいます。(笑)

 

パスカルはこう言います「人間はひとくきの葦にすぎない。自然のなかで最も弱いものである。だが、それは考える葦である。われわれの尊厳のすべては、考えることのなかにある。よく考えることを務めよう。ここに道徳の原理がある」

 

寺子屋で始めた「てつがくの時間」は、私の予想を超えて、子どもたちの様々な意見が飛び交います。まだ、5歳6歳だというのに、凄いことだと思っています。そして、子どもたちの意見を聞くことは、心地よい時間となっています。

 

私が民間企業で働いていた時は、会議でも商談でも、自分が考える結論に持っていこうと必死になっていたような気がします。もちろん、ビジネスの世界では悪いことではありません。しかし、子どもたちとの「てつがくの時間」では、想定外の展開に喜び、結論がでないことを楽しんでいます。

 

そして、子どもたちは「考える葦」になっているのです。

2021年

3月

13日

アリとキリギリスの真実

今日は、土曜日の雨降りでしたので、「ダンボールハウス作り」をして、子どもたちは楽しみました。ショッピングセンターの中ですので、ダンボールは山ほどあります。ざっと、大中小の段ボール50セットを用意しました。

 

まずは、6畳ほどのスペースをダンボールで囲います。その中に、子どもたちは様々な工夫を凝らします。キッチン・お風呂・子ども部屋・ベッド・内装もマジックで絵をかいてデザインを決めていました。本当に、見ている大人も楽しくなってきます。そして、このダンボールハウスで、お昼寝をしました。特別感があって、なかなか寝付けなかった子どもたちでしたが、お昼寝が終わる15時になっても、なかなか起きません。いい夢を見ていたようです。(笑)

 

さて、有名なイソップ童話「アリとキリギリス」では、夏の間、アリは冬に備えてせっせと働きましたが、キリギリスは、歌や音楽を楽しみ気ままに暮らしていた・・・となっています。やがて、冬が来て食べ物が見つからないキリギリスは困り果ててアリに食べ物をくれるよう頼みますが、断られて飢えて死ぬというストーリーです。

 

これでは、寓話とはいえ、キリギリスは遊んでばかりで働かないという誤解を与えかねません。真実のキリギリスは、夏場に草むらで鳴いているのは、遊んでいるわけではなく、パートナーを求めて、必死にアピールをしているのです。そして、すべてのキリギリスは、冬を前にして生命が尽き、土に還ります。もちろん、アリに物乞いをすることなどありません。(笑)

 

夏の草むらで愛を交わしたキリギリスは、秋の終わり、卵を地中深くに産みます。そして、卵のまま、じっと冬を耐えるのです。春になると、孵化して次の世代を担うのです。

 

これで、キリギリスへの濡れ衣は、少しは晴らすことができましたかな・・・

 

そもそも、キリギリスなどの「昆虫」は、すでに4億年前には地球に存在し、様々な変化を遂げてきたそうです。鳥よりもずっと昔から空も飛べたし、水の中にまで進出しました。

 

それに対して、私たち人間の祖先「ホモサピエンス」が地球に現れたのは、わずか20万年ほど前です。新参者が、勝手にキリギリスを悪役にしてはいけませんね。(笑)

2021年

3月

12日

自ら学ぶ能力

今年度の体操教室も、今日を入れてあと2回で終わりです。年長園児にとっては、3年間がんばってきた取組みです。たくさんの思い出をかみしめていました。鉄棒の逆上がりが、あと2人・・・来週にはできるように祈っています。

 

さて、京都市にある西京極小学校では、「子ども司会」という取組みを様々な機会で行っているそうです。司会をしたり、考えを交流したりするためには、まず何よりも自分でしっかりと考えなければいけません。その経験を通じて、他の人の考えを聞いても、自分と違うことが理解でき、新たな自分の考えを作り上げることが、ねらいです。

 

子どもたちが、1年間を振り返った「標語」の中には、「難しい でもみんなでなやんで 解き切った」「手を挙げて みんなで考え 話し合う」「司会で 困った時は 助け合い」といった、「子ども司会」活動に通じた「標語」が多数あったそうです。

 

以前、西京極小学校の校長先生が担任した一人の男の子が、20歳になって小学校を訪ねてきてくれたそうです。彼は、東京の大学で法律の勉強をし、スイスで自分の考えを英語でプレゼンテーションしたことを報告しました。彼はこう言ったそうです。

 

「自分のもとになっているのは、小学校時代にこうして司会をしたり、みんなで話し合って決めたりしてきたことです。一人一人、考えが違ってもお互いが尊重されていました。だから、自分らしく生きてこれたし、今の自分があります」

 

子どもたちが、自ら学ぶ能力は、子どもの将来の力を養うことにつながります。保育園では、「自分で考える」取り組みがベースですが、「子ども司会」なら、年長園児ができそうですね。寺子屋の時間に取り組みたいと考えています。

2021年

3月

11日

10年目の3・11

今年は、東日本大震災が発生してから、10年という節目の年ということもあり、コロナ禍でも、震災に関する報道が多いですね。10年前小学生だった○○君や○○さんが、現在は、医療現場で働いていたり、プロスポーツ選手になっていたりと、子どもの成長にとっては、10年という月日が流れるのは、早く感じます。

 

しかし、大人の私たちにとっては、時間が止まったままという人もあるでしょうし、つい先日起きた、忘れられない出来事と受け止める人が多いですね。

 

今日は、「3・11 14:46」の数字のまわりに、東日本大震災にかかわる画像を添付して、保育園の入口に貼り出しました。登園する園児が、まずびっくりして、指を指します。「これは何?」といった感じです。10年前ですので、保育園の園児は、みな生まれていません。小学校4年生の卒園児が赤ちゃんでした。

 

今日は、保護者の3・11の話をたくさん聞くことができました。

 

「ビルの35階で仕事をしていました。ビルが倒れるんじゃないかというくらい凄い揺れで、今でもしっかりと覚えています」

「銀行勤務で、15時の閉店前の出来事でした。あまりにも恐怖で、お客様と一緒に震えていました」

「新婚1ケ月で起きた大地震・・・甘いムードもぶっ飛びました」

「まだ大学生でした。就職活動の真っただ中・・・忘れられない記憶です」

「プータローしてました。(笑)(今は、3人の子どもを持つ立派なパパです)」

「実家が宮城県の石巻です。高台に家があったので、津波の被害にはあいませんでしたが、町は壊滅状態でした」

保護者の方々も、10年前ですので、ほとんどが結婚前です。この10年で、結婚して、子どもが誕生し、こうして保育園に我が子が通っていることを考えると、やはり、10年は長い時間なのかもしれませんね。

 

そして、朝の会では、子どもたちに「津波被害の写真」「人命救助の写真」「避難所生活の写真」「首都圏で電車が動かない写真」「コンビニの棚が空っぽの写真」などを見せながら、3・11の話をしました。

 

子どもたちは、写真を通じてですが、10年前に、とんでもないことが起きたことを理解します。コロナ禍でこの1年、多くの人が亡くなりましたが、東日本大震災では、一瞬にして、その2倍の命が失われたことを伝えると、いつもは賑やかな子どもたちもシーンと静まります。

 

「おうちの人に、10年前の今日は、何をしていたのか・・・どんなに怖かったか・・・たくさん話を聞いてごらん」と言ったので、今日は、親子で3・11の話をする家庭が多いかもしれませんね。

 

10年という月日が経ちました。被災地への国民の関心が薄れていると感じる人は、全ての世代で、9割以上という世論調査もあります。震災を風化させないために必要な取組みを挙げてもらうと、「学校など教育現場で子どもに伝える」が、最も多かったそうです。

 

ホワイトきゃんばすでも、子どもたちに「3・11」を伝えましたが、今日は、多くの学校で、子どもたちが、深く考える機会になったと思っています。そして、今の子どもたちが大人になるまでには、大きな地震が発生する可能性が高いことは、間違いありませんね。

2021年

3月

10日

「線路の石」の缶詰めが売れた?

今日も屋上では、それぞれの園児が自分がやりたい遊びに取り組んでいます。ファームには、野草のホトケノザの紫色の花や菜の花を集めて、子どもたちが歩き回ります。そして、一番人気は、「木登り」です。ビワの木の一番てっぺんを狙うべく、子どもたちが競うように木登りを楽しんでいます。

 

そして、今日一番のヒット作品は・・・アスレチックの橋渡りに使う板を利用して、ベンチを作った5歳女の子・・・みんなをそのベンチに座らせて、大満足の笑顔です。今日は、少し風が強かったのですが、これから、春に向けて、ますます屋上遊びが充実していきます。「啓蟄」も過ぎたので、生き物たちも登場します。楽しみですね。

 

さて、今日はローカル線の話です。ローカル線を使用して、のんびりと「呑み鉄」旅を楽しむ私ですが、ローカル鉄道は、存続の瀬戸際にあります。コロナ禍では、JR東日本などの大手も赤字に追い込まれていますが、ローカル鉄道は、会社の存続が危ぶまれます。

 

日本のローカル鉄道は、主に地方路線で、総延長は3765.9キロメートルに及びます。中小私鉄や第3セクターの計95社が運行しています。人口減少や自家用車の普及で多くが経営危機に陥り、2000年以降、全国で44路線約1000キロメートルが廃線になりました。この距離は、東京竹芝桟橋から小笠原の父島までの距離と同じです。

 

地域住民の足としての存続が難しいために、観光に活路を見いだす路線が増えていて、SLやトロッコ列車などの観光列車などは、訪日外国人にも人気があります。

 

そんな中で、千葉県にある全長わずか6.4キロの銚子電鉄が、「線路の石を売ればいいじゃないか。石なら賞味期限もないぞ」ということで、「線路の石」を売り出したそうです。線路には、昔から使われていた丸い玉砂利が敷かれていて、それを3缶1500円で販売したところ、250セットが早々に完売。この取組みは、他のローカル線にも広がり、「線路の石」は、今やヒット商品となっているそうです。

 

銚子電鉄のユニークな取組みは有名で、本業よりも稼ぐのが「ぬれ煎餅」の販売です。そして、「経営がまずい」を逆手にとって、うまい棒ならぬ「まずい棒」を売り出したり、駅名を広告媒体としたり、地元の高校とタイアップした商品開発を行うなど、知恵を絞って乗りきろうとしています。

 

ちょうど、コロナ禍になる前の昨年1月に、おやじ仲間で「銚子電鉄」を楽しんだのですが、沿線の景色も素晴らしくて、「ユーモアセンスで経営難を乗りきろう」という感じが、ひしひしと伝わってきました。

 

リニアモーターカーも新幹線もいいですが、やっぱり、ローカル線でのんびり旅が最高です。「金はなくても知恵があるさ!」この精神で、頑張ってもらいたいですね。

2021年

3月

09日

助けてくれる人はいるか?

春の屋上ファームが、少しずつ活気付いてきました。先日の「絹さやエンドウ」の植付けに続いて、今日の寺子屋では、じゃがいもの種イモを植えました。定番中の定番「男爵いも」です。子どもたちは、種イモを包丁で半分に切り、切り口に灰をつけます。切り口を下にして土に植えます。収穫する男爵いもは、「自分たちが植えて育てた」という付加価値がつくのです。

 

さて、日本人は底力を持っていると思われています。第2次世界大戦の焼け跡から奇跡の復興を遂げ、自然災害に見舞われても、その都度大きな混乱を避けながら復興を遂げています。力を合わせることが得意で、人と人とのつながりが非常に強い国民と、多くの日本人は思っています。

 

しかし、人に助けられるのを良しとせず、生活保護の利用率も世界の中では低いのです。子どもは「人に迷惑をかけるな」と言い聞かされて育っています。そのせいなのか、日本では「助けてくれる人がいない」と思っている生徒(高校生が対象)が、他国と比較して多いというデータが出ています。

 

「つらい時、助けてくれる人がいない」に、男子24%・女子16%が、「そう思っている」そうです。女子よりも男子が高いのは「男なら弱音を吐くな」という圧力が高いためかもしれませんね。

 

コロナ禍での自殺が増えていますが、増加率が高いのは青年層です。悩みや葛藤が押し寄せているというのに、「助けてくれる人がいない、孤独だ」と思い込んでいては、苦悩は増すばかりです。

 

近年の自殺対策では、「つらいときには、いつでも助けを求めていい。逃げたってかまわない」と説くことが多いですね。「頑張れ」と励ましたり、ましてや「お前は男だろ!」的な発言は、無責任で逆効果となってしまいます。

 

ただし、私たち大人が、真摯に寄り添って、じっくりと聞くことが出来なければ、若者はいつになっても「助けてくれる人はいない」と感じてしまうのです。

 

「SOSを出しなさい」だけでなく、そのSOSを受けとめる力量を私たちが持たなければならないということです。

2021年

3月

08日

水中ドローン体験

卒園式が近づいてきました。今日から、全体練習をスタートさせます。寺子屋園児は、全員卒園式に出席します。年少園児は、じっと座っていられまぜん。立ち上がったり、体をクネクネさせたり、落ち着きがないのですが、卒園式当日までに、どこまで改善できるか期待します。年長卒園児は、バッチリです。

 

さて、ホワイトきゃんばすの卒園児も通ってる、さいたま市立栄(さかえ)小学校で、先日、興味深い体験授業が行われたそうです。水中ドローンを操作する体験授業です。

 

日本財団のプロジェクトの一環で、5年生98人が参加しました。子どもたちは、近い将来、必ず職業として定着しているであろう「ドローンダイバー」に扮して、それぞれのミッションを行います。

 

子どもたちは、水中ドローンとVRの組み合わせで、スクリーンに映し出されたウミガメやサメなどをカメラ担当とドローンの操作担当の2人一組で撮影します。後ろで順番を待つ児童からは「サメだ!撮って!」などの声があり、楽しい雰囲気に包まれます。

 

5年生は、社会科の授業で、水産業を学ぶ機会があり、養殖の仕組みや水産業を安定的に継続していく方法などを調べ、発表し合ったそうです。今回の体験授業で、学習した内容をさらに深めてほしいと校長先生は語ります。

 

最後は、魚の乱獲による漁獲量の問題なども学び、充実した体験授業となったようです。

何だか、大人の私たちも、ワクワクしてきますね。

 

今年度は、コロナ禍で、社会科見学などを中止せざるを得ない状況だったので、子どもたちにとっては、最高の機会となりました。「ドローンダイバー」という新たな仕事を作り出すことで、子どもたちは、自分が働く仕事についても考えが進んだと思います。

2021年

3月

07日

同じ速さで歩く

コロナ禍にあって、私が参加しているイエナプランの勉強会もしばらく開催されていませんが、勉強会のメンバーで、自分が経営する塾で講師を務めるTさんが、昨日、大宮氷川神社で結婚式を挙げました。披露宴なしの小人数での式だったそうです。

 

氷川神社の参道を歩く新郎新婦の映像を見ています。新郎は180センチを軽く超える長身で、新婦との身長差は30cmもあります。普通に歩けば、新郎がどんどん先に行ってしまうのでしょうが、新婦の歩くペースと同じ速さで歩いています。結婚式だから当たり前と思うでしょうが、この「同じ速さで歩く」ことは、夫婦円満の第一歩と私は、勝手に思っています。(笑)

 

しばらく、新郎とは直接会っていませんが、「おめでとう!」と、末永く幸せな生活を送ってもらいたいですね。同じ速さで歩けば大丈夫です。

 

保育園の子どもたちが、屋上へ遊びに行くときは、3歳児以上の寺子屋園児が2歳児以下の園児と手をつないで歩きます。大きい園児は、自分の歩く速さと、手をつなぐ園児の歩く速さは同じではないことを感じて、相手に合わせてゆっくり歩く・・・これを狙いとしています。

 

実際は、小さい子の手を引っ張るようにして、走ってしまう子もあって、「○○ちゃんを守るのが君の仕事だろうに!」と注意することもしばしば・・・そんなことを繰り返しています。自分のことを大切にするのと同じように友だちを大切にできる子に育って欲しいと願うのです。

 

子どもたちに、多様性を認め相互に尊重し合えるような人になってもらえるように、保育園での異年齢保育は、自分の基準を押し通そうとするのではなく、相手の基準を知り、受け入れる練習ですね。

 

Tさんの結婚式から、「同じ速さで歩く」ことの大切さを学びました。

2021年

3月

06日

子どもの話を引き出す

本日登園した、小学4年の卒園児・・・ここ数カ月、彼女にミッションを与えていました。同じクラスのAさんは、ほとんどクラスのメンバーと話をすることがない。でも、本は大好きで、休み時間はずっと本を読んでいる。ということだったので、何とか、Aさんと話をして、彼女が本当にやりたいことを聞けたらいいね~という内容です。

 

そして、ついに、「園長先生・・・聞いて。昨日Aさんと、たくさん話したよ。彼女は、本当は私たちと遊びたかったみたい・・・でも、自分からはなかなか言い出せなくて、一人で本を読んでいたんだって。でも、これから、たまには、彼女を誘ってみるよ・・・」と報告がありました。

 

「おせっかい」と思う人もいるかもしれませんが、卒園児の女の子は、さりげないおせっかいがとても上手なのです。私も、どちらかというと、おせっかい派ですので、今日の報告は、とてもうれしかったですね。

 

さて、保育園の子どもたちの中で、「これね~○○って言うんだよ…すごいでしょ」みたいに、次から次へと話をしてくれる園児に対しては、先生たちの対応は、とてもシンプルで「話を聞き、受けとめること」です。

 

子どもたちの「思いを伝えたい」という気持ちは、人から言われて行動した時には、あまり見られません。自分で「やりたい!」とか「考えたんだ!」という思いがあるから、はち切れんばかりに熱く語るのです。

 

今日は、その先の話です。このように熱く語るタイプの園児だけではないですね。なかなか、自分の意見ややりたいことを伝えるのが苦手な園児もいます。冒頭の卒園児の同じクラスのAさんなどは、まさに、そのタイプです。

 

「自分で考えていることは他の人には見えない・・だから言葉で伝えるんだよ」と、寺子屋の「てつがくの時間」で、私は子どもたちに言いますが、なかなか発言できない園児の話をどう引き出すのか・・・これも、個々によって対応が違ってきますので、「こうすればいい」という1つの答えはありませんが、4月からの新年度においては、特に注力して取り組みたいと考えています。

2021年

3月

05日

もの言う「アスリート」

保育園の子どもたちには、「自分で思ったことは、ちゃんと口に出して言いなさい」と、園長は何度も言っていますが、寡黙を美徳とする日本人の文化が、過去にあったとすれば、これからの時代、今の子どもたちが大人になる頃には、「黙っていてもダメさ」というのが、当たり前になっていることでしょう。

 

先日、全豪オープンを優勝し、23歳という若さでグランドスラムを通算4度優勝している大坂なおみ選手は、まさに、もの言う「アスリート」です。

 

昨年の全米オープンでは、黒人襲撃事件で犠牲となった人たちの名前が書かれたマスクを着用したことで、世界での注目を一気に集めました。大坂なおみ選手は、日本人ですが、この行動に、世界中から賞賛の声があがっているのに、一部の日本人が冷ややかな目で見ていたのは、残念なことですね。

 

アスリートは、プレーに専念しなさい。「本業」と関係ないことをしゃべるな。という批判です。しかし、大坂選手は、黒人やアジア人に対する人種差別に抗議します。そうした姿勢を「政治的だ」と批判する声に対しては、人権擁護の姿勢をはっきりと示します。

 

「スポーツが命の輝きなら、差別や暴力は、命への攻撃。コートでのプレーと差別に対する抗議は、人の命を尊ぶことにおいては地続きです。何ら、矛盾がないこと」と毅然としています。

 

人間という生き物は、どうしても、「同調圧力」に屈してしまいがちです。しかし、大坂選手は、圧力に対して声を上げる勇気を私たちに示しているのです。これからの若きアスリートたちは、大坂選手のように、もの言う「アスリート」が多くなっていくのでしょう。

 

そう・・・大坂選手の魅力は、プレーや主張だけではなかったですね。インタビューでの「お茶目な発言」です。ユーモアを忘れないことも、私たちは見習わないと。(笑)

2021年

3月

04日

「家飲み」は増えた!?

昨年秋に、子どもたちと種まきをした「絹さやえんどう豆」ですが、本来ならば、春に突入しどんどん大きくなっているはずでした。ところが、新芽をことごとく鳥たちにツンツンとつまみ食いされてしまいました。ほぼ全滅です。

 

えんどう豆の収穫は、新年度最初の収穫となるので、今日は、年長園児に手伝ってもらって、絹さやの苗を植えました。これで、4月に入ってすぐに、子どもたちと一緒に収穫が楽しめそうです。

 

さて、総務省の家計調査によると、2020年の酒類の1世帯(2人以上)あたりの年間購入額は4万6276円で、前年対比114%と大幅な伸びを示しました。ここ20年間では、最大の伸び率だそうです。コロナ禍で、外で飲むことが少なくなり、巣ごもり需要で「家飲み」が増えたという結果です。

 

では、いったい日本人は、どんなお酒を飲んでいるか・・・気になりませんか。

 

酒類別の購入額のトップは、ビールで1万1364円(前年比6%増)です。以下順番に・・・②発泡酒、第3のビールなど1万291円(17%増)・③焼酎6615円(10%増)・④清酒5772円(7%増)・⑤チューハイ、カクテル4701円(32%増)・⑥ワイン3833円(12%増)・⑦ウイスキー2374円(37%増)という順番になっています。種類を問わず、購入額が増えています。

 

ちなみに、私の家の食器棚には、日本酒(純米酒しか飲みませんが・・・)・焼酎・ウイスキー・ブランデー・紹興酒・電気ブラン(浅草神谷バーで売ってるリキュール)があり、冷蔵庫には、ビール・酎ハイ類・ハウスワイン・日本酒(冷酒)が入っています。

 

毎日、その日の気分や夕食の内容に合わせて、一杯やるのですが、サラリーマンを辞めた時から、外で飲むことは少なくなりました。コロナ禍の前に、「家飲み」のライフスタイルが定着しています。

 

保育園の子どもたちには、「お酒は20歳になってから・・」と何度も教育していますが、(笑)大人になれば、ライフスタイルの中に「お酒」が入ってきますね。「家飲み」「外飲み」それぞれの良さを楽しんで、素敵な時間にしたいですね。

 

今日は、お酒の飲み方のマナー話ではなく、「家飲み」増加に伴う、お酒の年間購入額の数字的な分析という、まじめな話でした。

2021年

3月

03日

小学1年生の魔法の言葉

今日はひな祭りです。ひな祭り給食を楽しみにしていた子どもたち・・・屋上から帰ると、「うぉ~すごい!・・・おいしそう!」の声が聞こえてきました。お内裏様とお雛様をモチーフにしたミニおにぎりに、子どもたちの目が釘付けになります。

 

お腹いっぱい食べて、ぐっすりお昼寝をしたら、今度は「ひな祭りおやつ」を食べて・・・子どもたちは、大満足です。

 

さて、年長園児の卒園まで、1か月を切りました。日を追うごとに、卒園児への想いが深まっていくのですが、卒園児6人に、小学校生活を楽しく過ごすのに役立つ「魔法の言葉」を3つ紹介します。

 

1つ目は「おはようございます」です。新しい友だちや先生と初めて会う時は、ドキドキします。何を話したらいいか分からなくなりますね。でも、大丈夫です。朝、会った時に、大きな声で「おはようございます」と言ってみると、不思議なことに、いろいろな話が次々に出てきて、たちまち仲良しになれます。

 

2つ目は「ありがとうございます」です。子どもたちは、保護者、友だち、先生、地域の人たちに支えられて大きくなりました。これからも色々な人に支えられて成長しくのです。他の人から助けてもらった時には、大きな声で「ありがとうございます」と言ってみましょう。

 

3つ目は「おねがいします」です。小学生になったら、自分でできることは自分でしなければいけません。でも、やりたいことがあってもうまくできない時、周りの人に何かしてもらいたい時には、勇気を出して「おねがいします」と言ってみましょう。

 

どうですが、「おはようございます」「ありがとうございます」「おねがいします」の、子どもたちがよく知っている3つの言葉です。

 

卒園まで…少しずつ。、子どもたちに話していこうと思っています。

2021年

3月

02日

てつがくの時間「べんきょう するのは どうして?」

今日の寺子屋は、「てつがくの時間」です。リクガメの「かめきち」の前の電気を消して、ロウソクに火を灯すと、子どもたちのスイッチがオンです。

 

園長「てつがくって何?」:園児「考えること・・・!」:園長「みんなが考えていることは目に見える?」:園児「見えな~い!」:園長「じゃぁ~どうすればいいの?」:園児「口に出して、みんなにお話する」

 

この「お約束」のやり取りをしてから、「てつがくの時間」がスタートです。そして、今日のテーマは「べんきょう するのは どうして?」です。

 

まずは、子どもたちに自由な発言です。

 

5歳女の子「いろいろなことを覚えるためにやる」

6歳男の子「あたまがよくなるために、勉強するんだよ」

5歳女の子「小学生になる練習です」

年長園児が、昼に勉強している姿を年中・年少園児は、しっかりと見ているようですね。「それじゃ・・・小学校になったら勉強は続けるの?」

「もちろんだよ・・・ずっと、大人になるまで勉強をしないといけないよ」

「じゃ~大人になったら、勉強しなくてもいいのかい?」「・・・」

「園長先生は、今でも勉強しているよ。みんなのママやパパはどうだい?」

こんな感じで、おうちでのママパパの勉強ぶりの話がしばらく続きます。

 

5歳女の子が「小さい子に勉強を教えると、自分もよく覚えるようになる」と言います。まさに、保育園での異年齢保育の効果を語ってくれます。

「○○先生の工作の時間で、3番さんに教えると、自分も上手になっていくよ」と、年長園児が言います。

 

すると5歳女の子が「小さい時からたくさん勉強しておけば、それがどんどんたまっていって、他の人に教えられるようになるんじゃないの?」と言います。

 

5歳男の子が、待ってました!とばかりに「みんなの頭の中には、脳ミソがあって、そこに勉強したことがたまっていくんだよ」とドヤ顔で話します。

 

ついに「脳ミソ」にまで、話が膨らんできました。人間と他の動物の脳ミソの大きさの違いまで話が進みます。

 

「人間は、こうしてみんなで考えながら、言葉にしてるけど、動物はできないね?」と園長が言うと、5歳女の子は「動物は、何をしゃべっているのか分からないけど、動物同士では、ちゃんとお話してるんじゃないの?」と反論するのです。いい感じです。

 

すると、「うちのママは、お仕事のために勉強しているよ」と、突然4歳女の子が言います。ここから、園児それぞれのやりたい仕事を話してもらいます。

「美容師になるには、勉強をするの?」「ラーメン屋になるには勉強は?」「お花屋さんになるには?」「プロ野球選手になるための勉強って何?」「それは、野球の練習をたくさんすることだよ」・・・といった感じで、大人になって自分のやりたいことをするには、勉強しないといけない・・・という話の方向になってきました。

 

今日の話は、ここまでです。おうちに帰って、ママやパパに「勉強するのはどうして?」と子どもたちから質問があるかもしれませんね。

 

こんな感じで、今日のてつがくの時間「べんきょう するのは どうして?」について・・多くの子どもたちの話が聞けました。はい。1つの正解はありません。

2021年

3月

01日

医者、用水路を拓く

今日は、保育園の玄関に「スズメバチ」の巣をぶら下げました。登園する子どもたちは「何あれ!」と大騒ぎです。「あれは~スズメバチの巣だよ~」と教えると、「キャー・ワー・グワーッ!」と逃げまどう子どもたちです。(笑)

 

昨日、我が家の大きくなりすぎたゴールドクレストの木を剪定していると、何と、スズメバチの巣がぶら下がっているではありませんか。昨年の夏から秋にかけて、スズメバチがこの巣を中心に、飛び回っていたはずなのに、気がつきませんでした。

 

正式名は、コガタスズメバチですが、冬になると、女王バチ以外は、みな死んでしまいます。女王バチのみ巣を離れて、木の中などで越冬し、春以降産卵するのです。

 

というわけで、保育園のスズメバチの巣は、すでに空っぽで安全なのですが、見た目はグロテスクです。ぶら下げておくと縁起がいいと言われているので、しばらくは、保育園のシンボルマークとします。(笑)

 

さて、アフガニスタンやパキスタンで長年医療活動等に従事され、2019年にアフガニスタンで武装兵力の銃撃により亡くなられた中村哲医師の著書「医者、用水路を拓く」についての話をします。

 

中村医師は、アフガニスタンの国家勲章の他、日本でも生前・没後に様々な賞を受けていますが、彼は、一貫した正義感と行動、強者に屈しない反骨精神で生きてきました。

 

飢餓と渇水を前に、医療人はあまりに無力だとして、「百の診療所よりも1本の用水路」を合言葉に水対策の事業にまい進します。そして、日本人ワーカーの「良い体験をさせてもらった」といった感慨には共感できないとして「君らのロマンや満足のために仕事があるのではない」と痛烈に言い放つのです。

 

彼はこう言います。「正義・不正義とは明確な二分法で分けられるものではない。あえて『変わらぬ正義』と呼べるものがあるとすれば、それは弱いものを助け、命を尊重することである」として、「現地と一体となり、苦楽を共にする」と、徹底した現場主義を貫いたのです。

 

中村さんは日本人ですが、彼の目には、世界や日本がどのように映っていたのでしょうか。彼を失ったことは大きな痛手ですが、今の子どもたちの中から、広い視野で世界を見ることができる若者が育って欲しいですね。

2021年

2月

28日

タイガー・ジェット・シン

タイガーといえば、多くの人は、先日交通事故を起こした「タイガーウッズ」選手をイメージする人が多いでしょうが、私の場合は、架空の人物は「タイガーマスク」であり、実在の人物は、「タイガー・ジェット・シン」なのです。私が最も愛する悪役レスラーです。

 

タイガー・ジェット・シンをよく知っている人は、昭和世代のプロレスファンですが、今回、一般の人にも広く知られる出来事がありました。

 

シンは(あえて、プロレス時代の呼び方で失礼します)、現在カナダのトロントに住んでいるのですが、プロレスラーだけでなく、実業家としての顔を持っています。3・11東日本大震災の時に、タイガー・ジェット・シン財団の支援活動など、対日友好親善に貢献したとして表彰を受けました。

 

財団は、2010年に設立され、地元の学校支援などの慈善事業を行っていましたが、東日本大震災の際は、被災児童のために寄付を集めたそうです。

 

シンのコメントです。「津波の被害について聞いた時は、胸が張り裂ける思いでした。日本は実家のようなものです。49年間もの時間を過ごした日本の子どもたちのために、とにかく何かしなければと思いました。近いうちにまた日本を訪れたいです」として、今回の表彰を受けて、新たに被災地の児童への寄付を表明しました。

 

シンは、1973年に日本に初来日したプロレスラーです。サーベルとターバンをトレードマークにした「悪役レスラー」として活躍します。当時、アントニオ猪木率いる「新日本プロレス」は、まだ現在のような盤石なプロレス団体ではなかったので、「ヒールのシンVSベビーフェイスの猪木」というアングルで、新日本プロレスの飛躍につながったのです。

 

シンと猪木の試合は、当時子どもだった私には、衝撃的でもあり刺激的でもありました。「本当に殺し合いになってしまうんじゃないのか!」と言われるほどの、一線を越える内容でした。シンが新宿伊勢丹前で猪木襲撃事件を起こし警察沙汰になり、(これは、猪木側のアングルだったのですが、シンが本気になってしまったというのが事実のようです)猪木は、試合中にシンの腕を折ってしまいます。

 

シンがただの悪役レスラーでなかったのは、正統派ストロングスタイルでのプロレスもできるからです。私も、子ども心に「シンが反則を使わないで、猪木と戦っている」と、驚き、「悪役だけど・・・なぜか魅力あるレスラー」となるのです。

 

すみません・・・また、マニアックな話でチンプンカンプンですね。(笑)

 

みなさんには、「タイガー・ジェット・シン」という元悪役レスラーが、今でも日本を愛し、関わりがあることを覚えていただければ、うれしいです。

2021年

2月

27日

新解釈「学校用語辞典」つづき

今日の夕方は、子どもたちの自主的な雑巾がけで、保育園の床がピカピカになりました。子どもたちは、鬼ごっこを大好きですが、教室内で走りまわるのは危険なので、雑巾がけをしながらの新ルールを小学生が考えたようです。(笑)

 

さて、新解釈「学校用語辞典」の続きです。今日は、コロナ禍にかかわる用語をピックアップします。

 

「新型コロナウイルス感染症」・・・万物の霊長であると思い込む人類への天からの警鐘か。大人たちの「生きる力」を子どもたちはじっと見ている

 

「正しく恐れる」・・・対応の大原則。しかし、専門家の意見など情報過多・氾濫で、何が正しいのか分からないことだけは正しいことが分かった

 

「緊急事態宣言」・・・政府から発令されたが、かつて校内暴力が吹き荒れた頃は校長の専権事項であった。この時代を知る教員は「警察に相談できないのはつらいけれど、いつか夜明けは来る」と後輩教員を励ましている

 

「手洗い・うがいの励行」・・・感染予防とともにインフルエンザの流行を抑えるという副次的効果も実証された。学校教育の社会貢献が少しでも認知されたことに教員は安堵

 

「マスク着用の無言給食」・・・新しい生活様式の一つ。給食当番だけだったマスク必着が全員に広がり、無言の給食風景=黙食は禅道場での修行を思わせる

 

「アベノマスク」・・・政府が感染予防の切り札として、全家庭に配布したマスク。しかし、市中で着用する姿はほとんど見掛けず、各家庭は「コロナ騒動の思い出」として大切に保管していると思われる

 

「全国一斉休校」・・・所掌する文科省や各教育委員会を飛び越えて出され、人々に「総理のご意向」の偉大さを知らしめた。しかし、最大の被害者は子どもと家庭である

 

「オンライン授業」・・・オンラインゲームに親しむ子どもには抵抗なく受け入れられたが、チョーク1本で勝負してきたアナログ教員にとっては荷が重い

 

最後にコロナとは関係ありませんが、笑いをどうぞ・・・

 

「忖度(そんたく)」・・・・官僚社会では上司や政権への忖度は当然視。「本校の教員も少しは見習ってほしい」と嘆く校長も少なくないという

2021年

2月

26日

新解釈「学校用語辞典」

今日の体操教室では、「逆立ち大会」が行われました。足を壁につけた状態で、誰が一番長く逆立ちをしてられるかを競います。そこで、予想外のことが起きました。年長園児の対決です。優勝したのは、本命でも対抗でもなく、大穴の園児です。お世辞にも、彼は、運動能力が優れているわけでもないのですが、余裕で優勝です。

 

腕の力が強いことは、園長とのプロレスごっこで実証されていましたが、逆立ちに効果が出たようです。驚きと賞賛の拍手が鳴り響きました。なんだか、とても嬉しい気分になりましたね。

 

さて、今日は、元全日本中学校校長会会長の岩瀬さんが、ブラックユーモアたっぷりの「学校用語辞典」を作りました。鋭い指摘に思わず「その通り!」と頷く内容です。いくつか紹介します。

 

「教育」・・・人が人を教える崇高な営みだが、運用を誤ると狂育・凶育・恐育等々に転化するので要注意

 

「教育委員会」・・・学校のためなら労をいとわず努力してくれるが、時々丸投げしたり、はしごを外したりすることもあるので要注意

 

「学校経営方針」・・・年度の初めに校長が出す、難解な教育用語を散りばめた自己陶酔の文書

 

「主体的・対話的で深い学び」・・・講義中心の知識注入型を脱した授業改善の一環。『とっくの昔からやっているのに何をいまさら』と冷ややかに見つめるベテラン教師は多い

 

「働き方改革」・・・業務内容の削減と教職員定数の増加が改革の基本と誰もが分かっているのに、なかなか実行できない政策。しかし、「このご時世に働けるだけ幸せと思え」との厳しい声もある

 

「あだ名禁止」・・・男女関係なく友人をさん付けで呼ぶことが推奨。先生にあだ名を付けるというひそかな楽しみも、やがて消えゆく学校文化になるのか。

 

「初任者研修」・・・「事件は会議室で起こっているのではない!」と叫んだ、現場第一主義の湾岸警察署A刑事の気持ちが分かる時間

 

「少人数学級」・・・財務省が難色を示す中、積年の教育界の悲願が達成。次は絶対、中学校に!

 

どうですか・・・独断と偏見と笑っていられないような図星の指摘ですね。

つづきは、明日・・・

2021年

2月

25日

宿題と家庭教育

今日は、素晴らしい遊びが行われていました。6歳女の子が仕切る「学校ごっこ」です。児童役は、2歳児の5人が座っています。6歳女の子は、校長先生のようです。「は~い。今から新しい先生を3人紹介します。○○先生来てください。○○先生は音楽の先生です~」といった感じで、寺子屋園児が先生役です。私は、思わず見入ってしまいました。土曜日に、先輩小学生の学校ごっこの影響を受けて、自分なりにアレンジして素敵な演出となりました。

 

さて、お昼寝タイムに、年長園児は、勉強をしているのですが、10マス計算など、時間内にできなかった内容は、「宿題」にすることがあります。子どもたちは、宿題を喜び、保護者もやる気満々でフォローしてくれます。いわゆる「家庭教育」としては、バッチリです。

 

ところが、小学生になると、学校は「家庭の教育力」に過剰な期待をしてしまいがちです。現実に、保護者に学校でできる/できないことを理解してもらい、協力を求めることが、今の学校経営においての重要課題でもあります。

 

しかし、宿題や自主学習ノートの点検、弁当作り支援など、保護者の手をかけさせる課題が増えているのも事実ですね。学校側は、宿題を通して家庭学習の定着に保護者を巻き込みたいと考えますが、保護者は、教師の仕事の押し付けと受け止める傾向があります。

 

本来は、子どものための「宿題」は、学校と保護者の役割のすき間に落ち込み、双方が積極的に望むわけでもなく、今日まで続いてきたのかもしれません。

 

私がPTA活動でお世話になっていた時に、必ずテーマとして挙がるのが「家庭教育をどうやって進めていくか?」という問題でした。

 

子どたちはそれぞれ違い、保護者の考えも違います。「こう決まりましたので、お願いします」では、進みませんね。学校と家庭の役割分担については、永遠の課題ですが、関係者間で、しっかりとした合意が必要であることは間違いありません。

2021年

2月

24日

予備校離れが加速

先日、小学生の野球チームの練習を見ていると、当たり前ですが、グローブで軟式ボールのキャッチボールをしていました。これ、保育園でもできるな・・・ということで、今日の屋上遊びは、園長もマイグローブを持参して、少年用の軟式ボールで、6歳男の子相手にキャッチボールをしました。一番野球が上手な男の子ですが、最初は、硬いボールに驚くも、すぐに普通にできるようになりました。男の子の目の色が変わり、明日からは、他の園児もやりたいと言ってくることでしょう。

 

さて、今日の話は、予備校離れです。1980年代末のバブル期、予備校講師の年収は、1000万円超えがザラだったと言います。私も、あの代々木ゼミナールの名物講師の短期講習を受けたことがあります。講師は、芸能人並みに人気がありましたね。当然、授業内容も楽しかったです。

 

しかし、1990年代以降、予備校の生徒数が激減します。1990年は19.5万人が、2020年では、3.5万人だそうです。30年間で、8割も減ったことになります。

 

そりゃ~少子化だから当たり前でしょ・・・と思った方も多いでしょう。しかし、この間、大学入学希望者数が49.2万人から63.5万人に増えています。つまり、大学受験生の予備校利用率は、1990年では40%だったのが、2020年では6%と激減したのです。

 

2014年に「代ゼミ校舎の7割を閉鎖!」というニュースは、世間を驚かせましたが、この数字を見ると納得できますね。

 

予備校離れの原因は、少子化による顧客減に加え、受験競争緩和による予備校離れに、マンツーマン指導型へのシフトなど、様々なことが重なったといえます。しかし、予備校の多くの講師が失職してしまいました。

 

林先生のように、テレビ出演で稼ぐ人はいいですが、中には、大学に入り直して教員免許を取得し、教員採用試験に挑む人もいるそうです。

 

予備校講師は、授業技術にたけた専門職であることは間違いありません。昨今の教員不足の解決につながるようであれば、積極的に、次の人生として、学校の先生になってもらいたいですね。

 

予備校時代がなつかしい・・・と思ったあなた。昭和世代の私と同じですね。(笑)

2021年

2月

23日

ブラック

昨日の寺子屋では、スクラッチ(ひっかき絵)を行いました。画用紙に線を何本か引きます。線を引いた中を様々な色で塗り込みます。その上に、黒色のクレヨンですべて塗りつぶします。そして、竹串で好きな絵を描くと、虹色のような絵が彫れるのです。6歳女の子が、素敵な星などのデザインを完成させました。

 

しかし、子どもたちにとっては、黒く塗りつぶすことに抵抗を感じます。「えっ~真っ黒になっちゃうけど…大丈夫かな~?」という気持ちです。

 

私は、横で、令和4年度の入園希望のママと話をしながら、子どもたちが、複雑な気持ちで真っ黒に塗りつぶした画用紙を見つめていました。

 

ブラック企業・ブラック校則・ブラック部活などと、ブラックは否定的な意味で使われますね。テレビの刑事ドラマでは「あいつは黒」といえば犯人のことであり、白黒をつけるとは決着をつけることです。

 

ブラックは、黒色・否定・悪・負であり、一方ホワイトは、白色・肯定・善・勝という図式が一般社会にはあります。保育園ホワイトきゃんばすにも、「ホワイト」が使われています。

 

光の3原色は赤・緑・青ですが、これらをすべて混合すると白色になります。一方で、色の3原色のマゼンダ(赤紫)・シアン(青緑)・イエロー(黄)を混ぜると黒色になります。宇宙の果てには、ホワイトホールではなく、ブラックホールがあります。高密度で、強い重力のために物も光さえも放出できない空間と言われています。

 

う~ん・・・ますます「黒」が悪役になってきましたね。プロレスラーの蝶野選手は、若い頃は白のタイツを身につけていましたが、ヒールとなり、黒のリングコスチュームに黒のサングラスに変えますが、とても決まっています。しかし、その黒の中に「俺は誰にも染まらない・・・群れないで生きる」を主張しているようで、かっこいい生き方として、プロレスファンには伝わりました。すでに、日本のプロレスファンは、ベビーフェイスVSヒールという2極対立の単純な構図では満足できないレベルになっていたのです。

 

すみません・・またマニアックな話になってしまいました。話を戻します。

 

裁判官の着用する法服はどんな色にも染まらない黒色です。その意味は、法令と自己の良心にのみ従う決意が込められているといいます。

 

なんだか、こう考えると、ブラック・黒色は、私たちの心を表現するベースになる色なのかもしれませんね。

2021年

2月

22日

いのちの授業

今日は、春本番のような暖かい陽気となりました。屋上の池では、金魚やメダカが元気に泳いでいます。そして、大きなウシカエルが日向ぼっこをしています。まだ、冬眠中のはずですが起きてしまったようです。クサガメも水面から顔を出していました。

 

さて、助産婦で、社団法人ベビケア推進協会代表の直井 亜紀(なおい あき)さんは、10年ほど前から、埼玉・千葉・東京を中心に、小中高校、企業などで「いのちの授業」を行っています。

 

授業では、自分の命がどのような過程で育ったかを説明した上で、羊水や胎盤の不思議など、現代の医学でも解明されていないことがあると伝えます。そして、「一緒に考えてみよう」と、子どもたちの「なぜ」「どうして」を引き出します。

 

私たち全員に赤ちゃんだった時期があり、健やかな成長の願いを込めて命名された日や、優しく抱っこされた日があったと、話をすると、聞いている子どもたちの気持ちが、少しずつ解放されていくそうです。

 

そこで、直井さんは、熱く語るのです。「誰からも愛されずに育つ命はない」「成長を見守っている大人が必ずいる」ことを子どもたちに丁寧に伝えます。この世に誕生したからには、「いじめられ、ばかにされるために育った命は一人もいません」と。

 

直井さんは、自らの「いのちの授業」の内容についてこう語ります。「私自身が大人から言ってほしかった言葉です。中高生の時にコンプレックスが強く、自分自身を大切に思えませんでした。その当時に、信頼している大人から言われたかった言葉を伝え続けたいと思っています。子どもたちが成長する節目で、授業のことを思い出し、人として尊重し合える未来を生きてくれたらうれしいです」

 

子どもたちは、大人になる過程で、何度も壁にぶつかります。自分の力で解決していければいいのですが、挫折し、心が折れる若者も出てきます。そこで、大人の「見守っている人がいるよ」「自分を大切にしてね」のメッセージが、背中を押すことにつながるのかもしれません。

 

私たち、大人の大切な役割の一つですね。

2021年

2月

21日

「スタバ」がない!?

都道府県で、唯一「スターバックスコーヒー」がなかった、「鳥取県」は、「スタバがなければ『すなば』がある・・・」ということで、「すなば珈琲店」をオープンさせるなど、日本中の話題となりましたね。2015年に鳥取駅にスタバがオープンし、日本の都道府県すべてで、スタバが出店されました。鳥取県では、スタバがないを逆手に取った「すなば珈琲」効果もあって、県民の珈琲需要が激増したそうです。

 

今日は、高校生が動いた「なぜ地元に『スタバ』がない?」の話です。

 

北海道北見市にある「北見北斗高校」に、平成30年度に入学した1年生の生徒5人が、「なぜ北見市にはスターバックスの店舗がないのか」をテーマに探究活動を取り組みます。彼らは、出店されない原因や出店条件などを探ることからスタートさせます。

 

スタバでアルバイト経験をした人へのインタビューをしたり、出店している帯広市や釧路市と北見市との比較や、出店地域の人口比率の算出などをします。その結果、北見市は人口密度が低く、交通量の少なさも一因でないかなど、複数の仮説を立てたそうです。

 

それから、およそ半年かけて出店のメリットなどを考察し、スターバックスジャパンに連絡してメールでのやりとりが始まったそうです。そして、生徒たちも「本当に実現するとは思わなかった」日本最北のスタバ出店が決まったのです。

 

昨年11月にスターバックスコーヒー北見三輪店がオープンし、特別招待された5人の生徒たちは、スタバ担当者から誘致活動に対する感謝の言葉などを受けたそうです。生徒たちは、現在高校3年生になっています。

 

「自分たちの声が大人に届いたことが大きな希望となり、『やればできる』という自信につながった」と担当教諭は語ります。

 

5人の高校生は、今後社会に出た時も、今回得た経験はかけがいのないものになることでしょう。ちなみに、5人は女性3人に男性2人です。いいバランスですね。

2021年

2月

20日

筆の都

保育園で飼っている「ウーパールーパー」「アカハライモリ」「ミシシッピニオイガメ」の水槽を今日は大そうじしました。ウーパールーパーがエサのアカムシをよく食べるので、どんどん大きくなっていきます。行動範囲を広げるために、レイアウト変更もします。

 

そうじの間、それぞれの生き物を飼育ケースに移すと、子どもたちの観察タイムが始まります。アカハライモリはバケツをどんどん登ってきます。そして、水槽はすっかりきれいになって、アカハライモリとミシシッピニオイガメの動きが、活発になりました。

 

さて、「筆の都」と言われる場所があります。広島県熊野町です。ここでは、江戸時代から筆作りが始まり、今でも、国内生産高の8割を占めています。人口2万3千人のおよそ1割が筆作りに携わっているそうです。当然、子どもたちにとっても、筆は身近な存在です。最近では、熊野町の子どもたちの学力の高さが注目を集めています。

 

熊野町の林教育長に、「学力とは何か」を問うと、間髪入れず「人の話を聴く力、集中力だ」と断言します。熊野町では、小学校1年から書道科を導入しています。狙いは、姿勢を正し、心を落ち着かせ、集中力や持久力の向上を図ることにあるそうです。

 

小1の子どもらが、たっぷり墨を含ませた太い筆を握って、真剣に紙の上を走らせます。その間、先生は「筆を持つ手は机に乗せないで。机に添えるのは左手。それが軸になって、体が自由に動きます。書は、体全体で表現するもの。手首だけで書くものではありません」と声を掛けます。

 

私も、学力のベースは、集中力であることに異論はありません。保育園でのお昼時間に、年長園児は小学校に向けた準備活動をしていますが、「間違い探し」や「迷路」をやっている時の集中力は、半端ありません。

 

個人的見解ですが、書道がいいのは、墨のにおいだと思っています。あのにおいで、脳ミソがギュッと冴えてくるのです。(笑)

2021年

2月

19日

「地球の歩き方」東京版

今日は、朝の会で「生ワカメ」を食べました。保護者から、根元から先端まで、ざっと子どもの身長ほどある生ワカメをいただいたので、まずは、海に生えている状態を子どもたちと観察します。実際に、手に触れて「ヌルヌル」も感じました。

 

次は、沸騰した湯の中に入れて、ワカメの色が茶色から緑色に変わるところを見ます。子どもたちの「ウォ~」の歓声があがります。最後に、しょうゆをまぶして食べました。演出効果もあって、ほぼ園児全員が、おいしく食べられました。

 

子どもたちは、当然「ワカメ」をみそ汁などで食べたことがあるのですが、今日のような、そのまんまの生ワカメは初めてです。ワカメが好きになったようです。(笑)

 

さて、海外を放浪した経験がある方なら、黄色の表紙の分厚い本をバックパックにしのばせていませんでしたか。ボロボロになるまで読み込んで、何十年たった今でも、捨てることが出来ずに本棚に入っていませんか。私も何冊か本棚に残っています。そうです…『地球の歩き方』シリーズです。

 

昨年9月に、シリーズ初となる国内版「地球の歩き方 東京 2021~22」が発売されてたのはご存知ですか。何と、すでに発行部数8万部を超えるヒットを続けているそうです。私の手元にも一冊あります。値段は、税込み2020円です。分厚くて、それだけの価値はありますが、他のガイドブックと比較すると、お高いですね。

 

「東京版」は、2019年が「地球の歩き方」の創刊40周年に当たることから、国内版の初企画にトライしようとなったそうです。もともと、オリンピック開催直前の2020年6月の刊行を予定していたそうですが、コロナの感染拡大で、「東京に旅行するなんてとんでもない」という逆風の中で、何とか9月発売となったそうです。

 

ところが、東京駅近くの「丸善」丸の内本店では、発売後3カ月間だけで、同店で最も売れたガイドブックの年間売上の約3倍を記録したそうです。しかも、この本を購入した人は、都内在住が6割で、神奈川、埼玉、千葉を含む首都圏在住で9割を占めているそうです。

 

これは、海外はもちろん、国内旅行も控えざるを得ないコロナ禍にあって、首都圏で暮らす人たちが足元の再発見を期待して買い求めているようです。

 

でも、東京のガイドブックなら、他にも山ほどありますね。そこで、この本の基本コンセプトとして「地球の歩き方らしさを崩さない」「最新スポットにこだわらない」の2点にしたそうです。

 

例えば、切り口の一つが「江戸から地続きの東京」です。江戸切子や江戸藍染めといった伝統工芸体験のほか、文豪が通った老舗の名店の味やパワースポットの紹介など、江戸・東京の歴史や文化を学べる構成になっています。

 

歌舞伎や能楽、大相撲などの観覧の楽しみ方を初心者向けに解説するなど、なかなか興味深い内容になっています。江戸と東京を結び付けるというのが粋ですね。まさに、地球の歩き方らしいです。

 

今春をめどに、中国語訳版の中国での発売が決まっているそうです。近い将来、「地球の歩き方 東京」を手に、東京の街を歩く海外の人たちを見かけることになりそうです。その時は、コロナ禍の終焉を象徴する光景の一つとなるのでしょう。早く、そうなって欲しいですね。

2021年

2月

18日

「悪しき平等性」の呪縛

今朝の冷え込みで、屋上は久々に氷が張りました。どろんこ広場には、霜柱もできています。子どもたちは、バケツに、氷の破片と霜柱を集めます。今シーズン、あと何回氷遊びができるか・・・子どもたちが「ワクワクドキドキする」大切な時間です。

 

さて、本日、オリンピック・パラリンピックの新会長に、橋本聖子さんが選出されました。今回の騒動で、あらためて「多様性への容認」について、特に私たち日本人は、深く考える機会を得ました。

 

しかし、多様性を認めることは、「みな平等に!」という事ではありません。世の中には、「平等という名の不平等」だったり「悪しき平等性」が、日常生活の中に見られます。

 

学校教育では、「みんな同じにできる」という考えで、クラス全員が、同じにできるように指導し、同じになれば良しとする教育が行われてきました。一斉授業に求められる、最適な「答え」とも言えます。

 

ある幼稚園での事・・・「給食は、全員完食を目指すのではなく、一人一人の違いに応じて、『量を減らす』『頑張って食べているなら、残すのもやむなし』の方針転換をしていく」とすると、ある保育者から「それをやったら、他の子は食べているのに不平等になりませんか?」という質問があったそうです。つまり、「食べなくていいなら自分も食べない」につながるという心配です。

 

まぁ~現実的には、頑張って完食した園児には、保育者は最大限褒めることで、園児は完食することや好き嫌いがない自分に対して喜びを感じるものです。また、他の園児が「ずるいよ~」なんて言ってくるようなら、「どうしても食べられないつらさがある」ことを保育者は説明しながら、園児一人一人の違いを伝えれば、理解できるはずです。

 

「みんな同じにできる」を進めていくことは、まさに「悪しき平等性」の呪縛から解放されていないことなのです。

 

私たちは、「多様性への対応を進めなければいけない」と、言葉では理解しています。しかし、具体的行動に置き換えると、どうするのか・・・日常にある様々なシーンの中で、もっと深く考えないといけませんね。

2021年

2月

17日

動物園の役割

昨日の寺子屋で、ストライダーレースをやったのですが、今日の屋上遊びは、その続きです。子どもたちは、勝負をつけるのが大好きですね。昨日転倒してしまった5歳男の子が、見事にリベンジしました。そして、1・2歳児の園児たちも、三輪車やキックボードで参加します。遅いですが、やる気満々の子どもたちの活動は、元気があって素晴らしいですね。

 

さて、100年ほど前の1925年に、児童文学作家のヒュー・ロフティングは、「ドリトル先生の動物園」の中で、『動物園は、動物の牢屋ではなく、動物の家でなければならない』と記しています。当時の動物園は、猛獣や珍獣を檻に入れてコレクションのように展示するところがほとんどだったそうです。

 

1964年に国際自然保護連合(IUCN)が、絶滅の恐れがある生物をまとめたレッドリストを作成します。そして、1973年には、ワシントン条約が採択され、野生動植物の国際的取引を規制する動きが強まります。

 

日本の最初の動物園は、1882年(明治15年)に開園した「上野動物園」です。目的は、欧米諸国に文化の面で追いつくことでした。

 

その後、時代の流れと共に、動物園の役割が単純に、家族や仲間で動物を見て楽しむレクリエーションの場だけではなくなります。

 

絶滅危惧種や希少性の高い動物の種の保存も、動物園の役割として求められるようになります。また、子どもたちへの教育の場となります。特に自然環境を守る視点を子どもたちに伝えなければなりませんね。そして、動物の生態調査や研究も動物園で行われています。

 

よく、「動物園なんて、人間のエゴが生み出した所で、動物のことを考えてなんていない・・・」と言われますが、これからの動物園には、「動物を見せる」以外の様々な役割があるのです。

 

でも、たまには、難しいことを考えないで、のんびりと「かわいいね~」なんて言いながら、動物を愛で、心の幸せを感じたいものですね。

2021年

2月

16日

保育の質「見える化」で向上

今日の保育園、屋上では木登りに子どもたちは燃えました。大きく太い幹となったビワの木に、4歳男の子が「登りたい!」と言ったことをきっかけに、続々と木登りにトライする園児たちです。地上2メートルの高さまで、登りきります。

 

私が子どもの頃には、裏山に銀杏の大木があり、高さ15メートルくらいまで、スイスイ登って遊んだものです。今の子どもたちは、なかなかそんな環境がありません。今日は、木登りを純粋に楽しむ子どもたちの姿を見て、うれしかったですね。

 

そして、寺子屋の時間は、「50メートル ストライダーレース」を行いました。予選決勝と行い、優勝した園児は年長男子ですが、準優勝は、年少園児でした。年少園児に負けた年長・年中園児は、悔しさで、心がメラメラしています。明日の屋上遊びでは「リベンジだ!」と大騒ぎです。(笑)

 

さて、最近は、「保育の質」を高めるために、いかに「見える化」を行なっているかが、問われるようになってきました。

 

ある保育園では、「回転すしごっこ」で工夫しながら遊ぶ様子を保育士がデジカメに撮影し、その様子について、コメントを添えた画像を廊下に貼り出して、園児や保護者、同僚の保育士らに公開したそうです。今までは、保護者に対して、連絡ノートへの文字情報が中心のフィードバックとなっていました。

 

このように、保育園での子どもたちの活動を映像化することによって、「子どもと保育者・保護者と保育者・保育者同士などの対話を促し、子どもが自身の活動を自覚することもできる」ようになったといいます。

 

保育園ホワイトきゃんばすの「見える化」は、何と言っても、毎月の保育園活動のDVDです。園長の撮影中に、子どもがちょっかいを出すので、ブレてしまうこともありますが、保護者にとっては、大きな楽しみの一つになっています。たいがい、親子で見る家族が多いのですが、DVDを見ながら、我が子が友だちの名前を教えてくれたり、「この時は○○だった」と詳しい解説もするそうです。中には、数年前のDVDを子どもが見たがるそうで、それを見ながら、親としては、ただ小さくてかわいい・・・だけではなく、我が子の成長の足跡を感じることができるのです。

 

「うちの保育園は、保育の質を向上させるために○○」と説明することも大事ですが、「見える化」なら、百聞は一見にしかず・・・ですね。

 

ホワイトきゃんばすは、保護者へのサービスとして開園後すぐに、DVDでのフィードバックを始めましたが、保育園としても、保育活動を映像で記録することは、大切なことです。映像を見ながら「来年は、このように改善しよう」と、保育の質の向上にもつながるからです。

 

今年の4月には、保育園ホワイトきゃんばすのある、さいたま市西区に多くの保育園が開園します。異年齢保育や寺子屋の取組み、屋上での充実した環境においては、決して負けることはないと思っていますが、DVDを通じての「見える化」で、保護者との共有をさらに強化していきます。

2021年

2月

15日

夫婦で子育てビジョンを共有

いよいよ「渋沢栄一」の大河ドラマがスタートしました。日本近代経済の基礎を作った人・・・渋沢栄一が設立・育成した企業は500以上・・・社会福祉や慈善活動にも力を注ぎ。91歳で生涯を閉じる。これが、私たちが表面上知っている渋沢栄一ですが、ドラマの中で、さらに深く学ぶことにしましょう。埼玉県が…深谷市が…今年は、熱くなりそうですね。

 

渋沢栄一の理念として伝えられている有名な言葉に「論語と算盤(そろばん)」があります。その教えは、「道理にかなう企業活動で社会に貢献し、適正な利潤をえること」を意味します。企業は、利益が出なければ存続できませんが、大切なのは、利益を出しながら、社会に認められる会社であれということです。現代でも、立派に通用する理念ですね。

 

さて、子育てについてのママの言い分です。「夫婦で子育ての意見が食い違う」「夫が話をちゃんと聞いてくれない」と悩むママは多いですね。

 

子どもの健やかな成長を育むには、一番近くにいるママの気持ちに余裕があることが大事です。しかし、子どもは一筋縄ではいきませんので、余裕がなくなる時もあります。そんな時に、パパにヘルプを出したいものです。

 

しかし、男性は、仕事のスタンスを引きずり、「相談されている=解決策を示さなければ」と考えてしまいます。ここは、「ただ話を聞いてもらえば・・・スッキリする」という感じで、パパに伝える工夫も必要です。

 

また、しつけや教育方針に関する考え方の違いもよく聞かれる悩みの一つです。もともと、夫婦は他人ですので、自分が育ってきた環境によって価値観も異なります。ママが我慢する・・・パパが我慢する・・・では、どちらか一方にストレスがたまってしまいます。ここで大切なのは、「子どものために最も大事なことは何か」という、子育てビジョンを夫婦で共有することです。

 

夫婦の価値観をすり合わせることは難しいですが、真ん中に「子ども」を置くことで、歩み寄ることができるのです。そして、そんなパパママの姿を子どもが見ることで、「思いやりの心」が育つのです。

2021年

2月

14日

コトを楽しむ

昨夜の地震には驚きましたね。さいたま市でも、なかなか揺れが止まらず、携帯が一斉に「地震です!」と鳴りだして、久々に不安な気持ちになりました。震源地が、福島沖ということで、10年目の3・11を前に、また津波が来るのか・・・と。福島に住む義理の母には、すぐに連絡が取れて、ホッとしたものの、ニュースでは土砂崩れが発生するなど、心配ですね。気象庁によると、10年前の東日本大震災の余震だと考えられるそうです。まだまだ、3・11は終わらないのでしょうか。

 

さて、先日、近所の和食屋に上さんとランチを食べに行きました。昨年7月にオープンした店ですので、「どんな感じかな?」と、ずっと好奇心がくすぐられていました。

 

夜のメニューは、板長オリジナルのコースのみで、やや値が張りますので、まずはランチを楽しみます。刺身定食・・「あ~おいしかった」で終わっては、モノを楽しむだけになってしまいます。他にお客様はいなかったので、板長との会話を楽しみます。

 

2度目の緊急事態宣言発令までは、お客様もたくさん来ていただいたそうですが、夜8時に閉店となると、平日などは、お客様がゼロという日もあるそうです。

 

そんな世間話から、板長の身の上話となりました。この状況なので、今は、板長一人で、店を切り盛りしているそうですが、板長は、実は昨年3月に、イタリアとフランスへ武者修行に出かける予定だったそうです。しかし、コロナによって、人生の大きな変換を余儀なくされます。

 

海外渡航ができず、選択したのが、「和食の板長」です。この店のオーナーから話をもらって、フレンチ・イタリアンのシェフからの転身を決心したそうです。

 

和食の道で一流と呼ばれるには、何年もの修行が必要と言われています。でも、それは「吉兆」のような、老舗店の話であって、街にある和食屋さんは、違う「コト」で勝負すればいいのです。早速、「和食の中に、フレンチやイタリアンのテイストを入れメニューで勝負すれば・・・」などと、余計なおせっかい提案をする私に、板長は、夜のコースの中で、少しずつチャレンジしているそうです。

 

メニューは、シェフおまかせのコース料理のみで、一日限定○○組・・・というのが、私が考える理想の店舗経営です。食材を無駄にせず、お客様の数も決まっているので、ゆとりが生まれます。お客様との会話も深くなっていきますね。

 

この和食店が、「新しい和食懐石のスタイル」として、注目され、少しずつ口コミで評判が広がっていければ、板長のコロナ選択が、人生の大きな岐路になることでしょう。

 

お客様の立場である私たちは、こんな「コト」を楽しみながら、小さな「しあわせ」を重ねていきたいものですね。

2021年

2月

13日

データ ✖ AI

トランプを楽しむ年長園児たち・・・先日は、「七並べ」を覚えました。今日は、小学生から、ジョーカーを使った応用版七並べのレクチャーを受けると、子どもは、のみ込みが早いですね。すぐにルールを理解してしまいます。

 

ある若者がこんなことを言いました。「もうそろそろ、人に未来を聞くのはやめよう。そしてどんな社会を僕らが作り、残すか、考えて仕掛けていこう。未来は目指し、創るものだ」

 

「今の若い奴らは・・・」と思わず、口に出してしまうことが多い私のような昭和世代も、この若者のセリフには、頼もしさを感じますね。保育園の子どもたちを見ていると、きっと、こんな若者になってくれると、期待してしまいます。(笑)

 

近未来・・もうすぐ先には、現在の仕事の多くが、AI(人工知能)に奪われてしまうと言われるようになり、誰もが、「今の自分の仕事は大丈夫かな?」とか「○○なら、絶対にAIに代わることはない」と考えてしまいます。

 

そう、AIに取って代わられることのない仕事は何かと、既に存在しているものから探しているのです。

 

でも、考え方を少し変えてみると・・・「データとAIを使って、これから役に立つような新しい仕事を創造してみよう。確かに、AIに奪われてしまう仕事は、たくさんあるかもしれないけど、AIを使って、人間にしかできない仕事を考えればいいんじゃない」

 

どうですか・・・理想論ですか。でも、今の若者が、とことん考え抜いて、未来を仕掛ければ、決してできない事ではないと思いますね。

 

私たち大人も、まだまだ、とことん考えることを続けてみませんか。

2021年

2月

12日

答え出ぬ問題、考え続ける力へ

今年は、バレンタインデーが日曜日なので、今日の午後のおやつは、「バレンタインデザート」です。チョコレートやクッキーなど、4種類のバイキングです。プリンや果物が苦手な園児は、何人かいますが、チョコレートはみんな大好物で、あっという間に、すっからかんとなってしまいました。

 

今年のバレンタインは、家族でチョコレート作りが多いと聞きます。保育園でも、昨日は、チョコレート作りをがんばった子どもたちが、たくさんいました。

 

さて、先日の寺子屋「てつがくの時間」についてのコメントが、連絡ノートにたくさんありました。

 

6歳男の子は、おうちに帰って「しあわせとは?」の続きです。ママと、小学生のお姉ちゃんと3人で、たくさんの考えを話し合ったそうです。

 

5歳女の子は、「ママ、○○てつがく大好きなの」の会話が始まり、寺子屋の時間での他の園児の発言をママに報告したようです。

 

6歳男の子は、「ママが怒るのは、僕が好きだからなの?」なんて、いきなり言われたママは、面食らってしまったようです。(笑)

 

「しあわせ」については、もちろん一つの答えなどありません。子どもたちそれぞれが、自分で考えたことが「しあわせ」でいいのです。「生きていくうえでほんとうに大事なことには、たいてい答えがない」とある校長先生は言います。その通りですね。

 

最近では、新型コロナウイルスの感染を巡って、誹謗中傷やネット上での一方的な非難や炎上、フェイクニュースなど、やりきれない思いをした方が多いですね。他者との関係性を二項対立的に見たり、好きか嫌いかと感情的に見たりする傾向が、以前よりも増して、強くなっているような気がしてなりません。

 

学校現場で、多様な児童・生徒と向き合う時に、この校長先生はこう言います。

 

「ひたすら聴く、聴き切る」

「苦しい心の内を語るには『自分が相手の関心の宛先になっている』ことが大きな力になる」

「自立とは、他人との相互依存のネットワークをいつでも使える用意が出来ていること」

 

自立することは、自分だけのことと思いがちですが、他人とのつながりも確立できることなのです。

2021年

2月

11日

生き方の多様性

木曜日の祝日は、久しぶりのような気がしますが、外はいい天気です。テレビをつければ、相変わらずコロナ報道が多いのですが、コロナ禍の影響で失職し、生活苦や絶望感で自殺する人が増えています。心が痛みますね。

 

日本でも、ここ数年、働き方や生き方の多様性が叫ばれるようになり・・・というよりも、私たち日本人の個々が、新たな働き方や生き方を実践しているというところかもしれません。

 

コロナ前のデータですが、1991年~2017年の「男性の失業率と自殺率」のデータによると、日本では、失業率が高まれば、それに正比例して自殺率も高まっています。この数字は、世界基準ではありません。

 

日本の失業率は、多くても5%までですが、スペインでは、10%を超えるのが当たり前です。それでも、自殺率は低く、失業率が高まっても、自殺者が増えることはありません。また、スイスのように、失業率が上がったら、自殺率が下がる国すらあります。ここは、福祉を利用できる国のシステムの違いも関係しているのかもしれませんね。

 

こうしたデータを見ると、日本の場合は、仕事一辺倒で会社を切られたらおしまい・そんな、言葉は悪いですが「社畜」の悲哀すら感じます。

 

昭和30年代からの高度経済成長期に「みんな一緒に、今よりもいい生活を!」という共通の「しあわせ」像を押し付けられ、国民もそれを当然として受け入れたのです。これには、「同じ価値観」を子どもたちに洗脳した学校教育の責任とも言われています。

 

それから、時代が変わり、「自分らしい生き方や働き方」の中に、「しあわせ」があると考える若者が増えてきたのです。もちろん、若者だけではなく、定年退職後にさらに輝いた人生を送るシルバーもたくさん見られるようになりました。

 

そして、今、このコロナ禍において、私たちは、もっと凄いスピードで、働き方・生き方の多様性の必要性を突き付けられたのです。

 

企業のプランニングは、今までなら「過去のデータ」を統計的・定量的・論理的に分析し、その連続性の中からヒットを導き出す手法がとられていました。しかし、「個の多様性」が進んでいくと、「おいしい商品・素敵な商品・おしゃれなモノの判断は、私が決める!」という時代になっていきます。これからの日本は、まさに、そんな時代になっていくのだと思っています。

 

2021年は、ほんの1、2年前の見慣れた景色がまったく変わっています。それも、視界不良なので、たちが悪いですね。この夏の東京オリンピックのことさえも、現段階でははっきりと決められない、とんでもない状況です。

 

生き方の多様性にとって、邪魔になるのは・・・「過去のこだわり」「過去の成功体験」かもしれませんね。これらを思いきって「メルカリ」に出品してしまいませんか。でも、買い手がつかないかもしれませんね。(笑)

2021年

2月

10日

「有害な」男らしさ

保育園の園長としては、子どもたちに「男の子だから」「女の子だから」という言い方で、遊びなどの行動について語ることは、ほとんどないのですが、連絡ノートに「園長の男遊び」という表記をしていたことに気がつきました。男遊びは、子どもたちを投げ飛ばしたり、プロレスの技をかけたりする格闘技系の遊びです。

 

しかし、男遊びに喜んで参加する半分は、女の子ですので、今日からは、単に「園長のプロレスごっこ」と表記することにします。

 

さて、最近は「有害な男らしさ」という言葉をよく目にするようになりました。過激な男らしさへのこだわりが、性差別につながったり、男性自身を苦しめることになるというのです。

 

男の子が乱暴な振る舞いや落ち着かない行動をすると「男の子だから仕方がないわね」「男の子ってバカだよね」などと、親たちが受け流していることの積み重ねが、性差別や暴力につながると言われています。

 

男の子が悪ふざけでスカートめくりをしたことを放任したり、女の子に意地悪をした時に「あの子のことが好きなんでしょ」とからかうことも良くありません。これでは、好意があれば相手が嫌な思いをしても構わないと勘違いをさせるリスクがあるのです。「そういう方法では、好意が伝わらない。かえって嫌われる」と、きちんと親が教えないといけないのです。

 

一方で、有害な男らしさは、男性自身の心身面にも悪影響を与えかねません。「押し付けられた男らしさにずっと嫌悪感を抱いていた」という男性も少なくありません。自殺や過労死は女性に比べて男性の方が圧倒的に多いのです。「男の子だから泣かない」「男なら弱音を吐くな」などと言われて育った男性は、つらくても誰にも相談できずに苦しんでいるケースもあるといいます。

 

私たちのライフスタイルが大きく変化し、年功序列や終身雇用が当たり前でなくなり、専業主婦が減り、女性の社会進出がどんどん進んでいます。また、世界基準で考えれば、様々な違いを受け入れることが当たり前の考えですね。先日の森会長の発言などは、ありえない話なのです。

 

有害な男らしさからの解放は、女性差別をなくすためだけでなく、男性にとっても必要なことなのです。

 

さて、あなたは、どう考えますか。

2021年

2月

09日

てつがくの時間~しあわせ~

今日の寺子屋は、「てつがくの時間」です。ケヅメリクガメのかめきちの水槽前の電気を消して、ロウソクに火をつけます。これで、子どもたちの「考える」スイッチがオンとなるのです。

 

話し合うテーマは「しあわせ」についてです。まずは、年少寺子屋3番の園児からスタートします。しあわせの意味が分かっているか・・・そこから確認すると、だいたい理解しているようなので、「しあわせと思うのは、どんな時?」と聞いてみます。

 

「パパとママが笑っている時」・・・いきなり、核心をついた回答です。その後「初めて自転車に乗れた時」「大好きなピザを食べているとき」「ママが抱っこしてくれた時」「ママがやさしい時」と、年少園児は、ママとの直接的なふれあいに、しあわせを感じることが多いようです。

 

この年少園児の回答を受けて、今度は、年長・年中園児を集めます。このメンバーは、自分の意見をしっかりと言える子が多いです。

 

まずは、年少と同じように「自分がしあわせと思うのは、どんな時?」と聞いてみると、次々と手があがります。

 

「パパとママと一緒に料理を作っている時」「ママと買い物をしている時」「ママが笑っている時」「屋上でお砂場遊びをしている時」「屋上で○○君と野球をしている時」

 

「友だちと野球をしている時、友だちも幸せだと思う?」「うん。絶対そう思う」「じゃ、友だちが野球が上手になるのは、どう思う?」「それも、しあわせに感じる」

 

このやりとりの中で、子どもたちは、「友だちがしあわせな気持ちになれば、自分もしあわせな気持ちになるみたいだ・・・」と思い始めます。

 

「ママが笑っていたり、ママと遊んでいる時に、みんなしあわせを感じるっていうけど、じゃ、ママから怒られた時は、どう思うの?」と聞いてみます。

 

「それは、めちゃくちゃ嫌な気持ちになって・・・泣いちゃう時もある・・・」という意見がほとんどの中で、5歳女の子がこう言います。「○○は、少しだけど、しあわせに思うよ」「それは、どうしてかい?」「ママが○○を怒ってくれるのは、○○が好きだからと思うんだ」と、言ったのです。

 

どうですか・・・こんな考えを5歳で持てるなんて、私は、ビックリしました。

 

それから、こんな意見もでました。「パパが寝ているのを見ると、なんだか幸せな気持ちになる」「せんたくものをたたんでいる時・・・しあわせ」

 

子どもなのに、日常の些細なことに、しあわせを感じることができるのです。洗濯ものをたたむという行為は、ママのお手伝いができてしあわせという気持ちでもありますね。

 

今日の「てつがくの時間」では、「しあわせ」の定義を導くつもりもありませんし、答えなど出せないですね。しかし、子どもたちが、自分の頭で考えて、でも、頭で考えていることは他の人には見えないから、言葉で発言することが、ねらいです。

 

今日は、「しあわせ」について、なんとなくですが、「普通の生活の中に、ほんの些細なことの中にしあわせは、たくさんあること」「しあわせは、自分で感じることが多いけど、友だちやパパママがしあわせになったら、自分もしあわせな気持ちになる」と思ってくれたようです。どう感じるのも、子どもたちそれぞれで、違っていいのです。

 

私が、一番驚いたのは、ママに怒られても、なおその中に、しあわせを感じた5歳女の子の感性にアッパレです!5歳の哲学者ですね。

2021年

2月

08日

息苦しい上下関係

今日は、屋上の「お砂場」に、20キロ袋を7袋…合計140キロの砂を投入しました。子どもたちは、砂遊びが大好きですが、砂を持ち出しては、自分たちのお気に入りの場所で「おままごと」を始めるので、どんどん砂がなくなっていきます。

 

子どもたちが、台車カートに砂袋を乗せて運び、高い位置にある「お砂場」に、砂袋を持ち上げて、砂を一気に投入しました。ふかふかの砂遊びに、子どもたちは夢中です。

 

さて、ついに、大河ドラマ「麒麟がくる」も最終回となりました。午後8時に、私は珍しく酒も飲まないで、見入っていました。光秀が死ぬシーンはないと思っていましたが、その通りとなり、しかも、光秀が生存しているかも?というラストに、理由もなく「よかった!」と思ったのです。

 

今回の大河ドラマは、光秀と信長の友情という図式さえ垣間見られます。二人のやりとりは、まさにこのドラマの「名シーン」と言えますね。演技力もアッパレです。しばらく、「麒麟がくる」ロスが叫ばれるでしょうが、これを機に「謀反人」「悪役」の光秀のイメージが大きく変わることは間違いありませんね。

 

光秀を愛する日本人が多くなることでしょう。特に、組織で働く者にとっては、光秀に共感できる人が多いですね。信長から無理を言われ、しかも辱められ、それにじっと耐えるも・・・やはり、世の中をよくするために、最後は立ち上がるというアングルに、自分を重ねてみるのかもしれません。

 

最近、仕事を辞めてしまった、保育園ママは、上司のパワハラに耐えられず・・だったそうです。保育園パパママは、様々な分野で仕事をしています。時々、仕事の話をしますが、息苦しい上下関係の話を聞くたびに、サラリーマン時代の私の苦い経験を話しながら、少しでも励ましになってもらえればと思っています。

 

戦のない平和な大国を作るために「麒麟がくる」ことを信じる光秀の大河ドラマではありませんが、ストレスの少ない楽しい仕事をするために「麒麟」は、結局、自分自身の心の有り様かもしれませんね。勇気をもって戦うことも「麒麟」の選択肢の一つなのです。

2021年

2月

07日

下駄を履かせる

今は、受験シーズン真っ只中ですが、「この子の親からは、寄付金が多く見込まれるので、下駄を履かせて合格させた!」なんてことは、あってはなりませんね。

 

この「下駄を履かせる」という言葉は、どちらかというと、悪いイメージに受け止められることが多いです。下駄を履くと背が高くなることが、言葉の意味の語源です。

 

「下駄を履かせてもらってでも、点数をよく見せたところで、自分のためにならない」

「女子生徒の方が成績が優秀だったのに、男子生徒に下駄を履かせて合格させた」

「就職が内定しているのに、留年しそう・・・下駄を履かせてもらって卒業できた」

「強度の測定値を下駄を履かせてごまかして、商品化した悪徳メーカー」

「生徒の点数が期待外れ・・・教師のメンツのために下駄を履かせて点数を盛った」

 

こんな感じで、「悪いことの手本」のように、言われることが多いのが現実です。

 

大人の世界においては、「下駄を履かせる」ことで、いいことにつながることは、あまりないのかもしれませんが、保育園の生活の中では、私は、たびたび子どもたちに下駄を履かせます。

 

屋上での「30メートル走」のタイム・・・遅くて、自信を失いそうな園児には、下駄を履かせて「○○ちゃんの記録まで、あと〇秒・・・もう少しだよ」と励まして、「園長先生・・・もっと頑張ってみるよ!」を引き出します。

 

お昼の勉強タイム・・・10マス計算では、全問正解しなくても、やり直して正解すれば、はなまるで100点と用紙に書きます。特に、小学生になってから学ぶ内容については、保育園では「勉強は楽しい・・」という経験をさせることが大切なので、「はなまる100点をもらった!」ということが、子どもたちの「継続」につながるのです。

 

私たち大人は、子どもたちに、時には、うまく下駄を履かせて、やる気スイッチをオンにさせたいものですね。もちろん、乱発はダメですよ。(笑)

2021年

2月

06日

要の5歳児

今日は土曜日ですので、卒園児の小学生までタテの関係が広がります。5歳児の年長園児2名は、お昼寝をしないので、この時間は小学生と一緒に、じっくりと過ごすことになります。

 

「トランプをやろう!」ということになり、5歳児2人と小学生4人で、ババ抜きが始まりました。5歳児はルールが分からないので、小学生に教えてもらいながらです。新しいことを始める時に見せる「目の輝き!」それは、それは、二人ともギラギラしていました。

 

トランプは、屋上にテーブルを置いて「青空トランプ」だったので、さらにワクワクドキドキ感が増したようです。そして、トランプが終わると、ポカポカの陽気の中、汗をかきながら「鬼ごっこ」が始まりました。小学校で流行っている「○○オニ」を楽しみます。5歳児二人にとっては、小学生相手の鬼ごっこは、足も速いし、かなりの運動量となります。2月にもかかわらず、汗をかきながら楽しんでいました。

 

ここまでは、よくある光景です。今日は、夕方の自由時間に、トランプ「ババ抜き」のルールを覚えた5歳児二人が、年中4歳児と年少3歳児に、トランプを教えているのです。来週月曜日から、トランプのルールを覚えた5歳児2名が中心となって、他の5歳児や年中・年少園児に広げていくのでしょう。

 

100人以上の大型保育園では、異年齢保育を行うのは難しいのですが、東京都中野区にある「陽だまりの丘保育園」では、3歳から5歳児は、異年齢保育を行っているそうです。曾木園長は「個人差はありますが、3歳児や4歳児は遊びの中で五感を使って考え、表現することが多いです。それが5歳児になると、創造性や発想力によりつながっていきます。遊びの発展性も強く、子ども同士の協同性なども成長していきます」と言います。

 

年長5歳児は、保育園の子どもたちを引っ張っていく「要」であると同時に、園児自身の「人生の土台づくり」の時期でもあるのです。

 

今日は、小学生から学んだ5歳児が、保育園の後輩へそれをつなげていく・・・こんな素敵な時間となったのです。

2021年

2月

05日

ジャイアント馬場 秘められた愛

卒園児の保護者から、使わなくなった手帳を数冊いただきました。お昼の年長の勉強タイムで、6人の園児にその手帳をプレゼントします。黒いカバーのごく普通の手帳です。しかし、6歳女の子が「これ、けいさつてちょうだよ・・・」と言うと、子どもたちは、すぐに、ドラマで見る刑事になりきっていました。

 

「あなたの名前は?」と聞いては、手帳にメモを書いていきます。「殺された人は、何人いるのですか?」と、かなりリアルな妄想にまで発展していました。(笑)

 

さて、今日は、ジャイアント馬場さんの話です。プロレスファンでなくても、ジャイアント馬場・アントニオ猪木の名前は、よく知られています。そんな、ジャイアント馬場さんが亡くなってから、22年が経ちました。今年は、馬場さんの23回忌追善興行が、後楽園ホールで行われる予定だそうです。

 

馬場さんと妻・元子さんとの間で交わしたおよそ1千通のラブレターが、今になって公開されました。この内容が含まれた「誰も知らなかったジャイアント馬場」という本が出版されたそうです。

 

まだ、私は読んでいませんので、ラブレターの内容は後日のお楽しみですが、このほとんどは、元子夫人から正平さん(馬場さんの名前)へのラブレターです。実は、この元子夫人は「女帝」と言われ、プロレスファンからはあまりいい印象がありません。

 

馬場さんの死後、一番弟子のジャンボ鶴田さんや三沢光晴さんが若くして亡くなったのも「元子の呪い」なんて言われたこともありました。

 

ジャイアント馬場さんが、全日本プロレスを旗揚げ後、元子さんは選手のグッズ販売会社を設立し、馬場さんを支えます。しかし、馬場さんの死後、運営方針をめぐって、全日本プロレスの新社長三沢光晴さんと対立します。結局、三沢さんについていく形で、多くの全日本プロレスのレスラーが、新団体「ノア」のもとへ集まりました。

 

全日本プロレス一筋で、今年67歳を迎えたベテランレスラー渕正信さんは、元子さんに対して「男社会の中、馬場さんの評価を落とすわけいかないと、自分が正面に立って、プロレスで言う『悪役』の部分をやってたのかもしれないね」と言います。

 

元子さんも、2018年にこの世を去ります。馬場夫妻には、子どもがいなかったので、元子さんの姪で、生前の夫妻の世話をし、現在は遺品などの管理をしている緒方理咲子さんが、膨大な量の手紙の公開を決めたそうです。

 

東洋の巨人・・・ジャイアント馬場さんの知られざる愛の物語・・・楽しみに読むことにします。

 

今日も、プロレスファンではないあなた・・・お付き合いいただきありがとうございました。

2021年

2月

04日

プロゴルファーの光と影

本日、生まれて初めて一時預かりを経験した1歳男の子・・・ママとの別れで大泣きスタートです。たいがいの一時預かりの子は、こんな感じになるのですが、今日の男の子は、小さな体でどうして、そんな大声が出るのか!?と思うくらい、ゴジラのように泣き叫びます。久々の大泣き園児の登場です。ママの愛情をいっぱいもらっているのでしょう。

 

さて、プロゴルフの世界・・・世界で活躍する松山選手や、全英女子オープンを制し、渋子スマイルで人気爆発の渋野選手など、華やかなイメージが大きいですね。しかし、現実は、そんなに甘い世界ではないようです。

 

2019年国税庁の「民間給与実態調査」によると、日本のサラリーマンの平均年収は約400万円だそうです。これをプロゴルファーに当てはめると、2020年の獲得賞金が400万円を超したのは、賞金ランキング33位の秋吉選手の414万円までだそうです。男子プロとして登録されているのは、およそ2000人です。その中で、一般サラリーマン以上の賞金を稼いだのはわずか1.65%に過ぎないのです。

 

また、大卒女性の一般サラリーマンの平均年収は355万円だそうで、女子ツアーでこの数字を上回ったのは85位で、370万円の新垣選手までです。

 

どうですか・・・プロゴルファーを夢見て、人一倍練習に打ち込み、晴れてプロ合格となったものの、獲得賞金で言えば、ほとんどの選手が、サラリーマンの平均金額にも満たないのです。

 

スポンサー契約のないプロは、大会に出場するための旅費、宿泊費、キャディフィーなどの経費はすべて自腹です。通常、1試合当たりに掛かる経費は、20~30万円といわれています。つまり、大会に出場しても賞金を得られないと、収支は大幅にマイナスとなってしまうのです。

 

ということで、多くのプロは資格を持って、ゴルフ場や練習場などに所属し、イベントに参加したり、顧客へのレッスンやコース運営のアドバイスを行ったりして収入を得ているのです。

 

その一方で、ジャンボ尾崎のように、生涯獲得賞金27億円(CMでの収入などを入れれば、その数倍)を手にできる大きな夢を追いかけられる世界でもありますね。

 

今日は、プロゴルファーを目指す若者にとっては、夢も希望のない話になってしまいましたが、人生はうまくいかない方が多いと考えて、肩の力を抜くことも大切ですね。

2021年

2月

03日

年齢主義教育と大学入試

今日は、サイクルショップから頂いた、ギア付き自転車に子どもたちは挑戦しました。とはいっても、24インチのビッグサイズなので、イスを一番下まで降ろして、年長・年中園児がやっと足が届きます。何と6段ギアです。子どもたちは、ギアの操作も初めてです。ギア1速から6速まで・・・「軽くなった!・・・今度は重くなった!」と大騒ぎしながら、いつもの自転車と違う感触を楽しんだようです。

 

さて、先日センター試験改め「大学入学共通テスト」が、予定通り実施されました。緊急事態宣言が発令されている都府県でも行われましたね。そして、日本では「こんな時期に試験なんてするのか!?」という意見よりも「予定通り行われて、受験生は良かった」と思った人がほとんどです。

 

ところが、欧米では、SATやバカロレアといった大学入学統一試験は、取りやめになっています。年齢主義の考えが薄い国では、どうやら「長い人生だから、コロナの今、無理にやっても危険でしょ。1年くらい入試を取りやめても、どってことはないさ」といった考えが当たり前のようです。

 

日本だったら、試験がないなんて・・・「浪人しろってことかい!」と、怒る保護者が続出しますね。

 

私が大学1年生の時は、まわりの半分以上が「浪人生」でした。今よりも、年齢主義が薄かったのかもしれません。ところが、最近は「浪人生」がめっきり減りましたね。2018年のデータですが、日本の大学等入学者(初回)の平均年齢は、18歳だそうです。ほとんど現役です。そして、25歳以上の割合はほぼゼロとなっています。

 

それに対して、一番年齢が高い、スイスやスウェーデンでは、平均年齢が25歳で、3人に1人が25歳以上だそうです。大学に入るのが難しくて卒業が簡単な日本と、いつでも大学に入れるけど、卒業するには、相当な勉強を積まなければできないという欧米との差もありますが、そもそも、年齢主義の考えが違うからですね。

 

留年することなど、日本では大変なレッテルを貼られてしまいますが、欧米なら、「自分のペースで焦らずやっていこう」という考えです。

 

私のように、既に年を重ねたおやじからすれば、若い時に1年や2年遠回りしたところで、長い人生どうにでもなる。と考えられますが、日本もそろそろ年齢主義教育を見直さないといけないかもしれませんね。

 

「個別最適な学び」を実現させるなら、同じ年齢をまとめて・・・なんて、できません。

2021年

2月

02日

節分 豆まき!

朝から降っていた雨も上がって、子どもたちは、広い屋上での豆まきを行いました。今年の節分は、2月2日です。通常は2月3日ですが、今年の立春が2/3なので、前日が節分というわけです。暦の関係とはいえ、2月2日が節分となるのは、1897年(明治30年)以来124年ぶりとなるそうです。ここら辺の件は、テレビのニュースなどで、何回も聞いていることですね。(笑)

 

そして、節分が商売として注目されるようになったのが、「恵方巻」のおかげです。もともと関西での慣習だったのをセブンイレブンが全国区のキャンペーンに仕立て上げたのが、由来とされています。今年の恵方は「南南東」ですね。

 

恵方巻の売上が、年々アップしていくと、一昨年には、大量の廃棄ロスがマスコミでも取り上げられます。世論が、「もったいない!」「ロスを出さない仕組みへ!」という風潮となりました。

 

保育園のあるショッピングセンターでは、昨年2月3日の「恵方巻」は、売上が前年クリアでロスはゼロという快挙を達成しました。そして、今年も夕方には売り切れていました。売上は、ネット宅配の売上が大きく伸ばしたようです。巣ごもり需要ですね。

 

保育園には、恵方巻を担当するのママがいるのですが、「すっきり!やりきった!」顔で、我が子の迎えに来ました。今年も、ロスなしの気持ちがいい商売ができたようです。

 

さて、子どもたちにとっては、恵方巻よりも、自分たちが作った「世界でただ一つだけの鬼のお面」をつけて、豆まきです。豆を自分の年分だけ食べる律儀な園児はいません。倍以上のマメをモグモグしながら食べていました。ノドに詰まらせないように、先生がゆっくり噛んで食べる手本を見せて、安全に食べます。鬼役の先生も子どもたちにバレているので、「こわ~い!」と泣く園児もありません。

 

来年は、なまはげでも登場させようかな・・・と思っています。(笑)

 

ここで「大豆ってすごい!!」の話をします。古代中国では、生命力の強い「大豆」を信仰の対象として、占いなどに使っていました。日本には、弥生時代に伝わると、日本人も同じように厄除けに利用します。節分は邪気を払って福を招く行事。鬼の目を打つ『魔目』(マメ)、鬼を滅ぼす『魔滅』(マメツ)といった語呂合わせも伝わっています。「大豆」の豊富な栄養にあやかって、『マメ(健康)で達者な」春を迎えませんか。

 

これは、今日の屋上豆まきで使用した「でん六豆」の裏にあった、うんちくです。今日「おいしい!」と豆を食べていた子どもたちが、豆大好きになってくれると、うれしいですね。

2021年

2月

01日

中学生の学ぶ意欲

ホワイトきゃんばすのあるショッピングセンターのサイクルショップから、中古の自転車をいただきました。何と、ギア付きです。子どもたちにとっては、ギアチェンジをしながら自転車の乗るのは初めての体験となります。明日、豆まきが終わってから、寺子屋1・2番の園児に試乗してもらいます。今日も、1・2歳児のストラーダ―軍団が頑張っています。

 

さて、皆さんも経験があると思いますが、中学校の「数学」は、得意な生徒と苦手な生徒の格差が広がりやすい教科ですね。国語のように「作者の気持ちを述べなさい」といった、答があるようでないような問題と違って、計算や方程式で1つの答えが導かれます。白黒がはっきりした教科とも言えますね。

 

中学校の数学教員も、生徒たちの学ぶ意欲の差に悩むようです。1年生の時には、やる気を感じていた生徒たちも、2、3年生になると目に見えて学習意欲が下がってしまうパターンが多いようです。

 

あるベテラン教員は、数学の授業で大切にしているのは2つの「つながり」だそうです。

 

1つ目は、生徒と数学のつながりです。生徒の知的好奇心をくすぐる作戦です。データの活用では、ディズニーランドのアトラクション別の待ち時間を分析する。関数の導入では、アイドル○○と女優○○の2つの物件の初期費用と家賃を比較する。といった、生徒が解いてみたくなるような問題を出すそうです。

 

2つ目は、生徒と生徒のつながりです。授業中に3~4人のグループに分けます。ただし、話し合うことを強制はしないで、個人で学びに向かい、分からない時に仲間を頼るようにします。また、「数学ラブレター」という取り組みをさせます。これは、生徒が自分で問題を作り、グループの仲間と交換し、解き合う活動です。ラブレターを作る中で、自分の「分からない」に向き合うことになります。

 

教師も生徒の「分からない」を受け入れることで、「分からないから、教えて」と言えるようになるそうです。さらに「分からない」を共有することで、数学な得意な生徒もやる気になるそうです。

 

ある生徒はこう言います。「友だちの『分からない』に自分が答えられなかった時、もっと勉強しなきゃいけないと思いました。一緒に考えて分かった時、その瞬間が一番記憶に残っています」

 

どうですか・・・いかに、生徒たち同士の「学び合い」にもっていくかが、ポイントのようですね。これは、保育園での寺子屋の時間や、年長園児のお昼の勉強タイムにも当てはまります。ホワイトきゃんばすでも「学び合い」を大切にしています。